JP2923907B2 - 磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ディスク装置

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JP2923907B2
JP2923907B2 JP8158821A JP15882196A JP2923907B2 JP 2923907 B2 JP2923907 B2 JP 2923907B2 JP 8158821 A JP8158821 A JP 8158821A JP 15882196 A JP15882196 A JP 15882196A JP 2923907 B2 JP2923907 B2 JP 2923907B2
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    • G11B5/58Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B5/596Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following on disks
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  • Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)
  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録ヘッドと再生
ヘッドとからなる複合型磁気ヘッドを備える磁気ディス
ク装置に関し、特に磁気抵抗効果を利用した再生ヘッド
(磁気抵抗効果型再生ヘッド)を用いてセクタサーボ方
式で磁気ヘッドの位置決めを行う磁気ディスク装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】複合型磁気ヘッドは、記録と再生とが分
離されるため設計の自由度が高くなる。特に、再生動作
に磁気抵抗効果型再生ヘッドを用いると、高い再生感度
が得られる。したがって、高密度磁気ディスク装置に
は、誘導型記録ヘッドと磁気抵抗効果型再生ヘッドとを
複合化した複合型磁気ヘッドが用いられている。
【0003】ところが、磁気抵抗効果型再生ヘッドに
は、「バルクハウゼンノイズ(BarkHausen
Noise。以下、BHNと略す)の発生を抑制するこ
とが困難であり、BHNの発生によって再生波形の歪
み,再生出力の変動,または/および再生波形の対称性
の変化が生じる」という不都合がある。なお、磁気抵抗
効果型再生ヘッドではBHN以外の原因によっても再生
出力の変動や再生波形の対称性の変化が生じるが、再生
ヘッドの異常動作という現象としては、「再生ヘッドの
動作不安定」という観点から、BHNによる異常動作も
BHN以外による異常動作も同一視できるので、以下で
は、主にBHNを原因とする異常動作で代表させて説明
する。
【0004】このようなBHNの発生は、磁気ヘッドの
位置決めに必要な位置誤差信号の値の変化を引き起こ
し、誤ったディスク半径位置に位置決めをしてしまうと
いう欠点を生ぜしめる。
【0005】ここで、BHNによる磁気ヘッドの位置決
めの誤りは、以下のおよびに示すような問題を生じ
させる。
【0006】 再生時における磁気ヘッドの位置決め
時にBHNが生じた場合には、シークエラーとなり再生
動作ができなくなる。なお、「位置決めの誤り」以外に
も、再生時におけるBHNに起因する問題として、磁気
ディスク内のデータ部の再生時にBHNが重畳した場合
には、エラーレートの低下という現象が生じる。しか
し、これらは再生時のみに問題となり、記録動作そのも
のには影響しない。
【0007】 記録時においても磁気ヘッドを所望の
位置に位置決めする必要がある。したがって、記録時に
も、必ず、再生ヘッドによって検出された位置誤差信号
を復調する動作が行われる。記録時の磁気ヘッドの位置
決めの際にBHNが生じると、誤った位置への記録が行
われてしまい、磁気ディスク内のデータの破壊という非
常に深刻な問題を引き起こしてしまう。
【0008】従来の磁気ディスク装置には、位置決めに
必要な位置誤差信号にはエラー訂正機能が付加されてい
ない。また、その位置が正しいか否かといった判断を行
う機能も付加されていない。
【0009】したがって、上述のような位置決めの誤り
は、再生時のシークエラーでしか検出する機会がなかっ
た。しかし、BHNは定常的に生じるものではないた
め、シークエラーとはならずに、位置誤差信号だけが誤
った値を示してしまう場合も多い。
【0010】シークエラーとなれば、その後の記録動作
は行わないようにして、上記のの記録時における問題
を防ぐことができる。しかしながら、シークエラーが起
こらず位置誤差信号だけが誤った値を示してしまう場合
には、誤った位置への記録が行われて上記のの問題が
生じる。
【0011】すなわち、従来の磁気ディスク装置(磁気
抵抗効果型再生ヘッドを有する磁気ディスク装置)で
は、BHNによる位置誤差信号の変化による位置決めの
誤りが生じても、その誤動作(再生ヘッドの異常動作)
を検出することができないという問題点があった。
【0012】なお、従来の磁気ディスク装置におけるB
HNへの対処は、BHNを抑制することによる対処が考
えられていた。
【0013】BHNの抑制は磁気ヘッドを制御する方法
で行われていた。例えば、特開平5−325110号公
報に記載されているようにリードアンプ回路でBHNが
生じないセンス電流を各磁気ヘッド毎に定める方法や、
特開平5−258205号公報に記載されているように
誘導型記録ヘッドに記録電流を印加する際に磁気抵抗効
果型再生ヘッドにバイアス電流を印加する方法や、特開
平4−228103号公報に記載されているように記録
ヘッドにおける書込み電流を漸次に減少させ書込み操作
に続く再生時におけるBHNを減少させる方法が、開示
されている。
【0014】これらに代表される技術は、いずれも、磁
気抵抗効果型再生ヘッドを動作させる際にBHNの抑制
のための工夫をするという技術である。
【0015】この他にも、磁気抵抗効果型再生ヘッドの
構造または誘導型記録ヘッドと磁気抵抗効果型再生ヘッ
ドとからなる複合型磁気ヘッドの構造そのものに工夫を
して、BHNが生じない磁気ヘッドを提供する技術が、
数多く開示されている。
【0016】以上のような従来の技術では、BHNの発
生の抑制の程度を向上させることは可能である。しか
し、BHNの発生を完全に抑制することは困難であり、
BHNが発生してしまうと、そのBHNによる誤動作
(磁気ヘッドの誤った位置決め等)を検出することはで
きなかった。なお、BHN以外の原因による磁気抵抗効
果型再生ヘッドの異常動作への従来の対策でも、当該再
生ヘッドの構造の改良,当該再生ヘッドを構成する材料
の変更,または当該材料の組成の変更等のように磁気ヘ
ッドそのものに手を加えることが行われており、「誤動
作の検出」に対する考慮はなされていなかった。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の磁気デ
ィスク装置では、BHN等による誤動作(磁気ヘッドの
誤った位置決め等)を検出することができなかったの
で、記録時において、BHN等により位置誤差信号が誤
った値を示しても、その値が正しい値として処理されて
しまい、誤った位置に磁気ヘッドが位置決めされてしま
うので、上記のに示すように確実にデータ破壊を引き
起こしてしまうこととなるという問題点があった。
【0018】なお、従来の磁気ディスク装置において
は、再生時においても記録時においても、BHN等によ
り再生ヘッドの動作が異常になった場合には、その再生
ヘッドを継続して使用することは不可能であった。この
ような場合には、磁気ディスク装置全体の故障として処
理するしか方法がなかった。
【0019】本発明の目的は、上述の点に鑑み、以下の
およびに示す特長を有する磁気ディスク装置を提供
することにある。
【0020】 再生ヘッドの動作異常(BHN等によ
り位置誤差信号の変化が生じて位置決めに関する磁気抵
抗効果型再生ヘッドの動作が異常になること)を検出す
ることができ、その再生ヘッドを有する磁気ディスク装
置の信頼性を向上させることができる。
【0021】 以上のようにして再生ヘッドの動作異
常を検出した場合に、その再生ヘッドが再び正常動作を
行うようにすることができる(その再生ヘッドの継続使
用が可能になる)。
【0022】
【課題を解決するための手段】(1) 本発明の磁気デ
ィスク装置としては、再生ヘッド(磁気抵抗効果型再生
ヘッド)の動作異常を検出する方式(異常動作検出方
式)の差異に起因して、次の4つの種類が存在する。
【0023】第1の異常動作検出方式を採用する本発明
の磁気ディスク装置は、磁気ディスクのサーボ領域中の
AGC部における磁気パターンの再生に基づいてAGC
アンプの増幅利得を測定するAGCアンプ利得測定回路
と、前記AGCアンプ利得測定回路により測定された増
幅利得の値が設定範囲を逸脱しているか否かを判断し、
その判断結果を出力するAGCアンプ利得判断回路と、
前記AGCアンプ利得判断回路から「増幅利得の値が設
定範囲を逸脱している旨の判断結果」を受けた場合に、
記録回路における記録動作を停止させる記録・再生動作
制御回路とを有する。
【0024】第2の異常動作検出方式を採用する本発明
の磁気ディスク装置は、磁気ディスクのサーボ領域の再
生時に生成される位置誤差信号に基づいてディスク偏心
を測定する偏心測定回路と、前記偏心測定回路により測
定されたディスク偏心の値が設定範囲を逸脱しているか
否かを判断し、その判断結果を出力する偏心判断回路
と、前記偏心判断回路から「ディスク偏心の値が設定範
囲を逸脱している旨の判断結果」を受けた場合に、記録
回路における記録動作を停止させる記録・再生動作制御
回路とを有する。
【0025】第3の異常動作検出方式を採用する本発明
の磁気ディスク装置は、ヘッドチェンジを行った後の再
生信号に基づいて切替え後の磁気ヘッドのオフセット量
を測定するオフセット量測定回路と、前記オフセット量
測定回路により測定されたオフセット量の値を記憶する
オフセット量記憶回路と、前記オフセット量測定回路に
より測定された切替え後の磁気ヘッドのオフセット量と
前記オフセット記憶回路に以前に記憶されていた切替え
前の磁気ヘッドのオフセット量とに基づいてヘッドチェ
ンジ後の磁気ヘッドのオフセット変動量を求め、当該オ
フセット変動量の値が設定範囲を逸脱しているか否かを
判断し、その判断結果を出力するオフセット変動量判断
回路と、前記オフセット変動量判断回路から「オフセッ
ト変動量の値が設定範囲を逸脱している旨の判断結果」
を受けた場合に、記録回路における記録動作を停止させ
る記録・再生動作制御回路とを有する。
【0026】第4の異常動作検出方式を採用する本発明
の磁気ディスク装置は、磁気ディスクのサーボ領域の再
生時に生成される位置誤差信号に基づいて各バーストパ
ターンからの信号出力値を検出するバースト別出力値検
出回路と、前記バースト別出力値検出回路により検出さ
れた各信号出力値の合計値を計算するバースト出力値合
計回路と、前記バースト出力値合計回路により計算され
た各信号出力値の合計値が設定値を逸脱しているか否か
を判断し、その判断結果を出力するバースト出力合計値
判断回路と、前記バースト出力合計値判断回路から「各
信号出力値の合計値が設定範囲を逸脱している旨の判断
結果」を受けた場合に、記録回路における記録動作を停
止させる記録・再生動作制御回路とを有する。
【0027】(2) また、本発明の磁気ディスク装置
としては、異常動作をした再生ヘッドを再び正常動作を
行うようにしその再生ヘッドを継続して使用できるよう
にするための方式(正常動作復帰方式)の差異に起因し
て、次の2つの種類が存在する。
【0028】第1の正常動作復帰方式を採用する本発明
の磁気ディスク装置は、ある磁気ヘッドに関して増幅利
得の値,ディスク偏心の値,オフセット変動量の値,ま
たは各信号出力値の合計値が設定範囲を逸脱しているこ
とが検出された場合に、当該磁気ヘッドの対向磁気ヘッ
ドで位置決めを行って予め定めておいたディスク半径位
置の書捨て領域に当該磁気ヘッドを移動し、当該書捨て
領域に対する当該磁気ヘッドによる記録動作を行わせる
正常復帰回路と、前記正常復帰回路の制御による「正常
動作復帰のための記録動作」の終了後に、当該対向磁気
ヘッドで位置決めを行って異常検出に係るディスク半径
位置に当該磁気ヘッドを移動し、当該磁気ヘッドのリト
ライ動作の制御を行うリトライ回路とを有する。
【0029】第2の正常動作復帰方式を採用する本発明
の磁気ディスク装置は、ある磁気ヘッドに関して増幅利
得の値,ディスク偏心の値,オフセット変動量の値,ま
たは各信号出力値の合計値が設定範囲を逸脱しているこ
とが検出された場合に、ディスク最内周に存在する書捨
て領域に当該磁気ヘッドを強制的に移動し、当該書捨て
領域に対する当該磁気ヘッドによる記録動作を行わせる
正常復帰回路と、前記正常復帰回路の制御による「正常
動作復帰のための記録動作」の終了後に、異常検出に係
るディスク半径位置に当該磁気ヘッドを移動し、当該磁
気ヘッドのリトライ動作の制御を行うリトライ回路とを
有する。
【0030】(3) 次に、図5〜図7を参照して、以
下の〜に、本発明の磁気ディスク装置の原理につい
て説明する。
【0031】 第1の異常動作検出方式の根拠
【0032】磁気ディスクの各セクタの先頭には、図5
に示すようなサーボ領域がある。サーボ領域は、AGC
(Automatic Gain Control)
部,アドレス部,および位置誤差信号を与えるサーボパ
ターン部の3つの部からなるフォーマットで構成されて
いる。
【0033】AGC部は、再生増幅器の自動利得調整回
路に入力する信号を得る時のために使用されており、磁
気ヘッドが磁気ディスクのいかなる半径位置に存在して
いる場合でも再生信号の振幅を一定に保つ働きをしてい
る。
【0034】再生ヘッドの動作が正常である場合(BH
N等が発生していない場合)には、自動利得増幅器(A
GCアンプ)の増幅利得は、周囲の温度,ディスク半径
位置,再生ヘッドの経時変化,および雑音等によって規
定される一定のある幅を持つ(周囲の温度等によって一
定の幅はあるものの一定の範囲の幅に収まる)。
【0035】一方、AGC部を再生している時にBHN
等により再生ヘッドの動作が異常になると、AGC部か
ら得られる信号振幅値や信号波形が異常になる。異常に
なった信号は、そのままAGCアンプに入力され、予め
設定されていた信号振幅になるように増幅利得が調整さ
れて増幅される。
【0036】再生ヘッドの動作が異常であると、例えば
信号振幅が小さくなった場合には増幅利得は通常の変動
幅を越えて大きく設定される。つまり、通常の増幅利得
の変動幅を越えて増幅利得が大きく設定された場合に
は、再生ヘッドの動作が異常であると判断できる。
【0037】したがって、AGCの増幅利得の変動が設
定値以内か否かを測定することにより、BHN等に起因
する再生ヘッドの動作異常を検出することができる。
【0038】 第2の異常動作検出方式の根拠
【0039】磁気ヘッドの現在位置を示す位置誤差信号
には、スピンドルモータ等に起因する磁気ディスクの偏
心(ディスク偏心)の情報も含まれている。再生ヘッド
の動作が異常になると、最終的にこの位置誤差信号の値
が変化する。
【0040】ここで、BHN等に起因する再生ヘッドの
動作異常のような突発的な再生ヘッドの動作異常の発生
時においては、位置誤差信号の値も突発的な変化を示す
ことになり、この突発的な位置誤差信号の値の変化は見
かけ上ディスク偏心が大きくなったように見える。
【0041】すなわち、ディスク偏心の変動幅を測定す
ると、再生ヘッドの動作が正常な場合にはディスク偏心
はある一定の変動幅内にとどまっているが、再生ヘッド
の動作が異常になると見かけ上ディスク偏心がある変動
幅を越えたように計測される。
【0042】したがって、ディスク偏心の変動幅を測定
し、その変動幅が規定の値を越えた場合には、再生ヘッ
ドの動作が異常であると判断でき、BHN等に起因する
再生ヘッドの動作異常を検出することができる。
【0043】 第3の異常動作検出方式の根拠
【0044】図6に示したように、磁気ディスク装置
は、磁気ディスクの両面を用いてデータを記録してお
り、最低2つ以上の磁気ヘッドを用いている。ここで、
実際に、記録動作または再生動作を行う磁気ヘッドは逐
次切り替えられ、これらの複数の磁気ヘッドによる動作
が同時に行われることはない。通常は、磁気ヘッドが切
り替えられて使用されている。この磁気ヘッドの切替え
をヘッドチェンジと呼ぶ。
【0045】一般に、第1の磁気ヘッド(例えば、図6
中の磁気ヘッド61)から第2の磁気ヘッド(例えば、
図6中の磁気ヘッド62)にヘッドチェンジされた直後
を考えると、磁気ヘッド61はあるトラックのある場所
に位置決めされておりそのトラックと磁気ヘッド61と
の相対位置は固定されているが、ヘッドチェンジ直後の
磁気ヘッド62とトラックとの相対位置は、磁気ヘッド
61とトラックとの相対位置と同一ではない。これは、
磁気ヘッド61と磁気ヘッド62との磁気特性の違い,
機械精度によるオフセット,および熱によるオフセット
等が原因である。
【0046】磁気ヘッド間の磁気特性の違いや機械精度
によるオフセットは、一度測定してしまえばその後はほ
とんど変化しない。また、熱によるオフセットは、ヘッ
ドチェンジを行う度に磁気ヘッドのトータルのオフセッ
ト量を測定し記憶しておくことで取り除けるので、熱に
よるオフセットの分はオフセットの変動として捕らえる
ことができる。
【0047】しかし、再生ヘッドの動作が異常になった
場合には、再生ヘッドの磁気特性が変化するので、ヘッ
ドチェンジ後における磁気ヘッドのオフセット変動量は
予め設定しておいた値を越える。
【0048】したがって、ヘッドチェンジ後における磁
気ヘッドのオフセット変動量が設定値の範囲を逸脱した
ときには、切替え後の磁気ヘッドの再生ヘッドの動作が
異常であると判断でき、BHN等に起因する再生ヘッド
の動作異常を検出することができる。
【0049】 第4の異常動作検出方式の根拠
【0050】図7に示したように、位置誤差信号を得る
ためのバーストパターンと呼ばれているサーボパターン
は、通常4つの部分から成り立っている。その4つの部
分は、それぞれディスク半径方向(オフトラック方向)
に相対的にずれるように配置されている。
【0051】位置誤差信号は、バーストパターンAから
の信号出力値とバーストパターンBからの信号出力値と
の差を取ることにより得られる。また、バーストパター
ンCからの信号出力値とバーストパターンDからの信号
出力値の差を取ることでも得られる。すなわち、合計2
つ、つまり、2相の位置誤差信号が得られることとな
る。
【0052】これらのバーストパターンはディスク半径
方向にすき間なく周期的に配置されている。よって、図
7中の磁気ヘッド70がディスク半径方向のどの位置に
存在しても、各バーストパターンからの信号を再生する
ことが可能で、かつ、各バーストパターンからの信号出
力値の合計値は一定となる。
【0053】この各バーストパターンからの信号出力値
の合計値は、例えば雑音等によりある一定の幅で変動し
ている。再生ヘッドが正常な動作をしている限り、この
一定の幅から逸脱することはない。しかし、再生ヘッド
の動作が異常になった場合には、各バーストパターンか
らの信号出力値の合計値はこの一定の幅を越える。
【0054】したがって、各バーストパターンからの信
号出力値の合計値が設定値の範囲を逸脱したときには、
再生ヘッドの動作が異常であると判断でき、BHN等に
起因する再生ヘッドの動作異常を検出することができ
る。
【0055】 正常動作復帰方式に関して
【0056】再生ヘッドの動作が異常になる原因は数多
くあり特定することは非常に困難である。しかし、本願
の発明者による度重なる実験および研究の結果、異常動
作をしている再生ヘッドを有する磁気ヘッドによって記
録動作を行うことにより、当該再生ヘッドが正常動作を
するようになることが発見された。これは、記録動作に
より発生した磁界が当該再生ヘッドに印加され、磁界が
印加されたことによって当該再生ヘッドの磁化が初期化
され、当該再生ヘッドが正常動作に復帰するものと考え
られる。
【0057】ここで、異常動作をしている再生ヘッドを
正常動作に復帰させるために行われる記録動作を任意の
ディスク半径位置で行うことは、正確な位置決めができ
ないので、磁気ディスク装置の信頼性を低下させ非常に
危険な行為である。
【0058】本発明の磁気ディスク装置における第1の
正常動作復帰方式では、この危険を回避するために、正
常動作に復帰させるために記録動作を行う領域(書捨て
領域)のディスク半径位置を予め定めておき、他の磁気
ヘッド(異常動作をしている再生ヘッドに対向する磁気
ヘッド(対向磁気ヘッド))で位置決めを行って、その
位置に異常動作をしている磁気ヘッドを移動させる。
【0059】また、本発明の磁気ディスク装置における
第2の正常動作復帰方式では、第1の正常動作復帰方式
における「他の磁気ヘッドによる位置決め」を行わず
に、ディスク最内周に書捨て領域を設定し、異常動作を
している再生ヘッド(当該再生ヘッドを有する磁気ヘッ
ド)を強制的にディスク最内周に移動させ、当該再生ヘ
ッドを有する磁気ヘッドに当該書捨て領域に対する記録
動作を行わせる。
【0060】正常動作に復帰させるための記録動作を行
っている間には、異常動作をした再生ヘッドを有する磁
気ヘッドが有効になっているので、ボイスコイルモータ
の駆動電流を一定にしておいてもディスク偏心等により
磁気ヘッドの位置が揺らいでしまう。そのために、正常
動作に復帰させるための記録動作を行う領域は、一般的
には、トラックピッチの3倍以上は必要になるものと考
えられる(これが請求項記載の発明および請求項10
記載の発明における数値の特定の根拠である)。
【0061】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0062】(1) 第1の実施の形態
【0063】図1は、本発明の磁気ディスク装置の第1
の実施の形態を示すブロック図である。
【0064】この磁気ディスク装置は、スピンドルモー
タ軸1と、磁気ディスク2と、磁気ヘッド3と、ヘッド
切替え回路4と、ヘッド・プリアンプ5と、AGCアン
プ6と、AGCアンプ利得測定回路7と、AGCアンプ
利得判断回路8と、記録・再生動作制御回路9と、正常
復帰回路10と、リトライ回路11とを含んで構成され
ている。
【0065】この磁気ディスク装置では、上述の「発明
を解決するための手段」(3)における分類でいうと、
第1の異常動作検出方式および第1の正常動作復帰方式
が採用されている。
【0066】次に、このような形態の磁気ディスク装置
の動作について説明する。
【0067】スピンドルモータ軸1を中心として回転し
ている磁気ディスク2に対する再生動作が行われる場合
を考える。
【0068】この場合に、磁気ヘッド3の再生ヘッド
(磁気抵抗効果型再生ヘッド)は、再生信号を、ヘッド
切替え回路4を介して、ヘッド・プリアンプ5に送る。
【0069】ヘッド・プリアンプ5は、当該再生信号に
対する最初の信号増幅を行う。
【0070】AGCアンプ6は、ヘッド・プリアンプ5
によって増幅されたサーボ領域中のAGC部(図5参
照)に関する再生信号を、所望の信号出力になるように
調整増幅し、信号処理回路に送る。
【0071】この時、AGCアンプ利得測定回路7はA
GCアンプ6の増幅利得を測定し、AGCアンプ利得判
断回路8はAGCアンプ利得測定回路7によって測定さ
れた増幅利得を入力する。
【0072】AGCアンプ利得判断回路8は、AGCア
ンプ6の増幅利得の値が所定の範囲(予め設定されてい
る範囲)を逸脱していないかどうかを判断して、その判
断結果を記録・再生動作制御回路9に送る。ここで、先
に述べたように、BHN等により再生ヘッドの動作が異
常になると、AGCアンプ6の増幅利得の値が当該所定
の範囲を超える。
【0073】記録・再生動作制御回路9は、AGCアン
プ6の増幅利得の値が当該所定の範囲内である場合に
は、そのまま記録・再生動作を続行させる命令を記録回
路および再生回路に送る。
【0074】一方、記録・再生動作制御回路9は、AG
Cアンプ6の増幅利得の値が当該所定の範囲を逸脱して
いる場合(AGCアンプ利得判断回路8から「AGCア
ンプ6の増幅利得の値が当該所定の範囲を逸脱している
旨の判断結果」を受けた場合)には、記録動作を停止す
るように記録回路に命令を送り、正常復帰回路10に再
生ヘッドの動作が異常であることを伝える。
【0075】再生ヘッドの動作が異常であることを認識
した正常復帰回路10は、サーボ回路,記録回路,再生
回路,およびヘッド切替え回路4に命令を送り(記録回
路および再生回路には記録・再生動作制御回路9を介し
て命令を送る)、異常動作をした再生ヘッドを正常動作
に復帰させるための記録動作(正常動作復帰のための記
録動作)を行わせる。すなわち、異常動作をしている再
生ヘッドを有する磁気ヘッド3の対向磁気ヘッドで位置
決めを行って、予め定めておいたディスク半径位置の書
捨て領域に当該磁気ヘッドを移動し、当該書捨て領域に
対する当該磁気ヘッド3による記録動作を行わせる。
【0076】さらに、正常復帰回路10は、上記の「正
常動作復帰のための記録動作」が終了したら、リトライ
回路11にリトライ動作を行うように命令を送る。
【0077】リトライ回路11は、その命令に基づき、
リトライを行うようにサーボ回路,記録回路,再生回
路,およびヘッド切替え回路4に命令を送る(サーボ回
路には正常復帰回路10を介して、記録回路および再生
回路には正常復帰回路10および記録・再生動作制御回
路9を介して命令を送る)。これにより、異常検出に係
るディスク半径位置における、異常動作をした再生ヘッ
ドによるリトライ動作を実行する。なお、異常検出に係
るディスク半径位置への、異常動作をした再生ヘッドを
持つ磁気ヘッド3の位置決めは、上述の対向磁気ヘッド
によって行われる。
【0078】以上の第1の実施の形態は、請求項記載
の発明に対応するものである。
【0079】
【0080】ここで、「正常動作復帰のための記録動
作」を行わせる時に、いかなる磁気ヘッド3も用いずに
ディスク最内周に存在する書捨て領域に当該再生ヘッド
(記録動作を行わせようとしている再生ヘッド)を有す
る磁気ヘッド3の位置決めを強制的に行うことも可能で
ある。この場合には、サーボ回路に命令(「正常動作復
帰のための記録動作」を実行するための命令)を送る代
わりに、VCM(Voice Coil Motor)
制御回路に当該命令を送るように、正常復帰回路10に
よる制御が行われる。このような形態の発明が、請求項
記載の発明(上述の「発明を解決するための手段」
(3)における分類でいうと、第1の異常動作検出方式
および第2の正常動作復帰方式が採用される発明)に該
当する。
【0081】(2) 第2の実施の形態
【0082】図2は、本発明の磁気ディスク装置の第2
の実施の形態を示すブロック図である。
【0083】この磁気ディスク装置は、スピンドルモー
タ軸1と、磁気ディスク2と、磁気ヘッド3と、ヘッド
切替え回路4と、ヘッド・プリアンプ5と、記録・再生
動作制御回路9と、正常復帰回路10と、リトライ回路
11と、位置誤差信号生成回路12と、偏心測定回路1
3と、偏心判断回路14とを含んで構成されている。
【0084】この磁気ディスク装置では、上述の「発明
を解決するための手段」(3)における分類でいうと、
第2の異常動作検出方式および第1の正常動作復帰方式
が採用されている。
【0085】次に、このような形態の磁気ディスク装置
の動作について説明する。
【0086】スピンドルモータ軸1を中心として回転し
ている磁気ディスク2に対する再生動作が行われる場合
を考える。
【0087】この場合に、磁気ヘッド3の再生ヘッド
(磁気抵抗効果型再生ヘッド)は、再生信号を、ヘッド
切替え回路4を介して、ヘッド・プリアンプ5に送る。
【0088】ヘッド・プリアンプ5は、当該再生信号に
対する最初の信号増幅を行う。
【0089】位置誤差信号生成回路12は、ヘッド・プ
リアンプ5によって増幅されたサーボ領域中のサーボパ
ターン部(図5参照)に関する再生信号を入力し、その
再生信号を位置誤差信号に復調する。復調された位置誤
差信号は、サーボ回路と偏心測定回路13とに送られ
る。
【0090】偏心測定回路13は、その位置誤差信号に
基づいてディスク偏心の値を計算し、その計算結果を偏
心判断回路14に送る。
【0091】偏心判断回路14は、そのディスク偏心の
値が所定の範囲(予め設定されている範囲)を逸脱して
いないかどうかを判断して、その判断結果を記録・再生
動作制御回路9に送る。ここで、先に述べたように、B
HN等により再生ヘッドの動作が異常になると、ディス
ク偏心の値が当該所定の範囲を超える。
【0092】記録・再生動作制御回路9は、ディスク偏
心の値が当該所定の範囲内である場合には、そのまま記
録・再生動作を続行させる命令を記録回路および再生回
路に送る。
【0093】一方、記録・再生動作制御回路9は、ディ
スク偏心の値が当該所定の範囲を逸脱している場合(偏
心判断回路14から「ディスク偏心の値が当該所定の範
囲を逸脱している旨の判断結果」を受けた場合)には、
記録動作を停止するように記録回路に命令を送り、正常
復帰回路10に再生ヘッドの動作が異常であることを伝
える。
【0094】再生ヘッドの動作が異常であることを認識
した正常復帰回路10は、サーボ回路,記録回路,再生
回路,およびヘッド切替え回路4に命令を送り(記録回
路および再生回路には記録・再生動作制御回路9を介し
て命令を送る)、異常動作をした再生ヘッドを正常動作
に復帰させるための記録動作(正常動作復帰のための記
録動作)を行わせる。すなわち、異常動作をしている再
生ヘッドを有する磁気ヘッド3の対向磁気ヘッドで位置
決めを行って、予め定めておいたディスク半径位置の書
捨て領域に当該磁気ヘッドを移動し、当該書捨て領域に
対する当該磁気ヘッド3による記録動作を行わせる。
【0095】さらに、正常復帰回路10は、上記の「正
常動作復帰のための記録動作」が終了したら、リトライ
回路11にリトライ動作を行うように命令を送る。
【0096】リトライ回路11は、その命令に基づき、
リトライを行うようにサーボ回路,記録回路,再生回
路,およびヘッド切替え回路4に命令を送る(サーボ回
路には正常復帰回路10を介して、記録回路および再生
回路には正常復帰回路10および記録・再生動作制御回
路9を介して命令を送る)。これにより、異常検出に係
るディスク半径位置における、異常動作をした再生ヘッ
ドによるリトライ動作を実行する。なお、異常検出に係
るディスク半径位置への、異常動作をした再生ヘッドを
持つ磁気ヘッド3の位置決めは、上述の対向磁気ヘッド
によって行われる。
【0097】以上の第2の実施の形態は、請求項記載
の発明に対応するものである。
【0098】
【0099】ここで、「正常動作復帰のための記録動
作」を行わせる時に、いかなる磁気ヘッド3も用いずに
ディスク最内周に存在する書捨て領域に当該再生ヘッド
(記録動作を行わせようとしている再生ヘッド)を有す
る磁気ヘッド3の位置決めを強制的に行うことも可能で
ある。この場合には、サーボ回路に命令(「正常動作復
帰のための記録動作」を実行するための命令)を送る代
わりに、VCM制御回路に当該命令を送るように、正常
復帰回路10による制御が行われる。このような形態の
発明が、請求項記載の発明(上述の「発明を解決する
ための手段」(3)における分類でいうと、第2の異常
動作検出方式および第2の正常動作復帰方式が採用され
る発明)に該当する。
【0100】(3) 第3の実施の形態
【0101】図3は、本発明の磁気ディスク装置の第3
の実施の形態を示すブロック図である。
【0102】この磁気ディスク装置は、スピンドルモー
タ軸1と、磁気ディスク2と、磁気ヘッド3と、ヘッド
切替え回路4と、ヘッド・プリアンプ5と、記録・再生
動作制御回路9と、正常復帰回路10と、リトライ回路
11と、オフセット量記憶回路15(半導体メモリで実
現される回路)と、オフセット量生成回路16と、オフ
セット量測定回路17と、オフセット変動量判断回路1
8とを含んで構成されている。
【0103】この磁気ディスク装置では、上述の「発明
を解決するための手段」(3)における分類でいうと、
第3の異常動作検出方式および第1の正常動作復帰方式
が採用されている。
【0104】次に、このような形態の磁気ディスク装置
の動作について説明する。
【0105】スピンドルモータ軸1を中心として回転し
ている磁気ディスク2に対する再生動作が行われる場合
を考える。
【0106】この場合に、磁気ヘッド3の再生ヘッド
(磁気抵抗効果型再生ヘッド)は、再生信号を、ヘッド
切替え回路4を介して、ヘッド・プリアンプ5に送る。
【0107】ヘッド・プリアンプ5は、当該再生信号に
対する最初の信号増幅を行う。
【0108】オフセット量生成回路16は、ヘッドチェ
ンジ(磁気ヘッド3の切替え)が行われた後に再生信号
を入力し、その再生信号に基づいてヘッドチェンジによ
る切替え後における磁気ヘッド3の位置のオフセット量
(磁気ヘッド3とトラックとの相対位置を示す量)を生
成し、生成したオフセット量をオフセット量測定回路1
7に送付する。
【0109】オフセット量測定回路17は、ヘッドチェ
ンジの切替え後における磁気ヘッド3の位置のオフセッ
ト量を測定し、その測定結果をオフセット変動量判断回
路18とオフセット量記憶回路15とに送る。
【0110】オフセット変動量判断回路18は、オフセ
ット量記憶回路15に記憶されている「ヘッドチェンジ
の切替え前における磁気ヘッド3の位置のオフセット
量」とオフセット量測定回路17による測定結果である
「ヘッドチェンジの切替え後における磁気ヘッド3の位
置のオフセット量」とに基づいて、ヘッドチェンジ後に
おける磁気ヘッドのオフセット変動量の値を求め、当該
オフセット変動量の値が所定の範囲(予め設定されてい
る範囲)を逸脱していないかどうかを判断して、その判
断結果を記録・再生動作制御回路9に送る。ここで、先
に述べたように、BHN等により再生ヘッドの動作が異
常になると、オフセット変動量の値が当該所定の範囲を
超える。
【0111】記録・再生動作制御回路9は、オフセット
変動量の値が当該所定の範囲内である場合には、そのま
ま記録・再生動作を続行させる命令を記録回路および再
生回路に送る。
【0112】一方、記録・再生動作制御回路9は、オフ
セット変動量の値が当該所定の範囲を逸脱している場合
(オフセット変動量判断回路18から「オフセット変動
量の値が当該所定の範囲を逸脱している旨の判断結果」
を受けた場合)には、記録動作を停止するように記録回
路に命令を送り、正常復帰回路10に再生ヘッドの動作
が異常であることを伝える。
【0113】再生ヘッドの動作が異常であることを認識
した正常復帰回路10は、サーボ回路,記録回路,再生
回路,およびヘッド切替え回路4に命令を送り(記録回
路および再生回路には記録・再生動作制御回路9を介し
て命令を送る)、異常動作をした再生ヘッドを正常動作
に復帰させるための記録動作(正常動作復帰のための記
録動作)を行わせる。すなわち、異常動作をしている再
生ヘッドを有する磁気ヘッド3の対向磁気ヘッドで位置
決めを行って、予め定めておいたディスク半径位置の書
捨て領域に当該磁気ヘッドを移動し、当該書捨て領域に
対する当該磁気ヘッド3による記録動作を行わせる。
【0114】さらに、正常復帰回路10は、上記の「正
常動作復帰のための記録動作」が終了したら、リトライ
回路11にリトライ動作を行うように命令を送る。
【0115】リトライ回路11は、その命令に基づき、
リトライを行うようにサーボ回路,記録回路,再生回
路,およびヘッド切替え回路4に命令を送る(サーボ回
路には正常復帰回路10を介して、記録回路および再生
回路には正常復帰回路10および記録・再生動作制御回
路9を介して命令を送る)。これにより、異常検出に係
るディスク半径位置における、異常動作をした再生ヘッ
ドによるリトライ動作を実行する。なお、異常検出に係
るディスク半径位置への、異常動作をした再生ヘッドを
持つ磁気ヘッド3の位置決めは、上述の対向磁気ヘッド
によって行われる。
【0116】以上の第3の実施の形態は、請求項記載
の発明に対応するものである。
【0117】
【0118】ここで、「正常動作復帰のための記録動
作」を行わせる時に、いかなる磁気ヘッド3も用いずに
ディスク最内周に存在する書捨て領域に当該再生ヘッド
(記録動作を行わせようとしている再生ヘッド)を有す
る磁気ヘッド3の位置決めを強制的に行うことも可能で
ある。このときには、サーボ回路に命令(「正常動作復
帰のための記録動作」を実行するための命令)を送る代
わりに、VCM制御回路に当該命令を送るように、正常
復帰回路10による制御が行われる。このような形態の
発明が、請求項記載の発明(上述の「発明を解決する
ための手段」(3)における分類でいうと、第3の異常
動作検出方式および第2の正常動作復帰方式が採用され
る発明)に該当する。
【0119】(4) 第4の実施の形態
【0120】図4は、本発明の磁気ディスク装置の第4
の実施の形態を示すブロック図である。
【0121】この磁気ディスク装置は、スピンドルモー
タ軸1と、磁気ディスク2と、磁気ヘッド3と、ヘッド
切替え回路4と、ヘッド・プリアンプ5と、記録・再生
動作制御回路9と、正常復帰回路10と、リトライ回路
11と、位置誤差信号生成回路12と、バースト別出力
値検出回路19と、バースト出力値合計回路20と、バ
ースト出力合計値判断回路21とを含んで構成されてい
る。
【0122】この磁気ディスク装置では、上述の「発明
を解決するための手段」(3)における分類でいうと、
第4の異常動作検出方式および第1の正常動作復帰方式
が採用されている。
【0123】次に、このような形態の磁気ディスク装置
の動作について説明する。
【0124】スピンドルモータ軸1を中心として回転し
ている磁気ディスク2に対する再生動作が行われる場合
を考える。
【0125】この場合に、磁気ヘッド3の再生ヘッド
(磁気抵抗効果型再生ヘッド)は、再生信号を、ヘッド
切替え回路4を介して、ヘッド・プリアンプ5に送る。
【0126】ヘッド・プリアンプ5は、当該再生信号に
対する最初の信号増幅を行う。
【0127】位置誤差信号生成回路12は、ヘッド・プ
リアンプ5によって増幅されたサーボ領域中のサーボパ
ターン部(図5参照)に関する再生信号を入力し、その
再生信号を位置誤差信号に復調する。復調された位置誤
差信号は、サーボ回路とバースト別出力値検出回路19
とに送付される。
【0128】バースト別出力値検出回路19は、その位
置誤差信号に基づいてバースト別の出力値を計算し、そ
の計算結果(各バースト出力値)をバースト出力値合計
回路20に送る。
【0129】バースト出力値合計回路20は、各バース
ト出力値の合計値を計算し、その計算結果をバースト出
力合計値判断回路21に送る。
【0130】バースト出力合計値判断回路21は、各バ
ースト出力値の合計値が所定の範囲(予め設定されてい
る範囲)を逸脱していないかどうかを判断して、その判
断結果を記録・再生動作制御回路9に送る。ここで、先
に述べたように、BHN等により再生ヘッドの動作が異
常になると、各バースト出力値の合計値が当該所定の範
囲を超える。
【0131】記録・再生動作制御回路9は、各バースト
出力値の合計値が当該所定の範囲内である場合には、そ
のまま記録・再生動作を続行させる命令を記録回路およ
び再生回路に送る。
【0132】一方、記録・再生動作制御回路9は、各バ
ースト出力値の合計値が当該所定の範囲を逸脱している
場合には、記録動作を停止するように記録回路に命令を
送り、正常復帰回路10に再生ヘッドの動作が異常であ
ることを伝える。
【0133】再生ヘッドの動作が異常であることを認識
した正常復帰回路10は、サーボ回路,記録回路,再生
回路,およびヘッド切替え回路4に命令を送り(記録回
路および再生回路には記録・再生動作制御回路9を介し
て命令を送る)、再生ヘッドを正常動作に復帰させるた
めの記録動作(正常動作復帰のための記録動作)を行わ
せる。すなわち、異常動作をしている再生ヘッドを有す
る磁気ヘッド3の対向磁気ヘッドで位置決めを行って、
予め定めておいたディスク半径位置の書捨て領域に当該
磁気ヘッドを移動し、当該書捨て領域に対する当該磁気
ヘッド3による記録動作を行わせる。
【0134】さらに、正常復帰回路10は、上記の「正
常動作復帰のための記録動作」が終了したら、リトライ
回路11にリトライ動作を行うように命令を送る。
【0135】リトライ回路11は、その命令に基づき、
リトライを行うようにサーボ回路,記録回路,再生回
路,およびヘッド切替え回路4に命令を送る(サーボ回
路には正常復帰回路10を介して、記録回路および再生
回路には正常復帰回路10および記録・再生動作制御回
路9を介して命令を送る)。これにより、異常検出に係
るディスク半径位置における、異常動作をした再生ヘッ
ドによるリトライ動作を実行する。なお、異常検出に係
るディスク半径位置への、異常動作をした再生ヘッドを
持つ磁気ヘッド3の位置決めは、上述の対向磁気ヘッド
によって行われる。
【0136】以上の第4の実施の形態は、請求項記載
の発明に対応するものである。
【0137】
【0138】ここで、「正常動作復帰のための記録動
作」を行わせる時に、いかなる磁気ヘッド3も用いずに
ディスク最内周に存在する書捨て領域に当該再生ヘッド
(記録動作を行わせようとしている再生ヘッド)を有す
る磁気ヘッド3の位置決めを強制的に行うことも可能で
ある。このときには、サーボ回路に命令(「正常動作復
帰のための記録動作」を実行するための命令)を送る代
わりに、VCM制御回路に当該命令を送るように、正常
復帰回路10による制御が行われる。このような形態の
発明(上述の「発明を解決するための手段」(3)にお
ける分類でいうと、第4の異常動作検出方式および第2
の正常動作復帰方式が採用される発明)が、請求項
載の発明に該当する。
【0139】
【実施例】次に、本発明の磁気ディスク装置の具体的な
実施例について説明する。
【0140】(1) 第1の実施例
【0141】本実施例は、上述の本発明の第1の実施の
形態(図1参照)を具体化した実施例である。
【0142】本実施例の磁気ディスク装置は、以下の
〜に示すような具体的な構成条件の下で、動作する。
【0143】 回転数4500rpm,記録周波数
6.67MHz,および記録電流30mA0-P の条件
で、サーボトラックライタが用いられてサーボパターン
が記録されている。
【0144】 磁気ヘッド3は、記録トラック幅5.
8μmおよび再生トラック幅4.4μmのMR/ID複
合ヘッド(磁気抵抗効果型再生ヘッドと誘導型記録ヘッ
ドとからなる複合型磁気ヘッド)である。
【0145】 磁気ディスク2の1シリンダ当たりの
セクタ数は64個であり、トラックピッチは6.35μ
mである。
【0146】 ここで用いた磁気ヘッド3(MR/I
D複合ヘッド)の再生ヘッドであるMR(Magnet
oResistive)ヘッドは、その再生動作が不安
定で時々信号出力が小さくなる再生ヘッドである。従来
の磁気ディスク装置にこの再生ヘッドを用いた場合に
は、位置誤差信号の値が変化してしまうため、記録時に
おいて誤った位置に位置決めされてしまい、データ破壊
を引き起こしていた。
【0147】図1に示した本発明の第1の実施の形態を
上記の構成条件を有する磁気ディスク装置に適用するこ
とにより、本願発明の発明者は、以下の〜に示す動
作結果を確認することができた。
【0148】 AGCアンプ利得測定回路7およびA
GCアンプ利得判断回路8を設け、AGCアンプ6の増
幅利得が予め設定しておいた値から逸脱した場合に記録
動作を停止させる記録・再生動作制御回路9を持つこと
により、データ破壊を防止することができた。
【0149】 このときのAGCアンプ6の増幅利得
は、フイードバック電圧を測定することにより得た。こ
のフイードバック電圧は、再生ヘッドが正常動作をして
いるときには2.5mV〜15.9mVの範囲であった
ので、この範囲外のフイードバック電圧になった場合に
は、再生ヘッドが異常動作したものとして処置した。
【0150】 正常復帰回路10からサーボ回路,再
生回路,記録回路,およびヘッド切替え回路4に命令を
送り、正常動作復帰のための記録動作を行った。このと
き、異常動作をした再生ヘッドを持つ磁気ヘッド3に対
して磁気ディスク2を挟んで反対側にある磁気ヘッド
(対向磁気ヘッド)を用いて、ディスク最内周に設けた
トラックピッチの3倍、すなわち、19.1μmの正常
動作復帰のための記録動作を行う領域(書捨て領域)に
位置決めして、正常動作復帰のための記録動作を行っ
た。
【0151】 その後に、リトライ回路11を動作さ
せ、異常動作をした磁気ヘッド3で再び通常の記録動作
を行った。の「正常動作復帰のための記録動作」を行
った後では、再生ヘッドが正常動作を示したので、デー
タ破壊は生じなかった。
【0152】(2) 第2の実施例
【0153】本実施例は、上述の本発明の第2の実施の
形態(図2参照)を具体化した実施例である。
【0154】本実施例の磁気ディスク装置は、以下の
〜に示すような具体的な構成条件の下で、動作する。
【0155】 回転数4500rpm,記録周波数
6.67MHz,および記録電流30mA0-P の条件
で、サーボトラックライタが用いられてサーボパターン
が記録されている。
【0156】 磁気ヘッド3は、記録トラック幅5.
8μmおよび再生トラック幅4.4μmのMR/ID複
合ヘッドである。
【0157】 磁気ディスク2の1シリンダ当たりの
セクタ数は64個であり、トラックピッチは6.35μ
mである。
【0158】 ここで用いた磁気ヘッド3(MR/I
D複合ヘッド)の再生ヘッドであるMRヘッドは、時々
BHNが発生する再生ヘッドである。従来の磁気ディス
ク装置にこの再生ヘッドを用いた場合には、位置誤差信
号の値が変化してしまうため、記録時において誤った位
置に位置決めされてしまい、データ破壊を引き起こして
いた。
【0159】図2に示した本発明の第2の実施の形態を
上記の構成条件を有する磁気ディスク装置に適用するこ
とにより、本願発明の発明者は、以下の〜に示す動
作結果を確認することができた。
【0160】 位置誤差信号生成回路12,偏心測定
回路13,および偏心判断回路14を設け、ディスク偏
心が予め設定しておいた値から逸脱した場合に記録動作
を停止させる記録・再生動作制御回路9を持つことによ
り、データ破壊を防止することができた。
【0161】 このときのディスク偏心は再生ヘッド
が正常動作をしているときには0.35μmPPであった
ので、この範囲外の偏心値を示した場合に、再生ヘッド
が異常動作したものとして処置した。
【0162】 正常復帰回路10からサーボ回路,再
生回路,記録回路,およびヘッド切替え回路4に命令を
送り、正常動作復帰のための記録動作を行った。このと
き、磁気ヘッド3で位置決めを行わずに、ボイスコイル
モータ(VCM)の駆動電流を制御して、強制的にディ
スク最内周に磁気ヘッド3を押し付け、押し付けた位置
を正常動作復帰のための記録動作を行う領域(書捨て領
域)として定めた。この書捨て領域の幅は、トラックピ
ッチの4倍の25.4μmとした。この書捨て領域で、
正常動作復帰のための記録動作を行った。
【0163】 その後に、リトライ回路11を動作さ
せ、異常動作をした磁気ヘッド3で再び通常の記録動作
を行った。の「正常動作復帰のための記録動作」を行
った後では、再生ヘッドが正常動作を示したので、デー
タ破壊は生じなかった。
【0164】(3) 第3の実施例
【0165】本実施例は、上述の本発明の第3の実施の
形態(図3参照)を具体化した実施例である。
【0166】本実施例の磁気ディスク装置は、以下の
〜に示すような具体的な構成条件の下で、動作する。
【0167】 回転数4500rpm,記録周波数
6.67MHz,および記録電流30mA0-P の条件
で、サーボトラックライタが用いられてサーボパターン
が記録されている。
【0168】 磁気ヘッド3は、記録トラック幅5.
8μmおよび再生トラック幅4.4μmのMR/ID複
合ヘッドである。
【0169】 磁気ヘッド2の1シリンダ当たりのセ
クタ数は64個であり、トラックピッチは6.35μm
である。
【0170】 ここで用いた磁気ヘッド3(MR/I
D複合ヘッド)の再生ヘッドであるMRヘッドは、時
々、BHNとべースラインシフトとが同時に発生するよ
うな再生ヘッドである。従来の磁気ディスク装置にこの
再生ヘッドを用いた場合には、位置誤差信号の値が変化
してしまうため、記録時において誤った位置に位置決め
されてしまい、データ破壊を引き起こしていた。
【0171】図3に示した本発明の第3の実施の形態を
上記の構成条件を有する磁気ディスク装置に適用するこ
とにより、本願発明の発明者は、以下の〜に示す動
作結果を確認することができた。
【0172】 オフセット量記憶回路15,オフセッ
ト量生成回路16,オフセット量測定回路17,および
オフセット変動量判断回路18を設け、オフセット変動
量が予め設定しておいた値から逸脱した場合に記録動作
を停止させる記録・再生動作制御回路9を持つことによ
り、データ破壊を防止することができた。
【0173】 このときのオフセット量は再生ヘッド
が正常動作をしているときには2.35μmPPであった
ので、この範囲外のオフセット量となるようなオフセッ
ト変動量の値を示した場合に、ヘッドチェンジ後の磁気
ヘッド3の再生ヘッドが異常動作したものとして処置し
た。
【0174】 正常復帰回路10からサーボ回路,再
生回路,記録回路,およびヘッド切替え回路4に命令を
送り、正常動作復帰のための記録動作を行った。このと
きも第2の実施例と同様に、磁気ヘッド3で位置決めを
行わずに、ボイスコイルモータの駆動電流を制御して、
強制的にディスク最内周に磁気ヘッドを押し付け、押し
付けた位置を正常動作復帰のための記録動作を行う領域
(書捨て領域)として定めた。この書捨て領域の幅は、
トラックピッチの4倍の25.4μmとした。この書捨
て領域で、正常動作復帰のための記録動作を行った。
【0175】 その後に、リトライ回路11を動作さ
せ、異常動作をした磁気ヘッド3で再び通常の記録動作
を行った。の「正常動作復帰のための記録動作」を行
った後では、再生ヘッドが正常動作を示したので、デー
タ破壊は生じなかった。
【0176】(4) 第4の実施例
【0177】本実施例は、上述の本発明の第4の実施の
形態(図4参照)を具体化した実施例である。
【0178】本実施例の磁気ディスク装置は、以下の
〜に示すような具体的な構成条件の下で、動作する。
【0179】 回転数4500rpm,記録周波数6
・67MHz,および記録電流30mA0-P の条件で、
サーボトラックライタが用いられてサーボパターンが記
録されている。
【0180】 磁気ヘッド3は、記録トラック幅5.
8μmおよび再生トラック幅4.4μmのMR/ID複
合ヘッドである。
【0181】 磁気ディスク2の1シリンダ当たりの
セクタ数は64個であり、トラックピッチは6.35μ
mである。
【0182】 ここで用いた磁気ヘッド3(MR/I
D複合ヘッド)の再生ヘッドであるMRヘッドは、時
々、再生波形のピーク値が分裂したり大きくなったりす
る動作を起こす再生ヘッドである。従来の磁気ディスク
装置にこの再生ヘッドを用いた場合には、位置誤差信号
の値が変化してしまうため、記録時において誤った位置
に位置決めされてしまい、データ破壊を引き起こしてい
た。
【0183】図4に示した本発明の第4の実施の形態を
上記の構成条件を有する磁気ディスク装置に適用するこ
とにより、本願発明の発明者は、以下の〜に示す動
作結果を確認することができた。
【0184】 バースト別出力値検出回路19,バー
スト出力値合計回路20,およびバースト出力合計値判
断回路21を設け、各バーストパターンに対する信号出
力値の合計値が予め設定しおいた値から逸脱した場合に
記録動作を停止させる記録・再生動作制御回路9を持つ
ことにより、データ破壊を防止することができた。
【0185】 バースト別出力値検出回路19の出力
は、10bitA/Dコンバータを用いてデジタル値に
変換してからバースト出力値合計回路20に送ってい
る。このときの各バーストパターンからの信号出力値の
合計値は、再生ヘッドが正常動作をしているときには、
デジタル値で2115±96であったので、この範囲外
の合計値を示した場合に、再生ヘッドが異常動作したも
のとして処置した。
【0186】 正常復帰回路10からサーボ回路,再
生回路,記録回路,およびヘッド切替え回路4に命令を
送り、正常動作復帰のための記録動作を行った。本実施
例の場合も、第2の実施例および第3の実施例と同様
に、磁気ヘッド3で位置決めを行わずに、ボイスコイル
モータの駆動電流を制御して、強制的にディスク最内周
に磁気ヘッドを押し付け、押し付けた位置を正常動作復
帰のための記録動作を行う領域(書捨て領域)として定
めた。この書捨て領域の幅はトラックピッチの4倍の2
5.4μmとした。この書捨て領域で、正常動作復帰の
ための記録動作を行った。
【0187】 その後に、リトライ回路11を動作さ
せ、異常動作をした磁気ヘッド3で再び通常の記録動作
を行った。の「正常動作復帰のための記録動作」を行
った後では、再生ヘッドが正常動作を示したので、デー
タ破壊は生じなかった。
【0188】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の磁気ディ
スク装置は、BHN等により再生ヘッドの動作が異常に
なったことを検出するために、上述した第1,第2,第
3,または第4の異常動作検出方式を採用することによ
り、磁気ディスク上の誤った位置への記録によるデータ
破壊を防ぐことができるという効果を有する。
【0189】また、上述した第1または第2の正常動作
復帰方式を採用し、再生ヘッドの動作が異常になった場
合に「正常動作復帰のための記録動作」を行うことによ
り、その再生ヘッドを正常動作に復帰させることがで
き、その再生ヘッドを継続して使用することができるよ
うになるという効果が生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気ディスク装置の第1の実施の形態
を示すブロック図である。
【図2】本発明の磁気ディスク装置の第2の実施の形態
を示すブロック図である。
【図3】本発明の磁気ディスク装置の第3の実施の形態
を示すブロック図である。
【図4】本発明の磁気ディスク装置の第4の実施の形態
を示すブロック図である。
【図5】第1の異常動作検出方式を説明するための図
(サーボ領域のフォーマットを示す図)である。
【図6】第3の異常動作検出方式を説明するための図
(磁気ディスク装置における磁気ディスクと磁気ヘッド
との相対関係を示す図)である。
【図7】第4の異常動作検出方式を説明するための図
(バーストパターンのディスク半径方向の相対位置を示
す図)である。
【符号の説明】
1 スンドルモータ軸 2 磁気ディスク 3,61,62,70 磁気ヘッド 4 ヘッド切替え回路 5 ヘッド・プリアンプ 6 AGCアンプ 7 AGCアンプ利得測定回路 8 AGCアンプ利得判断回路 9 記録・再生動作制御回路 10 正常復帰回路 11 リトライ回路 12 位置誤差信号生成回路 13 偏心測定回路 14 偏心判断回路 15 オフセット量記憶回路 16 オフセット量生成回路 17 オフセット量測定回路 18 オフセット変動量判断回路 19 バースト別出力値検出回路 20 バースト出力値合計回路 21 バースト出力合計値判断回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G11B 20/18 572 G11B 20/18 572F 576 576Z

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セクタサーボ方式で位置決めを行う磁気
    ディスク装置において、磁気ディスクのサーボ領域中の
    AGC部における磁気パターンの再生に基づいてAGC
    アンプの増幅利得を測定するAGCアンプ利得測定回路
    と、 前記AGCアンプ利得測定回路により測定された増幅利
    得の値が設定範囲を逸脱しているか否かを判断し、その
    判断結果を出力するAGCアンプ利得判断回路と、 前記AGCアンプ利得判断回路から「増幅利得の値が設
    定範囲を逸脱している旨の判断結果」を受けた場合に、
    記録回路における記録動作を停止させる記録・再生動作
    制御回路と ある磁気ヘッドに関して増幅利得の値が設定範囲を逸脱
    していることが検出された場合に、当該磁気ヘッドの対
    向磁気ヘッドで位置決めを行って予め定めておいたディ
    スク半径位置の書捨て領域に当該磁気ヘッドを移動し、
    当該書捨て領域に対する当該磁気ヘッドによる記録動作
    を行わせる正常復帰回路と、 前記正常復帰回路の制御による「正常動作復帰のための
    記録動作」の終了後に、当該対向磁気ヘッドで位置決め
    を行って異常検出に係るディスク半径位置に当該磁気ヘ
    ッドを移動し、当該磁気ヘッドのリトライ動作の制御を
    行うリトライ回路と を有することを特徴とする磁気ディ
    スク装置。
  2. 【請求項2】 セクタサーボ方式で位置決めを行う磁気
    ディスク装置において、磁気ディスクのサーボ領域の再
    生時に生成される位置誤差信号に基づいてディスク偏心
    を測定する偏心測定回路と、 前記偏心測定回路により測定されたディスク偏心の値が
    設定範囲を逸脱しているか否かを判断し、その判断結果
    を出力する偏心判断回路と、 前記偏心判断回路から「ディスク偏心の値が設定範囲を
    逸脱している旨の判断結果」を受けた場合に、記録回路
    における記録動作を停止させる記録・再生動作制御回路
    ある磁気ヘッドに関してディスク偏心の値が設定範囲を
    逸脱していることが検出された場合に、当該磁気ヘッド
    の対向磁気ヘッドで位置決めを行って予め定めて おいた
    ディスク半径位置の書捨て領域に当該磁気ヘッドを移動
    し、当該書捨て領域に対する当該磁気ヘッドによる記録
    動作を行わせる正常復帰回路と、 前記正常復帰回路の制御による「正常動作復帰のための
    記録動作」の終了後に、当該対向磁気ヘッドで位置決め
    を行って異常検出に係るディスク半径位置に当該磁気ヘ
    ッドを移動し、当該磁気ヘッドのリトライ動作の制御を
    行うリトライ回路と を有することを特徴とする磁気ディ
    スク装置。
  3. 【請求項3】 セクタサーボ方式で位置決めを行う磁気
    ディスク装置において、ヘッドチェンジを行った後の再
    生信号に基づいて切替え後の磁気ヘッドのオフセット量
    を測定するオフセット量測定回路と、 前記オフセット量測定回路により測定されたオフセット
    量の値を記憶するオフセット量記憶回路と、 前記オフセット量測定回路により測定された切替え後の
    磁気ヘッドのオフセット量と前記オフセット記憶回路に
    以前に記憶されていた切替え前の磁気ヘッドのオフセッ
    ト量とに基づいてヘッドチェンジ後の磁気ヘッドのオフ
    セット変動量を求め、当該オフセット変動量の値が設定
    範囲を逸脱しているか否かを判断し、その判断結果を出
    力するオフセット変動量判断回路と、 前記オフセット変動量判断回路から「オフセット変動量
    の値が設定範囲を逸脱している旨の判断結果」を受けた
    場合に、記録回路における記録動作を停止させる記録・
    再生動作制御回路と ある磁気ヘッドに関してオフセット変動量の値が設定範
    囲を逸脱していることが検出された場合に、当該磁気ヘ
    ッドの対向磁気ヘッドで位置決めを行って予め定めてお
    いたディスク半後位置の書捨て領域に当該磁気ヘッドを
    移動し、当該書捨て領域に対する当該磁気ヘッドによる
    記録動作を行わせる正常復帰回路と、 前記正常復帰回路の制御による「正常動作復帰のための
    記録動作」の終了後に、当該対向磁気ヘッドで位置決め
    を行って異常検出に係るディスク半径位置に当該磁気ヘ
    ッドを移動し、当該磁気ヘッドのリトライ動作の制御を
    行うリトライ回路と を有することを特徴とする磁気ディ
    スク装置。
  4. 【請求項4】 セクタサーボ方式で位置決めを行い複数
    のバーストパターンを用いて磁気ヘッドの位置を測定し
    ている磁気ディスク装置において、 磁気ディスクのサーボ領域の再生時に生成される位置誤
    差信号に基づいて各バーストパターンからの信号出力値
    を検出するバースト別出力値検出回路と、 前記バースト別出力値検出回路により検出された各信号
    出力値の合計値を計算するバースト出力値合計回路と、 前記バースト出力値合計回路により計算された各信号出
    力値の合計値が設定値を逸脱しているか否かを判断し、
    その判断結果を出力するバースト出力合計値判断回路
    と、 前記バースト出力合計値判断回路から「各信号出力値の
    合計値が設定範囲を逸脱している旨の判断結果」を受け
    た場合に、記録回路における記録動作を停止させる記録
    ・再生動作制御回路と ある磁気ヘッドに関して各信号出力値の合計値が設定範
    囲を逸脱していることが検出された場合に、当該磁気ヘ
    ッドの対向磁気ヘッドで位置決めを行って予め定めてお
    いたディスク半径位置の書捨て領域に当該磁気ヘッドを
    移動し、当該書捨て領域に対する当該磁気ヘッドによる
    記録動作を行わせる正常復帰回路と、 前記正常復帰回路の制御による「正常動作復帰のための
    記録動作」の終了後に、当該対向磁気ヘッドで位置決め
    を行って異常検出に係るディスク半径位置に当該磁気ヘ
    ッドを移動し、当該磁気ヘッドのリトライ動作の制御を
    行うリトライ回路と を有することを特徴とする磁気ディ
    スク装置。
  5. 【請求項5】 セクタサーボ方式で位置決めを行う磁気
    ディスク装置において、磁気ディスクのサーボ領域中の
    AGC部における磁気パターンの再生に基づいてAGC
    アンプの増幅利得を測定するAGCアンプ利得測定回路
    と、 前記AGCアンプ利得測定回路により測定された増幅利
    得の値が設定範囲を逸脱しているか否かを判断し、その
    判断結果を出力するAGCアンプ利得判断回路と、 前記AGCアンプ利得判断回路から「増幅利得の値が設
    定範囲を逸脱している旨の判断結果」を受けた場合に、
    記録回路における記録動作を停止させる記録・再 生動作
    制御回路と、 ある磁気ヘッドに関して増幅利得の値が設定範囲を逸脱
    していることが検出された場合に、ディスク最内周に存
    在する書捨て領域に当該磁気ヘッドを強制的に移動し、
    当該書捨て領域に対する当該磁気ヘッドによる記録動作
    を行わせる正常復帰回路と、 前記正常復帰回路の制御による「正常動作復帰のための
    記録動作」の終了後に、異常検出に係るディスク半径位
    置に当該磁気ヘッドを移動し、当該磁気ヘッドのリトラ
    イ動作の制御を行うリトライ回路とを有することを特徴
    とする磁気ディスク装置。
  6. 【請求項6】 セクタサーボ方式で位置決めを行う磁気
    ディスク装置において、磁気ディスクのサーボ領域の再
    生時に生成される位置誤差信号に基づいてディスク偏心
    を測定する偏心測定回路と、 前記偏心測定回路により測定されたディスク偏心の値が
    設定範囲を逸脱しているか否かを判断し、その判断結果
    を出力する偏心判断回路と、 前記偏心判断回路から「ディスク偏心の値が設定範囲を
    逸脱している旨の判断結果」を受けた場合に、記録回路
    における記録動作を停止させる記録・再生動作制御回路
    と、 ある磁気ヘッドに関してディスク偏心の値が設定範囲を
    逸脱していることが検出された場合に、ディスク最内周
    に存在する書捨て領域に当該磁気ヘッドを強制的に移動
    し、当該書捨て領域に対する当該磁気ヘッドによる記録
    動作を行わせる正常復帰回路と、 前記正常復帰回路の制御による「正常動作復帰のための
    記録動作」の終了後に、異常検出に係るディスク半径位
    置に当該磁気ヘッドを移動し、当該磁気ヘッドのリトラ
    イ動作の制御を行うリトライ回路とを有することを特徴
    とする磁気ディスク装置。
  7. 【請求項7】 セクタサーボ方式で位置決めを行う磁気
    ディスク装置において、ヘッドチェンジを行った後の再
    生信号に基づいて切替え後の磁気ヘッドのオフセット量
    を測定するオフセット量測定回路と、 前記オフセット量測定回路により測定されたオフセット
    量の値を記憶するオフセ ット量記憶回路と、 前記オフセット量測定回路により測定された切替え後の
    磁気ヘッドのオフセット量と前記オフセット記憶回路に
    以前に記憶されていた切替え前の磁気ヘッドのオフセッ
    ト量とに基づいてヘッドチェンジ後の磁気ヘッドのオフ
    セット変動量を求め、当該オフセット変動量の値が設定
    範囲を逸脱しているか否かを判断し、その判断結果を出
    力するオフセット変動量判断回路と、 前記オフセット変動量判断回路から「オフセット変動量
    の値が設定範囲を逸脱している旨の判断結果」を受けた
    場合に、記録回路における記録動作を停止させる記録・
    再生動作制御回路と、 ある磁気ヘッドに関してオフセット変動量の値が設定範
    囲を逸脱していることが検出された場合に、ディスク最
    内周に存在する書捨て領域に当該磁気ヘッドを強制的に
    移動し、当該書捨て領域に対する当該磁気ヘッドによる
    記録動作を行わせる正常復帰回路と、 前記正常復帰回路の制御による「正常動作復帰のための
    記録動作」の終了後に、異常検出に係るディスク半径位
    置に当該磁気ヘッドを移動し、当該磁気ヘッドのリトラ
    イ動作の制御を行うリトライ回路とを有することを特徴
    とする磁気ディスク装置。
  8. 【請求項8】 セクタサーボ方式で位置決めを行い複数
    のバーストパターンを用いて磁気ヘッドの位置を測定し
    ている磁気ディスク装置において、 磁気ディスクのサーボ領域の再生時に生成される位置誤
    差信号に基づいて各バーストパターンからの信号出力値
    を検出するバースト別出力値検出回路と、 前記バースト別出力値検出回路により検出された各信号
    出力値の合計値を計算するバースト出力値合計回路と、 前記バースト出力値合計回路により計算された各信号出
    力値の合計値が設定値を逸脱しているか否かを判断し、
    その判断結果を出力するバースト出力合計値判断回路
    と、 前記バースト出力合計値判断回路から「各信号出力値の
    合計値が設定範囲を逸脱している旨の判断結果」を受け
    た場合に、記録回路における記録動作を停止させる記録
    ・再生動作制御回路と、 ある磁気ヘッドに関して各信号出力値の合計値が設定範
    囲を逸脱していることが検出された場合に、ディスク最
    内周に存在する書捨て領域に当該磁気ヘッドを強制的に
    移動し、当該書捨て領域に対する当該磁気ヘッドによる
    記録動作を行わせる正常復帰回路と、 前記正常復帰回路の制御による「正常動作復帰のための
    記録動作」の終了後に、異常検出に係るディスク半径位
    置に当該磁気ヘッドを移動し、当該磁気ヘッドのリトラ
    イ動作の制御を行うリトライ回路とを有することを特徴
    とする磁気ディスク装置。
  9. 【請求項9】 あらかじめ定められた位置に存在する書
    捨て領域の大きさを磁気ディスクのトラックピッチの3
    倍以上とすることを特徴とする請求項,また
    記載の磁気ディスク装置。
  10. 【請求項10】 ディスク最内周に存在する書捨て領域
    の大きさを磁気ディスクのトラックピッチの3倍以上と
    することを特徴とする請求項,または記載
    の磁気ディスク装置。
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