JP2763435B2 - 地中管路の部分補修方法 - Google Patents

地中管路の部分補修方法

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JP2763435B2
JP2763435B2 JP3343176A JP34317691A JP2763435B2 JP 2763435 B2 JP2763435 B2 JP 2763435B2 JP 3343176 A JP3343176 A JP 3343176A JP 34317691 A JP34317691 A JP 34317691A JP 2763435 B2 JP2763435 B2 JP 2763435B2
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sheet
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  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
  • External Artificial Organs (AREA)
  • Joints Allowing Movement (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地中に配備された管路
の部分補修を行なう方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】可搬走行型のTVによる管路遠隔監視装
置を用いて、地中管路に円形亀裂、長方形亀裂、破片形
成物、裂け目を生じた継ぎ目部などの傷害が発見された
場合、この管路を補修することが必要となる。
【0003】このような場合にその傷害を部分的に補修
する技術として、圧搾空気等により膨張収縮を可能とし
たゴム製筒部を有する,いわゆるパッカを用いたPos
atryn法がある(例えば、特開昭56-10888号公報参
照)。
【0004】このPosatryn法による管路の部分
補修方法によれば、管路中でのTVカメラによる観察の
もとにパッカの前記ゴム製筒部を管路の傷害位置に正確
に位置決めし、パッカの漏洩口から二成分アクリル樹脂
ゲルを順次外側に射出して、傷害を充填し、前記樹脂が
重合することにより、数秒内に傷害が密閉される。
【0005】また、管路の全長に渡って補修する方法と
しては、合成樹脂を含浸した繊維フリース製ホースを用
いて管路の内面の全体を被覆する補修法が公知である
(例えば、特開平2-248797号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような地中管路の
従来の補修方法において、前記Posatryn法では
傷害の部位のみの部分補修が可能であるが、合成樹脂そ
のものを射出するものであるので、ある程度の合成樹脂
が管路から環境中に漏れ出すことを防止することが困難
である。また、繊維フリース製ホースを用いたものにお
いては、管路を全体的に補修するものであるため補修作
業が大がかりでコストも比較的高価となる。
【0007】この発明は、このような背景に基づいてな
されたもので、管路の部分的補修を行なう方法であっ
て、用いる合成樹脂が作業者および環境中に漏れ出すこ
との少ないものを提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1の発明は、周方向に膨張収縮可能としたパ
ッカを管路の内側に挿入して行なう地中管路の部分補修
方法において、前記パッカの周囲に未硬化の合成樹脂を
含浸させた複数の繊維シートを重ね合わせて配置し、
のパッカを管路内に挿入して所要の傷害の部位に位置決
めした後、前記パッカを膨張させ、このパッカの膨張に
よりその繊維シートを前記管路の内壁に押圧させること
により、前記傷害の部位を補修する地中管路の部分補修
方法としたことを特徴とする。また、請求項2の発明
は、請求項1記載の地中管路の部分補修方法において、
前記繊維シートとして、強化繊維からなる異なる種類の
シート材を、互いに重ね合わせて用いることを特徴とす
る。さらに、請求項3の発明は、周方向に膨張収縮可能
としたパッカの周囲に未硬化の合成樹脂を含浸させた繊
維シートを配置し、このパッカを地中管路内に挿入して
所要の傷害の部位に位置決めした後、前記パッカを膨張
させ、このパッカの膨張によりその繊維シートを前記管
路の内壁に押圧させることにより、前記傷害の部位を補
修する地中管路の部分補修方法であって、前記パッカの
周面上には、未硬化の合成樹脂を含浸した前記繊維シー
トの粘着を防止し、前記パッカの周面からの前記繊維シ
ートの分離を促進させる分離手段を設け、この分離手段
の外側に前記繊維シートを巻き付ける地中管路の部分補
修方法としたことを特徴とする。 また、請求項4の発
明は、周方向に膨張収縮可能としたパッカの周囲に未硬
化の合成樹脂を含浸させた繊維シートを配置し、このパ
ッカを地中管路内に挿入して所要の傷害の部位に位置決
めした後、前記パッカを膨張させ、このパッカの膨張に
よりその繊維シートを前記管路の内壁に押圧させること
により、前記傷害の部位を補修する地中管路の部分補修
方法であって、前記繊維シートは、不織布と織布とを重
ね合わせたものである地中管路の部分補修方法としたこ
とを特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明によれば、合成樹脂を含浸
した繊維シートを管路の内壁に押圧して補修するので、
液状の合成樹脂そのものを傷害に向けて射出する従来に
較べて環境中に漏れ出す合成樹脂量が少なくなる。
た、繊維シートをパッカに配置して用いるものであり、
パッカは管路の全長と較べて極めて長さが短いものであ
るので、用いる繊維シートも短く、繊維シートを用いて
管路に部分的な補修をすることができ、従来と較べて補
修作業が簡単でコストも安価である。 そして、複数の繊
維シートを重ね合わせて配置するため、管路の内壁に多
くの合成樹脂を付着させることができるばかりか、補修
箇所の条件や耐久年数等を考慮した健全な補修をするこ
とができる。
【0010】請求項2記載の発明によれば、さらに、十
分な量の合成樹脂とともに健全な強化繊維プラスチック
を形成させ、これにより傷害を補修することができる。
請求項3記載の発明によれば、分離手段を設けたことに
より、管路内壁への繊維シート押圧後にパッカを収縮さ
せる際の、繊維シートとパッカの分離作業性が向上し、
健全な補修が行える。 請求項4記載の発明によれば、繊
維シートの未硬化の合成樹脂の保持量を高くすることが
できる一方で、強度も高いものとすることができる。
【0011】
【実施例】以下、図面に示す実施例によりこの発明を説
明する。
【0012】なお、以下に説明する実施例において、管
路は排水管であり、排水管内で傷害位置に形成される部
分的な補修部分は、排水の流れを阻害せず、またこの部
分的な補修部分は排水ならびにこの中に含まれる固形物
により浸食されないものである。
【0013】まず、実施例に用いるパッカと、これを用
いて行なう部分補修方法の全体概略とを説明する。
【0014】図1および図6において、1は排水管、2
はパッカを示し、排水管1には円形亀裂等の傷害1aが
存在している。
【0015】この実施例のパッカ2は、その中心軸部分
に円筒状の筒部材3を有し、この筒部材3の内側を排水
の流動を可能としたもので、このパッカ2は排水管1中
での排水の流れを妨害しない中空型パッカとして構成さ
れている。
【0016】この筒部材3の両端部には外側下方に延在
するステー4が固着されており、これらのステー4の下
端部には回動可能に軸支した車輪5がそれぞれ2つずつ
設けられている。
【0017】そして、この筒部材3の外周側には、ゴム
等の可撓材料を概ね円筒状に形成したゴム製筒部6が装
着されており、このゴム製筒部6の両端部は、前記筒部
材3の端部にそれぞれ気密に取り付けられて、このゴム
製筒部6と前記筒部材3との間には円筒状の空気室7が
形成されている。
【0018】なお、このパッカ2のゴム製筒部6の外径
は補修対象である排水管1の直径よりもかなり小さいも
のであり、またゴム製筒部6の長さは後述する繊維シー
トの幅よりも大きいものである。
【0019】そして、前記筒部材3の内面上部には孔3
aが形成されており、この孔3aには圧搾空気の給排用
のホース8が接続され、このホース8を介して空気室7
内の空気量が調整可能となっている。
【0020】したがって、このパッカ2の前記空気室7
内の空気量を調整することにより、前記ゴム製筒部6を
排水管1の半径方向に膨張,収縮させることができる。
【0021】なお、9はパッカ4の位置決めロープを示
し、それぞれの一端は両側の前記ステー4に連結されて
いる。
【0022】このようなパッカ2を用いて行なう,排水
管1の補修方法は例えば概ね次のように行なわれる。
【0023】すなわち、まず、この補修方法の施工に先
だって、補修材料としての繊維シート11に液状の合成
樹脂12を含浸させ、この合成樹脂12を含浸した繊維
シート11を前記パッカ2のゴム製筒部6の外周面に分
離用シート材としてのポリエチレンフィルム13を介し
て巻き付ける準備作業を行なう(図2各図参照)。
お、このポリエチレンフィルム13は、この発明でいう
分離手段に該当するものである。
【0024】この準備作業の後、繊維シート11の巻き
付けられたパッカ2を、排水管1内に挿入し、パッカ2
が排水管1に形成された所要の傷害1aの部位に臨むよ
うに位置決めを行なう。このパッカ2の位置決め作業は
前記位置決めロープ9を排水管1の両側のマンホール1
4からケーブルウインチ等を用いて引き合うことにより
行なう。
【0025】パッカ2の位置決めが完了すると、前記ホ
ース8を通じて、空気室7に圧搾空気を供給する。これ
によって、空気室7が膨張することにより、前記ゴム製
筒部6は外側に膨出し、合成樹脂12を含浸した繊維シ
ート11は排水管1の内壁の全周に渡って押圧される
(図1,図6参照)。
【0026】このように繊維シート11が加圧された状
態のまま合成樹脂12の硬化の完了を待ち、硬化が完了
すると、排水管1の内壁に前記繊維シート11による補
修部分15が一体的に形成される。
【0027】この後、前記ホース8を介して空気室7内
の空気を排出すれば、膨張状態にあった前記ゴム製筒部
6の直径は収縮する。
【0028】このゴム製筒部6の収縮に際して、前記ポ
リエチレンフィルム13は硬化した前記繊維シート11
の表面からのゴム製筒部6の剥離を円滑に行なわせる。
【0029】この後、前記位置決めロープ9を一方から
引くことにより、前記パッカ2およびポリエチレンフィ
ルム13等を排水管1から引出して排水管1の部分補修
を完了する。
【0030】かかる部分補修方法に用いる繊維シート1
1は、例えばガラス繊維、炭素繊維、ケブラー等のいわ
ゆる強化繊維からなるシート材であるが、この実施例で
はガラス繊維マットの不織布上にバインダーを使わない
ポリエステル糸でガラスロービングによる織布が逢着さ
れたものを用いている。これは、繊維シート11が含浸
されて保持する未硬化の合成樹脂の保持量を高めるため
である。
【0031】すなわち、この実施例で用いる繊維シート
11は、450g/m2のガラス繊維マットと約550g/m2
のガラスロービングによる織布とを用いたもので、この
繊維シート11はほぼ1mmの厚みを有し、排水管1の部
分補修において傑出した適性を有する。
【0032】なお、かかる繊維シート11としては、前
記各種の強化繊維からなるシート材を用いることがで
き、異なる種類の繊維シート材を組み合わせて用いるこ
とにより繊維シート11を多様化することができる。
【0033】また、この繊維シート11による補修部分
15を高強度とする場合には、繊維シート11に含まれ
る繊維の繊維配向性を高めればよい。
【0034】このような繊維シート11に含浸される合
成樹脂12は、通常の外気温で硬化する常温硬化型合成
樹脂や、適宜加熱することにより硬化する加熱硬化型合
成樹脂であって、とくにエポキシ樹脂が適切である。
【0035】そして、排水管の補修が概して湿った地下
において行なわれるので、前記合成樹脂12には適宜公
知の接合力補強材を添加することが好ましい。
【0036】また、繊維シート11中に混入した空気を
排除するために、少量の脱ガス剤を前記合成樹脂12中
に添加することも同様に好ましいことである。
【0037】繊維シート11へのかかる合成樹脂12の
含浸は、例えば次のように行なわれる(図2(A)〜
(D)参照)。
【0038】排水管1の部分補修を行なう施工現場の近
くに、高さH,幅Bおよび長さLを有する平坦な作業台
16が配設される。この作業台16の大きさは実施され
る施工に応じて決められる。
【0039】Bは使用される繊維シート11の幅の約半
分で、Lは補修されるべき排水管1の周のおよそ2倍に
相当し、またHはパッカ2をその上で転がしてローリン
グさせることが自由にできる寸法になっている。
【0040】作業台16上には後述する含浸作業用の透
明なポリエチレンシート17が敷かれているが、本ポリ
エチレンシート17は作業台16の幅Bの倍相当の大き
さで、また長さLよりも若干大きい程度が良い。
【0041】本ポリエチレンシート17上には、作業台
16の上面全体が被覆されるように、含浸されるべき繊
維シート11が配設される。
【0042】繊維シート11の作業台16上に載ってい
る部分には、合成樹脂12としてのエポキシ樹脂を手操
作によりほぼ均質に塗布する(図2(A)参照)。
【0043】これに続いて繊維シート11の作業台16
の外側にある部分が二重に折り畳まれて作業台16上に
載せられ、残りの合成樹脂12がその上から供給される
(図2(B)参照)。
【0044】その後、この繊維シート11上に前記ポリ
エチレンシート17を折返し、繊維シート11を全ての
側において透明なポリエチレンシート17によって囲ま
れた状態とする。
【0045】そして、この上側のポリエチレンシート1
7の上方から、手動加圧ロール18を操作して手操作に
よって合成樹脂12を繊維シート11の全体に渡って均
一に含浸させる。
【0046】この繊維シート11への合成樹脂12の含
浸作業に、前記のように透明なポリエチレンシート17
を用いたのは、繊維シート11中への空気の封入、含浸
不良部分等および特殊な不完全さを外側から視認するこ
とができるとともに、またこれらを外側から取り除くこ
とが可能であるからである。
【0047】すなわち、この合成樹脂12の含浸作業に
おいて、例えば繊維シート11中に空気の封入があった
場合には、前記手動加圧ロール18を横方向にローリン
グすることにより、封入されていた空気をポリエチレン
シート17内の繊維シート11外である側部領域19に
押し出し、繊維シート11の含浸状態を健全にすること
ができる(図2(C)参照)。
【0048】このようにして図2(D)に示すように繊
維シート11に合成樹脂12が均一かつ良好に含浸され
た後、上側にあるポリエチレンシート17を開き、パッ
カ2のゴム製筒部6への繊維シート11の巻き付け作業
を行なう(図2(E)参照)。
【0049】なお、ゴム製筒部6への繊維シート11の
巻き付け作業についてはすぐ後から詳しく説明するが、
合成樹脂12を含浸した繊維シート11の形成方法は、
前記に限らず、図3(A)〜(D)に示すように単層の
繊維シート材21,22を二枚重ねの状態としても行な
うことができる。
【0050】すなわち、この場合には、図3(A)に示
すように作業台16上に一枚の繊維シート材21を用意
して、前記図2(A)の場合と同様に合成樹脂12を含
浸させる。
【0051】その後、この繊維シート材21上に2枚目
の繊維シート材22を重ねて配置して図2(B)と同様
に合成樹脂12を追加供給し(図3(B))、この繊維
シート材22の上側にポリエチレンシート17を折返し
てこの上から手動加圧ロール18で2枚の繊維シート材
21,22への合成樹脂12の含浸を行なう(図3
(C))。
【0052】この後、前記上側のポリエチレンシート1
7を開き(図3(D))、このように2枚の繊維シート
材21,22で二枚重ねに形成された繊維シート11上
でパッカ2のゴム製筒部6上に繊維シート11を巻き付
けることは前記と同様で次に説明するとおりである。
【0053】前記図2あるいは図3に示す方法で用意さ
れた,合成樹脂12を含浸した繊維シート11は、次の
ようにしてパッカ2のゴム製筒部6への巻き付け作業が
行なわれる(図2(E)参照)。
【0054】前記繊維シート11をパッカ2のゴム製筒
部6へ巻き付ける作業に先だって、用いられるパッカ2
のゴム製筒部6の外周にはポリエチレンフィルム13が
二重巻きに装着されるが、そのポリエチレンフィルム1
3の末端が滑ったりカールしないようにテープにより止
められて装着される。
【0055】このように二重巻きにゴム製筒部6に装着
されたポリエチレンフィルム13の両側縁部はともにパ
ッカ2の両側端部を越えて突出しており(図2(E)参
照)、この二重巻き状のポリエチレンフィルム13のゴ
ム製筒部6に接する第1層はパッカ2の両端で4個の車
輪5を支持するステー4にテープによりそれぞれ固定さ
れる。
【0056】なお、このポリエチレンフィルム13には
前記繊維シート11と幅方向の外側で位置合わせができ
るようにマークが付けられている。
【0057】前記のようにポリエチレンフィルム13を
装着したパッカ2は、作業台16の末端で上記の繊維シ
ート11上に中心を合わせてセットされ、これを転がし
てローリングさせることによって繊維シート11をパッ
カ2のゴム製筒部6上に緊張して巻き付ける(図
(E)参照)。
【0058】この場合、巻き付けられる繊維シート11
の幅寸法はパッカ2のゴム製筒部6の長さより小さく、
またパッカ2の各車輪5は作業台16の外側に位置する
ものである。
【0059】そのため、パッカ2への繊維シート11の
巻き付け作業は、円滑に行なうことができる。
【0060】このようにして、パッカ2のゴム製筒部6
に繊維シート11が巻き付けられた状態において、繊維
シート11は図5に示すように前記パッカ2のゴム製筒
部6の外周上に1周を越え2周未満の状態に巻き付けら
れており、ゴム製筒部6の周面の一部において繊維シー
ト11の端部同士は直接重なり合っている
【0061】このように繊維シート11が巻き付けられ
た状態、このパッカ2を排水管1内に挿入する際に、
巻き付けた繊維シート11と排水管1の基底部との間で
接触の可能性がないように、いわば間隔Dが確保された
状態となるように四個のホイール9が装備されている
(図2(E)参照)。
【0062】このようにして、繊維シート11をパッカ
2に巻き付けた後、作業台16上には含浸支援材料およ
び防護被覆層として使用されたポリエチレンシート17
が残留する。
【0063】このポリエチレンシート17は、パッカ2
を排水管1から取り出した後に、ポリエチレンシート1
7上に残留する未硬化の合成樹脂12を内側とするよう
に畳み込み、コンパクトなパッケージとして纏めて処分
される。このポリエチレンシート17上に付着した残留
した未硬化の合成樹脂12は2〜3時間内に自動的に硬
化する。
【0064】このように、分離材としてのポリエチレン
フィルム13および非接触方式で含浸を行なうツールと
してポリエチレンシート17を利用することは心理的に
は全く当り障りがなく合成樹脂12としてのエポキシ樹
脂との併用が可能であるとともに、含浸作業において生
じた残りの合成樹脂12の模範的な処分を可能とし、さ
らに、液状の合成樹脂が人や環境と接触するおそれも少
ない利点がある。
【0065】前記のようにして繊維シート11を装着し
たパッカ2は、次に排水管1中に挿入され、所要の傷害
1aに臨む位置に位置決めされる(図4,図5参照)。
【0066】すなわち、このパッカ2はマンホール14
から排水管1内に挿入され、TVカメラによる観察下で
ケーブルウインチを用いて排水管1中に引き込まれ、あ
るいは自動走行TVカメラ18を活用して排水管1中に
滑走させて所要の傷害1aに対応して位置決めがなされ
る。
【0067】いずれの場合であっても、パッカ2には圧
搾空気用のホース8が接続されており、前記のようにこ
のホース8を経て空気室7中の圧搾空気を増減する調整
が可能の状態となっている。
【0068】なお、パッカ2の排水管1内への挿入およ
び位置決めに要する短時間の間においては、排水管1内
での排水の流れを停止することが好ましいが、パッカ2
の位置決めが完了した後には、排水の流動を行なわせる
こととしてもよい。
【0069】このように傷害1aに対応して位置決めさ
れたパッカ2を用いて、次に部分補修作業を行なう。
【0070】すなわち、部分補修作業においては、まず
排水管1内に位置決めされたパッカ2の空気室7にホー
ス8を介して圧搾空気を供給する。これにより、パッカ
2の空気室7が膨張し、ゴム製筒部6が外側に膨出し、
外径を大きくするように作用する。
【0071】パッカ2の前記膨出は、端部同士が直接重
なり合うように巻き付けた繊維シート11が排水管1の
内壁に押圧されるまで行なわれる。
【0072】なお、この圧搾空気の圧力は、前記繊維シ
ート11の内壁への押圧力が一定となるように、パッカ
2の膨張圧力を前記繊維シート11の巻き付け回数に応
じて補正することが好ましく、さらに、排水管1の径や
繊維シート11を形成する材料の種類を加味して補正し
てもよい。また、圧搾空気に代えて加圧流体を用いるこ
ととしてもよい。
【0073】パッカ2のゴム製筒部6の回りに端部同士
が直接重なり合うように巻き付けられた繊維シート11
は前記膨張に伴って各層が摩擦力に抗して相互にずれる
ことにより、その巻き付けの直径が拡大する。一般に繊
維シートに高い張力を作用させると繊維配向性が崩れる
ので、これにより繊維シートに含浸されている未硬化の
合成樹脂が垂れ落ち、当該繊維シートの合成樹脂保持量
が少なくなる。 しかし、この実施例においては、前記の
ようにパッカ2の膨張に伴っての繊維シート11のこの
ような拡開動作において、パッカ2に巻き付けられた繊
維シート11はその繊維シート11の重なり合った端部
同士の摩擦力に抗して拡開されるので、その繊維シート
11にはパッカ2を膨張させる高い圧力がそのまま張力
として作用することがない。 このことは、繊維シート
11に含浸されている合成樹脂の垂れ落ちが軽減され、
繊維シート11に含浸されていた合成樹脂の多くを排水
管1の内壁に付着させることができることを意味する。
とくに、この実施例のように、パッカ2の周囲に合成樹
脂を含浸させた繊維シート11を1周を越え2周未満に
巻き付けていることにより、繊維シート11がパッカ2
の膨張による拡開動作の際に適度な張力下に保たれ、合
成樹脂の垂れ落ちを軽減して環境中に漏れ出す合成樹脂
量を少なくするとともに、繊維シート11に含浸されて
いた合成樹脂の多くを排水管1の内壁に確実に付着させ
て健全な補修が可能となる。
【0074】例えば配管の直径が400mmの場合、一定
の間隔D(図2(E)参照)を保持する関係でパッカ2
の直径は350mmが適当である。
【0075】かかるパッカ2に二重巻きに繊維シート1
1を巻き付けるには、350mm×π×2=2200mmの
シート長さが必要である。
【0076】このようなパッカ2を用いて、直径が40
0mmの前記配管(円周で1256mm)を補修する場合、
パッカ2に巻き付けた前記繊維シート11によって配管
は机上の計算(2200:400×π=1.75)で1周と3/4だけ
被覆されることがわかる。
【0077】繊維シート11の長さは、繊維シート11
の強度と補修箇所の条件や耐久年数等を考慮して、予め
形成すべき予定の被覆層の層数を定めて、排水管1等の
補修対象管の直径から算出する。
【0078】パッカ2への圧搾空気の供給によって、パ
ッカ2のゴム製筒部6の直径拡大により、前記繊維シー
ト11はパッカ2の外周より長い分だけ旋回する。
【0079】パッカ2に巻き付けられた繊維シート11
は、管路の内壁に形成された傷害1aにある程度ねじ込
まれる。
【0080】これにより、傷害1aには合成樹脂が充填
される。
【0081】前記ゴム製筒部6の旋回運動は、繊維シー
ト11とゴム製筒部6上に巻き付けて装着されたポリエ
チレンフィルム13との間における強い摩擦から生じ、
これが前記繊維シート11を強い緊張の下に排水管1の
内壁側に押圧する大きな押圧力を生じる(図6参照)。
【0082】また、繊維シート11の各層の相互のすれ
により、これらの層を形成する繊維シート11の繊維は
互いに集密化される。
【0083】さらに、この繊維シート11の各層相互の
すれは、繊維シート11中に含浸された合成樹脂12の
一部を繊維シート11の両縁部の外側に押し出して排水
管1の内壁上に境界感のない過渡域23を形成する。
【0084】同時に、この繊維シート11の各層相互の
すれは、合成樹脂12を排水管1中の傷害1a中に押し
込む(図3(E)参照)。
【0085】なお、前記の図3(B)〜(D)に示すよ
うに、単層の繊維シート21,22を2枚用いることと
した場合には、各単層の繊維シート21,22の寸法が
それぞれ自由に設定できるから、排水管1の内壁側に接
着される繊維シート21を大きく,中側の繊維シート2
2を小さく形成して施工することにより、図3(E)あ
るいは図7に示すように、縁部の厚さが薄く,境界感の
より少ない補修部分15を形成することができる。
【0086】このようにして、繊維シート11を排水管
1の内壁に押圧させた状態で、前記合成樹脂12の硬化
が確保されるまで、パッカ2は膨張状態のまま維持され
る。
【0087】硬化時間は合成樹脂12の混合比率の違い
や熱の付与によりさまざまな影響を受けるが、エポキシ
樹脂の場合は硬化時間の調整可能であるので作業内容に
応じて適宜の硬化時間に設定すれば良い。
【0088】硬化時間が経過して繊維シート11に含浸
した合成樹脂12の硬化が完了すると、傷害1aは前記
繊維シート11による繊維強化プラスチックからなる補
修部分15が形成される。
【0089】この後、パッカ2の空気室7内の空気はホ
ース8を介して放出し、これに伴って、パッカ2のゴム
製筒部6の直径は、収縮して本来の直径に戻る。
【0090】この収縮にともなって、パッカ2に巻き付
けられたポリエチレンフィルム13は、繊維シート11
に含浸されたエポキシ樹脂からなる合成樹脂12に粘着
せずに容易に分離する。
【0091】また、このポリエチレンフィルム13は、
前記のようにパッカ2のステー4に止められているの
で、パッカ2と分離することはない。
【0092】本来の直径に収縮したパッカ2は、前記位
置決めロープ9の一方を引くことにより、排水管1の内
部から引き出され、排水管1の部分補修が終了する。
【0093】このパッカ2の排水管1からの引出しの際
に、前記ポリエチレンフィルム13はパッカ2とともに
引き出される。
【0094】次に、単一の排水管1において、同時に複
数のパッカ2を用いて行なう部分補修についておもに図
8で説明する。
【0095】2つのマンホール14間の排水管1におい
て、例えば4つの部分的な傷害1aが同時に存在する場
合がある。
【0096】この方法は前記と同様に構成された4つの
パッカ2(図8中、Nr.1〜Nr.4と表示)を相前後するよ
うに位置決め配置して用いるものである。
【0097】これを行なうには、各パッカ2の排水管1
内への挿入,位置決め,および圧搾空気の供給を順次行
うこととし、各パッカ2の圧搾空気用のホース8をそれ
ぞれ相前後して位置するパッカ2中に極めて巧みに通過
誘導することが必要である。
【0098】また、個々のパッカ2の位置決めを監視す
るTVカメラ24によりそれぞれの位置決めが正しく行
なわれた後、TVカメラ24はマンホール14に引き戻
される。
【0099】部分補修作業においては、各パッカ2につ
いて前記挿入,位置決めおよび圧搾空気の供給を順次円
滑に行なうことが補修作業時間のかなりの短縮を意味
し、連続作業法が可能となる。以上説明した実施例にお
ける主な利点等について、ここで整理して記載すると次
のとおりである。 パッカ2のゴム製筒部6の回りに端部
同士が直接重なり合うように繊維シート11を巻き付け
たことにより、繊維シート11に含浸されている合成樹
脂の垂れ落ちが軽減され、繊維シート11に含浸されて
いた合成樹脂の多くを排水管1の内壁に付着させること
ができるとくに、繊維シート11をパッカ2の周囲に
1周を越え2周未満に巻き付けることにより、繊維シー
ト11がパッカ2の膨張による拡開動作の際に適度な張
力下に保たれ、環境中に漏れ出す合成樹脂量を少なく
し、同時に健全な補修が可能となる。 このような補修方
法において、繊維シート11をいわゆる強化繊維で形成
してあることにより、十分な量の合成樹脂とともに健全
な繊維強化プラスチックを形成させ、これにより傷害1
aを補修することができる。 このような補修方法におい
て、繊維シート11として複数の繊維シート材を重ねて
用いることにより、排水管1の内壁にさらに多くの合成
樹脂を付着させることができ、さらに確実に健全な補修
をすることができる。 このような補修方法において、パ
ッカ2の膨張圧力を繊維シート11の巻き付け回数に応
じて補正することにより、同時に前記繊維シート11に
作用する張力が調整されるので、合成樹脂の垂れ落ちが
抑制される結果、環境中に漏れ出す合成樹脂量を少なく
し、同時に健全な補修が可能となる。 このような補修方
法によれば、前記のように多量の合成樹脂を保持した状
態の繊維シート11を排水管1の内壁に付着させること
ができるので、これをパッカ2で内壁にさらに押圧させ
ることにより、過渡域23の形成や傷害1aへの合成樹
脂の充填が多量の合成樹脂で確実に行なわれる。 このよ
うな補修方法は、合成樹脂が常温硬化型合成樹脂であっ
ても、あるいは 加熱硬化型合成樹脂であっても、実施す
ることができる。 このような補修方法においては、繊維
シート11の拡開動作に伴う摩擦の大きさが繊維シート
11に作用する張力の大きさに影響するので、ポリエチ
レンフィルム13のような分離手段を設けて分離作業性
を向上させることは、同時に繊維シート11に作用する
張力の低減を伴うので、これを通じて合成樹脂の垂れ落
ちを少なくすることが可能となる。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、合成樹脂を含浸した繊維シートを管路の内
壁に押圧して補修するので、液状の合成樹脂そのものを
傷害に向けて射出する従来に較べて環境中に漏れ出す合
成樹脂量が少なくなる。 また、繊維シートをパッカに配
置して用いるものであり、パッカは管路の全長と較べて
極めて長さが短いものであるので、用いる繊維シートも
短く、繊維シートを用いて管路に部分的な補修をするこ
とができ、従来と較べて補修作業が簡単でコストも安価
である。 そして、複数の繊維シートを重ね合わせて配置
するため、管路の内壁に多くの合成樹脂を付着させるこ
とができるばかりか、補修箇所の条件や耐久年数等を考
慮した健全な補修をすることができる。
【0101】請求項2記載の発明によれば、さらに、十
分な量の合成樹脂とともに健全な強化繊維プラスチック
を形成させ、これにより傷害を補修することができる。
請求項3記載の発明によれば、分離手段を設けたことに
より、管路内壁への繊維シート押圧後にパッカを収縮さ
せる際の、繊維シートとパッカの分離作業性が向上し、
健全な補修が行える。 請求項4記載の発明によれば、繊
維シートの未硬化の合成樹脂の保持量を高くすることが
できる一方で、強度も高いものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】補修作業時のパッカの縦方向断面図である。
【図2】(A)から(E)は施工位置における繊維シー
トへの合成樹脂の含浸作業、および含浸した繊維シート
のパッカへの巻き付け作業の説明図である。
【図3】(A)から(E)は、図2の(A)から(E)
に関連する変形例の説明図である。
【図4】位置決め時におけるパッカの縦方向断面図であ
る。
【図5】位置決め時におけるパッカの横方向断面図であ
る。
【図6】補修作業時のパッカの横方向断面図である。
【図7】本発明による補修部分の縦断面図である。
【図8】単一の排水管において同時に複数のパッカを用
いて行なう部分補修方法の説明図である。
【符号の説明】
1 排水管 1a 傷害 2 パッカ 11 繊維シート 12 合成樹脂 13 ポリエチレンフィルム 21,22 繊維シート材 23 過渡域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴィルフリート・ギュンツェル ドイツ連邦共和国 4937 ラーゲ イン ホランド 90 (72)発明者 ヘルマン・ジュールバウム ドイツ連邦共和国 4938 シーダー−シ ュヴァーレンベルク 2 ランゲ エッ ケルンシュトラーセ 14 (56)参考文献 特開 平2−150334(JP,A) 特開 平2−80891(JP,A) 特公 平1−55714(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16L 55/00 - 55/24 E03F 7/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周方向に膨張収縮可能としたパッカを管
    路の内側に挿入して行なう地中管路の部分補修方法にお
    いて、 前記パッカの周囲に未硬化の合成樹脂を含浸させた複数
    繊維シートを重ね合わせて配置し、 このパッカを管路内に挿入して所要の傷害の部位に位置
    決めした後、前記パッカを膨張させ、 このパッカの膨張によりその繊維シートを前記管路の内
    壁に押圧させることにより、 前記傷害の部位を補修することを特徴とする地中管路の
    部分補修方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の地中管路の部分補修方法
    において、前記繊維シートとして、強化繊維からなる異なる種類の
    シート材を、互いに重ね合わせて用いる ことを特徴とす
    る地中管路の部分補修方法。
  3. 【請求項3】 周方向に膨張収縮可能としたパッカの周
    囲に未硬化の合成樹脂を含浸させた繊維シートを配置
    し、このパッカを地中管路内に挿入して所要の傷害の部
    位に位置決めした後、前記パッカを膨張させ、このパッ
    カの膨張によりその繊維シートを前記管路の内壁に押圧
    させることにより、前記傷害の部位を補修する地中管路
    の部分補修方法であって、 前記パッカの周面上には、未硬化の合成樹脂を含浸した
    前記繊維シートの粘着を防止し、前記パッカの周面から
    の前記繊維シートの分離を促進させる分離手段を設け、
    この分離手段の外側に前記繊維シートを巻き付ける こと
    を特徴とする地中管路の部分補修方法。
  4. 【請求項4】 周方向に膨張収縮可能としたパッカの周
    囲に未硬化の合成樹脂を含浸させた繊維シートを配置
    し、このパッカを地中管路内に挿入して所要の傷害の部
    位に位置決めした後、前記パッカを膨張させ、このパッ
    カの膨張によりその繊維シートを前記管路の内壁に押圧
    させることにより、前記傷害の部位を補修する地中管路
    の部分補修方法であって、 前記繊維シートは、不織布と織布とを重ね合わせたもの
    であることを特徴とする地中管路の部分補修方法。
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