JPH07180228A - 建物ユニット連結具 - Google Patents
建物ユニット連結具Info
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- JPH07180228A JPH07180228A JP32229393A JP32229393A JPH07180228A JP H07180228 A JPH07180228 A JP H07180228A JP 32229393 A JP32229393 A JP 32229393A JP 32229393 A JP32229393 A JP 32229393A JP H07180228 A JPH07180228 A JP H07180228A
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- building unit
- connecting plate
- positioning pins
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 取扱いが容易となって作業性の向上を図るこ
とができる建物ユニット連結用プレートを提供する。 【構成】 隣合う建物ユニット14の長辺梁16が直交方向
となるように配列された複数の建物ユニット14A 〜14C
を有するユニット式建物のための建物ユニット連結具11
であって、複数の建物ユニット14A 〜14C のうち、一部
の上下階建物ユニット14C の骨組み15の長辺梁16に挿入
される位置決めピン22が、連結プレート12と一体化して
設けられ、残りの位置決めピン23A,23B は残りの下階建
物ユニット14A,14B の骨組み16の柱21立設されていて、
連結プレート12に、前記位置決めピン23A,23B が挿通さ
れる孔部29A,29B が形成されている。
とができる建物ユニット連結用プレートを提供する。 【構成】 隣合う建物ユニット14の長辺梁16が直交方向
となるように配列された複数の建物ユニット14A 〜14C
を有するユニット式建物のための建物ユニット連結具11
であって、複数の建物ユニット14A 〜14C のうち、一部
の上下階建物ユニット14C の骨組み15の長辺梁16に挿入
される位置決めピン22が、連結プレート12と一体化して
設けられ、残りの位置決めピン23A,23B は残りの下階建
物ユニット14A,14B の骨組み16の柱21立設されていて、
連結プレート12に、前記位置決めピン23A,23B が挿通さ
れる孔部29A,29B が形成されている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ユニット式建物におけ
る複数の建物ユニット同士を連結するための建物ユニッ
ト連結具に関する。
る複数の建物ユニット同士を連結するための建物ユニッ
ト連結具に関する。
【０００２】
【背景技術】ユニット式建物は、水平方向に隣合う複数
の下階建物ユニット同士及びこれらの上に載置される上
階建物ユニット同士を連結して組み立てられている。図
５に示すように、複数の建物ユニット１同士を連結する
際、通常、連結プレート２及び複数の位置決めピン3A,3
B を備えた建物ユニット連結具４が下記のようにして使
用される。即ち、先ず、水平方向に隣合う４つ（または
２つ）の下階建物ユニット１の柱５の上板5Aに大小２個
の位置決めピン3A,3B を固定する。これらの位置決めピ
ン3A, 3Bの固定は、前記上板5Aの裏面に溶接されたナッ
ト６に位置決めピン3A,3Bの雄ねじ部７が螺合すること
により行われる。
の下階建物ユニット同士及びこれらの上に載置される上
階建物ユニット同士を連結して組み立てられている。図
５に示すように、複数の建物ユニット１同士を連結する
際、通常、連結プレート２及び複数の位置決めピン3A,3
B を備えた建物ユニット連結具４が下記のようにして使
用される。即ち、先ず、水平方向に隣合う４つ（または
２つ）の下階建物ユニット１の柱５の上板5Aに大小２個
の位置決めピン3A,3B を固定する。これらの位置決めピ
ン3A, 3Bの固定は、前記上板5Aの裏面に溶接されたナッ
ト６に位置決めピン3A,3Bの雄ねじ部７が螺合すること
により行われる。
【０００３】次に、連結プレート２を、その孔部８に前
記位置決めピン3A,3B が挿通されるようにして水平方向
に隣合う建物ユニット１の柱５の上に配置した後、上階
建物ユニット１を、各建物ユニット１の柱５の底板5Bに
形成された孔部９に前記位置決めピン3A,3B が挿通され
るようにして前記下階建物ユニット１上に載置する。こ
のように建物ユニット１の組み立て工程においては、前
記位置決めピン3A,3Bは、上階建物ユニット１をガイド
する作用をも有する。この後、上下階の建物ユニット１
同士は、柱５に接合された梁同士（又は柱５の上部に取
り付けられた仕口金物同士）でボルトにより固定され
る。このように、建物ユニット連結具４は、位置決めピ
ン3A,3B で上下階の建物ユニット１同士を位置決めする
と共に、連結プレート２で水平方向の建物ユニット１同
士を連結している。
記位置決めピン3A,3B が挿通されるようにして水平方向
に隣合う建物ユニット１の柱５の上に配置した後、上階
建物ユニット１を、各建物ユニット１の柱５の底板5Bに
形成された孔部９に前記位置決めピン3A,3B が挿通され
るようにして前記下階建物ユニット１上に載置する。こ
のように建物ユニット１の組み立て工程においては、前
記位置決めピン3A,3Bは、上階建物ユニット１をガイド
する作用をも有する。この後、上下階の建物ユニット１
同士は、柱５に接合された梁同士（又は柱５の上部に取
り付けられた仕口金物同士）でボルトにより固定され
る。このように、建物ユニット連結具４は、位置決めピ
ン3A,3B で上下階の建物ユニット１同士を位置決めする
と共に、連結プレート２で水平方向の建物ユニット１同
士を連結している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の建物ユニッ
ト連結具４の場合、分離した状態の連結プレート２と位
置決めピン3A,3B とをそれぞれ別体として工場から現場
に運搬し、建築作業時にはこれら多数の部材を組み合わ
せて建物内で連結プレート２と複数の位置決めピン3A,3
B よりなる建物ユニット連結具４としなければならず、
取扱いが面倒であり、作業性の低下をもたらしていた。
そこで、本発明は、取扱いが容易となって作業性の向上
を図ることができる建物ユニット連結用プレートを提供
することを目的とする。
ト連結具４の場合、分離した状態の連結プレート２と位
置決めピン3A,3B とをそれぞれ別体として工場から現場
に運搬し、建築作業時にはこれら多数の部材を組み合わ
せて建物内で連結プレート２と複数の位置決めピン3A,3
B よりなる建物ユニット連結具４としなければならず、
取扱いが面倒であり、作業性の低下をもたらしていた。
そこで、本発明は、取扱いが容易となって作業性の向上
を図ることができる建物ユニット連結用プレートを提供
することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第１発明
は、複数個の下階建物ユニットとこれらの下階建物ユニ
ット上に載置された複数の上階建物ユニットとの間に配
置される連結プレートと、この連結プレートの上下面か
ら突出し、前記下階建物ユニットの骨組みと前記上階建
物ユニットの骨組みとにそれぞれ挿入される複数の位置
決めピンとを含んで構成される建物ユニット連結具であ
って、前記複数の位置決めピンのうちの少なくとも１本
の位置決めピンが、前記連結プレートと一体化して設け
られていることを特徴とする。
は、複数個の下階建物ユニットとこれらの下階建物ユニ
ット上に載置された複数の上階建物ユニットとの間に配
置される連結プレートと、この連結プレートの上下面か
ら突出し、前記下階建物ユニットの骨組みと前記上階建
物ユニットの骨組みとにそれぞれ挿入される複数の位置
決めピンとを含んで構成される建物ユニット連結具であ
って、前記複数の位置決めピンのうちの少なくとも１本
の位置決めピンが、前記連結プレートと一体化して設け
られていることを特徴とする。
【０００６】前記連結プレートと一体化して設けられて
いる位置決めピンは、１本のピンが上下に貫通するよう
にして設けられていてもよく、或いは上下別々のピンが
上下面にそれぞれ突設されていてもよい。本発明に係る
第２発明は、前記第１発明において、全部の前記位置決
めピンが、前記連結プレートと一体化して設けられてい
ることを特徴とする。
いる位置決めピンは、１本のピンが上下に貫通するよう
にして設けられていてもよく、或いは上下別々のピンが
上下面にそれぞれ突設されていてもよい。本発明に係る
第２発明は、前記第１発明において、全部の前記位置決
めピンが、前記連結プレートと一体化して設けられてい
ることを特徴とする。
【０００７】本発明に係る第３発明は、前記第１発明に
おいて、複数の前記建物ユニットのうち、一部の上下階
建物ユニットの骨組みに挿入される前記位置決めピン
が、前記連結プレートと一体化して設けられ、残りの位
置決めピンは残りの下階建物ユニットの骨組みに立設さ
れていて、前記連結プレートに、前記下階建物ユニット
の骨組みに立設された位置決めピンが挿通される孔部が
形成されていることを特徴とする。
おいて、複数の前記建物ユニットのうち、一部の上下階
建物ユニットの骨組みに挿入される前記位置決めピン
が、前記連結プレートと一体化して設けられ、残りの位
置決めピンは残りの下階建物ユニットの骨組みに立設さ
れていて、前記連結プレートに、前記下階建物ユニット
の骨組みに立設された位置決めピンが挿通される孔部が
形成されていることを特徴とする。
【０００８】本発明に係る第４発明は、複数の建物ユニ
ットのうち、同一階にある第１と第２の２個の建物ユニ
ットが長辺梁を平行にして隣合って配置されると共に、
第３の建物ユニットがその長辺梁を前記２個の建物ユニ
ットの長辺梁に対して直交方向となるようにして隣合っ
て配置された構成を有するユニット式建物のための前記
第３発明の建物ユニット連結具であって、前記連結プレ
ートと一体化して設けられた位置決めピンは、前記第３
の建物ユニットの長辺梁に形成された孔部に挿入され、
下階の第１と第２の建物ユニットの柱に立設された位置
決めピンは、前記連結プレートに形成された孔部を挿通
して上階の第１と第２の建物ユニットの柱に挿入されて
いることを特徴とする。
ットのうち、同一階にある第１と第２の２個の建物ユニ
ットが長辺梁を平行にして隣合って配置されると共に、
第３の建物ユニットがその長辺梁を前記２個の建物ユニ
ットの長辺梁に対して直交方向となるようにして隣合っ
て配置された構成を有するユニット式建物のための前記
第３発明の建物ユニット連結具であって、前記連結プレ
ートと一体化して設けられた位置決めピンは、前記第３
の建物ユニットの長辺梁に形成された孔部に挿入され、
下階の第１と第２の建物ユニットの柱に立設された位置
決めピンは、前記連結プレートに形成された孔部を挿通
して上階の第１と第２の建物ユニットの柱に挿入されて
いることを特徴とする。
【０００９】
【作用】本発明に係る第１発明〜第３発明の建物ユニッ
ト連結具によれば、連結プレートと少なくとも一部の位
置決めピンとが別体ではなく、一体化されているため、
連結プレートとこれらの位置決めピンとを一体物として
工場から現場に運搬し、また建築作業時にはこれらの連
結プレートと位置決めピンとを一体物として取扱うこと
ができるようになる。この結果、建物ユニット連結具の
取扱いが容易となって建築現場での作業性も向上する。
本発明に係る第４発明は、前記第３発明の建物ユニット
連結具を、いわゆる直交配列とされた複数の建物ユニッ
トを有するユニット式建物用としたものであり、そのた
めに、連結プレートと一体化して設けられた位置決めピ
ンは、建物ユニットの長辺梁に形成された孔部に挿入さ
れることになる。
ト連結具によれば、連結プレートと少なくとも一部の位
置決めピンとが別体ではなく、一体化されているため、
連結プレートとこれらの位置決めピンとを一体物として
工場から現場に運搬し、また建築作業時にはこれらの連
結プレートと位置決めピンとを一体物として取扱うこと
ができるようになる。この結果、建物ユニット連結具の
取扱いが容易となって建築現場での作業性も向上する。
本発明に係る第４発明は、前記第３発明の建物ユニット
連結具を、いわゆる直交配列とされた複数の建物ユニッ
トを有するユニット式建物用としたものであり、そのた
めに、連結プレートと一体化して設けられた位置決めピ
ンは、建物ユニットの長辺梁に形成された孔部に挿入さ
れることになる。
【００１０】
【実施例】図１〜３を参照して本発明の第１実施例に係
る建物ユニット連結具11を説明する。図１〜３に示すよ
うに、この建物ユニット連結具11は、平板状の連結プレ
ート12及び複数の位置決めピン22,23 を備えて構成され
たものであり、いわゆる直交配列とされた複数の建物ユ
ニット14を有するユニット式建物に用いられる。前記建
物ユニット14は、骨組み15に床パネル、天井パネル、外
壁パネル等が取り付けられて構成されるものであるが、
図においては、骨組み15のみを示し、その他の部材は省
略する。この骨組み15は、長辺梁16と短辺梁17とで四角
に組まれた床フレーム18と天井フレーム19、両フレーム
18,19 間に設けられた柱21等で組み立てられている。
る建物ユニット連結具11を説明する。図１〜３に示すよ
うに、この建物ユニット連結具11は、平板状の連結プレ
ート12及び複数の位置決めピン22,23 を備えて構成され
たものであり、いわゆる直交配列とされた複数の建物ユ
ニット14を有するユニット式建物に用いられる。前記建
物ユニット14は、骨組み15に床パネル、天井パネル、外
壁パネル等が取り付けられて構成されるものであるが、
図においては、骨組み15のみを示し、その他の部材は省
略する。この骨組み15は、長辺梁16と短辺梁17とで四角
に組まれた床フレーム18と天井フレーム19、両フレーム
18,19 間に設けられた柱21等で組み立てられている。
【００１１】図２に示すように、前記複数の位置決めピ
ン22,23 のうち、２本の位置決めピン22は、前記連結プ
レート12と一体に設けられ、それぞれ上部22X 及び下部
22Yを有する１本のピンが連結プレート12の上下に貫通
している。また、前記複数の位置決めピン22,23 のう
ち、残りの大小二対の位置決めピン23A,23B は、１階建
物ユニット14の柱21に立設されている。これらの位置決
めピン23A,23B の立設は、従来通り、柱21の上板26の裏
面に溶接されたナット27に位置決めピン23A,23B の雄ね
じ部28が螺合することによりなされる。そして、前記連
結プレート12には、これらの大小の位置決めピン23A,23
B が挿通される大径及び小径の孔部29A,29B が形成され
ている。
ン22,23 のうち、２本の位置決めピン22は、前記連結プ
レート12と一体に設けられ、それぞれ上部22X 及び下部
22Yを有する１本のピンが連結プレート12の上下に貫通
している。また、前記複数の位置決めピン22,23 のう
ち、残りの大小二対の位置決めピン23A,23B は、１階建
物ユニット14の柱21に立設されている。これらの位置決
めピン23A,23B の立設は、従来通り、柱21の上板26の裏
面に溶接されたナット27に位置決めピン23A,23B の雄ね
じ部28が螺合することによりなされる。そして、前記連
結プレート12には、これらの大小の位置決めピン23A,23
B が挿通される大径及び小径の孔部29A,29B が形成され
ている。
【００１２】前記連結プレート12の両端部近傍には、
１，２階の建物ユニット同士を上下梁間で固定するため
のボルトが挿通される孔部33が形成されている。なお、
柱の上下部に仕口金物が設けられている場合には、上下
梁間での連結固定の代わりに、仕口金物間で連結固定し
てもよい。前記直交配列とされた複数の建物ユニット14
とは、図１に示すように、複数の建物ユニット14のう
ち、第１と第２の２個の建物ユニット14A,14B が長辺梁
16を平行にして隣合って配置されると共に、第３の建物
ユニット14C がその長辺梁16を前記２個の建物ユニット
14A,14B の長辺梁16に対して直交方向となるようにして
隣合って配置された構成を有する建物ユニット14A 〜14
C 同士をいう。そして、このような直交配列とされた複
数の建物ユニット14A 〜14C を有するユニット式建物の
建築において、前記建物ユニット連結具11は次のように
設置される。
１，２階の建物ユニット同士を上下梁間で固定するため
のボルトが挿通される孔部33が形成されている。なお、
柱の上下部に仕口金物が設けられている場合には、上下
梁間での連結固定の代わりに、仕口金物間で連結固定し
てもよい。前記直交配列とされた複数の建物ユニット14
とは、図１に示すように、複数の建物ユニット14のう
ち、第１と第２の２個の建物ユニット14A,14B が長辺梁
16を平行にして隣合って配置されると共に、第３の建物
ユニット14C がその長辺梁16を前記２個の建物ユニット
14A,14B の長辺梁16に対して直交方向となるようにして
隣合って配置された構成を有する建物ユニット14A 〜14
C 同士をいう。そして、このような直交配列とされた複
数の建物ユニット14A 〜14C を有するユニット式建物の
建築において、前記建物ユニット連結具11は次のように
設置される。
【００１３】図１に示すように、先ず、下階となる１階
部分の第１と第２の建物ユニット14A,14B を、これらの
長辺梁16が平行となるように隣合って配置した後、第３
の建物ユニット14C をその長辺梁16が前記２個の建物ユ
ニット14A,14B の長辺梁16に対して直交方向となるよう
にして隣合って配置する。この第３の建物ユニット14C
の前記第１、第２の建物ユニット14A,14B 側の天井フレ
ーム19を構成する長辺梁16の略中間の位置には、前記連
結プレート12と一体に設けられている位置決めピン22の
下部22Y が挿入される孔部30が形成されている。
部分の第１と第２の建物ユニット14A,14B を、これらの
長辺梁16が平行となるように隣合って配置した後、第３
の建物ユニット14C をその長辺梁16が前記２個の建物ユ
ニット14A,14B の長辺梁16に対して直交方向となるよう
にして隣合って配置する。この第３の建物ユニット14C
の前記第１、第２の建物ユニット14A,14B 側の天井フレ
ーム19を構成する長辺梁16の略中間の位置には、前記連
結プレート12と一体に設けられている位置決めピン22の
下部22Y が挿入される孔部30が形成されている。
【００１４】次に、前記３個の建物ユニット14A 〜14C
の柱21の上板26にそれぞれ大小の位置決めピン23A,23B
を取り付けた後、隣合う柱のある柱（本実施例に係る連
結具が配置される個所の柱を除く）21の上面には、位置
決めピン23A,23B が挿入される孔部が形成された連結プ
レート（図示せず）を配置し、また隣合う柱のない柱21
の上面には、連結プレートと同じ厚さのスペーサとして
のプレート（図示せず）を配置する。一方、図３に示す
ように、前記連結プレート12を第３の建物ユニット14C
の長辺梁16と隣合う第１、第２の建物ユニット14A,14B
の柱21の上面に向かって下降させ、柱21に立設されてい
る位置決めピン23A,23B を連結プレート12の孔部29A,29
B に挿入させると共に、この連結プレート12と一体に設
けられた位置決めピン22を前記長辺梁16の孔部30にそれ
ぞれ挿入させて連結プレート12を第１〜第３の建物ユニ
ット14A 〜14C の骨組み15上に配置する。
の柱21の上板26にそれぞれ大小の位置決めピン23A,23B
を取り付けた後、隣合う柱のある柱（本実施例に係る連
結具が配置される個所の柱を除く）21の上面には、位置
決めピン23A,23B が挿入される孔部が形成された連結プ
レート（図示せず）を配置し、また隣合う柱のない柱21
の上面には、連結プレートと同じ厚さのスペーサとして
のプレート（図示せず）を配置する。一方、図３に示す
ように、前記連結プレート12を第３の建物ユニット14C
の長辺梁16と隣合う第１、第２の建物ユニット14A,14B
の柱21の上面に向かって下降させ、柱21に立設されてい
る位置決めピン23A,23B を連結プレート12の孔部29A,29
B に挿入させると共に、この連結プレート12と一体に設
けられた位置決めピン22を前記長辺梁16の孔部30にそれ
ぞれ挿入させて連結プレート12を第１〜第３の建物ユニ
ット14A 〜14C の骨組み15上に配置する。
【００１５】この後、通常通り、上階となる２階部分の
建物ユニット14を、前記位置決めピン22,23 をガイドと
して前記１階部分の建物ユニット14上に同じように設置
する。なお、前記第３の建物ユニット14C の上に設置さ
れる建物ユニット14D の床フレーム18を構成する長辺梁
16の略中間の位置にも、前記連結プレート12と一体に設
けられている位置決めピン22の上部22X が挿入される孔
部32が２個同様に形成されている。
建物ユニット14を、前記位置決めピン22,23 をガイドと
して前記１階部分の建物ユニット14上に同じように設置
する。なお、前記第３の建物ユニット14C の上に設置さ
れる建物ユニット14D の床フレーム18を構成する長辺梁
16の略中間の位置にも、前記連結プレート12と一体に設
けられている位置決めピン22の上部22X が挿入される孔
部32が２個同様に形成されている。
【００１６】上記実施例に係る建物ユニット連結具11に
よれば、連結プレート12と２本の位置決めピン22とが別
体ではなく、一体化されているため、連結プレート12と
これらの位置決めピン22とを一体物として工場から現場
に運搬することができ、また建築作業時にはこれらの連
結プレート12と位置決めピン22とを一体物として取扱う
ことができる。この結果、建物ユニット連結具11の取扱
いが容易となって、建築現場での作業性が向上する。
よれば、連結プレート12と２本の位置決めピン22とが別
体ではなく、一体化されているため、連結プレート12と
これらの位置決めピン22とを一体物として工場から現場
に運搬することができ、また建築作業時にはこれらの連
結プレート12と位置決めピン22とを一体物として取扱う
ことができる。この結果、建物ユニット連結具11の取扱
いが容易となって、建築現場での作業性が向上する。
【００１７】また、このような位置決めピン22が取り付
けられる部分の骨組み15においては、位置決めピン22が
螺合するナットもその取付け作業も不要となる。従っ
て、その分、工場における作業効率の向上に役立つ。更
に、連結プレート12と一体化して設けられている位置決
めピン22は、連結プレート12に固定するだけでよいた
め、本実施例に係る建物ユニット連結具11を構成する部
材の製作が容易である。
けられる部分の骨組み15においては、位置決めピン22が
螺合するナットもその取付け作業も不要となる。従っ
て、その分、工場における作業効率の向上に役立つ。更
に、連結プレート12と一体化して設けられている位置決
めピン22は、連結プレート12に固定するだけでよいた
め、本実施例に係る建物ユニット連結具11を構成する部
材の製作が容易である。
【００１８】次に、図４を参照して本発明の第２実施例
に係る建物ユニット連結具41を説明する。この実施例に
係る建物ユニット連結具41は、４個の水平方向に隣合う
建物ユニット14の４本の柱21上に配置されるように、連
結プレート42と、この連結プレート42と一体化して設け
られている大小４対の位置決めピン22A,22B を有するも
のである。
に係る建物ユニット連結具41を説明する。この実施例に
係る建物ユニット連結具41は、４個の水平方向に隣合う
建物ユニット14の４本の柱21上に配置されるように、連
結プレート42と、この連結プレート42と一体化して設け
られている大小４対の位置決めピン22A,22B を有するも
のである。
【００１９】従って、この建物ユニット連結具41が使用
される部分においては、位置決めピンを１階建物ユニッ
ト14の骨組み15に取り付ける手間が一切不要となって、
第２実施例の場合より更に作業効率が向上する。なお、
上記実施例においては、建物ユニット連結具41が、隣合
う柱のある柱21間上に配置される場合を例に説明した
が、隣合う柱のない柱上に配置されるスペーサ用の場合
にも同様に適用できる。
される部分においては、位置決めピンを１階建物ユニッ
ト14の骨組み15に取り付ける手間が一切不要となって、
第２実施例の場合より更に作業効率が向上する。なお、
上記実施例においては、建物ユニット連結具41が、隣合
う柱のある柱21間上に配置される場合を例に説明した
が、隣合う柱のない柱上に配置されるスペーサ用の場合
にも同様に適用できる。
【００２０】
【発明の効果】本発明に係る第１発明〜第３発明の建物
ユニット連結具によれば、連結プレートと少なくとも一
部の位置決めピンとが別体ではなく、一体化されている
ため、連結プレートとこれらの位置決めピンとを一体物
として工場から現場に運搬し、また建築作業時にはこれ
らの連結プレートと位置決めピンとを一体物として取扱
うことができる。この結果、建物ユニット連結具の取扱
いが容易となって建築現場での作業性も向上する。ま
た、本発明に係る第４発明によれば、第３発明の建物ユ
ニット連結具を、いわゆる直交配列とされた複数の建物
ユニットを有するユニット式建物に適用することができ
る。
ユニット連結具によれば、連結プレートと少なくとも一
部の位置決めピンとが別体ではなく、一体化されている
ため、連結プレートとこれらの位置決めピンとを一体物
として工場から現場に運搬し、また建築作業時にはこれ
らの連結プレートと位置決めピンとを一体物として取扱
うことができる。この結果、建物ユニット連結具の取扱
いが容易となって建築現場での作業性も向上する。ま
た、本発明に係る第４発明によれば、第３発明の建物ユ
ニット連結具を、いわゆる直交配列とされた複数の建物
ユニットを有するユニット式建物に適用することができ
る。
【図１】本発明の第１実施例に係る建物ユニット連結具
の建物ユニットへの取付け方法を示す斜視図である。
の建物ユニットへの取付け方法を示す斜視図である。
【図２】第１実施例に係る建物ユニット連結具の連結プ
レートと、この連結プレートと一体化して設けられてい
る位置決めピンの斜視図である。
レートと、この連結プレートと一体化して設けられてい
る位置決めピンの斜視図である。
【図３】第１実施例に係る建物ユニット連結具の建物ユ
ニットへの取付け状態を示す断面図である。
ニットへの取付け状態を示す断面図である。
【図４】本発明の第２実施例に係る建物ユニット連結具
の建物ユニットへの取付け方法を示す斜視図である。
の建物ユニットへの取付け方法を示す斜視図である。
【図５】従来例に係る建物ユニット連結具の建物ユニッ
トへの取付け方法を示す断面図である。
トへの取付け方法を示す断面図である。
11,41 建物ユニット連結具 12,42 連結プレート 14,14A〜14C 建物ユニット 15 骨組み 16 長辺梁 22,22A,22B 連結プレートと一体化して設けられている
位置決めピン 23A,23B 連結プレートとは別体の位置決めピン 30,32 長辺梁の孔部
位置決めピン 23A,23B 連結プレートとは別体の位置決めピン 30,32 長辺梁の孔部
Claims (4)
- 【請求項１】 複数個の下階建物ユニットとこれらの下
階建物ユニット上に載置された複数の上階建物ユニット
との間に配置される連結プレートと、この連結プレート
の上下面から突出し、前記下階建物ユニットの骨組みと
前記上階建物ユニットの骨組みとにそれぞれ挿入される
複数の位置決めピンとを含んで構成される建物ユニット
連結具であって、 前記複数の位置決めピンのうちの少なくとも１本の位置
決めピンが、前記連結プレートと一体化して設けられて
いることを特徴とする建物ユニット連結具。 - 【請求項２】 全部の前記位置決めピンが、前記連結プ
レートと一体化して設けられていることを特徴とする請
求項１記載の建物ユニット連結具。 - 【請求項３】 複数の前記建物ユニットのうち、一部の
上下階建物ユニットの骨組みに挿入される前記位置決め
ピンが、前記連結プレートと一体化して設けられ、残り
の位置決めピンは残りの下階建物ユニットの骨組みに立
設されていて、前記連結プレートに、前記下階建物ユニ
ットの骨組みに立設された位置決めピンが挿通される孔
部が形成されていることを特徴とする請求項１記載の建
物ユニット連結具。 - 【請求項４】 複数の建物ユニットのうち、同一階にあ
る第１と第２の２個の建物ユニットが長辺梁を平行にし
て隣合って配置されると共に、第３の建物ユニットがそ
の長辺梁を前記２個の建物ユニットの長辺梁に対して直
交方向となるようにして隣合って配置された構成を有す
るユニット式建物のための請求項３記載の建物ユニット
連結具であって、 前記連結プレートと一体化して設けられた位置決めピン
は、前記第３の建物ユニットの長辺梁に形成された孔部
に挿入され、下階の第１と第２の建物ユニットの柱に立
設された位置決めピンは、前記連結プレートに形成され
た孔部を挿通して上階の第１と第２の建物ユニットの柱
に挿入されていることを特徴とする建物ユニット連結
具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32229393A JPH07180228A (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | 建物ユニット連結具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32229393A JPH07180228A (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | 建物ユニット連結具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07180228A true JPH07180228A (ja) | 1995-07-18 |
Family
ID=18142015
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32229393A Pending JPH07180228A (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | 建物ユニット連結具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07180228A (ja) |
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-
1993
- 1993-12-21 JP JP32229393A patent/JPH07180228A/ja active Pending
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