JP2797405B2 - テープ印刷装置 - Google Patents

テープ印刷装置

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JP2797405B2
JP2797405B2 JP1102270A JP10227089A JP2797405B2 JP 2797405 B2 JP2797405 B2 JP 2797405B2 JP 1102270 A JP1102270 A JP 1102270A JP 10227089 A JP10227089 A JP 10227089A JP 2797405 B2 JP2797405 B2 JP 2797405B2
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一明 河西
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は透明テープに印刷する為のハンディタイプの
プリンタ部とテープユニットとからなる印刷装置に関す
る。
[従来の技術] 従来この種の技術は、テープ表面に対向配置されたサ
ーマルヘッドやデージーホイールの間にインクリボンを
配置し、テープ表面にインクを転写し、印刷する方法を
採用していた。
[発明が解決しようとする課題] これら従来の印刷装置では、透明テープの表面に印刷
するため、テープ表面のこすれに対し、印刷の汚れや文
字欠けが発生し易いという問題があった。
本発明の目的は、これら従来の印刷装置を改善し、透
明テープに印刷する印刷装置に於いて、印刷の汚れや文
字欠けが発生しないと共に、プリンタ部を印刷装置本体
から取り外して印字させることも可能とする小型の印刷
装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明のテープ印刷装置は、フォントデータを格納す
る記憶装置と、フォントデータが、正立パターンとして
印刷されるか、正立パターンを上下反転して生成された
反転パターンとして印刷されるかを選択する選択手段
と、選択手段により選択された印刷パターンに基づいて
駆動される印刷ヘッドと、印刷ヘッドに当接して加熱さ
れるインクリボンと、を有するプリンタ部と、 インクリボンを介して、印刷パターンが印刷される透
明テープと、透明テープの走行経路を有するテープ供給
部と、走行経路を搬送され、印刷された透明テープに接
着して、粘着性を付与する粘着テープと、を有し、プリ
ンタ部に着脱可能に構成されたテープユニット、 とを備えたことを特徴とする。
この場合、インクリボンと透明テープを介して、印刷
ヘッドと当接するプラテンを、テープユニットに備える
ようにしてもよい。
また、粘着テープと透明テープとが接着する地点よ
り、走行経路の下流側に、粘着テープと透明テープとを
加圧する圧着手段を備えるようにしてもよい。
[実施例] 第1図(a)は、本発明による印刷装置の一実施例の
正面構成の略図であり、(b)はテープ上面図、第2図
は斜視図である。
プリンタ部1には平板に圧接し、手動による直線移動
により駆動するローラー11と、補助ローラー12の間にサ
ーマルヘッド13が配置されている。サーマルヘッド13と
平板間を走行し、駆動ローラー11の回転に連動した巻取
りローラー14に一方向の回転力を付加すると巻取られる
インクリボン15が、配置されている。インクリボン15に
平走する透明テープ3は、巻回状態31にて巻広がりを防
ぐと共に、テープ保護を行う壁21、21′、21″により囲
われている。
サーマルヘッド13には複数の発熱体(図示せず)が列
状に配列されドットを形成しながら文字記号を印刷す
る。印刷情報入力に伴いサーマルヘッド13が発熱する。
印刷可能な状態で、サーマルヘッド13に対向配置された
プラテン22とサーマルヘッド13との間を走行する透明テ
ープ3に、インクリボン15のインクが転写され、文字記
号等が印刷される。プリンタ部1の表面には後に説明す
る液晶表示体とデータ入力用タッチパネルが一体となっ
た表示入力部があり、文字データの入力や入力データの
確認が可能となっている。
プラテン22から着脱可能なプリンタ部1は、後に述べ
る正立文字印字と反転文字印字の切り換え制御を行う切
り換え手段を有しスイッチ16よって印刷前に反転文字印
字側に設定することで、容易に透明テープ3に反転した
文字記号等を印刷可能となっている。
テープ走行経路の対向壁の溝23に、軸受け部が懸架さ
れたローラー4に、懸吊された両面粘着テープ5が、サ
ーマルヘッド12にて印刷された透明テープ3の走行経路
に配されている。両面粘着テープ5は、ガイド24にて印
刷された透明テープ3と平走され、接着する。透明テー
プ3上の印刷層は、テープ基材と両面粘着テープ5によ
り接着される被接着部材により封着されるため、テープ
表面からのこすれや、引っかきによる印刷よごれや印刷
欠けが防止できる。両面粘着テープ5のセパレータ51
は、両面粘着テープ5が透明テープ3に接着された状態
で、粘着層の保護構造を形成することにより、印刷後の
透明テープ3の取扱性を高めている。テープ走行経路に
垂直な方向に圧力を付加するためのバネ61、圧接子62、
レバー63から成る圧着手段により、透明テープ3と両面
粘着テープ5との接着をより確実なものにしている。透
明テープに印字された反転文字は印字面に形成された粘
着部を用い種種の物に張り付けることによって正立文字
として見ることが可能となる。
前記プラテンと前記透明テープ保持手段と前記両面粘
着テープ保持手段とを主な構成要素としてテープユニッ
トを構成している。
第3図はプリンタ部1の印字制御部のブロック図であ
り、印字モード切り換え用のスイッチ16、サーマルヘッ
ド13、CPU81、ROM82、83、RAM84を主な構成要素として
いる。ROM82はプリンタ全体を制御するプログラムを格
納しROM83は文字記号等のフォントデータを格納してい
る。
CPU81はスイッチ16の状態を検出し正立文字または反
転文字印字の選択を行なう。第4図(a)(b)はフォ
ントデータの印字例を示す説明図であり(a)は正立文
字を印字する時のデータの配列を示し(b)は反転文字
を印字するときのデータの配列を示している。CPU81は
正立文字の時はデータd1からd16をそのままサーマルヘ
ッド上の対応する発熱体にデータを転送し反転文字の時
はd1からd16のデータを逆に反転しサーマルヘッドに転
送する。上記CPU81、ROM82、83、RAM84、矢印Aはサー
マルヘッドの移動方向を示している。スイッチ16によっ
て正立文字、反転文字を選択する切り換え手段80を形成
している。
上記切り換え手段80とサーマルヘッド13とインクリボ
ン15とを主な構成要素としてプリンタ部を構成してい
る。
第5図はプリンタ部1の外観及び操作の説明図であ
る。本発明による印刷装置からプリンタ部1を分離し、
平面上の紙や透明樹脂シート7に駆動ローラー11とサー
マルヘッド13が当たるように押し付け、矢印A方向に引
くと紙や透明樹脂シート7に直接文字や図形を印字でき
る。正立文字印字と反転文字印字の切り換え用のスイッ
チ16のつまみを切り換えることで、プリンタの用途を広
げている。
プリンタ部1の17は液晶表示部とデータ入力用タッチ
パネルが一体となった表示入力部であり、手書き文字認
識による印字データの入力や入力データの確認が可能と
なっている。
本実施例は、透明テープ保護手段21とプラテン22、両
面粘着テープ保持手段と透明テープ3及び両面粘着テー
プ5の圧着手段とが一体で構成された印刷装置である
が、透明テープ保護手段や両面粘着テープ保持手段と圧
着手段の部分が着脱可能な構成でも同様の効果が得られ
る。
尚、スイッチ16の機能は上記タッチパネルに盛り込ん
でもよい。
[発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、反転印刷されたテ
ープの印刷面に粘着層を形成する透明印刷テープを作成
することにより、テープ使用時での印刷のこすれによる
汚れや、引っかき、印刷欠け等の印字品質劣化作用から
の保護に対し、極めて有効な手段である。また印刷テー
プを基材とインク層及び粘着層とセパレータから構成す
ることを可能としたことから、セパレータ付粘着層保護
テープに正立文字印刷のインク層を形成し、インク層上
部にコーティング層を形成する方法等に対し、簡易テー
プ構成を実現したことから、テープのコスト低減がはか
られた。プリンタとの組合せにより、簡易構成でのテー
プ印刷を行える低コスト印刷装置を提供するとともに、
ハンディタイプのプリンタの用途拡大を実現している。
さらに、正立パターンを上下反転して反転パターンを
生成することによって、印刷されたテープが文頭から出
力されますので違和感がなく、しかも、文章全体ではな
く、1文字ずつ反転していけばよいので、データ反転の
ためのデータバッファ領域が少なくて済む。
また、テープユニットに透明テープの走行経路を備え
たことによって、プリンタ部にテープユニットを装着す
る時も取り外す時も、テープが走行経路によってガイド
されるため、簡単にかつ確実に行うことができる。
また、透明テープと粘着テープとをテープユニットに
設け、プリンタ部に着脱可能に構成したことによって、
透明テープと粘着テープの2種類の異なるテープを取り
扱う使用者の操作性を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は、本発明による印刷装置の正面構成の略
図であり、第1図(b)は印刷後のテープ上面図。 第2図は本発明による印刷装置の斜視図。 第3図は本発明によるプリンタ部の制御部のブロック
図。 第4図(a)(b)はフォントデータの印字例を示す説
明図。 第5図は本発明によるプリンタ部の操作の説明図。 1……プリンタ部 16……文字切り換え用スイッチ手段 22……プラテン 80……切り換え手段 3……透明テープ 5……両面粘着テープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−135671(JP,A) 特開 昭63−95952(JP,A) 実開 平1−80457(JP,U) 実開 昭64−44135(JP,U) 実開 昭63−166441(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 3/36 - 3/37 B41J 3/28 B41J 2/485

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)フォントデータを格納する記憶装置
    と、 (b)前記フォントデータが、正立パターンとして印刷
    されるか、前記正立パターンを上下反転して生成された
    反転パターンとして印刷されるかを選択する選択手段
    と、 (c)該選択手段により選択された印刷パターンに基づ
    いて駆動される印刷ヘッドと、 (d)該印刷ヘッドに当接して加熱されるインクリボン
    と、 を有するプリンタ部と、 (e)前記インクリボンを介して、前記印刷パターンが
    印刷される透明テープと、 (f)該透明テープの走行経路を有するテープ供給部
    と、 (g)前記走行経路を搬送され、印刷された前記透明テ
    ープに接着して、粘着性を付与する粘着テープと、 を有し、前記プリンタ部に着脱可能に構成されたテープ
    ユニット、 とを備えたことを特徴とするテープ印刷装置。
  2. 【請求項2】前記インクリボンと透明テープを介して、
    前記印刷ヘッドと当接するプラテンを、前記テープユニ
    ットに備えたことを特徴とする請求項1記載のテープ印
    刷装置。
  3. 【請求項3】前記粘着テープと前記透明テープとが接着
    する地点より、前記走行経路の下流側に、前記粘着テー
    プと前記透明テープとを加圧する圧着手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1記載のテープ印刷装置。
JP1102270A 1988-10-31 1989-04-21 テープ印刷装置 Expired - Fee Related JP2797405B2 (ja)

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JP63-146910 1988-11-10
JP14691088 1988-11-10

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JPH02223461A JPH02223461A (ja) 1990-09-05
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JP2551876Y2 (ja) * 1991-09-06 1997-10-27 ローム株式会社 携帯式プリンタを使用したテーププリンタ装置
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6395952A (ja) * 1986-10-13 1988-04-26 Brother Ind Ltd 印字装置
JPS63166441U (ja) * 1987-04-21 1988-10-28
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