JP3623208B2 - 木造建築物における補強金物およびこれを用いた木造軸組構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は木造建築物の土台、柱、桁、梁などの部材が相互に交差して接合される部分の耐震性を高めるための補強金物に関する。
【0002】
【従来の技術】
木造軸組工法は、日本の伝統的な木造建築の流れを汲んでおり、構造的には柱や梁のような軸組材が基本になっている。柱や桁、梁の接合部は主にほぞ加工による接合が行われ、筋交いは釘接合で行われている。そして、土台と柱の接合部、柱や桁と梁との接合部などにおいては補強金物が使用されており、この補強金物について従来種々の改良案が提案されている。
【0003】
図5は特許第2896991号公報に記載の補強金物のうち、土台や横架などの横材と柱、通し柱などの縦材の接合部に使用する補強金物であり、(a)の補強金物は、T字形の平板状部材101が横材Hを、脚部部材102が縦材Vをそれぞれ被うようにした第1のユニット100と、コ字状断面の両側の壁部材111の間に縦材Vが挿入されるように嵌め込まれ、背中の平面部材113が第1のユニット100の脚部分102に重ね合わされて縦材Vに固定される第2のユニット110からなる補強金物である。なお図においてCは筋交いを示す。(b)の補強金物は、T字形の平板状部材121と脚部材122と壁部材123,124からなる補強金物である。これらの補強金物によれば、木造住宅における横材と縦材の接合部を強固に固定することによって、接合部に十分な耐震強度を付与し、木造住宅の耐震性を向上させることができる、とされている。
【0004】
図6は特開平11−71818号公報に記載の補強金物であり、横材Hと縦材VがV字形に交差する部材面に跨がってそれぞれ係合するように相互にV字状に配置された2つの係合板部201,202と、この係合板部201,202の一方の側縁に設けられている三角形状の側板部203と、係合板部201,202の縁部に沿って折り曲げ形成された補強部204,205をからなる補強金物であり、同図の(a)は横材H(土台)と縦材V(柱)の接合部、(b)は縦材V(柱)と横材H(桁)の接合部に取り付け状態を示す。なお図においてCは筋交いを示す。この補強金物によれば、建築物に縦横の大きな揺れを受けても、建築物の部材面から離反するように撓むことがなく、接合部の耐震補強金物の信頼性を向上させることができる、とされている。
【0005】
図7は特許第3124752号公報に記載の補強金物であり、同図(a)に示す補強金物は、従来のホールダウン金物と筋交い金物とを一体化した補強金物であり、横部材である本体301と縦部材である左右の柱とめプレート302,303を一体化したものである。使用する際には、同図(b)に示すように、木造軸組において上下一対で使用し、横材H(梁や土台)の内側について左右の縦材V(柱)間にそれぞれ固定する。本体301には筋交いとめボルト・ナット304,305を備え、筋交いCの上下部を本体301の左右に筋交いボルト・ナット304,305により固定する。この補強金物によれば、従来のように取り付け技術による強度に差が出たり、取り付けに際して位置的に一方が他方の邪魔となって取り付けにくかったりすることが解消される、とされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、先の阪神・淡路大震災時において多数の鉄筋鉄骨コンクリート建築物や木造家屋が倒壊して多くの被害が出た。これらの倒壊原因およびその対策について多方面からの検討が行われているが、倒壊原因の一つとして地震発生時に建築物に作用する水平力の問題がある。建築物の耐震構造としては、水平力が比較的小さな場合は骨組みの振動特性から要求される剛性を保って骨組みの層間変位を抑制すると同時に、大地震の発生時など過度な水平力が作用する場合には、安定して振動エネルギーを吸収することが要求される。
【0007】
木造軸組構造においても、上記のような補強金物を使用することによって耐震性を向上させることはできるが、これらの補強金物にもまだ改良すべき問題点がある。それは、地震発生時に強大な水平力が作用したときに、補強金物の軸方向による座屈によって耐力低下をもたらし、安定した復元力が得られないことであり、また、補強金物の剛性が大き過ぎる場合は補強金物の周辺の柱などが破壊されるということである。
【0008】
本発明が解決すべき課題は、木造軸組の各部材の接合部に使用される補強金物において、地震による強大な水平力が作用したときでも、剪断力に対して座屈を起こすことなく安定した復元力を維持でき、かつ周辺の軸組部材の破壊が生じることのない補強金物の構造を得ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の木造建築物における補強金物は、木造軸組の縦材と横材の接合部に取り付けて使用される補強金物であって、概略矩形状の板材の縦方向に複数列のスリットが設けられ、前記板材の上辺または下辺にこの板材を前記横材に固定して取り付けるための複数の貫通孔が設けられるとともに板材の上辺または下辺の両側に張り出し部が形成され、この両張り出し部の端部に両張り出し部を前記縦材または前記横材に回動可能に取り付けるための貫通孔が形成された補強金物である。さらにこの補強金物に、この補強金物を木造軸組の縦材と横材に取り付けるための取り付け補助具を付属させることができる。
【0010】
本発明の補強金物は、補強金物の板材の上辺または下辺を木造軸組の横材にビスまたはボルトにより固定して取り付け、取り付け補助具を介して板材の張り出し部を木造軸組の縦材または横材に回動可能に取り付けることにより、木造軸組の補強効果を発揮する。地震などにより木造軸組に水平力が作用したときに補強金物は、横材に固着した板材の一辺は横材とともに水平方向に移動し、板材の他辺は張り出し部が回動可能に縦材または横材に取り付けられているので板材の一辺の移動方向とは逆方向に回動する。しかも板材には縦方向のスリットが設けられて板材の上下方向における中間部分が水平方向に複数に分割されているので、スリットが設けられていない場合に比べて剪断座屈耐力に対して曲げ耐力が大きくなり、板材の剪断座屈を防止できる。さらに、スリットが設けられていることによって、スリットどうしの間の部分や板材の側縁部分が柱状となり、この柱状部に大きな変形能力が生じるため、安定した復元能力が得られる。また、スリットの配置や幅、長さ、数、間隔を変更することで板材の剛性や耐力を調整することができる。
【0011】
補強金物の板材の上辺と下辺のいずれを横材に固定して取り付けるかは、補強金物を横材の上側に取り付けるか、下側に取り付けるかによって決まる。張り出し部の長さは縦材の配置間隔によって決まる。ここで、両張り出し部のうちいずれか一方の張り出し部は、取り付け補助具としての別部材を介して横材に回動可能に取り付けることもできる。張り出し部または取り付け補助具を縦材または横材に取り付ける位置に、張り出し部または取り付け補助具の回動によって縦材または横材が損傷しないように保護板を取り付けることが望ましい。また、板材や取り付け補助具に補強リブを形成することもできる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の第1実施形態の補強金物の使用状態を示す正面図であり、図2は図1の補強金物の各部材を示す図である。
【0013】
図1は、補強金物10の主要部である板材1の上辺2を木造軸組の横材Hに固定して取り付け、板材1の下辺3の一方の張り出し部4を木造軸組の縦材Vに回動可能に取り付け、他方の張り出し部5を横材Hに回動可能に取り付けた状態を示す。
【0014】
図2の(a)は補強金物10の正面図、(b)は左側面図であり、板材1は厚さ2.3mmの鋼板製で、上辺2の幅は180mm、下辺3の張り出し部4,5を含む幅は400mm、全体高さは250mm、スリット6の幅は25mmである。補強金物10は、概略矩形状の板材1の縦方向に3列のスリット6が設けられ、上辺2には上辺2を横材Hに固定して取り付けるための複数の貫通孔(ビス孔)11aが設けられるとともに、板材1の下辺の両側に張り出し部4,5が形成され、この両張り出し部4,5の端部に張り出し部4,5を縦材Vまたは横材Hに取り付けるための貫通孔(ボルト孔)15a,16aが形成されている。
【0015】
板材1の上辺2の横材Hへの取り付けはビス11によって固定化され、下辺3の張り出し部4の縦材Vへの取り付けは、保護板12を介してボルト15によって回動可能に取り付けられる。下辺3の張り出し部5の横材Hへの取り付けは、取り付け補助部材13および保護板14を介してボルト16,17によって回動可能に取り付けられる。保護板12,14はビス18によって固定化される。
【0016】
図2の(c)は取り付け部材補助13の正面図、(d)は底面図であり、取り付け補助部材13は厚さ2.3mm、辺の幅40mm、長さ290mmの山形鋼である。取り付け補助部材13の両端部には補強金物10の張り出し部5を横材Hに取り付けるための貫通孔(ボルト孔)16b,17aが形成されている。図2の(e)は保護板12,14の正面図であり、保護板12,14は厚さ2.3mmで一辺が100mmの正方形の鋼板である。保護板12,14の中央部には補強金物10の張り出し部4,5を縦材Vまたは横材Hに取り付けるための貫通孔(ボルト孔)15bが形成されており、縁部には保護板12,14自体を縦材Vまたは横材Hに取り付けるための貫通孔(ビス孔)11bが形成されている。なお、保護板12,14の使用時の方向は、補強金物10および取り付け補助部材13の縦材Vまたは横材Hへの取り付け方向によって異なる。
【0017】
補強金物10を図1に示すように木造軸組の縦材Vおよび横材Hに取り付けることによって、木造軸組の補強効果を発揮する。地震などにより木造軸組に水平力が作用したときに補強金物10は、横材Hに固着した板材1の上辺2は横材Hとともに水平方向に移動し、板材1の下辺3は張り出し部4,5が回動可能に縦材Vと横材Hに取り付けられているので、上辺2の移動方向とは逆方向に回動する。さらに板材1にはスリット6が設けられているので剪断座屈耐力に対して曲げ耐力が大きくなり、板材1の剪断座屈を防止できる。
【0018】
図3は本発明の第2実施形態の補強金物の使用状態を示す正面図である。図3は、補強金物20の板材21の上辺22を木造軸組の横材Hに固定して取り付け、板材21の下辺23の両端部の張り出し部24と25を木造軸組の2本の縦材V1,V2にそれぞれ回動可能に取り付け、他方の張り出し部5を横材Hに回動可能に取り付けた状態を示すものである。
【0019】
本実施形態の補強金物20と第1の実施形態の補強金物10との相違点は、本実施形態の補強金物20の、板材21の張り出し部24,25の長さを長くして、木造軸組の2本の縦材V1,V2にわたって補強金物20を取り付け可能としたことである。2本の縦材V1,V2の間隔がそれほど広くない場合は、本実施形態のように補強金物20の張り出し部24,25を長くすることによって、2本の縦材V1,V2に回動可能に取り付けることができる。これによって、第1の実施形態の場合と同様に、木造軸組に水平力が作用したときに補強金物20は、横材Hに固着した板材21の上辺22は横材Hとともに水平方向に移動し、板材21の下辺23は張り出し部24,25が回動可能に2本の縦材V1,V2に取り付けられているので、上辺22の移動方向とは逆方向に回動し、さらに板材21に形成したスリット26の作用により、板材21の剪断座屈を防止できる。
【0020】
図4は本発明の第1実施形態の補強金物と第2実施形態の補強金物の同時使用状態を示す正面図である。この実施態様においては、木造軸組の横材Hおよび縦材V1,V2,V3に対して第1の実施形態の補強金物10を2個取り付け、第2の実施形態の補強金物20を1個取り付けている。補強金物10,20の取り付け態様は図1および図3に示した取り付け態様と同じであり、これによる木造軸組の補強効果はきわめて高いものとなる。
【0021】
なお以上の実施形態は、木造軸組の横材の下側に補強金物を取り付けた場合の例であるが、横材の上側に補強金物を取り付ける場合も同様な態様で補強金物を取り付けることができ、同様な効果を発揮させることができる。
【0022】
【発明の効果】
縦方向に複数列のスリットを設けた矩形状の板材の上辺または下辺にこの板材を木造軸組の横材に固定して取り付けるための複数の貫通孔を設けるとともに板材の上辺または下辺の両側に張り出し部を形成して、この両張り出し部の端部に両張り出し部を木造軸組の縦材または横材に回動可能に取り付けるための貫通孔を形成した補強金物の、板材の上辺または下辺を木造軸組の横材にビスまたはボルトにより固定して取り付け、取り付け補助具を介して板材の張り出し部を木造軸組の縦材または横材に回動可能に取り付けることにより、地震などによって木造軸組に水平力が作用したときに補強金物は、剪断座屈耐力に対して曲げ耐力が大きくなり、板材の剪断座屈を防止できる。さらに、スリットが設けられていることによって、スリットどうしの間の柱状部に大きな変形能力が生じるため、安定した復元能力が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の補強金物の使用状態を示す正面図である。
【図2】図1の補強金物の各部材を示す図である。
【図3】本発明の第2実施形態の補強金物の使用状態を示す正面図である。
【図4】本発明の第1実施形態の補強金物と第2実施形態の補強金物の同時使用状態を示す正面図である。
【図5】従来の補強金物の例を示す図である。
【図6】従来の補強金物の例を示す図である。
【図7】従来の補強金物の例を示す図である。
【符号の説明】
1,21 板材
2,22 上辺
3,23 下辺
4,5,24,25 張り出し部
6,26 スリット
10,20 補強金物
11,18 ビス
11a,11b 貫通孔(ビス孔)
12,14 保護板
13 取り付け補助部材
15,16,17 ボルト
15a,15b,16a,16b,17a 貫通孔(ボルト孔)
V,V1,V2,V3 縦材
H 横材
Claims (2)
- 木造軸組の縦材と横材の接合部に取り付けて使用される補強金物であって、概略矩形状の板材の縦方向に複数列のスリットが設けられ、前記板材の上辺または下辺にこの板材を前記横材に固定して取り付けるための複数の貫通孔が設けられるとともに板材の上辺または下辺の両側に張り出し部が形成され、この両張り出し部の端部に両張り出し部を前記縦材または前記横材に回動可能に取り付けるための貫通孔が形成された木造建築物における補強金物。
- 請求項1記載の補強金物の板材の上辺または下辺を木造軸組の横材に固定して取り付け、取り付け補助具を介して前記板材に形成された張り出し部を木造軸組の縦材または横材に回動可能に取り付けた木造軸組構造。
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