JP3263634B2 - 衣類乾燥機 - Google Patents

衣類乾燥機

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JP3263634B2
JP3263634B2 JP21144197A JP21144197A JP3263634B2 JP 3263634 B2 JP3263634 B2 JP 3263634B2 JP 21144197 A JP21144197 A JP 21144197A JP 21144197 A JP21144197 A JP 21144197A JP 3263634 B2 JP3263634 B2 JP 3263634B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衣類乾燥機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】家庭用の衣類乾燥機は、湿った衣類を収
容したドラム内に乾燥した熱風を供給し、衣類から蒸発
した水分を含む湿った熱風を冷却することにより除湿
し、乾燥させた空気をヒータにて再加熱してドラムへ循
環する構成となっている。ドラムは水平軸を中心にゆっ
くりと回転され、これによりドラム内の衣類は攪拌され
てむらのない乾燥が実行される。
【0003】この種の一般的な衣類乾燥機では、前面の
衣類投入口近傍にドラムの空気取入口が設けられ、該空
気投入口からドラム内に供給された加熱空気はドラム後
面の中央に設けられている空気出口を通ってドラム外部
に取り出される。この排気中には衣類から出た糸屑等が
混入しているので、これを除去するために空気出口には
着脱自在のリントフィルタが設けられている。リントフ
ィルタが目詰まりすると空気の循環が悪くなり、加熱空
気がドラム内に停滞して、ドラム内部やその近傍のドア
等の温度が異常に上昇する恐れがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、従来の衣類乾
燥機では、次のようにリントフィルタの目詰まりを検知
し、目詰まりを検知すると表示パネル上に使用者の注意
を喚起する表示を行なうと共にヒータの加熱出力を低下
するようにしている。すなわち、ヒータに正特性サーミ
スタを使用する場合、ヒータ近傍を通過する風量が増加
して該ヒータから放散される熱量が増すと、該ヒータに
はより多くの加熱電流が流れて発熱量が増加する。逆
に、ヒータ近傍を通過する風量が減少して該ヒータから
放散される熱量が減ると、加熱電流も減少して発熱量が
少なくなる。リントフィルタが目詰まりするとヒータ近
傍を通過する風量は減少するから、ヒータに流れる加熱
電流を検出し、その検出値が所定値以下になるとフィル
タ目詰まりの可能性があると判断することができる。
【0005】しかしながら、従来の衣類乾燥機では、使
用者が表示によりリントフィルタの目詰まりに気が付い
たときにはヒータの加熱出力も下げられているため、異
常加熱は回避できるものの、乾燥性能も低下し、乾燥の
所要時間が大幅に長引くという問題点があった。
【0006】本発明は上記問題を解決するために成され
たもので、その目的とするところは、リントフィルタの
目詰まりによるドラムやその周囲の異常加熱を確実に防
止しつつ、目詰まり時の乾燥性能の低下も回避すること
ができる衣類乾燥機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明に係る第1の衣類乾燥機は、空気取入
口及び空気出口を有する衣類を収容するためのドラム
と、該ドラムの空気取入口と空気出口との間に接続され
た循環風路と、該循環風路内の空気取入口近傍に設けた
ヒータと、前記循環風路内の空気を循環させるためのフ
ァンとを具備する衣類乾燥機において、 a)前記循環風路内を通過する風量又は該風量に対応する
指標値を検知する風量検知手段と、 b)使用者に対し異常を報知するための報知手段と、 c)前記風量検知手段にて検知された風量又は指標値が第
1の所定値にまで低下したとき前記報知手段を駆動し、
更に該風量又は指標値が第1の所定値よりも小さい第2
の所定値にまで低下したときに加熱出力を低下するべく
前記ヒータを制御する運転制御手段と、 を備えることを特徴としている。
【0008】また、本発明に係る第2の衣類乾燥機は、
上記第1の衣類乾燥機において、前記ヒータは、周囲に
放散される熱量の増減に応じて電源電流が増減し発熱量
が変動するヒータであって、前記風量検知手段は、ヒー
タに供給される電源電流の大きさを風量に対応する指標
値として検出する電流検出手段とし、前記運転制御手段
は、該電流検出手段の検出値が第1の所定値にまで低下
したとき前記報知手段を駆動し、更に該検出値が第2の
所定値にまで低下したときに加熱出力を低下するべく前
記ヒータを制御することを特徴としている。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の第1の衣類乾燥機では、
ドラムの空気出口に備えたリントフィルタに目詰まりが
生じると循環風路内の通風が滞るので、風量検知手段に
より検知される風量又は該風量に対応する指標値は目詰
まりがない場合と比較して減少する。運転制御手段はそ
の風量の減少度合を判断し、予め定めた第1の所定値に
まで下がると、空気循環の不良を使用者に報知するため
に報知手段を駆動する。報知手段としては、ランプ等の
表示手段やブザー等の音発生手段を利用することができ
る。使用者は、この報知によりリントフィルタの目詰ま
りを認識して清掃を行なう。このとき、報知は行なわれ
るが、ヒータの加熱出力は低下されないので、ドラム内
には相対的に高温の加熱空気が供給され続ける。従っ
て、報知手段による異常報知後もリントフィルタの目詰
まりが解消されないと、空気流が滞るドラム内の温度は
徐々に上昇する。そこで、運転制御手段は、風量又はそ
の指標値が第2の所定値にまで低下すると、異常加熱の
可能性があると判断し、加熱出力を下げるようにヒータ
を制御する。これにより、空気取入口からドラム内に供
給される加熱空気の温度は大幅に下がり、ドラムやドア
等が異常に加熱するのを回避することができる。
【0013】循環風路内の風量を検知する具体的な手段
として、上記第2の衣類乾燥機では、ヒータに供給され
る電源電流の検出値を利用している。すなわち、循環風
路内の通風が滞ってヒータ近傍を通過する風量が減少す
ると、該ヒータから奪われる熱量が減少する。このた
め、ヒータは発熱量を抑制しようとし、加熱電流は減少
する。この結果、電流検出手段の検出値は低下する。運
転制御手段は、この検出値が予め定めた第1の所定値に
まで下がると報知手段を駆動し、更に第2の所定値にま
で下がったときに初めて加熱出力を下げるべくヒータを
制御する。これにより、簡単に風量に対応した指標値を
得て、フィルタの目詰まり報知及び異常加熱の防止を確
実に行なうことができる。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【発明の効果】本発明の衣類乾燥機によれば、リントフ
ィルタの目詰まりが発生したとき、まず軽度の目詰まり
の時点で表示等による報知のみがなされ、ヒータの加熱
出力の削減は行なわれない。このため、ドラム内には高
温の加熱空気が送り込まれるので、乾燥性能は劣化せず
洗濯物の乾きは悪化しない。また、このとき使用者はフ
ィルタの目詰まりが生じていることを認識できるので、
その乾燥の終了後の適当な時期にフィルタ清掃を行なっ
て元の状態に復帰させることができる。そして、フィル
タの清掃が行なわれずに更に目詰まりが進行したとき
に、ヒータの加熱出力が下げられる。このため、ドラム
内に送り込まれる加熱空気の温度は下がるので、ドラム
やドア等が異常加熱を生じて衣類が損傷したりドア等が
変形したりすることを防止することができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明による衣類乾燥機の一実施例を
図に基づいて説明する。まず、この衣類乾燥機の全体構
成を図1の側面縦断面図を参照して説明する。衣類乾燥
機1の機枠2の前面中央には衣類投入口3が設けられ、
その開口はドア4により開閉される。機枠2の背面には
後面板5が止着され、後面板5の略中央には外部空気の
吸気口6が形成されている。一方、機枠2の下面には空
気の排気口7が形成されている。機枠2内において、衣
類投入口3を取り囲むように環状の板金製のドラム支持
板8が取り付けられ、また後部には、後面板5と所定間
隔を保って横方向に支持板9が架設されている。この支
持板9には一部を切り欠いたファンケーシング10が固
定されており、これにより機枠2内はファン室11とド
ラム収容室12とに区画されている。
【0019】ドラム収容室12内には水平軸型のドラム
13が、前面開口を衣類投入口3に対向させた状態でド
ラム支持板8にフェルト等を介して支持され、後面側は
主軸14により回転自在に軸支されている。ドラム13
の背面にはリントフィルタ16に被覆された空気出口1
5が形成される一方、前面のドラム支持板8の下部には
空気取入口17が形成されている。支持板9にはドラム
収容室12とファン室11とを連通する連通口18が形
成され、空気出口15からの空気流が確実に連通口18
に至るようにシール部材19がドラム13と支持板9と
の間に取り付けられている。
【0020】ファン室11内においては、主軸14に円
板状の合成樹脂製の両面ファン20が固着され、ドラム
収容室12側に位置する循環ファン20aと後面板5側
に位置する冷却ファン20bとがそれぞれ放射状に表裏
一体に形成されている。ファンケーシング10内には両
面ファン20を囲むように隔壁21が設けられ、この隔
壁21の略中央の円形開口に両面ファン20を収容する
ことにより、この両面ファン20と隔壁21とが相まっ
てファン室11内を乾燥風路22と冷却風路23とに区
画している。両面ファン20の周縁には、乾燥風路22
へ向けて開口する同心状の回転溝が一体形成され、一
方、隔壁21の内周縁には冷却風路23へ向けて開口す
る同心状の固定溝が形成されており、両面ファン20の
回転溝と隔壁21の固定溝とは相互に非接触状態で遊嵌
されている。すなわち、両面ファン20の回転溝と隔壁
21の固定溝とはラビリンス結合を成している。このた
め、乾燥風路22と冷却風路23との間は空気の交換が
できないようになっている。
【0021】乾燥風路22の下部とドラム支持板8に形
成されている空気取入口17とは乾燥ダクト24により
連結されており、その内部の空気取入口17付近にはヒ
ータ25が配置されている。このヒータ25は、例えば
ハニカム形状の正特性サーミスタで構成されている。乾
燥ダクト24の最下部には、乾燥ダクト24内に凝縮し
た除湿水を機外に排出するための排水口26が設けられ
ている。
【0022】機枠2内の底部にはモータ27が配置され
ている。モータ27は、ドラム13の外周面に巻掛けら
れたVベルト32にプーリ31を介して回転力を与える
一方、プーリ28、ファンベルト29を介して冷却ファ
ン20bの中央に形成されたプーリ30に回転力を与え
ている。また、Vベルト32のスリップを防止するため
に、ドラム回転時にアイドラプーリ33がVベルト32
に適当な張力を加える。プーリ28にはモータ27の回
転数を検出するための回転センサ34が取り付けられて
いる。
【0023】而して、乾燥運転時には、モータ27の回
転駆動力により、ドラム13が低速で、両面ファン20
は高速でそれぞれ回転され、同時にヒータ25に通電さ
れて乾燥風が加熱される。これにより、循環ファン20
aの回転で生起した風が、乾燥風路22、乾燥ダクト2
4、ドラム13を通って循環し、熱風がドラム13内を
通過する際に衣類から水分を奪う。一方、冷却ファン2
0bの回転により、外気が吸気口6から冷却風路23内
に導入され排気口7から排出される。このとき両面ファ
ン20自体が冷気により冷却される。ドラム13を通過
した後の水分を含む熱気は両面ファン20に接触して冷
却され、凝縮した水が乾燥風路22の内壁を流下して排
水口26から排出される。
【0024】ドラム13の空気出口15の近傍には、ド
ラム13から排気される空気の温度を検出するための出
口温度センサ35が配置されている。出口温度センサ3
5は、例えばサーミスタのような感熱素子で構成されて
いる。また、機枠2の前面下方には、種々の入力キーや
表示器を備えた操作パネル36が設けられている。この
操作パネル36の後方の機枠2内部には、合成樹脂製の
基板ケース37がビスにて取付られており、基板ケース
37には周囲温度の急激な変化の影響を受けにくい熱容
量の大きな部材で構成された制御基板38が内装されて
いる。制御基板38上には、後述するマイクロコンピュ
ータ(以下「マイコン」という)や制御基板38自体の
温度T1を検出するための雰囲気温度センサ39、その
他の各種の電気部品が実装されている。
【0025】図2は、上記操作パネル36の外観を示す
正面図である。この操作パネル36には、電源を投入す
るための電源キー40、乾燥運転のスタートや一時停止
を指示するためのスタートキー41、加熱の強さを選択
するためのヒータ切換キー42、「標準乾燥コース」
「ちょっと乾燥コース」等の乾燥コースを選択するため
のコース切換キー43、及び、「ドライ乾燥コース」を
選択するためのドライ切換キー44といった入力キー類
と、選択された加熱の強さ、乾燥コース等を知らせるた
めのLED群45が設けられている。LED群45の中
にはリントフィルタ16の目詰まりを警告するための目
詰まりサイン表示器45aが設けられている。また、入
力キーの操作確認や異常報知を行なうための電子ブザー
が、操作パネル36内側の適宜の位置に設けられてい
る。
【0026】次に、この衣類乾燥機1の制御系構成を図
3を参照して説明する。制御の中心には、CPU51、
ROM52、RAM53、タイマ54、A/D変換器5
5等から成るマイコン50が備えられており、ROM5
2に予め記憶されてる運転プログラムに従って後述の各
部を制御することにより乾燥運転を実行する。このマイ
コン50には、操作パネル36の入力キー類を含む入力
キー回路60、ドア4の開閉を検知するドアスイッチ6
1、操作パネル36のLED群45を駆動するLED点
灯回路62、出口温度センサ35、雰囲気温度センサ3
9、回転センサ34を含む回転数検出回路63、電子ブ
ザーを駆動するブザー回路64、商用電源に接続された
電源回路65、商用電源のゼロクロス点を検出する商用
電源ゼロクロス信号検出回路66、モータ27、第1、
第2なるヒータ25a、25b及び乾燥運転が終了した
後に自動的に電力供給を遮断するためのオートパワーオ
フ回路(APO)67を駆動するための負荷駆動回路6
8、マスタークロック信号を生成するクロック発振回路
69、リセット回路70、並びに、電流検出回路71が
接続されている。なお、第1ヒータ25aは2個の正特
性サーミスタ(PTC素子)から成り、第2ヒータ25
bは1個の正特性サーミスタから成る。従って、第1ヒ
ータ25aは第2ヒータ25bの約2倍の加熱能力を有
する。
【0027】次に、この衣類乾燥機における電流制御の
動作を図4を参照して説明する。図4の左側は衣類乾燥
機1全体の電源配線を示し、右側は上記電流検出回路7
1の内部構成を示している。商用交流電源65aには、
モータ27、ヒータ25、及び、上述のマイコン50を
中心とする制御回路80が並列に接続されている。制御
回路80に流れる電流はモータ27及びヒータ25に流
れる電流と比較すると僅かである。このため、実際上、
電流Iはモータ27及びヒータ25に流れる電流の和と
看做すことができる。電流検出回路71では、電流Iに
比例したコイルL1に流れる電流が抵抗R1により電圧値
に変換され、ダイオードD1、コンデンサC1等からなる
整流/平滑部により正電圧のピーク値Vdが取り出され
て、制御回路80中のマイコン50に送られる。
【0028】本実施例の衣類乾燥機1では、モータ27
の回転速度が上昇して両面ファン20の回転が速くなる
と、ヒータ25付近を通過する循環風の風量が増加しヒ
ータ25から奪われる熱量が増す。このとき、ヒータ2
5はその特性上発熱量を増加させようとするため、ヒー
タ25に流れる電流は増加する。しかしながら、衣類乾
燥機1全体として使用可能な電源電流は限られている
(例えば15A)ため、マイコン50は、検出された電
流Iが使用可能な電流以下の所定値になるようにモータ
27の回転速度を制御して送風量を調節する。
【0029】図5は、この衣類乾燥機におけるモータ2
7の回転制御を説明するための波形図である。図5
(a)は商用交流電源65aの電圧波形であり、商用電
源ゼロクロス信号検出回路66はこの電圧がゼロ点を横
切る毎に図5(b)に示すような検出パルス信号を発生
する。従って、ゼロクロス検出信号は、電源の周波数が
60Hzのときには8.3ms間隔で発生し、50Hz
のときには10ms間隔で発生する。
【0030】負荷駆動回路68において、モータ27に
流れる電流はトライアック等の半導体スイッチング素子
によりON/OFFされる。モータ27を停止状態から
定常回転速度にまで急速に上昇させるような場合には、
トライアックにモータON信号を与え続けることによ
り、図5(a)に示す電圧波形通りの電流がモータ27
に供給される。これに対し、モータ27を所定の回転速
度の近傍で回転制御する場合には、図5(c)に示すよ
うに、ゼロクロス点から遅延時間t1だけ遅延した相対
位相角θ1にてハイレベルとなり、更に遅延した所定の
相対位相角θ2(例えば130°)にてローレベルにな
るようなモータON信号を生成しトライアックに与え
る。トライアックは、モータON信号の立上りつまり位
相角θ1にて導通し、次のゼロクロス点にて遮断され
る。これにより、モータ27には図5(d)に示すよう
な波形を有する電流が供給される。ここで、相対位相角
とはゼロクロス点を0°としたときの位相角であって0
°〜180°の範囲にある。マイコン50は、上記遅延
時間t1を変えることにより位相角θ1のタイミングを変
え、モータ27に供給する電力を変化させることにより
回転速度を制御する。なお、図5(c)において、(θ
2−θ1)の角度、すなわちモータON信号がハイレベル
である期間の角度を通電角と定義する。
【0031】以下、乾燥運転時のマイコン50の処理動
作を図6〜図8を参照して説明する。図6は、乾燥運転
の処理全体を示すフローチャートである。まず、電源キ
ー40がONされると(ステップS1)、マイコン50
はリセット回路70からのリセット信号を受けて初期設
定を実行し(ステップS2)、これにより各種フラグ
(後記の第1及び第2目詰まりフラグを含む)や変数等
がリセットされる。使用者により衣類がドラム13内へ
収容されスタートキー41が押されると(ステップS
3)、マイコン50はモータ27の初期目標回転速度を
例えば1250rpmに設定してモータ27を始動させ
ると共にヒータ25に通電を開始し、乾燥運転をスター
トさせる(ステップS4)。これにより、モータ27の
回転速度は目標回転速度にまで急速に上昇し、ドラム1
3及び両面ファン20はそれぞれの減速比により定まっ
た所定の回転速度(例えばドラム13は約41rpm、
両面ファン20は約810rpm)にて回転する。
【0032】次いで、モータ27の目標回転速度を修正
するための電流制御処理を実行する(ステップS5)。
更に、リントフィルタ16の目詰まりの判定処理を実行
する(ステップS6)。電流制御処理及び目詰まり判定
処理の内容は、後で詳しく説明する。その後に、乾燥運
転に必要なその他の処理を実行する(ステップS7)。
例えば、マイコン50は、出口温度センサ35及び雰囲
気温度センサ39からそれぞれアナログ電圧値の温度デ
ータを受けて、これをA/D変換器55にてデジタル電
圧値に変換し、この温度データに基づいて二つのヒータ
25a、25bを適宜ON/OFFするように負荷駆動
回路68へ制御信号を出力する。また、電流制御処理に
より決定された目標回転速度になるようにモータ27の
位相制御を行なう。
【0033】そして、乾燥運転が終了したか否かを判定
し(ステップS8)、終了していない場合にはステップ
S5へと戻り、ステップS5〜S8の処理を繰り返し実
行する。乾燥運転は、例えば、乾燥開始より所定の運転
時間が経過したとき、或いは、出口温度センサ35及び
雰囲気温度センサ39にてそれぞれ検出された温度の差
が予め設定された所定値に到達したときに終了される。
乾燥運転が終了したならばヒータ25をOFFし(ステ
ップS9)、高温になった衣類を取り出し易い温度にま
で冷却するためにクールダウン運転を実行する(ステッ
プS10)。クールダウン運転が終了したならばモータ
27をOFFし(ステップS11)全ての処理を終了す
る。
【0034】次に、上記ステップS5の電流制御処理を
図7のフローチャートに沿って説明する。電流制御処理
が開始されると、まず、雰囲気温度センサ39により検
出された基板温度T2、その時点におけるモータ27の
位相制御のための通電角、或いは電源周波数(60Hz
又は50Hz)等の条件に基づいて制御電流データを決
定する(ステップS20)。制御電流データは、後述の
ように電流検出回路71にて検出された電流Iの制御目
標値であって、電流の上限が15Aであるとき12〜1
4A程度の範囲に設定される。
【0035】次いで、以降の処理を1秒間隔にて行なう
ために、その直前の電流制御処理から1秒が経過したか
否かを判定し(ステップS21)、経過していないとき
には以降の処理を行なわずにリターンへ進む。1秒が経
過しているときはステップS22、S23へと進み、マ
イコン50は電流検出回路71で検出したアナログ値の
検出出力電圧(以下「現電流データ」という)を受け、
これをA/D変換器55でデジタル値に変換し、この現
電流データを上記制御電流データと比較する。現電流デ
ータと制御電流データとが等しい場合には、モータ27
の目標回転速度を修正する必要はないのでリターンへ進
む。
【0036】現電流データが制御電流データ以下である
場合にはステップS23からS24へと進み、現電流デ
ータと制御電流データとの差に基づきモータ27の目標
回転速度の増加修正値αを算出する。そして、その時点
でのモータ27の目標回転速度に増加修正値αを加算し
て新たな目標回転速度pを求める(ステップS25)。
一方、現電流データが制御電流データより大きい場合に
はステップS26へと進み、現電流データと制御電流デ
ータとの差に基づきモータ27の目標回転速度の減少修
正値βを算出する。そして、その時点でのモータ27の
目標回転速度から減少修正値βを減算して新たな目標回
転速度pを求める(ステップS27)。
【0037】次いで、 新たに算出した目標回転速度p
が1400rpmを越えているか否かを判定し(ステッ
プS28)、越えているときは目標回転速度pを140
0rpmに修正する(ステップS30)。つまり、14
00rpmが目標回転速度pの上限値となる。ステップ
S28で目標回転速度pが1400rpm以下であると
きには、次に目標回転速度pが1000rpm未満であ
るか否かを判定し(ステップS29)、1000rpm
未満である場合には目標回転速度pを1000rpmに
修正する(ステップS31)。つまり、1000rpm
が目標回転速度pの下限値となる。目標回転速度pが1
000〜1400rpmの範囲内にある場合には、その
値がそのまま目標回転速度pとして採用される。
【0038】このように目標回転速度pを修正した後に
上記ステップS7の乾燥運転処理が実行されると、電流
Iは次のように変化する。すなわち、現電流データが制
御電流データ以下である場合には、上記電流制御処理に
より目標回転速度pが増加される。このため、モータ2
7の回転速度が上昇するように通電角は大きくされ、こ
れによりモータ27に流れる駆動電流は増加する。更
に、モータ27の回転速度が上昇するに伴い両面ファン
20の回転が速まり、乾燥風路22から乾燥ダクト24
に流れ込む通風量が増加する。このため、ヒータ25か
ら発散する熱量が増えるから、これに抗して発熱量を増
すようにヒータ25に流れる電流が増加する。この結
果、電流Iは増加する。
【0039】これとは逆に、現電流データが制御電流デ
ータより大きい場合には、電流制御処理により目標回転
速度pは減少される。このため、モータ27の回転速度
が下がるように通電角は小さくされ、モータ27に流れ
る駆動電流は減少する。更に、モータ27の回転速度が
低下するに伴い両面ファン20の回転は遅くなり、ヒー
タ25付近を通過する通風量は減少する。このため、ヒ
ータ25から発散する熱量は減少し、ヒータ25に流れ
る電流は減少する。この結果、電流Iは減少する。この
ようにして、電流Iは制御電流データにて指示される値
近傍に維持される。
【0040】次に、上記ステップS6の目詰まり判定処
理について、図8のフローチャートに沿って説明する。
リントフィルタ16に糸屑等が溜まると、ドラム13内
部から空気出口15及び連通口18を通ってファン室1
1側へ循環する風量が減少する。このため、ヒータ25
付近を通過する風量も減少し、ヒータ25に流れる電流
は減少する。上述したように、電流Iが減少するとモー
タ27の回転速度を上昇させて電流Iを増加させるべく
制御がなされるが、リントフィルタ16の目詰まりによ
り風量が減ると、モータ27の回転速度を上限値である
1400rpmにしても風量の増加は小さく、電流Iが
あまり増加しない。このようなことから、電流Iが予め
定めた所定値以下となった場合には、リントフィルタ1
6に目詰まりが生じている可能性が高いと判断すること
ができる。
【0041】そこで、まず、マイコン50は、軽度の目
詰まりが発生していることを示す第1目詰まりフラグM
F1がセットされているか否かを判定し(ステップS4
0)、該フラグMF1がセットされていないときには、
その時点での現電流データを第1目詰まり電流データ
(この例では9.5A)と比較する(ステップS4
1)。現電流データの方が大きい場合には目詰まりは生
じていないと判断しリターンへと進む。上記ステップS
41にて現電流データが第1目詰まり電流データ以下で
ある場合には軽度の目詰まりが発生していると判断し、
第1目詰まりフラグMF1をセットする(ステップS4
2)。そして、リントフィルタ16の目詰まりを使用者
に報知するために、LED点灯回路62を駆動し操作パ
ネル36の「フィルタ目詰まりサイン」表示器45aを
点灯させる(ステップS43)。
【0042】上記ステップS40にて第1目詰まりフラ
グMF1がセットされていると判定されたとき、及び、
ステップS43にて目詰まり表示が行なわれたときに
は、次に重度の目詰まりが発生していることを示す第2
目詰まりフラグMF2がセットされているか否かを判定
する(ステップS44)。第2目詰まりフラグMF2が
セットされていると判定されたときには、以降の目詰ま
り判定は不要であるのでそのままリターンへ進む。
【0043】上記ステップS44にて第2目詰まりフラ
グMF2がセットされていないと判定されたときには、
その時点での現電流データを第2目詰まり電流データ
(この例では9.0A)と比較し(ステップS45)、
現電流データの方が大きい場合には重度の目詰まりは生
じていないと判断してリターンへと進む。一方、現電流
データが第2目詰まり電流データ以下である場合には重
度の目詰まりが発生していると判断し、第2目詰まりフ
ラグMF2をセットする(ステップS46)。そして、
ブザー回路64を駆動し電子ブザーを鳴動させる(ステ
ップS47)。これにより、使用者に対し一層の注意を
喚起することができる。その後、ヒータ出力低下モード
の設定を行ない(ステップS48)リターンへ進む。
【0044】本実施例の衣類乾燥機1は、上述のよう
に、第1ヒータ25aの2個と第2ヒータ25bの1個
の合計3個の正特性サーミスタを有している。上記ステ
ップS48にてヒータ出力低下モードが設定されている
場合には、上記ステップS7の乾燥運転処理において、
使用するヒータ25の個数を1個減少する。すなわち、
例えば、一般の衣類乾燥(ドライ乾燥以外)においてヒ
ータ強を選択した場合には、通常、第1及び第2ヒータ
25a、25bを共にONすることにより3個の正特性
サーミスタを使用する。しかしながら、出力低下モード
が設定されている場合には、第1ヒータ25aのみをO
Nすることにより2個の正特性サーミスタを使用する。
また、一般の衣類乾燥においてヒータ弱を選択した場
合、又はドライ乾燥を選択した場合には、通常、第1ヒ
ータ25aのみをONすることにより2個の正特性サー
ミスタを使用する。しかしながら、出力低下モードが設
定されている場合には、第2ヒータ25aのみをONす
ることにより1個の正特性サーミスタを使用する。
【0045】このように、ONするヒータの個数を減少
することにより、ドラム13内に送り込まれる加熱空気
の温度が低下する。このため、リントフィルタ16が目
詰まりしておりドラム13内に加熱空気が停滞し易くな
っていても、ドラム13及びその内部の衣類、又はドア
4等が異常に加熱されることを回避できる。
【0046】以上説明したように、本実施例の衣類乾燥
機では、リントフィルタ16の比較的軽度の目詰まりが
発生したと判断される場合には、表示による使用者への
異常報知のみが実行され、ヒータ25の加熱出力を下げ
るような制御は実行されない。そして、目詰まりが更に
進行して、ドラム13やその周囲が異常に加熱される恐
れが発生する程度になると、ヒータ25の加熱出力を下
げるような制御が実行される。
【0047】なお、上記説明では、第1及び第2目詰ま
り判定電流データは所定の値を用いたが、制御電流デー
タと同様に基板温度T2等の条件に応じて修正するよう
にしてもよい。
【0048】また、上記ステップS47にて電子ブザー
を鳴動する代わりに、フィルタ目詰まりサイン表示器4
5aの点灯時の表示色をステップS43のときと変化さ
せる、表示器45aの点滅速度を変える等の、識別可能
な種々の異常報知を利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である衣類乾燥機の側面縦
断面図。
【図2】 この衣類乾燥機の操作パネルの外観を示す正
面図。
【図3】 この衣類乾燥機の制御系構成図。
【図4】 この衣類乾燥機における電流制御のための回
路構成図。
【図5】 この衣類乾燥機のモータ回転制御の動作説明
のための波形図。
【図6】 この衣類乾燥機の乾燥運転全体の制御フロー
チャート。
【図7】 この衣類乾燥機の電流制御処理の制御フロー
チャート。
【図8】 この衣類乾燥機の目詰まり判定処理の制御フ
ローチャート。
【符号の説明】
13…ドラム 15…空気
出口 16…リントフィルタ 17…空気
取入口 25…ヒータ 27…モー
タ 50…マイコン 60…入力
キー回路 66…商用電源ゼロクロス信号検出回路 68…負荷
駆動回路 71…電流検出回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島本 明人 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−126199(JP,A) 特開 平2−128799(JP,A) 特開 平7−204399(JP,A) 特開 平7−39695(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 58/28

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気取入口及び空気出口を有する衣類を
    収容するためのドラムと、該ドラムの空気取入口と空気
    出口との間に接続された循環風路と、該循環風路内の空
    気取入口近傍に設けたヒータと、前記循環風路内の空気
    を循環させるためのファンとを具備する衣類乾燥機にお
    いて、 a)前記循環風路内を通過する風量又は該風量に対応す
    る指標値を検知する風量検知手段と、 b)使用者に対し異常を報知するための報知手段と、 c)前記風量検知手段にて検知された風量又は指標値が
    第1の所定値にまで低下したとき前記報知手段を駆動
    し、更に該風量又は指標値が第1の所定値よりも小さい
    第2の所定値にまで低下したときに加熱出力を低下する
    べく前記ヒータを制御する運転制御手段と、 を備えることを特徴とする衣類乾燥機。
  2. 【請求項2】 前記ヒータは、周囲に放散される熱量の
    増加に応じて電源電流が増え発熱量が増加するヒータで
    あって、 前記風量検知手段は、ヒータに供給される電源電流の大
    きさを風量に対応する指標値として検出する電流検出手
    段とし、 前記運転制御手段は、該電流検出手段の検出値が第1の
    所定値にまで低下したとき前記報知手段を駆動し、更に
    該検出値が第2の所定値にまで低下したときに加熱出力
    を低下するべく前記ヒータを制御することを特徴とする
    請求項1に記載の衣類乾燥機。
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