JP2537471B2 - 取付管あるいは副管の補修装置とその補修方法 - Google Patents

取付管あるいは副管の補修装置とその補修方法

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JP2537471B2 JP6183898A JP18389894A JP2537471B2 JP 2537471 B2 JP2537471 B2 JP 2537471B2 JP 6183898 A JP6183898 A JP 6183898A JP 18389894 A JP18389894 A JP 18389894A JP 2537471 B2 JP2537471 B2 JP 2537471B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、下水道管渠における取
付管あるいは副管部分の補修に好適な新規な構成を有す
る取付管あるいは副管の補修装置とその補修方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のものにあっては、下記の
ようなものになっている。下水道管渠の本管対応の機器
は従来存在したが、本管全周および取付管あるいは副管
を一体化させるものはなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたも
のにあっては、下記のような問題点を有していた。本管
全周および取付管あるいは副管を一体化させるものはな
かったので、必ずしも確実な補修を行うことができなか
った。本願は、従来の技術の有するこのような問題点に
鑑みなされたものであり、その目的とするところは、次
のような事のできるものを提供しようとするものであ
る。従来手をつけられなかった下水道本管と、取付管及
び副管の近辺を一体化して漏水、浸入水が発生するクラ
ック等を補修する。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は下記のようになるものである。すなわち、
第1発明は、補修装置本体2と、この補修装置本体2に
装着される補修部材3とから構成され、補修装置本体2
は、胴部2Aとゴムスリーブ2Bと前の支持脚部2Dと
後の支持脚部2Eと、前後の牽引ワイヤー2D11,2
E11とから構成され、ゴムスリーブ2Bは、胴部2A
に外方から嵌着するようパイプ状に構成された膨張ゴム
本体2B1と、この膨張ゴム本体の上面中央部に上方に
向け逆略U字状に突設された側壁2B21と天板2B2
2とでなるハット膨張ゴム2B2とから構成され、補修
部材3は、適数枚の耐熱ビニールとガラスクロスとから
構成され、かつ、この補修部材3で、膨張ゴム本体2B
1とハット膨張ゴム2B2に積層状態で覆い、さらに、
補修部材3における各ガラスクロスには主剤があらかじ
め含浸されている取付管あるいは副管の補修装置であ
る。
【0005】この場合、下記のようにすることができ
る。補修装置本体2は、胴部2Aとゴムスリーブ2Bと
上限用鎖2Cと前の支持脚部2Dと後の支持脚部2E
と、前後の牽引ワイヤー2D11,2E11とから構成
され、胴部2Aは、前後に長いパイプ2A1に前後壁2
A2が張設されたパイプ体2A3におけるパイプ2A1
に平面前後に長い楕円形の開口部2A4を開設して構成
されていると共に、底部には電熱ヒータ2A5が敷設さ
れ、前後壁2A2の中心にはそれぞれ前方と後方に向け
前後の軸2A21が突設され、このうち後の軸の根本部
分にはギヤ2A22が取付けられていると共に、この後
の軸には後方からのヒータ電源用のコード2A23とエ
アーホース2A24が引込まれ、ゴムスリーブ2Bは、
胴部2Aに外方から嵌着するようパイプ状に構成された
膨張ゴム本体2B1と、この膨張ゴム本体の上面中央部
に上方に向け逆略U字状に突設された側壁2B21と天
板2B22とでなるハット膨張ゴム2B2とから構成さ
れ、上限用鎖2Cは、胴部2Aの底部と天板2B22の
下面との間に張設され、前後の支持脚部2D,2Eは、
胴部2Aにおける前後の軸2A21にそれぞれ回転自在
に嵌着させた短パイプ2D1,2E1と、この短パイプ
より四方に向け突設された脚2D2,2E2と、この脚
の先端に取付けられたキャスター2D3,2E3とから
構成され、この前後の支持脚部2D,2Eのうち、後の
支持脚部2Eには胴部2Aのギヤ2A22とかみ合うギ
ヤ2E4が設けられ、かつ、このギヤ2E4には旋回用
モーター2E41が連結され、補修部材3は、下方から
積層状態の第1耐熱ビニール3Aと第2耐熱ビニール3
Bと第1ガラスクロス3Cと第2ガラスクロス3Dと第
3ガラスクロス3Eとから構成され、第1耐熱ビニール
3Aは、平面方形の耐熱ビニール3A1の中心に円孔3
A2が開設され、第2耐熱ビニール3Bは、平面方形の
耐熱ビニール3B1の中心に円孔3B2が開設され、第
1ガラスクロス3Cは、ガラスクロス繊維3C11の表
裏面に不織布3C12を積層させたシート3C1を平面
方形に裁断して構成され、かつ、このシート3C1の中
心には平面X字状の切込み孔3C2が刻設され、第2ガ
ラスクロス3Dは、ガラスクロス繊維3D11の表裏面
に不織布3D12を積層させたシート3D1を平面方形
に裁断して構成され、かつ、このシート3D1の下辺に
平面U字状の切込み3D2が連設され、第3ガラスクロ
ス3Eは、ガラスクロス繊維3E11の表裏面に不織布
3E12を積層させたシート3E1を平面方形に裁断し
て構成され、かつ、このシート3E1の中心に平面X字
状の切込み孔3E2が刻設され、第1耐熱ビニール3A
はゴムスリーブにおけるハット膨張ゴム2B2に被せ固
定され、第2耐熱ビニール3Bは膨張ゴム本体2B1の
外周に巻き付け固定され、第1ガラスクロス3Cはハッ
ト膨張ゴム2B2の上部から根本部までに被せ固定さ
れ、第2ガラスクロス3Dはハット膨張ゴム2B2の側
壁に巻き付け固定され、第3ガラスクロス3Eは膨張ゴ
ム本体2B1の外周に巻き付け固定され、さらに、これ
ら各ガラスクロスには主剤をあらかじめ含浸することが
できる。
【0006】第2発明は、下記の各工程から構成されて
いる取付管あるいは副管の補修方法である。 第1工程〜取付管あるいは副管の補修装置1における補
修部材3で覆われたハット膨張ゴムを手で押し込むよう
にして成形しながら取付管あるいは副管の補修装置1の
内部を真空にしてゴムスリーブ2Bを収縮する。 第2工程〜取付管あるいは副管の補修装置1を本管4内
にセットし、牽引ワイヤー2D11,2E11を引きな
がら取付管あるいは副管の補修箇所に位置させる。 第3工程〜TVカメラ5で確認しながら取付管あるいは
副管4A内にハット膨張ゴム2B2をセットし、ゴムス
リーブ2Bを加圧して膨張ゴム本体2B1を本管4にお
ける補修所望箇所の内壁に、また、ハット膨張ゴム2B
2を取付管あるいは副管4Aの内壁に密着させ、しかる
のちに、電熱ヒータ2A5にて第1,第2,第3ガラス
クロスに含浸している主剤を溶解状態にして、当該第
1,第2,第3ガラスクロスを補修所望箇所の内壁に張
りつける。 第4工程〜ふたたび、取付管あるいは副管の補修装置1
の内部を真空にしてゴムスリーブ2Bを収縮させて第
1,第2耐熱ビニール部分と、第1,第2,第3ガラス
クロス部分とを剥離させたのち、その状態で本管4外に
引き出す。
【0007】
【作用】作用について効果と共に説明する。
【0008】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。1
は第1発明の取付管あるいは副管の補修装置で、補修装
置本体2と、この補修装置本体2に装着される補修部材
3とから構成されている。補修装置本体2は、胴部2A
とゴムスリーブ2Bと前の支持脚部2Dと後の支持脚部
2Eと、前後の牽引ワイヤー2D11,2E11とから
構成され、ゴムスリーブ2Bは、胴部2Aに外方から嵌
着するようパイプ状に構成された膨張ゴム本体2B1
と、この膨張ゴム本体の上面中央部に上方に向け逆略U
字状に突設された側壁2B21と天板2B22とでなる
ハット膨張ゴム2B2とから構成され、補修部材3は、
適数枚の耐熱ビニールとガラスクロスとから構成され、
かつ、この補修部材3で、膨張ゴム本体2B1とハット
膨張ゴム2B2に積層状態で覆い、さらに、補修部材3
における各ガラスクロスには主剤があらかじめ含浸され
ている。
【0009】この場合、下記のように構成することがで
きる。補修装置本体2は、胴部2Aとゴムスリーブ2B
と上限用鎖2Cと前の支持脚部2Dと後の支持脚部2E
と、前後の牽引ワイヤー2D11,2E11とから構成
されている。胴部2Aは、前後に長いパイプ2A1に前
後壁2A2が張設されたパイプ体2A3におけるパイプ
2A1に平面前後に長い楕円形の開口部2A4を開設し
て構成されていると共に、底部には電熱ヒータ2A5が
敷設されている。
【0010】そして、前後壁2A2の中心にはそれぞれ
前方と後方に向け前後の軸2A21が突設され、このう
ち後の軸の根本部分にはギヤ2A22が取付けられてい
ると共に、この後の軸には後方からのヒータ電源用のコ
ード2A23とエアーホース2A24が引込まれてい
る。ゴムスリーブ2Bは、胴部2Aに外方から嵌着する
ようパイプ状に構成された膨張ゴム本体2B1と、この
膨張ゴム本体の上面中央部に上方に向け逆略U字状に突
設された側壁2B21と天板2B22とでなるハット膨
張ゴム2B2とから構成されている。
【0011】上限用鎖2Cは、胴部2Aの底部と天板2
B22の下面との間に張設されている。前後の支持脚部
2D,2Eは、胴部2Aにおける前後の軸2A21にそ
れぞれ回転自在に嵌着させた短パイプ2D1,2E1
と、この短パイプより四方に向け突設された脚2D2,
2E2と、この脚の先端に取付けられたキャスター2D
3,2E3とから構成されている。この前後の支持脚部
2D,2Eのうち、後の支持脚部2Eには胴部2Aのギ
ヤ2A22とかみ合うギヤ2E4が設けられ、かつ、こ
のギヤ2E4には旋回用モーター2E41が連結されて
いる。
【0012】補修部材3は、下方から積層状態の第1耐
熱ビニール3Aと第2耐熱ビニール3Bと第1ガラスク
ロス3Cと第2ガラスクロス3Dと第3ガラスクロス3
Eとから構成されている。第1耐熱ビニール3Aは、平
面方形の耐熱ビニール3A1の中心に円孔3A2が開設
されている。この耐熱ビニール3A1の大きさは、ハッ
ト膨張ゴム2B2の側壁と、この側壁の根本部を覆うこ
とができる程度に構成されている。第2耐熱ビニール3
Bは、平面方形の耐熱ビニール3B1の中心に円孔3B
2が開設されている。この耐熱ビニール3B1の大きさ
は、膨張ゴム本体2B1の外周を覆うことができる程度
に構成されている。
【0013】第1ガラスクロス3Cは、ガラスクロス繊
維3C11の表裏面に不織布3C12を積層させたシー
ト3C1を平面方形に裁断して構成され、かつ、このシ
ート3C1の中心には平面X字状の切込み孔3C2が刻
設されている。このシート3C1の大きさは、ゴムスリ
ーブにおけるハット膨張ゴム2B2の上部から根本部ま
でを覆うことができる程度に構成されている。第2ガラ
スクロス3Dは、ガラスクロス繊維3D11の表裏面に
不織布3D12を積層させたシート3D1を平面方形に
裁断して構成され、かつ、このシート3D1の下辺に平
面U字状の切込み3D2が連設されている。このシート
3D1の大きさは、ハット膨張ゴム2B2の側壁を覆う
ことができる程度に構成されている。
【0014】第3ガラスクロス3Eは、ガラスクロス繊
維3E11の表裏面に不織布3E12を積層させたシー
ト3E1を平面方形に裁断して構成され、かつ、このシ
ート3E1の中心に平面X字状の切込み孔3E2が刻設
されている。このシート3E1の大きさは、膨張ゴム本
体2B1の外周を覆うことができる程度に構成されてい
る。なお、各ガラスクロスにおいて不織布を使用する理
由は、浸入水に対応するためである。
【0015】補修部材3のゴムスリーブ2Bへの装着方
法は下記の通りである。 A.第1耐熱ビニール3Aをゴムスリーブにおけるハッ
ト膨張ゴム2B2に被せ、ガムテープなどにより固定す
る。 B.第2耐熱ビニール3Bを膨張ゴム本体2B1の外周
に巻き付け、ガムテープなどにより固定する。 C.第1ガラスクロス3Cをハット膨張ゴム2B2の上
部から根本部までに被せる。 D.第2ガラスクロス3Dをハット膨張ゴム2B2の側
壁に巻き付ける。 E.第3ガラスクロス3Eを膨張ゴム本体2B1の外周
に巻き付ける。 そして、いずれの場合もその都度、ガムテープなどによ
って固定する。また、これら各ガラスクロスには公知の
主剤があらかじめ含浸されている。主剤の内容は、下記
の通りである。メーカー名〜昭和高分子株式会社、商品
名〜主剤R−705B、性質〜熱硬化性樹脂,耐薬品
性,耐酸化性酸,耐溶剤性に優れたものである。
【0016】第2発明としての取付管あるいは副管の補
修方法は下記の各工程から構成されている。第1工程〜
第1,第2耐熱ビニール,第1,第2,第3ガラスクロ
スを手で押し込むようにして成形しながら取付管あるい
は副管の補修装置1の内部を真空にしてゴムスリーブ2
Bを収縮する。(図14参照) 第2工程〜取付管あるいは副管の補修装置1を本管4内
にセットし、牽引ワイヤー2D11,2E11を引きな
がら取付管あるいは副管4A内に入れたTVカメラ5に
て確認しながら取付管あるいは副管の補修箇所に位置さ
せる。(図14参照)
【0017】第3工程〜TVカメラ5で確認しながら取
付管あるいは副管4A内にハット膨張ゴム2B2をセッ
トし、ゴムスリーブ2Bを加圧して膨張ゴム本体2B1
を本管4における補修所望箇所の内壁に、また、ハット
膨張ゴム2B2を取付管あるいは副管4Aの内壁に密着
させ、しかるのちに、電熱ヒータ2A5にて第1,第
2,第3ガラスクロスに含浸している主剤を溶解状態に
して、当該第1,第2,第3ガラスクロスを補修所望箇
所の内壁に張りつける。(図15参照) この場合、取付管あるいは副管4Aの内壁における施工
寸法4A1は、本管4との接続箇所から170mmであ
る。(図16参照) また、脚2D2,2E2に対して胴部2Aとゴムスリー
ブ2Bが旋回用モーター2E41により回動調整自在に
構成されているから、ハット膨張ゴム2B2を取付管あ
るいは副管4A内に確実にセットすることができる。第
4工程〜ふたたび、取付管あるいは副管の補修装置1の
内部を真空にしてゴムスリーブ2Bを収縮させて第1,
第2耐熱ビニール部分と、第1,第2,第3ガラスクロ
ス部分とを剥離させたのち、その状態で本管4外に引き
出す。
【0018】
【発明の効果】本発明は、上述の通り構成されているの
で次に記載する効果を奏する。 1.図16の如く、本管4と取付管あるいは副管4Aの
接続箇所と、本管の内周面の双方に第1,第2,第3ガ
ラスクロスを張設することができるから、確実な取付管
あるいは副管の補修を行うことができる。 2.漏水,浸入水が発生している箇所を補修することに
よって無駄な下水処理費用を削減することができる。 3.クラック,欠損などの発生箇所を補修することによ
って、布設替えまでの経費がかからず補修でき、または
下水道管内への土砂流入を押さえ、道路陥没を防ぐこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】取付管あるいは副管の補修装置の1部を切欠い
た分解斜視図である。
【図2】拡大背面図である。
【図3】第1耐熱ビニールの平面図である。
【図4】第2耐熱ビニールの平面図である。
【図5】第1ガラスクロスの平面図である。
【図6】A−A線における拡大断面図である。
【図7】第2ガラスクロスの平面図である。
【図8】B−B線における拡大断面図である。
【図9】第3ガラスクロスの平面図である。
【図10】C−C線における拡大断面図である。
【図11】第1耐熱ビニール、第2耐熱ビニールの装着
状態を説明する斜視図である。
【図12】第1ガラスクロス、第2ガラスクロスの装着
状態を説明する斜視図である。
【図13】第3ガラスクロスの装着状態を説明する斜視
図である。
【図14】取付管あるいは副管の補修方法を説明する縦
断面図である。
【図15】取付管あるいは副管の補修方法を説明する縦
断面図である。
【図16】取付管あるいは副管の補修方法を説明する縦
断面図である。
【符号の説明】
1 取付管あるいは副管の補修装置 2 補修装置本体 3 補修部材

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 補修装置本体(2)と、この補修装置本
    体(2)に装着される補修部材(3)とから構成され、
    補修装置本体(2)は、胴部(2A)とゴムスリーブ
    (2B)と前の支持脚部(2D)と後の支持脚部(2
    E)と、前後の牽引ワイヤー(2D11,2E11)と
    から構成され、ゴムスリーブ(2B)は、胴部(2A)
    に外方から嵌着するようパイプ状に構成された膨張ゴム
    本体(2B1)と、この膨張ゴム本体の上面中央部に上
    方に向け逆略U字状に突設された側壁(2B21)と天
    板(2B22)とでなるハット膨張ゴム(2B2)とか
    ら構成され、補修部材(3)は、適数枚の耐熱ビニール
    とガラスクロスとから構成され、かつ、この補修部材
    (3)で、膨張ゴム本体(2B1)とハット膨張ゴム
    (2B2)に積層状態で覆い、さらに、補修部材(3)
    における各ガラスクロスには主剤があらかじめ含浸され
    ていることを特徴とする取付管あるいは副管の補修装
    置。
  2. 【請求項2】 補修装置本体(2)は、胴部(2A)と
    ゴムスリーブ(2B)と上限用鎖(2C)と前の支持脚
    部(2D)と後の支持脚部(2E)と、前後の牽引ワイ
    ヤー(2D11,2E11)とから構成され、胴部(2
    A)は、前後に長いパイプ(2A1)に前後壁(2A
    2)が張設されたパイプ体(2A3)におけるパイプ
    (2A1)に平面前後に長い楕円形の開口部(2A4)
    を開設して構成されていると共に、底部には電熱ヒータ
    (2A5)が敷設され、前後壁(2A2)の中心にはそ
    れぞれ前方と後方に向け前後の軸(2A21)が突設さ
    れ、このうち後の軸の根本部分にはギヤ(2A22)が
    取付けられていると共に、この後の軸には後方からのヒ
    ータ電源用のコード(2A23)とエアーホース(2A
    24)が引込まれ、ゴムスリーブ(2B)は、胴部(2
    A)に外方から嵌着するようパイプ状に構成された膨張
    ゴム本体(2B1)と、この膨張ゴム本体の上面中央部
    に上方に向け逆略U字状に突設された側壁(2B21)
    と天板(2B22)とでなるハット膨張ゴム(2B2)
    とから構成され、上限用鎖(2C)は、胴部(2A)の
    底部と天板(2B22)の下面との間に張設され、前後
    の支持脚部(2D,2E)は、胴部(2A)における前
    後の軸(2A21)にそれぞれ回転自在に嵌着させた短
    パイプ(2D1,2E1)と、この短パイプより四方に
    向け突設された脚(2D2,2E2)と、この脚の先端
    に取付けられたキャスター(2D3,2E3)とから構
    成され、この前後の支持脚部(2D,2E)のうち、後
    の支持脚部(2E)には胴部(2A)のギヤ(2A2
    2)とかみ合うギヤ(2E4)が設けられ、かつ、この
    ギヤ(2E4)には旋回用モーター(2E41)が連結
    され、補修部材(3)は、下方から積層状態の第1耐熱
    ビニール(3A)と第2耐熱ビニール(3B)と第1ガ
    ラスクロス(3C)と第2ガラスクロス(3D)と第3
    ガラスクロス(3E)とから構成され、第1耐熱ビニー
    ル(3A)は、平面方形の耐熱ビニール(3A1)の中
    心に円孔(3A2)が開設され、第2耐熱ビニール(3
    B)は、平面方形の耐熱ビニール(3B1)の中心に円
    孔(3B2)が開設され、第1ガラスクロス(3C)
    は、ガラスクロス繊維(3C11)の表裏面に不織布
    (3C12)を積層させたシート(3C1)を平面方形
    に裁断して構成され、かつ、このシート(3C1)の中
    心には平面X字状の切込み孔(3C2)が刻設され、第
    2ガラスクロス(3D)は、ガラスクロス繊維(3D1
    1)の表裏面に不織布(3D12)を積層させたシート
    (3D1)を平面方形に裁断して構成され、かつ、この
    シート(3D1)の下辺に平面U字状の切込み(3D
    2)が連設され、第3ガラスクロス(3E)は、ガラス
    クロス繊維(3E11)の表裏面に不織布(3E12)
    を積層させたシート(3E1)を平ス方形に裁断して構
    成され、かつ、このシート(3E1)の中心に平面X字
    状の切込み孔(3E2)が刻設され、第1耐熱ビニール
    (3A)はゴムスリーブにおけるハット膨張ゴム(2B
    2)に被せ固定され、第2耐熱ビニール(3B)は膨張
    ゴム本体(2B1)の外周に巻き付け固定され、第1ガ
    ラスクロス(3C)はハット膨張ゴム(2B2)の上部
    から根本部までに被せ固定され、第2ガラスクロス(3
    D)はハット膨張ゴム(2B2)の側壁に巻き付け固定
    され、第3ガラスクロス(3E)は膨張ゴム本体(2B
    1)の外周に巻き付け固定され、さらに、これら各ガラ
    スクロスには主剤があらかじめ含浸されている請求項1
    記載の取付管あるいは副管の補修装置。
  3. 【請求項3】 下記の各工程から構成されていることを
    特徴とする取付管あるいは副管の補修方法。 第1工程〜取付管あるいは副管の補修装置(1)におけ
    る補修部材(3)で覆われたハット膨張ゴムを手で押し
    込むようにして成形しながら取付管あるいは副管の補修
    装置(1)の内部を真空にしてゴムスリーブ(2B)を
    収縮する。 第2工程〜取付管あるいは副管の補修装置(1)を本管
    (4)内にセットし、牽引ワイヤー(2D11,2E1
    1)を引きながら取付管あるいは副管の補修箇所に位置
    させる。 第3工程〜TVカメラ(5)で確認しながら取付管ある
    いは副管(4A)内にハット膨張ゴム(2B2)をセッ
    トし、ゴムスリーブ(2B)を加圧して膨張ゴム本体
    (2B1)を本管(4)における補修所望箇所の内壁
    に、また、ハット膨張ゴム(2B2)を取付管あるいは
    副管(4A)の内壁に密着させ、しかるのちに、電熱ヒ
    ータ(2A5)にて第1,第2,第3ガラスクロスに含
    浸している主剤を溶解状態にして、当該第1,第2,第
    3ガラスクロスを補修所望箇所の内壁に張りつける。 第4工程〜ふたたび、取付管あるいは副管の補修装置1
    の内部を真空にしてゴムスリーブ(2B)を収縮させて
    第1,第2耐熱ビニール部分と、第1,第2,第3ガラ
    スクロス部分とを剥離させたのち、その状態で本管
    (4)外に引き出す。
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