JP2893407B2 - 住宅の柱脚装置 - Google Patents

住宅の柱脚装置

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JP2893407B2 JP4955289A JP4955289A JP2893407B2 JP 2893407 B2 JP2893407 B2 JP 2893407B2 JP 4955289 A JP4955289 A JP 4955289A JP 4955289 A JP4955289 A JP 4955289A JP 2893407 B2 JP2893407 B2 JP 2893407B2
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、住宅の柱脚装置に関するものである。
従来の技術 第7図は、軸組構造のプレハブ住宅における従来の柱
脚部の構造を示しており、コンクリート基礎(51)上に
アンカーボルト(52)を突出させ、このアンカーボルト
(52)によって、軸組の土台(53)を固定している。
(54)はその軸組(55)の柱である。そして、このよう
にして取り付けられた軸組(55)の外側面及び内側面に
それぞれ外壁板や内壁板が取り付けられる。
このような構造の柱脚においては、基礎(51)と軸組
(55)とが互いに直結された構造となっており、そのた
め、地震時の揺れが地盤から基礎を通して軸組(55)側
へ直接伝わるため、地震被害を受けやすいという欠点が
ある。また、前記の土台(53)側に予めアンカーボルト
(52)用の穴を設けた場合、この穴との位置合わせを行
うためアンカーボルト(52)の位置精度を基礎コンクリ
ート(51)打設時に出しておかなければならず、この精
度を確保する事が非常に難しいという欠点がある。加え
て、建物全体が不同沈下した場合、前記アンカーボルト
(52)のナット(56)を緩めて、軸組(55)側を持ち上
げる必要があるが、建物が完成した状態においては、こ
のナット(56)は、前記の外壁板や内壁板によって塞が
れていることから、その外壁板や内壁板を部分的に壊さ
なければならないといった不都合がある。
そこで、この出願の発明者らは、コンクリート基礎上
に断面コ字形の土台をアンカーボルトで固定し、さらに
土台の上片部に軸組をボルトで固定することにより、こ
れらの欠点を解消したものを発明し、特公昭61−27528
号として公告されている。
発明が解決しようとする課題 上記公報の発明によれば、基礎コンクリートと軸組と
は直結されてなく、地震時の揺れをある程度吸収でき、
さらに、アンカーボルトの位置を必ずしも高精度に出し
ておく必要はなく、或いは、土台の開口部分にジャッキ
等を差し込んでこの土台を直接持ち上げることが出来る
といった利点がある。しかしながら、このような構造に
おいては、断面コ字形の土台のみで軸組すなわち建物全
体を支持することになるため、この土台の肉厚を大きく
して、充分な強度を持たせなければならず、そのために
全体がコスト高となる欠点があった。
この発明は、このように断面コ字形の土台を用いるも
のにおいて、土台のコストを低減して、全体に低コスト
で実施出来るようにした住宅の柱脚装置を提供すること
を目的としている。
課題を解決するための手段 上記の目的を達成するため、この発明では、基礎上に
垂直片とその垂直片上端より突出する上片、及び垂直片
下端より突出する下片とからなる断面コ字形の土台を乗
せて、その下片を基礎より突出するアンカーボルトで固
定し、その上片に乗せた軸組とその上片とを相互に固定
するとともに、その軸組の柱部分に対応して、前記断面
コ字型の土台の上片と下片との間にそれぞれ耐力部材を
設けたことを特徴とする。
また、上記において断面コ字形の土台の、上片と下片
との間に介在される耐力部材として耐力ボルトや耐力ボ
ックス等が考えられる。
作用 土台の強度は柱部分においてのみ充分確保されていれ
ば良く、従って、この部分に耐力部材を設けることによ
って、土台全体を軽量薄板材等の薄肉のもので構成する
事が出来る。
実施例 第1図〜第3図は、この発明の第1の実施例を示す。
それらの図において、(1)は、ベース部(2)と布部
(3)とからなる基礎コンクリートであり、この基礎コ
ンクリート(3)の天端よりアンカーボルト(4)が突
出させられている。(5)は、従来と同じく、垂直片と
その垂直片上端より突出する上片及び垂直片下端より突
出する下片とからなる断面コ字形に形成された鋼製土台
である。(6)(6)は、それぞれCチャンネルの横枠
(7)(7)とその横枠(7)より立設したCチャンネ
ルの柱部材(8)(8)とからなる鉄骨の壁軸組であ
る。(12)は、前記土台(5)の上片(9)と下片(1
0)間に嵌まる程度の大きさの断面コ字形部材へ、その
左右両端部にスチフナープレート(11)(11)を嵌合し
て溶接した耐力ボックスを示している。
上記、土台(5)の取付け構造を説明すると、まず、
厚さ15mm程度のブロック状の台座プレート(15)を、そ
のボルト穴(16)へアンカーボルト(4)を挿通させて
取り付ける。更にその上に、厚さ6mm〜8mm程度の複数枚
の高さ調整プレート(17)(17)…を、同じくそのボル
ト穴(18)へ前記アンカーボルト(4)を貫通させて、
台座プレート(15)上に設置する。耐力ボックス(12)
は、土台(5)の上片(9)と下片(10)との間に嵌合
されており、この状態で、土台(5)の下片(10)及び
耐力ボックス(12)下片のボルト穴(19)(20)へ、ア
ンカーボルト(4)の上端を貫通させて、土台(5)を
高さ調整プレート(17)上に設置し、ナット(22)を用
いて、この土台(5)を耐力ボックス(12)と共に共締
めしてアンカーボルト(4)で固定する。この最終的な
ナット(22)の締め付けの前に、土台(5)上片(9)
の天端レベルを測定し、前記高さ調整プレート(17)の
枚数を加減することによって、全体にレベルが均一とな
るように調整する。しかる後、前記軸組(6)(6)
を、土台(5)の上片(9)上に設置し、その上片
(9)と各軸組(6)(6)の横枠(7)(7)に対応
して形成したボルト穴(23)へ、耐力ボックス(12)の
上片の下側からボルト(25)を差し込んで、軸組(6)
(6)を土台(5)上に固定するものである。これによ
り、軸組(6)の柱部材(8)(8)の下方には、耐力
ボックス(12)が設けられているため、この耐力ボック
ス(12)を介して建物の荷重を支えることになる。な
お、第3図において、土台(5)と横枠(7)との間に
は、スペーサー(26)が設けられている。
第4図〜第6図は、この発明の別の実施例であって、
前記耐力ボックス(12)に替えて、2本の耐力ボックス
(31)(31)を用いたものである。この実施例におい
て、耐力ボルト(31)(31)は、全体を荷重に耐えるよ
うな大径とするとともに、その上端部に小径のネジ部
(32)(32)を設けて、このネジ部(32)(32)へ支え
ナット(33)(33)を予め螺合をしている。耐力ボルト
(31)(31)の下端部分は、第6図でも示すように、こ
れらの耐力ボルト(31)(31)を互いに平行に配置した
状態で、全体がU字型もしくはY字型となるように屈曲
されるとともに、その下端部分が2枚の結合プレート
(34)(34)に挟まれて、これらのプレート(34)(3
4)を介して一体に溶接されている。そして、前記ネジ
部(32)(32)の上端を、土台(5)の上片(9)にお
ける2個のボルト穴(27)(27)へ下側から差し込むと
ともに、結合プレート(34)(34)を下片(10)上に設
置し、アンカーボルト(4)の上端を、前記土台(5)
のボルト穴(19)からこのプレート(34)(34)間を貫
通させて、上部側から座金(35)を介してナット(36)
(36)で締めつけ固定している。ネジ部(32)(32)
は、さらに軸組(6)(6)における横枠(7)(7)
へ下側から挿通されて、第5図及び第6図の如く、上下
のナット(36)(37)によって締めつけ、この軸組
(6)を固定するようにしている。
発明の効果 以上のように、この発明によれば、本発明と同じく断
面コ字形の土台を用いた特公昭61−27528号の発明の効
果に加えて、軸組の柱に対応する位置に、耐力ボックス
やボルト等の耐力部材を設けていることから、この耐力
部材によって建物の荷重を充分支持することが可能とな
り、土台自身は軽量薄板等の安価なものを用いることが
でき、そのため、全体に低コストで実施できるという効
果がある。この場合、耐力部材はボックス型の物を用い
るとその製作コスト等からやや高価となるが、耐力ボル
トを用いればより安価に製作することができる。また、
土台は、たとえば柱の部分に対応した位置にのみ設ける
ことも考えられるが、しかしながら、そうすると、軸組
の下端を壁方向に連結するものがなく、そのため強度的
に弱くなる欠点があるのに対し、この発明では、土台が
建物のほぼ全周に亘って配置されるので、そのような欠
点がなく強度の高いもの得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示す柱脚部の分解斜視図、
第2図は同じく柱脚部の組立構造を示す正面図、第3図
は同じく縦断面図、第4図はこの発明の別の実施例を示
す柱脚部の分解斜視図、第5図は同じく正面図、第6図
は縦断面図、第7図は従来の柱脚部の構造を示す斜視図
である。 (1)…基礎コンクリート、(4)…アンカーボルト、
(5)…断面コ字形の土台、(6)…軸組、(8)…柱
部材、(9)…断面コ字形の土台の上片、(10)…断面
コ字形の土台の下片、(12)…耐力ボックス、(31)…
耐力ボルト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高森 洋 大阪府大阪市北区中之島6丁目2番27号 積水ハウス株式会社内 (72)発明者 浜田 宗親 大阪府大阪市北区中之島6丁目2番27号 積水ハウス株式会社内 (72)発明者 脇坂 正樹 大阪府大阪市北区中之島6丁目2番27号 積水ハウス株式会社内

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基礎上に垂直片とその垂直片上端より突出
    する上片、及び垂直片下端より突出する下片とからなる
    断面コ字形の土台を乗せて、その下片を基礎より突出す
    るアンカーボルトで固定し、その上片に乗せた軸組とそ
    の上片とを相互に固定するとともに、その軸組の柱部分
    に対応して、前記断面コ字型の土台の上片と下片との間
    にそれぞれ耐力部材を設けたことを特徴とする住宅の柱
    脚装置。
  2. 【請求項2】上片と下片との間に、耐力ボルトを介在さ
    せた請求項1記載の住宅の柱脚装置。
  3. 【請求項3】上片と下片との間に耐力ボックスを介在さ
    せた請求項2記載の柱脚装置。
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