JP2840140B2 - 家屋の床構造 - Google Patents
家屋の床構造Info
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- JP2840140B2 JP2840140B2 JP16874591A JP16874591A JP2840140B2 JP 2840140 B2 JP2840140 B2 JP 2840140B2 JP 16874591 A JP16874591 A JP 16874591A JP 16874591 A JP16874591 A JP 16874591A JP 2840140 B2 JP2840140 B2 JP 2840140B2
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- entrance
- porch
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家屋の階上に設けられ
た出入口のポーチ床、玄関床を品質よく形成し、その見
映えを高めうる家屋の床構造に関する。
た出入口のポーチ床、玄関床を品質よく形成し、その見
映えを高めうる家屋の床構造に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】例え
ば、家屋の一階と二階とを別住宅とする、一階部分に車
庫を設ける、一階部分を半地下とする、あるいは傾斜地
に建築する等々の理由により二階等の階上部分に玄関等
の出入口を形成した家屋が多用されている。
ば、家屋の一階と二階とを別住宅とする、一階部分に車
庫を設ける、一階部分を半地下とする、あるいは傾斜地
に建築する等々の理由により二階等の階上部分に玄関等
の出入口を形成した家屋が多用されている。
【0003】このような階上の出入口の玄関床及びそれ
に連なるポーチ床は、従来、例えば床梁などの家屋架構
体に床板を架け渡すことにより形成された床上面を、防
水板等により仕上げる比較的簡素なものとして施工され
ていた。
に連なるポーチ床は、従来、例えば床梁などの家屋架構
体に床板を架け渡すことにより形成された床上面を、防
水板等により仕上げる比較的簡素なものとして施工され
ていた。
【0004】しかしながら近年、家屋の高級化に対する
要求が高まっており、階上部分の出入口も一階の玄関な
みに美観を呈したものとする必要が生じている。又その
一方で特に屋外に設けられるポーチ床の防水性、遮音性
を高めポーチ床下方に居室等の付属家屋を増築し、敷地
を有効に利用することが企てられつつある。
要求が高まっており、階上部分の出入口も一階の玄関な
みに美観を呈したものとする必要が生じている。又その
一方で特に屋外に設けられるポーチ床の防水性、遮音性
を高めポーチ床下方に居室等の付属家屋を増築し、敷地
を有効に利用することが企てられつつある。
【0005】本発明は、玄関床、ポーチ床を床梁に架け
渡された大引上に床パネル、断熱層、モルタル層、床仕
上げ層を防水シートを含んで順次配することにより形成
するとともに、ポーチ床のモルタル層を玄関床のモルタ
ル層よりも厚肉とすることを基本として、階上の出入口
における玄関床、ポーチ床を品質よくかつ美的外観を有
して仕上げうるとともに、ポーチ床の防水性、遮音性を
向上しうる家屋の床構造の提供を目的としている。
渡された大引上に床パネル、断熱層、モルタル層、床仕
上げ層を防水シートを含んで順次配することにより形成
するとともに、ポーチ床のモルタル層を玄関床のモルタ
ル層よりも厚肉とすることを基本として、階上の出入口
における玄関床、ポーチ床を品質よくかつ美的外観を有
して仕上げうるとともに、ポーチ床の防水性、遮音性を
向上しうる家屋の床構造の提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、家屋の外壁の
階上の出入口に至る屋外のポーチ床と、出入口から家屋
の立上げ床に至る家屋の玄関床とを形成する家屋の床構
造であって、前記立上げ床の前縁に沿う第1の床梁と前
記外壁に沿いかつ上端を前記第1の床梁よりも低所とし
た第2の床梁との間に第1の大引を架け渡し、かつ第2
の床梁とポーチ床の外縁に沿うとともに上端が第2の床
梁と同高の第3の床梁との間に上面を前記第1の大引よ
りも低所とした第2の大引を架け渡すとともに、第1、
第2の大引上に軽量コンクリートを用いた床パネル、断
熱層、モルタル層、床仕上げ層を防水シートを含んで順
次配することにより前記ポーチ床と、玄関床とを形成す
るとともに、ポーチ床の床面を玄関床よりも低所としか
つポーチ床の前記モルタル層を、玄関床のモルタル層よ
りも厚肉としている。
階上の出入口に至る屋外のポーチ床と、出入口から家屋
の立上げ床に至る家屋の玄関床とを形成する家屋の床構
造であって、前記立上げ床の前縁に沿う第1の床梁と前
記外壁に沿いかつ上端を前記第1の床梁よりも低所とし
た第2の床梁との間に第1の大引を架け渡し、かつ第2
の床梁とポーチ床の外縁に沿うとともに上端が第2の床
梁と同高の第3の床梁との間に上面を前記第1の大引よ
りも低所とした第2の大引を架け渡すとともに、第1、
第2の大引上に軽量コンクリートを用いた床パネル、断
熱層、モルタル層、床仕上げ層を防水シートを含んで順
次配することにより前記ポーチ床と、玄関床とを形成す
るとともに、ポーチ床の床面を玄関床よりも低所としか
つポーチ床の前記モルタル層を、玄関床のモルタル層よ
りも厚肉としている。
【0007】
【作用】階上の出入口から家屋の立上げ床に至る玄関床
を、第1、第2の床梁間に架け渡した第1の大引上に、
床パネル、断熱層、モルタル層、床仕上げ層を防水シー
トを含んで順次配することにより形成する。床仕上げ層
としては、床タイル等が用いられ前記玄関床を1階の玄
関なみに美的外観を有して品質よく仕上げることができ
る。
を、第1、第2の床梁間に架け渡した第1の大引上に、
床パネル、断熱層、モルタル層、床仕上げ層を防水シー
トを含んで順次配することにより形成する。床仕上げ層
としては、床タイル等が用いられ前記玄関床を1階の玄
関なみに美的外観を有して品質よく仕上げることができ
る。
【0008】又玄関床に連なる屋外のポーチ床を、前記
第1の大引よりも低所とした第2の大引上に、軽量コン
クリートを用いた床パネル、断熱層、防水シートおよび
床仕上げ層をモルタル層を介在させて配することにより
形成する。従って、ポーチ床の床面を玄関床の床面より
も低所とでき、該両床面を排水を促すために水勾配をも
って連続して形成しうるとともに、ポーチ床は、軽量コ
ンクリートからなる床パネル、断熱層により高い不燃
性、断熱性を、又防水シートにより防水性を兼備し、か
つ前記モルタル層を玄関床のモルタル層よりも厚肉とし
たためさらに防水性を向上ししかも遮音性を高めるた
め、例えばポーチ床の下方に階下の居室を設けることを
可能とし、家屋の敷地を有効に利用しうる。
第1の大引よりも低所とした第2の大引上に、軽量コン
クリートを用いた床パネル、断熱層、防水シートおよび
床仕上げ層をモルタル層を介在させて配することにより
形成する。従って、ポーチ床の床面を玄関床の床面より
も低所とでき、該両床面を排水を促すために水勾配をも
って連続して形成しうるとともに、ポーチ床は、軽量コ
ンクリートからなる床パネル、断熱層により高い不燃
性、断熱性を、又防水シートにより防水性を兼備し、か
つ前記モルタル層を玄関床のモルタル層よりも厚肉とし
たためさらに防水性を向上ししかも遮音性を高めるた
め、例えばポーチ床の下方に階下の居室を設けることを
可能とし、家屋の敷地を有効に利用しうる。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図において家屋の床構造は、家屋Hの外壁Wに設け
られた階上の玄関等を形成する出入口Aに至る屋外のポ
ーチ床2と、出入口Aから家屋の立上げ床3に至る家屋
の玄関床4とを形成するものであり、前記立上げ床3の
前縁に沿う第1の床梁5と前記外壁Wに沿う第2の床梁
6との間に第1の大引7を架け渡し、かつ第2の床梁6
とポーチ床2の外縁に沿う第3の床梁9との間に第2の
大引10を架け渡すとともに、第1、第2の大引7、1
0上に床パネル11、断熱層12、モルタル層13、床
仕上げ層14を防水シート15を含んで順次配すること
により、前記ポーチ床2と玄関床4とを形成する一方、
ポーチ床2の床面2aを玄関床4の床面4aよりも低所
とし、かつポーチ床2の前記モルタル層13Aを、玄関
床4のモルタル層13Bよりも厚肉としている。
る。図において家屋の床構造は、家屋Hの外壁Wに設け
られた階上の玄関等を形成する出入口Aに至る屋外のポ
ーチ床2と、出入口Aから家屋の立上げ床3に至る家屋
の玄関床4とを形成するものであり、前記立上げ床3の
前縁に沿う第1の床梁5と前記外壁Wに沿う第2の床梁
6との間に第1の大引7を架け渡し、かつ第2の床梁6
とポーチ床2の外縁に沿う第3の床梁9との間に第2の
大引10を架け渡すとともに、第1、第2の大引7、1
0上に床パネル11、断熱層12、モルタル層13、床
仕上げ層14を防水シート15を含んで順次配すること
により、前記ポーチ床2と玄関床4とを形成する一方、
ポーチ床2の床面2aを玄関床4の床面4aよりも低所
とし、かつポーチ床2の前記モルタル層13Aを、玄関
床4のモルタル層13Bよりも厚肉としている。
【0010】家屋Hは、図1に略示するように、本例で
は2階建家屋であり、その一階部分と二階部分とに夫々
玄関20と前記出入口Aにより形成される階上の玄関2
1とが設けられている。又前記ポーチ床2を有するポー
チ部Pは階上の玄関21の前面に、家屋Hから突出して
形成されている。又本例では、家屋Hは、布基礎に立設
した柱(ともに図示せず)に前記第1、第2の床梁5、
6を含む梁材を架け渡してなる骨組架構体22を具えて
いる。さらに前記梁材間に他の床パネル23を架け渡
し、立上げ床3を形成するとともに、骨組架構体22の
外縁に沿って壁パネル24を配設し前記外壁Wを形成し
ている。
は2階建家屋であり、その一階部分と二階部分とに夫々
玄関20と前記出入口Aにより形成される階上の玄関2
1とが設けられている。又前記ポーチ床2を有するポー
チ部Pは階上の玄関21の前面に、家屋Hから突出して
形成されている。又本例では、家屋Hは、布基礎に立設
した柱(ともに図示せず)に前記第1、第2の床梁5、
6を含む梁材を架け渡してなる骨組架構体22を具えて
いる。さらに前記梁材間に他の床パネル23を架け渡
し、立上げ床3を形成するとともに、骨組架構体22の
外縁に沿って壁パネル24を配設し前記外壁Wを形成し
ている。
【0011】前記第1の床梁5は、玄関21の設けられ
た外壁Wと距離を隔てて平行に架設されるとともに、本
例では、溝形鋼からなる上弦材26、下弦材27を溝部
を対向させかつ垂直な帯板29…を架設したラチス梁か
らなり立上げ床3の前縁を支持している。
た外壁Wと距離を隔てて平行に架設されるとともに、本
例では、溝形鋼からなる上弦材26、下弦材27を溝部
を対向させかつ垂直な帯板29…を架設したラチス梁か
らなり立上げ床3の前縁を支持している。
【0012】立上げ床3を形成する前記他の床パネル2
3は、木質の外枠材30を矩形に接合した枠組に、大引
32をその上面を外枠材30上面と面一に架け渡してい
るとともに、該枠組上に、前記第1の床梁5の上弦材2
6上に載設された下地材33上面にまでのびる床板34
を添着している。
3は、木質の外枠材30を矩形に接合した枠組に、大引
32をその上面を外枠材30上面と面一に架け渡してい
るとともに、該枠組上に、前記第1の床梁5の上弦材2
6上に載設された下地材33上面にまでのびる床板34
を添着している。
【0013】床パネル23は、その外縁をなす前記外枠
材30を第1の床梁5の内面にボルト止め等により固定
することにより、該第1の床梁5に支持されるととも
に、床パネル23の外方には、該第1の床梁5外面に取
付けられた垂直なけ込み板35を介して上がり框36が
その上面を前記床板34上面と整一して配設され、立上
げ床3の前縁を形成している。
材30を第1の床梁5の内面にボルト止め等により固定
することにより、該第1の床梁5に支持されるととも
に、床パネル23の外方には、該第1の床梁5外面に取
付けられた垂直なけ込み板35を介して上がり框36が
その上面を前記床板34上面と整一して配設され、立上
げ床3の前縁を形成している。
【0014】又前記第2の床梁6は、ウエブ6Aの上下
にフランジ6B、6Cを設けたI形鋼からなり、その上
フランジ6B上面を前記第1の床梁5の上弦材26上面
よりも高さh1だけ低所に位置させて前記外壁Wに沿っ
てかつ第1の床梁5と平行に配され前記玄関床4を支持
する。なお第2の床梁6は、その下フランジ6Cを前記
壁パネル24上に受材37を介して固定することによ
り、該壁パネル24に水平に支承される。
にフランジ6B、6Cを設けたI形鋼からなり、その上
フランジ6B上面を前記第1の床梁5の上弦材26上面
よりも高さh1だけ低所に位置させて前記外壁Wに沿っ
てかつ第1の床梁5と平行に配され前記玄関床4を支持
する。なお第2の床梁6は、その下フランジ6Cを前記
壁パネル24上に受材37を介して固定することによ
り、該壁パネル24に水平に支承される。
【0015】玄関床4は、玄関21と前記立上げ床3と
の間の玄関土間Bを形成するとともに、前記第1の床梁
5と第2の床梁6との間に架け渡された第1の大引7に
より支持される。
の間の玄関土間Bを形成するとともに、前記第1の床梁
5と第2の床梁6との間に架け渡された第1の大引7に
より支持される。
【0016】第1の大引7は、本例ではウエブの上下に
リップ付きフランジを有した断面略コ字のリップ付溝形
鋼から形成されるとともに、両端に固着された垂直な固
定板39、39を、第1の床梁5の帯板29、および第
2の床梁6の上下のフランジ6B、6C間に固着された
取付板40に夫々ボルト止めすることにより大引7は、
第1、第2の床梁5、6と直角にかつ水平に保持され
る。
リップ付きフランジを有した断面略コ字のリップ付溝形
鋼から形成されるとともに、両端に固着された垂直な固
定板39、39を、第1の床梁5の帯板29、および第
2の床梁6の上下のフランジ6B、6C間に固着された
取付板40に夫々ボルト止めすることにより大引7は、
第1、第2の床梁5、6と直角にかつ水平に保持され
る。
【0017】さらに適宜の間隔を有して複数取付けられ
た第1の大引7上には、床パネル11、断熱層12、防
水シート15が順次積載され、玄関床4の下地を形成す
る。床パネル11は軽量コンクリート、好ましくは軽量
気泡コンクリートから成形され、又断熱層12は例えば
ポリチスレン発泡板からなるとともに、本例では、図4
に示すように、例えばガラス繊維補強セメントからなる
不燃材層17を前記断熱層12上面に添着している。さ
らに前記防水シート15は、例えば塩化ビニル系樹脂か
らなり、前記不燃材層17上面に貼着される。前記床パ
ネル11、断熱層12、不燃材層17、および防水シー
ト15は、本例では予め不燃材層17、断熱層12を床
パネル11に、該床パネル11に埋込んだプラグアンカ
ー等を用いて固定し、さらに防水シート15を接着固定
することにより一体化された状態で前記第1の大引7上
に載置、固定される。なお前記断熱層12として、不燃
性をも有する例えばパーライト発泡板を用いた場合に
は、前記不燃材層17を省略することができる。
た第1の大引7上には、床パネル11、断熱層12、防
水シート15が順次積載され、玄関床4の下地を形成す
る。床パネル11は軽量コンクリート、好ましくは軽量
気泡コンクリートから成形され、又断熱層12は例えば
ポリチスレン発泡板からなるとともに、本例では、図4
に示すように、例えばガラス繊維補強セメントからなる
不燃材層17を前記断熱層12上面に添着している。さ
らに前記防水シート15は、例えば塩化ビニル系樹脂か
らなり、前記不燃材層17上面に貼着される。前記床パ
ネル11、断熱層12、不燃材層17、および防水シー
ト15は、本例では予め不燃材層17、断熱層12を床
パネル11に、該床パネル11に埋込んだプラグアンカ
ー等を用いて固定し、さらに防水シート15を接着固定
することにより一体化された状態で前記第1の大引7上
に載置、固定される。なお前記断熱層12として、不燃
性をも有する例えばパーライト発泡板を用いた場合に
は、前記不燃材層17を省略することができる。
【0018】さらに固定された前記防水シート15上に
は、モルタル層13Bを介して床仕上げ層14が積載さ
れる。モルタル層13Bは、本例では図4に示すよう
に、予め固化した状態で、防水シート15に両面テープ
45を用いて貼着されたエアーバック46上に接着固定
される。又床仕上げ層14は、本例では予め床タイル4
7を化粧シート49に貼着したタイルユニット50から
なり、前記化粧シート49をモルタル層13Bに接着剤
を用いて固定することにより、玄関床4の床面4aが形
成される。なおモルタル層13Bは、排水を促すため水
勾配を有して成形される。又現場において、モルタルを
添着しタイル貼りを行ってもよい。
は、モルタル層13Bを介して床仕上げ層14が積載さ
れる。モルタル層13Bは、本例では図4に示すよう
に、予め固化した状態で、防水シート15に両面テープ
45を用いて貼着されたエアーバック46上に接着固定
される。又床仕上げ層14は、本例では予め床タイル4
7を化粧シート49に貼着したタイルユニット50から
なり、前記化粧シート49をモルタル層13Bに接着剤
を用いて固定することにより、玄関床4の床面4aが形
成される。なおモルタル層13Bは、排水を促すため水
勾配を有して成形される。又現場において、モルタルを
添着しタイル貼りを行ってもよい。
【0019】一方、ポーチ部Pにおいては、該ポーチ部
Pのポーチ床2を受ける第3の床梁9が該ポーチ床2の
外縁に沿ってかつ前記第2の床梁6と平行に配されると
ともに、図3に示すように、第3の床梁9は第2の床梁
6に継ぎ梁19により連結され水平に保持される。又第
3の床梁9の上面及び継ぎ梁19の上面はともに第2の
床梁6の上面と同高さに位置している。
Pのポーチ床2を受ける第3の床梁9が該ポーチ床2の
外縁に沿ってかつ前記第2の床梁6と平行に配されると
ともに、図3に示すように、第3の床梁9は第2の床梁
6に継ぎ梁19により連結され水平に保持される。又第
3の床梁9の上面及び継ぎ梁19の上面はともに第2の
床梁6の上面と同高さに位置している。
【0020】継ぎ梁19は、ポーチ部Pの両側縁に沿っ
て配されており、従って該継ぎ梁19及び第3の床梁9
は、ポーチ部Pの周縁に沿う、前記骨組架構体22から
突出したコ字状の枠体を形成しうる。なお、この枠体を
支持するポーチ柱51を本例では継ぎ梁19に固定して
いる。
て配されており、従って該継ぎ梁19及び第3の床梁9
は、ポーチ部Pの周縁に沿う、前記骨組架構体22から
突出したコ字状の枠体を形成しうる。なお、この枠体を
支持するポーチ柱51を本例では継ぎ梁19に固定して
いる。
【0021】又継ぎ梁19及び第3の床梁9は、ウエブ
52の上下にフランジ53、53を形成したI形鋼から
なり、その断面は第2の床梁6と同形としている。継ぎ
梁19は、内端に固着された固定板54を、第2の床梁
6の上下のフランジ6B、6C間に架設された取付板5
5にボルト止めすることにより第2の床梁6に固定され
る。
52の上下にフランジ53、53を形成したI形鋼から
なり、その断面は第2の床梁6と同形としている。継ぎ
梁19は、内端に固着された固定板54を、第2の床梁
6の上下のフランジ6B、6C間に架設された取付板5
5にボルト止めすることにより第2の床梁6に固定され
る。
【0022】又継ぎ梁19の外端と第3の床梁9とは、
Lアングル状の固定金具56により夫々のウエブ52、
52を直角にボルト止めすることにより固定される。な
お第3の床梁9及び一方の継ぎ梁19には、ポーチ部P
の手摺壁を形成する手摺パネル59が取付けられる。
Lアングル状の固定金具56により夫々のウエブ52、
52を直角にボルト止めすることにより固定される。な
お第3の床梁9及び一方の継ぎ梁19には、ポーチ部P
の手摺壁を形成する手摺パネル59が取付けられる。
【0023】さらに第2の床梁6と第3の床梁9との間
には、継ぎ梁19と平行に、第2の大引10が架け渡さ
れる。該第2の大引10は、前記第1の大引7と断面同
形のリップ付溝形鋼から形成され、その上面を第1の大
引7上面よりも高さh2だけ低所に位置させて、かつ両
端を、第2の大引10の両端に固着した固定片60、6
0を第2、第3の床梁6、9の向き合う側面に固着した
取付板61、61にボルト止めすることにより、該第
2、第3の床梁6、9に水平に固定される。
には、継ぎ梁19と平行に、第2の大引10が架け渡さ
れる。該第2の大引10は、前記第1の大引7と断面同
形のリップ付溝形鋼から形成され、その上面を第1の大
引7上面よりも高さh2だけ低所に位置させて、かつ両
端を、第2の大引10の両端に固着した固定片60、6
0を第2、第3の床梁6、9の向き合う側面に固着した
取付板61、61にボルト止めすることにより、該第
2、第3の床梁6、9に水平に固定される。
【0024】固定された第2の大引10上には、床パネ
ル11、断熱層12、不燃材層17、防水シート15が
前記玄関床4と同様に順次配され、ポーチ床2の下地を
形成する。ただポーチ部Pにおける断熱層12Aは、図
2に示すように、その内端部が前記第2の床梁6の上フ
ランジ6Bまで延設されている。又断熱層12Aの外端
部には、排水溝62が設けられている。
ル11、断熱層12、不燃材層17、防水シート15が
前記玄関床4と同様に順次配され、ポーチ床2の下地を
形成する。ただポーチ部Pにおける断熱層12Aは、図
2に示すように、その内端部が前記第2の床梁6の上フ
ランジ6Bまで延設されている。又断熱層12Aの外端
部には、排水溝62が設けられている。
【0025】さらに防水シート15の上面には、前記の
ごとく予め固化したモルタル層13Aがエアーバック4
6を介して貼着されるとともに、該モルタル層13A上
に床タイル47と化粧シート49とからなるタイルユニ
ット50が添着されポーチ床2の床面2aが形成され
る。なお前記モルタル層13Aも前記モルタル層13B
と同様に水勾配を有して成形される。又前記第2の大引
10を第1の大引7よりも低所に位置させたため、ポー
チ床2の床面2aは、玄関床4の床面4aよりも高さh
3だけ低所に位置させることができ、玄関床4からポー
チ床2への排水を便宜としている。なお前記断熱層1
2、12A上面を予め水勾配を有して成形し、その上に
一定厚さのモルタル層を添着することにより、排水処理
を施してもよい。又モルタル層を現場で打設する場合に
は、該モルタル層は固化したモルタル層に比べて厚さが
大となるため、前記断熱層12、12Aの厚さをこれに
応じて予め小さくしておく。
ごとく予め固化したモルタル層13Aがエアーバック4
6を介して貼着されるとともに、該モルタル層13A上
に床タイル47と化粧シート49とからなるタイルユニ
ット50が添着されポーチ床2の床面2aが形成され
る。なお前記モルタル層13Aも前記モルタル層13B
と同様に水勾配を有して成形される。又前記第2の大引
10を第1の大引7よりも低所に位置させたため、ポー
チ床2の床面2aは、玄関床4の床面4aよりも高さh
3だけ低所に位置させることができ、玄関床4からポー
チ床2への排水を便宜としている。なお前記断熱層1
2、12A上面を予め水勾配を有して成形し、その上に
一定厚さのモルタル層を添着することにより、排水処理
を施してもよい。又モルタル層を現場で打設する場合に
は、該モルタル層は固化したモルタル層に比べて厚さが
大となるため、前記断熱層12、12Aの厚さをこれに
応じて予め小さくしておく。
【0026】又ポーチ床2の前記モルタル層13Aの厚
さd1は、玄関床4のモルタル層13Bの厚さd2より
も大としている。従ってポーチ床2は、前記防水シート
15、軽量コンクリートからなる床パネル11と相まっ
て防水性、遮音性がさらに高まり、例えば図1に一点鎖
線で示すように、ポーチ部Pの下方に家屋Hから突出す
る居室等の張出し部Cを形成することができる。
さd1は、玄関床4のモルタル層13Bの厚さd2より
も大としている。従ってポーチ床2は、前記防水シート
15、軽量コンクリートからなる床パネル11と相まっ
て防水性、遮音性がさらに高まり、例えば図1に一点鎖
線で示すように、ポーチ部Pの下方に家屋Hから突出す
る居室等の張出し部Cを形成することができる。
【0027】なおポーチ部Pの下部には、前記第2の大
引10下面に固着される根太65…を介して天井板66
が釘着等により水平に固定され、これによりポーチ部P
の下部天井Tを形成する。又ポーチ床2と玄関床4との
間には、前記出入口Aを形成する玄関扉Sが立設され
る。
引10下面に固着される根太65…を介して天井板66
が釘着等により水平に固定され、これによりポーチ部P
の下部天井Tを形成する。又ポーチ床2と玄関床4との
間には、前記出入口Aを形成する玄関扉Sが立設され
る。
【0028】
【発明の効果】叙上の如く本発明の家屋の床構造は、ポ
ーチ床を受ける第2の大引上面を玄関床を受ける第1の
大引よりも低所としたため、ポーチ床の床面を玄関床の
床面より低所としつつポーチ床のモルタル層を玄関床の
モルタル層より厚肉としうる。このようにモルタル層の
厚さを大としたためポーチ床の遮音性を高めることがで
き、該ポーチ床下方に居室等を設けることを可能とす
る。
ーチ床を受ける第2の大引上面を玄関床を受ける第1の
大引よりも低所としたため、ポーチ床の床面を玄関床の
床面より低所としつつポーチ床のモルタル層を玄関床の
モルタル層より厚肉としうる。このようにモルタル層の
厚さを大としたためポーチ床の遮音性を高めることがで
き、該ポーチ床下方に居室等を設けることを可能とす
る。
【0029】又玄関床、ポーチ床は、軽量コンクリート
からなる床パネル、断熱層、モルタル層、および床仕上
げ層を防水シートを含んで順次第1、第2の大引上に架
け渡すことにより形成されるため、断熱性、防水性を高
めつつ階上の出入口を1階の玄関なみに高級感を有して
形成でき付加価値を高めうる。
からなる床パネル、断熱層、モルタル層、および床仕上
げ層を防水シートを含んで順次第1、第2の大引上に架
け渡すことにより形成されるため、断熱性、防水性を高
めつつ階上の出入口を1階の玄関なみに高級感を有して
形成でき付加価値を高めうる。
【図1】本発明の採用された家屋の一例を略示する斜視
図である。
図である。
【図2】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図3】第2、第3の床梁と第2の大引とを示す斜視図
である。
である。
【図4】本発明の一実施例の一部を示す断面図である。
2 ポーチ床 2a ポーチ床の床面 3 立上げ床 4 玄関床 5 第1の床梁 6 第2の床梁 7 第1の大引 9 第3の床梁 11 床パネル 12、12A 断熱層 13、13A、13B モルタル層 14 床仕上げ層 15 防水シート A 出入口 H 家屋 W 外壁
Claims (1)
- 【請求項1】家屋の外壁の階上の出入口に至る屋外のポ
ーチ床と、出入口から家屋の立上げ床に至る家屋の玄関
床とを形成する家屋の床構造であって、前記立上げ床の
前縁に沿う第1の床梁と前記外壁に沿いかつ上端を前記
第1の床梁よりも低所とした第2の床梁との間に第1の
大引を架け渡し、かつ第2の床梁とポーチ床の外縁に沿
うとともに上端が第2の床梁と同高の第3の床梁との間
に上面を前記第1の大引よりも低所とした第2の大引を
架け渡すとともに、第1、第2の大引上に軽量コンクリ
ートを用いた床パネル、断熱層、モルタル層、床仕上げ
層を防水シートを含んで順次配することにより前記ポー
チ床と、玄関床とを形成するとともに、ポーチ床の床面
を玄関床よりも低所としかつポーチ床の前記モルタル層
を、玄関床のモルタル層よりも厚肉としたことを特徴と
する家屋の床構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16874591A JP2840140B2 (ja) | 1991-06-12 | 1991-06-12 | 家屋の床構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16874591A JP2840140B2 (ja) | 1991-06-12 | 1991-06-12 | 家屋の床構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04366245A JPH04366245A (ja) | 1992-12-18 |
JP2840140B2 true JP2840140B2 (ja) | 1998-12-24 |
Family
ID=15873633
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16874591A Expired - Fee Related JP2840140B2 (ja) | 1991-06-12 | 1991-06-12 | 家屋の床構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2840140B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5064748B2 (ja) * | 2006-09-27 | 2012-10-31 | ミサワホーム株式会社 | 建物 |
-
1991
- 1991-06-12 JP JP16874591A patent/JP2840140B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04366245A (ja) | 1992-12-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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