JP2024131937A - 建物 - Google Patents
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Abstract
【課題】外装仕上げ材と屋内空間との間における熱橋部を極力減らし、建物外周における断熱性を向上させる。【解決手段】建物1が、建物躯体2と、建物躯体2のうち屋外に沿って設けられる部位の屋外側面に取り付けられ、建物躯体2の外周に沿って配置されて建物1の外周面を形成する外装仕上げ材3と、建物躯体2のうち屋外に沿って設けられる部位の屋内側に離間して配置された断熱材41,42,43によって構成され、内側に屋内空間5が形成される断熱材層4と、を備えている。【選択図】図1
Description
本発明は、建物に関する。
従来、建物躯体を構成する柱や梁と外装仕上げ材との間に断熱材を配置する技術が知られている。特許文献1に記載の建物においては、外装仕上げ材として、軽量気泡コンクリート(ALC;Autoclaved Light-weight Concrete)等のコンクリート系材料からなる仕上げパネルが採用されている。そして、建物躯体側には、外装仕上げ材を支持するアングル材が固定され、このアングル材の周囲を断熱材で被覆することにより、建物の外壁における断熱性を高めている。
しかしながら、外装仕上げ材を支持するアングル材は建物躯体に固定されている。そして、アングル材には、外装仕上げ材から屋内側に突出する支持ボルトが掛止されるため、アングル材及び支持ボルトが、屋外の熱を屋内側に伝導する熱橋として作用してしまうことは避けられない。また、断熱性の高い外装仕上げ材として、厚さ寸法が大きく、かつ重量のあるものを選択してしまうと、当該外装仕上げ材をより確実に支持するために支持ボルトの使用本数が多くなってしまい、熱橋として作用する部分が増えてしまうことも考えられる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その課題は、外装仕上げ材と屋内空間との間における熱橋部を極力減らし、建物外周における断熱性を向上させることである。
請求項1に記載の発明は、建物1であって、例えば図1~図6に示すように、
建物躯体2と、
前記建物躯体2のうち屋外に沿って設けられる部位の屋外側面に取り付けられ、前記建物躯体2の外周に沿って配置されて建物1の外周面を形成する外装仕上げ材3と、
前記建物躯体2のうち屋外に沿って設けられる前記部位の屋内側に離間して配置された断熱材41,42,43によって構成され、内側に屋内空間5が形成される断熱材層4と、を備えていることを特徴とする。
建物躯体2と、
前記建物躯体2のうち屋外に沿って設けられる部位の屋外側面に取り付けられ、前記建物躯体2の外周に沿って配置されて建物1の外周面を形成する外装仕上げ材3と、
前記建物躯体2のうち屋外に沿って設けられる前記部位の屋内側に離間して配置された断熱材41,42,43によって構成され、内側に屋内空間5が形成される断熱材層4と、を備えていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、外装仕上げ材3は、建物躯体2のうち屋外に沿って設けられる部位の屋外側面に取り付けられ、建物躯体2の外周に沿って配置されて建物1の外周面を形成しており、内側に屋内空間5が形成される断熱材層4は、建物躯体2のうち屋外に沿って設けられる部位の屋内側に離間して配置された断熱材41,42,43によって構成されているので、外装仕上げ材3と断熱材層4との間に隙間(隙間6)が形成された状態とすることができる。そのため、外装仕上げ材3と屋内空間5との間における熱橋部を極力減らし、建物外周における断熱性を向上させることができる。
請求項2に記載の発明は、例えば図1~図3に示すように、請求項1に記載の建物1において、
前記建物躯体2と前記断熱材層4は、同一の基礎10上に構築されて各々自立し、
前記建物躯体2のうち屋外に沿って設けられる前記部位は、前記基礎10における立ち上がり部の屋外側に配置され、前記断熱材層4は、前記立ち上がり部の屋内側に配置されていることを特徴とする。
前記建物躯体2と前記断熱材層4は、同一の基礎10上に構築されて各々自立し、
前記建物躯体2のうち屋外に沿って設けられる前記部位は、前記基礎10における立ち上がり部の屋外側に配置され、前記断熱材層4は、前記立ち上がり部の屋内側に配置されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、建物躯体2と断熱材層4は、同一の基礎10上に構築されて各々自立し、建物躯体2のうち屋外に沿って設けられる部位は、基礎10における立ち上がり部の屋外側に配置され、断熱材層4は、立ち上がり部の屋内側に配置されているので、建物躯体2と断熱材層4が互いに支え合ったり、互いを連結させたりするような構造を採用する必要がない。そのため、外装仕上げ材3と屋内空間5との間における熱橋部を極力減らし、建物外周における断熱性を向上させることができる。
請求項3に記載の発明は、例えば図3に示すように、請求項1に記載の建物1において、
屋外と前記屋内空間5とを連通する開口部7を更に備え、
前記開口部7には、当該開口部7を開閉する建具70を保持する建具枠71が、前記外装仕上げ材3と前記断熱材層4との間に跨って設けられており、
前記断熱材層4は、少なくとも建物外周において、前記建具枠71が設けられた箇所を除き、前記建物躯体2のうち屋外に沿って設けられる前記部位及び前記外装仕上げ材3と連結されていないことを特徴とする。
屋外と前記屋内空間5とを連通する開口部7を更に備え、
前記開口部7には、当該開口部7を開閉する建具70を保持する建具枠71が、前記外装仕上げ材3と前記断熱材層4との間に跨って設けられており、
前記断熱材層4は、少なくとも建物外周において、前記建具枠71が設けられた箇所を除き、前記建物躯体2のうち屋外に沿って設けられる前記部位及び前記外装仕上げ材3と連結されていないことを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、屋外と屋内空間5とを連通する開口部7には、当該開口部7を開閉する建具70を保持する建具枠71が、外装仕上げ材3と断熱材層4との間に跨って設けられており、断熱材層4は、少なくとも建物外周において、建具枠71が設けられた箇所を除き、建物躯体2のうち屋外に沿って設けられる部位及び外装仕上げ材3と連結されていないので、建物外周に開口部7を確保しながら、外装仕上げ材3と屋内空間5との間における熱橋部を極力減らすことができる。これにより、開口部7が確保されたことによる建物1における利便性の向上や開放感の向上を図りつつ、建物外周における断熱性を向上させることができる。
請求項4に記載の発明は、例えば図5に示すように、請求項1に記載の建物1において、
前記外装仕上げ材3は、外壁用の仕上げ材31と、屋根用の仕上げ材33と、を含んで構成されていることを特徴とする。
前記外装仕上げ材3は、外壁用の仕上げ材31と、屋根用の仕上げ材33と、を含んで構成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、外装仕上げ材3は、外壁用の仕上げ材31と、屋根用の仕上げ材33と、を含んで構成されているので、建物1の外周面のうち側面を外壁用の仕上げ材31によって形成でき、建物1の外周面のうち上面を屋根用の仕上げ材33によって形成することができる。したがって、外壁用の仕上げ材31と、屋根用の仕上げ材33によって、建物躯体2のうち屋外に沿って設けられる部位を被覆することができる。
請求項5に記載の発明は、例えば図1~図6に示すように、請求項1に記載の建物1において、
前記断熱材層4は、前記断熱材41,42,43として、床用の断熱材41と、外壁用の断熱材42と、屋根用の断熱材43と、を含んで構成されていることを特徴とする。
前記断熱材層4は、前記断熱材41,42,43として、床用の断熱材41と、外壁用の断熱材42と、屋根用の断熱材43と、を含んで構成されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、断熱材層4は、断熱材41,42,43として、床用の断熱材41と、外壁用の断熱材42と、屋根用の断熱材43と、を含んで構成されているので、屋内空間5を、これらの断熱材41,42,43によって取り囲むことができる。これにより、屋内空間5を、断熱性の高い居住空間とすることができる。
請求項6に記載の発明は、例えば図1~図5に示すように、請求項1に記載の建物1において、
前記建物躯体2は、複数の柱21と、前記複数の柱21同士を連結する複数の梁22と、を有するラーメン構造とされていることを特徴とする。
前記建物躯体2は、複数の柱21と、前記複数の柱21同士を連結する複数の梁22と、を有するラーメン構造とされていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、建物躯体2は、複数の柱21と、複数の柱21同士を連結する複数の梁22と、を有するラーメン構造とされているので、十分な強度を持ちつつも広い空間を確保できる。そのため、この建物躯体2の屋内側に離間した位置に、内側に屋内空間5が形成される断熱材層4を構築しやすい。
請求項7に記載の発明は、例えば図1~図6に示すように、請求項1から6のいずれか一項に記載の建物1において、
前記断熱材41,42,43は、断熱パネルによって構成され、
前記断熱パネルは、
縦横の框材Fmが矩形状に組み立てられるとともに、前記縦横の框材Fmからなる矩形枠の内部に補助桟材Cpが縦横に組み付けられて構成された枠体Fと、
前記枠体Fの両面もしくは片面に貼り付けられた面材Bdと、
前記枠体Fと前記面材Bdとに囲まれた内部中空部に装填された内包断熱材In1と、を備えることを特徴とする。
前記断熱材41,42,43は、断熱パネルによって構成され、
前記断熱パネルは、
縦横の框材Fmが矩形状に組み立てられるとともに、前記縦横の框材Fmからなる矩形枠の内部に補助桟材Cpが縦横に組み付けられて構成された枠体Fと、
前記枠体Fの両面もしくは片面に貼り付けられた面材Bdと、
前記枠体Fと前記面材Bdとに囲まれた内部中空部に装填された内包断熱材In1と、を備えることを特徴とする。
請求項7に記載の発明によれば、断熱材41,42,43を構成する断熱パネルは、縦横の框材Fmが矩形状に組み立てられるとともに、縦横の框材Fmからなる矩形枠の内部に補助桟材Cpが縦横に組み付けられて構成された枠体Fと、枠体Fの両面もしくは片面に貼り付けられた面材Bdと、枠体Fと面材Bdとに囲まれた内部中空部に装填された内包断熱材In1と、を備えるので、構造体としての十分な強度を持ちつつ、断熱性に優れる。そして、このような断熱パネルによって断熱材層4が形成されているので、屋内空間5を形成する上で十分な強度を確保できるとともに、断熱性の高い屋内空間5を確保することができる。
本発明によれば、外装仕上げ材と屋内空間との間における熱橋部を極力減らし、建物外周における断熱性を向上させることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の技術的範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。なお、以下の実施形態及び図示例における方向は、あくまでも説明の便宜上設定したものである。図中のX-X’方向は例えば間口方向(奥行方向でもよい)、Y-Y’方向は奥行方向(間口方向でもよい)、Z-Z’方向は高さ方向を示しているものとする。
図1において符号1は、建物を示す。この建物1は、鉄骨ラーメン造の建物躯体2と、建物躯体2のうち屋外に沿って設けられる部位の屋外側面に取り付けられた外装仕上げ材3と、建物躯体2のうち屋外に沿って設けられる部位の屋内側に離間して配置された断熱材層4と、を備えている。
なお、本実施形態における建物1は、説明の便宜上、平屋とするが複数階建てとされてもよい。
なお、本実施形態における建物1は、説明の便宜上、平屋とするが複数階建てとされてもよい。
建物躯体2は、上記のように鉄骨ラーメン造とされており、図1~図5に示すように、複数の柱21と、複数の柱21同士を連結する複数の梁22と、を有している。これら複数の柱21と複数の梁22は剛接合されて一体化しており、建物1の構造躯体として必要な機能を具備しているものとする。
建物躯体2のうち屋外に沿って設けられる部位は、建物外周に沿って立設された複数の柱21と、当該複数の柱21に架け渡されて設けられた複数の梁22と、を指している。
建物躯体2のうち屋外に沿って設けられる部位は、建物外周に沿って立設された複数の柱21と、当該複数の柱21に架け渡されて設けられた複数の梁22と、を指している。
複数の柱21は、基礎10上に立設されている。各柱21の下端部にはベースプレートが一体形成されている。そして、図示はしないが、ベースプレート21aには、基礎10の上端面から突出するアンカーボルトが通される貫通孔が複数形成されており、貫通孔に通されたアンカーボルトにナットが締め付けられることで、柱21を強固に固定できるようになっている。これにより、建物躯体2は、基礎10上に自立した状態となっている。
また、これら複数の柱21は、基礎10における立ち上がり部の屋外側に沿って互いに間隔を空けて配置されている。すなわち、建物躯体2は、基礎10における立ち上がり部の屋外側に配置されている。
また、これら複数の柱21は、基礎10における立ち上がり部の屋外側に沿って互いに間隔を空けて配置されている。すなわち、建物躯体2は、基礎10における立ち上がり部の屋外側に配置されている。
また、建物1は、勾配屋根を備える構成とされている。そのため、建物躯体2は、上端部の梁22に対して斜め梁23が接合されている。
なお、屋根の構築については、これに限られるものではなく、建物躯体2の上面に、小屋組を形成して勾配屋根を構築してもよいものとする。
なお、屋根の構築については、これに限られるものではなく、建物躯体2の上面に、小屋組を形成して勾配屋根を構築してもよいものとする。
建物躯体2の屋外側面には、上記のように外装仕上げ材3が取り付けられている。
外装仕上げ材3は、建物1の外壁を構成する外壁仕上げ材31と、建物1の屋根を構成する屋根仕上げ材33と、を含んで構成されている。すなわち、建物躯体2は、外壁仕上げ材31及び屋根仕上げ材33によって周囲を取り囲まれた状態となっている。
外装仕上げ材3は、建物1の外壁を構成する外壁仕上げ材31と、建物1の屋根を構成する屋根仕上げ材33と、を含んで構成されている。すなわち、建物躯体2は、外壁仕上げ材31及び屋根仕上げ材33によって周囲を取り囲まれた状態となっている。
外壁仕上げ材31は、図1,図3に示すように、外壁の平らな部分に設けられる第一外壁仕上げ材31aと、外壁のコーナー部分に設けられる断面略L字状の第二外壁仕上げ材31bと、を有している。
第一外壁仕上げ材31a及び第二外壁仕上げ材31bは、幅方向一端部及び他端部に上サネ又は下サネを備え、サネ同士が互いに重なり合うようにして隣接配置されている。また、第一外壁仕上げ材31a及び第二外壁仕上げ材31bは、複数の柱21における屋外側面に固定された取付金物32によって複数の柱21に取り付けられている。
第一外壁仕上げ材31a及び第二外壁仕上げ材31bは、幅方向一端部及び他端部に上サネ又は下サネを備え、サネ同士が互いに重なり合うようにして隣接配置されている。また、第一外壁仕上げ材31a及び第二外壁仕上げ材31bは、複数の柱21における屋外側面に固定された取付金物32によって複数の柱21に取り付けられている。
屋根仕上げ材33は、図5に示すように、本実施形態においては斜め梁23上に葺かれて設けられている。なお、屋根仕上げ材33と外壁仕上げ材31との間には、隙間を埋めるシーリング材34が設けられている。
続いて、断熱材層4は、建物1の内部に、断熱材層4を構成する断熱材である断熱パネル41,42,43によって取り囲まれた屋内空間5を形成している。屋内空間5は、例えば居住空間や仕事場等として機能する。
このような断熱材層4は、床用の床断熱パネル41と、外壁用の壁断熱パネル42と、屋根用の屋根断熱パネル43と、を含んで構成されている。すなわち、屋内空間5は、床断熱パネル41、壁断熱パネル42、屋根断熱パネル43によって周囲を取り囲まれた状態となっている。
このような断熱材層4は、床用の床断熱パネル41と、外壁用の壁断熱パネル42と、屋根用の屋根断熱パネル43と、を含んで構成されている。すなわち、屋内空間5は、床断熱パネル41、壁断熱パネル42、屋根断熱パネル43によって周囲を取り囲まれた状態となっている。
ここで、断熱パネルとは、図6に示すように、縦横の框材Fmが矩形状に組み立てられるとともに、矩形枠の内部に補助桟材Cpが縦横に組み付けられて枠体Fが構成され、この枠体Fの両面もしくは片面に、合板等の面材Bdが貼り付けられたものであり、内部中空な構造となっている。さらに、その内部中空な部分には、例えばグラスウールやロックウール等の内包断熱材In1が装填される。
断熱パネルは、住宅等の建物をパネル工法で構築する場合に、建物における壁や床、屋根といった構成要素を形成するための建築用木質パネルと同等の機能を有するものであって、断熱パネルによってパネル工法の建物を構築することができる。なお、パネル工法とは、壁や床、屋根といった建物の構成要素を予め工場にてパネル化しておき、施工現場でこれらのパネルを組み立てて構築する工法である。施工現場では、パネル同士が接着剤で固定されるとともに、ビス等の固定具によって補助的に固定される。
本実施形態の断熱材層4は、このようなパネル工法によって構築されている。ただし、これに限られるものではなく、本実施形態の断熱材層4は、従来の軸組工法や壁式工法の木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造等によって構築されてもよい。
断熱パネルは、住宅等の建物をパネル工法で構築する場合に、建物における壁や床、屋根といった構成要素を形成するための建築用木質パネルと同等の機能を有するものであって、断熱パネルによってパネル工法の建物を構築することができる。なお、パネル工法とは、壁や床、屋根といった建物の構成要素を予め工場にてパネル化しておき、施工現場でこれらのパネルを組み立てて構築する工法である。施工現場では、パネル同士が接着剤で固定されるとともに、ビス等の固定具によって補助的に固定される。
本実施形態の断熱材層4は、このようなパネル工法によって構築されている。ただし、これに限られるものではなく、本実施形態の断熱材層4は、従来の軸組工法や壁式工法の木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造等によって構築されてもよい。
なお、図6示す断熱パネルは、枠体Fの両面に面材Bdが貼り付けられているため壁断熱パネル42である。
床断熱パネル41は、図2,図3に示すように、枠体Fの上面に面材Bdが貼り付けられたものである。
屋根断熱パネル43は、図5に示すように、枠体Fの上面に面材Bdが貼り付けられたものである。また、建物1の屋根は、日中、強い日差しを受け続けるため、床断熱パネル41や壁断熱パネル42に比して厚さ寸法が大きく設定され、それに伴って内包断熱材In1の厚さ寸法も大きく設定されている。
床断熱パネル41は、図2,図3に示すように、枠体Fの上面に面材Bdが貼り付けられたものである。
屋根断熱パネル43は、図5に示すように、枠体Fの上面に面材Bdが貼り付けられたものである。また、建物1の屋根は、日中、強い日差しを受け続けるため、床断熱パネル41や壁断熱パネル42に比して厚さ寸法が大きく設定され、それに伴って内包断熱材In1の厚さ寸法も大きく設定されている。
断熱材層4は、建物躯体2と同一の基礎10上に構築されている。上記のように、建物躯体2は、複数の柱21が、基礎10における立ち上がり部の屋外側に沿って互いに間隔を空けて配置されているが、断熱材層4は、基礎10における立ち上がり部の屋内側に配置されている。
なお、基礎10は、本実施形態においては布基礎とされているが、これに限られるものではなく、べた基礎でもよい。立ち上がり部は地面よりも上方に突出している。また、基礎10は、立ち上がり部の上端面から突出する複数のアンカーボルト(図示省略)を有しており、建物躯体2の柱21も、断熱材層4も、これらアンカーボルトに連結された状態となっている。
また、基礎10における立ち上がり部の屋内側面には、付加断熱パネル12が設けられている。すなわち、基礎断熱が施されており、床下断熱が可能となっている。
また、基礎10における立ち上がり部の屋内側面には、付加断熱パネル12が設けられている。すなわち、基礎断熱が施されており、床下断熱が可能となっている。
断熱材層4の構築について、より詳細に説明すると、図2,図3に示すように、基礎10における立ち上がり部の上端面には、床下換気用の換気台輪11が設けられ、この換気台輪11が介在する形で、基礎10の上に床断熱パネル41が載せられている。床断熱パネル41は、基礎10の立ち上がり部間に跨って設けられる。
また、断熱材層4における一階の床の外周には半土台44が設けられており、床断熱パネル41のうち、建物外周に配置される床断熱パネル41は、この半土台44に接して固定されている。
また、断熱材層4における一階の床の外周には半土台44が設けられており、床断熱パネル41のうち、建物外周に配置される床断熱パネル41は、この半土台44に接して固定されている。
壁断熱パネル42は、床断熱パネル41によって構成された床の上に載せられて設置される。壁断熱パネル42のうち断熱材層4の外周(屋外側)に位置する壁断熱パネル42は、半土台44の上面と床断熱パネル41の屋外側端部の上面に跨って設けられる。
また、壁断熱パネル42は、基礎10における立ち上がり部の上端面から突出するアンカーボルトが、換気台輪11と、半土台44及び床断熱パネル41と、壁断熱パネル42における下端部の框材Fmを貫通した状態になっている。そして、アンカーボルトの先端には座金やナットが設けられ、このナットが締め付けられることにより、基礎10から、換気台輪11、半土台44及び床断熱パネル41を経て、壁断熱パネル42までが一体化する構成となっている。
また、壁断熱パネル42は、基礎10における立ち上がり部の上端面から突出するアンカーボルトが、換気台輪11と、半土台44及び床断熱パネル41と、壁断熱パネル42における下端部の框材Fmを貫通した状態になっている。そして、アンカーボルトの先端には座金やナットが設けられ、このナットが締め付けられることにより、基礎10から、換気台輪11、半土台44及び床断熱パネル41を経て、壁断熱パネル42までが一体化する構成となっている。
また、建物1のコーナー部分においては、図4に示すように、一方の壁断熱パネル42と他方の壁断熱パネル42が直交して配置される。
一方の壁断熱パネル42におけるコーナー側端部に位置する面材Bdの裏面には、調整下地材45が予め固定されている。他方の壁断熱パネル42におけるコーナー側端部は、一方の壁断熱パネル42におけるコーナー側端部に対して接着固定されるとともに、ビス等の固定具によって調整下地材45に固定されている。なお、ビス等の固定具を打ち込む際は、他方の壁断熱パネル42における面材Bdに、作業用開口部が形成される。
一方の壁断熱パネル42におけるコーナー側端部に位置する面材Bdの裏面には、調整下地材45が予め固定されている。他方の壁断熱パネル42におけるコーナー側端部は、一方の壁断熱パネル42におけるコーナー側端部に対して接着固定されるとともに、ビス等の固定具によって調整下地材45に固定されている。なお、ビス等の固定具を打ち込む際は、他方の壁断熱パネル42における面材Bdに、作業用開口部が形成される。
屋根断熱パネル43は、建物躯体2における斜め梁23の角度に合わせて斜めに配置され、屋外側端部が、壁断熱パネル42の上端部に固定されている。
壁断熱パネル42の上端部における屋内側面には、屋根断熱パネル43の角度を、斜め梁23の角度に合うように調整するとともに屋根断熱パネル43を支持する第一角度調整材46aが固定されている。さらに、壁断熱パネル42の上端面には結合桁47が固定されている。
一方、屋根断熱パネル43の屋外側端部には、屋根断熱パネル43の角度を調整するとともに第一角度調整材46aの上面に載せられて固定される第二角度調整材46bが固定されている。また、第二角度調整材46bは、結合桁47にも固定される。
壁断熱パネル42の上端部における屋内側面には、屋根断熱パネル43の角度を、斜め梁23の角度に合うように調整するとともに屋根断熱パネル43を支持する第一角度調整材46aが固定されている。さらに、壁断熱パネル42の上端面には結合桁47が固定されている。
一方、屋根断熱パネル43の屋外側端部には、屋根断熱パネル43の角度を調整するとともに第一角度調整材46aの上面に載せられて固定される第二角度調整材46bが固定されている。また、第二角度調整材46bは、結合桁47にも固定される。
断熱材層4を構成する各断熱パネル41,42,43はいずれも複数用いられ、これら複数の断熱パネル41,42,43は、隣接し合うものは接着剤や固定具によって固定されて接合されている。そして、このように複数の断熱パネル41,42,43同士が接合されて構成された断熱材層4の内側には、上記の屋内空間5が形成されている。
なお、屋内空間5には、図示はしないが、耐力壁として機能する壁断熱パネル42や間仕切壁が適宜設けられるなどして、通常の住宅等の建物として機能するのに必要な構造や機能、設備等が導入されているものとする。
また、床断熱パネル41の上面には、フローリング等の床仕上げ材41aが敷設されており、壁断熱パネル42の表面には、例えば壁紙等の内装仕上げ材の取付下地となる内装面材42aが取り付けられている。
さらに、屋根断熱パネル43の下面には、天井仕上げ材43aが取り付けられている。つまり、本実施形態における屋内空間5の天井は、勾配天井とされている。ただし、これに限られるものではなく、水平天井(平天井)や折り上げ天井等の他の天井とされてもよい。
なお、屋内空間5には、図示はしないが、耐力壁として機能する壁断熱パネル42や間仕切壁が適宜設けられるなどして、通常の住宅等の建物として機能するのに必要な構造や機能、設備等が導入されているものとする。
また、床断熱パネル41の上面には、フローリング等の床仕上げ材41aが敷設されており、壁断熱パネル42の表面には、例えば壁紙等の内装仕上げ材の取付下地となる内装面材42aが取り付けられている。
さらに、屋根断熱パネル43の下面には、天井仕上げ材43aが取り付けられている。つまり、本実施形態における屋内空間5の天井は、勾配天井とされている。ただし、これに限られるものではなく、水平天井(平天井)や折り上げ天井等の他の天井とされてもよい。
建物躯体2に取り付けられた外装仕上げ材3と、建物躯体2の屋内側に離間して配置された断熱材層4との間には、隙間6が形成された状態となっている。隙間6は、建物躯体2と断熱材層4との間にも形成されている。すなわち、隙間6は、基礎10の部分から屋根の大棟まで高さ方向(Z-Z’方向)に連続して形成されている。さらに、隙間6は、建物1の周方向(X-X’方向及びY-Y’方向)にも連続して形成されている。
隙間6は、本実施形態においては空洞であり、空気層として断熱効果を発揮することができる。ただし、これに限られるものではなく、隙間6には、図示しない断熱材を更に充填して、建物外周の断熱性をより一層向上させてもよい。その他にも、熱橋部として作用しないものであれば、建物外周に何らかの機能を付与するための部材等を隙間6に配置してもよい。また、熱橋部として作用しない前提で、配管や配線を隙間6内に取り回してもよいものとする。
建物1には、図3に示すように、窓や出入口として利用される開口部7が形成されている。開口部7は、屋外と屋内空間5とを連通するものであって、外装仕上げ材3と断熱材層4とを貫通している。より詳細に説明すると、屋外と屋内空間5とを連通する開口部7を形成するために、外装仕上げ材3にも断熱材層4にも貫通孔が形成されることとなる。
そして、開口部7には、当該開口部7を開閉する建具70を保持する建具枠71が、外装仕上げ材3と断熱材層4との間に跨って設けられている。
図3に示す建具70は、開閉方式が引き違い式とされた腰高窓であり、建具枠71に沿ってスライド移動する。建具の種類は、これに限られるものではなく、引き違い式の掃き出し窓でもよいし、片開き式の玄関ドアでもよい。
なお、腰高窓とは、窓開口部の下縁部に相当する部位の高さが、平均的な身長の成人だと容易に跨ぐことができない高さに設定された窓を指すものとする。
また、建具70には、複層ガラスを採用して窓の断熱性を向上させることが望ましい。
図3に示す建具70は、開閉方式が引き違い式とされた腰高窓であり、建具枠71に沿ってスライド移動する。建具の種類は、これに限られるものではなく、引き違い式の掃き出し窓でもよいし、片開き式の玄関ドアでもよい。
なお、腰高窓とは、窓開口部の下縁部に相当する部位の高さが、平均的な身長の成人だと容易に跨ぐことができない高さに設定された窓を指すものとする。
また、建具70には、複層ガラスを採用して窓の断熱性を向上させることが望ましい。
建具枠71は、屋外側に配置されるサッシ枠72と、屋内側に配置される窓枠73と、を備えている。これらサッシ枠72と窓枠73との間には、補助断熱材74が設けられており、建具枠71が極力熱橋部として作用しないように構成されている。
サッシ枠72は、サッシ下枠72a、サッシ上枠(図示省略)、サッシ側枠72bと、を備えている。
サッシ下枠72a及びサッシ上枠は、建具70の上下フレームに形成された溝(戸車)に嵌まるレールが一体形成されている。これらサッシ下枠72a及びサッシの両端部間にサッシ側枠72bが設けられて、サッシ枠72は枠状に形成されている。
また、サッシ枠72は、建物躯体2における複数の柱21と、これら複数の柱21間に架け渡されて設けられた窓台24及びまぐさ(図示省略)の間に嵌め込まれて設けられている。さらに、サッシ枠72と外装仕上げ材3における貫通孔の縁部との間には、隙間を埋めるシーリング材34が設けられている。
サッシ下枠72a及びサッシ上枠は、建具70の上下フレームに形成された溝(戸車)に嵌まるレールが一体形成されている。これらサッシ下枠72a及びサッシの両端部間にサッシ側枠72bが設けられて、サッシ枠72は枠状に形成されている。
また、サッシ枠72は、建物躯体2における複数の柱21と、これら複数の柱21間に架け渡されて設けられた窓台24及びまぐさ(図示省略)の間に嵌め込まれて設けられている。さらに、サッシ枠72と外装仕上げ材3における貫通孔の縁部との間には、隙間を埋めるシーリング材34が設けられている。
窓枠73は、断熱材層4に形成された開口部7を構成する貫通孔の縁部に固定されている。当該貫通孔が形成される壁断熱パネル42は、予め工場で、貫通孔が形成された状態に製造されている。
そして、貫通孔の縁部に固定される窓枠73は、サッシ枠72の屋内側端部及び壁断熱パネル42の縁部を被覆しており、複数の枠材によって枠状に形成されている。当該複数の枠材には、下枠73aと、上枠(図示省略)と、側枠73bと、が含まれている。
そして、貫通孔の縁部に固定される窓枠73は、サッシ枠72の屋内側端部及び壁断熱パネル42の縁部を被覆しており、複数の枠材によって枠状に形成されている。当該複数の枠材には、下枠73aと、上枠(図示省略)と、側枠73bと、が含まれている。
なお、建物1には玄関出入口も形成されるが、玄関出入口を構成する開口部の場合も、上記の開口部7と同様に、開口部を開閉するドア建具を保持するドア枠が、外装仕上げ材3と断熱材層4との間に跨って設けられるものとする。
本実施形態によれば、以下のような優れた効果を奏する。
すなわち、外装仕上げ材3は、建物躯体2のうち屋外に沿って設けられる部位の屋外側面に取り付けられ、建物躯体2の外周に沿って配置されて建物1の外周面を形成しており、内側に屋内空間5が形成される断熱材層4は、建物躯体2のうち屋外に沿って設けられる部位の屋内側に離間して配置された断熱材41,42,43によって構成されているので、外装仕上げ材3と断熱材層4との間に隙間(隙間6)が形成された状態とすることができる。そのため、外装仕上げ材3と屋内空間5との間における熱橋部を極力減らし、建物外周における断熱性を向上させることができる。
すなわち、外装仕上げ材3は、建物躯体2のうち屋外に沿って設けられる部位の屋外側面に取り付けられ、建物躯体2の外周に沿って配置されて建物1の外周面を形成しており、内側に屋内空間5が形成される断熱材層4は、建物躯体2のうち屋外に沿って設けられる部位の屋内側に離間して配置された断熱材41,42,43によって構成されているので、外装仕上げ材3と断熱材層4との間に隙間(隙間6)が形成された状態とすることができる。そのため、外装仕上げ材3と屋内空間5との間における熱橋部を極力減らし、建物外周における断熱性を向上させることができる。
また、建物躯体2と断熱材層4は、同一の基礎10上に構築されて各々自立し、建物躯体2のうち屋外に沿って設けられる部位は、基礎10における立ち上がり部の屋外側に配置され、断熱材層4は、立ち上がり部の屋内側に配置されているので、建物躯体2と断熱材層4が互いに支え合ったり、互いを連結させたりするような構造を採用する必要がない。そのため、外装仕上げ材3と屋内空間5との間における熱橋部を極力減らし、建物外周における断熱性を向上させることができる。
また、屋外と屋内空間5とを連通する開口部7には、当該開口部7を開閉する建具70を保持する建具枠71が、外装仕上げ材3と断熱材層4との間に跨って設けられており、断熱材層4は、少なくとも建物外周において、建具枠71が設けられた箇所を除き、建物躯体2のうち屋外に沿って設けられる部位及び外装仕上げ材3と連結されていないので、建物外周に開口部7を確保しながら、外装仕上げ材3と屋内空間5との間における熱橋部を極力減らすことができる。これにより、開口部7が確保されたことによる建物1における利便性の向上や開放感の向上を図りつつ、建物外周における断熱性を向上させることができる。
また、外装仕上げ材3は、外壁用の仕上げ材31と、屋根用の仕上げ材33と、を含んで構成されているので、建物1の外周面のうち側面を外壁用の仕上げ材31によって形成でき、建物1の外周面のうち上面を屋根用の仕上げ材33によって形成することができる。したがって、外壁用の仕上げ材31と、屋根用の仕上げ材33によって、建物躯体2のうち屋外に沿って設けられる部位を被覆することができる。
また、断熱材層4は、断熱材41,42,43として、床用の断熱材41と、外壁用の断熱材42と、屋根用の断熱材43と、を含んで構成されているので、屋内空間5を、これらの断熱材41,42,43によって取り囲むことができる。これにより、屋内空間5を、断熱性の高い居住空間とすることができる。
また、建物躯体2は、複数の柱21と、複数の柱21同士を連結する複数の梁22と、を有するラーメン構造とされているので、十分な強度を持ちつつも広い空間を確保できる。そのため、この建物躯体2の屋内側に、内側に屋内空間5が形成される断熱材層4を構築しやすい。
また、断熱材41,42,43を構成する断熱パネルは、縦横の框材Fmが矩形状に組み立てられるとともに、縦横の框材Fmからなる矩形枠の内部に補助桟材Cpが縦横に組み付けられて構成された枠体Fと、枠体Fの両面もしくは片面に貼り付けられた面材Bdと、枠体Fと面材Bdとに囲まれた内部中空部に装填された内包断熱材In1と、を備えるので、構造体としての十分な強度を持ちつつ、断熱性に優れる。そして、このような断熱パネルによって断熱材層4が形成されているので、屋内空間5を形成する上で十分な強度を確保できるとともに、断熱性の高い屋内空間5を確保することができる。
また、近年、二酸化炭素の排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラルの推進による脱炭素社会の実現や、SDGs(Sustainable Development Goals)の目標達成が求められており、建築業界においても、建物を二酸化炭素排出量の少ない木造とする取り組みが進められている。本実施形態の建物1における断熱材層4は、木製の断熱パネル41,42,43によって構成されているので、カーボンニュートラルの推進による脱炭素社会の実現や、SDGsの目標達成に貢献できる。
〔変形例〕
なお、本発明を適用可能な実施形態は、上述した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。以下、変形例について説明する。以下に挙げる変形例は可能な限り組み合わせてもよい。また、以下の各変形例において、上述の実施形態と共通する要素については、共通の符号を付し、説明を省略又は簡略する。
なお、本発明を適用可能な実施形態は、上述した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。以下、変形例について説明する。以下に挙げる変形例は可能な限り組み合わせてもよい。また、以下の各変形例において、上述の実施形態と共通する要素については、共通の符号を付し、説明を省略又は簡略する。
〔変形例1〕
上記の実施形態において、建物躯体2と断熱材層4は、同一の基礎10上に構築されて各々自立しているものとしたが、本実施例においては、建物躯体2と断熱材層4は、別々の基礎上に構築されて各々自立している。
すなわち、上記の実施形態のとおりに、建物躯体2が鉄骨ラーメン造とされる場合は、建物躯体2は、複数の柱21が立設される独立基礎上に構築されて自立する。そして、パネル工法で構築される断熱材層4は、布基礎又はべた基礎上に構築されて自立する。
上記の実施形態において、建物躯体2と断熱材層4は、同一の基礎10上に構築されて各々自立しているものとしたが、本実施例においては、建物躯体2と断熱材層4は、別々の基礎上に構築されて各々自立している。
すなわち、上記の実施形態のとおりに、建物躯体2が鉄骨ラーメン造とされる場合は、建物躯体2は、複数の柱21が立設される独立基礎上に構築されて自立する。そして、パネル工法で構築される断熱材層4は、布基礎又はべた基礎上に構築されて自立する。
本変形例によれば、建物躯体2と断熱材層4が、別々の基礎上に構築されて各々自立するので、これら建物躯体2と断熱材層4の構造を、建具枠71が設けられた箇所を除き、基礎の部分も含めて非連結状態とすることができる。これにより、基礎の構築に使用するコンクリートの量を格段に低減できる。
〔変形例2〕
建物躯体2がラーメン構造とされていると、建物外周だけでなく、建物中央にも柱21や梁22が設けられる場合がある。つまり、建物躯体2は、中央にも柱21が立設され、当該中央の柱21に向かって伸びる複数の梁22が設けられた構成となる。なお、建物1の中央とは、X-X’方向の中央であって、かつ、Y-Y’方向の中央を指し、この位置に柱21が立設されている。建物1が例えば2階建ての場合は、建物躯体2の上端部だけでなく、Z-Z’方向の中央の高さ位置に梁22が設けられることとなる。
建物躯体2がラーメン構造とされていると、建物外周だけでなく、建物中央にも柱21や梁22が設けられる場合がある。つまり、建物躯体2は、中央にも柱21が立設され、当該中央の柱21に向かって伸びる複数の梁22が設けられた構成となる。なお、建物1の中央とは、X-X’方向の中央であって、かつ、Y-Y’方向の中央を指し、この位置に柱21が立設されている。建物1が例えば2階建ての場合は、建物躯体2の上端部だけでなく、Z-Z’方向の中央の高さ位置に梁22が設けられることとなる。
そのような建物躯体2との間に隙間6を形成するように配置される断熱材層4は、中央の柱21や、当該中央の柱21に向かって伸びる梁22を避けて構築されることが望ましい。ただし、建物中央に位置する柱21や梁22は熱橋部として作用しにくいため、建物1の中央側においては、建物躯体2と断熱材層4は接していてもよいものとする。
本変形例によれば、建物中央にも柱21や梁22が設けられる比較的規模の大きい建物であっても、外装仕上げ材3と屋内空間5との間における熱橋部を極力減らし、建物外周における断熱性を向上させることができる。
1 建物
10 基礎
2 建物躯体
21 柱
21a ベースプレート
22 梁
23 斜め梁
3 外装仕上げ材
31 外壁仕上げ材
31a 第一外壁仕上げ材
31b 第二外壁仕上げ材
32 取付金物
33 屋根仕上げ材
4 断熱材層
41 床断熱パネル
42 壁断熱パネル
43 屋根断熱パネル
5 屋内空間
6 隙間
7 開口部
70 建具
71 建具枠
72 サッシ枠
73 窓枠
10 基礎
2 建物躯体
21 柱
21a ベースプレート
22 梁
23 斜め梁
3 外装仕上げ材
31 外壁仕上げ材
31a 第一外壁仕上げ材
31b 第二外壁仕上げ材
32 取付金物
33 屋根仕上げ材
4 断熱材層
41 床断熱パネル
42 壁断熱パネル
43 屋根断熱パネル
5 屋内空間
6 隙間
7 開口部
70 建具
71 建具枠
72 サッシ枠
73 窓枠
Claims (7)
- 建物躯体と、
前記建物躯体のうち屋外に沿って設けられる部位の屋外側面に取り付けられ、前記建物躯体の外周に沿って配置されて建物の外周面を形成する外装仕上げ材と、
前記建物躯体のうち屋外に沿って設けられる前記部位の屋内側に離間して配置された断熱材によって構成され、内側に屋内空間が形成される断熱材層と、を備えていることを特徴とする建物。 - 請求項1に記載の建物において、
前記建物躯体と前記断熱材層は、同一の基礎上に構築されて各々自立し、
前記建物躯体のうち屋外に沿って設けられる前記部位は、前記基礎における立ち上がり部の屋外側に配置され、前記断熱材層は、前記立ち上がり部の屋内側に配置されていることを特徴とする建物。 - 請求項1に記載の建物において、
屋外と前記屋内空間とを連通する開口部を更に備え、
前記開口部には、当該開口部を開閉する建具を保持する建具枠が、前記外装仕上げ材と前記断熱材層との間に跨って設けられており、
前記断熱材層は、少なくとも建物外周において、前記建具枠が設けられた箇所を除き、前記建物躯体のうち屋外に沿って設けられる前記部位及び前記外装仕上げ材と連結されていないことを特徴とする建物。 - 請求項1に記載の建物において、
前記外装仕上げ材は、外壁用の仕上げ材と、屋根用の仕上げ材と、を含んで構成されていることを特徴とする建物。 - 請求項1に記載の建物において、
前記断熱材層は、前記断熱材として、床用の断熱材と、外壁用の断熱材と、屋根用の断熱材と、を含んで構成されていることを特徴とする建物。 - 請求項1に記載の建物において、
前記建物躯体は、複数の柱と、前記複数の柱同士を連結する複数の梁と、を有するラーメン構造とされていることを特徴とする建物。 - 請求項1から6のいずれか一項に記載の建物において、
前記断熱材は、断熱パネルによって構成され、
前記断熱パネルは、
縦横の框材が矩形状に組み立てられるとともに、前記縦横の框材からなる矩形枠の内部に補助桟材が縦横に組み付けられて構成された枠体と、
前記枠体の両面もしくは片面に貼り付けられた面材と、
前記枠体と前記面材とに囲まれた内部中空部に装填された内包断熱材と、を備えることを特徴とする建物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2023042515A JP2024131937A (ja) | 2023-03-17 | 2023-03-17 | 建物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2023042515A JP2024131937A (ja) | 2023-03-17 | 2023-03-17 | 建物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2024131937A true JP2024131937A (ja) | 2024-09-30 |
Family
ID=92901420
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2023042515A Pending JP2024131937A (ja) | 2023-03-17 | 2023-03-17 | 建物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2024131937A (ja) |
-
2023
- 2023-03-17 JP JP2023042515A patent/JP2024131937A/ja active Pending
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| A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20251015 |
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| A977 | Report on retrieval |
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