JPH09106635A - データ記録再生装置及び同装置におけるシーク制御方法 - Google Patents
データ記録再生装置及び同装置におけるシーク制御方法Info
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- JPH09106635A JPH09106635A JP26421595A JP26421595A JPH09106635A JP H09106635 A JPH09106635 A JP H09106635A JP 26421595 A JP26421595 A JP 26421595A JP 26421595 A JP26421595 A JP 26421595A JP H09106635 A JPH09106635 A JP H09106635A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】シークエラー時に通常のリトライではウィグル
等が原因でシークエラーが解消されない場合でも、目的
シリンダにシークし得るようにする。 【解決手段】目的シリンダでヘッドによりサーボデータ
が正確に再生できずに位置決め不能となるシークエラー
時の処理で、通常のリトライを規定回数繰り返してもシ
ークエラーが解消しなかった場合(ステップS1〜S
3)、コンターの影響を変えるために上記ヘッドを別シ
リンダにシークさせ(ステップS4)、その別シリンダ
に位置決めできたならば(ステップS5)、その別シリ
ンダに確保されているスペアセクタへのダミーライトを
行わせ(ステップS6)、しかる後に上記ヘッドを目的
シリンダにシークさせる(ステップS8)。
等が原因でシークエラーが解消されない場合でも、目的
シリンダにシークし得るようにする。 【解決手段】目的シリンダでヘッドによりサーボデータ
が正確に再生できずに位置決め不能となるシークエラー
時の処理で、通常のリトライを規定回数繰り返してもシ
ークエラーが解消しなかった場合(ステップS1〜S
3)、コンターの影響を変えるために上記ヘッドを別シ
リンダにシークさせ(ステップS4)、その別シリンダ
に位置決めできたならば(ステップS5)、その別シリ
ンダに確保されているスペアセクタへのダミーライトを
行わせ(ステップS6)、しかる後に上記ヘッドを目的
シリンダにシークさせる(ステップS8)。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクに記録さ
れたサーボデータに基づいて、データの記録再生を行う
ためのヘッドをディスク上の目的シリンダ位置にシーク
・位置決め制御するデータ記録再生装置及び同装置にお
けるシーク制御方法に係り、特にヘッドを目的シリンダ
へシークさせる際に当該ヘッドによりサーボデータが正
確に再生できずに位置決め不能となるシークエラー時の
対処に好適なデータ記録再生装置及び同装置におけるシ
ーク制御方法に関する。
れたサーボデータに基づいて、データの記録再生を行う
ためのヘッドをディスク上の目的シリンダ位置にシーク
・位置決め制御するデータ記録再生装置及び同装置にお
けるシーク制御方法に係り、特にヘッドを目的シリンダ
へシークさせる際に当該ヘッドによりサーボデータが正
確に再生できずに位置決め不能となるシークエラー時の
対処に好適なデータ記録再生装置及び同装置におけるシ
ーク制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ディスクに記録されたサーボデ
ータに基づいて、データの記録再生を行うためのヘッド
をディスク上の目的シリンダ位置(指定位置)にシーク
・位置決め制御するデータ記録再生装置、例えば磁気デ
ィスク装置(ハードディスク装置)では、目的シリンダ
(目標シリンダ)へのシーク・位置決め後のセクタ(デ
ータセクタ)読み取りで、ヘッドの磁区構造の変化によ
って波形が歪む状態である、いわゆるウィグルが原因
で、リードエラーが発生することがある。
ータに基づいて、データの記録再生を行うためのヘッド
をディスク上の目的シリンダ位置(指定位置)にシーク
・位置決め制御するデータ記録再生装置、例えば磁気デ
ィスク装置(ハードディスク装置)では、目的シリンダ
(目標シリンダ)へのシーク・位置決め後のセクタ(デ
ータセクタ)読み取りで、ヘッドの磁区構造の変化によ
って波形が歪む状態である、いわゆるウィグルが原因
で、リードエラーが発生することがある。
【0003】通常、磁気ディスク装置においてリードエ
ラーが発生した場合、一定回数を上限とするリトライを
行うのが一般的である。しかし、それでもリードエラー
が解消されない場合には、ウィグルが原因である可能性
が高い。
ラーが発生した場合、一定回数を上限とするリトライを
行うのが一般的である。しかし、それでもリードエラー
が解消されない場合には、ウィグルが原因である可能性
が高い。
【0004】そこで、近年の磁気ディスク装置では、一
定回数のリトライを行ってもリードエラーが解消されな
いときは、該当するヘッドを予め定められているシリン
ダ(例えば最内周のシリンダ)にシークさせて、このシ
リンダの所定セクタ(例えばセクタ1)にダミーライト
を行い、当該ヘッドに電流(書き込み電流)を流すこと
によって磁区構造を元に戻し、波形の歪みを少なくした
後、エラーした(セクタのある)目的シリンダにヘッド
をシークさせてセクタ読み取りを行うようにしていた。
定回数のリトライを行ってもリードエラーが解消されな
いときは、該当するヘッドを予め定められているシリン
ダ(例えば最内周のシリンダ)にシークさせて、このシ
リンダの所定セクタ(例えばセクタ1)にダミーライト
を行い、当該ヘッドに電流(書き込み電流)を流すこと
によって磁区構造を元に戻し、波形の歪みを少なくした
後、エラーした(セクタのある)目的シリンダにヘッド
をシークさせてセクタ読み取りを行うようにしていた。
【0005】さて、ウィグルが原因で発生するエラーに
は、上記したシーク後のセクタ読み取りでのリードエラ
ーの他に、シーク時のエラー(シークエラー)、即ちヘ
ッドによりサーボデータが正確に再生できず目的シリン
ダでのサーボデータ(目的サーボデータ)が正常に読め
ないために位置決め不能となるシークエラーがある。
は、上記したシーク後のセクタ読み取りでのリードエラ
ーの他に、シーク時のエラー(シークエラー)、即ちヘ
ッドによりサーボデータが正確に再生できず目的シリン
ダでのサーボデータ(目的サーボデータ)が正常に読め
ないために位置決め不能となるシークエラーがある。
【0006】しかし、シークエラーの場合、即ちサーボ
データが正常に読めずに目的シリンダにヘッドを位置決
めできないエラーの場合には、通常のリトライは行われ
るものの、上記のリードエラー時のような所定シリンダ
(最内周シリンダ)へシークしてダミーライトを行う動
作は、この所定シリンダ(最内周シリンダ)へのシーク
自体が不可能であるとして行われていなかった。
データが正常に読めずに目的シリンダにヘッドを位置決
めできないエラーの場合には、通常のリトライは行われ
るものの、上記のリードエラー時のような所定シリンダ
(最内周シリンダ)へシークしてダミーライトを行う動
作は、この所定シリンダ(最内周シリンダ)へのシーク
自体が不可能であるとして行われていなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したように磁気デ
ィスク装置に代表される従来のデータ記録再生装置で
は、シークエラー時には、通常のリトライしか行ってお
らず、その原因がウィグルの場合には、同一シリンダへ
のシークを繰り返しても、シークエラーは解消されない
という問題があった。
ィスク装置に代表される従来のデータ記録再生装置で
は、シークエラー時には、通常のリトライしか行ってお
らず、その原因がウィグルの場合には、同一シリンダへ
のシークを繰り返しても、シークエラーは解消されない
という問題があった。
【0008】ところで、ヘッド(特に薄膜ヘッド)でデ
ータを読んだときの孤立波形をヘッドアンプの出力によ
り観測すると、ヘッドのポールの形状の影響で図3に示
すように負の出力(アンダーシュート)が見られる(な
お、図3の孤立波形の出力レベルは、実測値そのもので
はなくて、ピーク値を1とした規格化出力で示したもの
である)。この負の出力はコンターと呼ばれており、こ
の負の出力(コンター)がヘッドで読み取られた波形と
干渉することによって、エラー(リードエラー、シーク
エラー)の要因になり得る。
ータを読んだときの孤立波形をヘッドアンプの出力によ
り観測すると、ヘッドのポールの形状の影響で図3に示
すように負の出力(アンダーシュート)が見られる(な
お、図3の孤立波形の出力レベルは、実測値そのもので
はなくて、ピーク値を1とした規格化出力で示したもの
である)。この負の出力はコンターと呼ばれており、こ
の負の出力(コンター)がヘッドで読み取られた波形と
干渉することによって、エラー(リードエラー、シーク
エラー)の要因になり得る。
【0009】ところが、コンターの出力レベル(負の出
力レベル)は、図4に示すように、ヘッドが読み取るデ
ータの記録周波数(記録密度)によって、即ちヘッドが
位置するシリンダ位置によって異なる(なお、図4の出
力レベルは、実測値を周速度×トラック幅で割った規格
化出力で示したものである)。
力レベル)は、図4に示すように、ヘッドが読み取るデ
ータの記録周波数(記録密度)によって、即ちヘッドが
位置するシリンダ位置によって異なる(なお、図4の出
力レベルは、実測値を周速度×トラック幅で割った規格
化出力で示したものである)。
【0010】そこで本発明者は、ウィグルが原因で波形
が歪んでいても、コンターの影響の違いにより、即ちシ
リンダ位置によっては、サーボデータを正常に読むこと
が可能なシリンダが存在し得ること、言い換えれば、コ
ンターの影響を変えるならば、即ちシークエラーとなっ
た目的シリンダとは異なる別のシリンダにシークするな
らば、その別シリンダのサーボデータは読める可能性が
あることを認識するに至った。
が歪んでいても、コンターの影響の違いにより、即ちシ
リンダ位置によっては、サーボデータを正常に読むこと
が可能なシリンダが存在し得ること、言い換えれば、コ
ンターの影響を変えるならば、即ちシークエラーとなっ
た目的シリンダとは異なる別のシリンダにシークするな
らば、その別シリンダのサーボデータは読める可能性が
あることを認識するに至った。
【0011】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
でその目的は、シークエラー時に通常のリトライではウ
ィグル等が原因でシークエラーが解消されない場合で
も、目的シリンダにシークし得るデータ記録再生装置及
び同装置におけるシーク制御方法を提供することにあ
る。
でその目的は、シークエラー時に通常のリトライではウ
ィグル等が原因でシークエラーが解消されない場合で
も、目的シリンダにシークし得るデータ記録再生装置及
び同装置におけるシーク制御方法を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の観点に係
るデータ記録再生装置は、ディスクに記録されたサーボ
データに基づいて、ヘッドをディスク上の目的シリンダ
位置にシーク・位置決め制御するデータ記録再生装置で
あって、ヘッドを目的シリンダへシークさせる際に当該
ヘッドによりサーボデータが正確に再生できずに位置決
め不能となるシークエラー時に、当該ヘッドを別シリン
ダにシークさせて、その別シリンダに確保されているス
ペアセクタへのダミーライトを行わせ、しかる後に当該
ヘッドを目的シリンダにシークさせるシーク制御手段を
備えたことを特徴とする。
るデータ記録再生装置は、ディスクに記録されたサーボ
データに基づいて、ヘッドをディスク上の目的シリンダ
位置にシーク・位置決め制御するデータ記録再生装置で
あって、ヘッドを目的シリンダへシークさせる際に当該
ヘッドによりサーボデータが正確に再生できずに位置決
め不能となるシークエラー時に、当該ヘッドを別シリン
ダにシークさせて、その別シリンダに確保されているス
ペアセクタへのダミーライトを行わせ、しかる後に当該
ヘッドを目的シリンダにシークさせるシーク制御手段を
備えたことを特徴とする。
【0013】ここで、別シリンダへのシークに失敗した
ために、もしくは成功してもスペアセクタが使用済みの
ためにダミーライトできなかった場合には、更に別シリ
ンダにシークさせて、その別シリンダに確保されている
スペアセクタへのダミーライトを行わせるというよう
に、上記した別シリンダにシークさせる動作を、シーク
先を変更しながらダミーライトが行えるまで一定回数を
上限として繰り返すとよい。
ために、もしくは成功してもスペアセクタが使用済みの
ためにダミーライトできなかった場合には、更に別シリ
ンダにシークさせて、その別シリンダに確保されている
スペアセクタへのダミーライトを行わせるというよう
に、上記した別シリンダにシークさせる動作を、シーク
先を変更しながらダミーライトが行えるまで一定回数を
上限として繰り返すとよい。
【0014】本発明の第2の観点に係るデータ記録再生
装置は、上記ヘッドを非動作状態のときに位置させてお
くためのサーボデータの記録されていない特定ゾーンが
確保されたディスクを備え、このディスク上に記録され
たサーボデータに基づいて、ヘッドをディスク上の目的
シリンダ位置にシーク・位置決め制御するデータ記録再
生装置であって、ヘッドを目的シリンダへシークさせる
際に当該ヘッドによりサーボデータが正確に再生できず
に位置決め不能となるシークエラー時に、当該ヘッドを
上記特定ゾーンにリトラクトさせて、その特定ゾーンへ
のダミーライトを行わせ、しかる後に当該ヘッドを目的
シリンダにシークさせるシーク制御手段を備えたことを
特徴とする。
装置は、上記ヘッドを非動作状態のときに位置させてお
くためのサーボデータの記録されていない特定ゾーンが
確保されたディスクを備え、このディスク上に記録され
たサーボデータに基づいて、ヘッドをディスク上の目的
シリンダ位置にシーク・位置決め制御するデータ記録再
生装置であって、ヘッドを目的シリンダへシークさせる
際に当該ヘッドによりサーボデータが正確に再生できず
に位置決め不能となるシークエラー時に、当該ヘッドを
上記特定ゾーンにリトラクトさせて、その特定ゾーンへ
のダミーライトを行わせ、しかる後に当該ヘッドを目的
シリンダにシークさせるシーク制御手段を備えたことを
特徴とする。
【0015】上記第1の観点に係るデータ記録再生装置
において、シークエラーが発生し、通常のリトライでは
そのシークエラーが解消できない場合には、目的シリン
ダ(目標シリンダ)とは別のシリンダにヘッドをシーク
させるシーク制御が行われる。
において、シークエラーが発生し、通常のリトライでは
そのシークエラーが解消できない場合には、目的シリン
ダ(目標シリンダ)とは別のシリンダにヘッドをシーク
させるシーク制御が行われる。
【0016】このようにシーク先を目的シリンダから別
のシリンダに切り替えることにより、ヘッドの磁区構造
の変化によって波形が歪む状態であるウィグルが原因で
シークエラーが発生し、通常のリトライではそのシーク
エラーが解消できないような場合でも、当該別シリンダ
では、図4に示したように記録周波数の違いから目的シ
リンダとはコンター等の影響が異なるために、ヘッドに
より当該別シリンダのサーボデータを読み取って当該別
シリンダに位置決めし得る。
のシリンダに切り替えることにより、ヘッドの磁区構造
の変化によって波形が歪む状態であるウィグルが原因で
シークエラーが発生し、通常のリトライではそのシーク
エラーが解消できないような場合でも、当該別シリンダ
では、図4に示したように記録周波数の違いから目的シ
リンダとはコンター等の影響が異なるために、ヘッドに
より当該別シリンダのサーボデータを読み取って当該別
シリンダに位置決めし得る。
【0017】もし、コンター等の影響が目的シリンダと
は異なるために別シリンダに位置決めできた場合には、
その別シリンダに確保されているスペアセクタにダミー
ライトが行われる。このダミーライトでは、ヘッドに電
流が流されることから、ヘッドの磁区構造が元に戻され
て、ウィグルが解消される。
は異なるために別シリンダに位置決めできた場合には、
その別シリンダに確保されているスペアセクタにダミー
ライトが行われる。このダミーライトでは、ヘッドに電
流が流されることから、ヘッドの磁区構造が元に戻され
て、ウィグルが解消される。
【0018】このようにダミーライトによりウィグルが
解消されると、再び目的シリンダ(エラーしたシリン
ダ)にヘッドをシークさせるシーク制御が行われる。こ
こでは、先のダミーライトによりウィグルが解消されて
いることから、目的シリンダのサーボデータを読み取っ
て目的シリンダに位置決めすることができ、装置の信頼
性が向上する。
解消されると、再び目的シリンダ(エラーしたシリン
ダ)にヘッドをシークさせるシーク制御が行われる。こ
こでは、先のダミーライトによりウィグルが解消されて
いることから、目的シリンダのサーボデータを読み取っ
て目的シリンダに位置決めすることができ、装置の信頼
性が向上する。
【0019】また、別シリンダへのシークに失敗して
も、もしくは成功してもスペアセクタが使用済みのため
にダミーライトできなくても、ヘッドを別シリンダにシ
ークさせる動作を、シーク先を変更しながら一定回数を
上限として繰り返すことで、コンター等の影響の相違に
より位置決めでき、且つスペアセクタが残っている別シ
リンダを検出することが可能となる。
も、もしくは成功してもスペアセクタが使用済みのため
にダミーライトできなくても、ヘッドを別シリンダにシ
ークさせる動作を、シーク先を変更しながら一定回数を
上限として繰り返すことで、コンター等の影響の相違に
より位置決めでき、且つスペアセクタが残っている別シ
リンダを検出することが可能となる。
【0020】そこで、このようにして検出された別シリ
ンダのスペアセクタにダミーライトすることで、上記し
たようにヘッドの磁区構造を元に戻して、目的シリンダ
にシークさせることができる。
ンダのスペアセクタにダミーライトすることで、上記し
たようにヘッドの磁区構造を元に戻して、目的シリンダ
にシークさせることができる。
【0021】次に、上記第2の観点に係るデータ記録再
生装置においては、シークエラー発生時には、ヘッドが
特定ゾーンにリトラクトされる。この特定ゾーンにヘッ
ドを位置させるのに、データゾーン(内のシリンダ)に
位置させる場合と異なって、サーボデータに基づくシー
ク・位置決め制御は必要ないことから、たとえヘッドの
磁区構造の変化によって波形が歪んでも、特定ゾーンに
位置させる(リトラクトさせる)ことができる。
生装置においては、シークエラー発生時には、ヘッドが
特定ゾーンにリトラクトされる。この特定ゾーンにヘッ
ドを位置させるのに、データゾーン(内のシリンダ)に
位置させる場合と異なって、サーボデータに基づくシー
ク・位置決め制御は必要ないことから、たとえヘッドの
磁区構造の変化によって波形が歪んでも、特定ゾーンに
位置させる(リトラクトさせる)ことができる。
【0022】したがって、この特定ゾーンへのリトラク
ト後に、当該特定ゾーンにダミーライトを行ってヘッド
の磁区構造を元に戻すことで、目的シリンダへシークで
きるようになる。
ト後に、当該特定ゾーンにダミーライトを行ってヘッド
の磁区構造を元に戻すことで、目的シリンダへシークで
きるようになる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につき図
面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態に係
る磁気ディスク装置の構成を示すブロック図である。
面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態に係
る磁気ディスク装置の構成を示すブロック図である。
【0024】図1において、磁気ディスク装置に装着さ
れたHDA10は、記録媒体としてのディスク11と、
このディスク11へのデータ書き込み(データ記録)及
びディスク11からのデータ読み出し(データ再生)に
用いられるヘッド12と、ディスク11を高速回転する
スピンドルモータ(SPM)13と、キャリッジ(ヘッ
ド移動機構)14を駆動することでヘッド12をディス
ク11の半径方向に移動させるボイスコイルモータ(V
CM)15と、後述するヘッドIC18とを有してい
る。
れたHDA10は、記録媒体としてのディスク11と、
このディスク11へのデータ書き込み(データ記録)及
びディスク11からのデータ読み出し(データ再生)に
用いられるヘッド12と、ディスク11を高速回転する
スピンドルモータ(SPM)13と、キャリッジ(ヘッ
ド移動機構)14を駆動することでヘッド12をディス
ク11の半径方向に移動させるボイスコイルモータ(V
CM)15と、後述するヘッドIC18とを有してい
る。
【0025】ディスク11の両面には同心円状の多数の
トラックが形成され、各トラックには、位置決め制御等
に用いられるサーボデータが記録された複数のサーボ領
域が各トラックに渡って中心から放射状に等間隔で記録
されている。サーボ領域間はデータ領域となっている。
そして、1つのサーボ領域とそれに続く1つのデータ領
域とで1つのサーボセクタが構成されている。各サーボ
セクタのデータ領域には、複数のデータセクタが設定さ
れる。
トラックが形成され、各トラックには、位置決め制御等
に用いられるサーボデータが記録された複数のサーボ領
域が各トラックに渡って中心から放射状に等間隔で記録
されている。サーボ領域間はデータ領域となっている。
そして、1つのサーボ領域とそれに続く1つのデータ領
域とで1つのサーボセクタが構成されている。各サーボ
セクタのデータ領域には、複数のデータセクタが設定さ
れる。
【0026】サーボ領域は、信号の振幅が安定するため
に一定の周波数のデータが記録されたAGC安定化領域
(振幅AGC領域)、イレーズとサーボセクタ番号を示
すサーボセクタデータが記録されたサーボセクタデータ
領域、シリンダ番号(シリンダアドレス)を示すシリン
ダデータが記録されたシリンダデータ領域及び位置情報
(シリンダデータの示すシリンダ内の位置誤差)を波形
の振幅で示すためのデータであるバースト信号(バース
トデータ)が記録されたバースト領域等、周知の領域を
有する。バースト信号は、トラック中心を基準として半
トラックずれた位置に記録された位相の異なる2つの位
置誤差信号を有する。
に一定の周波数のデータが記録されたAGC安定化領域
(振幅AGC領域)、イレーズとサーボセクタ番号を示
すサーボセクタデータが記録されたサーボセクタデータ
領域、シリンダ番号(シリンダアドレス)を示すシリン
ダデータが記録されたシリンダデータ領域及び位置情報
(シリンダデータの示すシリンダ内の位置誤差)を波形
の振幅で示すためのデータであるバースト信号(バース
トデータ)が記録されたバースト領域等、周知の領域を
有する。バースト信号は、トラック中心を基準として半
トラックずれた位置に記録された位相の異なる2つの位
置誤差信号を有する。
【0027】また、ディスク11には、サーボセクタが
配置されたデータゾーンの他に、例えばその最内周側
に、サーボエリアを持たない、即ちサーボデータが記録
されていない特定ゾーンであるCSS(Contact Start
Stop)ゾーンが確保されている。ヘッド12は、(ディ
スク11の回転が停止している)非動作状態において
は、このCSSゾーンに磁力などにより機械的に固定さ
れる。即ちヘッド12は、非動作状態には、CSSゾー
ンにリトラクトされている。
配置されたデータゾーンの他に、例えばその最内周側
に、サーボエリアを持たない、即ちサーボデータが記録
されていない特定ゾーンであるCSS(Contact Start
Stop)ゾーンが確保されている。ヘッド12は、(ディ
スク11の回転が停止している)非動作状態において
は、このCSSゾーンに磁力などにより機械的に固定さ
れる。即ちヘッド12は、非動作状態には、CSSゾー
ンにリトラクトされている。
【0028】SPM(スピンドルモータ)13は、当該
SPM13に制御電流を流して当該SPM13を駆動す
るためのSPMドライバ16に接続され、VCM(ボイ
スコイルモータ)15は、当該VCM15に制御電流を
流して当該VCM15を駆動するためのVCMドライバ
17に接続されている。この制御電流の値(制御量)
は、CPU(マイクロプロセッサ)21の計算処理で決
定され、アナログ値で与えられる。
SPM13に制御電流を流して当該SPM13を駆動す
るためのSPMドライバ16に接続され、VCM(ボイ
スコイルモータ)15は、当該VCM15に制御電流を
流して当該VCM15を駆動するためのVCMドライバ
17に接続されている。この制御電流の値(制御量)
は、CPU(マイクロプロセッサ)21の計算処理で決
定され、アナログ値で与えられる。
【0029】各ヘッド12は例えばフレキシブルプリン
ト配線板(FPC)に実装されたヘッドIC18と接続
されている。このヘッドIC18は、ヘッド12で読み
取られたアナログ出力を増幅するヘッドアンプ181を
有する。
ト配線板(FPC)に実装されたヘッドIC18と接続
されている。このヘッドIC18は、ヘッド12で読み
取られたアナログ出力を増幅するヘッドアンプ181を
有する。
【0030】ヘッドIC18はリード/ライトIC19
と接続されている。このリード/ライトIC19は、ヘ
ッドIC18内のヘッドアンプ181で増幅されたアナ
ログ出力(ヘッド12のリード信号)を入力し、データ
再生動作に必要な信号処理、例えばアナログ出力からN
RZのデータに変換するための信号処理を行う。リード
/ライトIC19はまた、データ記録動作に必要な信号
処理、例えばHDC(ディスクコントローラ)26から
送られてきたNRZデータ(ライトデータ)を変調して
ディスク11に書き込むデータ(例えば2−7、1−7
変調データ)に変換するための信号処理も行う。
と接続されている。このリード/ライトIC19は、ヘ
ッドIC18内のヘッドアンプ181で増幅されたアナ
ログ出力(ヘッド12のリード信号)を入力し、データ
再生動作に必要な信号処理、例えばアナログ出力からN
RZのデータに変換するための信号処理を行う。リード
/ライトIC19はまた、データ記録動作に必要な信号
処理、例えばHDC(ディスクコントローラ)26から
送られてきたNRZデータ(ライトデータ)を変調して
ディスク11に書き込むデータ(例えば2−7、1−7
変調データ)に変換するための信号処理も行う。
【0031】リード/ライトIC19はまた、上記した
通常のユーザデータの記録再生処理と共に、ヘッド位置
決め制御等のサーボ処理に必要なサーボエリアの情報
(サーボデータ)の再生処理(ヘッド12からのリード
信号を対象とするパルスピーク検出によりデータパルス
を抽出する処理と、当該リード信号のピークをサンプル
ホールドしてバースト信号を含むアナログ信号を出力す
る処理)を実行する。
通常のユーザデータの記録再生処理と共に、ヘッド位置
決め制御等のサーボ処理に必要なサーボエリアの情報
(サーボデータ)の再生処理(ヘッド12からのリード
信号を対象とするパルスピーク検出によりデータパルス
を抽出する処理と、当該リード信号のピークをサンプル
ホールドしてバースト信号を含むアナログ信号を出力す
る処理)を実行する。
【0032】リード/ライトIC19はサーボ処理に必
要な信号処理を実行するサーボ処理回路20と接続され
ている。このサーボ処理回路20は、リード/ライトI
C19からのデータパルス(に含まれているサーボデー
タ)からシリンダデータ(シリンダ番号)等を抽出復号
するデコード機能を有する。
要な信号処理を実行するサーボ処理回路20と接続され
ている。このサーボ処理回路20は、リード/ライトI
C19からのデータパルス(に含まれているサーボデー
タ)からシリンダデータ(シリンダ番号)等を抽出復号
するデコード機能を有する。
【0033】CPU21は、例えばワンチップのマイク
ロプロセッサである。このCPU21は、サーボ処理回
路20と共にヘッド位置決め制御を実行するサーボ処理
システム(ヘッド位置決め制御機構)を構成しており、
サーボ処理回路20で抽出されたシリンダデータを当該
サーボ処理回路20から読み取り、リード/ライトIC
19からバースト信号のピークホールド信号を読み、現
在位置を計算する。CPU21は、ヘッド位置決め制御
以外に、HDC26を制御することによるリード/ライ
トデータの転送制御も行う。
ロプロセッサである。このCPU21は、サーボ処理回
路20と共にヘッド位置決め制御を実行するサーボ処理
システム(ヘッド位置決め制御機構)を構成しており、
サーボ処理回路20で抽出されたシリンダデータを当該
サーボ処理回路20から読み取り、リード/ライトIC
19からバースト信号のピークホールド信号を読み、現
在位置を計算する。CPU21は、ヘッド位置決め制御
以外に、HDC26を制御することによるリード/ライ
トデータの転送制御も行う。
【0034】CPU21はまた、ヘッド12を目的シリ
ンダ(目標シリンダ)へシークさせる際にサーボデータ
が正常に読めないために位置決め不能となるシークエラ
ー時には、再度目的シリンダへシークさせるリトライを
一定回数を上限に行い、それでもシークエラーが解消さ
れない場合には、ウィグルリトライと称するリトライを
行う。このウィグルリトライとは、上記のシークエラー
の原因がウィグルであるものとして、コンター等の影響
が異なる別シリンダへのシークを行い、シークできたな
らば、その別シリンダに確保されているスペアセクタへ
のダミーライトを行い、しかる後に再び目的シリンダへ
のシークを行う一連の制御のことである。
ンダ(目標シリンダ)へシークさせる際にサーボデータ
が正常に読めないために位置決め不能となるシークエラ
ー時には、再度目的シリンダへシークさせるリトライを
一定回数を上限に行い、それでもシークエラーが解消さ
れない場合には、ウィグルリトライと称するリトライを
行う。このウィグルリトライとは、上記のシークエラー
の原因がウィグルであるものとして、コンター等の影響
が異なる別シリンダへのシークを行い、シークできたな
らば、その別シリンダに確保されているスペアセクタへ
のダミーライトを行い、しかる後に再び目的シリンダへ
のシークを行う一連の制御のことである。
【0035】CPU21には、サーボ処理により得られ
る制御量、即ちSPMドライバ16によりSPM13に
流すべき電流の値を表すデータをアナログデータに変換
して当該SPMドライバ16に出力するD/Aコンバー
タ22と、VCMドライバ17によりVCM15に流す
べき電流の値を表すデータをアナログデータに変換して
当該VCMドライバ17に出力するD/Aコンバータ2
3とが接続されている。
る制御量、即ちSPMドライバ16によりSPM13に
流すべき電流の値を表すデータをアナログデータに変換
して当該SPMドライバ16に出力するD/Aコンバー
タ22と、VCMドライバ17によりVCM15に流す
べき電流の値を表すデータをアナログデータに変換して
当該VCMドライバ17に出力するD/Aコンバータ2
3とが接続されている。
【0036】CPU21にはまた、不揮発性メモリとし
てのROM25が接続されている。このROM25に
は、CPU21の制御プログラム等が予め格納されてい
る。ディスクコントローラ(HDC)26はホスト装置
と磁気ディスク装置とのインタフェースをなし、主とし
てリード/ライトデータの転送を司る。
てのROM25が接続されている。このROM25に
は、CPU21の制御プログラム等が予め格納されてい
る。ディスクコントローラ(HDC)26はホスト装置
と磁気ディスク装置とのインタフェースをなし、主とし
てリード/ライトデータの転送を司る。
【0037】次に、図1の構成における動作を図2のフ
ローチャートを参照して説明する。まず、図1の構成の
磁気ディスク装置に電源が投入されると、CPU21は
各種の初期設定処理を実行する。
ローチャートを参照して説明する。まず、図1の構成の
磁気ディスク装置に電源が投入されると、CPU21は
各種の初期設定処理を実行する。
【0038】次に、CPU21は、D/Aコンバータ2
2を通してSPMドライバ16を制御してSPM13を
起動し、ディスク11の回転運動を開始させる。続いて
CPU21は、初期シーク動作を実行する。この初期シ
ーク動作では、CPU21はD/Aコンバータ23を通
してVCMドライバ17を制御して、ヘッド12をディ
スク11上の(サーボデータが記録されていない)CS
Sゾーンから(サーボデータが記録された)データゾー
ン(データエリア)に移動させ、基準位置である例えば
シリンダ0に位置決めするサーボ処理を行う。
2を通してSPMドライバ16を制御してSPM13を
起動し、ディスク11の回転運動を開始させる。続いて
CPU21は、初期シーク動作を実行する。この初期シ
ーク動作では、CPU21はD/Aコンバータ23を通
してVCMドライバ17を制御して、ヘッド12をディ
スク11上の(サーボデータが記録されていない)CS
Sゾーンから(サーボデータが記録された)データゾー
ン(データエリア)に移動させ、基準位置である例えば
シリンダ0に位置決めするサーボ処理を行う。
【0039】やがてホスト装置からのアクセス要求が発
生すると、CPU20はアクセス対象の論理アドレスに
対応する目的シリンダ上にヘッド12を移動させ、目的
シリンダのトラック中心に位置決めする周知のシーク・
位置決め制御を次のように行う。
生すると、CPU20はアクセス対象の論理アドレスに
対応する目的シリンダ上にヘッド12を移動させ、目的
シリンダのトラック中心に位置決めする周知のシーク・
位置決め制御を次のように行う。
【0040】まず、シーク・位置決め制御時において、
ディスク11に記録された情報がヘッド12により読み
取られる。このヘッド12の読み取り出力であるリード
信号(アナログ出力)はヘッドIC18で増幅されてリ
ード/ライトIC19に供給される。
ディスク11に記録された情報がヘッド12により読み
取られる。このヘッド12の読み取り出力であるリード
信号(アナログ出力)はヘッドIC18で増幅されてリ
ード/ライトIC19に供給される。
【0041】リード/ライトIC19内では、ヘッドI
C18で増幅されたヘッド12からのリード信号から、
パルスピーク検出により(サーボデータ中のシリンダデ
ータ等を含む可能性のある)データパルスを抽出する。
また、リード/ライトIC19内では、このヘッド12
からのリード信号をサンプルホールドすることで、(位
置情報である)バースト信号を含むアナログ信号を出力
する。このバースト信号を含むアナログ信号は図示せぬ
A/Dコンバータによりディジタルデータに変換されて
CPU21に送られる。
C18で増幅されたヘッド12からのリード信号から、
パルスピーク検出により(サーボデータ中のシリンダデ
ータ等を含む可能性のある)データパルスを抽出する。
また、リード/ライトIC19内では、このヘッド12
からのリード信号をサンプルホールドすることで、(位
置情報である)バースト信号を含むアナログ信号を出力
する。このバースト信号を含むアナログ信号は図示せぬ
A/Dコンバータによりディジタルデータに変換されて
CPU21に送られる。
【0042】リード/ライトIC19により抽出された
データパルスはサーボ処理回路20に送られる。サーボ
処理回路20は、このデータパルスを入力してデコード
し、シリンダデータ等(のサーボデータ)を抽出復号す
る。そしてサーボ処理回路20は、このシリンダデータ
等(のサーボデータ)が正常に復号できたならば、その
復号したシリンダデータ等(のサーボデータ)をCPU
21に送る。
データパルスはサーボ処理回路20に送られる。サーボ
処理回路20は、このデータパルスを入力してデコード
し、シリンダデータ等(のサーボデータ)を抽出復号す
る。そしてサーボ処理回路20は、このシリンダデータ
等(のサーボデータ)が正常に復号できたならば、その
復号したシリンダデータ等(のサーボデータ)をCPU
21に送る。
【0043】CPU21は、サーボ処理回路20から送
られる(サーボデータ中の)シリンダデータをもとに
(VCMドライバ17を通して)VCM15を駆動制御
することでヘッド12を目的シリンダ上に移動させる。
られる(サーボデータ中の)シリンダデータをもとに
(VCMドライバ17を通して)VCM15を駆動制御
することでヘッド12を目的シリンダ上に移動させる。
【0044】またCPU21は、ヘッド12を目的シリ
ンダまで移動させると、リード/ライトIC19から
(図示せぬA/Dコンバータを介して)送られる位置情
報としてのバースト信号の振幅のピークホールド信号を
もとにヘッド12を目的シリンダのトラック中心に位置
決めする位置制御を連続して行う。
ンダまで移動させると、リード/ライトIC19から
(図示せぬA/Dコンバータを介して)送られる位置情
報としてのバースト信号の振幅のピークホールド信号を
もとにヘッド12を目的シリンダのトラック中心に位置
決めする位置制御を連続して行う。
【0045】このようにして、目的シリンダ上にヘッド
12を移動させ、目的シリンダのトラック中心に位置決
めできたならば、CPU21は、HDC26により(目
的シリンダにおける目的データセクタへの)リード/ラ
イト動作を実行させる。
12を移動させ、目的シリンダのトラック中心に位置決
めできたならば、CPU21は、HDC26により(目
的シリンダにおける目的データセクタへの)リード/ラ
イト動作を実行させる。
【0046】ところが上記のシーク・位置決め制御にお
いて、ヘッドの磁区構造の変化によって波形が歪む状態
である、いわゆるウィグルが原因で、ヘッド12により
サーボデータが正確に再生できない場合がある。このよ
うな場合には、目的シリンダへの位置決めが不能とな
り、リード/ライト動作を実行することができない。
いて、ヘッドの磁区構造の変化によって波形が歪む状態
である、いわゆるウィグルが原因で、ヘッド12により
サーボデータが正確に再生できない場合がある。このよ
うな場合には、目的シリンダへの位置決めが不能とな
り、リード/ライト動作を実行することができない。
【0047】CPU21は、目的シリンダへの位置決め
が不能となるシークエラーが発生すると、図2のフロー
チャートに従って次のような処理(シークエラー時処
理)を行う。
が不能となるシークエラーが発生すると、図2のフロー
チャートに従って次のような処理(シークエラー時処
理)を行う。
【0048】まずCPU21は、再度目的シリンダにヘ
ッド12をシークさせるリトライ(以下、通常リトライ
と称する)を実行する(ステップS1)。もし、この通
常リトライに失敗した場合(ステップS2)、その通常
リトライ回数が規定回数に達していないならば(ステッ
プS3)、CPU21は再度ステップS1の通常リトラ
イを実行する。
ッド12をシークさせるリトライ(以下、通常リトライ
と称する)を実行する(ステップS1)。もし、この通
常リトライに失敗した場合(ステップS2)、その通常
リトライ回数が規定回数に達していないならば(ステッ
プS3)、CPU21は再度ステップS1の通常リトラ
イを実行する。
【0049】ところが、ウィグルが原因で(サーボデー
タが正常に読めずに)シークエラーとなった場合には、
上記の通常リトライを繰り返しても目的シリンダにヘッ
ド12をシークさせることはできない。
タが正常に読めずに)シークエラーとなった場合には、
上記の通常リトライを繰り返しても目的シリンダにヘッ
ド12をシークさせることはできない。
【0050】そこで、目的シリンダにヘッド12をシー
クさせる通常リトライを規定回数繰り返してもシークエ
ラーが解消できなかった場合には(ステップS1〜S
3)、CPU21は、通常リトライとは異なるリトライ
(以下、ウィグルリトライと称する)を次のように行
う。
クさせる通常リトライを規定回数繰り返してもシークエ
ラーが解消できなかった場合には(ステップS1〜S
3)、CPU21は、通常リトライとは異なるリトライ
(以下、ウィグルリトライと称する)を次のように行
う。
【0051】まずCPU21は、目的シリンダのシリン
ダアドレスにN(ここでは、N=300)を加えたシリ
ンダアドレスのシリンダ(以下、別シリンダと称する)
にヘッド12をシークさせる(ステップS4)。ここ
で、Nを加えたシリンダアドレスがディスク11の最大
シリンダアドレスを越えた場合には、その差分の示すシ
リンダアドレスのシリンダにヘッド12をシークさせれ
ばよい。
ダアドレスにN(ここでは、N=300)を加えたシリ
ンダアドレスのシリンダ(以下、別シリンダと称する)
にヘッド12をシークさせる(ステップS4)。ここ
で、Nを加えたシリンダアドレスがディスク11の最大
シリンダアドレスを越えた場合には、その差分の示すシ
リンダアドレスのシリンダにヘッド12をシークさせれ
ばよい。
【0052】さて、ステップS4でのシークの対象とな
るシリンダは、目的シリンダとは別のシリンダであり、
記録密度が異なることから、図4に示したように、コン
ターの影響が異なる。このため、ヘッド12の磁区構造
の変化によって波形が歪んでいても、コンターの影響の
違いにより、別シリンダではサーボデータを正常に読み
取れる可能性がある。
るシリンダは、目的シリンダとは別のシリンダであり、
記録密度が異なることから、図4に示したように、コン
ターの影響が異なる。このため、ヘッド12の磁区構造
の変化によって波形が歪んでいても、コンターの影響の
違いにより、別シリンダではサーボデータを正常に読み
取れる可能性がある。
【0053】CPU21は、別シリンダへシークさせて
コンターの影響を変えた結果、ヘッド12によりサーボ
データが正確に再生されて、そこからサーボ処理回路2
0によりシリンダデータ等が正しく抽出復号されると共
に、リード/ライトIC19によりバースト信号を含む
アナログ信号が正しく抽出された場合には、即ち別シリ
ンダのサーボデータが正常に読み取れた場合には、ヘッ
ド12を当該別シリンダに正しく位置決めさせることが
できる。
コンターの影響を変えた結果、ヘッド12によりサーボ
データが正確に再生されて、そこからサーボ処理回路2
0によりシリンダデータ等が正しく抽出復号されると共
に、リード/ライトIC19によりバースト信号を含む
アナログ信号が正しく抽出された場合には、即ち別シリ
ンダのサーボデータが正常に読み取れた場合には、ヘッ
ド12を当該別シリンダに正しく位置決めさせることが
できる。
【0054】CPU21は、ヘッド12を別シリンダに
正しく位置決めできた場合には(ステップS5)、その
別シリンダのスペアセクタ(スペアのデータセクタ)の
検出を行い(ステップS6)、検出できたならば、HD
C26を制御してそのスペアセクタへのダミーライトを
行う(ステップS7)。
正しく位置決めできた場合には(ステップS5)、その
別シリンダのスペアセクタ(スペアのデータセクタ)の
検出を行い(ステップS6)、検出できたならば、HD
C26を制御してそのスペアセクタへのダミーライトを
行う(ステップS7)。
【0055】通常、各シリンダには、そのシリンダ内の
データセクタに欠陥が発生した場合に、そのデータセク
タに代えて用いるための代替用のスペアセクタが用意さ
れている。もし、このスペアセクタが欠陥セクタに代え
てデータセクタとして用いられていないならば、上記の
ステップS6で本来のスペアセクタとして検出されるた
め、当該スペアセクタへのダミーライトが行われる。こ
のようにスペアセクタへのダミーライトを行っても、当
該スペアセクタは欠陥セクタに代えてデータセクタとし
て用いられたわけではないことから、依然として本来の
スペアセクタとして存在しており、対応するシリンダ内
で欠陥セクタが発生した場合には、その代替セクタとし
て用いることができ、何ら不都合はない。
データセクタに欠陥が発生した場合に、そのデータセク
タに代えて用いるための代替用のスペアセクタが用意さ
れている。もし、このスペアセクタが欠陥セクタに代え
てデータセクタとして用いられていないならば、上記の
ステップS6で本来のスペアセクタとして検出されるた
め、当該スペアセクタへのダミーライトが行われる。こ
のようにスペアセクタへのダミーライトを行っても、当
該スペアセクタは欠陥セクタに代えてデータセクタとし
て用いられたわけではないことから、依然として本来の
スペアセクタとして存在しており、対応するシリンダ内
で欠陥セクタが発生した場合には、その代替セクタとし
て用いることができ、何ら不都合はない。
【0056】さて、スペアセクタへのダミーライトを行
うと、ヘッド12に電流(書き込み電流)が流れるた
め、ヘッド12の磁区構造が元に戻されてウィグルが解
消される。
うと、ヘッド12に電流(書き込み電流)が流れるた
め、ヘッド12の磁区構造が元に戻されてウィグルが解
消される。
【0057】そこでCPU21は、先にシークエラーと
なった本来の目的シリンダ(目標シリンダ)へ再びヘッ
ド12をシークさせる(ステップS8)。ここでは、先
のダミーライトによりウィグルが解消されているため、
サーボデータが正常に読めるようになり、ヘッド12を
目的シリンダに位置決めすることが可能となる。
なった本来の目的シリンダ(目標シリンダ)へ再びヘッ
ド12をシークさせる(ステップS8)。ここでは、先
のダミーライトによりウィグルが解消されているため、
サーボデータが正常に読めるようになり、ヘッド12を
目的シリンダに位置決めすることが可能となる。
【0058】なお、上記別シリンダへシークさせてコン
ターの影響を変えても、当該別シリンダに位置決めでき
ないシークエラーの場合(ステップS5)、あるいは当
該シリンダには位置決めできても、当該シリンダのスペ
アセクタが欠陥セクタの代替セクタとして既に使用され
ている場合、即ち新たに代替セクタとして利用可能なス
ペアセクタが存在しない場合(ステップS6)には、C
PU21はステップS4に戻って、現在の別シリンダか
ら更にNシリンダ先の新たな別シリンダにヘッド12を
シークさせるリトライを行う。このリトライ(ウィグル
リトライ)は、当該リトライに成功して、スペアセクタ
へのダミーライトを行うまでは、一定回数、例えば10
回を上限として繰り返される。
ターの影響を変えても、当該別シリンダに位置決めでき
ないシークエラーの場合(ステップS5)、あるいは当
該シリンダには位置決めできても、当該シリンダのスペ
アセクタが欠陥セクタの代替セクタとして既に使用され
ている場合、即ち新たに代替セクタとして利用可能なス
ペアセクタが存在しない場合(ステップS6)には、C
PU21はステップS4に戻って、現在の別シリンダか
ら更にNシリンダ先の新たな別シリンダにヘッド12を
シークさせるリトライを行う。このリトライ(ウィグル
リトライ)は、当該リトライに成功して、スペアセクタ
へのダミーライトを行うまでは、一定回数、例えば10
回を上限として繰り返される。
【0059】以上のシークエラー時処理におけるウィグ
ルリトライでは、目的シリンダの別シリンダにシークさ
せて、当該別シリンダのスペアセクタにダミーライトす
る場合について説明したが、例えば、シーク・位置決め
制御を必要とせずにヘッド12を位置させることができ
るCSSゾーンにダミーライトするようにしても構わな
い。そこで、CSSゾーンへのダミーライト処理を含む
シークエラー時処理について、図5のフローチャートを
参照して説明する。
ルリトライでは、目的シリンダの別シリンダにシークさ
せて、当該別シリンダのスペアセクタにダミーライトす
る場合について説明したが、例えば、シーク・位置決め
制御を必要とせずにヘッド12を位置させることができ
るCSSゾーンにダミーライトするようにしても構わな
い。そこで、CSSゾーンへのダミーライト処理を含む
シークエラー時処理について、図5のフローチャートを
参照して説明する。
【0060】CPU21は、目的シリンダに位置決めで
きないシークエラーにより、通常のリトライを規定回数
繰り返してもシークエラーが解消しない場合(ステップ
S11〜S13)、以下に述べるウィグルリトライを行
う。
きないシークエラーにより、通常のリトライを規定回数
繰り返してもシークエラーが解消しない場合(ステップ
S11〜S13)、以下に述べるウィグルリトライを行
う。
【0061】まずCPU21は、(VCMドライバ17
を通して)VCM15を駆動制御することでヘッド12
をディスク11の最内周側に設定されているCSSゾー
ンにリトラクトさせる(ステップS14)。この動作
は、位置決め制御を必要としないため、ヘッド12の磁
区構造の状態に無関係に確実に行える。
を通して)VCM15を駆動制御することでヘッド12
をディスク11の最内周側に設定されているCSSゾー
ンにリトラクトさせる(ステップS14)。この動作
は、位置決め制御を必要としないため、ヘッド12の磁
区構造の状態に無関係に確実に行える。
【0062】次にCPU21は、HDC26を制御して
CSSゾーンにダミーライトを行う(ステップS1
5)。すると、ヘッド12に電流(書き込み電流)が流
れるため、ヘッド12の磁区構造が元に戻されてウィグ
ルが解消される。そこでCPU21は、先にシークエラ
ーとなった本来の目的シリンダ(目標シリンダ)へ再び
ヘッド12をシークさせる(ステップS16)。ここで
は、先のダミーライトによりウィグルが解消されている
ため、サーボデータが正常に読めるようになり、ヘッド
12を目的シリンダに位置決めすることが可能となる。
CSSゾーンにダミーライトを行う(ステップS1
5)。すると、ヘッド12に電流(書き込み電流)が流
れるため、ヘッド12の磁区構造が元に戻されてウィグ
ルが解消される。そこでCPU21は、先にシークエラ
ーとなった本来の目的シリンダ(目標シリンダ)へ再び
ヘッド12をシークさせる(ステップS16)。ここで
は、先のダミーライトによりウィグルが解消されている
ため、サーボデータが正常に読めるようになり、ヘッド
12を目的シリンダに位置決めすることが可能となる。
【0063】なお、以上の実施形態では、磁気ディスク
装置について説明したが、本発明は、光磁気ディスク装
置など、ディスクに記録されたサーボデータに基づい
て、ヘッドをディスク上の目的シリンダ位置にシーク・
位置決め制御するデータ記録再生装置一般に適用可能で
ある。
装置について説明したが、本発明は、光磁気ディスク装
置など、ディスクに記録されたサーボデータに基づい
て、ヘッドをディスク上の目的シリンダ位置にシーク・
位置決め制御するデータ記録再生装置一般に適用可能で
ある。
【0064】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、シ
ークエラー時に通常のリトライではウィグル等が原因で
シークエラーが解消されない場合でも、別シリンダにシ
ークさせてコンターの影響を変えることで、当該別シリ
ンダへの位置決めを可能とし、その別シリンダのスペア
セクタにダミーライトしてウィグルを解消した上で、本
来の目的シリンダにシークさせるようにしたので、ウィ
グルが原因でのシークエラーを減少して、装置の信頼性
を向上することができる。
ークエラー時に通常のリトライではウィグル等が原因で
シークエラーが解消されない場合でも、別シリンダにシ
ークさせてコンターの影響を変えることで、当該別シリ
ンダへの位置決めを可能とし、その別シリンダのスペア
セクタにダミーライトしてウィグルを解消した上で、本
来の目的シリンダにシークさせるようにしたので、ウィ
グルが原因でのシークエラーを減少して、装置の信頼性
を向上することができる。
【0065】また本発明によれば、シークエラー時に通
常のリトライではウィグル等が原因でシークエラーが解
消されない場合でも、ヘッドを非動作状態のときに位置
させておくためのサーボデータの記録されていない特定
ゾーンに当該ヘッドをリトラクトさせて、その特定ゾー
ンにダミーライトしてウィグルを解消した上で、本来の
目的シリンダにシークさせるようにしたので、ウィグル
が原因でのシークエラーを減少して、装置の信頼性を向
上することができる。
常のリトライではウィグル等が原因でシークエラーが解
消されない場合でも、ヘッドを非動作状態のときに位置
させておくためのサーボデータの記録されていない特定
ゾーンに当該ヘッドをリトラクトさせて、その特定ゾー
ンにダミーライトしてウィグルを解消した上で、本来の
目的シリンダにシークさせるようにしたので、ウィグル
が原因でのシークエラーを減少して、装置の信頼性を向
上することができる。
【図1】本発明の一実施形態に係る磁気ディスク装置の
構成を示すブロック図。
構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態におけシークエラー時処理を説明す
るためのフローチャート。
るためのフローチャート。
【図3】ヘッドでデータを読んだときのコンターを有す
る孤立波形を示す図。
る孤立波形を示す図。
【図4】コンターの記録周波数(シリンダ位置)依存性
を示す図。
を示す図。
【図5】同実施形態におけるシークエラー時処理の図2
とは異なる方法を説明するためのフローチャート。
とは異なる方法を説明するためのフローチャート。
11…ディスク、 12…ヘッド、 13…SPM(スピンドルモータ)、 14…キャリッジ、 15…VCM(ボイスコイルモータ)、 17…VCMドライバ、 18…ヘッドIC、 19…リード/ライトIC、 20…サーボ処理回路、 21…CPU(シーク制御手段)、 23…D/Aコンバータ、 25…ROM、 26…HDC。
Claims (6)
- 【請求項1】 ディスク上に記録されたサーボデータに
基づいて、データの記録再生を行うためのヘッドを前記
ディスク上の目的シリンダ位置にシーク・位置決め制御
するデータ記録再生装置において、 前記ヘッドを目的シリンダへシークさせる際に前記ヘッ
ドにより前記サーボデータが正確に再生できずに位置決
め不能となるシークエラー時に、前記ヘッドを別シリン
ダにシークさせて、その別シリンダに確保されているス
ペアセクタへのダミーライトを行わせ、しかる後に前記
ヘッドを前記目的シリンダにシークさせるシーク制御手
段を具備することを特徴とするデータ記録再生装置。 - 【請求項2】 前記シーク制御手段は、前記別シリンダ
へのシークに失敗したために、もしくは成功しても前記
スペアセクタが使用済みのためにダミーライトできなか
った場合、前記ヘッドを別シリンダにシークさせる動作
を、シーク先を変更しながらダミーライトが行えるまで
一定回数を上限として繰り返すことを特徴とする請求項
1記載のデータ記録再生装置。 - 【請求項3】 サーボデータが記録されたデータゾーン
及びデータの記録再生を行うためのヘッドを非動作状態
のときに位置させておくためのサーボデータの記録され
ていない特定ゾーンが確保されたディスクを備え、この
ディスク上に記録されたサーボデータに基づいて、前記
ヘッドをディスク上の目的シリンダ位置にシーク・位置
決め制御するデータ記録再生装置において、 前記ヘッドを目的シリンダへシークさせる際に前記ヘッ
ドにより前記サーボデータが正確に再生できずに位置決
め不能となるシークエラー時に、前記ヘッドを前記特定
ゾーンにリトラクトさせて、当該特定ゾーンへのダミー
ライトを行わせ、しかる後に前記ヘッドを前記目的シリ
ンダにシークさせるシーク制御手段を具備することを特
徴とするデータ記録再生装置。 - 【請求項4】 ディスク上に記録されたサーボデータに
基づいて、データの記録再生を行うためのヘッドを前記
ディスク上の目的シリンダ位置にシーク・位置決め制御
するデータ記録再生装置におけるシーク制御方法であっ
て、 前記ヘッドを目的シリンダへシークさせる際に前記ヘッ
ドにより前記サーボデータが正確に再生できずに位置決
め不能となるシークエラー時に、前記ヘッドを別シリン
ダにシークさせて、その別シリンダに確保されているス
ペアセクタへのダミーライトを行わせ、しかる後に前記
ヘッドを前記目的シリンダにシークさせるようにしたこ
とを特徴とするシーク制御方法。 - 【請求項5】 前記別シリンダへのシークに失敗したた
めに、もしくは成功しても前記スペアセクタが使用済み
のためにダミーライトできなかった場合、前記ヘッドを
別シリンダにシークさせる動作を、シーク先を変更しな
がらダミーライトが行えるまで一定回数を上限として繰
り返すことを特徴とする請求項4記載のシーク制御方
法。 - 【請求項6】 サーボデータが記録されたデータゾーン
及びデータの記録再生を行うためのヘッドを非動作状態
のときに位置させておくためのサーボデータの記録され
ていない特定ゾーンが確保されたディスクを備え、この
ディスク上に記録されたサーボデータに基づいて、前記
ヘッドをディスク上の目的シリンダ位置にシーク・位置
決め制御するデータ記録再生装置におけるシーク制御方
法であって、 前記ヘッドを目的シリンダへシークさせる際に前記ヘッ
ドにより前記サーボデータが正確に再生できずに位置決
め不能となるシークエラー時に、前記ヘッドを前記特定
ゾーンにリトラクトさせて、当該特定ゾーンへのダミー
ライトを行わせ、しかる後に前記ヘッドを前記目的シリ
ンダにシークさせるようにしたことを特徴とするシーク
制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26421595A JPH09106635A (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | データ記録再生装置及び同装置におけるシーク制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26421595A JPH09106635A (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | データ記録再生装置及び同装置におけるシーク制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09106635A true JPH09106635A (ja) | 1997-04-22 |
Family
ID=17400098
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26421595A Pending JPH09106635A (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | データ記録再生装置及び同装置におけるシーク制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09106635A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SG89374A1 (en) * | 2000-01-28 | 2002-06-18 | Toshiba Kk | Read/write control system for a disk drive |
KR100882904B1 (ko) * | 2007-11-02 | 2009-02-10 | 한양대학교 산학협력단 | 저장 장치의 오류 발생 시스템 |
JP2010277660A (ja) * | 2009-05-29 | 2010-12-09 | Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv | ディスク・ドライブ及びそのエラー回復処理の方法 |
-
1995
- 1995-10-12 JP JP26421595A patent/JPH09106635A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SG89374A1 (en) * | 2000-01-28 | 2002-06-18 | Toshiba Kk | Read/write control system for a disk drive |
KR100882904B1 (ko) * | 2007-11-02 | 2009-02-10 | 한양대학교 산학협력단 | 저장 장치의 오류 발생 시스템 |
JP2010277660A (ja) * | 2009-05-29 | 2010-12-09 | Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv | ディスク・ドライブ及びそのエラー回復処理の方法 |
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