JP2644954B2 - 壁パネルの取付構造 - Google Patents
壁パネルの取付構造Info
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Description
持しつつ納まりよくかつ強固に階上、階下の梁材に取付
けでき、しかも構成を簡略化することによりコストの削
減を図りうる壁パネルの取付構造に関する。
パネルを用いて形成する場合がしばししばある。このよ
うな壁パネルpは、従来、図5に例示するように、階上
の梁材h1下面にボルト止めされかつ該階上の梁材h1
の側縁を外方にこえた位置に設けた垂直な立片a1を有
する取付金具aの前記立片a1に壁パネルpの上部をボ
ルト止めし、かつ下部にボルト止めした支持金具bの水
平片b1から垂下するボルト金具cの下端に設けた梁上
金具dを、階下の梁材h2の上面に載置することによ
り、階上、階下の梁材h1、h2に支持されている。
の梁材h2上面で移動することにより階上、階下の梁材
h1、h2間に生じる歪を吸収し、これにより壁パネル
pに耐震性を付与している。
な従来のものにあっては、前記支持金具b、ボルト金具
c、及び梁上金具dによる耐震構造であるため、部材種
類が多く、又複雑となり、コストの上昇を招く他、部材
の大型化に伴ってややもすると壁パネルpの納まり、施
工品質などを劣化させることがある。
に固定される第2の取付金具の立片に形成した大径の孔
部を、この孔部の内周縁と間隔を有して通るボルトを用
いて固定することを基本として、耐震性を維持しつつ納
まりよく壁パネルを階上、階下の梁材に取付けうるとと
もに、部材種類を削減することにより構成を簡略化で
き、コストダウンを図りうる壁パネルの取付構造の提供
を目的としている。
が並置されることによって複数階建ての家屋の外壁を形
成する壁パネルを、同形の第1、第2の取付金具を用い
て階上、階下の梁材に取付ける壁パネルの取付構造であ
って、第1、第2の取付金具は、各梁材の上面に固定さ
れかつこの各梁材の側縁を外方にこえた位置に設けた垂
直な立片に、孔部と、この孔部の上方に位置しかつこの
孔部よりも大径の孔部とが上下に並設されるとともに、
壁パネルの上部を、階上の梁材上面に固定された第1の
取付金具の前記立片に形成した前記孔部を密に通るボル
トを用いて固定し、壁パネルの下部を、階下の梁材上面
に固定された第2の取付金具の前記立片に形成した前記
大径の孔部を、この大径の孔部の内周縁と間隔を有して
通るボルトを用いて固定するとともに、孔部と、その上
方に位置する前記大径の孔部との間に上面を位置させて
前記各梁材上に打設され床体を形成する床形成材を設け
ている。
1の取付金具の立片に形成した孔部を密に通るボルトを
用いて固定し、かつ下部を階下の梁材に固定される第2
の取付金具の立片に形成した大径の孔部を、この孔部の
内周縁と間隔を有して通るボルトを用いて固定する。従
って、壁パネルの下部を固定するボルトは、前記大径の
孔部内で移動しうるため、地震などの際に生じる階上、
階下の梁材の歪を吸収でき、壁パネルの耐震性を維持し
うる。
付金具を用いて階上、階下の梁材に取付けたため、金具
の種類を減じることが可能となり、図5に示す梁上金具
dなどを省略しうることと相まって、従来のものに比べ
て部材種類を削減でき、構成を簡略化しうるとともに、
コストダウンを図りうる他、前記同形の第1、第2の取
付金具によって、上下に並置される複数枚の壁パネルの
上部、下部を共に取付けることが可能となり、施工工数
を削減でき、施工性を向上しうる。
に壁パネルをボルト止めしたため、壁パネルの取付品質
を高めうるとともに、階上、階下の梁材への納まりを向
上しうる。
孔部との間に上面を位置させて前記各梁材上に打設され
床体を形成する床形成材を設けているため、該孔部を密
に通る前記ボルトを床形成材で覆いかつ大径の孔部を通
る前記ボルトを床形成材上方で露出させることができ、
耐震性を維持しつつ壁パネルの上部の取付強度を高めう
るとともに、第1、第2の取付金具の各立片の床形成材
上面からの出のスペー スを小さくでき、屋内の仕上げ施
工を簡易とし、かつ見映えの低下を最小限に抑制しう
る。
る。図1〜3において本発明の壁パネルの取付構造は、
上下に複数枚が並置されることによって複数階建ての家
屋の外壁Wを形成する壁パネルPを、同形の第1、第2
の取付金具4、9を用いて階上、階下の梁材2、3に取
付けでき、かつ壁パネルPの上部を、階上の梁材2上面
に固定された前記第1の取付金具4の立片5に形成した
孔部6を密に通るボルト7を用いて固定し、壁パネルP
の下部を、階下の梁材3上面に固定された前記第2の取
付金具9の立片10に形成した大径の孔部11を、この
大径の孔部11の内周縁と間隔を有して通るボルト12
を用いて固定する。
直なウエブAの上下に水平なフランジB、Cを設けたI
形鋼から形成され、図示しない柱間に上下に間隔を有し
て水平に架け渡される。なお階上、階下の梁材2、3と
して、I形鋼の他、溝形鋼、断面T字状の形鋼材など上
面に第1、第2の取付金具4、9を固定できるものであ
れば種々の形状のものを用いることが出来る。
であるため、ここでは第1の取付金具4を代表して説明
する。
面、即ち上のフランジBにボルト止めされることにより
該階上の梁材2上面に固定されるとともに階上の梁材2
の外側の側縁を外方にこえてのびる水平かつ矩形の固定
片15と、この固定片15の外端から立上がる垂直かつ
矩形の立片5とからなるL字の基体16を具える。
を外方にこえた位置に設けられるとともに、立片5と固
定片15とは略三角形状の垂直な補強片17、17によ
り継がれ、第1の取付金具4の強度を高めている。
ルト7が密に通る孔部6、6が同高さ位置に形成される
とともに、この孔部6、6の上方には、孔部6、6より
も大径であることにより内周縁と間隔を有してボルト1
2が通る大径の孔部11、11が同高さ位置に形成され
る。
5、10を同一垂直面内で整一させて前記階上、階下の
梁材2、3上面にボルト止めされるとともに、前記立片
5、10にボルト7、12を用いて壁パネルPを取付け
る。
りかつその溝部を向き合わせて配される縦の枠材19、
19の上端、下端間に溝形鋼からなりかつその溝部を向
き合わせて配される上、下の枠材20、21を架け渡し
た矩形の基枠22を具えるとともに、この基枠22の外
面には、例えばコンクリートからなる外装板23がボル
ト止め等により添設されている。
高さで小間隙を有して隣接するとともに、前記上の枠材
20に設けた透孔20aと前記第1の取付金具4の立片
5に形成した孔部6とを共に密に挿通するボルト7を用
いて隣接する壁パネルP、Pの上部は該立片5に固定さ
れる。
21に設けた透孔21aを通りかつ前記第2の取付金具
9の立片10に形成した大径の孔部11を、この大径の
孔部11の内周縁と間隔を有して挿通するボルト12を
用いて該立片10に固定され、これにより家屋の外壁W
を形成する。
に通るボルト7を用いて固定し、かつ下部を大径の孔部
11をその内周縁と間隔を有して通るボルト12を用い
て固定したため、壁パネルPの下部は、大径の孔部11
内でボルト12が移動することにより階上、階下の梁材
2、3に生じた歪を吸収でき、耐震性を維持しうるとと
もに、同形の第1、第2の取付金具4、9を用いた取付
けであるため、部材種類を削減でき、コストダウンを図
りうる。
した大径の孔部11は、壁パネルPの上方に配される壁
パネルPUの下部を取付けるために利用される一方、前
記第2の取付金具9の立片10に形成した孔部6は、壁
パネルPの下方に配される壁パネルPDの上部を固定す
るために利用される。
立片5、10のいずれにも孔部6と大径の孔部11とを
形成したため、壁パネルP、PU、PDを縦方向に小間
隙を隔てて階上、階下の梁材2、3に取付ける作業を便
宜とする。
1、第2の取付金具4、9の内方には、図1、図2に示
すように、デッキプレートDの端縁が支持されるととも
に、このデッキプレートD上に床形成材をなすコンクリ
ートEを打設することにより、デッキプレートDを介し
て各梁材2、3上に打設された床形成材を設け、該床形
成材によって各階の床体を形成しうる。
と大径の孔部11との間に位置するごとく設定され、こ
れにより前記ボルト12がコンクリートEにより固めら
れることがないため、壁パネルP下部の耐震性を保持す
る。又第1、第2の取付金具4、9の立片5、10は、
コンクリートE上面から前記大径の孔部11が露出する
程度の出のスペースしか持たず、屋内の仕上げ施工を容
易とするとともに、見映えの低下を防止できる。
例において壁パネルPは、前記ボルト7、12が螺着し
うるネジ穴25aを有したプレート25を埋設したコン
クリートからなるパネル体であって、前記と同様に第
1、第2の取付金具4、9の立片5、10にボルト7、
12を用いて上部と下部が固定され、これにより階上、
階下の梁材2、3に壁パネルPを取付けることが出来
る。
は、壁パネルの下部を第2の取付金具の立片に形成した
大径の孔部をその内周縁と間隔を有して通るボルトを用
いて固定するため、該ボルトが大径の孔部内を移動で
き、地震などの際の歪を吸収し、耐震性を維持しうる。
具を用いて階上、階下の梁材に取付けられるため、金具
の種類を減じうるなど、部材種類を削減でき、かつ取付
構造を簡略化し、コストの削減を図りうるとともに、壁
パネルの上部、下部をボルトを用いて固定するため、壁
パネルのグラつきを防止でき、納まりよく、かつ高品質
で壁パネルを階上、階下の梁材に取付けることができ
る。しかも第1、第2の取付金具の各立片には、孔部と
大径の孔部とが形成されているため、上下に並置される
複数枚の壁パネルの上部、下部の両方を、この同形の第
1、第2の取付金具の各立片に容易に取付けでき、施工
工数を減じて、複数階建ての家屋の外壁を施工性よく形
成しうる。
径の孔部との間に上面を位置させて前記各梁材上に打設
され床体を形成する床形成材を設けたため、該孔部を密
に通るボルトを床形成材で覆いかつ大径の孔部を通るボ
ルトを露出させておくことができ、耐震性を損ねること
なく壁パネルの上部を強固に階上の梁材に取付けうると
ともに、第1、第2の取付金具の各立片は、床形成材上
方で大径の孔部を露出させる程度の小さな出のスペース
で済み、屋内の仕上げ施工を容易とし、かつ前記立片の
出のスペースによる段差等に起因した見映えの低下を簡
易施工で防ぐこ とが出来る。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】上下に複数枚が並置されることによって複
数階建ての家屋の外壁を形成する壁パネルを、同形の第
1、第2の取付金具を用いて階上、階下の梁材に取付け
る壁パネルの取付構造であって、 第1、第2の取付金具は、各梁材の上面に固定されかつ
この各梁材の側縁を外方にこえた位置に設けた垂直な立
片に、孔部と、この孔部の上方に位置しかつこの孔部よ
りも大径の孔部とが上下に並設されるとともに、 壁パネルの上部を、階上の梁材上面に固定された第1の
取付金具の前記立片に形成した前記孔部を密に通るボル
トを用いて固定し、 壁パネルの下部を、階下の梁材上面に固定された第2の
取付金具の前記立片に形成した前記大径の孔部を、この
大径の孔部の内周縁と間隔を有して通るボルトを用いて
固定するとともに、 孔部と、その上方に位置する前記大径の孔部との間に上
面を位置させて前記各梁材上に打設され床体を形成する
床形成材を設けた ことを特徴とする壁パネルの取付構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4354028A JP2644954B2 (ja) | 1992-12-14 | 1992-12-14 | 壁パネルの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4354028A JP2644954B2 (ja) | 1992-12-14 | 1992-12-14 | 壁パネルの取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06180035A JPH06180035A (ja) | 1994-06-28 |
JP2644954B2 true JP2644954B2 (ja) | 1997-08-25 |
Family
ID=18434828
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4354028A Expired - Lifetime JP2644954B2 (ja) | 1992-12-14 | 1992-12-14 | 壁パネルの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2644954B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6019207U (ja) * | 1983-07-15 | 1985-02-09 | 日本無線株式会社 | 空中線素子の取付構造 |
JPH0663292B2 (ja) * | 1989-02-27 | 1994-08-22 | 鹿島建設株式会社 | 外壁パネル及びその取付構造 |
JPH083220B2 (ja) * | 1989-11-15 | 1996-01-17 | ナショナル住宅産業株式会社 | パネル取付構造 |
JP3115709U (ja) * | 2005-04-13 | 2005-11-17 | 伸宏 尾崎 | オウム貝ホルダー |
-
1992
- 1992-12-14 JP JP4354028A patent/JP2644954B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06180035A (ja) | 1994-06-28 |
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