JP6004537B2 - ジブ - Google Patents

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    • B66C23/68Jibs foldable or otherwise adjustable in configuration

Description

本発明は、内抱きサポート式のジブに関する。
従来より、ブームに対して起伏可能に、ブームに取り付けられるジブがある(例えば特許文献1など)。特許文献1に記載のジブは、内抱きサポート式のジブである。内抱きサポート式のジブには、ブームに対するジブの回転軸が2つある。回転軸の1つは、クレーン作業時の回転軸であるジブフットである(同文献のFIG.5の符号F-1,B-1参照)。もう1つの回転軸は、クレーンの組立分解時の回転軸であるサポート部である(同文献のFIG.6の符号F-2,B-2参照)。これにより、クレーン作業時にブームに生じる曲げモーメントを抑制し、かつ、クレーンの組立分解時に内抱き姿勢(倒伏させたブームの下にジブを配置した姿勢)をとることを可能にすることでクレーンの組立分解スペースを小さくすることを図っている。
この内抱きサポート式のジブは、ジブとブームとを連結するための内抱きリンク機構(関節機構)を備える(同文献のFIG.5〜7の符号47,49参照)。内抱きリンク機構は、ジブフットと同心の中心軸を中心に回転可能な第1リンク(同FIG.5の符号49参照)と、サポート部と同心の中心軸を中心に回転可能な第2リンク(同FIG.6及び7の符号47参照)と、を備える。
特開昭60−61496号公報
内抱きサポート式のジブでは、第2リンクをブームに取り付けるために、第2リンク先端部とジブフットとの中心軸を合わせる必要がある(詳細は後述)。このとき、従来の内抱きサポート式のジブでは、補助クレーン等を用いて第2リンク先端部を動かす(上下させる)必要がある。そのため、第2リンクのブームへの組み立ての作業に手間がかかる問題がある。
そこで本発明は、サポート部と同心の中心軸を中心に回転可能なリンク(第2リンク)のブームへの組立作業を容易にできるジブを提供することを目的とする。
本発明のジブは、ジブフットおよびサポート部を中心に回転可能にブームに取り付けられる内抱きサポート式のジブである。前記ジブは、フレームと、前記ジブフットと同心の軸を中心に回転可能に前記フレームに連結されるとともに前記ブームに取り付け可能な第1リンクと、前記サポート部と同心の軸を中心に回転可能に前記フレームに連結されるとともに前記ブームに取り付け可能な第2リンクと、前記フレームと前記第2リンクとを連結するとともに、前記フレームに対する前記第2リンクの位置を調整及び保持する位置調整保持部と、を備える。
上記構成により、サポート部と同心の中心軸を中心に回転可能なリンク(第2リンク)のブームへの組立作業を容易にできる。
建設機械を横から見た図である。 図1に示すブーム先端部10t及び下部ジブ40を示す図である。 図2に示す下部ジブ40を示す図である。 図3のIV矢視図である。 図4のV断面図であり、内リンク52の周辺を示す図である。 図5のVI断面図であり、位置調整保持部60の断面図である。 (a):図2に示すブーム先端部10tに下部ジブ40が取り付けられた状態を示す図である。(b):図7(a)に示す下部ジブ40が反転した状態を示す図である。
図1〜図7(b)を参照してクレーン1について説明する。
クレーン1は、図1に示すように、ブーム10等を備える建設機械であり、例えば移動式クレーンである。クレーン1は、クレーン本体5と、ブーム10と、ストラット20と、ジブ30と、を備える。
クレーン本体5は、下部本体5aと、上部旋回体5bと、を備える。下部本体5aは、例えば走行式(下部走行体)であり、例えばクローラ式である(ホイール式でもよい)。上部旋回体5bは、下部本体5aに旋回可能に取り付けられる。
ブーム10は、クレーン本体5に起伏可能に取り付けられる。ブーム10は、例えば格子状構造などを備えた棒状構造物(ラチスブーム)である。例えば格子状構造などを備えた棒状構造物である点は、後述するストラット20及びジブ30も同様である。ここで、ブーム10の軸方向をブーム軸方向Xbとする。ブーム10を倒伏させたとき(ブーム軸方向Xbと地面Gとが平行(又はほぼ平行)のとき)のブーム10の上下方向をブーム上下方向Ybとする。ブーム上下方向Ybにおける、ブーム10の背面側をブーム背面側Yb1、ブーム10の腹面側をブーム腹面側Yb2とする。また、ブーム10の先端部をブーム先端部10tとする。
ブーム先端部10tは、内抱きサポート方式に対応可能である。図2に示すように、ブーム先端部10tは、ブーム先端フレーム11と、ブーム側ジブフット15fと、ブーム側サポート部15sと、内リンク取付ブラケット17iと、外リンク取付ブラケット17oと、を備える。
ブーム側ジブフット15f(ジブフット)及びブーム側サポート部15s(サポート部)は、ブーム先端フレーム11に設けられる。ブーム側ジブフット15f及びブーム側サポート部15sそれぞれは、例えばU字状溝である(円柱状部材でもよい)。ブーム側ジブフット15fは、ブーム側サポート部15sよりもブーム10の中心軸に近い側(ブーム側サポート部15sよりもブーム背面側Yb1)に配置される。
内リンク取付ブラケット17i及び外リンク取付ブラケット17oは、ブーム先端フレーム11に設けられ、ピン孔を備える。内リンク取付ブラケット17iのピン孔は、ブーム側ジブフット15fと同心(同軸)に配置される。外リンク取付ブラケット17oのピン孔は、ブーム側サポート部15sと同心に配置される。
ストラット20は、図1に示すように、ワイヤロープ(図示なし)を介して、ブーム10に対してジブ30を起伏させる。ストラット20は、ブーム先端部10tに起伏可能に取り付けられる。ストラット20は、フロントストラット及びリアストラットの2本設けられる。
ジブ30は、ロープ及びフック(図示なし)を介して吊荷を吊る構造物である。ジブ30は、ブーム先端部10tに取り付けられる。ジブ30は、ブーム10に対して起伏可能なラッフィングジブである。ここで、ジブ30の軸方向をジブ軸方向Xjとする。ジブ軸方向Xjにおける、ジブ30の基端側をジブ基端側Xj1、ジブ30の先端側をジブ先端側Xj2とする。ジブ30を内抱き姿勢としたとき(倒伏させたブーム10の下にジブ30を配置したとき)のジブ30の上下方向をジブ上下方向Yjとする。ジブ上下方向Yjにおける、ジブ30の背面側(内抱き姿勢のジブ30の下側)をジブ背面側Yj1、ジブ30の腹面側をジブ腹面側Yj2とする。ジブ30の横方向(ジブ軸方向Xj及びジブ上下方向Yjに直交する方向)をジブ横方向Zjとする。このジブ30は、ジブ軸方向Xjに分割可能である(複数の単位ジブを備える)。ジブ30は、ジブ先端側Xj2からジブ基端側Xj1に順に、例えば、上部ジブ31と、中間ジブ33と、中間テーパジブ35と、下部ジブ40と、を備える。なお、ジブ30の単位ジブの数は、上記のように4でもよく、また、1〜3又は5以上でもよい。
下部ジブ40は、ジブ軸方向Xjに分割可能なジブ30の構成要素うち、最もジブ基端側Xj1の要素(単位ジブ)である。図4に示すように、下部ジブ40は左右対称(ジブ横方向Zjに対称)に構成される。図3に示すように、下部ジブ40は、フレーム41と、ローラ44と、内抱きサポート機構45f,45s,50と、位置調整保持部60と、を備える。
フレーム41は、下部ジブ40の言わば本体部であり、三角柱状(略三角柱状)である。フレーム41は、パイプ及び板等により構成される。フレーム41は、主材41aと、連結材41bと、板材41cと、突出部41dと、を備える。
主材41aは、ジブ軸方向Xjから見たフレーム41の四角形断面の四隅に配置され、4本設けられる。主材41aは、パイプである(パイプである点は、連結材41bも同様)。ここで、フレーム41の軸線であってジブ軸方向Xjに延びる軸線を軸線A41とする。軸線A41は、4本の主材41aのジブ上下方向Yj及びジブ横方向Zjそれぞれにおける中央をつないだ中心線である。
連結材41bは、図4に示すように、主材41aどうしを連結する部材、及び、主材41a同士を連結する部材どうしを連結する部材である。連結材41bは複数本設けられる。例えば、連結材41bには、ジブ上下方向Yjに延びる縦材(図3参照)、及び、ジブ横方向Zjに延びる横材がある。また、連結材41bには、ジブ軸方向Xj、ジブ上下方向Yj、及びジブ横方向Zjのうち少なくともいずれかに対して斜めに延びる斜材がある。
板材41cは、主材41aに対してジブ側ジブフット45f(後述)を支持する板である。板材41cは、合計4枚設けられる。2枚の板材41cは、2本の主材41aと、1つのジブ側ジブフット45fと、をジブ横方向Zjから挟む。
突出部41dは、図3に示すように、後述する内リンク基端部52fが取り付けられる部分である。突出部41dは、主材41aよりもジブ腹面側Yj2に突出する。図5に示すように、突出部41dは、例えば連結材41bに固定され、例えば板状である。
ローラ44は、図7(a)及び図7(b)に示す下部ジブ40の反転を容易にする部材である。ローラ44は、図3に示す下部ジブ40のジブ先端側Xj2端部を地面G(図7(a)参照)に対して摺動自在にする。ローラ44は、フレーム41のジブ先端側Xj2端部に設けられ、4本の主材41aそれぞれの先端部に(合計4つ)設けられる。
内抱きサポート機構45f,45s,50は、図1に示すブーム10に対するジブ30の起伏角度に応じて、ブーム10に対するジブ30の回転中心を変える機構(いわばジブ折畳み装置)である。図3に示す内抱きサポート機構45f,45s,50には、ジブ側ジブフット45fと、ジブ側サポート部45sと、内抱きリンク機構50と、がある。
ジブ側ジブフット45f(ジブフット)は、図1に示すクレーン1のクレーン作業時等の、ブーム10に対するジブ30の回転中心である。図2に示すように、ジブ側ジブフット45fは、フレーム41のジブ基端側Xj1端部に設けられる。ジブ側ジブフット45fは、ブーム側ジブフット15fに取付可能に構成される。具体的には、ジブ側ジブフット45fは、U字状溝のブーム側ジブフット15fに嵌まり込み可能な円柱状である。なお、ブーム側ジブフット15fが円柱状の場合、ジブ側ジブフット45fはU字状溝である。
ジブ側サポート部45s(サポート部)は、図1に示すようにジブ30が内抱き姿勢の時などの、ブーム10に対するジブ30の回転中心である。図2に示すように、ジブ側サポート部45sは、ジブ側ジブフット45fよりもジブ先端側Xj2に配置される。ジブ側サポート部45sは、ブーム側サポート部15sに取付可能に構成される。具体的には、ジブ側サポート部45sは、U字状溝のブーム側サポート部15sに嵌まり込み可能な円柱状である。なお、ブーム側サポート部15sが円柱状の場合、ジブ側サポート部45sはU字状溝である。
内抱きリンク機構50は、下部ジブ40とブーム先端部10tとを連結する機構である。内抱きリンク機構50は、複数本のリンク部材(棒状部材、例えば板状部材)を備える。内抱きリンク機構50は、外リンク51(第1リンク)と、内リンク52(第2リンク)と、を備える。
外リンク51(第1リンク)は、図4に示すように、フレーム41の主材41aよりもジブ横方向Zj外側(両側、2か所)に設けられる。図3に示す外リンク51は、フレーム41に回転可能に取り付けられる。外リンク51は、外リンク基端部51fと、外リンク先端部51tと、を備える。なお、図4では、外リンク基端部51f及び外リンク先端部51tについては、中心軸(ピン又はピン孔の中心軸)に符号を付している(後述する内リンク基端部52f及び内リンク先端部52tについても同様)。
外リンク基端部51fは、図3に示すフレーム41に対する外リンク51の回転中心であり、ジブ側ジブフット45fと同心である。すなわち、外リンク51は、ジブ側ジブフット45fと同心の軸を中心に回転可能に、フレーム41に連結される。
外リンク先端部51tは、図7(a)に示すブーム10に取り付け可能であり、ピン孔を備える。外リンク先端部51tは、外リンク取付ブラケット17oにピンを介して取り付けられる。
内リンク52(第2リンク)は、図4に示すように、フレーム41の主材41aよりもジブ横方向Zj内側(両側、2か所)に設けられる。1か所の内リンク52は、例えば2枚の板材を備える。図5に示す内リンク52は、フレーム41に回転可能に取り付けられる。内リンク52は、内リンク基端部52fと、内リンク先端部52tと、位置調整保持用ピン孔52zと、を備える。
内リンク基端部52fは、内リンク52のフレーム41に対する回転中心であり、図3に示すようにジブ側サポート部45sと同心である。すなわち、内リンク52は、ジブ側サポート部45sと同心の軸を中心に回転可能に、フレーム41に連結される。内リンク基端部52fは、フレーム41の連結材41b(図3及び図4参照)を配置しやすいように配置される。具体的には、ジブ横方向Zjから見たとき、内リンク基端部52fは、軸線A41に対してずれた位置に配置される(軸線A41からオフセットして配置される)。例えば、内リンク基端部52fは、フレーム41の主材41aよりもジブ腹面側Yj2に配置される。内リンク基端部52fは、フレーム41の突出部41dに取り付けられる。
内リンク先端部52t(図3及び図5参照)は、図2に示すブーム10に取り付け可能であり、ピン孔を備える。内リンク先端部52t(図3及び図5参照)は、内リンク取付ブラケット17iに、内リンク取付ピンP17i(図4参照)を介して取り付けられる。
位置調整保持用ピン孔52zは、図5に示すように、位置調整保持部60の位置調整保持用ピン67(後述)が差し込まれる孔である。
位置調整保持部60は、フレーム41に対する内リンク52の位置を調整及び保持する部分(手段、部材、機構)である。位置調整保持部60は、フレーム41と内リンク52とを連結する。図4に示すように、位置調整保持部60は、内リンク52のうち内リンク先端部52tの近傍の部分と、フレーム41のうちジブ側ジブフット45fの近傍の部分と、を連結する。位置調整保持部60は、ジブ横方向Zj両側の(2か所の)内リンク52それぞれに連結される(合計2つ設けられる)。図5に示すように、位置調整保持部60は、例えば、フレーム固定部材61と、ネジ機構63と、ロッド65と、位置調整保持用ピン67と、を備える。
フレーム固定部材61は、図6に示すように、フレーム41に固定される。フレーム固定部材61は、フレーム41の板材41cに固定される(図4参照)。フレーム固定部材61は、板材41cから内リンク52側(ジブ横方向Zj内側)に突出する。フレーム固定部材61は、例えば板を組み合わせたもの等であり、例えば板を折り曲げたアングル部材61aと、アングル部材を補強する補強板61bと、を備える。アングル部材61aは、板材41cに固定される。
ネジ機構63は、フレーム41に対する内リンク52の位置を調整及び保持する機構である。ネジ機構63は、フレーム固定部材61を介してフレーム41に連結される。ネジ機構63は、ロッド65及び位置調整保持用ピン67を介して内リンク52に連結される。ネジ機構63は、ボルト63bとナット63nとを備える。ボルト63bは、フレーム固定部材61を貫通し、ロッド65に固定される。ナット63nは、ボルト63bに2つ取り付けられる。2つのナット63nは、フレーム固定部材61を挟む(固定する)。
ロッド65は、ネジ機構63と位置調整保持用ピン67とを連結する。ロッド65は、例えば、2枚の板65a及び板65bを組み合わせたものなどである。板65aは、ロッド側ピン孔65zを備える。板65aは、内リンク52を構成する2枚の板の間に配置される。板65bには、ボルト63bが固定される。
位置調整保持用ピン67は、ロッド65と内リンク52とを連結する。位置調整保持用ピン67は、ロッド65のロッド側ピン孔65zと、内リンク52の位置調整保持用ピン孔52zと、に差し込まれる。位置調整保持用ピン67の軸方向は、内リンク52のフレーム41に対する回転を規制できるように、ジブ横方向Zjに配置される。図5に示すように、位置調整保持用ピン67は、内リンク取付ピンP17iの抜け止めピンとしても用いられる。
外リンク保持部70(第1リンク保持部)は、図3及び図4に示すように、フレーム41と外リンク51とを連結するとともに、フレーム41に対して外リンク51を保持する。外リンク保持部70は、フレーム41の側面(ジブ横方向Zj外側の面)と、外リンク先端部51tのピン孔と、を連結する。外リンク保持部70は、外リンク先端部51tのピン孔に差し込み可能なピン等である。
(下部ジブ40の輸送方法)
図3に示す下部ジブ40は、次の[輸送方法a]及び[輸送方法b]のように輸送される。
[輸送方法a]フレーム41と内抱きリンク機構50(内リンク52及び外リンク51)とを連結(合体)させた状態で、下部ジブ40が輸送される。この輸送方法により、外リンク51及び内リンク52をフレーム41に対して取り付け及び取り外しする作業を不要にできる。
[輸送方法b]フレーム41に対して外リンク51及び内リンク52が回転しないように、フレーム41に対して外リンク51及び内リンク52が保持される。外リンク51は、外リンク保持部70によりフレーム41に保持される。内リンク52は、位置調整保持部60によりフレーム41に保持される。
(下部ジブ40のブーム10への取付方法)
下部ジブ40のブーム10(図2参照)への取付方法を工程順に説明する。この取付方法には、位置調整工程と、ジブフット差込工程と、内リンク連結工程と、外リンク連結工程と、下部ジブ反転工程と、その他の工程と、がある。なお、図1に示すように、ブーム10は倒伏した状態である。
[位置調整工程]図3に示す位置調整保持部60によりフレーム41に対する内リンク52の位置が調整される。さらに詳しくは、位置調整保持部60により、内リンク先端部52tのピン孔の中心軸とジブ側ジブフット45f(円柱状またはU字状溝)の中心軸とが一致するように(同心になるように)、内リンク52の位置が調整及び保持される。具体的には、図6に示すボルト63bに対するナット63nの位置が調整されることで、図5に示す内リンク先端部52tの位置が略ジブ上下方向Yjに調整される。
[ジブフット差込工程]図2に示すように補助クレーンにより下部ジブ40が吊り上げられ、ジブ側ジブフット45f(円柱状)が、ブーム側ジブフット15f(U字状溝)に取り付けられる(嵌め込まれる)。取付後の状態を図7(a)に示す。
上記ジブフット差込工程の結果、内リンク先端部52t(ピン孔)と、内リンク取付ブラケット17i(図2参照)のピン孔とは、同心となる(これらが同心となるように、上記位置調整工程が行われる)。なお、ジブフット差込工程を行った後に、位置調整工程が行われれてもよい。
[内リンク連結工程]図4に示すように、内リンク先端部52tのピン孔と、内リンク取付ブラケット17i(図2参照)のピン孔とが、内リンク取付ピンP17iを介して連結される。次に、図5に示す位置調整保持用ピン67が、位置調整保持用ピン孔52zから抜かれる。そして、抜かれた位置調整保持用ピン67(図5において二点鎖線で示す)が、内リンク取付ピンP17iの抜け止めピンとして用いられる。
[外リンク連結工程]図3に示す外リンク保持部70(ピン)が外リンク51から外される。次に、図7(a)に示すように、図示しない補助クレーンなどを用いて、外リンク51(図3参照)が外リンク基端部51f(図3参照)を中心に回転される。次に、外リンク先端部51tと外リンク取付ブラケット17oとがピンを介して連結される。
[下部ジブ反転工程]図7(a)に示すように、ブーム10の先端側に配置された下部ジブ40が、図7(b)に示すように、ブーム10の基端側に反転される。このとき、ブーム10に対する下部ジブ40の回転軸は、ジブフット15f,45f(ブーム側ジブフット15f及びジブ側ジブフット45f)からサポート部15s,45s(ブーム側サポート部15s及びジブ側サポート部45s)に変わる。
[その他の工程]次に、図1に示すジブ30が組み立てられる。具体的には、下部ジブ40と、中間テーパジブ35と、中間ジブ33と、上部ジブ31と、が連結される。次に、ブーム10が起立させられる。次に、ストラット20によりジブ30が起こされる。このとき、ジブ30のブーム10に対する回転軸は、図7(b)に示すサポート部15s,45sから図7(a)に示すジブフット15f,45fに変わる。そして、図1に示すクレーン1が(ジブ30が)作業可能な状態となる。
(効果1)
次に、図3に示す下部ジブ40(ジブ30)による効果を説明する。下部ジブ40は、図7(a)に示すジブフット15f,45fおよび図7(b)に示すサポート部15s,45sを中心に回転可能にブーム10に取り付けられる内抱きサポート式のジブである。図3に示すように、下部ジブ40は、フレーム41と、ジブ側ジブフット45fと同心の軸を中心に回転可能にフレーム41に連結されるとともにブーム10(図2参照)に取り付け可能な外リンク51(第1リンク)と、ジブ側サポート部45sと同心の軸を中心に回転可能にフレーム41に連結されるとともにブーム10(図2参照)に取り付け可能な内リンク52(第2リンク)と、図5に示す位置調整保持部60と、を備える。
[構成1]位置調整保持部60は、フレーム41と内リンク52とを連結するとともに、フレーム41に対する内リンク52の位置を調整及び保持する。
上記[構成1]では、位置調整保持部60が、フレーム41に対する内リンク52の位置を調整及び保持する。よって、フレーム41に対する内リンク52の位置を調整及び保持するための補助クレーン等の手段が不要である。よって、内リンク52(図3に示すジブ側サポート部45sと同心の内リンク基端部52fを中心に回転可能なリンク)のブーム10(図2参照)への組立作業を容易にできる(組立性を向上できる)。
(効果2)
図5に示すように、位置調整保持部60は、フレーム41と内リンク52とを連結するネジ機構63を備える。
この構成では、フレーム41に対する内リンク52の位置の調整及び保持を、ネジ機構63により容易かつ確実に行える。
(効果3)
図4に示すように、内リンク52は、ジブ横方向Zjにおけるフレーム41の両端部よりも内側に配置される。図3に示すように、ジブ横方向Zjから見たとき、フレーム41に対する内リンク52の回転中心(内リンク基端部52f)は、ジブ軸方向Xjに延びるフレーム41の軸線A41に対してずれた位置に配置される。
この構成により、フレーム41の内側の部材(図4に示す主材41aの内側の連結材41b)と、図3に示す内リンク52との干渉(干渉Aとする)を抑制できる。
(効果3−1)よって、上記干渉Aを避けるために内リンク52を短くする必要がない。よって、内リンク52の長さ(及び外リンク51の長さ)を確保でき、ジブフット15f,45fとサポート部15s,45sとの距離を確保できるので、図2に示すブーム側ジブフット15fをブーム10の中心軸に近づけやすくなる。よって、ジブ30からブーム10に加えられる力によりブーム10に生じる曲げモーメントを抑制できるので、ブーム10の(クレーン1の)吊り上げ能力を向上させやすい。
(効果3−2)また、上記干渉Aを抑制できるので、図4に示す内リンク52による連結材41bのレイアウト(配置や数)の制限を抑制できる。その結果、連結材41bを適切に設けやすくなるので、下部ジブ40の強度を確保しやすい。
(効果4)
下部ジブ40は、フレーム41と外リンク51とを連結するとともに、フレーム41に対して外リンク51を保持する外リンク保持部70(第1リンク保持部)を備える。
また、上記(効果1)に記載のように、内リンク52は、位置調整保持部60によりフレーム41に対して保持される。すなわち、外リンク51及び内リンク52それぞれが、フレーム41に対して保持されることが可能である。よって、外リンク51及び内リンク52をフレーム41に連結させた状態(合体させた状態)で、下部ジブ40を輸送しやすい。
(変形例)
上記実施形態は様々に変形できる。例えば、第1リンク(外リンク51)は、フレーム41の(主材41aの)ジブ横方向Zj内側に配置されてもよい。また例えば、第2リンク(内リンク52)は、フレーム41の(主材41aの)ジブ横方向Zj外側に配置されてもよい。
10 ブーム
15f ブーム側ジブフット(ジブフット)
15s ブーム側サポート部(サポート部)
30 ジブ
41 フレーム
45f ジブ側ジブフット(ジブフット)
45s ジブ側サポート部(サポート部)
51 外リンク(第1リンク)
52 内リンク(第2リンク)
60 位置調整保持部
63 ネジ機構
70 外リンク保持部(第1リンク保持部)
A41 軸線

Claims (4)

  1. ジブフットおよびサポート部を中心に回転可能にブームに取り付けられる内抱きサポート式のジブであって、
    フレームと、
    前記ジブフットと同心の軸を中心に回転可能に前記フレームに連結されるとともに前記ブームに取り付け可能な第1リンクと、
    前記サポート部と同心の軸を中心に回転可能に前記フレームに連結されるとともに前記ブームに取り付け可能な第2リンクと、
    前記フレームと前記第2リンクとを連結するとともに、前記フレームに対する前記第2リンクの位置を調整及び保持する位置調整保持部と、
    を備えるジブ。
  2. 前記位置調整保持部は、
    前記フレームと前記第2リンクとを連結するネジ機構を備える、
    請求項1に記載のジブ。
  3. 前記第2リンクは、ジブ横方向における前記フレームの両端部よりも内側に配置され、
    前記ジブ横方向から見たとき、前記フレームに対する前記第2リンクの回転中心は、ジブ軸方向に延びる前記フレームの軸線に対してずれた位置に配置される、
    請求項1または2に記載のジブ。
  4. 前記フレームと前記第1リンクとを連結するとともに、前記フレームに対して前記第1リンクを保持する第1リンク保持部を備える、
    請求項1〜3のいずれかに記載のジブ。
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