JP3030164B2 - 衣類乾燥機 - Google Patents

衣類乾燥機

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JP3030164B2
JP3030164B2 JP4192341A JP19234192A JP3030164B2 JP 3030164 B2 JP3030164 B2 JP 3030164B2 JP 4192341 A JP4192341 A JP 4192341A JP 19234192 A JP19234192 A JP 19234192A JP 3030164 B2 JP3030164 B2 JP 3030164B2
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衣類乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、洗濯機において、モータに供給す
る電源の位相を調整することによってモータの回転数を
制御し、回転翼を駆動するようにしたものがあり、特願
平3−314723号公報(D06F33/02)に示
されている。
【0003】更に詳しくは、モータの回転数を回転セン
サにて検出し、この値と前回検出し、記憶しておいた記
憶値との差に基づいて導通角を決定し、これによって、
電源の位相を調整する。導通角とは、モータへの通電を
開始する位相角で、交流電源のゼロクロス点からの相対
位相角(0°〜180°)で表される。このため、この
ゼロクロス点をゼロクロス検出回路で検出している。
【0004】この制御(位相制御)では、モータにかか
る電力量を変えることによってトルクを変えることがで
きる。したがって、洗濯運転中に負荷の変化によってモ
ータに加わる負荷が変化しても、常に設定した回転数で
回転翼を回転させることができる。
【0005】衣類乾燥機においても、前記位相制御によ
ってモータを制御することにより、安定したドラムの回
転を実現させることが考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような衣
類乾燥機においては、ゼロクロス検出回路の故障、ある
いは部品のバラつきや経時変化での定数変化等のなんら
かの要因でゼロクロス点を検出するゼロクロス信号が得
られなくなった場合、モータに制御信号を出力できなく
なり、モータが停止して乾燥運転が続行できなくなって
しまうという問題が起こる。
【0007】本発明は、衣類乾燥機の改良に関し、この
ような問題点を解消するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の衣類乾燥機は、
衣類を収容するドラムと、このドラムを回転させるモー
タと、このモータにより駆動され、前記ドラム内に乾燥
風を送る送風ファンと、PTC素子からなる複数のヒー
タを用い、前記乾燥風を加熱する加熱手段と、前記モー
タの回転数を検出する回転数検出手段と、この回転数検
出手段で検出した回転数に基づいてモータにかかる電力
量を変えることにより、前記モータの回転数を制御する
制御手段とを備え、前記制御手段は、前記モータにかか
る電力量を変えることにより前記モータの回転数を制御
することができなくなったとき、電源波形通りの電圧を
モータに供給するとともに、通電される前記ヒータの個
数を減少させることを特徴としたものである。
【0009】
【0010】
【0011】
【作用】制御手段は、記憶手段に記憶した回転数と、回
転数検出手段で検出した回転数とを比較手段で比較し
て、その差から回転数の増加または減少傾向を判断す
る。そして、ゼロクロス検出手段からゼロクロス信号が
出力される度に、前記判断結果に基づいてモータに供給
する電源の位相を調整して回転数を制御する。これによ
り、あらかじめ設定した回転数でドラムが回転する一
方、何らかの原因によって、一定期間前記ゼロクロス信
号の出力がないと、制御手段は、位相の調整を行わずモ
ータを駆動させる。これによって、ドラムは継続して回
転する。このときは、電源電圧の波形通りの電圧がモー
タに供給されることになり、モータの出力トルクは最大
になる。したがって、モータは前記設定回転数より高い
回転数で回転することになる。
【0012】送風手段として前記モータでドラムととも
に駆動される送風ファンを用いた場合、制御手段が、位
相の調整を行わなくなったことにより、モータの回転数
が増すと、送風ファンの回転数が増すので、ヒータへの
送風量が増す。加熱手段としてPTC素子からなる複数
のヒータを用いた場合、個々のヒータは、送風量が増す
と低温化するため、その特性上これに対抗するように発
熱しようとする。この結果、個々のヒータに流れる電流
が増大する。
【0013】しかし、ヒータ調整手段は、位相の調整が
行われずに前記モータが駆動されるようになると、ゼロ
クロス信号が出力されていたときに比べ、通電するヒー
タの個数を減少させるため、ヒータ全体としての電流の
増加が抑えられる。
【0014】
【0015】
【実施例】本発明の実施例を各図面に基づいて説明す
る。
【0016】図7において、1は本発明の衣類乾燥機で
あり、2はその機枠、3はこの機枠2の前面中央に設け
た衣類の投入口である。4は前記機枠2の後面に取り付
けた後面板である。5は外部空気を導入するために、前
記後面板4の中央に設けた導入孔、6はこの導入孔5か
ら導入した空気を再び機外へ導出するために、後面板4
の下部に設けた導出口である。
【0017】7は前記投入口3を開閉するドア、8は前
記投入口3を囲むように取り付けた環状の板金製ドラム
支持板である。9は前記機枠2の後部に、前記後面板4
と間隔をあけて横方向に架設した支持板、10はこの支
持板9に固定したファンケーシングである。
【0018】11は前記機枠2内に配設した横軸型のド
ラムであり、前面開口を前記投入口3に対向させてい
る。このドラム11の前面側は、フェルト等を介して前
記ドラム支持板8で支持し、後面側は、軸12で回転自
在に支持している。13は前記ドラム11の内壁の一部
を内側に膨らませるようにして形成したバッフルで、ド
ラム11の回転に伴ってその中の衣類をかき上げるため
のものである。14は前記ドラム11の後面中央に設け
た乾燥風出口、15はこの出口14を覆うフィルターカ
バーで、内側には、リントフィルタ16を装着してい
る。
【0019】17は前記ドラム支持板8の下部に設けた
乾燥風入口である。18は前記支持板9に設けた連通
口、19は前記乾燥風出口14からの風を確実に前記連
通口18に送るためのシール部材である。
【0020】20は前記ファンケーシング10内におい
て、前記軸12に回転自在に固定した円盤状の合成樹脂
製両面ファンである。この両面ファン20は、前記ドラ
ム11側に位置する循環ファン面21と前記後面板4側
に位置する冷却ファン面22とを、それぞれ表裏一体に
形成している。また、冷却ファン側中央部にはプーリ2
3を設けている。24は前記ファンケーシング10に、
前記両面ファン20を囲むように設けた合成樹脂製仕切
板である。この仕切板24の中央の円形開口内に前記両
面ファン20を収容することにより、前記仕切板24と
前記両面ファン20とで共同して、前記ファンケーシン
グ10内を乾燥風路25と冷却風路26とに区画してい
る。
【0021】27は前記乾燥風路25の下部に設けた排
気口、28はこの排気口27と前記乾燥風入口17とを
連結する乾燥ダクトである。29はこの乾燥ダクト28
の出口近傍、即ち前記乾燥風入口17近傍に配置した加
熱用ヒータ装置である。このヒータ装置29は、PTC
素子からなる4つのヒータで構成しており、2つのヒー
タを1組としたヒータA29a、ヒータB29bごとに
ON/OFF制御される。30は前記乾燥ダクト28の
最下部に設けた排出口で、ダクト28内に凝縮した除湿
水を機外へ排出する。
【0022】31は誘導モータであり、小プーリ32、
ベルト33を介して前記プーリ23に接続している。同
時に、プーリ34、ドラムベルト35を介して前記ドラ
ム11に接続している。
【0023】そして、乾燥時、前記モータ31の駆動力
により、前記ドラム11が低速で、前記両面ファン20
が高速で、それぞれ一方向に回転する。同時に、前記ヒ
ータ装置29が通電し、乾燥風を加熱する。
【0024】これにより、前記循環ファン面21が回転
して起きた乾燥風が、前記乾燥風路25、乾燥ダクト2
8、ドラム11を通って循環し、ドラム11内の衣類と
熱交換を行う。また、前記冷却ファン面22が回転し
て、前記導入孔5から冷却風路26内に外気が導入され
て前記導出口6から導出される。この時、前記両面ファ
ン20が冷却される。そして、熱交換後に乾燥風が両面
ファン20に接して冷却され、乾燥風中の水分が凝縮
し、乾燥風路25内を流れ下り、前記排出口30から排
出される。
【0025】36は前記モータ31の回転数を検出する
ための回転数センサで、前記小プーリ32に取り付けた
磁石片37と、この磁石片37が発する磁気に感応する
ホール素子38とからなる。小プーリ32、即ち前記モ
ータ31が1回転するとホール素子38の出力にパルス
電圧が発生し、このパルス電圧の発生周期によってモー
タ31の回転数が検出できる。
【0026】39は前記連通口18の近傍に設置した第
1の感熱素子で、前記ドラム11から排出された乾燥風
の温度(ドラム出口温度)を検出して、アナログ電圧値
に変換する。40は前記乾燥ダクト28内において、前
記ヒータ29の入口近傍に設置した第2の感熱素子で、
ヒータ29によって再加熱される前の乾燥風の温度(ヒ
ータ入口温度)を検出して、アナログ電圧値に変換す
る。これら感熱素子としては、例えばサーミスタを用い
る。
【0027】図8は本実施例における制御機構を示し、
41は各種運転条件の設定や乾燥運転の始動/停止操作
を行うための操作キー群、42は前記ドア7の開閉を検
出するドアスイッチである。43は商用電源44の零電
圧点であるゼロクロス点を検出するゼロクロス検出回
路、45は乾燥運転の進行状況等を表示するLED表示
回路、46は運転の終了や動作異常等を知らせるブザー
回路である。47、48a及び48bはそれぞれ前記モ
ータ31、ヒータA29a及びヒータB29bを駆動す
るトライアックである。
【0028】49は制御機構の中心となるマイクロコン
ピュータ(以下マイコンと略す)であり、前記操作キー
群41、ドアスイッチ42、第1,第2の感熱素子3
9,40、回転数センサ36、及びゼロクロス検出回路
43からの情報に基づいて、前記LED表示回路45、
ブザー回路46及びトライアック47,48a,48b
に制御信号を送出する。
【0029】このマイコン49は、CPU50、RAM
51、ROM52、各種のタイマーを備えたタイマー部
53、A/D変換器54等で構成されている。前記CP
U50は、制御部55と演算部56とから構成され、前
記制御部55は、命令の取り出し及び実行を行い、前記
演算部56は、命令の実行段階において、制御部55か
らの制御信号によって入力機器やメモリから与えられる
デ−タに対し、二進加算、論理演算、増減、比較等の演
算処理を行う。前記RAM51は、機器に関するデータ
を記憶するためのものであり、前記ROM52は、予め
機器を動かすための手段や判断のための条件の設定、各
種情報の処理をするためのルール等を読み込ませておく
ものである。
【0030】前記第1の感熱素子39及び第2の感熱素
子40から前記マイコン49へ入力されたアナログ電圧
値の温度データは、A/D変換器54によってディジタ
ル電圧値に変換される。一方、ROM52は、各温度に
対応した基準値を記憶している。制御部55は、演算部
56において前記A/D変換器54の出力と前記基準値
とを比較し、温度を判定する。
【0031】上記構成に基づく動作を図1から図6に従
って説明する。なお、図6は、図8中の(イ)から
(ニ)の波形を示す。
【0032】電源が投入されると、制御部55は、割り
込み時間計測用のタイマーAに0.1sを設定する(S
1)。次に、タイマーA割り込み、外部割り込みA、外
部割り込みBを許可状態にする(S2〜S4)。ここ
で、タイマーA割り込みとは、タイマーAで設定された
時間ごとにサブルーチン「タイマーA割り込み」(図
3)を実行することである。外部割り込みAとは、ゼロ
クロス検出回路43から図6の(ロ)に示すようなゼロ
クロス信号を入力するごとに、サブルーチン「外部割り
込みA」(図4)を実行することである。なお、ゼロク
ロス信号は、電源の周波数が60Hzのときは8.3m
s間隔で入力され、50Hzのときは10ms間隔で入
力される。外部割り込みBとは、回転数センサ36から
パルス信号を入力するごとに、サブルーチン「外部割り
込みB」(図5)を実行することである。
【0033】操作キー群41の1つであるスタートキー
が押されると(S5)、制御部55は、目標回転数Aを
1300rpmと設定して(S6)、モータフラグをセ
ットする(S7)。次に、ヒータAフラグをセットする
とともに(S8)、運転時間計測用の運転タイマーを動
作させる(S9)。
【0034】ゼロクロス信号を入力すると、制御部55
は、「外部割り込みA」を実行してヒータA29aをO
Nするとともに、モータ31を始動させる。その後、
「外部割り込みB」を実行することによって、回転セン
サ36で検出されるモータ31の回転数に基づいて位相
調整データを決定し、さらに、このデータに基づいて、
ゼロクロス信号を入力するごとに「外部割り込みA」を
実行して電源の位相を調整する。これにより、モータ3
1のトルクを制御し、モータ31を1300rpmで定
常回転させる。この時、ドラム11は43rpmで定常
回転する。なお、「外部割り込みA」及び「外部割り込
みB」の実行によるヒータON/OFF制御及びモータ
の回転制御の詳細については後述する。
【0035】運転タイマーが2分をカウントすると(S
11)、制御部55は、さらにヒータBフラグをセット
し(S14)、ヒータB29bをONする。
【0036】モータ31の回転に伴って両面ファン20
が回転すると、乾燥風が発生する。この乾燥風は、ヒー
タA29a及びヒ−タB29bが共にONしたヒータ装
置29によって加熱され、ドラム11内に送り込まれ
る。ドラム11内の衣類は、ドラム11の回転によりバ
ッフル13でかき上げられては落とされるようにして撹
拌されながら、同時に、前記乾燥風よって熱交換されて
乾かされる。
【0037】この間、ドラム出口の温度は、乾燥風が衣
類との間で十分に熱交換しているときは余り高くなら
ず、ほぼ一定な値を保つが、衣類が乾燥してくるにした
がって熱交換が十分に行われなくなるので、徐々に上昇
してくる。
【0038】制御部55は、ドラム出口の温度が80℃
を越えると(S12)、ヒータBフラグをリセットして
(S15)、ヒータB29bをOFFする。そして、ド
ラム出口の温度が79℃を切ると(S13)、再びヒー
タBフラグをセットして(S15)、ヒータB29bを
ONする。このようにして、ドラム出口の温度を79℃
から80℃の間に保っている。
【0039】ドラム11内の衣類が十分乾燥し、乾燥工
程が終わると(S16)、制御部55は、ヒータAフラ
グ及ヒータBフラグを共にリセットして、(S18,S
19)ヒータA29a及びヒータB29bを共にOFF
する。即ち、両面ファン20の回転によってドラム11
内に冷風のみを送るクールダウン工程を行い、衣類の温
度を低下させる。同時に、運転タイマーをクリアして
(S20)、5分のカウントを行わせる(S21)。こ
れが終わると(S23)、モータフラグをリセットして
(S24)、モータ31を停止させる。そして、ブザー
回路46によって終了ブザーを鳴らし、乾燥運転を終え
る(S25)。
【0040】ここで、「外部割り込みA」及び「外部割
り込みB」の実行によるヒータON/OFF制御及びモ
ータの回転制御について詳細に説明する。
【0041】上記動作中、ゼロクロス信号が入力される
と、制御部55は、「外部割り込みA」を実行する。ま
ず、外部割り込み確認フラグをセットする(S40
1)。ヒータAフラグを確認し(S402)、セットさ
れていればトライアック48aにヒータON信号を出力
して、ヒータA29aをONする(S403)。ヒータ
Aフラグがリセットであれば、前記ヒータON信号を停
止して、ヒータA29aをOFFする(S404)。同
様に、ヒータBフラグを確認し(S405)、セットさ
れていればトライアック48bにヒータON信号を出力
して、ヒータB29bをONする(S406)。ヒータ
Bフラグがリセットであれば、前記ヒータON信号を停
止して、ヒータB29bをOFFする(S407)。
【0042】このように、ゼロクロス信号に同期して、
ヒータをON/OFFさせることにより、ON/OFF
の際のノイズの発生を防止している。
【0043】次に、制御部55は、モータフラグを確認
する(S408)。このフラグがセットされていれば、
制御スタートフラグを確認する(S409)。制御スタ
ートフラグは、モータ31が始動して最初に目標回転数
Aに達するまではリセット状態であり、位相制御時には
セット状態である。制御スタートフラグがリセットであ
れば、トライアック47にモータON信号を出力してモ
ータ31を起動させる(S410)。
【0044】回転センサ36からパルス信号を入力する
度に、制御部55は、「外部割り込みB」を実行する。
まず、このパルス信号からモータ31の回転数を検出す
る(S501)。そして、この回転数が目標回転数Aで
ある1300rpmに達したかを判断する(S50
2)。
【0045】モータ31の回転数が最初に1300rp
mに達するまで、制御フラグはセットされないので、制
御部55は、「外部割り込みA」において、トライアッ
ク47にモータON信号を出力し続ける。これにより、
モータ31には、図6の(イ)に示すような電源波形通
りの電圧が供給される。
【0046】ステップ502で、最初に回転数が130
0rpmに達したと判断すると、制御スタートフラグを
確認する(S503)。この時、まだこのフラグはリセ
ット状態であるので、制御フラグをセットして(S50
4)、初期導通角60°に対応する遅延時間T1(電源
周波数が60HzであればT1=2.78ms、50H
zであればT1=3.33ms)をRAM51に記憶す
る(S505)。ここで、導通角とは、モータ31に通
電を始める電源の位相角で、ゼロクロス点を位相角0°
としたときの相対位相角(0°〜180°)で表してい
る。遅延時間T1とは、ゼロクロス点から導通角になる
までの時間である。
【0047】また、制御部55は、モータON信号の出
力時間T3をRAM51に記憶する(S506)。この
出力時間T3は、ゼロクロス点から相対位相角130°
になるまでの時間T2から前記遅延時間T1を差し引い
た時間である。
【0048】次に、ステップ501で検出したモータ3
1の回転数をRAM51に記憶する(S507)。
【0049】制御フラグがセットされた後、「外部割り
込みA」のステップ409で、これが確認されると、制
御部55は、トライアック47へのモータON信号を停
止する(S411)。そして、遅延時間計測用のタイマ
ーBに前記遅延時間T1を転送してカウントさせる(S
412)。カウントが終わると(S413)、モータO
N信号を出力する(S414)。同時に、タイマーBに
前記出力時間T3を転送してカウントさせる(S41
5)。このカウントが終わると(S416)、モータO
N信号を停止する(S417)。
【0050】つまり、図6の(ハ)に示すように、モー
タON信号は、ゼロクロス信号が入力される度に、導通
角60°で出力され、相対位相角130°で停止され
る。これにより、モータ31には、図6の(ニ)に示す
ような波形の電圧が供給される。
【0051】その後、「外部割り込みB」において、ス
テップ501で検出した回転数が1300rpmである
と判断すれば(S508)、前記遅延時間T1及び出力
時間T3を変更しないが、1300rpmを越えている
と判断すれば、演算部56において、この時の回転数と
前回のステップ507で記憶した回転数とを比較する
(S509)。この時の回転数が大きければ、導通角を
1°増やし、この導通角に対応する遅延時間T1及びT
1に基づく出力時間T3を同じく演算部56において算
出し(S511)、それぞれ、RAM51に記憶する
(S512,S513)。なお、導通角を増やす際、す
でに導通角が140°になっていれば、導通角を増やさ
ない。(S510)。また、導通角が130°以上にな
ったときの出力時間T3は、位相角5°分の時間とす
る。
【0052】これに基づき、制御部55は、「外部割り
込みA」において、新たな遅延時間T1、出力時間T3
でモータON信号を出力/停止する。即ち、ゼロクロス
点からの遅延時間を長くして、モータON信号を前回導
通角+1°で出力し、相対位相角130°で停止させる
ことにより、モータに供給する電圧量を減少させる。な
お、導通角が130°以上のときは、モータON信号を
導通角+5°で停止させる。
【0053】一方、ステップ502で回転数が1300
rpm未満になったと判断すれば、位相制御中であるか
を確認し(S514)、演算部56において、この時の
回転数と前回のステップ507で記憶した回転数とを比
較する(S515)。この時の回転数が小さければ、導
通角を1°減らし、この導通角に対応する遅延時間T1
及び出力時間T3を同じく演算部56において算出し
(S517)、それぞれ、RAM51に記憶する(S5
12,S513)。なお、導通角を減らす際、すでに導
通角が10°になっていれば、導通角を減らさない(S
516)。これに基づいて「外部割り込みA」を実行
し、ゼロクロス点からの遅延時間を短くして、モータO
N信号を前回導通角−1°で出力し、相対位相角130
°で停止させることにより、モータ31に供給される電
圧量を増加させる。
【0054】このようにして、モータ31の回転数デー
タをフィードバックさせて、導通角を調整することによ
り、ドラム11にかかる負荷に応じてトルクを変化させ
ている。これにより、ドラム11は、常に目標回転数A
である1300rpmで定常回転する。
【0055】なお、「外部割り込みA」のステップ40
8でモータフラグがリセットであれば、制御部55は、
トライアック47へのモータON信号の出力/停止動作
をやめ、モータ31を停止させる(S418)。そし
て、制御スタートフラグを再びリセット状態にする(S
419)。
【0056】さて、前述の乾燥運転中、割り込み時間計
測用のタイマーAは、0.1sのカウントを繰り返し、
制御部55は、このカウントの度に「タイマーA割り込
み」を実行して、外部割り込み確認フラグの状態によ
り、ゼロクロス信号が正常に出力されているかどうかの
異常判定を行う(図3)。ゼロクロス信号の間隔は前述
のように8.3ms(60Hz)または10ms(50
Hz)であるので、この判定の間に数回は入力されるこ
とになる。そして、入力されれば、「外部割り込みA」
の前記ステップ401において、前記確認フラグがセッ
トされる。
【0057】制御部55は、この確認フラグがセットさ
れていれば、正常にゼロクロス信号が入力されていると
判断し、このフラグをリセットする(S302)。しか
し、ゼロクロス検出回路43の故障等、何らかの原因に
よりゼロクロス信号が入力されない場合は、前記確認フ
ラグがリセットのままであるので、割り込み異常フラグ
をセットし(S303)、さらに外部割り込みAを禁止
状態にする(S304)。
【0058】前述したように、乾燥運転(乾燥工程及び
クールダウン工程)が行われている間、制御部55は、
ゼロクロス信号を入力する度に、モータ31に供給する
電源の位相を調整し、モータ31の回転数を制御してい
るが、ゼロクロス信号が入力されなくなると、「外部割
り込みA」が実行されなくなるので、このままではモー
タON信号が出力されなくなり、モータ31が停止して
しまう。
【0059】しかし、「タイマーA割り込み」におい
て、割り込み異常フラグがセットされ、制御部55は、
割り込み異常フラグがセット状態になったと判断すると
(S10,S22)、トライアック47にモータON信
号を出力し、モータ31を起動させる(S27,S2
9)。このときは、モータON信号を出力し続け、位相
の調整は行わないので、モータ31には、図6の(イ)
に示すような、電源波形通りの電圧が供給される。よっ
て、モータ31は最大トルクで回転する。このとき、モ
ータ31のトルクが増したことによりドラム11の回転
数は高くなる。
【0060】また、モータ31の回転数が高くなると、
両面ファン20の回転数が高くなって、ヒータ装置29
への送風量が多くなる。
【0061】乾燥工程中、即ちヒータ装置29が動作し
ているときは、送風量が増すと個々のヒータの出力が増
し、電流量が増大する。これは、ヒータが、送風量が増
すと低温化するため、その特性上これに対抗するように
発熱しようとするからである。
【0062】制御部55は、乾燥工程中に、割り込み異
常フラグがセット状態になると(S10)、モータ31
を起動する前に、ヒータB29bをOFFにする(S2
6)。即ち、ヒータA29aのみで乾燥を行う。これに
より、ヒータ装置29全体として、電流量が増大しない
ようにする。
【0063】こうして、割り込み異常フラグがセット状
態での乾燥工程及びクールダウン工程が終わると、制御
部55は、モータON信号を停止して、モータ31を停
止させる(S31)。そして、ブザー回路46によっ
て、終了ブザーとは違うブザー音を鳴らしたり、LED
表示回路45によってLEDを点滅させたりして、使用
者に対してゼロクロス信号出力異常を報知する(S3
2)。
【0064】以上、本発明の実施例によれば、乾燥運転
中に、ゼロクロス信号が出力されなくなると、モータ3
1に供給する電源の位相を調整することなくモータを駆
動するので、乾燥運転を中断させるようなことがない。
【0065】また、位相の調整を行わなくなったことに
より、両面ファン20の回転数が増し、ヒータ装置29
への送風量が増す。個々のヒータは、低温化するため、
その特性上これに対抗するように発熱しようとし、結
果、消費電流量が増大する。
【0066】しかし、乾燥工程中に位相調整が行われな
くなると、ヒータB29bをOFFにし、ヒータA29
aのみをONにすることにより、位相調整が行われてい
たときに比べ、通電するヒータの個数を減少させるよう
にしているので、ヒータ装置29全体としては、電流を
増大させることがない。したがって、過大電流による電
源配線への負担を極力抑えることができ、過熱発火等の
虞れをなくすることができる。
【0067】さらに、乾燥運転が終了した後、ゼロクロ
ス信号が出力されなくなったという異常を報知するよう
にしたので、使用者に途中で乾燥を中止させるようなこ
ともない。
【0068】
【発明の効果】本発明の衣類乾燥機の構成によれば、乾
燥運転中に、モータにかかる電力量を変えることにより
モータの回転数制御が行えなくなると(本実施例におい
位相制御ができなくなると)、電源波形通りの電圧を
モータに供給して駆動するので、乾燥運転を中断させる
ようなことがない。
【0069】更に、前記モータでドラムとともに駆動さ
れる送風ファンを用い、加熱手段としてPTC素子から
なる複数のヒータを用いた構成において、電源波形通り
の電圧をモータに供給することにより送風ファンの回転
数が増しヒータへの送風量が増しても、通電するヒータ
の個数を減少させるので、ヒータ全体としては、電流を
増大させることがない。したがって、過大電流による電
源配線への負担を極力抑えることができる。
【0070】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の衣類乾燥機のメインルーチンによる動
作を示すフローチャートである。
【図2】同じく図1に続くフローチャートである。
【図3】同じくサブルーチン「タイマーA割り込み」に
よる動作を示すフローチャートである。
【図4】同じくサブルーチン「外部割り込みA」による
動作を示すフローチャートである。
【図5】同じくサブルーチン「外部割り込みB」による
動作を示すフローチャートである。
【図6】図8中の各波形を示す波形図である。
【図7】本発明の衣類乾燥機の構造を示す縦断面図であ
る。
【図8】同じく制御機構を示す電気ブロック図である。
【符号の説明】
11 ドラム 20 両面ファン(送風手段,送風ファン) 29 ヒータ装置(乾燥手段) 31 誘導モータ(モータ) 36 回転数センサ(回転数検出手段) 43 ゼロクロス検出回路(ゼロクロス検出手段) 45 LED表示回路(報知手段) 46 ブザー回路(報知手段) 51 RAM(記憶手段) 55 制御部(制御手段、ヒータ調節手段) 56 演算部(比較手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−267096(JP,A) 実開 平1−143291(JP,U) 特公 平4−17027(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 58/28 D06F 58/02 H02M 1/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衣類を収容するドラムと、このドラムを
    回転させるモータと、このモータにより駆動され、前記
    ドラム内に乾燥風を送る送風ファンと、PTC素子から
    なる複数のヒータを用い、前記乾燥風を加熱する加熱手
    段と、前記モータの回転数を検出する回転数検出手段
    と、この回転数検出手段で検出した回転数に基づいて
    ータにかかる電力量を変えることにより、前記モータの
    回転数を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、
    前記モータにかかる電力量を変えることにより前記モー
    タの回転数を制御することができなくなったとき、電源
    波形通りの電圧をモータに供給するとともに、通電され
    る前記ヒータの個数を減少させることを特徴とする衣類
    乾燥機。
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