JP2789746B2 - 3値論理回路 - Google Patents
3値論理回路Info
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- JP2789746B2 JP2789746B2 JP1333540A JP33354089A JP2789746B2 JP 2789746 B2 JP2789746 B2 JP 2789746B2 JP 1333540 A JP1333540 A JP 1333540A JP 33354089 A JP33354089 A JP 33354089A JP 2789746 B2 JP2789746 B2 JP 2789746B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は3値論理回路に関する。
[従来の技術] 第3図は3値論理回路の従来例の回路図である。
この3値論理回路は、互いに直列に接続された抵抗R1
1,R12と、互いに直列に接続された抵抗R13,R14,R15と、
定電流源IOと、トランジスタQ6,Q7,Q8,Q12で構成される
第1の差動増幅回路と、トランジスタQ5,Q9,Q10,Q11,ダ
イオードD4,D5で構成される第2の差動増幅回路とから
なり、トランジスタQ11とQ12のベースには各々基準電圧
が供給され、トランジスタQ5とQ6に共通して与えられる
外部電圧をコントロールすることにより、出力端子A、
B、Cに3値が出力される。トランジスタQ11のベース
hに与えられる電圧をVA、トランジスタQ12のベースg
に与えられる電圧をVBとすると、VA>VBである。
1,R12と、互いに直列に接続された抵抗R13,R14,R15と、
定電流源IOと、トランジスタQ6,Q7,Q8,Q12で構成される
第1の差動増幅回路と、トランジスタQ5,Q9,Q10,Q11,ダ
イオードD4,D5で構成される第2の差動増幅回路とから
なり、トランジスタQ11とQ12のベースには各々基準電圧
が供給され、トランジスタQ5とQ6に共通して与えられる
外部電圧をコントロールすることにより、出力端子A、
B、Cに3値が出力される。トランジスタQ11のベース
hに与えられる電圧をVA、トランジスタQ12のベースg
に与えられる電圧をVBとすると、VA>VBである。
トランジスタQ5とトランジスタQ6のベースaに加えら
れる外部コントロール電圧をVIとすると、 (1)V1<VB(<VA)のとき Q9のベース電位(=VI+VBEQ5+VD4)< Q10のベース電位(=VBEQ11+VD5+VA) VBEQ5≒VD4≒VBEQ11≒VD5 Q7のベース電位(=VI+VBEQ6)< Q8のベース電位(=VB+BBEQ12) VBEQ6≒VBEQ12 であり、トランジスタQ7のコレクタCへ電流IOが出力さ
れる。ここで、VBEQ5,VBEQ11,VBEQ6,VBEQ12はそれぞれ
トランジスタQ5,Q11,Q6,Q12のベース・エミッタ間電圧
である。
れる外部コントロール電圧をVIとすると、 (1)V1<VB(<VA)のとき Q9のベース電位(=VI+VBEQ5+VD4)< Q10のベース電位(=VBEQ11+VD5+VA) VBEQ5≒VD4≒VBEQ11≒VD5 Q7のベース電位(=VI+VBEQ6)< Q8のベース電位(=VB+BBEQ12) VBEQ6≒VBEQ12 であり、トランジスタQ7のコレクタCへ電流IOが出力さ
れる。ここで、VBEQ5,VBEQ11,VBEQ6,VBEQ12はそれぞれ
トランジスタQ5,Q11,Q6,Q12のベース・エミッタ間電圧
である。
(2)VB<VI<VAのとき Q9のベース電位<Q10のベース電位 Q7のベース電位>Q8のベース電位 となり、トランジスタQ8のコレクタへ電流IOが出力され
る。a点への外部電圧印加をやめ(オープンとし)、抵
抗R11とR12で決定されるa点の電位VIが VB<VI<VA となるよう抵抗R11,R12の抵抗値を設定しておけば、a
点オープンでも同様な結果となる。
る。a点への外部電圧印加をやめ(オープンとし)、抵
抗R11とR12で決定されるa点の電位VIが VB<VI<VA となるよう抵抗R11,R12の抵抗値を設定しておけば、a
点オープンでも同様な結果となる。
(3)VA<VIのとき Q9のベース電位>Q10のベース電位 となり、トランジスタQ10のコレクタへ電流IOが出力さ
れる。差動増幅回路をトランジスタQ6,Q7,Q8,Q12のダー
リントン構成としたのは、コレクタへの出力電流はCBシ
ョートトランジスタに接続されそのエミッタが抵抗に接
続されたカレントミラーの入力部として用いられるのが
顕著であり、その時のDCレベルを最適に設定するためで
ある。
れる。差動増幅回路をトランジスタQ6,Q7,Q8,Q12のダー
リントン構成としたのは、コレクタへの出力電流はCBシ
ョートトランジスタに接続されそのエミッタが抵抗に接
続されたカレントミラーの入力部として用いられるのが
顕著であり、その時のDCレベルを最適に設定するためで
ある。
[発明が解決しようとする課題] 上述した従来の3値論理回路は、 定電流源 1個 トランジスタ 8個 ダイオード 2個 抵抗 5個 で構成され、定電流源を除いても15素子が必要となる。
近年、電気製品における機能の増大はめざましいもの
があり、これに伴いスイッチとして用いられる論理回路
の集積回路へのとり込みも増大しており、従来例の論理
回路を用いると集積回路のペレットサイズの増大につな
がる。
があり、これに伴いスイッチとして用いられる論理回路
の集積回路へのとり込みも増大しており、従来例の論理
回路を用いると集積回路のペレットサイズの増大につな
がる。
本発明の目的は、素子数が従来よりも少ない3値論理
回路を提供することである。
回路を提供することである。
[課題を解決するための手段] 本発明3値論理回路は、 第1、第2の基準電圧端子と、 印加する電圧が外部から変えられる第1の可変電圧端
子と、 第1の可変電圧端子の印加電圧に応じて電圧が変化す
る第2の可変電圧端子と、 第1、第2、第3の出力端子と、 定電流源と、 ベースが第1の基準電圧端子に、コレクタが第1の出
力端子にそれぞれ接続された第1のトランジスタと、ベ
ースが第1の可変電圧端子に、コレクタが第2の出力端
子に、エミッタが第1のトランジスタのエミッタにそれ
ぞれ接続された第2のトランジスタとからなる第1の差
動増幅回路と、 ベースが第2の基準電圧端子に、コレクタが第1およ
び第2のトランジスタのエミッタに、エミッタが定電流
源にそれぞれ接続された第3のトランジスタと、ベース
が第2の可変電圧端子に、コレクタが第3の出力端子
に、エミッタが第3のトランジスタのエミッタおよび定
電流源にそれぞれ接続された第4のトランジスタとから
なる第2の差動増幅回路とを有する。
子と、 第1の可変電圧端子の印加電圧に応じて電圧が変化す
る第2の可変電圧端子と、 第1、第2、第3の出力端子と、 定電流源と、 ベースが第1の基準電圧端子に、コレクタが第1の出
力端子にそれぞれ接続された第1のトランジスタと、ベ
ースが第1の可変電圧端子に、コレクタが第2の出力端
子に、エミッタが第1のトランジスタのエミッタにそれ
ぞれ接続された第2のトランジスタとからなる第1の差
動増幅回路と、 ベースが第2の基準電圧端子に、コレクタが第1およ
び第2のトランジスタのエミッタに、エミッタが定電流
源にそれぞれ接続された第3のトランジスタと、ベース
が第2の可変電圧端子に、コレクタが第3の出力端子
に、エミッタが第3のトランジスタのエミッタおよび定
電流源にそれぞれ接続された第4のトランジスタとから
なる第2の差動増幅回路とを有する。
[作用] 第1の可変電圧端子の印加電圧を変えることにより、
第2の可変電圧端子の電圧も変化し、最小の場合、トラ
ンジスタ4個、抵抗6個の10素子にて(定電流源は除
く)3値論理回路が構成できる。
第2の可変電圧端子の電圧も変化し、最小の場合、トラ
ンジスタ4個、抵抗6個の10素子にて(定電流源は除
く)3値論理回路が構成できる。
[実施例] 次に、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
る。
第1図は本発明の第1の実施例の3値論理回路の回路
図である。
図である。
本実施例の3値論理回路は、e点(電源)とf点(接
地)の間に直列に接続された抵抗R1,R2,R3およびR4,R5,
R6と、定電流源IOと、エミッタ同志が接続され、ベース
がそれぞれc点、a点に接続され、差動増幅回路を構成
するトランジスタQ1およびQ2と、コレクタがトランジス
タQ1,Q2のエミッタ、ベースがd点、コレクタが定電流
源IOにそれぞれ持続されたトランジスタQ3,ベースがb
点、エミッタがトランジスタQ3のエミッタおよび定電流
源IOに接続され、トランジスタQ3とともに差動増幅回路
を構成するトランジスタQ4で構成されている。
地)の間に直列に接続された抵抗R1,R2,R3およびR4,R5,
R6と、定電流源IOと、エミッタ同志が接続され、ベース
がそれぞれc点、a点に接続され、差動増幅回路を構成
するトランジスタQ1およびQ2と、コレクタがトランジス
タQ1,Q2のエミッタ、ベースがd点、コレクタが定電流
源IOにそれぞれ持続されたトランジスタQ3,ベースがb
点、エミッタがトランジスタQ3のエミッタおよび定電流
源IOに接続され、トランジスタQ3とともに差動増幅回路
を構成するトランジスタQ4で構成されている。
トランジスタQ1およびQ3には抵抗R1,R2,R3の抵抗値に
よって決まる基準電圧が印加され、トランジスタQ2のベ
ースは印加する電圧が外部から可変できる端子aに接続
されており、a点の電圧を変えることにより、それに連
動してトランジスタQ4のベース電圧も変化する。ここ
で、e点を5V,R1=16kΩ,R2=9kΩ,R3=25kΩ,R4=10k
Ω,R5=12.5kΩ,R6=17.5kΩ とすると、c点、d点の電位Vc,Vdはそれぞれ Vc={R3/(R1+R2+R3)}×5V=2.5V Vd={(R2+R3)/(R1+R2+R3)}×5V=3.4V となる。
よって決まる基準電圧が印加され、トランジスタQ2のベ
ースは印加する電圧が外部から可変できる端子aに接続
されており、a点の電圧を変えることにより、それに連
動してトランジスタQ4のベース電圧も変化する。ここ
で、e点を5V,R1=16kΩ,R2=9kΩ,R3=25kΩ,R4=10k
Ω,R5=12.5kΩ,R6=17.5kΩ とすると、c点、d点の電位Vc,Vdはそれぞれ Vc={R3/(R1+R2+R3)}×5V=2.5V Vd={(R2+R3)/(R1+R2+R3)}×5V=3.4V となる。
(1)a点GND時、a点、b点の電位Va,Vbは Va=OV Vb={(R5/(R4+R5)}×5V=2.78V で、Va<Vc<Vb<Vd となり、トランジスタQ4のコレクタCへ電流IOが出力さ
れる。
れる。
(2)a点オープン時、a点、b点の電位Va,Vbは Va={(R6/(R4+R5+R6)}×5V=2.19V Vb={(R5+R6)/(R4+R5+R6)}×5V=3.75V で、Va<Vc<Vd<Vb となり、トランジスタQ2のコレクタBへ電流IOが出力さ
れる。
れる。
(3)a点の電位Va=5V時 Va=Vb=5V Vc<Vd<Va<Vb となり、トランジスタQ1のコレクタAへ電流IOが出力さ
れる。
れる。
本実施例の3値論理回路は、定電流源1個、トランジ
スタ4個、抵抗6個にて構成され、従来に比べ素子が大
幅に減っている。
スタ4個、抵抗6個にて構成され、従来に比べ素子が大
幅に減っている。
第2図は本発明の第2の実施例の3値論理回路の回路
図である。
図である。
本実施例では、第1の実施例の抵抗R2の代りにダイオ
ードD1が、また抵抗R5の代りにダイオードD2とD3が用い
られている。
ードD1が、また抵抗R5の代りにダイオードD2とD3が用い
られている。
R1=18kΩ,R3=25kΩ,R4=14.5kΩ,R6=21.5kΩとす
れば、第1図の回路とほぼ同等の特性が得られる。
れば、第1図の回路とほぼ同等の特性が得られる。
本実施例はトランジスタ7個、抵抗4個と1素子増加
と考えられるが、集積回路ではマクティブ素子(トラン
ジスタ)が受動素子(抵抗)より高密度化できることを
考えると優位になる。抵抗値は、消費電流の増大が考え
られるため、値そのものを小さくするのは不適当で、本
実施例での値が妥当と考える。いずれにせよ、従来例に
比べ大幅に素子が削減されている。
と考えられるが、集積回路ではマクティブ素子(トラン
ジスタ)が受動素子(抵抗)より高密度化できることを
考えると優位になる。抵抗値は、消費電流の増大が考え
られるため、値そのものを小さくするのは不適当で、本
実施例での値が妥当と考える。いずれにせよ、従来例に
比べ大幅に素子が削減されている。
[発明の効果] 以上説明したように本発明は、外部可変電圧端子の印
加電圧を変えることにより、それに接続された他の可変
電圧端子の電圧も変化する回路構成をもつことにより、
3値論理回路として大幅な素子数の削減を行なうことが
できる効果がある。
加電圧を変えることにより、それに接続された他の可変
電圧端子の電圧も変化する回路構成をもつことにより、
3値論理回路として大幅な素子数の削減を行なうことが
できる効果がある。
第1図は本発明の第1の実施例の3値論理回路の回路
図、第2図は本発明の第2の実施例の3値論理回路の回
路図、第3図は3値論理回路の従来例の回路図である。 a〜g……端子 A〜C……出力 Q1〜Q12……トランジスタ D1〜D5……ダイオード R1〜R6,R11〜R15……抵抗
図、第2図は本発明の第2の実施例の3値論理回路の回
路図、第3図は3値論理回路の従来例の回路図である。 a〜g……端子 A〜C……出力 Q1〜Q12……トランジスタ D1〜D5……ダイオード R1〜R6,R11〜R15……抵抗
Claims (1)
- 【請求項1】第1、第2の基準電圧端子と、 印加する電圧が外部から変えられる第1の可変電圧端子
と、 第1の可変電圧端子の印加電圧に応じて電圧が変化する
第2の可変電圧端子と、 第1、第2、第3の出力端子と、 定電流源と、 ベースが第1の基準電圧端子に、コレクタが第1の出力
端子にそれぞれ接続された第1のトランジスタと、ベー
スが第1の可変電圧端子に、コレクタが第2の出力端子
に、エミッタが第1のトランジスタのエミッタにそれぞ
れ接続された第2のトランジスタとからなる第1の差動
増幅回路と、 ベースが第2の基準電圧端子に、コレクタが第1および
第2のトランジスタのエミッタに、エミッタが定電流源
にそれぞれ接続された第3のトランジスタと、ベースが
第2の可変電圧端子に、コレクタが第3の出力端子に、
エミッタが第3のトランジスタのエミッタおよび定電流
源にそれぞれ接続された第4のトランジスタとからなる
第2の差動増幅回路とを有する3値論理回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1333540A JP2789746B2 (ja) | 1989-12-22 | 1989-12-22 | 3値論理回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1333540A JP2789746B2 (ja) | 1989-12-22 | 1989-12-22 | 3値論理回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03192922A JPH03192922A (ja) | 1991-08-22 |
JP2789746B2 true JP2789746B2 (ja) | 1998-08-20 |
Family
ID=18267191
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1333540A Expired - Lifetime JP2789746B2 (ja) | 1989-12-22 | 1989-12-22 | 3値論理回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2789746B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8269661B2 (en) * | 2010-10-14 | 2012-09-18 | Texas Instruments Incorporated | Pipelined ADC having a three-level DAC elements |
-
1989
- 1989-12-22 JP JP1333540A patent/JP2789746B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03192922A (ja) | 1991-08-22 |
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