JPH0464396A - 衣類乾燥機の制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は乾燥室からの排気を再加熱して乾燥室に供給す
る衣類乾燥機の制御装置に関する。

（ロ）従来技術 この種の衣類乾燥機は、例えば特開昭６１−７３７００
号公報（ＤＯ６Ｆ　５８／２８）で示される如く、被乾
燥物をふっくらと仕上げることを目的として、ヒータ通
電が停止し、送風運転によって、回転ドラムに冷風を送
る冷風乾燥運転を行っていた。しかし、ヒータを制御す
る回路の故障や破損等により、冷風乾燥時にもヒータが
作動したままであると、回転ドラム内に熱風が送られ、
回転ドラム内の温度は急激に上昇して、樹脂で形成した
部分が変形したり、回転ドラム内に投入した衣類等の被
乾燥物が焦げたり燃えたりする等の問題が発生する可能
性があった。

（ハ）発明が解決しようとする課題 本発明はヒータを制御する回路の故障や破損等によって
、冷風乾燥時にヒータが作動したままであれば、それを
検知し異常であることを報知することを課題とする。

（ニ）課題を解決するための手段 本発明は、排気風の測定する第１感熱手段と、前記加熱
風の温度を測定する第２感熱手段と、異常を報知する報
知手段とを具備し、前記ヒータの通電停止後、ファンの
運転時間中において、前記感熱手段と前記第２感熱手段
の測定温度が、予め設定二だ所定の第１基準温度と該第
１基準温度よ〕高い第２基準温度よりも夫々高い状態が
予め定めた所定時間を継続したとき、報知手段を駆動さ
せることを特徴としている。

（ホ）作用 衣類乾燥機の送風運転時、即ちヒータ通電停止後に、フ
ァンのみによって乾燥室を冷却する際、第１感熱手段に
よって測定される温度である排気風と、第２感熱手段に
よって測定される温度である加熱風の両方が、予め定め
た所定時間を継続して各々の基準温度よりも高いとき、
ヒータ及びヒータ制御手段の異常を検知し、報知手段と
駆動させる。

（へ）実施例 第１図乃至第６図は本発明の一実施例を示し、こノしに
基づいて構成を説明する。

（１）は衣類乾燥機の金属製の機枠で、前後部の開口縁
を樹脂製の前面板（２）及び金属製の後面板ぐ３）で正
着している。（４）は前面板（２）に形成した衣類出入
口、（５）は該衣類出入０（４）を開閉する昨である。

前記後面板（３）は、外部空気て゛ある冷却風の導入口
（６）を中央部に設け、導出口（７）を下部に設けてい
る。前記衣類出入口（４）の近傍には、該衣類出入口（
４）を囲むように金属製のドラム支持盤（８）が止着し
てあり、前記後面板（３）から、間隔を置いた前記機枠
（１）内には、金属製の横長の支持板（９）が止着して
ある。これらの前記ドラム支持盤（８）及び前記支持板
（９）は、前記機枠（１）に止着しである。

前記後面板（３）と前記支持板（９）の各々の中央部位
には支軸（１０）が水平方向に懸は渡してあり、且つボ
ルトで前記後面板（３）に止着しである。

衣類を収容し、撹拌して乾燥させる乾燥室である横軸型
の回転ドラム（１１）は、前記前面開口を前記衣類出入
口（４）に対向させ且つ前記ドラム支持盤（８）にフェ
ルト等を介して回転自在に支持し、後端面を前記支持板
（９）を挿通した支軸（１０）に軸受を介して回転自在
に軸支している。後端面の中央部には乾燥風の出口（］
２）が設けてあり、そこにはりントフィルター（１３）
が着脱自在に施蓋しである。乾燥風の入口（１４）は、
前記ドラム支持盤（８）に設けである。

前記出口（１２）に対向する前記支持板（９）には通気
口（１５）が形成してあり、前記出口（１２）と通気口
（１５）間の通路を気密にシールすべく、前記ドラム（
１１）の後端面には前記支持板（９）に摺接するシール
部材（１６）が止着しである。

前記後面板（３）と前記支持板（９）との間の支軸（１
０）には、軸受を介して熱交換型両面ファン（１７）が
回転自在に止着しである。該熱交換型両面ファン（１７
）は、外周部（１８）近傍で両面に放射状に羽根を形成
しており、前記支持板（９）側を循環ファン面（１９）
、前記後面板（３）側を冷却ファン面（２０）としてい
る。そして外周部（１８）には、同・し・円弧状の回転
溝から成る回転溝群（２１）を一体に突出形成している
。該回転溝群（２１）は、ぞの開口を支持板（９）側と
後面板（３）に、相反する方向に向けて形成している。

なお、熱交換型両面ファン（１７）！、；、回転筒部（
２２）、外周部（１８）、各ファン面（１９）、（２０
）、回転溝群（２１）をポリプロピレン等の樹脂によっ
て一体形成している。

前記枠体（１）内の右下隅部には、モータ（２３）が配
置してあり、前記回転ドラム（１１）をプーリ・ベルト
によって低速回転すると共に、前記熱交換型両面ファン
（１７）をプーリ・ベルト（２４）によって高速回転す
る。

前記支持板（９）には、機枠（１）内の左下隅部に位置
する循環用の乾燥風路（２５）が設けである。該乾燥風
路（２５）は、前記出口（１２）、そして前記通気口（
１５）、循環ファン面（１９）を紅で前記入口（１４）
に至るものであり、途中に凝縮水の排出口（２６）と、
正特性サーミスタからなるヒータ（２７）を配設してい
る。

前記乾燥風路（２５）の前記熱交換型両面ファン（１７
）の外周を覆い且つ仕切るために仕切り板（２８）が配
設さｈ、その環状の内周部（２９）を回転溝群（２１）
に対向させている。該内周部（２９）には、この内周部
を兼用する同心円弧状の固定溝からなる固定溝群（３０
）を形成している。この固定溝群（３ｏ）はその開口を
前記回転溝群（２〕）の突出した部分と非接触状態で遊
嵌する。

（３１）は前記乾燥風路（２５）内で前記通気口（１５
）近傍に設けられた所定の第１基準温度と比較して回転
ドラム（１１）からの排気風を測定する第１の感熱素子
て゛ある。

（３２〕は前にＣ乾燥風路（２５）内で前記入口（１４
ンと前記ヒータ（２７）との間でヒータ（２７）近傍に
設けられた第２の感熱素子であり、前記第１の基準温度
よりも高い第２の基準温度と比較するためにヒータ（２
７）の入口温度を測定する。

（３３）は前記乾燥風路（２５）内で前記排出口（２６
）と前記ヒータ（２７）との間に設けられた第３の感熱
素子であり、前記ヒータ（２７）で再加熱される前の空
気温度を測定する。

以上のような構造において、乾燥作業時には、モータ（
２３）及びヒータ（２７）をｆ％動させ１回転ドラム（
１１）を低速て゛、熱交換型両面ファン（１７′）を高
速で夫々回転させる。衣類を加熱し、水分を含んだ乾燥
風に乾燥風路（２５）によって循環り、？に交換型両面
ファン（１７）で−冷却され、水分を凝縮する。凝縮水
は乾燥風路（２５）側を流下し、排出Ｄ（２６）から外
部へ排出される。また、冷却された乾燥風はヒータ（２
７）によって加熱され、再び回転ドラム０１）内に送り
込まれ、これを繰り返すことにより回転ドラム（１１）
内の衣類は乾燥される。

第２図に示す図は、本発明のマイコンに接続されている
回路のブロック図である。

（３４）はクロック発振回路から出力されるクロックの
分周比を制御するクロンクコントロール、（３５）はカ
ウントパルスが出力されるごとにインクリメントされる
カウントレジスタとモジュールレジスタの内容を比較し
、一致すると一致信号を出力するコンパレータを有する
タイマカウンター、（３６）は割り込み端子の選択や割
り込み受付禁止を制御する割り込みコントロール、（３
７）は外部から取）込まれたアナログ信号をデジタル信
号に変換するＡ　−１）変換回路、（３８）は複数のア
ナログ入力の内１本を選ぶアナログ信号・／チ、（３９
）はアナログスイッチ（３８）を制御するＡ−Ｄ制御レ
ジスタ、（４））はプログラムのアドレス情報を保持す
るプログラムカウンタ、（４１）は２進加算・論理演算
・増減・比較などの演算処理やビット処理を行う演算ユ
ニット、（４２）は演算命令実行時、最上位ビットから
のキャリーでセットされるキャリーフラグ、（４３）は
演算結果をストアしたり、メモリ、Ｉ／′０ポート、そ
してレジスタなどとの間でデータのやりとりを行うアキ
ュームレータ、（４４）はプログラムや、データテーブ
ル等を格納するプログラムメモｊ、（４５）は命令を解
読するインストラクションレコーダ、（４６）は汎用レ
ジスタ、（４７）はデータメモリ中のスタックの先頭ア
ドレス情報を保持しているスタンクポインタ、（４８）
は外付は回路と共に発振回路を構成し、クロックを発振
するクロックジェネレータ、（４９）はクロックを停止
させるスタンバイコントロール、（５０）は処理データ
のストア等を行うデータメモリ、（５１，）（５２）は
外部回路からの入力をｊテう入力ボートバノファ、（５
３）（５４）（５５）は外部回路に出力する出力ポート
ランチバンファである。異常時に報知する手段であるＬ
ＥＤ、及びブザーは、この（５３）及び（５４）に外部
回路として接続されている。

次に、マイコン制御におけるフローチャートにそって、
本発明の動作について述べてみる。

第３図に示す如く、衣類の乾燥開始とともに全入出力ボ
ートがＯＦＦとなり、全ＲＡＭがクリアされ、タイマー
カウンタにデータを入れることによってプログラム作動
中に０．１秒ごとにタイマ割り込み要求フラグがセント
される。そして時間設定制御され、ＬＥＤ出力制御し、
キー人力制御され、温度の読み込み制御されて、乾燥制
御へと移る。次にドア処理、ブザー処理、その他の処理
を経て、負荷出力制御され、再び時間設定の制御からＬ
ＯＯＰによって繰り返される。これが衣類乾燥機を制御
する基本的な流れである。ＬＯＯＰによって繰り返され
る各々の制御者は、サブルー千／のコールを示す。

第４図に示すものは、第３図に示すところの、時間設定
のサブルーチンであり、タイマ割り込みフラグが１て′
ないとき、０１秒フラグ、１秒フラグ共に０を設定し、
タイマ割り込みフラグが１になるまでＬＯＯＰを繰り返
す。そして、タイマ割り込みフラグが１になったとき０
．１秒フラグに１を設定して１秒カウンタに１を加算し
、１秒カウンタが１０て゛あるかどうかを判断する。１
秒カウンタが１０になっていないときは、１秒カウンタ
が１０になるまてＬＯＯＰを繰ｉ）返す。そ巳て１秒カ
ウンタが】Ｏになった時、１秒カウンタをクリアし１秒
フラグに１を設定して、ＬＯＯＰを繰り返しながら、プ
ログラム全体に時間を知らせる。

第５図に示すものは第３図に示す乾燥制御のサブルーチ
ンであり、まず乾燥制御であるかどうかを判断し、加熱
乾燥てあｈば加熱乾燥制御を動作させ、そうでなければ
ヒータ（２７）の制御を終了させ次の判断に移る。次に
、送風かどうかを判断して、送風であｈは、ヒータ（２
７）の通電を停止した状態で熱交換型両面ファン（１７
）のみを動作させるクールダウン制御を行い、そうでな
ければ次の判断に移る。次に終了ブザーかどうかを判断
し、終ｒブザーて゛あれば終了ブザー設定処理の動作を
行い、ぞうでなければ次の判断て゛ある、しわつき防止
かと゛うかの判断に移り、しわつき防止であれば−わつ
き防止制御を動作させ、そうでなければＬｏｏＰを繰り
返す。

第６図に示すものは、第５図に示すクールダウン制御の
サブルーチンを示す。まず、クールダウン時間カウント
が行われ、乾燥運転開始時に設定する送風運転時間に達
するまでカウントされる。

時間カウントが終了していなければ、第１の感熱素子（
３１）によって測定されるドラム出口温度と温度さ・と
を比較し、排気風の温度が下がったかどうかを判断する
。ここで、Σはあらかじめ設定された第１の基準温度で
あり、通常、乾燥が終了するときの温度である。そ−て
、ドラム出口温度が温度ｙより小さいときは、排気温度
が送風運転を終ｒする温度までＦがっているため、クー
ルダウン制御を終了させ、大きいときは次の判断に移る
。

次に、第２の感熱素子（３２）によって測定されるヒー
タ出口温度と温度Ｘとを比較し、異常によってヒータ（
２７）が通ｔ　していれば、温度は上昇し、通電が停止
していれば次第に温度は下がっていく。

ここでＸはあらかじめ設定された第２の基準温度であり
、これは送風運転時において、これ以上上昇することが
ないという、ヒータ出口温度より少り高い温度である。

ここで、ヒータ出口温度が温度Ｘより小さい時、即ち正
常なときは、以ｔカウンタフラグにＯを設定し、クール
ダウン運転処理を行う。ヒータ出口温度が温度Ｘよ１）
大きい時、即ち異常なときは、異常カウンタによりカウ
ントを行う。そして、異常カウンタが予め定めたｔつ時
間が経過するまでクールダウン運転処理を続けるっここ
で予め定めたｔ０時間とは、ヒータ及びヒータ制御回路
が正常な場合のクールダウン運転時において、排気風及
びヒータ出口温度が各々の基準値を十分下回るまでの時
間のことである。

次に、異常カウンタがｔ。時間をカウントす２１ば、そ
の時点で異常時ＬＥＤを、そして異常時ブザーをそれぞ
れ設定して、ポート（５５）、即ちヒータ（２７）及び
モータ（２３）に接続している外部出力回路の出力を切
る。これによって異常を報知すると共に、乾燥運転を停
止することができる。

このように、本実施例では、前述したクールダウン運転
、即ち送風運転時の所定時間が過ぎても回転ドラム（１
１）出口温度及びヒータ（２７）出口温度が、共にそれ
ぞｔＬのあらかじめ設定した第１の基準温度、及び第２
の基準温度に達しない状態が予め定めた所定時間を継続
した場合、異常報知し、モータ（２３）及びヒータ（２
７）を停止するため、ヒータ制御回路の制御に異常が発
生しても、乾燥衣類が焦げたり、燃えたり、乾燥機に使
用している樹脂が変形したりすることがない。

第７図に示すものは本発明の他の実施例で、ドラム出口
温度とヒータ出口温度が共に各々の基準温度よりも高い
状態が最初に設定したクールダウン運転時間の最初から
最後まで継続した場合、り−ルダウン運転終了時に異常
を報知するという制御をしている。

具体的には、クールダウン運転時に時間カウントが行わ
れ、これが最初に設定した時間が経過していないとき、
ドラム出口温度が第１基準温度す・に達しているかを判
断し、達していなければヒータ出口温度と第２基準温度
Ｘとを比較−１Ｘに達していればヒータ出口温度確ｇＨ
フラグに１を設定口て運転処理が繰り返される。しかし
、ヒータ出口温度が第２基準温度Ｘより下がらないとき
は、ヒータ出口温度確認フラグを通らないでクールダウ
ン運転処理が繰り返される。そして、クールダウン運転
時間が経過したとき、ヒータ出口確認フラグに１が設定
しであるかどうかを確認して、１が設定してあればクー
ルダウン運転を終了し、設定してなければ異常を報知す
る。

従って、ドラム出口温度が第１基準値よりも高く、ヒー
タ出口温度が第２基準値よりも高い場合にのみ、クール
ダウン運転時間経過後に異常報知し、モータ及びヒータ
を停止する。この制御方法によっても、商運の実施例と
同様の効果を１！）ることかできるっ （ト）発明の効果 本発明は、ヒータ或いはヒータ制御手段の異常発生時に
異常報知を行い、ヒータ及びファンを停止することによ
り、焼損、熟変彩という事態を未然に防止し、より安全
な衣類乾燥機を提供することができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第６図は本発明の一実施例を示し、第１図は
本体斜視図、第２図は回路制御用のマイクロコンピュー
タに関するブロンク図、第３図は基本的な制御を示すフ
ローチャート、第４図は時間設定を示すフローチャート
、第５図は乾燥制御を示すフローチャート、第６図はク
ールダウン制御（送風運転時）を示すフローチャート、
第７図は池の実施例のクールダウン制御を示すフローチ
ャートである。 （１１）・・・乾燥室（回転ドラム）、（２７）・・・
ヒタ、（１７）・・・ファン（熱交換型両面ファン）、
（３］）・・・第１感熱手段（第■の感熱素子）、（３
２）・・・第２感熱手段（第２の感熱素子凡策１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）衣類を乾燥する乾燥室と、該乾燥室から排気した
   排気風を再びヒータにより加熱し、その加熱風を乾燥室
   に送り込むファンと、前記排気風の温度を測定する第１
   感熱手段と、前記加熱風の温度を測定する第２感熱手段
   と、異常を報知する報知手段とを具備した衣類乾燥機に
   おいて、前記ヒータの通電停止後、ファンの送風運転時
   間中において、前記第１感熱手段と前記第２感熱手段の
   測定温度が、予め設定した所定の第１の基準温度と該第
   １の基準温度より高い第２基準温度よりも夫々高い状態
   が予め定めた所定時間を継続したとき、報知手段を駆動
   させることを特徴とした衣類乾燥機の制御装置。