JPH09251606A - データ記録再生装置及び同装置におけるリード信号処理方法 - Google Patents

データ記録再生装置及び同装置におけるリード信号処理方法

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JPH09251606A
JPH09251606A JP6096496A JP6096496A JPH09251606A JP H09251606 A JPH09251606 A JP H09251606A JP 6096496 A JP6096496 A JP 6096496A JP 6096496 A JP6096496 A JP 6096496A JP H09251606 A JPH09251606 A JP H09251606A
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read
head
read signal
retry
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Toshihiro Mori
俊広 盛
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Abstract

(57)【要約】 【課題】データ部に発生したサーマルアスペリティーに
起因する装置のパフォーマンスの低下やリカバリーでき
ないデータエラーの発生を極力防止する。 【解決手段】第1のモードでは、MRヘッド122によ
りディスク11から読み取られてヘッドアンプ182で
増幅されたリード信号をそのままスイッチ回路20によ
りリード/ライトIC21に導いて、そのリード信号か
らデータを抽出する。HDC27では、この抽出された
データのエラー検出訂正処理を行う。もし、訂正不可能
なエラーがあった場合には、CPU23はデータリード
のリトライを行わせ、当該リトライに失敗した場合には
再リトライを行わせる。この再リトライ時には、CPU
23は第2のモードを設定してスイッチ回路20を切り
替え制御することで、ヘッドアンプ182で増幅された
リード信号をHPF19を通過させて低周波成分を除去
させ、リード/ライトIC21に導かせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクからのデ
ータ再生にMR(Magnet Resistive)ヘッドを用いたデ
ータ記録再生装置及び同装置におけるリード信号処理方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のデータ記録再生装置、例えば磁気
ディスク装置では、記録媒体としてのディスクへのデー
タ記録及びディスクからのデータ再生に用いられるヘッ
ドは、MIG(Metal In Gap)ヘッドと薄膜ヘッドとが
主流であった。
【0003】ところが近年は、高記録密度化を実現する
ために、MR(Magnet Resistive)ヘッドと呼ばれる新
しいタイプの読み出し専用ヘッドが出現し、このMRヘ
ッドを使いこなすことが必要不可欠となっとなってきて
いる。
【0004】しかし、MRヘッドは、MIGヘッドや薄
膜ヘッドとは特性がかなり異なり、サーマルアスペリテ
ィー(TA)と呼ばれる特有の問題を抱えている。この
サーマルアスペリティーは、MRヘッド(MR素子)が
ディスク(メディア)の突起物に接触した場合に熱が発
生し、当該MRヘッドの抵抗値が変化することにより起
きるもので、図4に示すように、ディスクからMRヘッ
ドにより読み取られた信号(リード信号)の波形(再生
波形)がDC的に変化する(1〜2μs程度の時間の変
化で、周波数的には低い)現象をいう。なお、図4の再
生波形は、MRヘッドで検出された信号(リード信号)
をヘッドアンプ(プリアンプ)で増幅した後の波形、即
ちリード信号からデータを抽出する機能を有するリード
/ライトIC(リード/ライト回路)への入力時の波形
である。
【0005】さて、サーマルアスペリティが発生する
と、その程度(MRヘッドによる再生波形のDC的な変
化の程度)が大きい場合には正常に信号処理できない虞
がある。但し、ディスク上の突起物に起因するサーマル
アスペリティーについては、該当セクタを予めディフェ
クティブセクタとして扱って、代替セクタを割り当てる
ことにより対処できる。しかし、ヘッドの浮上量の低下
や、HDA(Head DiskAssembly)内に塵埃が発生する
ことが原因で後でサーマルアスペリティーが発生する場
合には、これがユーザ使用時にエラー(例えばリードデ
ータエラー)を発生する原因となり得る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したようにMRヘ
ッドを使用した磁気ディスク装置に代表される従来のデ
ータ記録再生装置では、サーマルアスペリティーが発生
すると、その程度が大きい場合には正常に信号処理がで
きず、装置のパフォーマンスの低下や、回復できないエ
ラー発生等を招く虞があった。
【0007】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
でその目的は、データ部に発生したサーマルアスペリテ
ィーにより崩れた再生波形を改善することで、装置のパ
フォーマンスの低下や回復できないデータエラーの発生
を極力防止できるデータ記録再生装置及び同装置におけ
るリード信号処理方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、MRヘッドを
用いたデータ記録再生装置においてサーマルアスペリテ
ィーが発生することにより、MRヘッドにより再生され
たリード信号(再生波形)は1〜2μs程度の時間DC
的に変化し、したがって周波数的には0.5〜1MHz
と、信号の最低周波数(例えばディスクの内周側で4M
Hz)より十分低いことを考慮してなされたもので、本
発明の第1の観点に係るデータ記録再生装置は、MRヘ
ッドにより再生されたリード信号の低周波成分を除去す
るためのハイパスフィルタを設け、このハイパスフィル
タを通過したリード信号からデータを抽出するようにし
たことを特徴とする。
【0009】このデータ記録再生装置においては、MR
ヘッドにより再生されたリード信号の低周波成分が、例
えばMRヘッドにより再生された信号(リード信号)を
増幅するヘッドアンプ(プリアンプ)の出力側に設けら
れたハイパスフィルタ(HPF)により除去(減衰)さ
れて、リード回路(リード/ライト回路)に入力される
ことから、データ部にサーマルアスペリティーが発生し
たとしても、そのサーマルアスペリティーにより崩れた
再生波形が改善されるため、従来であればリトライを行
っても回復できないようなデータエラーの発生を防ぐこ
とが可能となる。
【0010】本発明の第2の観点に係るデータ記録再生
装置は、サーマルアスペリティーにより発生する低周波
の雑音成分をハイパスフィルタで確実に除去しようとし
てカットオフ周波数を上げると、例えば位置決め制御等
のためにディスクに記録されているサーボデータの周波
数領域をカットしてしまう(位置決め精度が悪くなる)
虞があることを考慮してなされたもので、第1のモード
ではハイパスフィルタを未通過のリード信号(バイパス
信号)を選択し、第2のモードではハイパスフィルタを
通過したリード信号を選択してリード回路に伝達する選
択回路と、通常状態においては第1のモードを設定し、
この第1のモードにおいてリード回路により抽出された
データに誤りのあったデータエラー時には、データリー
ドのリトライを行い、当該リトライに失敗した場合に
は、第1のモードから第2のモードに切り替え設定して
再リトライを行う制御手段とを設けたことを特徴とす
る。
【0011】このデータ記録再生装置においては、リト
ライしてもデータエラーが回復できない場合に再リトラ
イが行われ、この再リトライ時においてのみハイパスフ
ィルタが用いられて、MRヘッドにより再生されたリー
ド信号の低周波成分が除去され、従来であればリトライ
を行っても回復できないようなデータエラーの発生を防
ぐことが可能となる。
【0012】ここで、サーマルアスペリティーは、装置
の製造段階(製造ヒートラン時)に殆ど洗い出されて、
ディフェクティブセクタとして扱われており、後発的に
サーマルアスペリティーが発生する頻度は少ないため、
たとえハイパスフィルタによりサーボデータの周波数領
域をカットしてしまう可能性があるとしても、再リトラ
イ時にのみハイパスフィルタを使用することで、装置の
パフォーマンス低下を防ぐことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につき
図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態に
係る磁気ディスク装置の構成を示すブロック図である。
【0014】図1において、磁気ディスク装置に装着さ
れたHDA10は、記録媒体としてのディスク(磁気デ
ィスク)11と、このディスク11へのデータ書き込み
(データ記録)及びディスク11からのデータ読み出し
(データ再生)に用いられる再生記録分離型ヘッド12
と、ディスク11を高速回転するスピンドルモータ(S
PM)13と、キャリッジ(ヘッド移動機構)14を駆
動することでヘッド12をディスク11の半径方向に移
動させるボイスコイルモータ(VCM)15と、後述す
るヘッドIC18とを有している。
【0015】ディスク11の両面には同心円状の多数の
トラックが形成され、各トラックには、位置決め制御等
に用いられるサーボデータが記録された複数のサーボ領
域が各トラックに渡って中心から放射状に等間隔で記録
されている。サーボ領域間はデータ領域となっている。
そして、1つのサーボ領域とそれに続く1つのデータ領
域とで1つのサーボセクタが構成されている。各サーボ
セクタのデータ領域には、複数のデータセクタが設定さ
れる。
【0016】スピンドルモータ(SPM)13は、当該
モータ13に制御電流を流して当該モータ13を駆動す
るためのSPMドライバ16に接続され、ボイスコイル
モータ(VCM)15は、当該モータ15に制御電流を
流して当該モータ15を駆動するためのVCMドライバ
17に接続されている。この制御電流の値(制御量)
は、CPU(マイクロプロセッサ)23の計算処理で決
定され、アナログ値で与えられる。
【0017】再生記録分離型ヘッド12は、ディスク1
1の各データ面に対応してそれぞれ設けられており、記
録ヘッド121と、読み出し専用ヘッドとしてのMRヘ
ッド122と備えている。
【0018】再生記録分離型ヘッド12(を構成する記
録ヘッド121及びMRヘッド122)は例えばフレキ
シブルプリント配線板(FPC)に実装されたヘッドI
C18と接続されている。このヘッドIC18は、記録
ヘッド121にライト信号を出力するライトドライバ1
81と、MRヘッド122で読み取られたアナログ出力
(リード信号)を増幅するヘッドアンプ182を有す
る。
【0019】ヘッドアンプ182の出力はハイパスフィ
ルタ(以下、HPFと称する)19の入力と接続されて
いる。このHPF19は、ヘッドアンプ182から出力
される再生波形の低周波成分、例えば2MHz以下の信
号成分を除去(減衰)するように構成されている。
【0020】HPF19の出力は、ヘッドアンプ182
の出力と共にスイッチ回路20に接続されている。この
スイッチ回路20は、HPF19の出力とヘッドアンプ
182の出力とをCPU23からの切り替え信号231
に応じて選択的に切り替える。
【0021】スイッチ回路20により切り替えられたH
PF19またはヘッドアンプ182の出力は、ライトド
ライバ181の入力と共にリード/ライトIC(リード
/ライト回路)21に接続されている。このリード/ラ
イトIC21は、スイッチ回路20により切り替えられ
たHPF19またはヘッドアンプ182の出力(MRヘ
ッド122によりディスク11から読み取られたリード
信号)を入力し、データ再生動作に必要な信号処理、例
えばアナログ出力からNRZのデータに変換するための
信号処理を行う。リード/ライトIC21はまた、デー
タ記録動作に必要な信号処理、例えばHDC(ディスク
コントローラ)27から送られてきたNRZデータ(ラ
イトデータ)を変調してディスク11に書き込むデータ
(例えば2−7、1−7変調データ)に変換してヘッド
IC18のライトドライバ181に出力するための信号
処理も行う。
【0022】リード/ライトIC21はまた、上記した
通常のユーザデータの記録再生処理と共に、ヘッド位置
決め制御等のサーボ処理に必要なサーボ領域の情報(サ
ーボデータ)の再生処理(MRヘッド122からのリー
ド信号を対象とするパルスピーク検出によりデータパル
スを抽出する処理と、当該リード信号のピークをサンプ
ルホールドして位置誤差を示すバースト信号を含むアナ
ログ信号を出力する処理)を実行する。
【0023】リード/ライトIC21はサーボ処理に必
要な信号処理を実行するサーボ処理回路22と接続され
ている。このサーボ処理回路20は、例えばゲートアレ
イにより構成されており、リード/ライトIC21から
のデータパルス(に含まれているサーボデータ)からシ
リンダデータ(シリンダ番号)等を抽出復号するデコー
ド機能を有する。
【0024】CPU23は、例えばワンチップのマイク
ロプロセッサである。このCPU23は、サーボ処理回
路22と共にヘッド位置決め制御を実行するサーボ処理
システム(ヘッド位置決め制御機構)を構成しており、
サーボ処理回路22で抽出されたシリンダデータを当該
サーボ処理回路22から読み取り、リード/ライトIC
21からバースト信号のピークホールド信号を読み、現
在位置を計算する。CPU23は、ヘッド位置決め制御
以外に、HDC27を制御することによるリード/ライ
トデータの転送制御も行う。
【0025】CPU23はまた、通常状態においては、
切り替え信号231を第1の論理状態にしてスイッチ回
路20によりヘッドアンプ182の出力をそのまま選択
させる第1モードを設定する。またCPU23は、HD
C27でリードデータエラーが検出された場合にデータ
リードのリトライを行い、当該リトライに失敗した場合
には、切り替え信号231を第1の論理状態から第2の
論理状態にしてスイッチ回路20によりHPF19の出
力を選択させる第2のモードを設定して再リトライを行
う。
【0026】CPU23には、サーボ処理により得られ
る制御量、即ちSPMドライバ16によりスピンドルモ
ータ13に流すべき電流の値を表すデータをアナログデ
ータに変換して当該SPMドライバ16に出力するD/
Aコンバータ24と、VCMドライバ17によりボイス
コイルモータ15に流すべき電流の値を表すデータをア
ナログデータに変換して当該VCMドライバ17に出力
するD/Aコンバータ25とが接続されている。
【0027】CPU23にはまた、不揮発性メモリとし
てのROM26が接続されている。このROM26に
は、CPU23の制御プログラム等が予め格納されてい
る。ディスクコントローラ(HDC)27はホスト装置
と磁気ディスク装置とのインタフェースをなし、主とし
てリード/ライトデータの転送を司る。このHDC27
は、データリード時のエラー検出訂正処理機能を有す
る。
【0028】次に、図1の構成における動作を図2のフ
ローチャートを参照して説明する。今、CPU23のサ
ーボ処理(位置決め制御処理)により再生記録分離型ヘ
ッド12がディスク11上の目標シリンダ位置にシーク
・位置決めされている状態で、目標とするデータセクタ
に記録された情報が再生記録分離型ヘッド12中のMR
ヘッド122により読み取られたものとする。
【0029】MRヘッド122の読み取り出力であるリ
ード信号(アナログ出力)はヘッドIC18中のヘッド
アンプ182で増幅される。このとき、CPU23によ
り切り替え信号231が第1の論理状態となる第1のモ
ードが設定されているものとすると、ヘッドアンプ18
2により増幅されたMRヘッド122からのリード信号
はそのままスイッチ回路20により選択されてリード/
ライトIC21に供給される。この状態は、ヘッドアン
プ182の出力がスイッチ回路20によりHPF19を
バイパスしてリード/ライトIC21に導かれるの等価
である。
【0030】リード/ライトIC21は、スイッチ回路
20により選択された(HPF19を未通過の)MRヘ
ッド122からのリード信号からデータを抽出しHDC
27に出力する。HDC27は、リード/ライトIC2
1により抽出されたデータのエラー検出訂正処理を行
い、訂正不可能なエラーが検出された場合には、データ
エラー(リードデータエラー)をCPU23に通知す
る。
【0031】CPU23は、HDC27からデータエラ
ー通知を受け取ると、以下に述べるデータエラー時処理
を開始する。まずCPU23は、HDC27に対してデ
ータリードのリトライを指示する。これにより、データ
リードに成功するまで、一定回数を上限に目標データセ
クタからデータをリードするリトライが行われる(ステ
ップS1)。
【0032】もし、一定回数以内にエラーなくデータが
リードできたなら、あるいはエラーが発生しても訂正で
きたならば、即ちリトライに成功したならば(ステップ
S2)、データエラー時処理は終了となり、正しいリー
ドデータがHDC27に接続された図示せぬバッファメ
モリに格納される。
【0033】これに対し、例えば目標データセクタでサ
ーマルアスペリティーが発生して、MRヘッド122か
らの再生波形(ヘッドアンプ182の出力波形)が図3
(a)に示したように大きく崩れたために、リトライを
行ってもデータエラーが回復しないリトライ失敗時に
は、CPU23は切り替え信号231を第1の論理状態
から第2の論理状態にしてスイッチ回路20によりHP
F19の出力を選択させる第2のモードを設定し(ステ
ップS3)、この状態でHDC27に再リトライを行わ
せる(ステップS4)。
【0034】この再リトライ時には、MRヘッド122
により読み取られてヘッドアンプ182により増幅され
たリード信号はHPF19を通過して、スイッチ回路2
0を介してリード/ライトIC21に導かれる。
【0035】この場合、ヘッドアンプ182により増幅
されたリード信号の低周波成分(ここでは2MHz以下
の信号成分)はHPF19を通過することで除去され
る。したがって、図3(a)の例のようにサーマルアス
ペリティーの発生により、MRヘッド122からのリー
ド信号(再生波形)が大きく崩れても、その波形変化部
分の周波数が2MHz以下の低周波であるならば、リー
ド/ライトIC21に導かれるリード信号の波形は図3
(b)に示すように改善されたものとなる。
【0036】さて、リード/ライトIC21は、HPF
19を通過することで図3(b)に示すように波形が改
善されたリード信号を入力すると、リード信号からデー
タを抽出しHDC27に出力する。HDC27は、リー
ド/ライトIC21により抽出されたデータのエラー検
出訂正処理を行う。この場合、リード信号の波形が改善
されていることから、リード/ライトIC21ではエラ
ーのない正常なデータが抽出されて、HDC27ではデ
ータエラー無しが検出される可能性が高い。
【0037】もし、リトライ(ここでは再リトライ)に
よりエラー無しでデータがリードできたなら、即ちリト
ライ(再リトライ)に成功したならば(ステップS
5)、データエラー時処理は終了となり、正しいリード
データがHDC27に接続されたバッファメモリに格納
される。このときCPU23は、切り替え信号231を
第2の論理状態に戻してスイッチ回路20によりヘッド
アンプ182の出力をそのままリード/ライトIC21
に伝達させる第1のモードに設定する。もし、再リトラ
イに失敗した場合にも、CPU23は第1のモードに戻
す。
【0038】なお、以上の実施形態では、ヘッドアンプ
182により増幅されたMRヘッド122からのリード
信号を、再リトライ時のみHPF19を通過させて、リ
ード/ライトIC21に伝達する場合について説明した
が、これに限るものではない。例えば、図1の構成にお
いて、スイッチ回路20をなくし、HPF19の出力を
リード/ライトIC21に接続して、ヘッドアンプ18
2により増幅されたMRヘッド122からのリード信号
を常時HPF19を通過させるようにしても構わない。
但し、サーマルアスペリティーにより発生する低周波の
雑音成分をHPF19で確実に除去(減衰)しようとし
てカットオフ周波数を上げると、例えば位置決め制御等
のためにディスクに記録されているサーボデータの周波
数領域をカットして、位置決め精度が悪くなる虞がある
ため、常にHPF19を使用した場合には、装置のパフ
ォーマンスが低下する可能性がある。
【0039】また、以上の実施形態では、磁気ディスク
装置について説明したが、本発明は、光磁気ディスク装
置など、ディスクからのデータ再生にMRヘッドを用い
たデータ記録再生装置一般に適用可能である。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、サ
ーマルアスペリティーにより崩れた再生波形を改善する
ことができるため、データ部に発生したサーマルアスペ
リティーに起因する装置のパフォーマンスの低下やリカ
バリーできないデータエラーの発生を極力防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る磁気ディスク装置の
構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態におけデータエラー時処理を説明す
るためのフローチャート。
【図3】サーマルアスペリティーが発生した再生波形と
再リトライ時にHPF19を用いて改善された再生波形
の例を示す図。
【図4】正常時の再生波形とサーマルアスペリティーが
発生した再生波形の例を示す図。
【符号の説明】
11…ディスク、 12…再生記録分離型ヘッド、 18…ヘッドIC、 19…ハイパスフィルタ(HPF)、 20…スイッチ回路(選択回路) 21…リード/ライトIC(リード回路)、 23…CPU(制御手段)、 27…ディスクコントローラ(HDC)、 121…記録ヘッド、 122…MRヘッド、 182…ヘッドアンプ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクからのデータ再生にMR(Magn
    et Resistive)ヘッドを用いたデータ記録再生装置にお
    いて、 前記MRヘッドにより再生されたリード信号の低周波成
    分を除去するためのハイパスフィルタと、 前記ハイパスフィルタを通過したリード信号からデータ
    を抽出するリード回路とを具備することを特徴とするデ
    ータ記録再生装置。
  2. 【請求項2】 ディスクからのデータ再生にMR(Magn
    et Resistive)ヘッドを用いたデータ記録再生装置にお
    いて、 前記MRヘッドにより再生されたリード信号の低周波成
    分を除去するためのハイパスフィルタと、 第1のモードでは前記ハイパスフィルタを未通過のリー
    ド信号を選択し、第2のモードでは前記ハイパスフィル
    タを通過したリード信号を選択する選択回路と、 この選択回路により選択されたリード信号からデータを
    抽出するリード回路と、 通常状態においては前記第1のモードを設定し、この第
    1のモードにおいて前記リード回路により抽出されたデ
    ータに誤りのあったデータエラー時には、データリード
    のリトライを行い、当該リトライに失敗した場合には、
    前記第1のモードから前記第2のモードに切り替え設定
    して再リトライを行う制御手段とを具備することを特徴
    とするデータ記録再生装置。
  3. 【請求項3】 ディスクからのデータ再生にMR(Magn
    et Resistive)ヘッドを用いたデータ記録再生装置にお
    けるリード信号処理方法であって、 前記MRヘッドにより再生されたリード信号の低周波成
    分をハイパスフィルタにより除去し、この低周波成分除
    去後のリード信号からデータを抽出するようにしたこと
    を特徴とするリード信号処理方法。
  4. 【請求項4】 ディスクからのデータ再生にMR(Magn
    et Resistive)ヘッドを用いたデータ記録再生装置にお
    けるリード信号処理方法であって、 前記MRヘッドにより再生されたリード信号からデータ
    を抽出し、その抽出したデータに誤りのあったデータエ
    ラー時にはデータリードのリトライを行い、当該リトラ
    イに失敗した場合には再リトライを行い、この再リトラ
    イ時には、前記MRヘッドにより再生されたリード信号
    の低周波成分をハイパスフィルタにより除去し、この低
    周波成分除去後のリード信号からデータを抽出するよう
    にしたことを特徴とするリード信号処理方法。
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