JP2789900B2 - 状態履歴記憶装置 - Google Patents

状態履歴記憶装置

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JP2789900B2
JP2789900B2 JP3332738A JP33273891A JP2789900B2 JP 2789900 B2 JP2789900 B2 JP 2789900B2 JP 3332738 A JP3332738 A JP 3332738A JP 33273891 A JP33273891 A JP 33273891A JP 2789900 B2 JP2789900 B2 JP 2789900B2
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    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
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    • G06F11/34Recording or statistical evaluation of computer activity, e.g. of down time, of input/output operation ; Recording or statistical evaluation of user activity, e.g. usability assessment
    • G06F11/3466Performance evaluation by tracing or monitoring
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    • GPHYSICS
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    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は状態履歴記憶装置(以下
トレーサメモリという)に関し、特にトレーサメモリの
停止条件が成立する以前のトレースデータの採取方式に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のトレーサメモリを図3を参照して
説明する。トレーサメモリがラン状態の場合、演算回路
33とレジスタ34で構成されるアドレスカウンタによ
って、RAM31のアドレス43がカウントアップされ
る。一方書込データ40がレジスタ30を介してRAM
31へ入力される。またライトパルス48は停止条件が
成立していないため、RAM31へ入力される。したが
ってRAM31へデータ40がクロック毎に書込まれ
る。
【0003】次にエラー等の発生により、停止信号51
が停止条件回路35に入力されると、停止条件が成立
し、アドレスのカウントアップが抑止されるとともに、
RAM31へのライトパルス47が抑止される。この停
止状態で、アドレス42を演算回路33に入力すること
により、RAM31からレジスタ32を介してデータ5
0が読出される。アドレス42を0からカウントアップ
していくと、停止条件成立時点から逆上って前のデータ
が順次読出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来のトレーサメ
モリでは、停止条件成立時点から得られるトレースデー
タの履歴は、RAMの記憶容量が限られるため、数μs
前迄が限度であった。停止条件成立時点より数十から数
百μs以前のトレースデータを採取できないという問題
点があった。
【0005】本発明の目的はRAMの記憶容量を増加さ
せることなく停止条件成立時点から得られるトレースデ
ータの履歴を数十から数百μs以前のトレースデータを
採取することができるトレーサメモリを提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のトレーサメモリ
は、記憶装置がトレース動作を開始する最初のリクエス
ト信号を受信してカウンタの動作をホールドするレジス
タと、該レジスタの出力信号を入力し、記憶装置内にエ
ラーがなければ、クロック毎にカウントアップし、エラ
ーがあればカウントアップを抑止するカウンタと、該カ
ウンタの出力値を、最初はクロック毎にセットし、記憶
装置内でエラーが発生した後は、リクエストを受信して
から前記エラーになるまでの前記カウンタのカウンタ値
をセットするAレジスタと、シフトイン動作等によって
履歴を残す時間のカウント値を任意に設定できるXレジ
スタと、前記AレジスタとXレジスタの出力値を入力し
て減算するA減算回路と、該A減算回路の出力値と、前
述のカウンタの出力値とを比較する比較回路と、該比較
回路の出力を入力して前記トレーサメモリの停止条件を
設定する停止条件設定回路と、該停止条件設定回路の出
力により前記トレーサメモリのアドレスのカウントアッ
プを抑止し、前記アドレスを最初からカウントアップし
て前記トレーサメモリからデータを読み出す記憶履歴読
み出し手段と、を備えている。
【0007】更に本発明のトレーサメモリにおいては、
Aレジスタとカウンタの出力値を入力し減算するE減算
回路と、該回路の出力信号をセットするEレジスタを設
け、またEレジスタの出力値がプラスか0かマイナスか
を判定する判定回路を設けることができる。
【0008】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例のブロック図であり、図2
は本発明の他の実施例のブロック図の一部である。
【0009】記憶装置内のエラーが発生して停止条件が
成立した時より、数十から数百μs以前のトレースデー
タを採取する方法は次の通りである。記憶装置が動作を
開始する最初のリクエストを受信してから、エラーが発
生し、停止条件が成立する迄の時間をAレジスタにセッ
トしておく。次に停止条件成立時より、以前に必要なト
レースデータ迄の時間をXレジスタにセットする。そし
て再度、記憶装置を最初から動作を開始させると、停止
条件成立時より数十から数百μs以前のトレースデータ
を採取して、トレーサメモリが停止することになる。以
下具体的に説明する。
【0010】記憶装置内のリクエスト10が入力され、
論理“1”にレジスタ1がホールドされる。そのためカ
ウンタ2がクロック毎にカウントアップされ、Aレジス
タ4にカウント数がセットされる。このとき、記憶装置
内でエラーが発生すると、エラー12が論理“0”とな
りクロック13がカウンタ2に供給されないため、カウ
ントアップが抑止される。したがって、Aレジスタ4に
リクエスト10を受信してからエラーになる迄の時間
(カウント数A)がセットされる。
【0011】次にシフトイン動作によってカウント数X
をXレジスタ5にセットする。この状態で再度記憶装置
の動作を最初から開始すると、カウンタ2が“0”から
カウントアップされる。このとき、任意に設定できるホ
ールド信号21が論理“0”であると、Aレジスタの値
がカウント数Aの状態が保持され、カウンタ2の値がセ
ットされることはない。よって、A減算回路7の出力値
19は、A−Xとなる。そして、カウンタ2の値15が
A−Xとなったとき、比較回路8の出力21は論理
“1”となる。信号21が図3のトレーサメモリの停止
条件回路35に、入力信号51と同様に入力されると、
トレーサメモリは停止する。このときのRAM31のト
レースデータは、記憶装置のエラーによる停止条件成立
時点より、カウント数X時点以前のものである。カウン
ト数Xを数十から数百μsに設定すれば、これ以前のト
レースデータを採取することができる。
【0012】さて、比較回路8で信号15と信号19が
一致した後も、エラー12が発生するまで、さらにカウ
ンタ2がカウントアップして、カウント数Aで停止す
る。しかし、記憶装置内のエラー発生条件が変った時、
カウント数Aで停止しない場合もあるし、またカウント
数Aに達しない場合、カウント数A−Xにも達しない場
合もありうる。そのためカウンタ2が停止したときのA
レジスタ4の値17とカウンタ2の値15をE減算回路
60に入力し、減算する。その減算した値63をEレジ
スタ61にセットし、さらに判定回路62に入力するこ
とにより、記憶装置内のエラー発生条件を判定すること
ができる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、記憶装置
内からリクエストを受信する時間を、基準にし、記憶装
置内のエラーが発生するまでのカウント数と、逆上って
トレースしたいデータ迄のカウント数を演算することに
より、RAMの記憶容量を全く増加させないで、停止条
件成立時点より、数十から数百μs以前のトレースデー
タを容易に採取することができる効果がある。特に、X
レジスタの設定値を変更する毎に再試行を行い、エラー
発生要因の個所を迅速に発見し、エラー分析を容易にす
るという効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図。
【図2】本発明の他の実施例のブロック図の一部。
【図3】従来のトレーサメモリのブロック図。
【符号の説明】
1、4、5、30、32、34、61 レジスタ 2 カウンタ 7、60 減算回路 8 比較回路 31 RAM 33 演算回路 35 停止条件回路 62 判定回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶装置内に内蔵され、記憶装置内の各
    種信号をトレースする状態履歴記憶装置(以下、トレー
    サメモリと略す)に於いて、 前記記憶装置がトレース動作を開始する最初のリクエス
    ト信号を受信してカウンタの動作をホールドするレジス
    タと、 該レジスタの出力信号を入力し、前記記憶装置内にエラ
    ーがなければ、クロック毎にカウントアップし、エラー
    があればカウントアップを抑止するカウンタと、 該カウンタの出力値を、最初はクロック毎にセットし、
    前記記憶装置内でエラーが発生した後は、前記リクエス
    トを受信してから前記エラーになるまでの前記カウンタ
    のカウンタ値をセットするAレジスタと、 シフトイン動作等によって履歴を残す時間のカウント値
    を任意に設定できるXレジスタと、 前記Aレジスタと前記Xレジスタの出力値を入力して減
    算するA減算回路と、 該A減算回路の出力値と、前述のカウンタの出力値とを
    比較する比較回路と、 該比較回路の出力を入力して前記トレーサメモリの停止
    条件を設定する停止条件設定回路と、 該停止条件設定回路の出力により前記トレーサメモリの
    アドレスのカウントアップを抑止し、前記アドレスを最
    初からカウントアップして前記トレーサメモリからデー
    タを読み出す記憶履歴読み出し手段と 前記Aレジスタと前記カウンタの出力値を入力し減算す
    るE減算回路と、 該E減算回路の出力信号をセットするEレジスタと、 該Eレジスタの出力値がプラスか、0か、マイナスかを
    判定する判定回路とを備えることを特徴とする状態履歴
    記憶装置。
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