JP2791797B2 - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、超硬調な写真画像の形成に供することがで
きるハロゲン化銀写真感光材料に関する。更に詳しく
は、比較的保恒性の良好な現像剤を用いてコントラスト
の高い網点画像を形成することのできる写真製版分野で
利用価値の高いハロゲン化銀写真感光材料に関する。
〔発明の背景〕
写真製版工程には連続階調の原稿を網点画像に変換す
る工程、即ち、連続階調の濃度変化を該濃度に比例する
面積を有する網点の集合に変換する工程が含まれてい
る。
この工程には、超硬調の画像再現をなしうる写真技術
が用いられており、交線スクリーンまたはコンタクトス
クリーンを介して原稿の撮影を行い、伝染現像によって
網点画像を形成させる技術が用いられてきた。
伝染現像に用いられるリス型ハロゲン化銀写真感光材
料は、伝染現像液(リス型現像液)で処理しなければ硬
調性が十分でなく、例えばMQ現像液やPQ現像液で処理し
た場合にはガンマはたかだか5ないし6であり、網点形
成上最も避けなければならないフリンジも多いので、保
恒性の悪い伝染現像液との組み合わせが不可欠であると
されている。
そこで、亜硫酸イオン濃度が高く保恒性が良好で迅速
処理が可能な現像液を用いて伝染現像に匹敵する超硬調
な画像形成を指向する技術が開発され、その一つとして
特開昭56−106244号等に開示された技術が知られてい
る。この技術では、ハロゲン化銀写真感光材料中にいわ
ゆる硬調化剤と称する特定の化合物を存在させ、該化合
物の硬調特性を十分に発揮させるために特定のハロゲン
化銀粒子やその他の写真用添加剤を組み合わせている。
このハロゲン化銀写真感光材料は、保恒性が良好で迅
速処理が可能な現像液で処理して超硬調写真画像は得ら
れるが、しかし、このハロゲン化銀写真感光材料は、網
点画像の形成において網点中に砂状ピン状のカブリいわ
ゆる黒ピンが発生し、網点画像品質を損ねており、この
問題の解決のためにヘテロ原子を持つ種々の安定剤や抑
制剤を加えることによって解決する試みがなされてきた
が十分に解決されているとはいえない。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、感度を損なうことなく、硬調な写真
特性を得るとともに、網点画像中に発生する黒ピンを制
御して高コントラストな写真特性と得ることのできるハ
ロゲン化銀写真感光材料を提供することである。
〔発明の構成〕
本発明の上記目的は、支持体上に下記一般式[1]、
[2]又は[3]で表される化合物を含有する層を有
し、下記一般式[4]で表される化合物を含有すること
を特徴とするハロゲン化銀写真感光材料によって達成さ
れる事を見出した。
一般式[1] (式中、R1及びR2はアリール基またはヘテロ環基を表
し、Rは有機結合基を表し、nは0〜6、mは0または
1を表し、nが2以上のときは、各Rは同じであって
も、異なっていてもよい。) 一般式[2] (式中、R21は脂肪族基、芳香族基またはヘテロ環基
を、R22は水素原子、置換してもよいアルコキシ基、ヘ
テロ環、オキシ基、アミノ基、もしくはアリールオキシ
基を表し、P1及びP2は水素原子、アシル基、またはスル
フィン酸基を表す。) 一般式[3] (式中、Arは耐拡散基またはハロゲン化銀吸着促進基
を少なくとも1つ含むアリール基を表し、R31は置換ア
ルキル基を表す。) 一般式〔4〕 〔式中、R41、R42、R43、R44、R45、R46は、水素原
子、ハロゲン原子、炭素数1〜23のアルキル基、炭素数
1〜23のアルコキシ基、カルボキシル基、カルボキシル
アルキルエステル基、ヒドロキシアルキル基、ヒドロキ
シアルコキシアルキル基、スルホ基、アミドアルキル
基、アミドフェニル基、イミドアルキル基、ニトリル基
を表す。〕 以下一般式[1],[2],[3],〔4〕,につい
て具体的に説明する。
一般式[1] 式中、R1及びR2はアリール基またはヘテロ環基を表わ
し、Rは2価の有機基を表わし、nは0〜6、mは0ま
たは1を表わす。
ここで、R1及びR2で表わされるアリール基としてはフ
ェニル基、ナフチル基等が挙げられ、ヘテロ環基として
はピリジル基、ベンゾチアゾリル基、キノリル基、チエ
ニル基等が挙げられるが、R1及びR2として好ましくはア
リール基である。R1及びR2で表わされるアリール基また
はヘテロ環基には種々の置換基が導入できる。置換基と
しては例えばハロゲン原子(例えば塩素、フッ素な
ど)、アルキル基(例えばメチル、エチル、ドデシルな
ど)、アルコキシ基(例えばメトキシ、エトキシ、イソ
プロポキシ、ブトキシ、オクチルオキシ、ドデシルオキ
シなど)、アシルアミノ基{例えばアセチルアミノ、ピ
バリルアミノ、ベンゾイルアミノ、テトラデカノイルア
ミノ、α−(2,4−ジ−t−アミルフェノキシ)ブチリ
ルアミノなど}、スルホニルアミノ基(例えば、メタン
スルホニルアミノ、ブタンスルホニルアミノ、ドデカン
スルホニルアミノ、ベンゼンスルホニルアミノなど、ウ
レア基(例えば、フェニルウレア、エチルウレアな
ど)、チオウレア基(例えば、フェニルチオウレア、エ
チルチオウレアなど)、ヒドロキシ基、アミノ基、アル
キルアミノ基(例えば、メチルアミノ、ジメチルアミノ
など)、カルボキシ基、アルコキシカルボニル基(例え
ば、エトキシカルボニル)、カルバモイル基、スルホ基
などが挙げられる。Rで表わされる2価の有機基として
は、例えばアルキレン基(例えば、メチレン、エチレ
ン、トリルチレン、テトラメチレンなど)、アリーレン
基(例えば、フェニレン、ナフチレンなど)、アラルキ
レン基等が挙げられるがアラルキレン基は結合中にオキ
シ基、チオ基、セレノ基、カルボニル基、 (R3は水素原子、アルキル基、アリール基を表わす、)
スルホニル基等を含んでも良い。Rで表わされる基につ
いては種々の置換基が導入できる。
置換基としては例えば、−CONHNHR4(R4は上述したR1
及びR2と同じ意味を表わす)、アルキル基、アルコキシ
基、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、カルボキシ基、アシ
ル基、アリール基、等が挙げられる。
Rとして好ましくアルキレン基である。
一般式〔1〕で表わされる化合物のうち好ましくはR1
及びR2が置換または未置換のフェニル基であり、n=m
=1でRがアルキレン基を表わす化合物である。
上記一般式〔1〕で表わされる代表的な化合物を以下
に示す。
具体的化合物 次に一般式[2]について説明する R21で表わされる脂肪族基は、好ましくは、炭素数6
以上のものであって、特に炭素数8〜50の直鎖、分岐ま
たは環状のアルキル基である。ここで分岐アルキル基は
その中に1つまたはそれ以上のヘラロ原子を含んだ飽和
のヘテロ環を形成するように環化されてもよい。またこ
のアルキル基はアリール基アルコキシ基、スルホキシ
基、等の置換基を有してもよい。
R21で表される芳香族基は単環または2環アリール基
または不飽和ヘテロ環基である。ここで不飽和ヘテロ環
基は単環または2環のアリール基と縮合してヘテロアリ
ール基を形成してもよい。
例えばベンゼン環、ナフタレン環、ピリジン環、ピリ
ミジン環、イミダゾール環、ピロラゾール環、キノリン
環、イソキノリン環、ベンズイミダゾール環、チアゾー
ル環、ベンゾチアゾール環等があるがなかでもベンゼン
環を含むものが好ましい。
R21として特に好ましいものはアリール基である。
R21のアリール基または不飽和ヘテロ環基は置換され
ていてもよく、代表的な置換基としては直鎖、分岐また
は環状のアルキル基(好ましくはアルキル部分の炭素数
が1〜20の単環または2環のもの)、アルコキシ基(好
ましくは炭素数1〜20のもの)、置換アミノ基(好まし
くは炭素数1〜20のアルキル基で置換されたアミノ
基)、アシルアミノ基(好ましくは炭素数2〜30を持つ
もの)、スルホンアミド基(好ましくは炭素数1〜30を
持つもの)、ウレイド基(好ましくは炭素数1〜30を持
つもの)などがある。
一般式[2]のR22で表される基のうち置換されても
よいアルコキシ基としては炭素数1〜20のものであっ
て、ハロゲン原子、アリール基などで置換されていても
よい。
一般式[2]においてR22で表される基のうち置換さ
れてもよいアリールオキシ基またはヘテロ環基オキシ基
としては単環のものが好ましく、また置換基としてはハ
ロゲン原子アルキル基、アルコキシ基、シアノ基などが
ある R22で表される基のうちで好ましいものは、置換され
てもよいアルコキシ基またはアミノ基である。
アミノ基の場合には でP1およびA2置換されてもよいアルキル基、アルコシ基
または−O−、−S−、−N−基結合を含む環状構造で
あってもよい。但しR22がヒドラジノ基であることはな
い。
一般式[1]のR21またはR22はその中にカプラー等の
不動性写真用添加剤において常用されているバラスト基
が組み込まれているものでもよい。バラスト基は8以上
の炭素数を有する写真性に対して比較的不活性な基であ
り、例えばアルキル基、アルコキシ基、フェニル基、ア
ルキルフェニル基、フニノキシ基、アルキルフェノキシ
基などの中から選ぶことができる。
一般式[2]のR21またはR22はその中にハロゲン化銀
粒子表面に対する吸着を強める基が組み込まれているも
のでもよい。かかる吸着基としては、チオ尿素基、複素
環チオアミド基、メルカプト複素環基、トリアゾール基
などの米国特許第4,355,105号に記載された基があげら
れる。一般式[2]で表される化合物のうち下記一般式
[2−a]で表される化合物は特に好ましい。
一般式[2−a] 上記一般式[2−a]中、 R23およびR24は水素原子、置換されてもよいアルキル
基(例えばメチル基、エチル基、ブチル基、ドデシル
基、2−ヒドロキシプロピル基、2−シアノエチル基、
2−クロロエチル基)、置換されてもよいフェニル基、
ナフチル基、シクロヘキシル基、ピリジル基、プロリジ
ル基(例えばフェニル基、p−メチルフェニル基、ナフ
チル基、α−ヒドロキシナフチル基、シクロヘキシル
基、p−メチルシクロヘキシル基、ピリジル基、4−プ
ロピル−2−ピリジル基、ピロリジル基、4−メチル−
2−ピロリジル基)を表し、 R25は水素原子または置換されてもよいベンジル基、
アルコキシ基及びアルキル基(例えばベンジル基、p−
メチルベンジル基、メトキシ基、エトキシ基、エチル
基、ブチル基)を表し、 R26及びR27は2価の芳香族基(例えばフェニレン基ま
たはナフチレン基)を表し、Yはイオウ原子または酸素
原子を表し、Lは2価の結合基(例えば−SO2CH2CH2NH
−SO2NH−、−OCH2SO2NH、−O−、−CH=N−)を表
し、 R28は−R′R″または−OR29を表し、 R′,R″及びR29は水素原子、置換されてもよいアル
キル基(例えばメチル基、エチル基、ドデシル基)、フ
ェニル基(例えばフェニル基、p−メチルフェニル基、
p−メトキシフェニル基)、ナフチル基(例えばα−ナ
フチル基、β−ナフチル基)又は、複素環基(例えば、
ピリジン、チオフエン、フランの様な不飽和複素環基、
または、テトラヒドロフラン、スルホランの様な飽和複
素環基を表し、R′とR″Rは窒素原子と共に環(例え
ば、ピペリジン、ピペラジン、モルホリン等)を形成し
ても良い。
m,nは0または1を表す。R26OR29を表すときYはイオ
ウ原子を表すのが好ましい。
上記一般式〔2〕及び〔2−a〕で表される代表的な
化合物を以下に示す。
一般式[2]の具体例 次に、上記具体的化合物のうち化合物2−45,2−47を
例にとって、その合成法を示す。
化合物2−45の合成 合成スキーム 化合物4−ニトロフェニルヒドラジン153gと500mlの
ジエチルオキザレートを混合し、1時間還流する。反応
を進めながらエタノールを除去していき、最後に冷却し
結晶を析出させる。濾過し石油エーテルで数回洗浄し、
再結晶する。次に得られた結晶(A)のうち50gを1000m
lのメタノールで加温溶解し、pd/C(パラジウム・炭
素)触媒下に50Psiのか加圧したH2雰囲気で還元し、化
合物(B)を得る。
この化合物(B)22gをアセトニトリル200mlとピリジ
ン16gの溶液に溶かし室温で化合物(C)24gのアセトニ
トリル溶液を滴下した。不溶物を濾別後、濾液を濃縮し
再結晶精製して化合物(D)31gを得た。
化合物(D)30gを上記と同様に水添をして化合物
(E)20gを得た。
化合物(E)10gをアセトニトリル100mlに溶解しエチ
ルイソチオシアネート3.0gを加え、1時間還流した。溶
媒を留去後再結晶精製して化合物(F)7.0gを得た。化
合物(F)5.0gをメタノール50mlに溶解してメチルアミ
ン(40%水溶液8ml)を加え攪拌した。メタノールを若
干濃縮後、析出した固体をとり出し再結晶精製して化合
物2−45を得た。
化合物2−47の合成 合成スキーム 化合物(B)22gをピリジン200mlに溶解し攪拌する中
へ、p−ニトロベンゼンスルホニルクロライド22gを加
えた。反応混合物を水あけ、後析出する固体をとり出し
化合物(C)を得た。この化合物(C)を合成スキーム
に従って化合物2−45と同様の反応により化合物2−47
を得た。
次に一般式[3]について説明する。
一般式[3] 一般式[3]中、Arは耐拡散基又はハロゲン化銀吸着
促進基を少なくとも1つを含むアリール基を表わすが、
耐拡散基としてはカプラー等の不動性写真用添加剤にお
いて常用されているバラスト基が好ましい。バラスト基
は8以上の炭素数を有する写真性に対して比較的不活性
な基であり、例えばアルキル基、アルコキシ基、フェニ
ル基、アルキルフェニル基、フェノキシ基、アルキルフ
ェノキシ基などの中から選ぶことができる。
ハロゲン化銀吸着促進基としてはチオ尿素基、チオウ
レタン基、複素環チオアミド基、メルカプト複素環基、
トリアゾール基などの米国特許第4,385,108号に記載さ
れた基が挙げられる。
R31は置換アルキル基を表わすが、アルキル基として
は、直鎖、分岐、環状のアルキル基を表わし、例えばメ
チル、エチル、プロピル、ブチル、イソプロピル、ペン
チル、シクロヘキシル等の基が挙げられる。
これらのアルキル基へ導入される置換基としては、ア
ルコキシ(例えばメトキシ、エトキシ等)、アリールオ
キシ(例えばフェノキシ、p−クロルフェノキシ等)、
ヘテロ環オキシ(例えばピリジルオキシ等)、メルカプ
ト、アルキルチオ(メチルチオ、エチルチオ等)、アリ
ールチオ(例えばフェニルチオ、p−クロルフェニルチ
オ等)、ヘテロ環チオ(例えば、ピリジルチオ、ピリミ
ジルチオ、チアジアゾリルチオ等)、アルキルスルホニ
ル(例えばメタンスルホニル、ブタンスルホニル等)、
アリールスルホニル(例えばベンゼンスルホニル等)、
ヘテロ環スルホニル(例えばピリジルスルホニル、モル
ホリノスルホニル等)、アシル(例えばアセチル、ベン
ゾイル等)、シアノ、クロル、臭素、アルコキシカルボ
ニル(例えばエトキシカルボニル、メトキシカルボニル
等)、アリールオキシカルボニル(例えばフェノキシカ
ルボニル等)、カルボキシ、カルバモイル、アルキルカ
ルバモイル(例えば、N−メチルカルバモイル、N,N−
ジメチルカルバモイル等)、アリールカルバモイル(例
えば、N−フェニルカルバモイル等)、アミノ、アルキ
ルアミノ(例えば、メチルアミノ、N,N−ジメチルアミ
ノ等)、アリールアミノ(例えば、フェニルアミノ、ナ
フチルアミノ等)、アシルアミノ(例えばアセチルアミ
ノ、ベンゾイルアミノ等)、アルコキシカルボニルアミ
ノ(例えば、エトキシカルボニルアミノ等)、アリール
オキシカルボニルアミノ(例えば、フェノキシカルボニ
ルアミノ等)、アシルオキシ(例えば、アセチルオキ
シ、ベンゾイルオキシ等)、アルキルアミノカルボニル
オキシ(例えばメチルアミノカルボニルオキシ等)、ア
リールアミノカルボニルオキシ(例えば、フェニルアミ
ノカルボニルオキシ等)、スルホ、スルファモイル、ア
ルキルスルファモイル(例えば、メチルスルファモイル
等)、アリールスルファモイル(例えば、フェニルスル
ファモイル等)等の各基が挙げられる。
ヒドラジンの水素原子はスルホニル基(例えばメタン
スルホニル、トルエンスルホニル等)、アシル基(例え
ば、アセチル、トリフルオロアセチル等)、オキザリル
基(例えば、エトキザリル等)等)等の置換基で置換さ
れていてもよい。
上記一般式[3]で表される代表的な化合物として
は、以下に示すものがある。
次に化合物3−5の合成例について述べる。
化合物3−5の合成 合成スキーム 化合物2−45の合成法に準じて化合物3−5を得た。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料に含まれる一般式
[1],[2],[3]の化合物の量は、本発明のハロ
ゲン化銀写真感光材料中に含有されるハロゲン化銀1モ
ル当り、5×10-7ないし5×10-1モルまでが好ましく、
更に好ましくは5×10-6ないし1×10-2モルの範囲であ
る。
一般式〔4〕 式中、R41、R42、R43、R44、R45、R46は、水素原子、
ハロゲン原子、炭素数1〜23のアルキル基、炭素数1〜
23のアルコキシ基、カルボキシル基、カルボキシアルキ
ルエステル基、ヒドロキシアルキル基、ヒドロキシアル
コキシアルキル基、スルホ基、アミドアルキル基、アミ
ドフェニル基、イミドアルキル基、ニトリル基を表わ
す。
上記各基は置換基を有するものも含む。例えばフッ素
化されたアルキル基、アルカリ金属が置換したスルホ
基、等が使用することができる。
次に本発明に用いられる上記一般式〔4〕で示される
化合物の代表的具体例を挙げる。
〔例示化合物〕
本発明のハロゲン化銀写真感光材料に含まれる一般式
〔4〕の化合物の量は、発明のハロゲン化銀写真感光材
料中に含有されるハロゲン化銀1モル当り、5×10
-6〜、5×10-1モルまで、特に好ましくは5×10-5〜、
1×10-2モルの範囲とすることが好ましい。また添加時
期は、乳剤製造工程中などの時期でも良いが、化学熟成
中或いは化学熟成後が特に好ましい。
本発明の一般式〔4〕の化合物を親水性コロイド層に
含有せしめるには、適宜の水及び/又は有機溶媒に一般
式〔4〕の化合物を溶解して添加する方法、或いは有機
溶媒に溶かした液をゼラチン或いはゼラチン誘導体の親
水性コロイドマトリックス中に分散してから添加する方
法又はラテックス中に分散して添加する方法等が挙げら
れる。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料は、少なくとも一
層のハロゲン化銀乳剤層を有する。すなわちハロゲン化
銀乳剤層は、支持体の片面に少なくとも一層設けられて
いることもあるし、支持体の両面に少なくとも一層設け
られていることもある。そして、このハロゲン化銀乳剤
は支持体上に直接塗設されるか、あるいは他の層例えば
ハロゲン化銀乳剤を含まない親水性コロイド層を介して
塗設されることができ、さらにハロゲン化銀乳剤層の上
には、保護層としての親水性コロイド層を塗設してもよ
い。またハロゲン化銀乳剤層は、異なる感度、例えば高
感度及び低感度の各ハロゲン化銀乳剤層に分けて塗設し
てもよい。この場合、各ハロゲン化銀乳剤層の間に、中
間層を設けてもよい。すなわち必要に応じて親水性コロ
イドから成る中間層を設けてもよい。またハロゲン化銀
乳剤層と保護層との間に、中間層、保護層、アンチハレ
ーシヨン層、バッキング層などの非感光性親水性コロイ
ド層を設けてもよい。
一般式[1],[2],[3]及び一般式[4]で表
される化合物は本発明のハロゲン化銀写真感光材料中の
ハロゲン化銀乳剤層または該ハロゲン化銀乳剤層に隣接
する親水性コロイド層に含有させる。
次に本発明のハロゲン化銀写真感光材料に用いるハロ
ゲン化銀について説明する。ハロゲン化銀としては、任
意の組成のものを使用できる。例えば塩化銀、塩臭化
銀、塩沃臭化銀、純臭化銀もしくは沃臭化銀がある。こ
のハロゲン化銀の粒子の平均径は0.05〜0.5μmの範囲
のものが好ましく用いられるが、なかでも0.10〜0.40μ
mのものが好適である。
本発明で用いるハロゲン化銀粒子の粒径分布は任意で
あるが、以下定義する単分散度の値が1〜30のものが好
ましく、更に好ましくは5〜20の範囲となるように調整
する。
ここで単分散度は、粒径の標準偏差を平均粒径で割っ
た値を100倍した数値として定義されるものである。な
おハロゲン化銀粒子の粒径は、便宜上、立方晶粒子の場
合は稜長で表し、その他の粒子(8面体、14面体等)
は、投影面積の平方根で算出する。
本発明を実施する場合、例えばハロゲン化銀の粒子と
して、その構造が少なくとも2層の多層積層構造を有す
るタイプのものを用いることができ、例えばコア部に沃
臭化銀、シェル部が臭化銀である沃臭化銀粒子から成る
ものを用いることができる。このとき、沃素を任意の層
に5モル%以内で含有させることができる。
本発明のハロゲン化銀乳剤に用いられるハロゲン化銀
粒子は、粒子を形成する過程及び/又は成長させる過程
で、カドミウム塩、亜鉛塩、鉛塩、タリウム塩、イリジ
ウム塩(を含む錯塩)、ロジウム塩(を含む錯塩)及び
鉄塩(を含む錯塩)から選ばれる少なくとも1種を用い
て金属イオンを添加し、粒子内部に及び/又は粒子表面
にこれらの金属元素を含有させることができ、また適当
な還元的雰囲気におくことにより、粒子内部及び/又は
粒子表面に還元増感該を付与できる。
さらにまた、ハロゲン化銀は種々の化学増感剤によっ
て増感することができる。その増感剤として、例えば、
活性ゼラチン、硫黄増感剤(チオ硫酸ソーダ、アリルチ
オカルバミド、チオ尿素、アリルイソチアシネート
等)、セレン増感剤(N,N−ジメチルセレノ尿素、セレ
ノ尿素等)、還元増感剤(トリエチレンテトラミン、塩
化銀1スズ等)、例えばカリウムクロロオーライト、カ
リウムオーリチオシアネート、カリウムクロロオーレー
ト、2−オーロスルホベンゾチアゾールメチルクロライ
ド、アンモニウムクロロパラデート、カリウムクロロプ
ラチネート、ナトリウムクロロパラダイト等で代表され
る各種貴金属増感剤等をそれぞれ単独で、あるいは2種
以上併用して用いることができる。なお金増感剤を使用
する場合は助剤的にロダンアンモンを使用することもで
きる。
本発明に用いるハロゲン化銀粒子は、内部の感度より
表面感度の高い粒子、謂ゆるネガ画像を与えるハロゲン
化銀粒子に好ましく適用することができるので上記化学
増感剤で処理することにより性能を高めることができ
る。
また本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤は、メルカ
プト類(1−フェニル−5−メルカプトテトラゾール、
2−メルカプトベンツチアゾール)、ベンゾトリアゾー
ル類(5−プロムベンゾトリアゾール−5−メチルベン
ゾトリアゾール)、ベンツイミダゾール類(6−ニトロ
ベンツイミダゾール)などを用いて安定化またはカブリ
抑制を行うことができる。
感光性ハロゲン化銀乳剤層又はその隣接層には、感度
上昇、コントラスト上昇または現像促進の目的でリサー
チ・ディスクロージャー(Research Disclousure)1746
3号のXXI項B〜D項に記載されている化合物を添加する
ことができる。
好ましくは下記一般式〔5〕で表される化合物であ
る。
一般式〔5〕 R1−OCH2CH2OnH 〔式中R1は水素原子、あるいは無置換又は置換基をもつ
芳香族環を表わし、nは10〜200までの整数を表わ
す。〕 一般式〔5〕で表される化合物より好ましい具体例を
あげるが、これらに限定されるものではない。
5−1 HO(CH2CH2O)nH n=10 5−2 HO(CH2CH2O)nH n=30 5−3 HO(CH2CH2O)nH n=50 5−4 HO(CH2CH2O)nH n=70 5−5 HO(CH2CH2O)nH n=150 5−6 HO(CH2CH2O)nH n=200 これらの化合物は、市販されており容易に入手するこ
とができる。これらの化合物はハロゲン化銀1モルに対
し0.01〜4.0モル添加するのが好ましく0.02〜2モルが
より好ましい。
また、nの値が異なる2種以上の化合物を含んでもか
まわない。
本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤には、増感色
素、可塑剤、帯電防止剤、界面活性剤、硬膜剤などを加
えることもできる。本発明に係る一般式[1],
[2],[3]の化合物を親水性コロイド層に添加する
場合、該親水性コロイド層のバインダーとしてはゼラチ
ンが好適であるが、ゼラチン以外の親水性コロイドも用
いることができる。これらの親水性バインダーは支持体
の両面にそれぞれ10g/m2以下で塗設することが好まし
い。本発明の実施に際して用い得る支持体としては、例
えばバライタ紙、ポリエチレン被覆紙、ポリプロピレン
合成紙、ガラス板、セルロースアセテート、セルロース
ナイトレート、例えばポリエチレンテレフタレートなど
のポリエステルフィルムを挙げることができる。これら
の支持体は、それぞれハロゲン化銀写真感光材料の使用
目的に応じて適宜選択される。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料を現像処理するに
は、例えば以下の現像主薬が用いられる。
HO−(CH=CH)n−OH型現像主薬の代表的なものとし
ては、ハイドロキノンがあり、その他にカテコール、ピ
ロガロールなどがある。
また、HO−(CH=CH)n−NH2型現像剤としては、オ
ルト及びパラのアミノフェノールまたはアミノピラゾロ
ンが代表的なもので、N−メチル−p−アミノフェノー
ル、N−β−ヒドロキシエチル−p−アミノフェノー
ル、p−ヒドロキシフェニルアミノ酢酸、2−アミノナ
フトール等がある。
ヘテロ環型現像剤としては、1−フェニル−3−ピラ
ゾリドン、1−フェニル−4,4−ジメチル−3−ピラゾ
リドン、1−フェニル−4−メチル−4−ヒドロキシメ
チル−3−ピラゾリドン、1−フェニル−4−メチル−
4−ヒドロキシメチル−3−ピラゾリドンのような3−
ピラゾリドン類等を挙げることができる。
その他、T.H.ジェームス著ザ・セオリィ・オブ・ザ・
ホトグラフィック・プロセス第4版(The Theory of th
e Photographic Process,Fourth Edition)第291〜334
頁及びジャーナル・オブ・ザ・アメリカン・ケミカル・
ソサエティ(Journal of the American Chemical Socie
ty)第73巻、第3,100頁(1951)に記載されているごと
き現像剤が本発明に有効に使用し得るものである。これ
らの現像剤は単独で使用しても2種以上組み合わせても
よいが、2種以上を組み合わせて用いる方が好ましい。
また本発明の感光材料の現像に使用する現像液には保恒
剤として、例えば亜硫酸ソーダ、亜硫酸カリ等の亜硫酸
塩を用いても、本発明の効果が損なわれることはない。
また保恒剤としてヒドロキシルアミン、ヒドラジド化合
物を用いてもよい。その他一般白黒現像液で用いられる
ような苛性アルカリ、炭酸アルカリまたはアミンなどに
よるpHの調整とバッファー機能をもたせること、及びプ
ロムカリなど無機現像抑制剤及び5−メチルベンゾトリ
アゾール、5−メチルベンツイミダゾール、5−ニトロ
インダゾール、アデニン、グアニン、1−フェニル−5
−メルカプトテトラゾールなどの有機現像抑制剤、エチ
レンジアミン四酢酸等の金属イオン捕捉剤、メタノー
ル、エタノール、ベンジルアルコール、ポリアルキレン
オキシド等の現像促進剤、アルキルアリールスルホン酸
ナトリウム、天然のサポニン、糖類または前記化合物の
アルキルエステル物等の界面活性剤、グルタルアルデヒ
ド、ホルマリン、グリオキザール等の硬膜剤、硫酸ナト
リウム等のイオン強度調整剤等の添加を行うことは任意
である。
本発明において使用される現像液には、有機溶媒とし
てジエタノールアミンやトリエタノールアミン等のアル
カノールアミン類やジエチレングリコール、トリエチレ
ングリコール等のグリコール類を含有させてもよい。ま
たジエチルアミノ−1,2−プロパンジオール、ブチルア
ミノプロパノール等のアルキルアミノアルコール類は特
に好ましく用いることができる。
〔実施例〕
以下に本発明の具体的実施例を述べるが、本発明の実
施の態様はこれらの限定されない。
(ハロゲン化銀乳剤Aの調製) 同時混合法を用いて沃臭化銀乳剤(銀1モル当たり沃
化銀2モル%)を調製した。この混合時にK2IrCl6を銀
1モル当たり6×10-7モル添加した。得られた乳剤は、
平均粒径、0.20μmの立方体粒子からなる乳剤であっ
た。この乳剤を常法にしたがって水洗、脱塩後、沃化カ
リウム水溶液によって40℃におけるpAgを8.80に調整し
た。さらに再分散時に下記化合物[A]、[B]、
[C]の混合物を添加した。
(ハロゲン化銀写真感光材料の調製) 両面に厚さ0.1μmの下塗層(特開昭59−19941号)の
実施例1参照)を施した厚さ100μmのポリエチレンテ
レフタートフィルムの一方の下塗層上に、下記処方
(1)のハロゲン化銀乳剤層をゼラチン量が2.0g/m2
銀量が3.5g/m2になる様に塗設し、さらにその上に下記
処方(2)の保護層をゼラチン量が1.5g/m2になる様に
塗設し、また反対側のもう一方の下塗層上には下記処方
(3)に従ってパッキング層をゼラチン量が2.7g/m2
なる様に塗設し、さらにその上に下記処方(4)の保護
層をゼラチン量が1.0g/m2になる様に塗設して試料No.1
〜16を得た。
処方(1)(ハロゲン化銀乳剤層組成) ゼラチン 2.0g/m2 ハロゲン化銀乳剤A 銀量 3.5g/m2 カブリ防止剤:5−ニトロインダゾール 3mg/m2 安定剤4−メチル−6−ヒドロキシ− 1,3,3a,7−テトラザインデン 30mg/m2 界面活性剤:サポニン 0.1g/m2 促進剤 5−4 100mg/m2 ラテックスポリマー: 0.5g/m2 本発明に係る化合物または比較化合物 表1に示す量 処方(2)〔乳剤保護層組成〕 ゼラチン 1.5g/m2 マット剤:平均粒径3.0〜5.0μmのシリカ 0.03g/m2 コロイダルシリカ 0.02g/m2 硬膜剤:(CH2=CHSO2CH22O 0.10g/m2 処方(3)(パッキング層組成) ゼラチン 2.7g/m2 界面活性剤:サポニン 0.1g/m2 硬膜剤:グリオキザール 0.1g/m2 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 0.01g/m2 処方(4)〔パッキング保護層組成〕 ゼラチン 1g/m2 マット剤:平均粒径3.0〜5.0μmのポリメチル メタクリート 0.05g/m2 界面活性剤S: 0.01g/m2 硬膜剤:グリオキザール 0.01g/m2 得られた試料について、下記の方法による網点品質試
験を行った。
(網点品質性試験方法) ステップウェッジに網点面積50%の返し網スクリーン
(150線/インチ)を一部付して、これに試料を密着さ
せてキセノン光源で5秒間露光を与え、この試料を下記
現像液、下記定着液を投入した迅速処理用自動現像機に
て下記の条件で現像処理を行い、試料の網点品質を100
倍のルーペで観察し、網点品質の高いものを「5」ラン
クとし、以下「4」、「3」、「2」、「1」までの5
ランクとした。なおランク「1」及び「2」は実用上好
ましくないレベルである。
また網点中の黒ピンも同様に評価し、網点中に全く黒
ピンの発生していないものを最高ランク「5」とし、網
点中に発生する黒ピンの発生度に応じてランク「4」、
「3」、「2」、「1」とそのランクを順次下げて評価
するものとした。なお、ランク「1」及び「2」では黒
ピンも大きく実用上好ましくないレベルである。
また得られた試料をコニカデジタル濃度計PDP−65で
測定し、試料No1の濃度3.0における感度を100として相
対感度で示し、さらに濃度0.3と3.0との正接をもってガ
ンマを表示した。
現像液処方 エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩 1g 亜硫酸ナトリウム 60g ハイドロキノン 35g 5−アミノ−1−ペンタノール 50g 臭化カリウム 2.5g 5−メチルベンゾトリアゾール 0.3g 1−フェニル−3−ピラゾロドン 0.2g 水を加えて1とし、水酸化ナトリウムにてpHを11.5
に調整する。
定着液処方 (組成A) チオ硫酸アンモニウム(72.5%w/v水溶液) 240ml 亜硫酸ナトリウム 17g 酢酸ナトリウム・3水塩 6.5g 硼酸 6g クエン酸ナトリウム・2水塩 2g (組成B) 純水(イオン交換水) 17ml 硫酸(50%w/wの水溶液) 4.7g 硫酸アルミニウム (Al2O3換算含量が8.1%w/wの水溶液) 26.5g 定着液の使用時に水500ml中に上記組成A、組成Bの
順に溶かし、1に仕上げて用いた。この定着液のpHは
酢酸で4.3に調整した。
(現像処理条件) (工 程) (温 度) (時 間) 現 像 40℃ 15秒 定 着 35℃ 15秒 水 洗 30℃ 10秒 乾 燥 50℃ 10秒 なお、処方(1)におけるハロゲン化銀乳剤層に添加
した比較化合物としては以下の(a)〜(d)の化合物
を使用した。
上記実施例の結果を表1に示した。
表1から明らかなように本発明に係る試料No10〜18は
比較に対して感度高く、硬調でかつ網点品質と黒ポツが
良いことがわかる。
実施例2 ハロゲン化銀乳剤を下記乳剤Bにすることと下記処方
の現像液で処理する以外はすべて実施例1と同様に行っ
た。結果を表2に示す。
(ハロゲン化銀乳剤Bの調製) 同時混合法により、沃臭化銀乳剤(銀1モル当たり沃
化銀0.5モル%)を調製した。この混合時にK2IrCl6を銀
1モル当たり6×10-7モル添加した。得られた乳剤は、
平均粒径は0.20μmの立方体粒子からなる乳剤であっ
た。この乳剤を常法に従って水洗、脱塩後、硫黄増感を
62℃で90分間施し、沃化カリウム水溶液によって40℃に
おけるpAgを7.90に調整した。
現像液処方 ハイドロキノン 22.5g メトール 0.25g エチレンジアミン四酢酸 1.0g 亜硫酸ナトリウム 75.0g 水酸化ナトリウム 7.9g リン酸三ナトリウム(12水塩) 75.0g 5−メチルベンゾトリアゾール 0.25g N、N−ジエチルエタノールアミン 12.5ml 水を加えて1に仕上げ、pHを11.6に調整した。上記
実施例の結果を表2に示した。
表2の結果から明らかなように、本発明に係る試料NO
28〜36は実施例1と同様に、比較に対して感度高く、硬
調でかつ網点品質と黒ピンが良いことがわかる。
〔発明の効果〕
本発明により、迅速処理によっても、硬調で網点品質
に優れ、カブリが少なく、しかも高感度なハロゲン化銀
写真感光材料を提供することができた。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−34538(JP,A) 特開 昭63−15237(JP,A) 特開 昭62−180361(JP,A) 特開 平1−147536(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03C 1/06 G03C 1/33

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体上に下記一般式[1]、[2]又は
    [3]で表される化合物を含有する層を有し、下記一般
    式[4]で表される化合物を含有することを特徴とする
    ハロゲン化銀写真感光材料。 一般式[1] (式中、R1及びR2はアリール基またはヘテロ環基を表
    し、Rは有機結合基を表し、nは0〜6、mは0または
    1を表し、nが2以上のときは、各Rは同じであって
    も、異なっていてもよい。) 一般式[2] (式中、R21は脂肪族基、芳香族基またはヘテロ環基
    を、R22は水素原子、置換してもよいアルコキシ基、ヘ
    テロ環オキシ基、アミノ基、もしくはアリールオキシ基
    を表し、P1及びP2は水素原子、アシル基、またはスルフ
    ィン酸基を表す。) 一般式[3] (式中、Arは耐拡散基またはハロゲン化銀吸着促進基を
    少なくとも1つ含むアリール基を表し、R31は置換アル
    キル基を表す。) 一般式[4] 〔式中、R41、R42、R43、R44、R45、R46は、水素原子、
    ハロゲン原子、炭素数1〜23のアルキル基、炭素数1〜
    23のアルコキシ基、カルボキシル基、カルボキシルアル
    キルエステル基、ヒドロキシアルキル基、ヒドロキシア
    ルコキシアルキル基、スルホ基、アミドアルキル基、ア
    ミドフェニル基、イミドアルキル基、ニトリル基を表
    す。〕
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