JP2779584B2 - 穀類粉加工製品、豆類加工製品、米類加工製品及びその製造方法 - Google Patents

穀類粉加工製品、豆類加工製品、米類加工製品及びその製造方法

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JP2779584B2 JP5253744A JP25374493A JP2779584B2 JP 2779584 B2 JP2779584 B2 JP 2779584B2 JP 5253744 A JP5253744 A JP 5253744A JP 25374493 A JP25374493 A JP 25374493A JP 2779584 B2 JP2779584 B2 JP 2779584B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、穀類粉加工製品、豆類
加工製品、米類加工製品及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】うどん、菓子、パンなどの穀類粉加工製
品、味噌などの豆類加工製品、せんべい、餅などの米類
加工製品には、近年では、賞味期間を延ばすため、及び
カビなどの発生を防ぐ目的で、化学製品、薬学製品から
なる種々の食品添加物が混入されており、これらの食品
添加物に関するその安全性が大いに問題となってきてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題を解決して、天然のものを用いて、賞味期間を延ば
し、カビの発生を防ぐことができるようにした穀類粉、
豆類、米類の加工製品及びその製造方法を提供すること
を目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明では、ヘチマの葉蔓及びソバの実を原料とし
たヘチマ茶の原液によって穀類粉を練り、あるいは豆類
や米類を浸漬して、加工することを特徴としている。
【0005】
【作用】このようにヘチマ茶の原液を加えることによっ
て食品の賞味期間が延び、カビの発生も少なくなる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。まず、本
発明者の開発によるヘチマ茶の製造について説明する。
ヘチマの葉と蔓を乾燥した後、葉と蔓を細かく裁断す
る。そして、釜で煎る。このヘチマの葉蔓とソバの実と
を9対1あるいは9.5対0.5の割合で混合したもの
をヘチマ茶と称する。
【0007】このようにして製造したヘチマ茶を用い
て、本発明のうどんは次のようにして製造する。まず、
小麦粉に調味料を加え、さらにヘチマ茶の原液(ヘチマ
茶に湯を注ぎ、ネットで漉して得られた液体)を適量加
えて、ミキサーで攪拌して練る。次に押圧器でこの練っ
た小麦粉を板状に延ばし、短冊状に切断する。これを熱
湯で茹でたものが茹でうどん、乾燥させたものが乾麺で
ある。
【0008】このようにしてヘチマの葉蔓及びソバの実
を原料とするヘチマ茶の原液によって練られた穀類粉を
主成分とする穀類粉加工食品が得られる。
【0009】茹でうどんを試作した際の結果は、次のと
おりである。小麦粉5キログラムに対し、ヘチマ茶の原
液4.5リットルを加えて練りあげた後、熱湯で茹でて
約400個分の茹でうどんができた。
【0010】この本発明による茹でうどんと、水だけで
練った市販の茹でうどんとを比較すると、賞味期間は、
普通、水だけで練った市販の茹でうどんでは4日とされ
ているが、ヘチマ茶の原液を使った本発明の茹でうどん
では、15日間持ち、味、臭み、カビは生えず、つるつ
るとした舌触りとなった。これは、ヘチマの葉蔓及びソ
バの実に何らかの殺菌作用があるためと考えられる。ま
た、ヘチマにある糖分によって甘味があることも判明し
た。
【0011】前記したものの他に次のような穀類粉加工
製品にも本発明は適用できる。即ち、小麦粉の他にソバ
粉を混ぜ、調味料、ヘチマ茶の原液を加えて攪拌して練
って短冊状に切断してソバを作成できる。
【0012】ラーメンも同様にして作成できる。このよ
うにして製造したこれらの穀類粉加工品は賞味期間が長
くカビが生じないものが得られた。また、パン、スパゲ
ッティ、パイ、ケーキ、クッキーその他の小麦粉を用い
た食品も、同様に、ヘチマ茶の原液を加えて練った小麦
粉によって作成できる。
【0013】即ち、パン類並びに生菓子類も同様に、小
麦粉、餅粉、米粉等をヘチマ茶の原液を混ぜて捏ねて作
成する。パンならば、イースト菌(ふくらましこ)を入
れて各種の形を作って焼き窯に入れるとパンになる。本
発明によるパンでは、日持ちを1週間以上延ばしても味
が変わらないものが得られた。
【0014】なお、大福は、皮となる小麦粉にヘチマ茶
の原液を少々薄めて練り、そのなかにアンをいれて蒸す
ことによって、大福ができる。このように、うどん、そ
うめん、乾麺、ソバ、ラーメン、パン、スパゲッティ、
パイ、ケーキ、クッキーその他の穀類粉製品の製造工程
に、ヘチマ茶の原液を用いることができる。
【0015】また、ヘチマ茶の原液に浸漬した大豆によ
って味噌を製造できる。即ち、大豆を容器に入れてヘチ
マ茶の原液を注入し、約10時間浸漬することによって
吸液させる。このため大豆自体が膨れ、柔らかくなった
ものを細かく潰して米麹を混ぜ合わせて容器に入れる。
保存期間が長く、美味で、大豆の豆くさい匂いも消えて
あっさりとした味の味噌が得られる。
【0016】なお、アンとなる小豆も、ヘチマ茶の原液
に浸漬して吸液させた後に加工すれば、賞味期間の長い
アンが得られ、大福その他の生菓子が得られる。なお、
市販のアンを購入した場合、砂糖なしであるため、ヘチ
マ茶の原液と砂糖を少々加えて煮詰めるとアンができ
る。
【0017】また、前記のアンの中に、小豆をアンの中
に入れると粒アンができる。ヘチマに糖分があるので、
砂糖を少なくすればヘルシー食品となる。また、ヘチマ
茶の原液に浸漬した米によって餅やせんべいを製造する
こともできる。
【0018】即ち、かき餅、お供え餅、その他の餅類
は、もち米を洗った後、容器にもち米を入れてヘチマ茶
に12時間以上漬ける。そして、吸液してもち米がふく
れあがったものをセイロに入れて蒸した後、機械の臼ま
たは餅搗き器によって打ち、あるいは回転で捏ねる。こ
れを板状に加工して、薄く切断して乾燥したものが、か
き餅である。
【0019】ついた餅は、約1週間ほどやわらかく、3
ケ月たってもカビの発生が認められなかった。
【0020】干しかき餅の製造工程は、板状に加工し適
宜に切断した後、藁ひもで交互にあんだ中にいれて吊る
して完全乾燥まで保存してから、藁ひもから外して商品
となる。市販品は、乾燥中に割れが生じるため、厚く切
断したものが多いが、ヘチマ茶の原液を用いた本発明の
かき餅は、極薄にしても割れが生じず、乾燥中にカビの
発生は全く認められなかった。
【0021】また、おかゆは、米に、水の他にヘチマ茶
の原液を入れて煮ると賞味期間が長くなる。この場合、
さらに戸室石(アルミナ、シリカを主成分として、緑泥
石や角閃石あるいは燐灰石が混合した組成の多孔室の石
川県で採取される石)の精製されたパウダーを少々入れ
て煮ると、一段と味が出て美味しくなり、血圧を下げる
効果もある。
【0022】また、米ぬかを用いて漬物を作る際に、ヘ
チマ茶の原液に塩を入れ、加熱して沸かし、米ぬかを混
ぜてぬか味噌を作り、このぬか味噌に野菜を漬けて漬物
にすると、カビが生じず、味のよい漬物が得られた。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
穀類粉加工製品、大豆加工製品、米類加工製品などが、
賞味期間が長くなり、カビが生じないものが得られ、ま
た、ヘチマ茶にはカルシュウム、マグネシュウム、ビタ
ミンA、ビタミンCが含まれているので、栄養的にも優
れた効果がある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A23L 1/16 A23L 1/16 A 1/20 1/20 F 1/202 103 1/202 103

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘチマの葉蔓及びソバの実を原料としたヘ
    チマ茶の原液によって練られた穀類粉を主成分とするこ
    とを特徴とする穀類粉加工製品。
  2. 【請求項2】ヘチマの葉蔓及びソバの実を原料としたヘ
    チマ茶の原液によって穀類粉を練る段階を含んだことを
    特徴とする穀類粉加工製品の製造方法。
  3. 【請求項3】ヘチマの葉蔓及びソバの実を原料としたヘ
    チマ茶の原液によって浸漬された豆類を主成分とするこ
    とを特徴とする豆類加工製品。
  4. 【請求項4】ヘチマの葉蔓及びソバの実を原料としたヘ
    チマ茶の原液によって豆類を浸漬する段階を含んだこと
    を特徴とする豆類加工製品の製造方法。
  5. 【請求項5】ヘチマの葉蔓及びソバの実を原料としたヘ
    チマ茶の原液によって浸漬された米類を主成分とするこ
    とを特徴とする米類加工製品。
  6. 【請求項6】ヘチマの葉蔓及びソバの実を原料としたヘ
    チマ茶の原液によって米類を浸漬する段階を含んだこと
    を特徴とする米類加工製品の製造方法。
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JP5376169B2 (ja) * 2010-03-31 2013-12-25 有限会社へちま産業 ヘチマ茶
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US20170238655A1 (en) * 2016-02-22 2017-08-24 Terry Pineda Nonslip Shower Footwear
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