JP2007247344A - ユニット建物及びその構築方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】柱2、天井梁4、床梁3でコーナー部15を形成し箱型とした建物ユニット10を上下左右に複数個配置してなるユニット建物Aであって、
ユニット建物Aは第一建物ユニット群Mと第二建物ユニット群Nとを備え、
第一建物ユニット群Mと第二建物ユニット群Nとの間の境界面部では、第一建物ユニット群Mと第二のユニット建物群Nの建物ユニットがそれぞれ一列に並べられており、
第一建物ユニット群の境界面部に面する建物ユニットの天井梁3と、第二建物ユニット群の境界面部に面する建物ユニットのコーナー部15が向かい合って配置されている。
【選択図】 図1
Description
例えば、図9のユニット建物Cは、北側で道路に面した敷地に設けられており、敷地北東部がガレージスペースで、北西部が玄関へのアプローチ部分及び車の進入路となっている。このユニット建物の1階部分は西側列に建物ユニット3個、東側列に建物ユニット3個を配置して構成されている。そして、西側列と東側列の建物ユニットの北側壁面ラインを揃えて配置されており、隣接する建物ユニットのコーナー部が全て揃ったものとなっている。各建物ユニットについては、西側列の最北の建物ユニットには玄関が、その南側の2個の建物ユニットには和室が構成され、東側列の最北の建物ユニットには階段とキッチンが、その南側の2個の建物ユニットにはリビング・ダイニングが構成されている。
前記ユニット建物は第一建物ユニット群と第二建物ユニット群とを備え、
第一建物ユニット群と第二建物ユニット群との間の境界面部では、第一建物ユニット群と第二のユニット建物群の建物ユニットがそれぞれ一列に並べられており、
第一建物ユニット群の境界面部に面する建物ユニットの梁と、第二建物ユニット群の境界面部に面する建物ユニットのコーナー部が向かい合って配置されていることを特徴とするユニット建物である。
これは、0.1m以下とすると渡し梁が板状のものに近くなり剛性を高くしたり、建物ユニットと渡し梁の接合構造も困難となり易く、また1.0m以上にすると長手方向の渡し梁だけでなく、短手方向への梁などの剛性についても高いものが要求されるようになるためである。
前記渡し梁の成の高さが下階建物ユニットの天井梁から上階建物ユニットの床梁にまで延在され、渡し梁がその延在部分でも建物ユニット側面に接続されてなることを特徴とするものである。
ユニット建物Aは、図9のユニット建物Cと比べ、東側列の第一建物ユニット群M1が北側にずれたものとなっているので、床面積は略同じのまま、ユニット建物Bでは生じていた駐車スペースとユニット建物との間のデットスペースGを解消することができている。
また、南面の庭部分についても、ユニット建物Bと比べ広くなっている。また、北側の外観についても北側壁面ラインに凹凸ができるため、変化のある外観となっている。
また、繋ぎ柱11Aは、第二建物ユニット群N2の柱省略建物ユニット20W1の柱2W1、柱省略建物ユニット20W4の柱2W4と、第一建物ユニット群M2の柱省略ユニット20E1の西側妻面の補助柱8A、柱省略ユニット20E4の西側妻面の補助柱8Cとを高力ボルトを用いて締め付けてその際に生じる摩擦抵抗により応力を伝達する高力ボルト摩擦接合により合成柱を形成している。
また、繋ぎ柱11Bは、第一建物ユニット群M1の柱省略建物ユニット20E3の柱2E3、柱省略建物ユニット20E6の柱2E6と、第二建物ユニット群N2の柱省略ユニット20W3の東側妻面の補助柱8B、柱省略ユニット20W6の柱2E6とを高力ボルトを用いて締め付けてその際に生じる摩擦抵抗により応力を伝達する高力ボルト摩擦接合により合成柱を形成している。
このユニット建物Bによれば、図9のユニット建物Cと比べ、第一建物ユニット群M2の建物ユニットが北側にずれたものとなっているので、床面積は略同じのまま、ユニット建物Cでは生じていた駐車スペースとユニット建物との間のデットスペースGを解消することができている。
また、南面の庭部分についても、ユニット建物Bと比べ広くなっている。また、北側の外観についても北側壁面ラインに凹凸ができるため、変化のある外観となっている。
G デットスペース
M 第一建物ユニット群
N 第二建物ユニット群
1 建物ユニット
2 柱
3 床梁
4 天井梁
5 ジョイントピース
6 仮柱
7 柱省略部
8 補助柱
9 建物ユニット群間隙
10、20、30、40、50 柱省略建物ユニット
11 繋ぎ柱
12 合成柱
13、23、33、43、53 渡し梁
14 ボルト
15 取付プレート
16 コーナー部
Claims (7)
- 柱、天井梁、床梁でコーナー部を形成し箱型とした建物ユニットを上下左右に複数個配置してなるユニット建物であって、
前記ユニット建物は第一建物ユニット群と第二建物ユニット群とを備え、
第一建物ユニット群と第二建物ユニット群との間の境界面部では、第一建物ユニット群と第二のユニット建物群の建物ユニットがそれぞれ一列に並べられており、
第一建物ユニット群の境界面部に面する建物ユニットの梁と、第二建物ユニット群の境界面部に面する建物ユニットのコーナー部が向かい合って配置されていることを特徴とするユニット建物。 - 前記ユニット建物において、第一建物ユニット群と第二建物ユニット群との間が離し置き配置されており、離し置き配置により生じる建物ユニット群間隙の長手方向に沿って渡し梁が設けられ、建物ユニット群間隙に面する建物ユニット側面が、前記渡し梁に接合されていることを特徴とする請求項1記載のユニット建物。
- 前記渡し梁が設けられた建物ユニット群間隙に面する建物ユニット側面の柱が、少なくとも1箇所以上省略されていることを特徴とする請求項2記載のユニット建物。
- 前記渡し梁が設けられた建物ユニット群間隙に面する建物ユニット側面に、補助柱が設けられていることを特徴とする請求項2乃至請求項3のいずれかに記載のユニット建物。
- 下階建物ユニットの上方に上階建物ユニットが搭載されたユニット建物であって、
前記渡し梁の成の高さが下階建物ユニットの天井梁から上階建物ユニットの床梁にまで延在され、渡し梁がその延在部分でも建物ユニット側面に接続されてなることを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載のユニット建物。 - 前記建物ユニット群間隙に、建物ユニット群間隙に面する建物ユニット側面の柱又は補助柱とに接合された繋ぎ柱が設けられ、前記繋ぎ柱が建物ユニット群間隙幅と略同じ幅になされ、且つ前記渡し梁に接合されていることを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれかに記載のユニット建物。
- 前記柱が省略された建物ユニットとして、仮柱を柱省略部に着脱自在としてなる柱省略建物ユニットを用い、柱省略建物ユニット側面に渡し梁を接合完了するまでは柱省略建物ユニットの仮柱を設けておき、渡し梁の接合完了後に仮柱を取外すことを特徴とする請求項3乃至請求項6のいずれかに記載のユニット建物の構築方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013151859A (ja) * | 2013-05-15 | 2013-08-08 | Misawa Homes Co Ltd | ユニット式建物 |
Citations (4)
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JPS4827551A (ja) * | 1971-08-13 | 1973-04-11 | ||
JPH04323435A (ja) * | 1991-04-24 | 1992-11-12 | Toyota Motor Corp | 組立式建造物 |
JPH09317018A (ja) * | 1996-05-28 | 1997-12-09 | Sekisui Chem Co Ltd | ユニット建物とその施工方法 |
JP2000154597A (ja) * | 1998-11-20 | 2000-06-06 | Nittaku Sangyo Kk | 建物の建築工法と、それに使用する部屋ユニット |
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2006
- 2006-03-17 JP JP2006075326A patent/JP5025973B2/ja active Active
Patent Citations (4)
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