JPH0956995A - 衣類乾燥機 - Google Patents

衣類乾燥機

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Publication number
JPH0956995A
JPH0956995A JP7214907A JP21490795A JPH0956995A JP H0956995 A JPH0956995 A JP H0956995A JP 7214907 A JP7214907 A JP 7214907A JP 21490795 A JP21490795 A JP 21490795A JP H0956995 A JPH0956995 A JP H0956995A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas concentration
clothes dryer
drying
fan
gas
Prior art date
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Pending
Application number
JP7214907A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Kuroda
晃一 黒田
Yoshiaki Aoki
義明 青木
Kiyokazu Fujikawa
清和 藤川
Yozo Kawamura
要藏 河村
Tatsuya Hirota
達哉 廣田
Tamotsu Kawamura
保 川村
Takashi Fukuda
隆 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Publication of JPH0956995A publication Critical patent/JPH0956995A/ja
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  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)
  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】誤って溶剤や油分が含まれる洗濯物の乾燥が行
われても、部品の損傷や火災の発生が未然に防止される
安全性の高い衣類乾燥機を提供する。 【解決手段】回転ドラム4とファン8とをモータ1によ
り回転作動するとともに、回転ドラム4内にヒータ9に
よる加熱空気をファン8の作動により供給して洗濯物の
乾燥を行う衣類乾燥機において、回転ドラム4内のガス
濃度を検出するためのガス濃度センサ19と、そのガス
濃度センサ19により設定値以上のガス濃度が検出され
た場合に運転を中止させる運転中止手段40とを備える
もの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、衣類乾燥機にお
ける、衣類等からのガス発生を原因とする部品損傷や火
災の発生を防止する構成に関する。
【0002】
【従来の技術】ドラム式の衣類乾燥機において、ガソリ
ンスタンドや美容院等で使用されたウエス、タオル、ユ
ニホーム等のように何らかの溶剤や油分が含まれる洗濯
物を乾燥させると、その溶剤や油分から可燃性のガスが
発生し、このガスは高温下では回転ドラム内の樹脂部品
であるファン、ファンケーシング等を変形させ、また、
ガスは発火温度が低いので火災発生の原因となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、現状において
は、機器に表示等を行うことで溶剤や油分が含まれる洗
濯物の乾燥を衣類乾燥機で行うことは禁止しているが、
そのように禁止している場合にも誤って乾燥が行われ、
上記のように、部品を損傷したり、火災が発生する虞が
ある。
【0004】この発明は上記の事情に鑑みて行ったもの
で、誤って溶剤や油分が含まれる洗濯物の乾燥が行われ
ても、部品の損傷や火災の発生が未然に防止される安全
性の高い衣類乾燥機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明では、回転ドラムとファンとをモータにより回転
作動するとともに、回転ドラム内にヒータによる加熱空
気をファンの作動により供給して洗濯物の乾燥を行う衣
類乾燥機において、前記回転ドラム内のガス濃度を検出
するためのガス濃度センサと、そのガス濃度センサによ
り設定値以上のガス濃度が検出された場合に運転を中止
させる運転中止手段とを備える構成とした。
【0006】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明において、前記運転中止手段が、前記ヒータを停止
し、その停止後の所定時間経過後に前記モータを停止す
るものである構成とした。
【0007】請求項3記載の発明では、請求項1または
2記載の発明において、前記ガス濃度センサにより設定
値以上のガス濃度が検出された場合に異常報知を行う構
成とした。
【0008】
【発明の実施の形態】図1はこの発明による衣類乾燥機
の断面図であり、まず、この図1を参照して衣類乾燥機
の基本構成及び基本動作を説明する。
【0009】モータ1が回転するとプーリー2、Vベル
ト3を介して回転ドラム4が回転する。アイドラプーリ
ー5はVベルト3に張力を加えるためのものである。同
時にファンプーリー6、丸ベルト7を介して熱交換型両
面型のファン8が回転する。
【0010】ファン8が回転すると半導体よりなるヒー
タ9で加熱された熱風は、シリンダーカバー10の通気
穴11よりドラム4内へ入り回転ドラム4内で熱交換し
て高温多湿の空気となり、フィルターカバー12、リン
トフィルター13、仕切板15を通して再びファン8位
置に戻り、この循環動作が繰り返される。
【0011】一方、冷却空気は、ファン8が回転するこ
とにより、後ろカバー16の空気穴より機内へと吸い込
まれ、ファン8の片面を冷却し、冷却後に後ろカバー1
6の排気穴21より機外へ排気される。この時、ファン
8の循環側の高温多湿の空気が冷却されるので衣類に含
まれていた水分は蒸気から再び凝縮して水滴となる。こ
の水滴はダクト14の排水口17より機外へ排水され
る。
【0012】18は第1の感熱素子で回転ドラム4から
排出された空気温度を測定するように設けられ、20は
第2の感熱素子であり熱交換後の空気温度を測定するよ
うに設けられている。
【0013】そしてこの発明では、第1の感熱素子18
の近傍に、回転ドラム4から排出された空気のガス濃度
を検出するガス濃度センサ19が設けられている。
【0014】ガス濃度センサ19は、図2に示すよう
に、金属製の保護ボックス30内に収納されて設けら
れ、このように保護ボックス30内に設けられること
で、ホコリや水蒸気から保護されて高い検出精度を発揮
するようになっている。保護ボックス30は上面がメッ
シュ31構成とされ、下面が開放されていることで上下
方向に通風可能な構成となっている。ガス濃度センサ1
9は、SUSのメッシュ2重構造体34内に金属酸化物
半導体(SnO2、ZnO、TiO2等)よりなる素子3
5が設けられて構成され、その素子35表面にガスが吸
脱着して素子35の抵抗値が変化することによりガス濃
度を検出するものである。また、このガス濃度センサ1
9は、温度や湿度の影響を受けやすいので、常に第1感
熱素子18の検知温度に基づいて検出値の温度補正が行
われるようになっている。
【0015】図3は上記ガス濃度センサ19の感度特性
を示す。ガス濃度に対して検出される抵抗値は指数関係
的に変化するもので、単位濃度あたりの素子抵抗値の変
化量は高濃度領域より低濃度領域の方が大きくなるもの
で、したがって低濃度のガスも確実に検知できるもの
で、すなわち、ガス発生の初期段階においての対応が可
能となるものである。
【0016】図4は衣類乾燥機の回路構成を示す。40
はマイクロコンピュータ、メモリよりなり乾燥動作の制
御を行う制御部であって、この発明の運転中止手段を構
成する。制御部40には、上記モータ1、ヒータ9、第
1、第2の感熱素子18、20、ガス濃度センサ19に
加えて、各種キー、スイッチよりなる入力部25、LE
D26、ブザー27がそれぞれ接続されている。
【0017】以下、動作説明を行う。まず、乾燥動作の
制御について、図5を参照して説明する。図5は乾燥動
作に伴う乾燥時間と回転ドラム4内温度の関係図であ
る。T1 は第1の感熱素子18の検出した温度でほぼド
ラム4内温度である。T2 は第2の感熱素子20の検出
した温度でファン8により冷却されT1 よりも低い温度
となる。そして、乾燥動作は一般に温度変化の状態によ
り3つの期間に分けられる。すなわち、第1は回転ドラ
ム4内の温度が上昇する予備乾燥期間であり、第2は乾
燥速度が一定の恒率乾燥期間であり、第3は衣類全体に
乾燥が進行しその乾燥速度が漸次減少する減率乾燥期間
である。制御の原理は、恒率乾燥期間中のT1 とT2
の温度差を制御部40に記憶させておき、減率乾燥期間
に入って温度差が徐々に変化し始めるのを検出すること
により、乾燥仕上り状態を検知し、その後冷却期間で送
風運転を行って十分ドラム4内温度を下げてから運転を
終了する。
【0018】次にガス発生に対応する乾燥動作の説明
を、図6のフローチャートを参照して説明する。
【0019】まず、入力部25によりスタート入力を行
うと、モータ1、ヒータ9に通電され乾燥運転が開始さ
れる(ステップ1)。そして、スタートしてガス濃度セ
ンサ19が安定する5分経過後、ガス濃度センサ19か
らの検出ガス濃度Gの取り込みが開始され、その検出ガ
ス濃度Gが予あらかじめ設定された値(例えば0.2
%)以上であり、その状態が1分続いた場合には、洗濯
物に可燃性ガスを発生させるような油分や溶剤が付着し
ていると判断して、ヒータ9をOFFする(ステップ2
から6)。これにより、ファン8の作動のみによる回転
ドラム4内のクールダウン運転がなされる。次に、クー
ルダウン運転がなされて感熱素子18の検出温度が40
℃以下となった際に、ブザー27による異常報知がなさ
れて、さらに、モータ1が停止されることで運転が停止
される(ステップ7から9)。
【0020】これに対してガス発生の無い正常時の動作
の場合は、10分間設定値以上のガス濃度が検出されな
いと(ステップ10)、通常の乾燥を実行して動作を終
了する(ステップ11から13、9)。
【0021】上記のようにして、洗濯物に可燃性ガスを
発生させるような油分や溶剤が付着している場合には運
転を中止し、それ以上の加熱が行われないようしてガス
発生を抑え、また、火災の発生を未然に防止するように
している。
【0022】とくに、ヒータ9の停止後もモータ1は運
転を継続してクールダウン運転を行うことで、確実に発
火が防止できるようにしている。
【0023】また、ブザー27により異常発生が利用者
に分かり、とくに、その異常報知のタイミングをクール
ダウン運転後としていることで、確実にクールダウンが
なされるように配慮している。すなわち、ガス濃度検出
のみにより即異常報知を行い、これに対応して利用者が
即運転を停止すると、余熱による火災発生の虞があり、
それを回避するものである。
【0024】
【発明の効果】この発明によれば、洗濯物に可燃性ガス
を発生させるような油分や溶剤が付着している場合には
運転が自動的に中止され、それ以上の加熱が行われない
ことでガス発生が抑えられ、また、火災の発生が未然に
防止される。これにより、部品の損傷がなく、安全性の
高い衣類乾燥機が提供される。
【0025】さらに、ヒータの停止後にクールダウン運
転が行われることで、確実に発火が防止される安全性の
高い衣類乾燥機が提供される。
【0026】さらに、異常発生が利用者に分かり、その
対応が容易に行える衣類乾燥機が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の衣類乾燥機の実施形態を示す断面図
【図2】この発明で用いるガス濃度センサの斜視図
【図3】ガス濃度センサの感度特性を示すグラフ図
【図4】この発明の衣類乾燥機の回路構成の実施形態を
示すブロック図
【図5】乾燥運転動作の説明図
【図6】動作説明のためのフローチャート図
【符号の説明】
1 モータ 4 回転ドラム 8 ファン 9 ヒータ 19 ガス濃度センサ 40 制御部(運転中止手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河村 要藏 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 廣田 達哉 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 川村 保 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 福田 隆 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ドラムとファンとをモータにより回
    転作動するとともに、回転ドラム内にヒータによる加熱
    空気をファンの作動により供給して洗濯物の乾燥を行う
    衣類乾燥機において、前記回転ドラム内のガス濃度を検
    出するためのガス濃度センサと、そのガス濃度センサに
    より設定値以上のガス濃度が検出された場合に運転を中
    止させる運転中止手段とを備えることを特徴とする衣類
    乾燥機。
  2. 【請求項2】 前記運転中止手段が、前記ヒータを停止
    し、その停止後の所定時間経過後に前記モータを停止す
    るものである請求項1記載の衣類乾燥機。
  3. 【請求項3】 前記ガス濃度センサにより設定値以上の
    ガス濃度が検出された場合に異常報知を行う請求項1ま
    たは2記載の衣類乾燥機。
JP7214907A 1995-08-23 1995-08-23 衣類乾燥機 Pending JPH0956995A (ja)

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JP7214907A JPH0956995A (ja) 1995-08-23 1995-08-23 衣類乾燥機

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JP7214907A JPH0956995A (ja) 1995-08-23 1995-08-23 衣類乾燥機

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JPH0956995A true JPH0956995A (ja) 1997-03-04

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JP7214907A Pending JPH0956995A (ja) 1995-08-23 1995-08-23 衣類乾燥機

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JP (1) JPH0956995A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102454095A (zh) * 2010-10-26 2012-05-16 林内株式会社 衣服干燥机
US8256139B2 (en) * 2004-11-11 2012-09-04 Fisher & Paykel Appliances Limited Method of reducing a risk of fire in a laundry appliance and an appliance incorporating said method
JP2016047212A (ja) * 2014-08-28 2016-04-07 三菱電機株式会社 ふとん乾燥機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8256139B2 (en) * 2004-11-11 2012-09-04 Fisher & Paykel Appliances Limited Method of reducing a risk of fire in a laundry appliance and an appliance incorporating said method
CN102454095A (zh) * 2010-10-26 2012-05-16 林内株式会社 衣服干燥机
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