JP2781637B2 - クレーンにおけるジブ支持ロッドの取付装置 - Google Patents
クレーンにおけるジブ支持ロッドの取付装置Info
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- B66C23/00—Cranes comprising essentially a beam, boom, or triangular structure acting as a cantilever and mounted for translatory of swinging movements in vertical or horizontal planes or a combination of such movements, e.g. jib-cranes, derricks, tower cranes
- B66C23/18—Cranes comprising essentially a beam, boom, or triangular structure acting as a cantilever and mounted for translatory of swinging movements in vertical or horizontal planes or a combination of such movements, e.g. jib-cranes, derricks, tower cranes specially adapted for use in particular purposes
- B66C23/36—Cranes comprising essentially a beam, boom, or triangular structure acting as a cantilever and mounted for translatory of swinging movements in vertical or horizontal planes or a combination of such movements, e.g. jib-cranes, derricks, tower cranes specially adapted for use in particular purposes mounted on road or rail vehicles; Manually-movable jib-cranes for use in workshops; Floating cranes
- B66C23/42—Cranes comprising essentially a beam, boom, or triangular structure acting as a cantilever and mounted for translatory of swinging movements in vertical or horizontal planes or a combination of such movements, e.g. jib-cranes, derricks, tower cranes specially adapted for use in particular purposes mounted on road or rail vehicles; Manually-movable jib-cranes for use in workshops; Floating cranes with jibs of adjustable configuration, e.g. foldable
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- B66C23/62—Constructional features or details
- B66C23/64—Jibs
- B66C23/70—Jibs constructed of sections adapted to be assembled to form jibs or various lengths
- B66C23/701—Jibs constructed of sections adapted to be assembled to form jibs or various lengths telescopic
- B66C23/702—Jibs constructed of sections adapted to be assembled to form jibs or various lengths telescopic with a jib extension boom
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はジブを張出し状態で支持するジブ支持ロッド
（所謂サスペンションロッド）の基端部を、ジブ張出し
と格納とに応じてブーム先端部とジブ基端部との間で付
け替えるためのジブ支持ロッドの取付装置に関するもの
である。
（所謂サスペンションロッド）の基端部を、ジブ張出し
と格納とに応じてブーム先端部とジブ基端部との間で付
け替えるためのジブ支持ロッドの取付装置に関するもの
である。
第7,8図において、１はクレーンの上部旋回体、２は
この上部旋回体１に起伏自在に設けられたブーム、３は
ジブ（圧縮柱式ジブ）である。
この上部旋回体１に起伏自在に設けられたブーム、３は
ジブ（圧縮柱式ジブ）である。
このジブ３は、不使用時には第７図仮想線イで示すよ
うにブーム下面に所謂下抱き状態で格納され、高揚程作
業時に次のようにしてブーム先端に張出される。
うにブーム下面に所謂下抱き状態で格納され、高揚程作
業時に次のようにしてブーム先端に張出される。
（Ｉ）ジブ基端部の左右両側に設けられたジブフット3a
を、ブームヘッド2aの左右両側に設けられたポイントピ
ン４に係合連結するとともに、補フック５をジブ先端部
に係止させた状態で、ブーム２を起立させながら補巻ロ
ープ６を巻上げる。これにより、ジブ３を第７図仮想線
ロで示すように上記係合連結点を支点として前上方に回
動させる。
を、ブームヘッド2aの左右両側に設けられたポイントピ
ン４に係合連結するとともに、補フック５をジブ先端部
に係止させた状態で、ブーム２を起立させながら補巻ロ
ープ６を巻上げる。これにより、ジブ３を第７図仮想線
ロで示すように上記係合連結点を支点として前上方に回
動させる。
（II）ブーム２をほぼ水平に倒し、ジブ３を補フック５
および補巻ロープ６で支持した状態で、左右一対のジブ
支持ロッド7,7を第7,8図実線で示すようにブームヘッド
2aとジブ先端部との間に掛け渡してジブ３を張出し位置
で支持した後、補巻ロープ６をゆるめる。
および補巻ロープ６で支持した状態で、左右一対のジブ
支持ロッド7,7を第7,8図実線で示すようにブームヘッド
2aとジブ先端部との間に掛け渡してジブ３を張出し位置
で支持した後、補巻ロープ６をゆるめる。
ジブ支持ロッド７は、ジブ格納時には、第7,8図の仮
想線で示すように先端部がジブ先端部に、基端部がジブ
基端部にそれぞれピン着されてジブ３に格納される。
想線で示すように先端部がジブ先端部に、基端部がジブ
基端部にそれぞれピン着されてジブ３に格納される。
そしてジブ張出し時には、同ロッド７は両図実線で示
すように基端部がジブ基端部から取外され、ジブ先端部
に対する先端側取付点を支点に上方に持ち上げられて基
端部がブームヘッド2aの頂部に止め付けられる。
すように基端部がジブ基端部から取外され、ジブ先端部
に対する先端側取付点を支点に上方に持ち上げられて基
端部がブームヘッド2aの頂部に止め付けられる。
〔発明が解決しようとする課題〕 ところが、従来、このようなジブ張出し時と格納時と
に応じたジブ支持ロッド７の位置変更作業、すなわち、 a.ロッド基端部をジブ基端部とブームヘッド2aの一方か
ら取外し、 b.一本で20kg程度の重いロッド７を上げ下しして、その
基端部を他方にピン連結する 作業を、両図実線で示すジブ張出し状態でしか行なう
ことができなかった。
に応じたジブ支持ロッド７の位置変更作業、すなわち、 a.ロッド基端部をジブ基端部とブームヘッド2aの一方か
ら取外し、 b.一本で20kg程度の重いロッド７を上げ下しして、その
基端部を他方にピン連結する 作業を、両図実線で示すジブ張出し状態でしか行なう
ことができなかった。
従って、第７図に示すように脚立Ａを用い、あるいは
ジブ３上に乗っての足場の悪い高所作業となるため、作
業者の労力負担が大きいとともに、危険であった。
ジブ３上に乗っての足場の悪い高所作業となるため、作
業者の労力負担が大きいとともに、危険であった。
そこで本発明は、上記のようなジブ支持ロッドの位置
変更作業を安全にかつ少ない労力で行なうことができる
クレーンにおけるジブ支持ロッドの取付装置を提供する
ものである。
変更作業を安全にかつ少ない労力で行なうことができる
クレーンにおけるジブ支持ロッドの取付装置を提供する
ものである。
ブームに対して張出し、格納されるジブと、このジブ
とブームとの間に懸架されてジブを張出し状態で支持す
るジブ支持ロッドとを具備するクレーンにおいて、上記
ジブ支持ロッドが、ジブに対する先端側取付点を支点と
して、基端部がジブ基端部に取付け可能となる格納位置
と、基端部がブーム先端部に取付け可能となるジブ支持
位置との間で回動可能に構成され、このジブ支持ロッド
が上記ジブ支持位置にセットされた状態で同ロッドとジ
ブとの間に懸架されてジブ支持ロッドをジブ支持位置に
保持するロッド保持手段を具備してなるものである。
とブームとの間に懸架されてジブを張出し状態で支持す
るジブ支持ロッドとを具備するクレーンにおいて、上記
ジブ支持ロッドが、ジブに対する先端側取付点を支点と
して、基端部がジブ基端部に取付け可能となる格納位置
と、基端部がブーム先端部に取付け可能となるジブ支持
位置との間で回動可能に構成され、このジブ支持ロッド
が上記ジブ支持位置にセットされた状態で同ロッドとジ
ブとの間に懸架されてジブ支持ロッドをジブ支持位置に
保持するロッド保持手段を具備してなるものである。
また、請求項２の発明は、請求項１の構成において、
ロッド保持手段が、リンクと、ジブおよびジブ支持ロッ
ドに設けられたブラケットと、リンクの両端をこれらブ
ラケットに取付けるピンとから成るものである。
ロッド保持手段が、リンクと、ジブおよびジブ支持ロッ
ドに設けられたブラケットと、リンクの両端をこれらブ
ラケットに取付けるピンとから成るものである。
一方、請求項３の発明は、上記請求項２の構成を前提
として、ジブ側またはジブ支持ロッド側のブラケットに
前後方向の長孔が設けられ、リンクの一端がこの長孔を
介してブラケットにピン連結されることにより、リンク
が、ジブ支持ロッドのジブ支持位置と格納位置との間で
の回動に応じて起伏作動しうるように構成されたもので
ある。
として、ジブ側またはジブ支持ロッド側のブラケットに
前後方向の長孔が設けられ、リンクの一端がこの長孔を
介してブラケットにピン連結されることにより、リンク
が、ジブ支持ロッドのジブ支持位置と格納位置との間で
の回動に応じて起伏作動しうるように構成されたもので
ある。
さらに、請求項４の発明は、請求項２の構成を前提と
して、二本のリンク体が互いの一端部でピン連結される
ことにより、ジブ支持ロッドの格納位置とジブ支持位置
との間での回動に応じて屈伸可能なリンクが形成され、
かつ、ジブ支持ロッドのジブ支持位置においてこのリン
クを伸長状態に保持する手段が設けられるものである。
して、二本のリンク体が互いの一端部でピン連結される
ことにより、ジブ支持ロッドの格納位置とジブ支持位置
との間での回動に応じて屈伸可能なリンクが形成され、
かつ、ジブ支持ロッドのジブ支持位置においてこのリン
クを伸長状態に保持する手段が設けられるものである。
また、請求項５の発明は、請求項４の構成において、
リンクを伸長状態に保持する手段として、このリンクの
屈伸支点とジブとの間に、リンクを伸長方向に付勢する
ガススプリングが設けられてなるものである。
リンクを伸長状態に保持する手段として、このリンクの
屈伸支点とジブとの間に、リンクを伸長方向に付勢する
ガススプリングが設けられてなるものである。
一方、請求項６の発明は．請求項１の構成において、
ジブとジブ支持ロッドとの間にガススプリングが設けら
れてロッド保持手段が構成されたものである。
ジブとジブ支持ロッドとの間にガススプリングが設けら
れてロッド保持手段が構成されたものである。
上記請求項１〜６の構成によると、たとえばジブ張出
し作業時において、ジブ支持ロッドをロッド保持手段に
よってジブ張出し前の地上から操作可能な段階（たとえ
ばジブ格納状態）で予めジブ支持位置にセットしておく
ことができるため、最も労力を要しかつ危険を伴うロッ
ドの上げ下しを地上から簡単に、そして安全に行なうこ
とができる。
し作業時において、ジブ支持ロッドをロッド保持手段に
よってジブ張出し前の地上から操作可能な段階（たとえ
ばジブ格納状態）で予めジブ支持位置にセットしておく
ことができるため、最も労力を要しかつ危険を伴うロッ
ドの上げ下しを地上から簡単に、そして安全に行なうこ
とができる。
しかも、請求項２の構成によると、ロッド保持手段が
リンクとブラケットとピンとから成る簡単な構成で、コ
ストが安くてすみ、取扱いが簡単となる。
リンクとブラケットとピンとから成る簡単な構成で、コ
ストが安くてすみ、取扱いが簡単となる。
また、請求項３および４の構成によると、リンクが常
時ジブとジブ支持ロッドとの間に懸架された状態となる
ため、取扱いが一層容易となる。
時ジブとジブ支持ロッドとの間に懸架された状態となる
ため、取扱いが一層容易となる。
さらに、リンクを伸長状態に保持する手段としてガス
スプリングが用いられた請求項５の構成によると、ガス
スプリングの力によってリンクを伸長させ、かつ、伸長
状態に保持する（ジブ支持ロッドをジブ支持位置にセッ
トする）ことができるため、労力がとくに少なくてす
む。
スプリングが用いられた請求項５の構成によると、ガス
スプリングの力によってリンクを伸長させ、かつ、伸長
状態に保持する（ジブ支持ロッドをジブ支持位置にセッ
トする）ことができるため、労力がとくに少なくてす
む。
さらに、請求項６の構成によると、ガススプリング自
体をロッド保持手段として用いるため、構成が一層簡単
となる。
体をロッド保持手段として用いるため、構成が一層簡単
となる。
本発明の実施例を第１図乃至第６図によって説明す
る。
る。
第１実施例（第１図および第２図参照） 従来技術との相違点のみを説明する。
ジブ支持ロッド７（片側のみ図示）の基端部に二股状
のロッド側ブラケット８が固着され、このブラケット８
が、ジブ格納時には第１図仮想線ハで示すように、ジブ
基端部におけるジブ格納状態での下面（張出し状態では
上面）に突設されたジブ側ブラケット９に、ジブ張出し
時には第1,2図実線で示すようにブームヘッド2aにそれ
ぞれピン10で取付けられるようになっている。
のロッド側ブラケット８が固着され、このブラケット８
が、ジブ格納時には第１図仮想線ハで示すように、ジブ
基端部におけるジブ格納状態での下面（張出し状態では
上面）に突設されたジブ側ブラケット９に、ジブ張出し
時には第1,2図実線で示すようにブームヘッド2aにそれ
ぞれピン10で取付けられるようになっている。
また、ジブ３の基端側部分におけるジブ格納状態での
下面に、ロッド保持手段を構成する左右各一本のリンク
11が設けられている。
下面に、ロッド保持手段を構成する左右各一本のリンク
11が設けられている。
このリンク11は、基端部がジブ側ブラケット９に左右
方向水平な支点側ピン12によって枢着され、この支点側
ピン12を中心として、ジブ３にほぼ水平状態で格納され
る不使用時の倒伏状態と、ジブ３に対してほぼ直角に起
き上がる使用時の起立状態とに回動可能となっている。
方向水平な支点側ピン12によって枢着され、この支点側
ピン12を中心として、ジブ３にほぼ水平状態で格納され
る不使用時の倒伏状態と、ジブ３に対してほぼ直角に起
き上がる使用時の起立状態とに回動可能となっている。
このリンク11の先端部は、リンク倒伏状態では、ジブ
３に設けられたリンク固定用ブラケット13に、起立状態
ではジブ支持ロッド７のロッド側ブラケット８にそれぞ
れ取付ピン14で止め付けられる。
３に設けられたリンク固定用ブラケット13に、起立状態
ではジブ支持ロッド７のロッド側ブラケット８にそれぞ
れ取付ピン14で止め付けられる。
次に、この装置によるジブ支持ロッド７の位置変更方
法を説明する。
法を説明する。
ジブを張出すときは、第1,2図仮想線で示すジブ格納
状態で、ジブ支持ロッド７のロッド側ブラケット８をジ
ブ側ブラケット９から取外し、同ロッド７をジブ先端側
取付点を支点として下向きに回動させる。同時にリンク
11を起立状態とし、このリンク11の先端部をロッド側ブ
ラケット８にピン14で止め付ける。
状態で、ジブ支持ロッド７のロッド側ブラケット８をジ
ブ側ブラケット９から取外し、同ロッド７をジブ先端側
取付点を支点として下向きに回動させる。同時にリンク
11を起立状態とし、このリンク11の先端部をロッド側ブ
ラケット８にピン14で止め付ける。
これにより、ジブ支持ロッド７を、第１図仮想線ニの
位置、すなわち、第１図実線で示すジブ張出し状態でロ
ッド側ブラケット８がブームヘッド2aに取付け可能とな
るジブ支持位置に予めセットしておく。
位置、すなわち、第１図実線で示すジブ張出し状態でロ
ッド側ブラケット８がブームヘッド2aに取付け可能とな
るジブ支持位置に予めセットしておく。
この場合、ロッド側およびジブ側両ブラケット8,9
は、地上から十分手の届く高さ位置にあるため、上記ロ
ッド側ブラケット８の取外し、ジブ支持ロッド７の下向
き回動、リンク11の取付けの各作業を地上から簡単に行
なうことができる。
は、地上から十分手の届く高さ位置にあるため、上記ロ
ッド側ブラケット８の取外し、ジブ支持ロッド７の下向
き回動、リンク11の取付けの各作業を地上から簡単に行
なうことができる。
また、全高が高くなる大形クレーンの場合でも、アウ
トリガ操作によって車体（ブーム２）を少し前下がりに
傾斜させることによって地上からの操作が十分可能とな
る。
トリガ操作によって車体（ブーム２）を少し前下がりに
傾斜させることによって地上からの操作が十分可能とな
る。
この後、ジブ３を第1,2図実線の位置まで張出すと、
ジブ支持ロッド７のロッド側ブラケット８が、その取付
予定位置であるブームヘッド2aの頂部に自然に臨むた
め、あとは同ブラケット８をブームヘッド2aにピン10で
止め付けるだけでよい。
ジブ支持ロッド７のロッド側ブラケット８が、その取付
予定位置であるブームヘッド2aの頂部に自然に臨むた
め、あとは同ブラケット８をブームヘッド2aにピン10で
止め付けるだけでよい。
従って、この装置によるときは、高所作業としては、
最も簡単な上記ピン着作業だけとなるため、ジブ張出し
に際してのジブ支持ロッドの位置変更作業を従来よりも
安全に、かつ、遥かに少ない労力で行なうことができ
る。
最も簡単な上記ピン着作業だけとなるため、ジブ張出し
に際してのジブ支持ロッドの位置変更作業を従来よりも
安全に、かつ、遥かに少ない労力で行なうことができ
る。
一方、ジブ格納時にも、上記張出し時と逆の手順、操
作でジブ支持ロッドの位置変更作業を行なうことができ
る。
作でジブ支持ロッドの位置変更作業を行なうことができ
る。
第２実施例（第３図参照） 以下の各実施例では第１実施例との相違点のみを説明
する。
する。
第２実施例では、ジブ支持ロッド７の基端部に、前後
に長い長孔15を有するロッド側ブラケット16が設けら
れ、リンク17の先端部がこの長孔15を介してブラケット
16にピン14で止め付けられている。
に長い長孔15を有するロッド側ブラケット16が設けら
れ、リンク17の先端部がこの長孔15を介してブラケット
16にピン14で止め付けられている。
こうして、リンク17が、ジブ支持ロッド７のジブ支持
位置と格納位置との間での回動に応じて、第３図実線と
仮想線で示すように起伏作動しうるように構成されてい
る。なお、リンク17を起立状態に安定させるために、長
孔15の基端側にピン14が嵌まり込む凹部15aが設けられ
ている。
位置と格納位置との間での回動に応じて、第３図実線と
仮想線で示すように起伏作動しうるように構成されてい
る。なお、リンク17を起立状態に安定させるために、長
孔15の基端側にピン14が嵌まり込む凹部15aが設けられ
ている。
この第２実施例によると、ジブ支持ロッド７の回動に
よってリンク17が自動的に起伏作動し、リンク先端部の
付け替え作業が不要となるため、ジブ支持ロッドの位置
変更作業がより簡単となる。
よってリンク17が自動的に起伏作動し、リンク先端部の
付け替え作業が不要となるため、ジブ支持ロッドの位置
変更作業がより簡単となる。
第３実施例（第４図参照） 第３実施例では、一対のリンク体18,19が互いの一端
部でピン20で連結されて屈伸（折畳み、展開）可能なリ
ンク21が構成され、このリンク21が、ジブ支持ロッド７
の格納位置とジブ支持位置との間での回動に応じて屈伸
作動しうるように構成されている。なお、リンク21は、
屈伸中心の近傍部でロックピン22によって伸長状態に保
持されるようになっている。
部でピン20で連結されて屈伸（折畳み、展開）可能なリ
ンク21が構成され、このリンク21が、ジブ支持ロッド７
の格納位置とジブ支持位置との間での回動に応じて屈伸
作動しうるように構成されている。なお、リンク21は、
屈伸中心の近傍部でロックピン22によって伸長状態に保
持されるようになっている。
第４実施例（第５図参照） 第４実施例では、第３実施例同様、リンク23が二本の
リンク体24,25と連結ピン26とによって屈伸可能に構成
され、このリンク23が、リンク屈伸支点とジブ３との間
に懸架されたガススプリング27によって伸長方向に付勢
されるように構成されている。
リンク体24,25と連結ピン26とによって屈伸可能に構成
され、このリンク23が、リンク屈伸支点とジブ３との間
に懸架されたガススプリング27によって伸長方向に付勢
されるように構成されている。
この構成によると、ガススプリング27のバネ作用によ
ってリンク23が伸長され、かつ伸長状態に保持される
（ジブ支持ロッド７がジブ支持位置にセットされる）た
め、作業者の労力負担が一層軽減される。
ってリンク23が伸長され、かつ伸長状態に保持される
（ジブ支持ロッド７がジブ支持位置にセットされる）た
め、作業者の労力負担が一層軽減される。
第５実施例（第６図参照） 第５実施例では、ガススプリング28がジブ３とジブ支
持ロッド７のロッド側ブラケット８との間にピン29,30
によって懸架され、このガススプリング28が伸縮式のロ
ッド保持手段としてジブ支持ロッド７をジブ支持位置に
保持しうるように構成されている。
持ロッド７のロッド側ブラケット８との間にピン29,30
によって懸架され、このガススプリング28が伸縮式のロ
ッド保持手段としてジブ支持ロッド７をジブ支持位置に
保持しうるように構成されている。
この構成によると、第４実施例同様、作業者の労力負
担が少なく、しかも構造がより簡略化されることとな
る。
担が少なく、しかも構造がより簡略化されることとな
る。
ところで、上記実施例では、ジブがブーム下面に格納
される所謂ジブ下抱き式のクレーンを適用対象として例
にとったが、本発明は、ジブがブーム側面に格納される
所謂ジブ横抱き式のクレーンに対しても適用することが
できる。
される所謂ジブ下抱き式のクレーンを適用対象として例
にとったが、本発明は、ジブがブーム側面に格納される
所謂ジブ横抱き式のクレーンに対しても適用することが
できる。
上記のように本発明によるときは、ロッド保持手段に
よりジブ支持ロッドをジブ支持位置、すなわち同ロッド
基端部がブーム先端部に取付け可能となる位置に保持し
うるように構成したから、たとえばジブ張出し作業時に
おいて、ジブ支持ロッドをジブ張出し前の地上から操作
可能な段階（たとえばジブ格納状態）で予めジブ支持位
置にセットしておくことができる。従って、最も労力を
要しかつ危険を伴うロッドの上げ下しを地上から行なう
ことができるため、ジブ張出しと格納とに応じたジブ支
持ロッドの位置変更作業を少ない労力で安全に行なうこ
とができる。
よりジブ支持ロッドをジブ支持位置、すなわち同ロッド
基端部がブーム先端部に取付け可能となる位置に保持し
うるように構成したから、たとえばジブ張出し作業時に
おいて、ジブ支持ロッドをジブ張出し前の地上から操作
可能な段階（たとえばジブ格納状態）で予めジブ支持位
置にセットしておくことができる。従って、最も労力を
要しかつ危険を伴うロッドの上げ下しを地上から行なう
ことができるため、ジブ張出しと格納とに応じたジブ支
持ロッドの位置変更作業を少ない労力で安全に行なうこ
とができる。
しかも、請求項２の発明によると、ロッド保持手段が
リンクとブラケットとピンとから成る簡単な構成で、コ
ストが安くてすみ、取扱いが簡単となる。
リンクとブラケットとピンとから成る簡単な構成で、コ
ストが安くてすみ、取扱いが簡単となる。
また、請求項３および４の発明によると、リンクが常
時ジブとジブ支持ロッドとの間に懸架された状態とな
り、リンクの付け替え作業が不要となるため、取扱いが
一層容易となる。
時ジブとジブ支持ロッドとの間に懸架された状態とな
り、リンクの付け替え作業が不要となるため、取扱いが
一層容易となる。
さらに、リンクを伸長状態に保持する手段としてガス
スプリングを用いた請求項５の発明によると、ガススプ
リングの力によってリンクを伸長させ、かつ、伸長状態
に保持する（ジブ支持ロッドジブ支持位置にセットす
る）ことができるため、労力がとくに少なくてすむ。
スプリングを用いた請求項５の発明によると、ガススプ
リングの力によってリンクを伸長させ、かつ、伸長状態
に保持する（ジブ支持ロッドジブ支持位置にセットす
る）ことができるため、労力がとくに少なくてすむ。
さらに、請求項６の発明によると、ガススプリング自
体をロッド保持手段として用いるため、構成が一層簡単
となる。
体をロッド保持手段として用いるため、構成が一層簡単
となる。
第１図は本発明の第１実施例にかかるジブ支持ロッドの
取付装置を示す側面図、第２図は同装置が装備されたク
レーン全体の概略側面図、第３図は本発明の第２実施
例、第４図は同第３実施例、第５図は同第４実施例、第
６図は同第５実施例をそれぞれ示す第１図相当図、第７
図は従来の技術を説明するための第２図相当図、第８図
は同一部拡大斜視図である。 ２……ブーム、３……ジブ、７……ジブ支持ロッド、1
1,17……ロッド保持手段を構成するリンク、8,16……同
ロッド側ブラケット、９……同ジブ側ブラケット、12,1
4……同ピン、15……ブラケットの長孔、21……屈伸可
能なリンク、18,19……同リンクを構成する二本のリン
ク体、20……同ピン、22……リンクを伸長状態に保持す
るピン、23……屈伸可能なリンク、24,25……同リンク
を構成する二本のリンク体、26……同ピン、27……リン
クを伸長状態に保持するガススプリング、28……ロッド
保持手段としてのガススプリング。
取付装置を示す側面図、第２図は同装置が装備されたク
レーン全体の概略側面図、第３図は本発明の第２実施
例、第４図は同第３実施例、第５図は同第４実施例、第
６図は同第５実施例をそれぞれ示す第１図相当図、第７
図は従来の技術を説明するための第２図相当図、第８図
は同一部拡大斜視図である。 ２……ブーム、３……ジブ、７……ジブ支持ロッド、1
1,17……ロッド保持手段を構成するリンク、8,16……同
ロッド側ブラケット、９……同ジブ側ブラケット、12,1
4……同ピン、15……ブラケットの長孔、21……屈伸可
能なリンク、18,19……同リンクを構成する二本のリン
ク体、20……同ピン、22……リンクを伸長状態に保持す
るピン、23……屈伸可能なリンク、24,25……同リンク
を構成する二本のリンク体、26……同ピン、27……リン
クを伸長状態に保持するガススプリング、28……ロッド
保持手段としてのガススプリング。
Claims (6)
- 【請求項１】ブームに対して張出し、格納されるジブ
と、このジブとブームとの間に懸架されてジブを張出し
状態で支持するジブ支持ロッドとを具備するクレーンに
おいて、上記ジブ支持ロッドが、ジブに対する先端側取
付点を支点として、基端部がジブ基端部に取付け可能と
なる格納位置と、基端部がブーム先端部に取付け可能と
なるジブ支持位置との間で回動可能に構成され、このジ
ブ支持ロッドが上記ジブ支持位置にセットされた状態で
同ロッドとジブとの間に懸架されてジブ支持ロッドをジ
ブ支持位置に保持するロッド保持手段を具備してなるこ
とを特徴とするクレーンにおけるジブ支持ロッドの取付
装置。 - 【請求項２】請求項１記載のクレーンにおけるジブ支持
ロッドの取付装置において、ロッド保持手段が、リンク
と、ジブおよびジブ支持ロッドに設けられたブラケット
と、リンクの両端をこれらブラケットに取付けるピンと
から成ることをことを特徴とするクレーンにおけるジブ
支持ロッドの取付装置。 - 【請求項３】請求項２記載のクレーンにおけるジブ支持
ロッドの取付装置において、ジブ側またはジブ支持ロッ
ド側のブラケットに前後方向の長孔が設けられ、リンク
の一端がこの長孔を介してブラケットにピン連結される
ことにより、リンクが、ジブ支持ロッドのジブ支持位置
と格納位置との間での回動に応じて起伏作動しうるよう
に構成されたことを特徴とするクレーンにおけるジブ支
持ロッドの取付装置。 - 【請求項４】請求項２記載のクレーンにおけるジブ支持
ロッドの取付装置において、二本のリンク体が互いの一
端部でピン連結されることにより、ジブ支持ロッドの格
納位置とジブ位置との間での回動に応じて屈伸可能なリ
ンクが形成され、かつ、ジブ支持ロッドのジブ支持位置
においてこのリンクを伸長状態に保持する手段が設けら
れてなることを特徴とするクレーンにおけるジブ支持ロ
ッドの取付装置。 - 【請求項５】請求項４記載のクレーンにおけるジブ支持
ロッドの取付装置において、リンクを伸長状態に保持す
る手段として、このリンクの屈伸支点とジブとの間に、
リンクを伸長方向に付勢するガススプリングが設けられ
てなることを特徴とするクレーンにおけるジブ支持ロッ
ドの取付装置。 - 【請求項６】請求項１記載のクレーンにおけるジブ支持
ロッドの取付装置において、ジブとジブ支持ロッドとの
間にガススプリングが設けられてロッド保持手段が構成
されたことを特徴とするクレーンにおけるジブ支持ロッ
ドの取付装置。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2067917A JP2781637B2 (ja) | 1990-03-16 | 1990-03-16 | クレーンにおけるジブ支持ロッドの取付装置 |
| US07/588,849 US5135118A (en) | 1990-03-16 | 1990-09-27 | Jib hold rod securing device for cranes |
| EP90119847A EP0446415B1 (en) | 1990-03-16 | 1990-10-16 | A jib hold rod securing device for cranes |
| DE69009041T DE69009041T2 (de) | 1990-03-16 | 1990-10-16 | Sicherungsvorrichtung für eine Abstützstange eines Auslegers für Kräne. |
| ES90119847T ES2056334T3 (es) | 1990-03-16 | 1990-10-16 | Un dispositivo de fijacion de varilla de sujecion de brazo para gruas. |
| KR1019900017557A KR910016613A (ko) | 1990-03-16 | 1990-10-31 | 크레인용 지브호울드로드 고정장치 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2067917A JP2781637B2 (ja) | 1990-03-16 | 1990-03-16 | クレーンにおけるジブ支持ロッドの取付装置 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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Family
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Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2067917A Expired - Lifetime JP2781637B2 (ja) | 1990-03-16 | 1990-03-16 | クレーンにおけるジブ支持ロッドの取付装置 |
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-
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- 1990-10-16 DE DE69009041T patent/DE69009041T2/de not_active Expired - Fee Related
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| EP0446415A1 (en) | 1991-09-18 |
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