JP2013151859A - ユニット式建物 - Google Patents

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Abstract

【課題】離し置き部を有するとともに建物全体の剛性を確保したユニット式建物を提供する。
【解決手段】隣り合う建物ユニット10の長辺同士を対向させて離して配置した離し置き部6を有するとともに、建物ユニット10同士を連結梁30で連結して構成される。隣り合う建物ユニット10の長辺と直交して長辺が配向されるとともに、当該長辺が前記隣り合う建物ユニット10の少なくとも一方と前記離し置き部6とに跨って設けられる直交建物ユニット20を配置し、直交建物ユニットは、長辺方向の一対の梁22Aと、これらの梁22Aの両端にそれぞれ架け渡される短辺方向の梁22Bと、隣り合う建物ユニット10の長辺と略同一直線状となるように長辺方向の梁22Aの途中の位置に架け渡された中間梁25と、中間梁25と長辺方向の梁22A及び短辺方向の梁22Bとで区画された部分に設けられたブレース26とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明はユニット式建物に関する。
複数の建物ユニットからなり、隣り合う建物ユニット同士を離して配置した離し置き部(ジョイントスペース)を備えたユニット式建物がある(例えば、特許文献1参照)。
ユニット式建物の離し置き部における建物ユニット同士の連結構造としては、隣り合う建物ユニットの柱同士や梁同士を連結梁で連結する構造が一般的である。
特開2005−240358号公報
しかし、従来のように連結梁で隣り合う建物ユニットを連結するだけでは、建物全体の剛性が不足する可能性がある。
特に、離し置きの間隔を拡大する場合には、剛性を確保する構造が望まれている。
本発明の目的は、離し置き部を有するユニット式建物において、建物全体の剛性を確保した構造を備えたユニット式建物を提供することである。
本発明のユニット式建物は、隣り合う建物ユニットの長辺同士を対向させて離して配置した離し置き部を有するとともに、当該建物ユニット同士を連結梁で連結して構成されるユニット式建物において、前記隣り合う建物ユニットの長辺と直交して長辺が配向されるとともに、当該長辺が前記隣り合う建物ユニットの少なくとも一方と前記離し置き部とに跨って設けられる直交建物ユニットを備え、この直交建物ユニットは、長辺方向の一対の梁と、これらの梁の両端にそれぞれ架け渡される短辺方向の梁と、前記隣り合う建物ユニットの長辺と略同一直線状となるように前記長辺方向の梁の途中の位置に架け渡された中間梁と、この中間梁と前記長辺方向の梁及び前記短辺方向の梁とで区画された部分に設けられたブレースとを有することを特徴とする。
ここで、前記直交建物ユニットの長辺方向の梁であって前記中間梁の端部が設けられた部分と、前記隣り合う建物ユニットのうちの一方の仕口とがシアプレートを介して連結される構成が好ましい。
本発明に関連するユニット式建物1は、隣り合う建物ユニット10の長辺同士を対向させて離して配置した離し置き部6を有するとともに、当該建物ユニット10同士を連結梁30で連結して構成されるユニット式建物1において、前記隣り合う建物ユニット10の長辺と直交して長辺が配向されるとともに、当該長辺が前記隣り合う建物ユニット10の少なくとも一方と前記離し置き部6とに跨って設けられる直交建物ユニット20を備え、この直交建物ユニット20の仕口24または梁と、前記隣り合う建物ユニットの仕口14とが、前記連結梁30の端部31を介して連結されていることを特徴とする。
この構成によれば、連結梁30の端部31を介して直交建物ユニット20の仕口24または梁と隣り合う建物ユニット10の仕口14とが連結されるので、直交建物ユニット20と隣り合う建物ユニット10とを強固に連結することができる。
また、建物ユニット10と直交建物ユニット20間での水平力の伝達を確実にすることができるので、離し置き部6の離し置き間隔を広げた場合でも、ねじれ等を抑制することができる。
したがって、建物全体の剛性を確保した構造とすることができる。
本発明に関連するユニット式建物では、前記直交建物ユニット20の前記仕口24と前記隣り合う建物ユニット10のうちの他方の仕口14とが雁行して配置され、これらの互いに雁行した仕口14,24と前記連結梁30の端部31とに渡る平面略L字形のシアプレート81を介して直交建物ユニット20と前記隣り合う建物ユニット10のうちの他方とが連結されることが好ましい。
この構成によれば、仕口14と仕口24とが雁行して配置された場合であっても、これらの仕口14,24と連結梁30の端部31とに渡る平面略L字形のシアプレート81によって、直交建物ユニット20と当該他方の建物ユニット10とを強固に連結することができる。
本発明に関連するユニット式建物では、前記直交建物ユニット20の長辺方向の梁と、前記隣り合う建物ユニット10のうちの一方の仕口14と、前記連結梁30の端部31とに渡る平面略矩形のシアプレート82を介して、前記直交建物ユニット20と前記隣り合う建物ユニット10のうちの一方とが連結されることが好ましい。
この構成によれば、直交建物ユニット20の長辺方向の梁と、当該一方の建物ユニット10の仕口14と、前記連結梁30の端部31とに渡る平面略矩形のシアプレート82によって、直交建物ユニット20と当該一方の建物ユニット10とを強固に連結することができる。
本発明に関連するユニット式建物では、前記直交建物ユニット20の前記仕口24と前記隣り合う建物ユニット10のうちの他方の仕口14とが雁行して配置され、これらの互いに雁行した仕口14,24のそれぞれと前記連結梁30の端部31とがボルト接合されることで、前記直交建物ユニット20と前記隣り合う建物ユニット10のうちの他方とが連結されることが好ましい。
この構成によれば、仕口14と仕口24とが雁行して配置された場合であっても、これらの仕口14,24と連結梁30の端部31とがボルト接合されることによって、直交建物ユニット20と当該他方の建物ユニット10とを強固に連結することができる。
本発明に関連するユニット式建物では、前記直交建物ユニット20の長辺方向の梁と前記連結梁30の端部31とがボルト接合され、前記隣り合う建物ユニット10のうちの一方の仕口14と前記連結梁30の端部31とがボルト接合されることで、前記直交建物ユニット20と前記隣り合う建物ユニット10のうちの一方とが連結されることが好ましい。
この構成によれば、直交建物ユニット20の長辺方向の梁と連結梁30の端部31とがボルト接合され、隣り合う建物ユニット10のうちの一方の仕口14と連結梁30の端部31とがボルト接合されるので、直交建物ユニット20と当該他方の建物ユニット10とを強固に連結することができる。
本発明に係るユニット式建物の第1実施形態を示す全体斜視図。 前記第1実施形態のユニット式建物の平面図。 前記第1実施形態のユニット式建物の連結状態を示す分解斜視図。 前記第1実施形態のユニット式建物の要部を示す平面図。 前記第1実施形態のユニット式建物の別の要部を示す平面図。 本発明に係るユニット式建物の第2実施形態の要部を示す図であって、(A)は平面図、(B)は断面図。 前記第2実施形態のユニット式建物の別の要部を示す平面図。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1には、第1実施形態に係るユニット式建物1の全体斜視図が示されている。
図1に示すように、本実施形態のユニット式建物1は、基礎2と基礎2の上に設けられた下階部3と、下階部3の上に設けられた上階部4と、上階部4の上に設けられた屋根部5とを備えて構成されている。
下階部3および上階部4はそれぞれ、2個の建物ユニット10と1個の直交建物ユニット20とで構成されている。直交建物ユニット20は、その長辺が建物ユニット10の長辺と直交するように配置されている。このとき、直交建物ユニット20は、建物ユニット10の内の一方の建物ユニット10Aを跨って配置され、他方の建物ユニット10Bを跨がずに配置されている。
そして、下階部3および上階部4において、建物ユニット10A,10Bは、その長辺同士を対向させて離して配置されている。このようにして離し置きされることによって、離し置き部6が形成されている。
図2には、第1実施形態に係るユニット式建物1の下階部3または上階部4の平面図が示されている。
また、図3には、ユニット式建物1の下階部3または上階部4の連結状態を示す分解斜視図が示されている。
離し置きされた建物ユニット10A,10B同士を連結するために、離し置き部6には、建物ユニット10A,10Bに渡って連結梁30が架け渡されている。
また、建物ユニット10A,10Bと直交建物ユニット20とを連結する部位には、平面略L字形のシアプレート81および平面略矩形のシアプレート82が取り付けられている。
建物ユニット10A,10Bは、四隅に立設される4本の柱11と、これらの柱11の上端間同士を仕口14を介して結合する各4本の天井梁12と、これらの柱11の下端間同士を仕口14を介して結合する各4本の床梁13とで構成される直方体状の骨組を備えている。天井梁12は、各2本ずつの長辺天井梁12A、短辺天井梁12Bで形成され、床梁13は、各2本ずつの長辺床梁13A、短辺床梁13Bで形成されている。
ここで、対向する長辺天井梁12Aの間には、中間梁15が架け渡されている。さらに、天井梁12と中間梁15とで区画される部分には、ブレース16が対角線状に架け渡されている。
さらに、対向する長辺天井梁12Aの間には、天井を形成する図示しない天井面材を支持するために、図示しない複数の天井小梁が架け渡されている。また、対向する長辺床梁13Aの間には、床を形成する図示しない床面材を支持するために、図示しない複数の根太が架け渡されている。また、壁を設ける場所には、室内側に図示しない内壁パネルが取り付けられ、室外側に図示しない外壁パネルが取り付けられる。
離し置き部6は、前記したように、建物ユニット10A,10Bの長辺同士を対向させて離して配置されることで形成されている。
離し置き部6を介して対向して配置される建物ユニット10A,10B同士は連結梁30で連結されている。具体的には建物ユニット10A,10Bの仕口14に対して、連結梁30の端部31が連結部材33を介してボルト接合されている(図4および図5参照)。ボルト接合する態様については、後述する第2実施形態において説明する。
また、建物ユニット10A,10Bの中間梁15が架け渡されている部位に対応させて、離し置き部6にも中間連結梁32が架け渡されている。このとき、一方の建物ユニット10Aの中間梁15と、離し置き部6の中間連結梁32と、他方の建物ユニット10Bの中間梁15とが略同一直線状になるように架け渡されている。
さらに、連結梁30と中間連結梁32とで区画される部分には、ブレース34が対角線状に架け渡されている。
直交建物ユニット20は、四隅に立設される4本の柱21と、これらの柱21の上端間同士を仕口24を介して結合する各4本の天井梁22と、これらの柱21の下端間同士を仕口24を介して結合する各4本の床梁23とで構成される直方体状の骨組を備えている。天井梁22は、各2本ずつの長辺天井梁22A、短辺天井梁22Bで形成され、床梁23は、各2本ずつの長辺床梁23A、短辺床梁23Bで形成されている。
前記したように、直交建物ユニット20は、その長辺が建物ユニット10A,10Bの長辺と直交するように配置され、一方の建物ユニット10Aと離し置き部6とに跨って配置されている。
すなわち、長辺天井梁22Aおよび長辺床梁23Aは、当該一方の建物ユニット10Aの短辺と離し置き部6に跨ることが可能な長さに形成されている。
また、対向する長辺天井梁22Aの間には、中間梁25が架け渡されている。この中間梁25と建物ユニット10Aの長辺天井梁12Aとは、略同一直線状になるように架け渡されている。
さらに、天井梁22と中間梁25とで区画される部分には、ブレース26が対角線状に架け渡されている。
直交建物ユニット20の仕口24の内、離し置き部6に隣接する仕口24は、他方の建物ユニット10Bの仕口14と雁行する位置に配置されている。この仕口24とは長辺天井梁22Aを挟んで反対側の位置にある仕口24は、建物ユニット10Aの仕口14に対向する位置に配置されている。
図4には、直交建物ユニット20と、建物ユニット10Bとを連結する部位を拡大した平面図が示されている。
前記したように、建物ユニット10Bの仕口14と直交建物ユニット20の仕口24とが雁行する位置に配置されている。そして、この雁行配置された仕口24に対して、連結梁30の端部31が連結部材33を介してボルト接合されている。
建物ユニット10Bの仕口14と、この仕口14に対して雁行する位置にある直交建物ユニット20の仕口24とは、シアプレート81を介して連結される。
シアプレート81は、これらの仕口14、仕口24、および連結梁30の端部31に渡って取り付け可能なように平面略L字形に形成されている。
次に、シアプレート81を用いた連結態様について詳細に説明する。
シアプレート81が取り付けられる建物ユニット10Bの柱頭側の仕口14の上面には、2つの位置決めピン17と、図示しない1つの挿通孔とが設けられている。
また、シアプレート81が取り付けられる連結梁30の端部31の上面には、2つの位置決めピン35と、図示しない1つの挿通孔が設けられている。
さらに、シアプレート81が取り付けられる直交建物ユニット20の柱頭側の仕口24の上面には2つの位置決めピン27と、図示しない1つの挿通孔が設けられている。
シアプレート81には、6つの位置決め孔83と図示しない3つの挿通孔とが設けられている。これらの位置決め孔83は、前記したように仕口14と仕口24とが雁行配置された際の位置決めピン17,27,35に対応する位置に設けられている。
さらに、これらの3つの挿通孔は、仕口14、仕口24および連結梁30の端部31にそれぞれ1つずつ設けられた挿通孔に対応する位置に設けられている。
すなわち、シアプレート81が仕口14、仕口24、および連結梁30の端部31に渡って取り付けられた際に、シアプレート81の挿通孔の1つずつが、仕口14、仕口24、および連結梁30の端部31の挿通孔それぞれに対して、図4における紙面の垂直方向にボルト84が挿通可能に配置されている。例えば、シアプレート81の1つの挿通孔は、仕口14の挿通孔に対応して配置されている。
そして、建物ユニット10Bの位置決めピン17と、連結梁30の端部31の位置決めピン35と、直交建物ユニット20の仕口24の位置決めピン27とが、シアプレート81の位置決め孔83に挿通され、シアプレート81が仕口14、仕口24、および連結梁30の端部31に渡って取り付けられている。シアプレート81が取り付けられたことによって、直交建物ユニット20と建物ユニット10Bとの位置が決定されている。
さらに、シアプレート81の挿通孔、並びに、仕口14、仕口24、および連結梁30の端部31の挿通孔に対してボルト84が挿通され、このボルト84に図示しないナットが螺合されて固定されることにより、直交建物ユニット20と建物ユニット10Bと連結梁30とが連結される。
図5には、直交建物ユニット20と、建物ユニット10Aとを連結する部位を拡大した平面図が示されている。
建物ユニット10Aの仕口14と、直交建物ユニット20の長辺天井梁22Aとは、シアプレート82を介して連結される。
シアプレート82は、この仕口14、長辺天井梁22A、および連結梁30の端部31に渡って取り付け可能なように平面略矩形に形成されている。
次に、シアプレート82を用いた連結態様について詳細に説明する。
シアプレート82が取り付けられる建物ユニット10Aの柱頭側の仕口14の上面には、2つの位置決めピン17と、図示しない1つの挿通孔とが設けられている。
また、シアプレート82が取り付けられる連結梁30の端部31の上面には、2つの位置決めピン35と、図示しない1つの挿通孔が設けられている。
さらに、シアプレート81が取り付けられる直交建物ユニット20の長辺天井梁22Aの上面には図示しない2つの挿通孔が設けられている。
シアプレート82には、4つの位置決め孔83と図示しない4つの挿通孔とが設けられている。これらの位置決め孔83は、仕口14と連結梁30の端部31とが接合された際の位置決めピン17,35に対応する位置に設けられている。
さらに、これらの4つの挿通孔は、仕口14および連結梁30の端部31にそれぞれ1つずつ設けられた挿通孔、並びに長辺天井梁22Aに2つ設けられた挿通孔に対応する位置に設けられている。
すなわち、シアプレート82が仕口14、長辺天井梁22A、および連結梁30の端部31に渡って取り付けられた際に、シアプレート82の挿通孔の一つずつが、仕口14、連結梁30の端部31および長辺天井梁22Aの挿通孔それぞれに対して、図5における紙面の垂直方向にボルト84が挿通可能に配置されている。例えば、シアプレート82の一つの挿通孔は、長辺天井梁22Aの一方の挿通孔に対応して配置されている。
そして、建物ユニット10Aの位置決めピン17と、連結梁30の端部31の位置決めピン35とが、シアプレート82の位置決め孔83に挿通され、シアプレート82が仕口14、仕口24、および連結梁30の端部31に渡って取り付けられている。シアプレート82が取り付けられたことによって、直交建物ユニット20と建物ユニット10Aとの位置が決定されている。
さらに、シアプレート82の挿通孔、並びに、仕口14、連結梁30の端部31、および長辺天井梁22Aの挿通孔に対してボルト84が挿通され、このボルト84に図示しないナットが螺合されて固定されることにより、直交建物ユニット20と建物ユニット10Aと連結梁30とが連結される。
〔第1実施形態の効果〕
以上のような第1実施形態によれば、次のような効果を得ることができる。
(1)直交建物ユニット20の仕口24および長辺天井梁22Aが、連結梁30の端部31を介して、建物ユニット10A,10Bの仕口14に対して連結されているので、直交建物ユニット20と建物ユニット10A,10Bとを強固に連結することができる。
また、建物ユニット10と直交建物ユニット20との間の水平力の伝達を確実にすることができるので、離し置き部6の離し置き間隔を広げた場合でも、ねじれ等を抑制することができる。
したがって、建物全体の剛性を確保した構造とすることができる。
(2)雁行配置される仕口14と仕口24とが連結梁30の端部31を介して連結される部位において、平面略L字形に形成されたシアプレート81が固定されているので、このような雁行配置となる場合であっても、直交建物ユニット20と、建物ユニット10Bとをより強固に連結することができる。
(3)建物ユニット10Aの仕口14と直交建物ユニット20の長辺天井梁22Aとがこの仕口14に連結される連結梁30の端部31を介して連結される部位において、平面略矩形に形成されたシアプレート82が固定されているので、直交建物ユニット20と建物ユニット10Aとを、さらに強固に連結することができる。
(4)建物ユニット10Aの中間梁15と、離し置き部6の中間連結梁32と、建物ユニット10Bの中間梁15とが、略同一直線状になるように架け渡されているので、これらの中間梁15,32の長手方向に加わる力に対する強度を向上させることができる。
(5)直交建物ユニット20の中間梁25と建物ユニット10Aの長辺天井梁12Aとが、略同一直線状になるように架け渡されているので、この長辺天井梁12Aの長手方向に加わる力に対する強度を向上させることができる。
〔第2実施形態〕
以下、本発明の第2実施形態を図面に基づいて説明する。
ここで、第2実施形態の説明において第1実施形態と同一の構成要素は同一符号を付して説明を省略する。
第2実施形態は、第1実施形態において用いたシアプレート81,82を用いずに直交建物ユニット20と建物ユニット10A,10Bを強固に連結する点で、第1実施形態と相違する。
図6には、第2実施形態における直交建物ユニット20と、建物ユニット10Bとを連結する部位を拡大した平面図および断面図が示されている。
第2実施形態においても、建物ユニット10Bの仕口14と直交建物ユニット20の仕口24とが雁行する位置に配置されている。
この仕口24と連結梁30の端部31とが対向する面には、それぞれ図示しない挿通孔が設けられている。また、仕口24と連結梁30の端部31との間にある隙間には、スペーサー86が挟み込まれている。このスペーサー86にも、図示しない挿通孔が設けられている。仕口24、連結梁30の端部31、及びスペーサー86にそれぞれ設けられた挿通孔は、スペーサー86を当該隙間に挟み込んだ際に、図6における左右方向にボルト84が挿通可能になるように配置されている。
そして、連結梁30の端部31側から、挿通孔に対してボルト84が挿通され、仕口24側でこのボルト84にナット85が螺合されて固定されることによって、直交建物ユニット20と連結梁30とが連結されている。
また、第1実施形態でも述べたように、連結梁30と建物ユニット10Bの仕口14との連結は、連結梁30の端部31が連結部材33を介したボルト接合によってなされる。
この仕口14と連結梁30の端部31とが対向する面には、それぞれ図示しない挿通孔が設けられている。また、仕口14と連結梁30の端部31との間にある隙間には、連結部材33が配置されている。この連結部材33にも、図示しない挿通孔が設けられている。仕口14、連結梁30の端部31、及び連結部材33にそれぞれ設けられた挿通孔は、連結部材33を配置した際に、図6(A)における上下方向にボルト84が挿通可能になるように配置されている。
そして、連結梁30の端部31側から、挿通孔に対してボルト84が挿通され、仕口14側でこのボルト84にナット85が螺合されて固定されることによって、連結梁30が建物ユニット10Bに対して連結されている。
図7には、直交建物ユニット20と建物ユニット10Aとを連結する部位を拡大した平面図が示されている。
建物ユニット10Aの仕口14に対しては連結梁30が連結されており、この連結されている部位は直交建物ユニット20の長辺天井梁22Aに隣接している。
この仕口14と長辺天井梁22Aとが対向する面には、それぞれ図示しない挿通孔が設けられている。さらに、連結梁30の端部31と長辺天井梁22Aとが対向する面にも、それぞれ図示しない挿通孔が設けられている。つまり長辺天井梁22Aには挿通孔が2つ設けられている。
仕口14および連結梁30の端部31と長辺天井梁22Aとの間にある隙間には、スペーサー86が挟み込まれている。このスペーサー86にも、図示しない挿通孔が2箇所に設けられている。仕口14、連結梁30の端部31、及び長辺天井梁22Aにそれぞれ設けられた挿通孔は、スペーサー86を当該隙間に挟み込んだ際に、図7における左右方向にボルト84が挿通可能になるように配置されている。
そして、連結梁30の端部31側および仕口14側から挿通孔に対してボルト84が挿通され、長辺天井梁22A側でボルト84にナット85が螺合されて固定されることによって、直交建物ユニット20に対して連結梁30および建物ユニット10Aが連結されている。
なお、連結梁30と建物ユニット10Aの仕口14とは、上記と同様にして連結されている。
〔第2実施形態の効果〕
以上のような第2実施形態によれば、上記(1),(4),(5)の効果の他に、次のような効果を得ることができる。
(6)雁行配置される仕口14と仕口24とが連結梁30の端部31を介して連結される部位において、これらの仕口14,24のそれぞれと連結梁30の端部31とがボルト接合されている。そのため、このような雁行配置となる場合であっても、直交建物ユニット20と、建物ユニット10Bとを、シアプレートを用いずに、より強固に連結することができる。
(7)建物ユニット10Aの仕口14と直交建物ユニット20の長辺天井梁22Aとがこの仕口14に連結される連結梁30の端部31を介して連結される部位において、これらの仕口14、連結梁30の端部31および長辺天井梁22Aとがボルト接合されている。そのため、直交建物ユニット20と建物ユニット10Aとを、シアプレートを用いずに、さらに強固に連結することができる。
〔実施形態の変形〕
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、建物ユニット10と直交建物ユニット20と連結梁30とが、シアプレートおよびボルト接合の併用によって連結されてもよい。併用した場合、お互いをさらに強固に連結することができ、建物全体の剛性をさらに向上させた構造とすることができる。
また、建物ユニット10Bの仕口14と直交建物ユニット20の仕口24とが雁行配置されず、対向する位置に配置される場合であっても、仕口14と仕口24と連結梁30の端部31とが、平面略L字形のシアプレートで連結されてもよいし、平面略矩形のシアプレートで連結されてもよい。そのため、雁行配置とならない場合であっても、直交建物ユニット20と、建物ユニット10Bとをより強固に連結することができる。
また、前記実施形態では直交建物ユニット20が1個配置されているが、2個配置されてもよい。すなわち、建物ユニット10Aおよび離し置き部6の両側で跨るように直交建物ユニット20が配置され、上記と同様に連結されれば、建物全体の剛性をさらに向上させた構造とすることができる。
本発明は、建物ユニットを離し置きする工法で施工されるユニット式建物に利用することができる。
1…ユニット式建物
6…離し置き部
10,10A,10B…建物ユニット
14…仕口
20…直交建物ユニット
24…仕口
25…中間梁
26…ブレース
30…連結梁
31…端部
81…シアプレート(平面略L字形)
82…シアプレート(平面略矩形)

Claims (2)

  1. 隣り合う建物ユニットの長辺同士を対向させて離して配置した離し置き部を有するとともに、当該建物ユニット同士を連結梁で連結して構成されるユニット式建物において、
    前記隣り合う建物ユニットの長辺と直交して長辺が配向されるとともに、当該長辺が前記隣り合う建物ユニットの少なくとも一方と前記離し置き部とに跨って設けられる直交建物ユニットを備え、
    この直交建物ユニットは、長辺方向の一対の梁と、これらの梁の両端にそれぞれ架け渡される短辺方向の梁と、前記隣り合う建物ユニットの長辺と略同一直線状となるように前記長辺方向の梁の途中の位置に架け渡された中間梁と、この中間梁と前記長辺方向の梁及び前記短辺方向の梁とで区画された部分に設けられたブレースとを有することを特徴とするユニット式建物。
  2. 請求項1に記載のユニット式建物において、
    前記直交建物ユニットの長辺方向の梁であって前記中間梁の端部が設けられた部分と、前記隣り合う建物ユニットのうちの一方の仕口とがシアプレートを介して連結されることを特徴とするユニット式建物。
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