JPH0743288Y2 - 工業化住宅用住宅ユニット - Google Patents

工業化住宅用住宅ユニット

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JPH0743288Y2
JPH0743288Y2 JP9125390U JP9125390U JPH0743288Y2 JP H0743288 Y2 JPH0743288 Y2 JP H0743288Y2 JP 9125390 U JP9125390 U JP 9125390U JP 9125390 U JP9125390 U JP 9125390U JP H0743288 Y2 JPH0743288 Y2 JP H0743288Y2
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JP
Japan
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bolt
slope
pillar
housing unit
industrialized
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP9125390U
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English (en)
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JPH0448308U (ja
Inventor
勝幸 千原
奈保美 小野
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ユニット工法で建てられる工業化住宅の構成
要素となる住宅ユニットに関する。
〔背景技術〕
第6図はユニット工法で工業化住宅を建てる場合に使用
される住宅ユニット20の骨組み21を示す。この骨組み21
は、四隅に配置された4本の平断面四角形の角パイプに
よる柱22の上下端を各4本のチャンネル材による上下梁
23で結合することにより箱形に構成され、骨組み21には
工場で壁材や床材、天井材等が取り付けられ、このよう
に工場で予め生産された複数の住宅ユニット20が、第7
図の通り、建設現場で組み合わされることにより工業化
住宅24が建てられる。
以上の従来例に係る住宅ユニット20では、柱22と梁23は
ボルト結合され、第8図はこのボルト結合を示す。それ
ぞれの梁23の端部にはエンドプレート25が梁23の長手方
向と直角に取り付けられ、これらのエンドプレート25に
ボルト26を挿通するための孔27が形成される。梁23の長
手方向と直角をなす柱22の2つの側面22Aには取付プレ
ート28が取り付けられ、これらの取付プレート28にねじ
孔29が形成される。第9図の通り、ボルト26をエンドプ
レート25の孔27と柱22の孔30とに挿通しながら取付プレ
ート28のねじ孔29に螺合して締め付けることにより、梁
23はエンドプレート25、取付プレート28を介して柱22に
ボルト26で結合される。
〔考案が解決しようとする課題〕
工業化住宅の完成後、梁23には例えば横風や地震による
外力等が梁23の長手方向と直角方向の荷重Fとして作用
し、この荷重Fはボルト26にそのままの大きさで剪断力
として作用する。
このため、従来ではボルト26を大きな剪断力に対抗でき
る高張力ボルトとしなければならず、この結果、ボルト
26のコストが高くなるとともに、ボルト26を大きなトル
クで締め付けなければならないためボルト締め付け作業
に時間がかかるという問題があった。
本考案の目的は、柱と梁との結合に高張力ボルトを使用
する必要がなくなり、通常の中ボルトにより柱と梁とを
結合できるようになる工業化住宅用住宅ユニットを提供
するところにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係る工業化住宅用住宅ユニットは、骨組みが柱
と梁とをボルト結合して箱形に構成される工業化住宅用
住宅ユニットにおいて、前記柱の少なくとも前記梁が結
合される梁結合部を平断面直角二等辺三角形とするとと
もに、前記梁の端部にこの梁の長手方向と45度の角度を
なす斜面を設け、この斜面と前記直角二等辺三角形の内
向きとなった斜面とをこれらの斜面に対し直角としたボ
ルトで結合したことを特徴とするものである。
〔作用〕
以上の構成により、ボルトは梁の長手方向と直角方向の
荷重に対して45度の傾き角を有することになり、このた
め、ボルトに作用する剪断力はこの荷重の▲√▼分の
1の大きさになり、従来よりも減少する。
〔実施例〕
以下に本考案の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
第1図は柱1と梁2との結合前を示す要部斜視図であ
り、図面では柱1は1本しか示されていないが、第6図
の従来例と同様に、四隅に配置された4本の柱1の上下
端が各4本の上下梁2で結合されることにより、住宅ユ
ニットの箱形の骨組みが構成されるようになっている。
チャンネル材からなるそれぞれの梁2の端部2Aは梁2の
長手方向と45度の角度をなすものとなっており、この端
部2Aにエンドプレート3が溶接で取り付けられ、それぞ
れのエンドプレート3にボルト4を挿通するための孔5
が形成される。全ての柱1は平断面直角二等辺三角形の
三角パイプからなり、直角をなす2つの側面1A,1Bは外
向きとされ、斜面1Cは内向き(住宅ユニットの内側向
き)とされ、これにより梁2の長手方向延長上に側面1
A,1Bが並ぶようになっている。
柱1の斜面1Cは、柱1は平断面直角二等辺三角形である
ため、側面1A,1Bに対して45度の傾き角を有し、この斜
面1Cに取付プレート6が溶接で取り付けられる。この取
付プレート6は、本実施例では2本の梁2のエンドプレ
ート3について共通のものとなっているため、大面積を
有し、2枚のエンドプレート3の孔5を合計した数のね
じ孔7が形成されている。
第2図の通り、ボルト4はエンドプレート3の孔5と柱
1の孔8とに挿通されながら取付プレート6のねじ孔7
に螺合され、ボルト4を締め付けることにより、梁2の
端部2Aにエンドプレート3で設けられた斜面9と柱1の
斜面1Cとが取付プレート6を介してボルト4で結合され
る。ボルト4はこれらの斜面9と1Cとに対して直角とな
っており、斜面9と1Cは梁2の長手方向に対し45度の傾
き角度を有するため、ボルト4も梁2の長手方向に対し
て45度傾いている。
このため、梁2に梁2の長手方向と直角方向の荷重Fが
作用した場合、この荷重Fに対してボルト4は45度の傾
き角を有することになり、従って、ボルト4に作用する
剪断力はこの荷重Fの▲√▼分の1の大きさになり、
従来よりも減少する。
この結果、ボルト4を高張力ボルトではなく通常の強度
を有する中ボルトにすることができ、これによりボルト
のコストを従来よりも低減できるとともに、ボルトの締
め付けトルクを従来よりも減少できるためボルト締め付
け作業を簡単に行なえるようになる。
また、それぞれの柱1は直角をなす2つの側面1A,1Bが
外向きとなっているため、第3図の通り、4個の住宅ユ
ニットが前後、左右に並べられる箇所において、それぞ
れの柱1の側面1A,1Bは互いに平行となり、すなわち、
4本の柱の納まりは良好となる。また、柱1の側面1A,1
Bが住宅の外面側となっている箇所では、これらの側面1
A,1Bに外壁材や窓サッシ等の外装材を有効に取り付ける
ことができる。
第4図は本考案の別実施例を示す。この実施例における
柱11は略全長に亘って平断面四角形の角パイプからな
り、梁2が結合される梁結合部、具体的には、柱11の上
下端部12だけが平断面直角二等辺三角形となっている。
この平断面直角二等辺三角形の梁結合部を設けるため
に、第5図で示す三角ピース13が使用され、柱11の上下
端部に溶接で結合されるこの三角ピース13の斜面13Aに
前記取付プレート6が溶接で取り付けられる。
この実施例においても、前記実施例と同様に、ボルト4
は荷重Fに対して45度の傾き角を有することになり、ボ
ルト4に作用する剪断力を従来よりも減少できる。
第4図の実施例が示すように柱を必ずしも全長に亘って
平断面直角二等辺三角形とする必要はなく、梁が結合さ
れる梁結合部だけを平断面直角二等辺三角形としてもよ
い。
また、以上の各実施例では、ボルト4が螺合されるねじ
孔7は柱1の斜面1Cや三角ピース13の斜面13Aに取り付
けられた取付プレート6に設けられていたが、柱1の内
部面や三角ピース13の内部面にナットを溶接し、このナ
ットにボルト4を螺合するようにしてもよい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、柱と梁とを結合するボルトを梁の長手
方向と直角方向に作用する荷重に対して45度の傾き角を
有するものにできるため、従来よりもボルトに作用する
剪断力を小さくでき、このため通常の強度を有する中ボ
ルトを使用できるようになり、この結果、ボルトのコス
トの低減、およびボルト締め付け作業の簡単化を達成で
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す要部斜視図で、柱と梁
の結合前を示す図、第2図は柱と梁の結合後を示す平断
面図、第3図は4個の住宅ユニットの寄せ集まり部分を
示す平面図、第4図は別実施例を示す第1図と同様の
図、第5図は第4図の実施例で使用された三角ピースを
示す斜視図、第6図は従来の住宅ユニットの骨組みを示
す斜視図、第7図は第6図の住宅ユニットで構成される
工業化住宅を示す概略斜視図、第8図は第6図で示した
住宅ユニットの骨組みを構成する柱と梁の結合前を示す
斜視図、第9図は第8図の柱と梁の結合後を示す平断面
図である。 1,11…柱、1C…斜面、2…梁、3…エンドプレート、4
…ボルト、6…取付プレート、7…ねじ孔、9…斜面、
13…三角ピース、13A…斜面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】骨組みが柱と梁とをボルト結合して箱形に
    構成される工業化住宅用住宅ユニットにおいて、前記柱
    の少なくとも前記梁が結合される梁結合部を平断面直角
    二等辺三角形とするとともに、前記梁の端部にこの梁の
    長手方向と45度の角度をなす斜面を設け、この斜面と前
    記直角二等辺三角形の内向きとなった斜面とをこれらの
    斜面に対し直角としたボルトで結合したことを特徴とす
    る工業化住宅用住宅ユニット。
JP9125390U 1990-08-31 1990-08-31 工業化住宅用住宅ユニット Expired - Lifetime JPH0743288Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0448308U JPH0448308U (ja) 1992-04-24
JPH0743288Y2 true JPH0743288Y2 (ja) 1995-10-09

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ID=31826710

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003160974A (ja) * 2002-10-15 2003-06-06 Misawa Homes Co Ltd ユニット式建物およびその建築方法

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JP5081995B2 (ja) * 2010-04-14 2012-11-28 積水化学工業株式会社 付帯構造物及びユニット建物

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