JP7358142B2 - ユニット建物 - Google Patents

ユニット建物 Download PDF

Info

Publication number
JP7358142B2
JP7358142B2 JP2019169493A JP2019169493A JP7358142B2 JP 7358142 B2 JP7358142 B2 JP 7358142B2 JP 2019169493 A JP2019169493 A JP 2019169493A JP 2019169493 A JP2019169493 A JP 2019169493A JP 7358142 B2 JP7358142 B2 JP 7358142B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
building
building units
adjacent
upper floor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019169493A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021046713A (ja
Inventor
幸光 長
光明 平田
文岳 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP2019169493A priority Critical patent/JP7358142B2/ja
Publication of JP2021046713A publication Critical patent/JP2021046713A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7358142B2 publication Critical patent/JP7358142B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

この発明は、ユニット建物に関するものである。
ユニット建物は、予め工場で製造された建物ユニットを建築現場へ運んで、建築現場で組立てることにより、短期間のうちに建物を構築できるようにしたものである(例えば、特許文献1参照)。
ユニット建物では、同じ大きさの建物ユニットを上下方向に積層配置して互いに連結するのが一般的となっている。これにより、下階の柱の位置と上階の柱の位置とが上下方向に一致されるので、下階の柱と上階の柱とを上下に連結することで、上階の建物ユニットの荷重を、上階の柱と下階の柱とを介して、下階の建物ユニットへ伝達することができる。
これに対し、上記特許文献1のユニット建物では、下階にて隣接配置されている2つの建物ユニットの間の境界位置にある柱を省略して、下階の2つの建物ユニットの内部空間を繋げるようにしている。そして、繋げられた下階の2つの建物ユニットの真上にて互いに隣接配置されている上階の2つの建物ユニットの、境界位置にある柱に対し、その下端部間が互いに連結されるようにしている。更に、境界位置とは反対側の位置では、上階の建物ユニットの柱と下階の建物ユニットの柱とを上下に連結するようにしている。
これにより、上階の建物ユニットの荷重が、上階の境界位置にある柱と、上階の床梁と、下階の境界位置とは反対側にある柱とを介して、下階の建物ユニットへ伝達されるようになる。なお、上階の境界位置とは反対側にある柱と、下階の境界位置とは反対側にある柱とを介しても、上階の建物ユニットの荷重が、下階の建物ユニットへ伝達される。
特開平11-324127号公報
上階にて隣接配置されている2つの建物ユニットの間の境界位置の真下に下階の建物ユニットの柱が存在していない場合に、特許文献1のように、境界位置にある上階の柱の下端部間を連結すると共に、境界位置とは反対側の上階の柱と下階の柱とを連結するだけだと、上階の2つの建物ユニットの境界位置が下方へ撓むのを防止するのが難しい。
そこで、本発明は、上記した問題点の改善に寄与することを主な目的としている。
上記課題に対して、本発明は、
4本の柱の上端間を、ジョイントピースを介して4本の天井梁で矩形状に連結し、4本の柱の下端間を、ジョイントピースを介して4本の床梁で矩形状に連結してなる建物ユニットを、複数組合わせて構成されたユニット建物であって、
下階に2つの前記建物ユニットが隣接配置され、
下階の2つの前記建物ユニットの上に、上階の2つの前記建物ユニットが隣接配置された状態で載置されると共に、
上階にて隣接配置されている2つの前記建物ユニット間の境界位置の真下に下階の2つの前記建物ユニットの前記柱が存在しておらず、
前記境界位置で、上階の2つの前記建物ユニットは、隣接する柱の上端部またはその近傍間を第一の連結部によって互いに連結されると共に、隣接する柱の下端部またはその近傍間を第二の連結部によって互いに連結され、
前記第一の連結部は、前記境界位置にて上階の2つの前記建物ユニットの隣接方向と直交する方向へ延びることで平行となる一対の前記天井梁の端部の互いに対向する側面の前記ジョイントピース間の位置にのみ設けられ、
前記第二の連結部は、前記境界位置にて前記隣接方向と直交する方向へ延びることで平行となる一対の前記床梁の端部の互いに対向する側面の前記ジョイントピース間の位置にのみ設けられ
上階の2つの前記建物ユニットは、下階の2つの前記建物ユニットとは異なる大きさとされると共に、上階の2つの前記建物ユニット間の前記境界位置が、下階の2つの前記建物ユニット間の境界位置に対して、前記隣接方向へオフセットされていることを特徴とする。
本発明によれば、上記構成によって、上階にて隣接配置されている2つの建物ユニットの間の境界位置の真下に下階の建物ユニットの柱が存在していなくても、第一の連結部は、一対のジョイントピースと一対の天井梁の端部側面とが重なり、第二の連結部は、一対のジョイントピースと一対の端部側面床梁とが重なることで、高い結合強度が得られるので、上階の2つの建物ユニットの境界位置が下方へ撓むのを抑制することができる。
また、上階の2つの建物ユニットは、下階の2つの建物ユニットとは異なる大きさとされると共に、上階の2つの建物ユニット間の境界位置が、下階の2つの建物ユニット間の境界位置に対して、隣接方向へオフセットされている。これにより、下階の間取りと上階の間取りにそれぞれ合った大きさの建物ユニットを下階と上階とに用いることができるようになるため、ユニット建物の構成を合理化してコスト低減などを図ることができる。
本実施の形態にかかるユニット建物のユニット構成を示す平面図である。このうち、(a)は下階の構成、(b)は上階の構成である。 図1(b)のA-A線に沿った位置でのユニット建物の縦断面図である。 建物ユニットのユニットフレームの斜視図である。 第一の連結部の周辺の斜視図である。 第一の連結部または第二の連結部の周辺の平面図である。 比較例にかかるユニット建物を側方から見た図であり、上階の建物ユニットの撓みを示す図である。 他の比較例にかかる中柱を設けたユニット建物を側方から見た図である。
以下、本実施の形態を、図面を用いて詳細に説明する。
図1~図7は、この実施の形態を説明するためのものである。
<構成>以下、構成について説明する。
図1(a)は、住宅などの建物1の下階2の構成を示す平面図、(b)は上階3の構成を示す平面図であり、図2は、図1のA-A線に沿った位置における建物1の縦断面図である。
この建物1は、ユニット工法によって構築されたユニット建物4とされている。ユニット建物4は、予め工場で製造された建物ユニット5を建築現場へ運んで、建築現場で組立てることにより、短期間のうちに建物1を構築できるようにしたものである。
図3に示すように、建物ユニット5は、長さの等しい4本の柱6の上端間を4本の天井梁7で矩形状に連結し、4本の柱6の下端間を4本の床梁8で矩形状に連結してなるボックスラーメン構造のユニットフレームを有する鉄骨系のものとされる。柱6の上端部および下端部には、ジョイントピース9が溶接固定されており、天井梁7および床梁8は、ジョイントピース9に固定される。柱6は、例えば、角型鋼管などで構成することができ、天井梁7や床梁8は、例えば、内向きC字状をした溝形鋼などで構成することができる。ジョイントピース9は、内向きC字状をした部材によって、天井梁7や床梁8の端部を外側から包持するように構成することができる。
平面視ほぼ矩形状をした4本の天井梁7および4本の床梁8は、それぞれ長さの等しい一対の長辺と長さの等しい一対の短辺とを有して、長方形状となるように構成されている。
このような建物ユニット5は、水平方向(長辺方向11や短辺方向12)に隣接配置されると共に、上下方向13に積層配置されて互いに連結される。これにより、建物1は、下階2と上階3とを有する多層階のユニット建物4となる。なお、長辺方向11は、長辺の延設方向であり、建物ユニット5の桁方向となる。短辺方向12は、短辺の延設方向であり、建物ユニット5の妻方向となる。また、ユニット建物4が2階建ての場合、下階2は1階となり上階3は2階となる。ユニット建物4が3階建て以上の場合、下階2と上階3は相対的なものとなる。
下階2の建物ユニット5と上階3の建物ユニット5とは、位置を揃えた状態で上下に積重ねられるのが一般的である。位置を揃えた状態とは、下階2の建物ユニット5と上階3の建物ユニット5の向きを同じにして、下階2の建物ユニット5の柱6と上階3の建物ユニット5の柱6の位置を合わせて積重ねた状態にすることである。
そして、上記の構成に対し、この実施例のユニット建物4は、以下のような構成を備えることができる。
(1)図2に示すように、下階2に2つの建物ユニット5(5A,5B)が隣接配置される。
下階2の2つの建物ユニット5(5A,5B)の上に、上階3の2つの建物ユニット5(5C,5D)が隣接配置された状態で載置される。
上階3にて隣接配置されている2つの建物ユニット5(5C,5D)間の境界位置21の真下に柱6が存在しない状態とされる。
この場合に、境界位置21で、上階3の2つの建物ユニット5(5C,5D)は、隣接する柱6の上端部またはその近傍間を第一の連結部23によって互いに連結されると共に、隣接する柱6の下端部またはその近傍間を第二の連結部24によって互いに連結されるようにする。
ここで、下階2の2つの建物ユニット5(5A,5B)および上階3の2つの建物ユニット5(5C,5D)は、例えば、長辺方向11に隣接配置されている。これにより、長辺方向11が隣接方向となる。なお、下階2の2つの建物ユニット5(5A,5B)の隣接構造は、必要に応じて短辺方向12に対しても複数並設することができる。また、上階3の2つの建物ユニット5(5C,5D)の隣接構造は、必要に応じて短辺方向12に対しても複数並設することができる。この実施例では、ユニット建物4の下階2を、2つの建物ユニット5(5A,5B)の隣接構造を短辺方向12に3つ並べた構成とし、上階3を、2つの建物ユニット5(5C,5D)の隣接構造を短辺方向12に2つ並べると共に、2つの建物ユニット5(5A,5B)の隣接構造を1つ組合わせた構成としている。但し、ユニット建物4の構成は、上記に限るものではない。
上記したユニット建物4では、下階2の2つの建物ユニット5(5A,5B)の隣接構造、および、および上階3の2つの建物ユニット5(5C,5D)の隣接構造を1つの単位として、位置を揃えて上下に積重ねられている。
境界位置21とは、上階3の2つの建物ユニット5(5C,5D)の合わせ部分の位置のことである。なお、下階2の2つの建物ユニット5(5A,5B)の合わせ部分は、境界位置21とは別の境界位置22となる。図1に示すように、このユニット建物4では、上階3の一部分に、境界位置22と異なる境界位置21を有している。
上階3にて隣接配置されている2つの建物ユニット5(5C,5D)間の境界位置21の真下に(下階2の)柱6が存在しない状態とは、境界位置21の真下の位置に、下階2の建物ユニット5のユニットフレームを構成する柱6が存在していない場合や、図7のような中柱25などが設けられていないことなどである。
第一の連結部23および第二の連結部24については、後述する。
(2)図1に示すように、上階3の2つの建物ユニット5(5C,5D)は、下階2の2つの建物ユニット5(5A,5B)とは異なる大きさとされると共に、上階3の2つの建物ユニット5(5C,5D)間の境界位置21が、下階2の2つの建物ユニット5(5A,5B)間の境界位置22に対して、隣接方向へオフセット26(図2)されても良い。
ここで、上階3の2つの建物ユニット5(5C,5D)と下階2の2つの建物ユニット5(5A,5B)とが異なる大きさを有するとは、上階3の2つの建物ユニット5(5C,5D)を組合わせたときの長辺方向11の長さ(L1+L2)と、下階2の2つの建物ユニット5(5A,5B)を組合わせたときの長辺方向11の長さ(L3+L4)とを同じにしつつ(L1+L2=L3+L4)、上階3の各建物ユニット5の長辺方向11の長さと下階2の各建物ユニット5の長辺方向11の長さとが異っている(L1≠L3、L2≠L4)ことである。
上階3の2つの建物ユニット5(5C,5D)間の境界位置21が、下階2の2つの建物ユニット5(5A,5B)間の境界位置22に対して、隣接方向へオフセット26されているとは、上階3の2つの建物ユニット5(5C,5D)間の境界位置21と、下階2の2つの建物ユニット5(5A,5B)間の境界位置22とが、長辺方向11にズレていることである。
(3)図4(図5)に示すように、第一の連結部23は、境界位置21にて対向する天井梁7の端部間に設けられても良い。
同様に、第二の連結部24は、境界位置21にて対向する床梁8の端部間に設けられても良い(図5)。
ここで、天井梁7の端部は、ジョイントピース9の位置とすることができる。
ジョイントピース9の位置は、ジョイントピース9と天井梁7とが重なることで、高い結合強度を得るのが容易な位置である。第一の連結部23は、内向きC字状をしたジョイントピース9および天井梁7の縦面部(ウェブ部)の位置に設けられる。第一の連結部23は、天井梁7の両端部に対して設けられる。
床梁8の端部は、ジョイントピース9の位置とすることができる。ジョイントピース9の位置は、ジョイントピース9と床梁8とが重なることで、高い結合強度を得るのが容易な位置である。第二の連結部24は、内向きC字状をしたジョイントピース9および床梁8の縦面部の位置に設けられる。第二の連結部24は、床梁8の両端部に対して設けられる。
なお、構造的には、第一の連結部23や第二の連結部24は、例えば、柱6間の位置や、天井梁7間および床梁8間のジョイントピース9から少し離れた位置などに設けることも可能である。
(4)第一の連結部23は、対向する天井梁7間の間隙31に圧縮材32を介して、天井梁7どうしを隣接方向にボルト33などの固定具で固定したものとされても良い。
同様に、第二の連結部24は、対向する床梁8間の間隙31に圧縮材32を介して、天井梁7どうしを隣接方向にボルト33などの固定具で固定したものとされても良い。
ここで、圧縮材32は、圧縮力を受けるための部材である。圧縮材32は、金属製のスペーサーなどとすることができる。圧縮材32は、上階3の2つの建物ユニット5(5C,5D)の間に、施工性の確保や誤差吸収のために通常設けられている間隙31とほぼ同じ厚みのものとするのが好ましい。圧縮材32は、長辺方向11に対向するジョイントピース9間に介在されて、ジョイントピース9とともに締結される。
ボルト33などの固定具は、天井梁7間および床梁8間の各箇所に、単数または複数設けることができる。この実施例では、ボルト33などの固定具は、各箇所で、上下二本ずつ取付けられている。
<作用>以下、この実施例の作用について説明する。
ユニット建物4などの建物1は、地面に対して下階2の建物ユニット5を複数設置した後に、上階3の建物ユニット5を複数設置することで構築される。
この際、下階2の建物ユニット5と上階3の建物ユニット5とは、位置を揃えた状態で上下に積重ねられるのが一般的である。
これに対し、図2に示すように、下階2に2つの建物ユニット5(5A,5B)が(長辺方向11に対して)隣接配置され、下階2の2つの建物ユニット5(5A,5B)の上に、上階3の2つの建物ユニット5(5C,5D)が(長辺方向11に対して)隣接配置された状態で載置されると共に、上階3にて隣接配置されている2つの建物ユニット5(5C,5D)間の境界位置21の真下に柱6が存在しないようにすることも考えられる。
<効果>この実施例によれば、以下のような効果を得ることができる。
(効果 1)上階3にて隣接配置されている2つの建物ユニット5(5C,5D)間の境界位置21の真下に柱6が存在しない場合に、上階3の2つの建物ユニット5(5C,5D)における、境界位置21にて隣接する柱6の上端部またはその近傍間を第一の連結部23によって互いに連結すると共に、隣接する柱6の下端部またはその近傍間を第二の連結部24によって互いに連結する。これにより、上階3の2つの建物ユニット5(5C,5D)どうしの上部間および下部間が第一の連結部23および第二の連結部24によってそれぞれ強固に連結されて、上階3の2つの建物ユニット5(5C,5D)が長辺方向11に強固に繋がって一体化された状態になるので、境界位置21の真下に柱6や中柱25などのような支えるものがなくても、図6に示すような、上階3の2つの建物ユニット5(5C,5D)の境界部分の下方への撓み41を抑制できるようになる。
よって、例えば、図7に示すように、上階3の2つの建物ユニット5(5C,5D)間の境界位置21の真下に中柱25を設けて、上階3の2つの建物ユニット5(5C,5D)間の境界位置21を中柱25で下から支えるなどの対策を取る必要をなくすことができる。そのため、中柱25の存在による下階2の間取りへの影響をなくしたり、中柱25の設置に要するコストを削減したり、中柱25の取付けに要していた工数の削減や、工数の削減に伴う作業性の向上や、工期の短縮などを得ることができる。
(効果 2)ユニット建物4では、上階3の2つの建物ユニット5(5C,5D)は、下階2の2つの建物ユニット5(5A,5B)とは異なる大きさのものとされても良い。これにより、下階2の2つの建物ユニット5(5A,5B)間の境界位置22と、上階3の2つの建物ユニット5(5C,5D)間の境界位置21とを隣接方向(長辺方向11)へオフセット26させて、下階2の間取りと上階3の間取りにそれぞれ合った(互いに異なる)大きさの建物ユニット5を下階2と上階3とに用いることができるようになるため、ユニット建物4の構成を合理化してコスト低減などを図ることができる。
そして、ユニット建物4をこのような構成とした場合に、境界位置21の真下に柱6や中柱25などのような支えるものがなくなるが、このようにしても、第一の連結部23と第二の連結部24とを備えるようにすれば、上階3の2つの建物ユニット5(5C,5D)の境界部分の下方への撓み41を抑制することができる。
(効果 3)第一の連結部23を、境界位置21,22にて対向する天井梁7の端部間に設け、第二の連結部24を、境界位置21,22にて対向する床梁8の端部間に設けるようにしても良い。これにより、建物ユニット5の柱6よりも内側となる位置にて、上階3の2つの建物ユニット5(5C,5D)の上部間および下部間を、第一の連結部23および第二の連結部24によって接合できるので、建物ユニット5の柱6よりも外側に設けられる外壁や内壁などの壁部42との干渉を防止することができ、作業性を良くすることができる。
(効果 4)第一の連結部23を、対向する天井梁7間の間隙31に圧縮材32を介して、天井梁7どうしを隣接方向にボルト33で固定するものとし、第二の連結部24を、対向する床梁8間の間隙31に圧縮材32を介して、床梁8どうしを隣接方向にボルト33で固定するものとしても良い。これにより、上階3の2つの建物ユニット5(5C,5D)の間に、施工性の確保や誤差吸収のために設けられている間隙31を利用して、間隙31に圧縮材32を介在させることで、圧縮材32にて上階3の2つの建物ユニット5(5C,5D)間に作用する圧縮力を受けることができるようになり、上階3の2つの建物ユニット5(5C,5D)をより強固に一体化できるので、上階3の2つの建物ユニット5(5C,5D)の下方への撓み41をより有効に抑制することが可能になる。
1 建物
2 下階
3 上階
4 ユニット建物
5 建物ユニット
6 柱
7 天井梁
8 床梁
11 長辺方向(隣接方向)
21 境界位置
22 境界位置
23 第一の連結部
24 第二の連結部
26 オフセット
32 圧縮材
33 ボルト

Claims (2)

  1. 4本の柱の上端間を、ジョイントピースを介して4本の天井梁で矩形状に連結し、4本の柱の下端間を、ジョイントピースを介して4本の床梁で矩形状に連結してなる建物ユニットを、複数組合わせて構成されたユニット建物であって、
    下階に2つの前記建物ユニットが隣接配置され、
    下階の2つの前記建物ユニットの上に、上階の2つの前記建物ユニットが隣接配置された状態で載置されると共に、
    上階にて隣接配置されている2つの前記建物ユニット間の境界位置の真下に下階の2つの前記建物ユニットの前記柱が存在しておらず、
    前記境界位置で、上階の2つの前記建物ユニットは、隣接する柱の上端部またはその近傍間を第一の連結部によって互いに連結されると共に、隣接する柱の下端部またはその近傍間を第二の連結部によって互いに連結され、
    前記第一の連結部は、前記境界位置にて上階の2つの前記建物ユニットの隣接方向と直交する方向へ延びることで平行となる一対の前記天井梁の端部の互いに対向する側面の前記ジョイントピース間の位置にのみ設けられ、
    前記第二の連結部は、前記境界位置にて前記隣接方向と直交する方向へ延びることで平行となる一対の前記床梁の端部の互いに対向する側面の前記ジョイントピース間の位置にのみ設けられ
    上階の2つの前記建物ユニットは、下階の2つの前記建物ユニットとは異なる大きさとされると共に、上階の2つの前記建物ユニット間の前記境界位置が、下階の2つの前記建物ユニット間の境界位置に対して、前記隣接方向へオフセットされていることを特徴とするユニット建物。
  2. 請求項1に記載のユニット建物であって、
    前記第一の連結部は、対向する前記天井梁間の間隙に圧縮材を介して、前記天井梁どうしを前記隣接方向にボルト固定したものとされると共に、
    前記第二の連結部は、対向する前記床梁間の間隙に圧縮材を介して、前記床梁どうしを前記隣接方向にボルト固定したものとされていることを特徴とするユニット建物。
JP2019169493A 2019-09-18 2019-09-18 ユニット建物 Active JP7358142B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019169493A JP7358142B2 (ja) 2019-09-18 2019-09-18 ユニット建物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019169493A JP7358142B2 (ja) 2019-09-18 2019-09-18 ユニット建物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021046713A JP2021046713A (ja) 2021-03-25
JP7358142B2 true JP7358142B2 (ja) 2023-10-10

Family

ID=74877992

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019169493A Active JP7358142B2 (ja) 2019-09-18 2019-09-18 ユニット建物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7358142B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000226889A (ja) 1998-09-07 2000-08-15 Sekisui Chem Co Ltd ユニット建物とその構築方法
JP2002194815A (ja) 2000-12-22 2002-07-10 Misawa Homes Co Ltd ユニット式建物

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50147114A (ja) * 1974-05-17 1975-11-26
JP2634736B2 (ja) * 1992-07-17 1997-07-30 ミサワホーム株式会社 建物ユニットの接合構造
JPH09317197A (ja) * 1996-05-28 1997-12-09 Sekisui Chem Co Ltd ユニット建物の補強方法及び建物ユニット

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000226889A (ja) 1998-09-07 2000-08-15 Sekisui Chem Co Ltd ユニット建物とその構築方法
JP2002194815A (ja) 2000-12-22 2002-07-10 Misawa Homes Co Ltd ユニット式建物

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021046713A (ja) 2021-03-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100995937B1 (ko) 철근콘크리트건축물의 내진 보강구조
KR101557380B1 (ko) 내진 보강 구조 및 내진 보강 방법
JP6013028B2 (ja) 外殻構造
JP6763653B2 (ja) ユニット建物
JP7358142B2 (ja) ユニット建物
WO2012117615A1 (ja) ユニット建物の連結構造及びユニット建物
JP4700419B2 (ja) ブレースの取付構造
JP5667775B2 (ja) 建物
JP6565543B2 (ja) 柱及び梁の接合構造、柱及び梁の接合構造を備えた建物
JP7316176B2 (ja) ユニット建物
JP7303712B2 (ja) ユニット建物
JP6362131B2 (ja) 建物の水平力補強構造
JP7095836B2 (ja) 建物構造
JP5836100B2 (ja) ユニット建物の補強構造
JP7281165B2 (ja) 柱梁架構および骨組
JP5861886B2 (ja) 壁式混合梁構造
JP5693867B2 (ja) 建物
JP2020147986A (ja) 建物ユニットの連結構造
JP2012144864A (ja) 構造物
JP6974090B2 (ja) 屋根構造
JP5612845B2 (ja) ユニット建物及び局所フレーム
JP5938274B2 (ja) 耐震部材の取り付け方法、耐震部材
JP5629171B2 (ja) 建物ユニットと付帯構造物との連結構造及びユニット建物
JP2022054706A (ja) 建物ユニットの柱結合構造
JP6440942B2 (ja) 鉄骨造建物のブレース使用耐力壁構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230314

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230322

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230411

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230613

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230712

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230905

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230927

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7358142

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151