JPH0631100A - 衣類乾燥機 - Google Patents

衣類乾燥機

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Publication number
JPH0631100A
JPH0631100A JP4188209A JP18820992A JPH0631100A JP H0631100 A JPH0631100 A JP H0631100A JP 4188209 A JP4188209 A JP 4188209A JP 18820992 A JP18820992 A JP 18820992A JP H0631100 A JPH0631100 A JP H0631100A
Authority
JP
Japan
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drying
temperature
clothes
drum
clogging
Prior art date
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Pending
Application number
JP4188209A
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English (en)
Inventor
久典 ▲広▼瀬
Hisanori Hirose
Yozo Kawamura
要藏 河村
Tatsuya Hirota
達哉 廣田
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 乾燥運転開始当初の乾燥温度が安定していな
いときに、不所望に目詰まり検知が行われるのを抑制す
る。 【構成】 リントフィルタが目詰まりすると、ヒータ出
口温度toの所定温度t2を越える温度上昇が判断され
(S7ステップ)、またはヒータ入口・出口温度差to
−tiの所定温度差t1を越える状況が判断され(S8
ステップ)、目詰まり用の乾燥運転が実行される(S1
4ステップ)。この場合、乾燥運転開始当初のT1の間
は、S2ステップでS7、S8ステップの実行が阻止さ
れ、従って、乾燥温度が安定しないことにより、実際は
目詰まり発生がなくとも目詰まり検知が行われて目詰ま
り用の乾燥運転制御が実行されるのが未然に防止され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は衣類乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、衣類乾燥機では、衣類を収容し
た乾燥室と、この乾燥室に連通した循環経路との間でヒ
ータ加熱した乾燥風を循環させて衣類を乾燥している。
そして、乾燥中には糸屑等のリントが衣類から発生する
ため、リントを乾燥風から除去するリントフィルタが設
けられているが、このリントフィルタが目詰まりすると
乾燥風の循環が悪くなり、乾燥効率が低下してしまう。
【0003】そこで、乾燥風の循環が悪くなると、或る
箇所の温度が著しく変化したり、或る2点間の温度差が
著しく変化したりすることに鑑みて、この温度変化に基
づいて目詰まり検知を行う乾燥機が、特開昭63−26
0596号公報(D06F58/28)で提案された。
しかしながら、乾燥風温度は乾燥運転開始当初は安定せ
ず、外気温度等の影響を受けやすく、従って、実際は目
詰まりが発生していなくても目詰まり検知が行われる場
合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、乾燥運転開
始当初の乾燥温度が安定していないときに、不所望に目
詰まり検知が行われるのを抑制しようとするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の衣類乾燥機は、
収容した衣類を乾燥する乾燥室と、この乾燥室との間で
乾燥風を循環させる循環経路と、上記乾燥風を加熱する
ヒータと、上記乾燥風からリントを除去するリントフィ
ルタと、このフィルタの目詰まりを検知する目詰まり検
知手段と、この検知手段の出力に基づいて乾燥運転制御
を行う制御手段とを備える。この制御手段は、乾燥運転
が開始後安定するまでの間、上記検知手段の出力に基づ
いて行われる制御を阻止する阻止手段を有する。
【0006】
【作用】リントフィルタが目詰まりすると、目詰まり検
知手段がこれを検知し、これに基づいて乾燥運転制御が
行われる。但し、乾燥運転が開始後安定するまでは、目
詰まり検知が行われても、これに基づいた制御は阻止さ
れる。従って、乾燥運転開始当初、乾燥温度が安定しな
いことにより、実際は目詰まりが発生していなくても目
詰まり検知が行われ、目詰まりに対応した制御が行われ
てしまうと云う事態を未然に防止できる。
【0007】
【実施例】本発明実施例の衣類乾燥機を図面に基づいて
説明する。図2は衣類乾燥機の構造を示し、1は本発明
の衣類乾燥機であり、2はその機枠、3はこの機枠2の
前面中央に設けた衣類の投入口である。4は上記機枠2
の後面に取り付けた後面板である。5は外部空気を導入
するために、上記後面板4の中央に設けた導入孔、6は
上記導入孔5から導入した空気を再び機外へ導出するた
めに、後面板2の下部に設けた導出口である。
【0008】7は上記投入口3を開閉するドア、8は上
記投入口3を囲むように取り付けた環状の板金製ドラム
支持板である。9は上記機枠2の後部に、上記後面板4
と間隔をあけて横方向に架設した支持板、10はこの支
持板9に固定したファンケーシングである。
【0009】11は上記機枠2内に配設した横軸型の乾
燥室即ちドラムであり、前面開口を上記投入口3に対向
させている。このドラム11の前面側は、フェルト等を
介して上記ドラム支持板8で支持し、後面側は、軸12
で回転自在に支持している。13は上記ドラム11の内
壁の一部を内側に膨らませるようにして形成したバッフ
ルで、ドラム11の回転に伴ってその中の衣類をかき上
げるためのものである。14は上記ドラム11の後面中
央に設けた乾燥風出口、15はこの出口14を覆うフィ
ルターカバーで、内側には、リントフィルタ16を装着
している。
【0010】17は上記ドラム支持板8の下部に設けた
乾燥風入口である。18は上記支持板9に設けた連通
口、19は上記乾燥風出口14からの風を確実に上記連
通口18に送るためのシール部材である。
【0011】20は上記ファンケーシング10内におい
て、上記軸12に回転自在に装着した円盤状の合成樹脂
製両面ファンである。この両面ファン20は、上記ドラ
ム11側に位置する循環ファン面21と上記後面板4側
に位置する冷却ファン面22とを、それぞれ表裏一体に
形成している。また、冷却ファン側中央部にはプーリ2
3を設けている。24は上記ファンケーシング10に、
上記両面ファン20を囲むように設けた合成樹脂製仕切
板である。この仕切板24の中央の円形開口内に上記両
面ファン20を収容することにより、上記仕切板24と
上記両面ファン20とで共同して、上記ファンケーシン
グ10内を乾燥風路25と冷却風路26とに区画してい
る。
【0012】27は上記乾燥風路25の下部に設けた排
気口、28はこの排気口27と上記乾燥風入口17とを
連結する循環経路即ち循環ダクトである。29、29a
はこの循環ダクト28の出口近傍、即ち上記乾燥風入口
17近傍に配置した加熱用の第1、第2ヒータである。
30は上記循環ダクト28の最下部に設けた排出口で、
ダクト28内に凝縮した除湿水を機外へ排出する。
【0013】31は誘導モータであり、小プーリ32、
ベルト33を介して上記プーリ23に接続している。同
時に、プーリ34、ドラムベルト35を介して上記ドラ
ム11に接続している。
【0014】そして、乾燥時、上記モータ31の駆動力
により、上記ドラム11が低速で、上記両面ファン20
が高速で、それぞれ一方向に回転する。同時に、上記第
1、第2ヒータ29、29aが通電し、乾燥風を加熱す
る。
【0015】これにより、上記循環ファン面21が回転
して起きた乾燥風が、上記乾燥風路25、循環ダクト2
8、ドラム11を通って循環し、ドラム11内の衣類と
熱交換を行う。また、上記冷却ファン面22が回転し
て、上記導入孔5から冷却風路26内に外気が導入され
て上記導出口6から導出される。この時、上記両面ファ
ン20が冷却される。そして、熱交換後に乾燥風が両面
ファン20に接して冷却され、乾燥風中の水分が凝縮
し、乾燥風路25内を流れ下り、上記排出口30から排
出される。
【0016】36は上記モータ31の回転数を検出する
ための回転数センサで、上記小プーリ32に取り付けた
磁石片37と、この磁石片37が発する磁気に感応する
ホール素子38とからなる。小プーリ32、即ち上記モ
ータ31が1回転するとホール素子38の出力にパルス
電圧が発生し、このパルス電圧の発生周期によってモー
タ31の回転数が検出できる。
【0017】39は上記連通口18の近傍に設置した第
1の感熱素子で、上記ドラム11から排出された乾燥風
の温度を検出して、アナログ電圧値に変換する。40は
上記乾燥ダクト28内において、上記第1、第2ヒータ
29、29aの入口近傍に設置した第2の感熱素子で、
これらヒータによって再加熱される前の乾燥風の温度を
検出して、アナログ電圧値に変換する。40aは上記乾
燥ダクト28内において、上記第1、第2ヒータ29、
29aの出口近傍に設置した第3の感熱素子で、ヒータ
で再加熱された直後の乾燥風の温度を検出して、アナロ
グ電圧値に変換する。これら第1、第2、第3の感熱素
子としては、例えばサーミスタを用いる。上記第1、第
2感熱素子39、40は衣類の乾燥率を検知するため
に、また上記第2、第3感熱素子40、40aは上記フ
ィルタ16の目詰まりを検知するために用いられ、この
ことは後で詳細に説明する。
【0018】図3は上記衣類乾燥機の制御機構を示す。
41は各種運転条件の設定や乾燥運転の始動/停止操作
を行うための操作キー群、42は上記ドア7の開閉を検
出するドアスイッチである。43は商用電源44の零電
圧点であるゼロクロス点を検出するゼロクロス検出回
路、45は乾燥運転の進行状況等を表示するLED表示
回路である。このLED表示回路45は目詰まり検知時
に駆動する目詰まりLED表示回路を含む。46は運転
の終了や動作異常等を知らせるブザー回路である。47
及び48、48aはそれぞれ上記モータ31及びヒータ
29、29aを駆動するトライアックである。
【0019】49は制御機構の中心となる制御手段即ち
マイクロコンピュータ(以下マイコンと略す)であり、
上記操作キー群41、ドアスイッチ42、第1、第2、
第3の感熱素子39、40、40a、回転数センサ3
6、及びゼロクロス検出回路43からの情報に基づい
て、上記LED表示回路45、ブザー回路46及びトラ
イアック47、48、48aに制御信号を送出する。
【0020】このマイコン49は、CPU50、RAM
51、ROM52、各種のタイマーを備えたタイマー部
53、A/D変換器54等で構成されている。上記CP
U50は、制御部55と演算部56とから構成され、上
記制御部55は、命令の取り出し及び実行を行い、上記
演算部56は、命令の実行段階において、制御部55か
らの制御信号によって入力機器やメモリから与えられる
デ−タに対し、二進加算、論理演算、増減、比較等の演
算処理を行う。上記RAM51は、機器に関するデータ
を記憶するためのものであり、上記ROM52は、予め
機器を動かすための手段や判断のための条件の設定、各
種情報の処理をするためのルール等を読み込ませておく
ものである。
【0021】上記第1、第2、第3の感熱素子39、4
0、40aから上記マイコン49へ入力されたアナログ
電圧値の温度データは、A/D変換器54によってディ
ジタル電圧値に変換される。一方、ROM52は、温度
に対応した基準値を記憶している。制御部55は、演算
部56において上記A/D変換器54の出力と上記基準
値とを比較し、温度を判定する。
【0022】上記構成に基づく衣類乾燥機の動作を説明
する。操作キー群41の1つであるスタートキーが押さ
れると、ゼロクロス検出回路43がゼロ信号を検出する
タイミングに同期して、トライアック48、48aにゲ
ート信号が出力され、ヒータ29、29aがONする。
更に、トライアック47にゲート信号が出力制御されて
トライアック47の導通角が制御され、モータ31は回
転数1300rpmで回転する。即ち、上記回転数セン
サ36からのパルス信号に基づいてモータ31の回転数
が検知され、トライアック47の導通角が増減制御され
る。導通角の増減に基づいて、モータ31への供給電圧
量が増減し、モータ31の回転数が1300rpmに維
持される。
【0023】そして、モータ31が回転すると、ドラム
11が回転するとともに、両面ファン20が回転する。
両面ファン20の回転により乾燥風が発生し、ヒータ2
9、29aによって加熱されてドラム11内に送り込ま
れる。モータ31が1300rpmで定常回転すると、
ドラム11は43rpmで定常回転する。ドラム11内
の衣類は、乾燥初期には水分を多く含んでいるので重
く、このような衣類をバッフル13によってドラム11
の最上部までかかき上げるためには比較的高い回転数が
要求される。このため、ここではドラム11を43rp
mで定常回転させている。ドラム11内の衣類は、バッ
フル13によりかき上げられては落とされるようにして
撹拌されながら、同時に、上記乾燥風よって乾かされ
る。この間、ドラム11内の衣類が乾燥することによっ
て負荷量が変化し、これにより回転数が変化しようとす
るが、上述のようにドラム11は一定の回転数で定常回
転し続ける。
【0024】このようにして乾燥が行われる間、第1感
熱素子39及び第2の感熱素子40によって検出される
ドラム出口及びヒータ入口の温度は、衣類が乾燥してい
くにしたがって図4のような特性を示す。ヒータ入口の
温度は、外気の温度に影響され、値自身はその時々で変
わるが、運転開始後、しばらくすると余り変動しなくな
る。一方、ドラム出口の温度は、衣類が十分に水分を含
んでいるときには衣類との間で熱交換が行われるので、
一定の値を保つが、衣類が乾燥してくると、十分に熱交
換が行われないので温度が上昇し始める。乾燥率は、こ
れら2箇所の温度差から判定される。即ち、乾燥運転開
始より15分経過後、衣類との間で十分に熱交換が行わ
れているときの温度差Aを検出し、これを基準とする。
衣類が乾燥してきてドラム出口の温度が上昇して、温度
差が拡がり、温度差がAに所定値Bを加えた(A+B)
に達した時に、衣類の乾燥率が96%と判定される。こ
こで、所定値Bは、衣類の乾燥率が96%になるときの
値として、あらかじめ実験等により決定されるものであ
る。なお、この96%の乾燥率は感熱素子39,40に
よる乾燥率判定の限界値である。
【0025】第1及び第2の感熱素子39及び40から
の入力に基づいて、乾燥率が96%に達したと判断され
ると、乾燥開始時からこの判断までに要した運転時間
(乾燥開始時からカウントされているものである)に基
づいて、衣類の量が判定され、その後の回転数が決定さ
れる。即ち、運転時間が短いほど衣類の量が少ないとし
て、回転数を低くする。例えば、運転時間が40分以内
であれば、モータ31の回転数を1200rpmに変更
設定し、40分を越え100未満であれば1240rp
m、100分以上であれば1270rpmにそれぞれ変
更設定する。モータ31の回転数が1200rpm、1
240rpm、1270rpmのとき、ドラム11の回
転数は、それぞれ40rpm、41rpm、42rpm
となる。また、これらの回転数は、この時判定した各々
の衣類の量に対してドラム11を回転させたとき、バッ
フル13によってかき上げられた衣類が最上部から落ち
るように、あらかじめ実験等によって決定したものであ
る。変更設定された回転数の下で15分が経過するとヒ
ータ29、29aがオフし、乾燥終了となる。
【0026】このように、衣類が所定の乾燥率に達する
と、衣類の量を判定し、このときの衣類の量に対してド
ラムを回転させたとき、バッフルによってかき上げられ
た衣類が最上部から落ちるように、その後の回転数を変
更しているので、洗濯時等に発生した衣類のからみを十
分にほぐしたのち乾燥運転を終わらせることができる。
したがって、ドラムからの衣類の取り出しがスムーズに
行える。
【0027】さて、図1は、衣類乾燥機の上述の動作と
並行して進められる動作を示すものであって、上記マイ
コン49に組み込まれたプログラムの流れを示す。以
下、同図に従って、衣類乾燥機の更なる動作を説明す
る。
【0028】操作キー群41でのスタートキーの操作に
従って(S1ステップ)、時間T1が経過するまでは
(S2ステップ)、上述の如き通常の乾燥運転がS3ス
テップにて実行され、時間T1が経過するとこの乾燥運
転はS9ステップにて引き続き実行される。乾燥運転が
終了すると(S10ステップ)、上記ヒータ29、29
aがオフしモータ31の回転のみが継続し、ドラム11
内への送風のみが実行されてクールダウン運転が行わ
れ、衣類の温度が下がる(S16ステップ)。これによ
り、衣類の乾燥率はほぼ98%に達し、衣類は十分に乾
燥した状態になる。クールダウン運転は5分経過により
終了し(S17ステップ)、ブザー回路46によって終
了ブザーが鳴動する(S18ステップ)。
【0029】乾燥運転の実行中、第2感熱素子40及び
第3の感熱素子40aによって検出されるヒータ入口温
度及びヒータ出口温度、更に両温度の差は、衣類が乾燥
していくに従って図4のような特性を示す。いずれも、
乾燥運転開始後、時間T1が経過するまでの立ち上がり
時は大きく変動するが、この立ち上がり時を過ぎると余
り変動しなくなる。
【0030】しかし、乾燥運転中、上記リントフィルタ
16に衣類から発生するリントがたまってリントフィル
タ16が目詰まりを起こすと、乾燥風の流れが悪くな
る。すると、上記感熱素子40によるヒータ入口温度は
さほど影響を受けないが、上記感熱素子40aによるヒ
ータ出口温度は乾燥風がヒータ加熱されてもヒータ出口
付近に淀みやすくなって温度上昇する。ヒータ出口温度
の上昇により、ヒータ入口・出口温度の差も拡がる。
【0031】このように上記リントフィルタ16が目詰
まりを起こして、乾燥風の流れが悪くなると、このまま
では所望な状態に衣類を乾燥できなくなるが、本実施例
においては以下に示す如く目詰まりを検知し、これに応
じた乾燥を行うことができる。
【0032】即ち、上記S9ステップでの乾燥運転の
間、常時、上記タイマー部53がクリアされ(S4ステ
ップ)、上記第2感熱素子40によるヒータ入口温度t
iが入力され(S5ステップ)、上記第3感熱素子40
aによるヒータ出口温度toが入力される(S6ステッ
プ)。次いで、ヒータ出口温度toが所定温度t2(例
えば190℃)を越えたか否かが判断されるとともに
(S7ステップ)、ヒータ入口・出口温度差to−ti
が所定温度差t1(例えば155℃)を越えたか否かが
判断される(S8ステップ)。
【0033】そして、目詰まりが上述の如く発生し、ヒ
ータ出口温度が上昇し、且つヒータ入口・出口温度差が
拡がると、S7ステップ及びまたはS8ステップで肯定
判断がなされる。このように肯定判断がなされると、そ
の後上記タイマー部53でカウントが開始される(S1
1ステップ)。このカウント値が1分となると(S12
ステップ)、上記LED表示回路45の目詰まりLED
表示回路が点滅駆動されて目詰まりが報知されるととも
に(S13ステップ)、目詰まりに適した乾燥運転が上
記通常の乾燥運転に代わって実行される(S14ステッ
プ)。この目詰まり用乾燥運転においては、ヒータ29
だけが駆動し、乾燥温度が下げられる。この目詰まり用
の乾燥運転が所定の時間の経過により終了すると(S1
5ステップ)、上述の如くS16ステップ以降が実行さ
れる。
【0034】ところで、ヒータ出口温度toの所定温度
t2を越える温度上昇、及びまたはヒータ入口・出口温
度差to−tiの所定温度差t1を越えて拡がる状況
は、乾燥運転開始後、乾燥運転が安定するまでの時間T
1の間にも生じ得る。これは、図4の如く、ヒータ出口
温度はヒータ29、29aでの加熱直後の乾燥風の温度
であって急上昇するのに比べて、ヒータ入口温度は外気
温度等の影響を受けて緩やかに上昇することによる。
【0035】すると、この時間T1においては、このま
までは、目詰まりが発生していなくても目詰まり検知が
行われる。しかし、本実施例にあっては、時間T1経過
中はS2ステップの作用により、S3ステップで通常の
乾燥運転制御が行われるのみで、上記ヒータ出口温度t
oの温度上昇及びまたはヒータ入口・出口温度to−t
iの拡がりはS7、S8ステップが実行されないことに
より判断されず、目詰まり用の乾燥運転制御の実行が阻
止される。従って、乾燥運転開始当初、乾燥温度が安定
しないことにより、実際は目詰まりが発生していなくて
も目詰まり検知が行われ、目詰まりに対応した制御が行
われてしまうと云う事態は、未然に防止される。
【0036】いまや明らかな如く、上記S7、S8ステ
ップは本発明の目詰まり検知手段に、上記S2ステップ
は本発明の阻止手段に相当する。
【0037】
【発明の効果】本発明の衣類乾燥機によれば、乾燥風か
らリントを除去するリントフィルタが目詰まりを起こし
た場合、これを検知できて目詰まりに応じた制御を行う
ことができる上に、乾燥運転開始当初の乾燥温度が安定
していないときに、不所望に目詰まり検知が行われるの
を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の衣類乾燥機の動作を示すプログ
ラムのフローチャートである。
【図2】同衣類乾燥機の構造を示す縦断面図である。
【図3】同衣類乾燥機のブロック回路図である。
【図4】同衣類乾燥機の要部の温度特性図である。
【符号の説明】
11 ドラム(乾燥室) 16 リントフィルタ 28 循環ダクト(循環経路) 29 第1ヒータ 29a 第2ヒータ 39 第1感熱素子 40 第2感熱素子 40a 第3感熱素子 49 マイクロコンピュータ(制御手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収容した衣類を乾燥する乾燥室と、この
    乾燥室との間で乾燥風を循環させる循環経路と、上記乾
    燥風を加熱するヒータと、上記乾燥風からリントを除去
    するリントフィルタと、このフィルタの目詰まりを検知
    する目詰まり検知手段と、この検知手段の出力に基づい
    て乾燥運転制御を行う制御手段とを備え、この制御手段
    は、乾燥運転が開始後安定するまでの間、上記検知手段
    の出力に基づいて行われる制御を阻止する阻止手段を有
    することを特徴とする衣類乾燥機。
JP4188209A 1992-07-15 1992-07-15 衣類乾燥機 Pending JPH0631100A (ja)

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JP4188209A JPH0631100A (ja) 1992-07-15 1992-07-15 衣類乾燥機

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002233685A (ja) * 2001-02-13 2002-08-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 洗濯乾燥機
US6779279B2 (en) * 2002-07-09 2004-08-24 Lg Electronics Inc. Dryer having a filter sensing system
EP2376708B1 (en) 2009-02-10 2016-07-13 MeadWestvaco Corporation Low density paper and paperboard with two-sided coating
JP2021065531A (ja) * 2019-10-25 2021-04-30 東芝ライフスタイル株式会社 洗濯乾燥機

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