JP2007247344A - ユニット建物及びその構築方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】敷地やプランに合わせて建物ユニットの配置を変更しやすいユニット建物。
【解決手段】柱2、天井梁4、床梁3でコーナー部15を形成し箱型とした建物ユニット10を上下左右に複数個配置してなるユニット建物Aであって、
ユニット建物Aは第一建物ユニット群Mと第二建物ユニット群Nとを備え、
第一建物ユニット群Mと第二建物ユニット群Nとの間の境界面部では、第一建物ユニット群Mと第二のユニット建物群Nの建物ユニットがそれぞれ一列に並べられており、
第一建物ユニット群の境界面部に面する建物ユニットの天井梁3と、第二建物ユニット群の境界面部に面する建物ユニットのコーナー部15が向かい合って配置されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は複数個の建物ユニットで構成されるユニット建物に関する。
ユニット建物は、四隅に柱を配置し、柱間を天井梁、床梁で接続し箱型とした建物ユニニットを上下左右に複数個配置して構成されている。この、ユニット建物の配置は、従来隣接する建物ユニットのコーナー部をお互いに合わせて配置する図9や特許文献1のようなものが一般的である。
例えば、図9のユニット建物Cは、北側で道路に面した敷地に設けられており、敷地北東部がガレージスペースで、北西部が玄関へのアプローチ部分及び車の進入路となっている。このユニット建物の1階部分は西側列に建物ユニット3個、東側列に建物ユニット3個を配置して構成されている。そして、西側列と東側列の建物ユニットの北側壁面ラインを揃えて配置されており、隣接する建物ユニットのコーナー部が全て揃ったものとなっている。各建物ユニットについては、西側列の最北の建物ユニットには玄関が、その南側の2個の建物ユニットには和室が構成され、東側列の最北の建物ユニットには階段とキッチンが、その南側の2個の建物ユニットにはリビング・ダイニングが構成されている。
特開2004−108101号公報
しかし、上記図9のようなユニット建物では、北東部のガレージスペースとユニット建物の北側壁面ラインとの間に、デットスペースGが存在している。これは、ユニット建物では同一建物ユニット内で階段を納める必要があるためであり、例えば図7のように北側のデットスペースGに納まる建物ユニットを設けたとしても、建物ユニットを跨ぐ階段を設けることができないため、結局ユニット建物内でデットスペースG1ができる。このように、建物ユニットのコーナー部を揃えたままの建物配置では、建物ユニットに跨って設けることができない階段やユニットバスなどの配置に大きな制約を与えるものとなっている。よって、本発明の目的は、敷地やプランに合わせて建物ユニットの配置を変更しやすいユニット建物を提供することにある。
請求項1記載の発明は、柱、天井梁、床梁でコーナー部を形成し箱型とした建物ユニットを上下左右に複数個配置してなるユニット建物であって、
前記ユニット建物は第一建物ユニット群と第二建物ユニット群とを備え、
第一建物ユニット群と第二建物ユニット群との間の境界面部では、第一建物ユニット群と第二のユニット建物群の建物ユニットがそれぞれ一列に並べられており、
第一建物ユニット群の境界面部に面する建物ユニットの梁と、第二建物ユニット群の境界面部に面する建物ユニットのコーナー部が向かい合って配置されていることを特徴とするユニット建物である。
隣接する建物ユニットのコーナー部としては、柱、床梁、天井梁などを接合することで形成されるものであり、柱を着脱自在としてなる仮柱としてコーナー部を形成してもよい。
請求項1によれば、第一建物ユニット群の境界面部に面する建物ユニットの梁と、第二建物ユニット群の境界面部に面する建物ユニットのコーナー部が向かい合って配置されているため、隣接する第一建物ユニット群と第二建物ユニット群のコーナー部を揃えることを気にせずにユニット建物を構成することができるため、建物ユニットを跨ぐことのできない階段やユニットバスの配置の自由度が増し、ユニット建物の敷地及びプラン対応力を向上させることができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のユニット建物であって、前記ユニット建物において、第一建物ユニット群と第二建物ユニット群との間が離し置き配置されており、離し置き配置により生じる建物ユニット群間隙の長手方向に沿って渡し梁が設けられ、建物ユニット群間隙に面する建物ユニット側面が、前記渡し梁に接合されていることを特徴とするものである。
第一建物ユニット群と第二建物ユニット群との間が離し置き配置される距離については、隣接する建物ユニットのモジュール芯同士の距離が、モジュールの(整数)倍又は(1/整数)倍とされることが、ユニット建物全体として、モジュールが揃うため好ましい。更に、離し置き配置される距離を、略0.1m乃至略1.0mmとするとことが好ましい。
これは、0.1m以下とすると渡し梁が板状のものに近くなり剛性を高くしたり、建物ユニットと渡し梁の接合構造も困難となり易く、また1.0m以上にすると長手方向の渡し梁だけでなく、短手方向への梁などの剛性についても高いものが要求されるようになるためである。
請求項2記載の発明によれば、第一建物ユニット群と第二建物ユニット群との間が離し置き配置されているので、その建物ユニット群間隙部分についても居室等に使用することができる。したがって、ユニット建物の敷地及びプラン対応力を向上させることができる。また、離し置き配置により生じる建物ユニット群間隙の長手方向に沿って渡し梁が設けられているので、第一建物ユニット群と第二建物ユニット群の間が補強され、ユニット建物全体としても剛性が向上する。
請求項3記載の発明は、請求項2記載のユニット建物であって、前記渡し梁が設けられた建物ユニット群間隙に面する建物ユニット側面の柱が、少なくとも1箇所以上省略されていることを特徴とするものである。
請求項3記載の発明によれば、渡し梁が設けられた建物ユニット群間隙部分の建物ユニットの柱が省略されているので、柱を気にせずに間仕切や建具が配置できる、また、柱の無い大空間なども形成でき、プラン対応力が向上する。
請求項4記載の発明は、請求項2乃至請求項4のいずれかに記載のユニット建物であって、前記渡し梁が設けられた建物ユニット群間隙に面する建物ユニット側面に、補助柱が設けられていることを特徴とするものである。
補助柱としては、例えば第二ユニット建物郡の建物ユニットの柱と向かい合う位置となる第一建物ユニット群の建物ユニット側面に、天井梁から床梁に至る長さで、建物ユニットと同程度の強度を有するものとすることが好ましい。また、補助柱の形状としては、例えばH形鋼、C形鋼、ロ形鋼などの形鋼などが使用できる。
請求項4記載の発明によれば、補助柱により建物ユニットが補強されるので、渡し梁が設けられた建物ユニット群間隙部分の建物ユニットの柱を省略しても十分な剛性を有するユニット建物とすることができる。
請求項5記載の発明は、請求項2乃至請求項4のいずれかに記載のユニット建物であって、下階建物ユニットの上方に上階建物ユニットが搭載されたユニット建物であって、
前記渡し梁の成の高さが下階建物ユニットの天井梁から上階建物ユニットの床梁にまで延在され、渡し梁がその延在部分でも建物ユニット側面に接続されてなることを特徴とするものである。
請求項5記載の発明によれば、前記渡し梁の成の高さが上階建物ユニットの床梁にまで延在され、渡し梁がその延在部分でも繋ぎ柱に接続されているので、渡し梁の断面強度を向上させることができ、渡し梁の長手方向の長さを長くすることができるため、柱省略部分増やすことができる。
請求項6記載の発明は、請求項2乃至請求項5のいずれかに記載のユニット建物であって、前記建物ユニット群間隙に、建物ユニット群間隙に面する建物ユニット側面の柱又は補助柱とに接合された繋ぎ柱が設けられ、前記繋ぎ柱が建物ユニット群間隙幅と略同じ幅になされ、且つ前記渡し梁に接合されていることを特徴とするものである。
繋ぎ柱と建物ユニット側面の柱との接合としては、例えば、繋ぎ柱と、柱又は補助柱とを高力ボルトを用いて締め付けてその際に生じる摩擦抵抗により応力を伝達する摩擦接合などが使用できる。この摩擦接合を使用すると、繋ぎ柱と、柱との間の応力の流れが円滑となり、繋ぎ柱と柱とが一体の合成柱となるため、断面強度が向上しユニット建物の強度を向上させることができる。
また、繋ぎ柱を、下階建物ユニットの側から上階建物ユニットの側にまで延長した通し柱とすると、ユニット建物の上下階での強度、ユニット建物の接合精度を向上させることができるため好ましい。また、繋ぎ柱の下端部を建物基礎に接合すると、繋ぎ柱が安定し、建物基礎へ力を逃がすこともできるため好ましい。
請求項6記載の発明によれば、建物ユニットの間隙に繋ぎ柱が設けられ、繋ぎ柱に渡し梁が接合されるので、建物ユニットの間隙部分は十分な剛性が確保される。そのため、渡し梁が設けられた建物ユニット群間隙部分の建物ユニットの柱を省略しても十分な剛性を有するユニット建物とすることができる。
請求項7記載の発明は、請求項3乃至請求項6記載のユニット建物の構築方法であって、前記柱が省略された建物ユニットとして、仮柱を柱省略部に着脱自在としてなる柱省略建物ユニットを用い、柱省略建物ユニット側面に渡し梁を接合完了するまでは柱省略建物ユニットの仮柱を設けておき、渡し梁の接合完了後に仮柱を取外すことを特徴とするものである。
請求項7記載の発明によれば、建物ユニットの柱省略部に設けられた仮柱により、施工時の建物ユニットの変形等を防止することができ、通常の柱が有る建物ユニットと同様に扱うことができる。そして、渡し梁を接合完了するまでは柱省略建物ユニットの仮柱を設けておき、渡し梁の接合完了後に仮柱を取外すので、渡し梁の接続時の建物ユニットの強度を低下せしめることがなく、施工段階の建物強度も十分に確保でき、施工性が良い。
請求項1記載のユニット建物によれば、第一建物ユニット群の境界面部に面する建物ユニットの梁と、第二建物ユニット群の境界面部に面する建物ユニットのコーナー部が向かい合って配置されているため、隣接する第一建物ユニット群と第二建物ユニット群のコーナー部を揃えることを気にせずにユニット建物を構成することができるため、建物ユニットを跨ぐことのできない階段やユニットバスの配置の自由度が増し、ユニット建物の敷地及びプラン対応力を向上させることができる。
請求項2記載のユニット建物によれば、第一建物ユニット群と第二建物ユニット群との間が離し置き配置されているので、その建物ユニット群間隙部分についても居室等に使用することができる。したがって、ユニット建物の敷地及びプラン対応力を向上させることができる。また、離し置き配置により生じる建物ユニット群間隙の長手方向に沿って渡し梁が設けられているので、第一建物ユニット群と第二建物ユニット群の間が補強され、ユニット建物全体としても剛性が向上する。
請求項3記載のユニット建物によれば、渡し梁が設けられた建物ユニット群間隙部分の建物ユニットの柱が省略されているので、柱を気にせずに間仕切や建具が配置できる、また、柱の無い大空間なども形成でき、プラン対応力が向上する。
請求項4記載のユニット建物によれば、補助柱により建物ユニットが補強されるので、渡し梁が設けられた建物ユニット群間隙部分の建物ユニットの柱を省略しても十分な剛性を有するユニット建物とすることができる。
請求項5記載のユニット建物によれば、前記渡し梁の成の高さが上階建物ユニットの床梁にまで延在され、渡し梁がその延在部分でも繋ぎ柱に接続されているので、渡し梁の断面強度を向上させることができ、渡し梁の長手方向の長さを長くすることができるため、柱省略部分増やすことができる。
請求項6記載のユニット建物によれば、建物ユニットの間隙に繋ぎ柱が設けられ、繋ぎ柱に渡し梁が接合されるので、建物ユニットの間隙部分は十分な剛性が確保される。そのため、渡し梁が設けられた建物ユニット群間隙部分の建物ユニットの柱を省略しても十分な剛性を有するユニット建物とすることができる。
請求項7記載の構築方法によれば、建物ユニットの柱省略部に設けられた仮柱により、施工時の建物ユニットの変形等を防止することができ、通常の柱が有る建物ユニットと同様に扱うことができる。そして、渡し梁を接合完了するまでは柱省略建物ユニットの仮柱を設けておき、渡し梁の接合完了後に仮柱を取外すので、渡し梁の接続時の建物ユニットの強度を低下せしめることがなく、施工段階の建物強度も十分に確保でき、施工性が良い。
以下、本発明の、支柱立設装置の実施の形態を図1乃至図5に基づいて説明する。
図1は本発明のユニット建物の実施例の平面図である。図2は本発明のユニット建物の実施例の渡し梁と柱省略建物ユニットとの接合部の平面説明図である。図3は本発明のユニット建物の実施例の建物ユニット・柱省略建物ユニットの斜視図である。
実施例1のユニット建物Aは、図1に示すように、北側で道路に面した敷地に設けられており、敷地北東部がガレージスペースで、北西部が玄関へのアプローチ部分及び車の進入路となっている。そして、ユニット建物Aは東側列に3個の建物ユニットを配置した第一ユニット郡M1と、西側列に3個の建物ユニットを配置した第二建物ユニット群N1により構成されたものである。
標準的な建物ユニット1は、図3(a)に示すように、4本の角鋼管製の柱2と、4本の形鋼製の床梁3と、4本の形鋼製の天井梁4とを箱形に接合した骨組構造体である。建物ユニット1は、4個のコーナー部で、相交差する床梁4をジョイントピース5により柱2の下端部に接続し、相交差する天井梁3をジョイントピース5により柱2の上端部に接合して構成される。
そして、実施例1では、図3bに示すように、図3aの4本の柱2のうち1本又は2本を省略した柱省略建物ユニット10を使用する。この柱省略建物ユニット10には、柱省略部に仮柱6が着脱自在に設けられたものとなっている。なお、柱省略建物ユニット10の妻面サイズについては、標準サイズと標準サイズの半分のものを使用している。
ユニット建物Aの1階部分は、建物ユニットの桁面0.9mを1モジュールとして、第一建物ユニット群M1に北側より6モジュールの柱省略建物ユニット10E1、10E2、5モジュールの柱省略建物ユニット10E3の合計3個が配置され、第二建物ユニット群N1に北側より4モジュールの柱省略建物ユニット10W1、10W2、10W3の合計3個が配置され、それぞれ柱省略部7を互いに突き合せて配置されている。また、ユニット建物Aの2階部分は、第一建物ユニット群M1に北側より4モジュールの柱省略建物ユニット10E4、10E5、10E6の合計3個が配置され、第二建物ユニット群N1に北側より5モジュールの柱省略建物ユニット10W4、10W5、10W6の合計3個が配置され、それぞれ柱省略部7を互いに突き合せて配置されている。なお、柱省略建物ユニット10E1乃至10E6及び柱省略建物ユニット10W1乃至10W5は妻サイズが同じ大きさのものとなっている。柱省略建物ユニット10E6については、柱省略建物ユニット10E1乃至10E6及び柱省略建物ユニット10W1乃至10W5の妻サイズの略半分の大きさの妻サイズのものとなっている。
そして、ユニット建物Aの北側壁面は、高さ方向には1、2階で同じ壁面ラインとなっており、水平方向には第一建物ユニット群M1の北側壁面が、第二建物ユニット群N1の北側壁面より北側に突出したものとなっている。したがって、第一建物ユニット群M1の境界面部に面する建物ユニットの天井梁4と、第二建物ユニット群N1の境界面部に面する建物ユニットのコーナー部16が向かい合って配置されている。つまり、第一建物ユニット群M1の柱省略建物ユニット10E1乃至10E6と第二建物ユニット群N1の柱省略建物ユニット10W1乃至10W6の柱2及び仮柱6の平面上の位置は向かい合った配置となっていない。
ユニット建物Aは、第一建物ユニット群M1の柱省略建物ユニット10E1乃至10E6の妻面と第二建物ユニット群N1の柱省略建物ユニット10W1乃至10W6の妻面との間が離し置き配置されている。離し置きされる幅としては、離し置きされた柱省略建物ユニットのモジュール芯の間隔が、桁面0.9mのモジュールの半分の0.45mとなるようになされている。
そして、第一建物ユニット群M1の柱省略建物ユニット10E1乃至10E6と第二建物ユニット群N2の柱省略建物ユニット10W1乃至10W6とが離し置き配置されて生じる建物ユニット群間隙9の下階天井梁4と上階床梁3に面する部分に、建物ユニットAの妻面と平行な方向、つまり建物ユニと間隙9の長手方向にH形鋼(C形鋼などでも可)で構成された渡し梁13が設けられている。渡し梁13の成の高さは、下階の柱省略ユニットの天井梁4から上階の柱建物ユニットの床梁3にまで延在され、渡し梁13がその延在部分でも繋ぎ柱11A及び繋ぎ柱11Bにボルト14によりボルト接続されている。そして、図2のように、渡し梁13には、取付プレート15が設けられ、それぞれ各柱省略建物ユニット10E1乃至10E6、及び各柱省略建物ユニット10W1乃至10W6の妻面のジョイントピース6とボルト接続されている。
なお、ユニット建物Aの構築方法としては、渡し梁13を繋ぎ柱11A、11Bと各柱省略建物ユニット10E1乃至10E6、10W1乃至10W6に接続完了するまでは仮柱6を設けておき、渡し梁13の接続完了後に仮柱6を取外すものとしている。
また、このユニット建物Aの下階部分は、柱省略建物ユニット10W1と柱省略建物ユニット10W1、10E1との間の建物ユニット群間隙とを使用して玄関及び便所が設けられ、柱省略建物ユニット10W2、10W3を使用して和室が設けられ、柱省略建物ユニット10E1を使用して階段、キッチンスペースが設けられ、柱省略建物ユニット10E2、10E3と、柱省略建物ユニット10W2、10W3と10E2、10E3との間の建物ユニット群間隙とを使用してリビング・ダイニングが設けられている。
ユニット建物Aの上階部分は、柱省略建物ユニット10W4を使用して浴室、洗面、便所などの水周り設備スペースが設けられ、柱省略建物ユニット10W5、10W6と、柱省略建物ユニット10W5、10W6と10E5、10E6との間の建物ユニット群間隙とを使用して第一寝室が設けられ、柱省略建物ユニット10E4を使用して階段が設けられ、柱省略建物ユニット10E4、10E5を使用して第二寝室が設けられ、柱省略建物ユニット10E5、10E6を使用して第三寝室が設けられている。
実施例1によれば、以下の作用効果を奏する。
ユニット建物Aは、図9のユニット建物Cと比べ、東側列の第一建物ユニット群M1が北側にずれたものとなっているので、床面積は略同じのまま、ユニット建物Bでは生じていた駐車スペースとユニット建物との間のデットスペースGを解消することができている。
また、南面の庭部分についても、ユニット建物Bと比べ広くなっている。また、北側の外観についても北側壁面ラインに凹凸ができるため、変化のある外観となっている。
また、第一建物ユニット群M1の境界面部に面する建物ユニットの梁と、第二建物ユニット群N1の境界面部に面する建物ユニットのコーナー部が向かい合って配置されているため、隣接する第一建物ユニット群M1と第二建物ユニット群N2のコーナー部15を揃えることを気にせずにユニット建物を構成することができるため、建物ユニットを跨ぐことのできない階段やユニットバスの配置の自由度が増し、ユニット建物の敷地及びプラン対応力を向上させることができる。
また、第一建物ユニット群M1と第二建物ユニット群N1との間が離し置き配置されているので、その建物ユニット群間隙部分についても居室等に使用することができる。したがって、ユニット建物の敷地及びプラン対応力を向上させることができる。また、離し置き配置により生じる建物ユニット群間隙の長手方向に沿って渡し梁が設けられているので、第一建物ユニット群M1と第二建物ユニット群N2の間が補強され、ユニット建物全体としても剛性が向上する。
また、渡し梁が設けられた建物ユニット群間隙部分の建物ユニットの柱が省略されているので、柱を気にせずに間仕切や建具が配置できる、また、柱の無い大空間なども形成でき、プラン対応力が向上する。
また、前記渡し梁の成の高さが上階建物ユニットの床梁にまで延在され、渡し梁がその延在部分でも繋ぎ柱に接続されているので、渡し梁の断面強度を向上させることができ、渡し梁の長手方向の長さを長くすることができ、柱省略部分増やすことができる。
また、柱省略建物ユニットの柱省略部に設けられた仮柱により、施工時の建物ユニットの変形等を防止することができ、通常の柱が有る建物ユニットと同様に扱うことができる。そして、渡し梁を接合完了するまでは柱省略建物ユニットの仮柱を設けておき、渡し梁の接合完了後に仮柱を取外すので、渡し梁の接続時の建物ユニットの強度を低下せしめることがなく、施工段階の建物強度も十分に確保でき、施工性が良い。
図4は本発明のユニット建物の実施例の平面図である。図5は本発明のユニット建物の実施例の繋ぎ柱・渡し梁の接合部の立断面説明図である。図6は本発明のユニット建物の実施例の繋ぎ柱・渡し梁の接合部の平面説明図である。
実施例2のユニット建物Bは、基本的な構成は実施例1と同様であり、図4に示すように、北側で道路に面した敷地に設けられており、敷地北東部がガレージスペースで、北西部が玄関へのアプローチ部分及び車の進入路となっている。そして、ユニット建物Bは東側列に3個の建物ユニットを配置した第一建物ユニット群M2、西側列に3個の建物ユニットを配置した第二建物ユニット群N2で構成されたものである。
標準的な建物ユニット1は、図3(a)に示すように、4本の角鋼管製柱2と、4本の形鋼製床梁3と、4本の形鋼製天井梁4とを箱形に接合した骨組構造体である。建物ユニット1は、4個のコーナー部で、相交差する床梁4をジョイントピース により柱 の下端部に接続し、相交差する天井梁3をジョイントピース5により柱2の上端部に接合して構成される。
そして、実施例2では、図3bに示すように、図3aの4本の柱2のうち1本又は2本を省略した柱省略建物ユニット20を使用する。この柱省略建物ユニット20には、柱省略部に仮柱6が着脱自在に設けられたものとなっている。なお、柱省略建物ユニット20の妻面サイズについては、標準サイズと標準サイズの半分のものを使用している。
ユニット建物Bの1階部分は、第一建物ユニット群M2に北側より柱省略建物ユニット20E1、20E2、20E3の合計3個が配置され、第二建物ユニット群N2に北側より柱省略建物ユニット20W1、20W2、20W3の合計3個が配置され、それぞれ柱省略部7を互いに突き合せて配置されている。また、ユニット建物Bの2階部分は、第一建物ユニット群M1に北側より柱省略建物ユニット20E4、20E5、20E6の合計3個が配置され、第二建物ユニット群N2に北側より柱省略建物ユニット20W4、20W5、20W6の合計3個が配置され、それぞれ柱省略部7を互いに突き合せて配置されている。なお、柱省略建物ユニット20E1乃至20E6及び柱省略建物ユニット20W1乃至20W5は妻サイズが同じ大きさのものとなっている。柱省略建物ユニット20E6については、柱省略建物ユニット20E1乃至20E6及び柱省略建物ユニット20W1乃至20W5の妻サイズの略半分の大きさの妻サイズのものとなっている。
そして、ユニット建物Bの北側壁面は、高さ方向には1、2階で同じ壁面ラインとなっており、水平方向には第一建物ユニット群M2の北側壁面が、第二建物ユニット群N2の北側壁面より北側に突出したものとなっている。したがって、第一建物ユニット群M2の境界面部に面する建物ユニットの天井梁4と、第二建物ユニット群N2の境界面部に面する建物ユニットのコーナー部16が向かい合って配置されている。つまり、第一建物ユニット群M2の柱省略建物ユニット20E1乃至20E6と第二建物ユニット群N2の柱省略建物ユニット20W1乃至20W6の柱2及び仮柱6の平面上の位置は向かい合った配置となっていない。
第一建物ユニット群M2の柱省略ユニット20E1の西側妻面には、第二建物ユニット群N2の柱省略ユニット20W1の柱2W1の位置と対向する位置に補助柱8Aが設けられている。また、第二建物ユニット群N2の柱省略ユニット20W3の東側妻面には、第一建物ユニット群M2の柱省略ユニット20E3の柱位置と対向する位置に、補助柱8Bが設けられている。また、東側列の柱省略ユニット20E4の西側妻面には、第二建物ユニット群N2の柱省略ユニット20W4の柱位置と対向する位置に、補助柱8Cが設けられている。この補助柱8A、8B、8Cは柱省略建物ユニット20の柱2と略同じ幅のウェブを有するC形鋼からなり、床梁3から天井梁4に至る長さを有している。そして、この補助柱8A、8B、8Cは各柱省略建物ユニット20の床梁3及び天井梁4に溶接接合されている。
ユニット建物Bは、第一建物ユニット群M2の柱省略建物ユニット20E1乃至20E6の妻面と第二建物ユニット群N2の柱省略建物ユニット20W1乃至20W6の妻面との間が離し置き配置されている。そして、その第一建物ユニット群M2の柱省略建物ユニット20E1乃至20E6と第二建物ユニット群N2の柱省略建物ユニット20W1乃至20W6とが離し置き配置されて生じる建物ユニット群間隙29の屋外に面する箇所には、それぞれ間隙幅と略同幅の繋ぎ柱11A、11Bが設けられている。
繋ぎ柱11Aは通し柱となっており、下階の柱省略建物ユニット20E1、20W1の下端部から上階の柱省略建物ユニット20E4、20W4の上端部にまで延在したものとなっている。
また、繋ぎ柱11Aは、第二建物ユニット群N2の柱省略建物ユニット20W1の柱2W1、柱省略建物ユニット20W4の柱2W4と、第一建物ユニット群M2の柱省略ユニット20E1の西側妻面の補助柱8A、柱省略ユニット20E4の西側妻面の補助柱8Cとを高力ボルトを用いて締め付けてその際に生じる摩擦抵抗により応力を伝達する高力ボルト摩擦接合により合成柱を形成している。
繋ぎ柱11Bは通し柱となっており、下階の柱省略建物ユニット20E3、20W3の下端部から上階の柱省略建物ユニット20E6、20W6の上端部にまで延在したものとなっている。
また、繋ぎ柱11Bは、第一建物ユニット群M1の柱省略建物ユニット20E3の柱2E3、柱省略建物ユニット20E6の柱2E6と、第二建物ユニット群N2の柱省略ユニット20W3の東側妻面の補助柱8B、柱省略ユニット20W6の柱2E6とを高力ボルトを用いて締め付けてその際に生じる摩擦抵抗により応力を伝達する高力ボルト摩擦接合により合成柱を形成している。
これらの合成柱は、各柱省略建物ユニット20W1、20E3の柱2W1、2E3の柱脚が基礎に接合(ピン接合又は剛接合)されるとともに、繋ぎ柱11A、11Bの柱脚も基礎に接合(ピン接合又は剛接合)されたものとなっている。
また、ユニット建物Bには、建物ユニット群間隙29の下階天井梁4と上階床梁3に面する部分に、建物ユニットBの妻面と平行な方向、つまり建物ユニと間隙29の長手方向にH形鋼(C形鋼などでも可)で構成された渡し梁23が設けられており、渡し梁23の長手方向の両端部がそれぞれ繋ぎ柱11A、11Bにボルト接合されている。なお、渡し梁23の成の高さは、下階の柱省略ユニットの天井梁4から上階の柱建物ユニットの床梁3にまで延在され、渡し梁23がその延在部分でも繋ぎ柱11A及び繋ぎ柱11Bにボルト14によりボルト接続されている。そして、渡し梁23には、それぞれ各柱省略建物ユニット20E1乃至20E6、及び各柱省略建物ユニット20W1乃至20W6の妻面がボルト接続されている。
なお、ユニット建物Aの構築方法としては、渡し梁23を繋ぎ柱11A、11Bと各柱省略建物ユニット20E1乃至20E6、20W1乃至20W6に接続完了するまでは仮柱6を設けておき、渡し梁23の接続完了後に仮柱6を取外すものとしている。
また、このユニット建物Bの下階部分は、柱省略建物ユニット20W1と柱省略建物ユニット20W1、20E1との間の建物ユニット群間隙とを使用して玄関及び便所が設けられ、柱省略建物ユニット20W2、20W3を使用して和室が設けられ、柱省略建物ユニット20E1を使用して階段、キッチンスペースが設けられ、柱省略建物ユニット20E2、20E3と、柱省略建物ユニット20W2、20W3と20E2、20E3との間の建物ユニット群間隙とを使用してリビング・ダイニングが設けられている。
ユニット建物Bの上階部分は、柱省略建物ユニット20W4を使用して浴室、洗面、便所などの水周り設備スペースが設けられ、柱省略建物ユニット20W5、20W6と、柱省略建物ユニット20W5、20W6と20E5、20E6との間の建物ユニット群間隙とを使用して第一寝室が設けられ、柱省略建物ユニット20E4を使用して階段が設けられ、柱省略建物ユニット20E4、20E5を使用して第二寝室が設けられ、柱省略建物ユニット20E5、20E6を使用して第三寝室が設けられている。
実施例2によれば、以下の作用効果を奏する。
このユニット建物Bによれば、図9のユニット建物Cと比べ、第一建物ユニット群M2の建物ユニットが北側にずれたものとなっているので、床面積は略同じのまま、ユニット建物Cでは生じていた駐車スペースとユニット建物との間のデットスペースGを解消することができている。
また、南面の庭部分についても、ユニット建物Bと比べ広くなっている。また、北側の外観についても北側壁面ラインに凹凸ができるため、変化のある外観となっている。
第一建物ユニット群の境界面部に面する建物ユニットの梁と、第二建物ユニット群の境界面部に面する建物ユニットのコーナー部が向かい合って配置されているため、隣接する第一建物ユニット群と第二建物ユニット群のコーナー部を揃えることを気にせずにユニット建物を構成することができるため、建物ユニットを跨ぐことのできない階段やユニットバスの配置の自由度が増し、ユニット建物の敷地及びプラン対応力を向上させることができる。
また、第一建物ユニット群と第二建物ユニット群との間が離し置き配置されているので、その建物ユニット群間隙部分についても居室等に使用することができる。したがって、ユニット建物の敷地及びプラン対応力を向上させることができる。また、離し置き配置により生じる建物ユニット群間隙の長手方向に沿って渡し梁が設けられているので、第一建物ユニット群と第二建物ユニット群の間が補強され、ユニット建物全体としても剛性が向上する。
また、建物ユニットの間隙に繋ぎ柱が設けられ、繋ぎ柱と繋ぎ柱の間に渡し梁が設けられ、繋ぎ柱が対向する柱同士、又は柱と補助柱とに接合されるので、建物ユニットの間隙部分は十分な剛性が確保される。そのため、渡し梁が設けられた建物ユニット群間隙部分の建物ユニット妻面柱を省略しても十分な剛性を有するユニット建物とすることができる。そして、渡し梁が設けられた建物ユニット群間隙部分の建物ユニット妻面柱が省略されているので、柱を気にせずに間仕切や建具が配置でき、また、柱の無い大空間なども形成できるためプラン対応力が向上する。
また、繋ぎ柱と妻面柱又は補助柱との接合が摩擦接合されているので、接合された繋ぎ柱と妻面柱又は補助柱との間の応力の流れが円滑となり、繋ぎ柱と、妻面柱又は補助柱とが一体の合成柱となるため、断面強度が向上しユニット建物の強度を向上させることができる。
下階建物ユニットの側から上階建物ユニットの側にまで延長した通し柱となっているため、ユニット建物の上下階での強度、ユニット建物の接合精度を向上させることができる。また、前記渡し梁の成の高さが上階建物ユニットの床梁にまで延在され、渡し梁がその延在部分でも繋ぎ柱に接続されているので、渡し梁の断面強度を向上させることができ、渡し梁の長手方向の長さを長くすることができ、柱省略部分増やすことができる。
また、建物ユニットの柱省略部に設けられた仮柱により、施工時の建物ユニットの変形等を防止することができ、通常の柱が有る建物ユニットと同様に扱うことができる。そして、繋ぎ柱と渡し梁を接合完了するまでは柱省略建物ユニットの仮柱を設けておき、渡し梁の接合完了後に仮柱を取外すので、渡し梁の接続時の建物ユニットの強度を低下せしめることがなく、施工段階の建物強度も十分に確保でき、施工性が良い。
実施例1、2では、建物ユニットの妻面同士を離し置きし、建物ユニットの妻面柱の柱位置を揃えないものとしたが、図7(a)のように桁面同士を離し置きし、建物ユニットの桁面梁とコーナー部を向かい合って配置したものとしてもよい。また、図7(b)のように、建物ユニットの桁面と妻面とを隣接させて、その間を離し置きし、梁とコーナー部を向かい合って配置したものとしてもよい。
また、図8のように建物ユニット群間隙59の途中まで、渡り梁53を設けるものとしてもよい。また、渡し梁を支える柱としては、柱2W1、2W2、2W3としたユニット建物とし、50W3より南側の渡し梁がキャンチ梁とする構成としてもよい。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても本発明に含まれるのは勿論である。
敷地やプランに合わせて建物ユニットの配置を変更しやすいユニット建物として有効である。
本発明のユニット建物の実施例1の平面図である。 本発明のユニット建物の実施例1のH部での渡し梁と柱省略建物ユニットとの接合部の平面説明図である。 本発明のユニット建物の実施例の建物ユニット・柱省略建物ユニットの斜視図である。 本発明のユニット建物の実施例の平面図である。 本発明のユニット建物の実施例のI部での繋ぎ柱・渡し梁の接合部の立断面説明図である。 本発明のユニット建物の実施例のI部での繋ぎ柱・渡し梁の接合部の平面説明図である。 本発明のユニット建物の変形例の平面図である。 本発明のユニット建物の変形例の平面・断面図である。 従来のユニット建物の平面図である。
符号の説明
A、B、C、D、E、F ユニット建物
G デットスペース
M 第一建物ユニット群
N 第二建物ユニット群
1 建物ユニット
2 柱
3 床梁
4 天井梁
5 ジョイントピース
6 仮柱
7 柱省略部
8 補助柱
9 建物ユニット群間隙
10、20、30、40、50 柱省略建物ユニット
11 繋ぎ柱
12 合成柱
13、23、33、43、53 渡し梁
14 ボルト
15 取付プレート
16 コーナー部

Claims (7)

  1. 柱、天井梁、床梁でコーナー部を形成し箱型とした建物ユニットを上下左右に複数個配置してなるユニット建物であって、
    前記ユニット建物は第一建物ユニット群と第二建物ユニット群とを備え、
    第一建物ユニット群と第二建物ユニット群との間の境界面部では、第一建物ユニット群と第二のユニット建物群の建物ユニットがそれぞれ一列に並べられており、
    第一建物ユニット群の境界面部に面する建物ユニットの梁と、第二建物ユニット群の境界面部に面する建物ユニットのコーナー部が向かい合って配置されていることを特徴とするユニット建物。
  2. 前記ユニット建物において、第一建物ユニット群と第二建物ユニット群との間が離し置き配置されており、離し置き配置により生じる建物ユニット群間隙の長手方向に沿って渡し梁が設けられ、建物ユニット群間隙に面する建物ユニット側面が、前記渡し梁に接合されていることを特徴とする請求項1記載のユニット建物。
  3. 前記渡し梁が設けられた建物ユニット群間隙に面する建物ユニット側面の柱が、少なくとも1箇所以上省略されていることを特徴とする請求項2記載のユニット建物。
  4. 前記渡し梁が設けられた建物ユニット群間隙に面する建物ユニット側面に、補助柱が設けられていることを特徴とする請求項2乃至請求項3のいずれかに記載のユニット建物。
  5. 下階建物ユニットの上方に上階建物ユニットが搭載されたユニット建物であって、
    前記渡し梁の成の高さが下階建物ユニットの天井梁から上階建物ユニットの床梁にまで延在され、渡し梁がその延在部分でも建物ユニット側面に接続されてなることを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載のユニット建物。
  6. 前記建物ユニット群間隙に、建物ユニット群間隙に面する建物ユニット側面の柱又は補助柱とに接合された繋ぎ柱が設けられ、前記繋ぎ柱が建物ユニット群間隙幅と略同じ幅になされ、且つ前記渡し梁に接合されていることを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれかに記載のユニット建物。
  7. 前記柱が省略された建物ユニットとして、仮柱を柱省略部に着脱自在としてなる柱省略建物ユニットを用い、柱省略建物ユニット側面に渡し梁を接合完了するまでは柱省略建物ユニットの仮柱を設けておき、渡し梁の接合完了後に仮柱を取外すことを特徴とする請求項3乃至請求項6のいずれかに記載のユニット建物の構築方法。
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