JP2000154597A - 建物の建築工法と、それに使用する部屋ユニット - Google Patents

建物の建築工法と、それに使用する部屋ユニット

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JP2000154597A
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floor
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units
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Yoshio Morioka
吉男 森岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物の建築コストを削減し、建築工期を短縮
する。 【解決手段】 床フレーム10と、柱部材21、22
と、天井フレーム30と、床材17、内壁材27、天井
材37とを組み合わせて部屋ユニットAを形成する。部
屋ユニットAは、工場において製作し、建築現場に複
列、複数階に設置して屋根ユニットCを取り付けること
により建物を構築することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建物の建築コス
トを削減し、建築工期を大幅に短縮することができる建
物の建築工法と、それに使用する部屋ユニットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】マンションやアパート等の建物は、現場
に基礎を形成して建物を建設し、必要な内外装工事を施
工して完成するのが普通である。すなわち、従来の建築
工法は、コンクリート等によって現場に基礎を形成し、
鉄筋コンクリートや重量鉄骨等によって基礎上に建物骨
組を構築し、外装工事の後、各部屋ごとに内装工事を施
工している。なお、内装工事は、建物内において、床、
壁、天井等を順次形成して各部屋を仕上げることができ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術による
ときは、基礎工事の後に建物骨組の建設工事や内外装工
事が行なわれるため、全体の建築工期が長期化する上、
建物に合わせて内外装工事を実施しなければならないた
め、施工能率が悪く、建築コストが高騰しがちであると
いう問題があった。
【0004】そこで、この発明の目的は、かかる従来技
術の問題に鑑み、複数の部屋ユニットを複列、複数階に
設置することによって、全体の建築コストを削減し、建
築工期を大幅に短縮することができる建物の建築工法
と、それに使用する部屋ユニットを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの出願に係る第1発明の構成は、複数の部屋ユニ
ットを複列、複数階に設置し、最上階の部屋ユニットに
屋根ユニットを取り付けることをその要旨とする。
【0006】なお、部屋ユニットに対して拡張ユニット
を併設することができる。
【0007】また、部屋ユニットには、設置前に外壁材
を付設することができ、設置前に内装設備を装備するこ
とができる。
【0008】第2発明の構成は、床フレームと、床フレ
ームに立設する柱部材と、柱部材によって支持する天井
フレームと、床フレーム、柱部材、天井フレームにそれ
ぞれ付設する床材、内壁材、天井材とを備えることをそ
の要旨とする。
【0009】なお、上下の部屋ユニットを互いに位置決
めする位置決めピンを備えることができる。
【0010】
【作用】かかる第1発明の構成によるときは、現場にお
いて基礎工事を実施するとともに、工場において部屋ユ
ニットを併行して製作することができるから、現場にお
ける所要建築工数を少なくし、全体の建築工期を短縮す
ることができる。なお、部屋ユニットは、1個を使用し
て、または複数個を組み合わせて建物内の部屋を形成す
ることができる。また、屋根ユニットは、設置後の最上
階の部屋ユニットに付設することにより、風雨の侵入を
防止することができる。
【0011】部屋ユニットに対して拡張ユニットを併設
すれば、拡張ユニットは、必要に応じて、部屋ユニット
が形成する部屋を拡大し、変形することができる。
【0012】設置前の部屋ユニットに外壁材を付設すれ
ば、部屋ユニットは、設置と同時に外壁材により内部を
保護することができる上、設置現場に外壁材を別途搬入
する必要がない。
【0013】設置前の部屋ユニットに内装設備を装備す
るときは、内装設備の搬入作業が不要であり、必要な内
装工事を一層簡略にすることができる。なお、ここでい
う内装設備とは、たとえばユニットバスやシステムキッ
チンなどの大形設備の他、室内の電気配線や、フローリ
ング等の床材、間仕切り、内装用のクロス等を総称して
いうものとする。
【0014】第2発明の構成によれば、床フレーム、柱
部材、天井フレームは、箱状に組み合わせて部屋の構造
材を兼ねる部屋ユニットの搬送用の枠体を形成し、床
材、内壁材、天井材を付設することにより、内部に部屋
を形成することができる。ただし、部屋ユニットの大き
さは、工場からのトラック輸送や、クレーンによる吊上
げ、搬入、設置等を考慮して、適切に設定するものとす
る。
【0015】位置決めピンは、上下の部屋ユニットを互
いに位置決めすることにより、下階の部屋ユニットに対
して上階の部屋ユニットを所定位置に容易に設置するこ
とができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を以って発明の実施の
形態を説明する。
【0017】建物建築用の部屋ユニットAは、床フレー
ム10、柱部材21、21…、22、22…、天井フレ
ーム30と、床材17、内壁材27、天井材37とを備
えてなる(図1、図2)。ただし、建物は、たとえば2
階建てとし、各階の部屋ユニットA、Aに拡張ユニット
Bを併設して階段ユニットDが取り付けられており、最
上階の部屋ユニットA、A、拡張ユニットBには、共通
の屋根ユニットCが付設されている。
【0018】床フレーム10は、長方形の枠状に組み合
わせるフレーム材11、11…と、フレーム材11、1
1…に梯子状に組み合わせる補強用のフレーム材12、
12…とを備えて形成されている(図2、図3)。各フ
レーム材11には、両側に複数の補強板11a、11a
…が所定位置に付設されている。床フレーム10には、
各フレーム材11上の補助フレーム11b、11b…を
介して格子状の根太12a、12a…、12b、12b
…が架設されており、根太12a、12a…、12b、
12b…を介して床材17が付設されている(図1、図
4)。床材17は、図示しない複数の捨て貼り用の合板
と、仕上げ用の表面材とを組み合わせて形成されてい
る。
【0019】柱部材21、21…は、床フレーム10の
各隅角部に立設され(図2、図3)、各辺の柱部材2
1、21の間には、所要本数の別の柱部材22、22…
や、補強用の間柱23、23…が立設されている。な
お、柱部材22、22…、間柱23、23…は、部屋ユ
ニットAに設ける窓やドア、拡張ユニットBとの連結部
分等を避けて配置されており、柱部材21、21…とと
もに、水平方向の補強材24、24…を介して補強され
ている。また、内壁材27は、補強材24、24…を介
して柱部材21、21…、22、22…、間柱23、2
3…に付設されている(図2、図4)。
【0020】天井フレーム30は、柱部材21、21
…、22、22…、間柱23、23…によって支持され
ている(図2、図3)。天井フレーム30は、枠状のフ
レーム材31、31…に対してフレーム材32、32…
を梯子状に組み合わせ、床フレーム10と同大に形成さ
れている。また、天井フレーム30には、長辺側のフレ
ーム材31、31の下面に付設する補助フレーム31
b、31bを介して野縁33、33…が付設されてい
る。なお、各フレーム材31には、補強板31a、31
a…が所定位置に両側から付設されている。
【0021】天井フレーム30の各隅角部には、位置決
めピン31eが立設されている(図3、図5)。位置決
めピン31eは、フレーム材31の上面に、下部を埋め
込むようにして固定されている。天井材37は、野縁3
3、33…を介して天井フレーム30の下面に付設され
ている。
【0022】部屋ユニットAの外面には、胴縁41a、
41a…を介して外壁材41、41…が付設されている
(図4、図5)。各面の外壁材41は、床フレーム1
0、天井フレーム30の外側部分が外部に露出するよう
に所定の範囲内に設けられている。なお、部屋ユニット
Aは、天井材37上と、外壁材41、内壁材27の間と
に図示しない断熱材が介装されている。また、部屋ユニ
ットAの床材17、内壁材27、天井材37は、拡張ユ
ニットBとの連結部分に対応する所定範囲を部屋ユニッ
トA、拡張ユニットBの設置後に施工するものとする
(図1)。
【0023】拡張ユニットBは、部屋ユニットAと同様
に、床フレーム50、柱部材61、61…、天井フレー
ム70を組み合わせて形成されている(図3、図6)。
床フレーム50は、枠状のフレーム材51、51…にフ
レーム材52を組み合わせて形成され、各フレーム材5
1、52上の補助フレーム51b、51b…、52bを
介して根太53a、53a、53b、53b…が縦横に
付設されている。なお、各フレーム材51には、補強板
51a、51a…が両側に付設されている。
【0024】柱部材61、61…は、床フレーム50の
各隅角部に立設されており、床フレーム50の短辺側に
は、それぞれ間柱63、63…が立設されている。な
お、間柱63、63…は、両側の柱部材61、61とと
もに、補強材64、64…を介して補強されており、床
フレーム50の長辺側は、双方ともに全面開口されてい
る。
【0025】天井フレーム70は、枠状に組み合わせる
フレーム材71、71…に対し、フレーム材72、野縁
73、73…を付設して形成されている。なお、各フレ
ーム材71には、補強板71a、71a…が両側に付設
されており、天井フレーム70の各隅角部には、位置決
めピン71eが立設されている。また、野縁73、73
…は、長辺側のフレーム材71、71の下面に付設する
図示しない補助フレームを介して固定されている。
【0026】拡張ユニットBには、根太53a、53
a、53b、53b…を介して床材57が床フレーム5
0上に付設され(図1、図7(A))、補強材64、6
4…を介して各短辺側に内壁材67が付設され(図1、
図7(B))、野縁73、73…を介して天井材77が
天井フレーム70の下面に付設されている(図1、図7
(C))。また、拡張ユニットBには、縦方向の根太5
3a、53a上に立設する図示しない間柱、補強材を介
し、各長辺と平行な両面の仕切壁68、68が装備され
ている(図1、図6)。ただし、床材57、各短辺側の
内壁材67、天井材77は、拡張ユニットBの長辺側に
対応する所定範囲を部屋ユニットA、拡張ユニットBの
設置後に施工するものとする。拡張ユニットBの外面に
は、部屋ユニットAと同様にして短辺側に外壁材41、
41が付設されており、天井材77上と、外壁材41、
内壁材67の間とには、図示しない断熱材が介装されて
いる。
【0027】屋根ユニットCは、屋根部材81、81
…、パラペット82、82…、支持フレーム83、83
…を組み合わせて形成されている(図1)。パラペット
82、82…は、後部開放の枠状に組み合わされてお
り、各支持フレーム83は、両側のパラペット82、8
2に架設されている。また、各屋根部材81は、支持フ
レーム83、83…上に所定の勾配に装着されている。
【0028】各部屋ユニットA、拡張ユニットBは、そ
れぞれ図示しないアイボルトにワイヤロープを掛け、図
示しないクレーン装置を介して任意に吊り上げて搬送す
ることができ、部屋ユニットA、Aは、アンカボルトS
M、SM…を介して基礎S上に複列に設置し(図1、図
3)、拡張ユニットBは、部屋ユニットA、Aに併設す
るようにして、アンカボルトSM、SM…を介して基礎
S上に設置することができる。なお、各部屋ユニット
A、拡張ユニットBは、基礎Sとの間に、レベル調整用
のライナ等を介装して設置してもよい。
【0029】各部屋ユニットA、拡張ユニットBは、必
要なレベル調整を完了した後、連結用のボルトM、M…
を介し、互いに隣接する床フレーム10、50、柱部材
21、61、天井フレーム30、70を連結して内部に
部屋を形成する(図3、図7)。ただし、床フレーム1
0、50、天井フレーム30、70を連結するボルト
M、M…は、それぞれ補強板11a、11a、51a、
51a、補強板31a、31a、71a、71aを貫通
させて設けるものとする。
【0030】また、床材17、57の不連続部分は、別
の床材17によって閉鎖し(図7(A))、内壁材2
7、67、天井材37、77の不連続部分も、同様にそ
れぞれ別の内壁材27、天井材37によって閉鎖する
(同図(B)、(C))。なお、部屋ユニットA、拡張
ユニットBの連結部分に後付けする別の床材17、内壁
材27、天井材37は、それぞれ図示しないジョイナを
介して隣接する床材17、57、内壁材27、67、天
井材37、77の間の隙間を閉鎖してもよい。また、拡
張ユニットBの床材57、内壁材67、天井材77、外
壁材41は、それぞれの全体を拡張ユニットBの設置後
に施工してもよい。
【0031】外壁材41は、部屋ユニットA、拡張ユニ
ットBに対し、それぞれ防湿シート44を介して付設さ
れており(図8)、防湿シート44、44は、部屋ユニ
ットA、拡張ユニットBの連結部分において、柱部材2
1、61間に端部を挾み込むようにして処理されてい
る。また、隣接する外壁材41、41間の目地部分は、
防湿シート44、44上にシール材SLを充填して水密
にシールされている。
【0032】各部屋ユニットA、拡張ユニットBは、さ
らにそれぞれ上下に積層する(図3、図5)。すなわ
ち、上下の部屋ユニットA、Aは、下階の部屋ユニット
Aの各位置決めピン31eを上階の部屋ユニットAの床
フレーム10に形成する係合孔11eに進入させること
により、下階の部屋ユニットA上に上階の部屋ユニット
Aを正しく位置決めして積み重ねることができ、ボルト
M、M…を介して前者の天井フレーム30、後者の床フ
レーム10を連結することができる。上下の拡張ユニッ
トB、Bも、位置決めピン71e、71e…を介し、部
屋ユニットA、Aと同様にして積層することができる。
なお、各位置決めピン31e、71eは、上階の床フレ
ーム10、50に下向きに突設し、下階の天井フレーム
30、70側に係合孔11eを設けてもよい。
【0033】下階の部屋ユニットAは、胴縁42aを介
し、外壁材41の下部に幕板42を付設して床フレーム
10を外側から隠蔽し(図4)、幕板42の内側から基
礎Sの外側に垂下する水切り43を付設して基礎Sと幕
板42との間を閉鎖することができる。また、上下の部
屋ユニットA、Aの外壁材41、41の間には、胴縁4
1a、45aを介して別の外壁材45を付設し(図
5)、下階の部屋ユニットAの天井フレーム30、上階
の部屋ユニットAの床フレーム10を外側から隠蔽す
る。なお、後付けの外壁材45と上階の部屋ユニットA
の外壁材41の下部との間の隙間は、幕板42を介して
閉鎖する。
【0034】上階の部屋ユニットA、A、拡張ユニット
B上には、共通の屋根ユニットCを取り付ける(図
9)。屋根ユニットCは、位置決めピン31e、31e
…、71e、71e…を利用して上階の部屋ユニット
A、A、拡張ユニットBの天井フレーム30、30、7
0上に位置決めして設置し、外壁材41と同様の後付け
用の外壁材45、45を上階の部屋ユニットA、A、拡
張ユニットB側の外壁材41の上端からパラペット82
の上端までの間に付設する。その後、屋根ユニットC
は、最上部の外壁材45の上部からパラペット82の上
端を経て、パラペット82に最も近い屋根部材81の上
面までを覆う雨仕舞85をパラペット82、82…の全
長に亘って設けるものとする。
【0035】かかる部屋ユニットA、A…は、拡張ユニ
ットB、Bとともに一棟の建物を構築する(図1、図1
0)。
【0036】すなわち、下階の部屋ユニットA、A、拡
張ユニットB上に、上階の部屋ユニットA、A、拡張ユ
ニットBを設置し、上階の部屋ユニットA、A、拡張ユ
ニットB上に屋根ユニットCを取り付け、階段ユニット
Dを所定位置に設置する。なお、図示の階段ユニットD
は、中間部に踊場D2 を有する折返し形であり、上階の
部屋ユニットA、Aに接続する床部D3 を備えている。
また、各階の部屋ユニットA、Aは、中間の拡張ユニッ
トB内の仕切壁68、68によって仕切られ、部屋ユニ
ットAの床面積と、拡張ユニットBの床面積の半分とを
加えた床面積の2部屋を形成する。
【0037】各部屋ユニットAには、システムキッチン
A1 、ユニットバスA2 、洗面台A3 、便器A4 、電気
温水器A5 、下駄箱A6 、窓A7 、A7 …、ドアA8 、
仕切戸A9 、A9 …、仕切壁A10、A10…などの一連の
内装設備が設置前にあらかじめ装備されている。また、
各部屋ユニットAには、必要な給排水管があらかじめ床
フレーム10内に装備され、必要な電気配線が施されて
いる。さらに、各部屋ユニットAには、必要に応じてベ
ランダEを外向きに付設することができる。ただし、図
10は、建物の上階部分の平面図であり、同図におい
て、各部屋内の間取りや、内装設備の配置は、単なる一
例である。
【0038】
【他の実施の形態】部屋ユニットA、拡張ユニットB
は、それぞれの床面積を適切に設定し、任意に組み合わ
せることができる(図11)。たとえば、同長の部屋ユ
ニットA、A、拡張ユニットBを横方向に連結して各部
屋を形成してもよく(同図(A))、倍長の部屋ユニッ
トA、Aに拡張ユニットB、Bを連結して2部屋を形成
してもよい(同図(B))。また、部屋ユニットA、A
に半長の拡張ユニットB、Bを組み合わせて各部屋を形
成してもよく(同図(C))、倍長の部屋ユニットAに
拡張ユニットBを組み合わせて各部屋を形成してもよい
(同図(D))。さらに、部屋ユニットA、A…のみに
よって各部屋を形成してもよい(同図(E))。
【0039】なお、このようにして、複数の部屋ユニッ
トA、A…と、必要な拡張ユニットB、B…とを組み合
わせて構築する建物は、平屋建てにしてもよく、2階建
て以上にしてもよい。また、その用途は、一般住宅、集
合住宅の他、事務所、倉庫等のあらゆる使用目的に適合
させることができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、この出願に係る第
1発明によれば、複数の部屋ユニットを複列、複数階に
設置し、最上階の部屋ユニットに屋根ユニットを取り付
けることによって、建物の基礎工事と部屋ユニットの製
作とを併行して進行させ、現場における所要建築工数を
少なくすることができるから、建物の建築コストを削減
し、全体の建築工期を大幅に短縮することができるとい
う優れた効果がある。
【0041】第2発明によれば、床フレーム、柱部材、
天井フレームと、床材、内壁材、天井材とを組み合わせ
ることによって、搬送可能な部屋ユニットを構成するこ
とができ、第1発明を容易に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体構成分解斜視説明図
【図2】 部屋ユニットの枠組斜視図
【図3】 要部組立説明図
【図4】 図1のX−X線矢視相当拡大断面図
【図5】 図1のY−Y線矢視相当拡大断面図
【図6】 拡張ユニットの枠組斜視図
【図7】 要部拡大断面説明図(1)
【図8】 要部拡大断面説明図(2)
【図9】 図1のZ−Z線矢視相当拡大断面図
【図10】 図1の要部拡大平面図
【図11】 他の実施の形態を示す模式説明図
【符号の説明】
A…部屋ユニット B…拡張ユニット C…屋根ユニット 10…床フレーム 17…床材 21、22…柱部材 27…内壁材 30…天井フレーム 37…天井材 31e…位置決めピン 41…外壁材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の部屋ユニットを複列、複数階に設
    置し、最上階の部屋ユニットに屋根ユニットを取り付け
    ることを特徴とする建物の建築工法。
  2. 【請求項2】 部屋ユニットに対して拡張ユニットを併
    設することを特徴とする請求項1記載の建物の建築工
    法。
  3. 【請求項3】 部屋ユニットには、設置前に外壁材を付
    設することを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    建物の建築工法。
  4. 【請求項4】 部屋ユニットには、設置前に内装設備を
    装備することを特徴とする請求項1ないし請求項3のい
    ずれか記載の建物の建築工法。
  5. 【請求項5】 床フレームと、該床フレームに立設する
    柱部材と、該柱部材によって支持する天井フレームと、
    前記床フレーム、柱部材、天井フレームにそれぞれ付設
    する床材、内壁材、天井材とを備えてなる建物建築用の
    部屋ユニット。
  6. 【請求項6】 上下の部屋ユニットを互いに位置決めす
    る位置決めピンを備えることを特徴とする請求項5記載
    の建物建築用の部屋ユニット。
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