JP2766128B2 - 衣類乾燥機の目詰り報知装置 - Google Patents

衣類乾燥機の目詰り報知装置

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JP2766128B2 JP4173460A JP17346092A JP2766128B2 JP 2766128 B2 JP2766128 B2 JP 2766128B2 JP 4173460 A JP4173460 A JP 4173460A JP 17346092 A JP17346092 A JP 17346092A JP 2766128 B2 JP2766128 B2 JP 2766128B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は衣類乾燥機の目詰り報
知装置に関し、更に詳しくは、ドラム内に送り込まれる
空気を加熱する半導体ヒータと、この半導体ヒータに流
れる電流値を検知する検知手段とを有する衣類乾燥機の
目詰り報知装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】この種
の目詰り報知装置を備えた乾燥機としては、特公昭59
−41102号公報に開示されたものが知られている。
この乾燥機では、ファンの回転によって生じる風の量の
変化に伴って電流値が変化する正の抵抗温度特性を有す
る自己発熱ヒータと、前記自己発熱ヒータに流れる電流
を検出する手段及び前記自己発熱ヒータに流れる電流が
所定値以下になったことを表示する表示手段からなるフ
ィルター目詰り報知回路とを備え、前記フィルター目詰
り報知回路は電源開閉接点にヒータ開閉接点を介して接
続するようにしたものである。
【0003】しかしながら、目詰り電流値を1つの値に
固定して表示手段にフィルター目詰りを表示する場合
には、外気温度に変化があると、その変化に伴い半導体
ヒータに流れる電流値もその影響で変化するため、フィ
ルターの目詰りを誤検知するおそれがある。一方、乾燥
する衣類の量によっても乾燥終了時の半導体ヒータに流
れる電流値は異なる。特に衣類の量が多い場合には、乾
燥風に対して抵抗となるのでフィルターの目詰りと同じ
状態になる。そのため、乾燥機にかかる負荷が定格を超
える負荷から少量負荷の範囲まで変化した場合、そのす
べての負荷に対して満足するフィルターの目詰り電流値
を1つの値で決めることには、もともと大きな無理があ
った。そこでこの発明の主要な目的の一つは、乾燥する
衣類の量の影響を取り除いてフィルターの目詰まりを正
確に検知できる衣類乾燥機の目詰まり検知装置の提供に
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段及び作用】この発明はドラ
ム内に送り込まれる空気を加熱する半導体ヒータと、こ
の半導体ヒータに流れる電流値を、目詰り電流値として
検知する検知手段を有する衣類乾燥機の目詰り報知装置
において、前記検知手段によって検知される目詰り電流
値が予め決められた基準の値以下になったときに、衣類
乾燥機の目詰りを報知する報知手段と、前記基準の値を
乾燥運転時間が長くなると小さくする制御手段とを備え
てなる衣類乾燥機の目詰り報知装置である。
【0005】すなわち、この発明は乾燥運転時間を測
り、この乾燥運転時間が長くなると半導体ヒータの目詰
り電流値の基準の値を小さくすることにより、半導体ヒ
ータの目詰り電流値に対する、乾燥する布量の影響を取
り除けるようにしているので、衣類乾燥機にかかる負荷
の大小にかかわらず半導体ヒータの目詰り状態を正確に
検知して使用者に知らせることを可能にするものであ
る。
【0006】
【実施例】以下、図に示す実施例に基づきこの発明を詳
述する。なお、これによってこの発明が限定されるもの
ではない。図3において、1は衣類乾燥機の本体で、こ
の本体1の前部及び後部の開口端に前面板2と後面板3
とがそれぞれ止着されており、前面板2に形成した衣類
出入口4には、扉5が取り付けられている。衣類乾燥機
は、その本体1内の前部に前面板2に止着された金属製
の環状のドラム支持盤6が設けられるとともに、本体1
内の後部に本体1の両側部に架設した状態で固着される
金属製の仕切り板7が設けられている。仕切り板7は中
心部から放射状に複数個の通気口8が穿設されている。
【0007】9は仕切り板7の中心部を直角に挿通して
固定された支軸で、この支軸9の後端部は、後方に膨出
するよう形成された前記後面板3の中央部のボスにボル
トとワッシャーによって固着されている。本体1内に
は、乾燥室となる樹脂成型により作られたドラム10が
収納されている。ドラム10は、後面の中心部に固着さ
れた軸受で支軸9の前端側に回転自在に挿着され、支軸
9のドラム10側の端面に螺合されるボルトと、このボ
ルトの頭の下側に挿入されるワッシャーとにより、支軸
9に対し抜け止めされるとともに、前面側開口縁は、
ドラム支持盤6の外周縁にフェルト11を介して回転自
在に嵌合されている。ドラム10の後面には、多数の透
孔あるいは放射状のスリットからなる熱気出口12が形
成されている。
【0008】13はドラム10の下側に形成された循環
路で、この循環路13は、ドラム支持盤6に固着された
L字型のダクト15と、仕切り板7の後面を気密に覆う
ように止着された円筒状の循環ケーシング16とからな
り、仕切り板7の通気口8の後側と、ドラム支持盤6の
下部左側に形成された熱気入口14とを連通させてい
る。ダクト15内には、熱気入口14に近い側に正抵抗
温度特性を有するハニカム状の半導体ヒータ17が設け
られており、下側に傾斜する底部の最も低い部分には、
ダクト15内に溜まったドレンを機外に排出するドレン
排出管18が下向きに突出されている。
【0009】循環ケーシング16は、下向きの循環管1
9が一体に形成され、この循環管19は本体1の内底部
でダクト15に連結されて連通している。衣類出入口4
の部分には、扉5の開閉を検知する扉スイッチ20が設
けられている。21は循環ケーシング16の後面側に連
続するよう止着されたほぼ同形の冷却ケーシングで、こ
の冷却ケーシング21は、循環管19の後側で循環管
と区画された下向きの冷却路22が一体に形成され、
冷却路22の下端部は、冷却ケーシング21と冷却路2
2の後方を覆う後面板3の下部に形成された冷気出口2
3と連通されている。
【0010】前記支軸9の後部には、メタルを介して熱
交換型の画面ファン24が回転自在に軸支されており、
両面ファン24の外周面からの突部は、冷却ケーシング
21内に係合されている。本体1内の底部には、両面フ
ァン24を回転する駆動モータ26が設置されている。
駆動モータ26はその両側に突出するモータ軸26aの
先端にプール25a,27aがそれぞれ固着されてい
る。両面ファン24はプーリ25aと対応する位置に減
速用のプーリ25bが形成されていて、2つのプーリ2
5a,25bに張設されるベルト25cにより、かなり
の高速で回転されている。また、反対側のプーリ27a
とドラム10の外周面とにアイドラプーリ27bで押圧
されるベルト28が張設されていて、ドラム10を低速
回転している。
【0011】ドラム10の後面の熱気出口12と仕切り
板7の通気口8との間は、シール材29によってシール
されており、前記後面板3の中央膨出部には、冷気入口
30が放射状に穿設されている他、ドラム10の後面の
熱気出口12を覆うように、フィルター装置31がドラ
ム10の内側から着脱可能に取り付けられている。
【0012】衣類乾燥機内の空気温度は、サーミスタを
用いた第1温度検出手段32、第2温度検出手段33、
及び第3温度検出手段34によって測定される。第1温
度検出手段32は、仕切り板7の裏面側に位置してドラ
ム10の熱気出口12での排気温度を測定し、第2温度
検出手段33は、半導体ヒータ17より後方のダクト1
5内に位置して熱交換、除湿後で、かつ再加熱される前
の排気温度を測定する。また、第3温度検出手段34
、半導体ヒータ17の加熱後でドラム10内に吹き込
まれる前の乾燥用加熱空気の温度を測定する。第2温度
検出手段33は、両面ファン24で熱交換された後の外
気温度を検出してもよく、また、除湿機を別途設けた構
成のものであれば、除湿機通過後の冷却用外気の温度を
検出するようにしてもよい。
【0013】半導体ヒータ17やフィルター装置31の
目詰り検知は、半導体ヒータ17に流れる電流値によっ
て行なわれる。半導体ヒータ17は正抵抗温度特性を有
するので温度が高くなると抵抗が大きくなり、電流値を
下げることになる。従って衣類の量が多い場合には乾燥
風に対する抵抗が大きいので、乾燥風が弱くなって半導
体ヒータ17の温度が上昇し、電流値を下げることにな
る。そしてそれにフィルターの目詰りが加わると、更に
乾燥風が弱くなって電流値の下げ幅が大きくなることに
なるわけである。 図5に示すごとく半導体ヒータ17の
入口側空気温度を検出する第2温度検出手段33、乾燥
時間をセットするタイマー35、及び半導体ヒータ17
に流れる電流を検知するヒータ電流検知部36は、キー
入力部37とともに制御部38に接続されている。制御
部38は、半導体ヒータ17の入口側の温度と乾燥時間
の2つの運転条件の組み合わせにより、半導体ヒータ1
7の目詰り電流値の目詰り電流値の基準の値(以下の具
体例では目詰り電流値Bで示す)が、図2に示すフロー
チャートに従って選び出され、ヒータ電流検知部36か
ら入力される電流値が前記の目詰り電流値の基準の値以
下になったときに、半導体ヒータ17とフィルター装置
31の目詰りが、制御部38に接続されたブザーや表示
器などからなる報知手段39により報知される。40は
モータ駆動部、41はヒータ駆動部である。
【0014】次に、以上の構成を備えた衣類乾燥機の目
詰り報知装置の作動を図1〜図5に基づいて説明する。
図1は衣類乾燥機における目詰り報知を半導体ヒータ1
7に流れる電流値の変化により行なうフローチャートで
ある。半導体ヒータ17の入口側の温度と電流値を制御
部38に入力し、乾燥時間(又は乾燥運転時間:乾燥運
転開始からの経過時間)のカウントをセットすると、半
導体ヒータ17の入口温度及び乾燥時間のそれぞれの値
に応じた基準の目詰り電流値が、図2に示すフローチ
ャートによって予め決定される。例えば、使用する衣類
乾燥機について、図4に示されている1つの目詰り電流
値A=8Aを入力すると、ヒータ入口温度が40℃以下
で、乾燥時間が60分以下の場合、目詰り電流値BはA
と同じく8Aとなる。
【0015】しかし、ヒータ入口温度が40℃以上で、
乾燥時間が60分以下の場合、目詰り電流値BはB=A
−1=7Aとなる。また、ヒータ入口温度が40℃以下
で、乾燥時間が60分以上の場合、目詰り電流値B=A
−1=7Aとなる。これに対し、ヒータ入口温度が40
℃以上で、乾燥時間が60分以上になるとき、目詰り電
流値B=A−1=6Aとなり、目詰り電流値Bを小さく
している。
【0016】したがって、ヒータ電流検知部36によっ
て制御部38に入力される半導体ヒータ17の電流値
が、ヒータ入口温度と乾燥時間の2つの条件の組み合わ
せによって決まる基準の目詰り電流値以下になったと
き、制御部38に接続された報知手段39により目詰り
の報知がなされる。特に衣類の量が多い場合には乾燥風
に対して抵抗になるのでフィルタの目詰りがなくても半
導体ヒータの電流値を下げることになる。そしてそれに
加えてフィルタの目詰りが生じると半導体ヒータの電流
値が更に下がることになる。そこで上述のごとく乾燥時
間が長くなると基準となる目詰り電流値を小さい値に変
更することによって、衣類の量の影響を除いて、フィル
ターの目詰りを正確に検知できるようにするわけであ
る。
【0017】
【発明の効果】この発明によれば、基準の目詰り電流値
少なくとも乾燥運転時間が長くなると小さい値に変更
る制御手段が設けられているため、衣類乾燥機に投入
される衣類の量の違いによって半導体ヒータに流れる電
流値が変った場合にもその影響を取り除き、衣類乾燥機
の目詰りを正確に報知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】半導体ヒータに流れる電流値の変化により目詰
り報知を行なうフローチャートの一例である。
【図2】半導体ヒータの入口側の温度と乾燥時間のそれ
ぞれの値に応じた目詰り電流値を決定するフローチャー
トの一例である。
【図3】衣類乾燥機の一例を示す縦断面図である。
【図4】運転条件によって異なる目詰り電流値の一例で
ある。
【図5】目詰り報知装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 ドラム 17 半導体ヒータ 36 ヒータ電流検知手段(ヒータ電流検知部) 38 目詰り電流値の制御手段(制御部) 39 報知手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドラム内に送り込まれる空気を加熱する
    半導体ヒータと、この半導体ヒータに流れる電流値を、
    目詰り電流値として検知する検知手段を有する衣類乾燥
    機の目詰り報知装置において、前記検知手段によって検
    知される目詰り電流値が予め決められた基準の値以下に
    なったときに、衣類乾燥機の目詰りを報知する報知手段
    と、前記基準の値を乾燥運転時間が長くなると小さくす
    る制御手段とを備えてなる衣類乾燥機の目詰り報知装
    置。
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JPH0761397B2 (ja) * 1986-06-27 1995-07-05 松下電器産業株式会社 衣類乾燥機
JPH0246898A (ja) * 1988-08-08 1990-02-16 Sanyo Electric Co Ltd 乾燥機

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