JPH0676492A - 光学的情報記録再生装置および方法 - Google Patents
光学的情報記録再生装置および方法Info
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- JPH0676492A JPH0676492A JP14816993A JP14816993A JPH0676492A JP H0676492 A JPH0676492 A JP H0676492A JP 14816993 A JP14816993 A JP 14816993A JP 14816993 A JP14816993 A JP 14816993A JP H0676492 A JPH0676492 A JP H0676492A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】再生不能になる確率の高いセクタを効率的に検
出してホストに報告し光学的情報記録再生装置の信頼性
を高める。 【構成】再生回路の各セクタに1回目は通常より厳しい
再生条件で再生し、再生に失敗した場合は、2回目以降
は通常の再生条件で再生し、ホストコンピュータにリカ
バリが行われたことを報告する。このとき、オフトラッ
ク量とデフォーカス量が調整できるサーボ回路を備え、
1回目の再生条件としてトラッキングとフォーカスをず
らす。
出してホストに報告し光学的情報記録再生装置の信頼性
を高める。 【構成】再生回路の各セクタに1回目は通常より厳しい
再生条件で再生し、再生に失敗した場合は、2回目以降
は通常の再生条件で再生し、ホストコンピュータにリカ
バリが行われたことを報告する。このとき、オフトラッ
ク量とデフォーカス量が調整できるサーボ回路を備え、
1回目の再生条件としてトラッキングとフォーカスをず
らす。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固定長のセクタ単位に
分割して記録される情報記録媒体を用いて光学的に情報
の記録再生動作を行う光学的情報記録再生装置および方
法に関するものである。
分割して記録される情報記録媒体を用いて光学的に情報
の記録再生動作を行う光学的情報記録再生装置および方
法に関するものである。
【0002】特に2通り以上の再生条件で再生動作を行
い、いずれか一方でしか正常に再生することができなか
った場合に、ホストコンピュータにリカバリが行われた
ことを報告することによって、近い将来に再生できなく
なる可能性の高いセクタの存在を、ホストコンピュータ
に知らしめる機能を備えたことを特徴とする光学的情報
記録再生装置である。また、光スポットのフォーカスも
しくはトラッキングをずらすことによって、再生条件を
変えて、近い将来に再生できなくなる可能性の高いセク
タを検出する機能を備えたことを特徴とする光学的情報
記録再生装置である。
い、いずれか一方でしか正常に再生することができなか
った場合に、ホストコンピュータにリカバリが行われた
ことを報告することによって、近い将来に再生できなく
なる可能性の高いセクタの存在を、ホストコンピュータ
に知らしめる機能を備えたことを特徴とする光学的情報
記録再生装置である。また、光スポットのフォーカスも
しくはトラッキングをずらすことによって、再生条件を
変えて、近い将来に再生できなくなる可能性の高いセク
タを検出する機能を備えたことを特徴とする光学的情報
記録再生装置である。
【0003】
【従来の技術】近年、大容量で交換可能な情報記録媒体
を扱う情報記録再生装置が普及し始めている。特に光デ
ィスク装置は、レーザ光を用いて光ディスク上に微少な
ピットを形成することによって記録再生を行うので、大
容量で交換可能な情報記録に適している。一枚の情報記
録媒体に記録されている情報量が大きいことから、情報
記録媒体に記録されているデータの信頼性を向上するこ
とが問題となっている。このような状況から、情報記録
媒体に記録されているデータの中で、データの品質が劣
化していて、現段階では辛うじて正しく再生できるが、
近い将来に再生できなくなる可能性のあるデータを検出
して、正しく再生できる間に情報記録媒体の他の領域に
移し替えることは信頼性を高める上で有意義である。
を扱う情報記録再生装置が普及し始めている。特に光デ
ィスク装置は、レーザ光を用いて光ディスク上に微少な
ピットを形成することによって記録再生を行うので、大
容量で交換可能な情報記録に適している。一枚の情報記
録媒体に記録されている情報量が大きいことから、情報
記録媒体に記録されているデータの信頼性を向上するこ
とが問題となっている。このような状況から、情報記録
媒体に記録されているデータの中で、データの品質が劣
化していて、現段階では辛うじて正しく再生できるが、
近い将来に再生できなくなる可能性のあるデータを検出
して、正しく再生できる間に情報記録媒体の他の領域に
移し替えることは信頼性を高める上で有意義である。
【0004】従来の光学的情報記録再生装置は、通常の
再生と検証の再生を別々に備えていた。たとえば、ホス
トインタフェースに Small Computer System Interface
(以下SCSIと略す)を備えたものであるとすると、
ホストコンピュータから通常の再生を行うように命令す
るREADコマンドと、検証の再生をおこなうように命
令するVERIFYコマンドを受けて、それぞれの再生
動作を行っていた。
再生と検証の再生を別々に備えていた。たとえば、ホス
トインタフェースに Small Computer System Interface
(以下SCSIと略す)を備えたものであるとすると、
ホストコンピュータから通常の再生を行うように命令す
るREADコマンドと、検証の再生をおこなうように命
令するVERIFYコマンドを受けて、それぞれの再生
動作を行っていた。
【0005】ここで、通常の再生動作とは、情報記録媒
体に記録されているデータが劣化していても、可能な限
り正しくデータを再生できるように試みる動作である。
データが劣化する要因としては、情報記録媒体の経年劣
化や、情報記録媒体の表面に傷や埃などが付着していた
り、最適な記録条件でなく記録されたために信号の振幅
が小さくノイズ成分が多かったりすることなどが挙げら
れる。したがって、従来の光学的情報記録再生装置で
は、通常の再生において、1回目からデータの劣化に最
も影響を受けない再生条件が選択されていた。データの
劣化に最も影響を受けない再生条件としては、データを
二値化する際のスライスレベルをデータ振幅の50%と
設定したり、エラー訂正機能を最大限に設定したりして
いた。
体に記録されているデータが劣化していても、可能な限
り正しくデータを再生できるように試みる動作である。
データが劣化する要因としては、情報記録媒体の経年劣
化や、情報記録媒体の表面に傷や埃などが付着していた
り、最適な記録条件でなく記録されたために信号の振幅
が小さくノイズ成分が多かったりすることなどが挙げら
れる。したがって、従来の光学的情報記録再生装置で
は、通常の再生において、1回目からデータの劣化に最
も影響を受けない再生条件が選択されていた。データの
劣化に最も影響を受けない再生条件としては、データを
二値化する際のスライスレベルをデータ振幅の50%と
設定したり、エラー訂正機能を最大限に設定したりして
いた。
【0006】一方、検証の再生動作とは、情報記録媒体
に記録されているデータが、現段階よりも劣化が進んだ
としても、正常に再生できることを保証するために行わ
れる動作である。したがって、従来の光学的情報記録再
生装置では、検証の再生において、データの劣化に影響
を受け易い再生条件が選択されていた。データの劣化に
影響を受け易い再生条件としては、データを二値化する
際のスライスレベルをデータ振幅の60%と設定した
り、エラー訂正機能を半分に設定したりしていた。
に記録されているデータが、現段階よりも劣化が進んだ
としても、正常に再生できることを保証するために行わ
れる動作である。したがって、従来の光学的情報記録再
生装置では、検証の再生において、データの劣化に影響
を受け易い再生条件が選択されていた。データの劣化に
影響を受け易い再生条件としては、データを二値化する
際のスライスレベルをデータ振幅の60%と設定した
り、エラー訂正機能を半分に設定したりしていた。
【0007】ホストコンピュータが、従来の光学的情報
記録再生装置に備わっていた上記の機能を用いて、近い
将来に再生できなくなる可能性の高いデータを検出し
て、正しく再生できる間に情報記録媒体の他の領域に移
し替えるためには、以下の動作を行う必要がある。
記録再生装置に備わっていた上記の機能を用いて、近い
将来に再生できなくなる可能性の高いデータを検出し
て、正しく再生できる間に情報記録媒体の他の領域に移
し替えるためには、以下の動作を行う必要がある。
【0008】先ず、ホストコンピュータは、情報が記録
されているセクタに対して、検証を目的とした再生命令
(SCSIのVERIFYコマンド)を発行する。ここ
で、光学的情報記録再生装置から検証を目的とした再生
に失敗したと報告を受けることによって、近い将来に再
生できなくなる可能性が高いデータを検出できる。次に
通常の再生命令(SCSIのREADコマンド)を発行
して、近い将来に再生できなくなる可能性が高いデータ
を受け取る。そのデータを情報記録媒体に記録し直すた
めに、記録命令(SCSIのWRITEコマンドもしく
はWRITEAND VERIFYコマンド)を発行す
る。
されているセクタに対して、検証を目的とした再生命令
(SCSIのVERIFYコマンド)を発行する。ここ
で、光学的情報記録再生装置から検証を目的とした再生
に失敗したと報告を受けることによって、近い将来に再
生できなくなる可能性が高いデータを検出できる。次に
通常の再生命令(SCSIのREADコマンド)を発行
して、近い将来に再生できなくなる可能性が高いデータ
を受け取る。そのデータを情報記録媒体に記録し直すた
めに、記録命令(SCSIのWRITEコマンドもしく
はWRITEAND VERIFYコマンド)を発行す
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
光学的情報記録再生装置は、近い将来に再生できなくな
る可能性の高いデータを検出して、正しく再生できる間
に情報記録媒体の他の領域に移し替えるためには、検証
を目的とした再生命令と、通常のできる限り正しく再生
することを目的とした再生命令の両方を使わなければな
らず、ホストコンピュータの負担が増えるとともに、処
理時間が増えてパフォーマンスが低下するという課題を
有していた。また、検証を目的とした再生において、故
意にトラッキングやフォーカスをずらさないために、近
い将来に再生できなくなる可能性の高いセクタを見逃す
という課題も有していた。
光学的情報記録再生装置は、近い将来に再生できなくな
る可能性の高いデータを検出して、正しく再生できる間
に情報記録媒体の他の領域に移し替えるためには、検証
を目的とした再生命令と、通常のできる限り正しく再生
することを目的とした再生命令の両方を使わなければな
らず、ホストコンピュータの負担が増えるとともに、処
理時間が増えてパフォーマンスが低下するという課題を
有していた。また、検証を目的とした再生において、故
意にトラッキングやフォーカスをずらさないために、近
い将来に再生できなくなる可能性の高いセクタを見逃す
という課題も有していた。
【0010】本発明はかかる点に鑑み、通常のできる限
り正しく再生することを目的とした再生命令において2
通り以上の再生条件で再生動作を行い、いずれか一方で
しか正常に再生することができなかった場合に、ホスト
コンピュータにリカバリが行われたことを報告すること
によって、近い将来に再生できなくなる可能性の高いセ
クタの存在を、容易にホストコンピュータに知らしめる
機能を備えた光学的情報記録再生装置を提供するもので
ある。また、再生条件として、故意的にトラッキングと
フォーカスをずらすことが可能で、近い将来に再生でき
なくなる可能性の高いセクタを効率的に検出することが
できる光学的情報記録再生装置を提供するものである。
り正しく再生することを目的とした再生命令において2
通り以上の再生条件で再生動作を行い、いずれか一方で
しか正常に再生することができなかった場合に、ホスト
コンピュータにリカバリが行われたことを報告すること
によって、近い将来に再生できなくなる可能性の高いセ
クタの存在を、容易にホストコンピュータに知らしめる
機能を備えた光学的情報記録再生装置を提供するもので
ある。また、再生条件として、故意的にトラッキングと
フォーカスをずらすことが可能で、近い将来に再生でき
なくなる可能性の高いセクタを効率的に検出することが
できる光学的情報記録再生装置を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、ホストコンピ
ュータに接続されて、情報記録媒体を用いてセクタ単位
に光学的にデータを記録再生する光学的情報記録再生装
置および方法であって、情報記録媒体に記録されている
データを再生する通常再生手段と、前記通常再生手段よ
りも厳しい再生条件で再生する検証再生手段と、前記通
常再生手段と前記検証再生手段に同時に同一セクタの再
生動作を行わせる再生制御手段と、前記通常再生手段と
前記検証再生手段のうちいずれか一方しか正常にデータ
を再生できなかった場合に、ホストコンピュータにリカ
バリが行われたことを報告するリカバリ報告手段とを備
える光学的情報記録再生装置および方法である。
ュータに接続されて、情報記録媒体を用いてセクタ単位
に光学的にデータを記録再生する光学的情報記録再生装
置および方法であって、情報記録媒体に記録されている
データを再生する通常再生手段と、前記通常再生手段よ
りも厳しい再生条件で再生する検証再生手段と、前記通
常再生手段と前記検証再生手段に同時に同一セクタの再
生動作を行わせる再生制御手段と、前記通常再生手段と
前記検証再生手段のうちいずれか一方しか正常にデータ
を再生できなかった場合に、ホストコンピュータにリカ
バリが行われたことを報告するリカバリ報告手段とを備
える光学的情報記録再生装置および方法である。
【0012】また、本発明は、ホストコンピュータに接
続されて、情報記録媒体を用いてセクタ単位に光学的に
データを記録再生する光学的情報記録再生装置および方
法であって、情報記録媒体に記録されているデータを再
生する通常再生手段と、前記通常再生手段よりも厳しい
再生条件で再生する検証再生手段と、各セクタに1回目
は前記検証再生手段に再生動作を行わせ、再生動作に失
敗した場合に同一セクタの2回目以降は前記通常再生手
段に再生動作を行わせる再生制御手段と、前記通常再生
制御手段によって正常にデータが再生できた場合に、ホ
ストコンピュータにリカバリが行われたことを報告する
リカバリ報告手段とを備える光学的情報記録再生装置お
よび方法である。
続されて、情報記録媒体を用いてセクタ単位に光学的に
データを記録再生する光学的情報記録再生装置および方
法であって、情報記録媒体に記録されているデータを再
生する通常再生手段と、前記通常再生手段よりも厳しい
再生条件で再生する検証再生手段と、各セクタに1回目
は前記検証再生手段に再生動作を行わせ、再生動作に失
敗した場合に同一セクタの2回目以降は前記通常再生手
段に再生動作を行わせる再生制御手段と、前記通常再生
制御手段によって正常にデータが再生できた場合に、ホ
ストコンピュータにリカバリが行われたことを報告する
リカバリ報告手段とを備える光学的情報記録再生装置お
よび方法である。
【0013】また、本発明は、情報記録媒体を用いてセ
クタ単位に光学的にデータを記録再生する光学的情報記
録再生装置および方法であって、トラックの中心からの
ずれ量であるオフトラック量を調整可能なトラッキング
サーボ手段と、記録されているデータを検証するため
に、オフトラック量を制御してオフトラックして再生す
る検証再生手段を備える光学的情報記録再生装置および
方法である。
クタ単位に光学的にデータを記録再生する光学的情報記
録再生装置および方法であって、トラックの中心からの
ずれ量であるオフトラック量を調整可能なトラッキング
サーボ手段と、記録されているデータを検証するため
に、オフトラック量を制御してオフトラックして再生す
る検証再生手段を備える光学的情報記録再生装置および
方法である。
【0014】また、本発明は、情報記録媒体を用いてセ
クタ単位に光学的にデータを記録再生する光学的情報記
録再生装置および方法であって、情報記録媒体の記録面
との焦点のずれ量であるデフォーカス量を調整可能なフ
ォーカスサーボ手段と、記録されているデータを検証す
るために、デフォーカス量を制御してデフォーカスして
再生する検証再生手段を備える光学的情報記録再生装置
および方法である。
クタ単位に光学的にデータを記録再生する光学的情報記
録再生装置および方法であって、情報記録媒体の記録面
との焦点のずれ量であるデフォーカス量を調整可能なフ
ォーカスサーボ手段と、記録されているデータを検証す
るために、デフォーカス量を制御してデフォーカスして
再生する検証再生手段を備える光学的情報記録再生装置
および方法である。
【0015】また、本発明は、ホストコンピュータに接
続されて、情報記録媒体を用いてセクタ単位に光学的に
データを記録再生する光学的情報記録再生装置および方
法であって、トラックの中心からのずれ量であるオフト
ラック量を調整可能なトラッキングサーボ手段と、オフ
トラック量を制御してオフトラックしないでデータを再
生する通常再生手段と、オフトラック量を制御してオフ
トラックしてデータを再生する検証再生手段と、各セク
タに1回目は前記検証再生手段に再生動作を行わせ、再
生動作に失敗した場合に同一セクタの2回目以降は前記
通常再生手段に再生動作を行わせる再生制御手段と、前
記通常再生制御手段によって正常にデータが再生できた
場合に、ホストコンピュータにリカバリが行われたこと
を報告するリカバリ報告手段とを備える光学的情報記録
再生装置および方法である。
続されて、情報記録媒体を用いてセクタ単位に光学的に
データを記録再生する光学的情報記録再生装置および方
法であって、トラックの中心からのずれ量であるオフト
ラック量を調整可能なトラッキングサーボ手段と、オフ
トラック量を制御してオフトラックしないでデータを再
生する通常再生手段と、オフトラック量を制御してオフ
トラックしてデータを再生する検証再生手段と、各セク
タに1回目は前記検証再生手段に再生動作を行わせ、再
生動作に失敗した場合に同一セクタの2回目以降は前記
通常再生手段に再生動作を行わせる再生制御手段と、前
記通常再生制御手段によって正常にデータが再生できた
場合に、ホストコンピュータにリカバリが行われたこと
を報告するリカバリ報告手段とを備える光学的情報記録
再生装置および方法である。
【0016】また、本発明は、ホストコンピュータに接
続されて、情報記録媒体を用いてセクタ単位に光学的に
データを記録再生する光学的情報記録再生装置および方
法であって、情報記録媒体の記録面との焦点のずれ量で
あるデフォーカス量を調整可能なフォーカスサーボ手段
と、デフォーカス量を制御してデフォーカスしないでデ
ータを再生する通常再生手段と、デフォーカス量を制御
してデフォーカスしてデータを再生する検証再生手段
と、各セクタに1回目は前記検証再生手段に再生動作を
行わせ、再生動作に失敗した場合に同一セクタに2回目
以降は前記通常再生手段に再生動作を行わせる再生制御
手段と、前記通常再生制御手段によって正常にデータが
再生できた場合に、ホストコンピュータにリカバリが行
われたことを報告するリカバリ報告手段とを備える光学
的情報記録再生装置および方法である。
続されて、情報記録媒体を用いてセクタ単位に光学的に
データを記録再生する光学的情報記録再生装置および方
法であって、情報記録媒体の記録面との焦点のずれ量で
あるデフォーカス量を調整可能なフォーカスサーボ手段
と、デフォーカス量を制御してデフォーカスしないでデ
ータを再生する通常再生手段と、デフォーカス量を制御
してデフォーカスしてデータを再生する検証再生手段
と、各セクタに1回目は前記検証再生手段に再生動作を
行わせ、再生動作に失敗した場合に同一セクタに2回目
以降は前記通常再生手段に再生動作を行わせる再生制御
手段と、前記通常再生制御手段によって正常にデータが
再生できた場合に、ホストコンピュータにリカバリが行
われたことを報告するリカバリ報告手段とを備える光学
的情報記録再生装置および方法である。
【0017】
【作用】上記の構成により、本発明の光学的情報記録再
生装置および方法は、同時に2通り以上の再生条件で再
生動作を行い、このとき、いずれか一方でしか正常に再
生することができなかった場合に、正しく再生できたデ
ータをホストコンピュータに転送するとともに、ホスト
コンピュータにリカバリが行われたことを報告する。こ
れによって、近い将来に再生できなくなる可能性の高い
セクタの存在を、容易にホストコンピュータに知らしめ
ることができる。
生装置および方法は、同時に2通り以上の再生条件で再
生動作を行い、このとき、いずれか一方でしか正常に再
生することができなかった場合に、正しく再生できたデ
ータをホストコンピュータに転送するとともに、ホスト
コンピュータにリカバリが行われたことを報告する。こ
れによって、近い将来に再生できなくなる可能性の高い
セクタの存在を、容易にホストコンピュータに知らしめ
ることができる。
【0018】また、本発明の光学的情報記録再生装置お
よび方法は、各セクタに1回目は通常よりも厳しい再生
条件を設定して再生動作を行い、1回目の再生動作に失
敗した場合に同一セクタの2回目以降は通常の再生条件
で再生動作を行う。2回目以降の通常の再生条件によっ
て正常にデータが再生できた場合に、ホストコンピュー
タにリカバリが行われたことを報告する。これによっ
て、近い将来に再生できなくなる可能性の高いセクタの
存在を、容易にホストコンピュータに知らしめることが
ことができる。
よび方法は、各セクタに1回目は通常よりも厳しい再生
条件を設定して再生動作を行い、1回目の再生動作に失
敗した場合に同一セクタの2回目以降は通常の再生条件
で再生動作を行う。2回目以降の通常の再生条件によっ
て正常にデータが再生できた場合に、ホストコンピュー
タにリカバリが行われたことを報告する。これによっ
て、近い将来に再生できなくなる可能性の高いセクタの
存在を、容易にホストコンピュータに知らしめることが
ことができる。
【0019】さらに、本発明の光学的情報記録再生装置
および方法は、オフトラック量とデフォーカス量が調整
でき、したがって、再生条件として、故意的にトラッキ
ングとフォーカスをずらすことが可能で、近い将来に再
生できなくなる可能性の高いセクタを効率的に検出する
ことができる。
および方法は、オフトラック量とデフォーカス量が調整
でき、したがって、再生条件として、故意的にトラッキ
ングとフォーカスをずらすことが可能で、近い将来に再
生できなくなる可能性の高いセクタを効率的に検出する
ことができる。
【0020】
【実施例】本発明の光学的情報記録再生装置の第1の実
施例について、図面を参照しながら以下に説明する。
施例について、図面を参照しながら以下に説明する。
【0021】図1は、本発明の第1の実施例の一構成例
を示すブロック図である。図1において、1はホストコ
ンピュータ、2は光学的情報記録再生装置、3はホスト
インタフェースバス(以下ホストI/Fバスと略す)、
4は内部バス、5は光学的情報記録再生装置2全体を制
御するコントローラ、6はインタフェース回路(以下I
/F回路と略す)、7は光学ヘッド、8は通常再生回
路、9は検証再生回路、20はトラッキングサーボ回
路、21はフォーカスサーボ回路、22はトラッキング
サーボ回路20が光学ヘッド7をトラックに追随するよ
うに駆動するトラッキングアクチュエータ駆動信号、2
3はフォーカスサーボ回路21が光学ヘッド7を記録面
に焦点を合わせるように駆動するフォーカスアクチュエ
ータ駆動信号である。通常再生回路8は、訂正回路10
1と復調回路102と二値化回路103と波形補正回路
104と増幅回路105から構成される。検証再生回路
9は、訂正回路111と復調回路112と二値化回路1
13と波形補正回路114と増幅回路115から構成さ
れる。
を示すブロック図である。図1において、1はホストコ
ンピュータ、2は光学的情報記録再生装置、3はホスト
インタフェースバス(以下ホストI/Fバスと略す)、
4は内部バス、5は光学的情報記録再生装置2全体を制
御するコントローラ、6はインタフェース回路(以下I
/F回路と略す)、7は光学ヘッド、8は通常再生回
路、9は検証再生回路、20はトラッキングサーボ回
路、21はフォーカスサーボ回路、22はトラッキング
サーボ回路20が光学ヘッド7をトラックに追随するよ
うに駆動するトラッキングアクチュエータ駆動信号、2
3はフォーカスサーボ回路21が光学ヘッド7を記録面
に焦点を合わせるように駆動するフォーカスアクチュエ
ータ駆動信号である。通常再生回路8は、訂正回路10
1と復調回路102と二値化回路103と波形補正回路
104と増幅回路105から構成される。検証再生回路
9は、訂正回路111と復調回路112と二値化回路1
13と波形補正回路114と増幅回路115から構成さ
れる。
【0022】コントローラ5は、内部バス4を介して各
回路を制御する。通常再生回路8と検証再生回路9は、
後述する各構成要素の回路の説明で違いを明確にする
が、光学ヘッド7から受けた信号をホストコンピュータ
1へ転送される形にしてI/F回路6へ渡すことに関し
ては同じである。たとえば、コントローラ5が、通常再
生回路8を用いて、情報記録媒体のセクタに記録された
データをホストコンピュータ1へ転送する動作を説明す
る。先ず光学ヘッド7によって、情報記録媒体に記録さ
れている信号は電気信号に変換されて、増幅回路105
とトラッキングサーボ回路20とフォーカスサーボ回路
21に入力される。トラッキングサーボ回路20は、光
学ヘッド7の信号からトラッキングエラー信号を受け取
り、光学ヘッド7がトラックに追随するようにトラッキ
ングアクチュエータ駆動信号22を制御する。フォーカ
スサーボ回路21は、トラッキングサーボ回路20と同
様に、光学ヘッド7の信号からフォーカスエラー信号を
受け取り、光学ヘッド7の焦点が記録面に合うようにフ
ォーカスアクチュエータ駆動信号23を制御する。
回路を制御する。通常再生回路8と検証再生回路9は、
後述する各構成要素の回路の説明で違いを明確にする
が、光学ヘッド7から受けた信号をホストコンピュータ
1へ転送される形にしてI/F回路6へ渡すことに関し
ては同じである。たとえば、コントローラ5が、通常再
生回路8を用いて、情報記録媒体のセクタに記録された
データをホストコンピュータ1へ転送する動作を説明す
る。先ず光学ヘッド7によって、情報記録媒体に記録さ
れている信号は電気信号に変換されて、増幅回路105
とトラッキングサーボ回路20とフォーカスサーボ回路
21に入力される。トラッキングサーボ回路20は、光
学ヘッド7の信号からトラッキングエラー信号を受け取
り、光学ヘッド7がトラックに追随するようにトラッキ
ングアクチュエータ駆動信号22を制御する。フォーカ
スサーボ回路21は、トラッキングサーボ回路20と同
様に、光学ヘッド7の信号からフォーカスエラー信号を
受け取り、光学ヘッド7の焦点が記録面に合うようにフ
ォーカスアクチュエータ駆動信号23を制御する。
【0023】増幅回路105は、光学ヘッド7から受け
た信号を適当な振幅になるように増幅する。波形補正回
路104は、増幅回路105から受けた信号のピークを
隣接するピークと区別し易くするためにピークの幅を細
く補正する。二値化回路103は、波形補正回路104
から受けた信号のピーク位置を示すパルス信号を生成す
る。復調回路102は、二値化回路103によってピー
ク位置を示すパルス信号からセクタの位置情報を復調す
るとともに、現在セクタが目的セクタと一致した場合、
そのセクタのデータを復調する。訂正回路101は、復
調回路102が復調したデータにエラー訂正を施し、誤
りのないデータを生成する。I/F回路6は、訂正回路
101から訂正済みのデータを受け取り、ホストI/F
バス3を介して、ホストコンピュータ1に再生データを
転送する。
た信号を適当な振幅になるように増幅する。波形補正回
路104は、増幅回路105から受けた信号のピークを
隣接するピークと区別し易くするためにピークの幅を細
く補正する。二値化回路103は、波形補正回路104
から受けた信号のピーク位置を示すパルス信号を生成す
る。復調回路102は、二値化回路103によってピー
ク位置を示すパルス信号からセクタの位置情報を復調す
るとともに、現在セクタが目的セクタと一致した場合、
そのセクタのデータを復調する。訂正回路101は、復
調回路102が復調したデータにエラー訂正を施し、誤
りのないデータを生成する。I/F回路6は、訂正回路
101から訂正済みのデータを受け取り、ホストI/F
バス3を介して、ホストコンピュータ1に再生データを
転送する。
【0024】コントローラ5の制御次第で、通常再生回
路8と検証再生回路9を、同時に動作させたり、片方だ
け動作させたりすることができる。ホストコンピュータ
1から通常の再生命令(SCSIのREADコマンド)
に従って、コントローラ5は同時に同一セクタを通常再
生回路8と検証再生回路9によって再生させる。コント
ローラは、通常再生回路8と検証再生回路9による再生
処理が成功したか失敗したかを確認する。両方の再生回
路による再生処理が成功した場合は、コントローラ5
は、通常再生回路8もしくは検証再生回路9による再生
データをI/F回路6へ渡し、ホストコンピュータ1に
再生データを転送するように制御する。片方の再生回路
だけが再生処理に成功した場合は、再生処理に成功した
再生回路による再生データをI/F回路6へ渡し、ホス
トコンピュータ1に再生データを転送するとともにリカ
バリが行われたことを報告するように制御する。コント
ローラ5による制御については、両方の再生回路が再生
処理に失敗した場合を含めて、後でフローチャートを用
いて詳しく述べることとする。
路8と検証再生回路9を、同時に動作させたり、片方だ
け動作させたりすることができる。ホストコンピュータ
1から通常の再生命令(SCSIのREADコマンド)
に従って、コントローラ5は同時に同一セクタを通常再
生回路8と検証再生回路9によって再生させる。コント
ローラは、通常再生回路8と検証再生回路9による再生
処理が成功したか失敗したかを確認する。両方の再生回
路による再生処理が成功した場合は、コントローラ5
は、通常再生回路8もしくは検証再生回路9による再生
データをI/F回路6へ渡し、ホストコンピュータ1に
再生データを転送するように制御する。片方の再生回路
だけが再生処理に成功した場合は、再生処理に成功した
再生回路による再生データをI/F回路6へ渡し、ホス
トコンピュータ1に再生データを転送するとともにリカ
バリが行われたことを報告するように制御する。コント
ローラ5による制御については、両方の再生回路が再生
処理に失敗した場合を含めて、後でフローチャートを用
いて詳しく述べることとする。
【0025】それでは、先に通常再生回路8と検証再生
回路9を構成する各回路について説明する。訂正回路1
01と111は、既に規格化されているJIS X 6
271(130mm光ディスク)や現在規格が進められ
ているISO 100903rd DP(90mm光デ
ィスク)に適合するエラー訂正を行う回路である。たと
えば、ISO 10090の512バイトユーザデータ
のセクタフォーマットにおいて、エラー訂正符号80バ
イトが付加されており、これを5列のデータ列にインタ
リーブされている。したがって、各インタリーブ毎には
16バイトのエラー訂正符号を備えたことによって、最
大8バイトのエラーまで訂正することが可能である。訂
正回路101と111は、各インタリーブ当りのエラー
訂正バイト数が設定可能なものであるとする。そこで、
コントローラ5は、通常再生回路8の訂正回路101に
は8バイトのエラー訂正まで行うように設定し、検証再
生回路9の訂正回路111には3バイトのエラー訂正ま
で行うように設定しておく。
回路9を構成する各回路について説明する。訂正回路1
01と111は、既に規格化されているJIS X 6
271(130mm光ディスク)や現在規格が進められ
ているISO 100903rd DP(90mm光デ
ィスク)に適合するエラー訂正を行う回路である。たと
えば、ISO 10090の512バイトユーザデータ
のセクタフォーマットにおいて、エラー訂正符号80バ
イトが付加されており、これを5列のデータ列にインタ
リーブされている。したがって、各インタリーブ毎には
16バイトのエラー訂正符号を備えたことによって、最
大8バイトのエラーまで訂正することが可能である。訂
正回路101と111は、各インタリーブ当りのエラー
訂正バイト数が設定可能なものであるとする。そこで、
コントローラ5は、通常再生回路8の訂正回路101に
は8バイトのエラー訂正まで行うように設定し、検証再
生回路9の訂正回路111には3バイトのエラー訂正ま
で行うように設定しておく。
【0026】復調回路102と112は、JIS X
6271やISO 10090に適合するフォーマット
から、セクタを検出してデータを復調する回路である。
図2は、ISO 10090の512バイトユーザデー
タのセクタフォーマットを示した図である。1セクタは
大きく分けて、ID部とデータ部で構成される。SMは
セクタの先頭を示すセクタマークである。VFO1,
2,3は同期をとる信号が記録されている。AMはID
情報の先頭を示すアドレスマークである。ID1,2,
3はID情報で、トラック番号とセクタ番号と巡回訂正
符号(CRC)からなっている。PAは次にギャップも
しくはバッファが始まることを予期できるようにするも
のである。ギャップはレーザのパワー調整などを行う領
域である。データ領域はユーザデータとエラー訂正符号
が記録される。バッファは情報記録媒体の回転誤差など
から生じるタイミングずれに対する余裕である。詳しく
はJIS X 6271もしくはISO 10090
を参照されたい。図2からも分かるように、各セクタに
はそのセクタの位置を記したID情報が3箇所に多重記
録されている。
6271やISO 10090に適合するフォーマット
から、セクタを検出してデータを復調する回路である。
図2は、ISO 10090の512バイトユーザデー
タのセクタフォーマットを示した図である。1セクタは
大きく分けて、ID部とデータ部で構成される。SMは
セクタの先頭を示すセクタマークである。VFO1,
2,3は同期をとる信号が記録されている。AMはID
情報の先頭を示すアドレスマークである。ID1,2,
3はID情報で、トラック番号とセクタ番号と巡回訂正
符号(CRC)からなっている。PAは次にギャップも
しくはバッファが始まることを予期できるようにするも
のである。ギャップはレーザのパワー調整などを行う領
域である。データ領域はユーザデータとエラー訂正符号
が記録される。バッファは情報記録媒体の回転誤差など
から生じるタイミングずれに対する余裕である。詳しく
はJIS X 6271もしくはISO 10090
を参照されたい。図2からも分かるように、各セクタに
はそのセクタの位置を記したID情報が3箇所に多重記
録されている。
【0027】復調回路102と112は、セクタの検出
条件として、3つのID情報のうち1つでもIDが検出
されたか、2つ以上IDが検出されたかを選択できるも
のである。そこで、コントローラ5は、通常再生回路8
の復調回路102には1つでもIDが検出できればセク
タ検出としてよいと設定し、検証再生回路9の復調回路
112には2つ以上のIDが検出できればセクタ検出と
してよいと設定する。
条件として、3つのID情報のうち1つでもIDが検出
されたか、2つ以上IDが検出されたかを選択できるも
のである。そこで、コントローラ5は、通常再生回路8
の復調回路102には1つでもIDが検出できればセク
タ検出としてよいと設定し、検証再生回路9の復調回路
112には2つ以上のIDが検出できればセクタ検出と
してよいと設定する。
【0028】二値化回路103と113は、それぞれ波
形補正回路104と114から受けた信号のピーク位置
を求める回路である。以下図面を参照しながら、二値化
回路103と113の動作を説明する。図3は、二値化
回路103および113の回路図である。図3におい
て、301は微分回路、302はスライスレベルを切り
替えるスイッチ、303と304は比較器、305はA
ND回路である。二値化回路の入力信号は、微分回路3
01で微分されて、比較器304で電位0と比較されて
電位0よりも小さい場合に1がAND回路305に入力
される。他方、二値化回路の入力信号は、比較器303
にも入力されて、スライスレベル切替信号で制御される
スイッチ302によって選択されたスライスレベルと比
較され、スライスレベルよりも大きい場合に1がAND
回路305に入力される。AND回路305は入力され
た信号がいずれも1の場合に1を出力し、これが二値化
回路の出力となる。したがって、二値化回路103およ
び113は、スライスレベルを選択することができる二
値化回路である。ここで、スイッチ302に入力される
スライスレベルとして、たとえば、スライスレベルLが
信号振幅の50%、スライスレベルHが信号振幅の60
%とする。コントローラ5は、スライスレベル切替信号
を用いて、通常再生回路8の二値化回路103にはスラ
イスレベルLを設定し、検証再生回路9の二値化回路1
13にはスライスレベルHを設定する。
形補正回路104と114から受けた信号のピーク位置
を求める回路である。以下図面を参照しながら、二値化
回路103と113の動作を説明する。図3は、二値化
回路103および113の回路図である。図3におい
て、301は微分回路、302はスライスレベルを切り
替えるスイッチ、303と304は比較器、305はA
ND回路である。二値化回路の入力信号は、微分回路3
01で微分されて、比較器304で電位0と比較されて
電位0よりも小さい場合に1がAND回路305に入力
される。他方、二値化回路の入力信号は、比較器303
にも入力されて、スライスレベル切替信号で制御される
スイッチ302によって選択されたスライスレベルと比
較され、スライスレベルよりも大きい場合に1がAND
回路305に入力される。AND回路305は入力され
た信号がいずれも1の場合に1を出力し、これが二値化
回路の出力となる。したがって、二値化回路103およ
び113は、スライスレベルを選択することができる二
値化回路である。ここで、スイッチ302に入力される
スライスレベルとして、たとえば、スライスレベルLが
信号振幅の50%、スライスレベルHが信号振幅の60
%とする。コントローラ5は、スライスレベル切替信号
を用いて、通常再生回路8の二値化回路103にはスラ
イスレベルLを設定し、検証再生回路9の二値化回路1
13にはスライスレベルHを設定する。
【0029】図4は、二値化回路103と113に異な
るスライスレベルを設定することによって、情報記録媒
体から再生される信号の変化を説明するために用意した
二値化回路103と113の各種信号の波形図である。
図4において、左側の図は比較的低い値のスライスレベ
ルLが設定された二値化回路103の波形を示し、右側
の図は比較的高い値のスライスレベルHが設定された二
値化回路113の波形を示している。説明を分かりやす
くするために、いずれの二値化回路に入力される信号波
形は同一となるように、波形補正回路104および11
4において、波形の補正を行っていないものとする。
るスライスレベルを設定することによって、情報記録媒
体から再生される信号の変化を説明するために用意した
二値化回路103と113の各種信号の波形図である。
図4において、左側の図は比較的低い値のスライスレベ
ルLが設定された二値化回路103の波形を示し、右側
の図は比較的高い値のスライスレベルHが設定された二
値化回路113の波形を示している。説明を分かりやす
くするために、いずれの二値化回路に入力される信号波
形は同一となるように、波形補正回路104および11
4において、波形の補正を行っていないものとする。
【0030】図4(a)は情報記録媒体に記録されてい
る信号および付着した埃と再生スポットと位置関係を示
した図、図4(b)は光学ヘッド7からの出力信号、図
4(c)は二値化回路の比較器303の入力信号(実
線)とスライスレベル(一点鎖線)、図4(d)は二値
化回路の比較器303の出力信号、図4(e)は二値化
回路の微分回路301の出力信号(実線)と電位0レベ
ル(一点鎖線)、図4(f)は二値化回路の比較器30
4の出力信号、図4(g)は二値化回路のAND回路3
05の出力信号である。
る信号および付着した埃と再生スポットと位置関係を示
した図、図4(b)は光学ヘッド7からの出力信号、図
4(c)は二値化回路の比較器303の入力信号(実
線)とスライスレベル(一点鎖線)、図4(d)は二値
化回路の比較器303の出力信号、図4(e)は二値化
回路の微分回路301の出力信号(実線)と電位0レベ
ル(一点鎖線)、図4(f)は二値化回路の比較器30
4の出力信号、図4(g)は二値化回路のAND回路3
05の出力信号である。
【0031】図4(a)で埃が付着した記録ピットに対
応して、光学ヘッド7の出力波形(図4(b))の振幅
は小さくなる。したがって、比較的低い値のスライスレ
ベルLが設定された二値化回路103では正しいピーク
位置が検出されるが(図4(g)の左側)、比較的高い
値のスライスレベルHが設定された二値化回路113で
は正しいピーク位置が検出されない(図4(g)の右
側)。すなわち、信号振幅を小さくするような状況
(埃、情報記録媒体の感度ムラ、傷、記録時のパワー不
足など)が発生している場合に、スライスレベルが比較
的大きく設定された二値化回路113を持つ検証再生回
路9の方が、通常再生回路8と比べて、敏感に再生状態
の劣化を検出できる。
応して、光学ヘッド7の出力波形(図4(b))の振幅
は小さくなる。したがって、比較的低い値のスライスレ
ベルLが設定された二値化回路103では正しいピーク
位置が検出されるが(図4(g)の左側)、比較的高い
値のスライスレベルHが設定された二値化回路113で
は正しいピーク位置が検出されない(図4(g)の右
側)。すなわち、信号振幅を小さくするような状況
(埃、情報記録媒体の感度ムラ、傷、記録時のパワー不
足など)が発生している場合に、スライスレベルが比較
的大きく設定された二値化回路113を持つ検証再生回
路9の方が、通常再生回路8と比べて、敏感に再生状態
の劣化を検出できる。
【0032】波形補正回路104と114は、それぞれ
増幅回路105と115から受けた信号のピーク幅を細
くする回路である。以下図面を参照しながら、波形補正
回路104と114の動作を説明する。図5は、波形補
正回路104および114の回路図である。図5におい
て、501は遅延回路、502は抵抗、503はスイッ
チ、504は抵抗、505は差動増幅器である。波形補
正回路104および114の入力信号は、遅延回路50
1で遅延されて、差動増幅器505に入力される。他
方、波形補正回路の入力信号は、補正切替信号で制御さ
れるスイッチ503が抵抗502側と接続されている場
合に、抵抗502と抵抗504で決定される定数倍の信
号として差動増幅器505に入力される。補正切替信号
で制御されるスイッチ503が電位0(GND)側に接
続されている場合は、電位0が差動増幅器505に入力
される。したがって、スイッチ503が電位0側に接続
される場合には波形補正は行われず波形補正量は0とな
り、スイッチ503が抵抗502側に接続されている場
合には波形補正が行われ波形補正量は抵抗502と抵抗
503で決定される0以外の値となる。コントローラ5
は、補正切替信号を用いて、通常再生回路8の波形補正
回路104には0以外の値となる波形補正量を設定し、
検証再生回路9の波形補正回路114には0の値となる
波形補正量を設定する。
増幅回路105と115から受けた信号のピーク幅を細
くする回路である。以下図面を参照しながら、波形補正
回路104と114の動作を説明する。図5は、波形補
正回路104および114の回路図である。図5におい
て、501は遅延回路、502は抵抗、503はスイッ
チ、504は抵抗、505は差動増幅器である。波形補
正回路104および114の入力信号は、遅延回路50
1で遅延されて、差動増幅器505に入力される。他
方、波形補正回路の入力信号は、補正切替信号で制御さ
れるスイッチ503が抵抗502側と接続されている場
合に、抵抗502と抵抗504で決定される定数倍の信
号として差動増幅器505に入力される。補正切替信号
で制御されるスイッチ503が電位0(GND)側に接
続されている場合は、電位0が差動増幅器505に入力
される。したがって、スイッチ503が電位0側に接続
される場合には波形補正は行われず波形補正量は0とな
り、スイッチ503が抵抗502側に接続されている場
合には波形補正が行われ波形補正量は抵抗502と抵抗
503で決定される0以外の値となる。コントローラ5
は、補正切替信号を用いて、通常再生回路8の波形補正
回路104には0以外の値となる波形補正量を設定し、
検証再生回路9の波形補正回路114には0の値となる
波形補正量を設定する。
【0033】図6は、波形補正回路104と114に異
なる波形補正量を設定することによって、情報記録媒体
から再生される信号の変化を説明するために用意した波
形補正回路104と114および二値化回路103と1
13の各種信号の波形図である。図6において、左側の
図は0以外の波形補正量が設定された場合の波形を示
し、右側の図は0の波形補正量が設定された場合の波形
を示している。説明を分かりやすくするために、いずれ
の二値化回路のスライスレベルは同一とする。
なる波形補正量を設定することによって、情報記録媒体
から再生される信号の変化を説明するために用意した波
形補正回路104と114および二値化回路103と1
13の各種信号の波形図である。図6において、左側の
図は0以外の波形補正量が設定された場合の波形を示
し、右側の図は0の波形補正量が設定された場合の波形
を示している。説明を分かりやすくするために、いずれ
の二値化回路のスライスレベルは同一とする。
【0034】図6(a)は情報記録媒体に記録されてい
る信号および情報記録媒体表面の傷と再生スポットと位
置関係を示した図、図6(b)は光学ヘッド7からの出
力信号、図6(c)は波形補正回路104および114
の出力信号である二値化回路の比較器303の入力信号
(実線)とスライスレベル(一点鎖線)、図6(d)は
二値化回路の比較器303の出力信号、図6(e)は二
値化回路の微分回路301の出力信号(実線)と電位0
レベル(一点鎖線)、図6(f)は二値化回路の比較器
304の出力信号、図6(g)は二値化回路のAND回
路305の出力信号である。
る信号および情報記録媒体表面の傷と再生スポットと位
置関係を示した図、図6(b)は光学ヘッド7からの出
力信号、図6(c)は波形補正回路104および114
の出力信号である二値化回路の比較器303の入力信号
(実線)とスライスレベル(一点鎖線)、図6(d)は
二値化回路の比較器303の出力信号、図6(e)は二
値化回路の微分回路301の出力信号(実線)と電位0
レベル(一点鎖線)、図6(f)は二値化回路の比較器
304の出力信号、図6(g)は二値化回路のAND回
路305の出力信号である。
【0035】図6(a)で情報記録媒体表面の傷に対応
して、光学ヘッド7の出力波形(図6(b))のピーク
幅が太くなる。波形補正量が0以外に設定された波形補
正回路104の出力(図6(c)の左側)では、ピーク
幅を細く補正するので、以降の二値化回路103で正し
いピーク位置が検出されるが(図6(g)の左側)、波
形補正量が0に設定された波形補正回路114の出力
(図6(c)の右側)ではピーク幅は補正されず、以降
の二値化回路113では正しいピーク位置が検出されな
い(図6(g)の右側)。すなわち、ピーク幅を太くす
るような状況(埃、情報記録媒体の感度ムラ、傷、記録
時のパワー超過など)が発生している場合に、波形補正
量が不適切に設定された波形補正回路114をもつ検証
再生回路9の方が、通常再生回路8と比べて、敏感に再
生状態の劣化を検出できる。
して、光学ヘッド7の出力波形(図6(b))のピーク
幅が太くなる。波形補正量が0以外に設定された波形補
正回路104の出力(図6(c)の左側)では、ピーク
幅を細く補正するので、以降の二値化回路103で正し
いピーク位置が検出されるが(図6(g)の左側)、波
形補正量が0に設定された波形補正回路114の出力
(図6(c)の右側)ではピーク幅は補正されず、以降
の二値化回路113では正しいピーク位置が検出されな
い(図6(g)の右側)。すなわち、ピーク幅を太くす
るような状況(埃、情報記録媒体の感度ムラ、傷、記録
時のパワー超過など)が発生している場合に、波形補正
量が不適切に設定された波形補正回路114をもつ検証
再生回路9の方が、通常再生回路8と比べて、敏感に再
生状態の劣化を検出できる。
【0036】増幅回路105および115において、通
常再生回路8の増幅回路105には適切な増幅率を設定
し、検証再生回路9の増幅回路115には不適切に低い
増幅率を設定する。この場合、増幅回路115からの信
号は小さくなり、ノイズの影響を受け易くなる。特に、
情報記録媒体の記録ピットからの信号が小さくなるよう
な状況が発生した場合には、ノイズと再生信号が判別し
にくくなり、敏感に再生状態の劣化を検出できる。
常再生回路8の増幅回路105には適切な増幅率を設定
し、検証再生回路9の増幅回路115には不適切に低い
増幅率を設定する。この場合、増幅回路115からの信
号は小さくなり、ノイズの影響を受け易くなる。特に、
情報記録媒体の記録ピットからの信号が小さくなるよう
な状況が発生した場合には、ノイズと再生信号が判別し
にくくなり、敏感に再生状態の劣化を検出できる。
【0037】図7は、本発明の第1の実施例における光
学的情報記録再生装置において、コントローラ5がホス
トコンピュータ1から通常の再生命令(SCSIのRE
ADコマンド)を受けた場合のリトライ動作を含めた再
生制御を示すフローチャートである。また、図7は、本
発明の第1の実施例における光学的情報記録再生方法を
示すフローチャートでもある。
学的情報記録再生装置において、コントローラ5がホス
トコンピュータ1から通常の再生命令(SCSIのRE
ADコマンド)を受けた場合のリトライ動作を含めた再
生制御を示すフローチャートである。また、図7は、本
発明の第1の実施例における光学的情報記録再生方法を
示すフローチャートでもある。
【0038】(701)通常再生回路8に、正常に再生
する可能性が最も高い再生条件を設定する。 (702)検証再生回路9に、近い将来に再生できなく
なるセクタを検出しやすい再生条件を設定する。
する可能性が最も高い再生条件を設定する。 (702)検証再生回路9に、近い将来に再生できなく
なるセクタを検出しやすい再生条件を設定する。
【0039】(703)I/F回路6の入力として、通
常再生回路8の出力を選択する。 (704)目的セクタに対するアクセス回数を初期化し
て1回目と設定する。以下、アクセス1回目において、
(705)〜(707)と(708)は同時に実行され
る。
常再生回路8の出力を選択する。 (704)目的セクタに対するアクセス回数を初期化し
て1回目と設定する。以下、アクセス1回目において、
(705)〜(707)と(708)は同時に実行され
る。
【0040】(705)アクセス回数がリトライ回数の
上限を越えていないか確認する。リトライ回数の上限を
越えていない場合は(706)へ、リトライ回数の上限
を越えている場合は(712)へ、それぞれ分岐する。
上限を越えていないか確認する。リトライ回数の上限を
越えていない場合は(706)へ、リトライ回数の上限
を越えている場合は(712)へ、それぞれ分岐する。
【0041】(706)目的セクタに対して、通常再生
回路8で再生処理を行う。 (707)アクセス回数を1増加させる。 (708)目的セクタに対して、検証再生回路9で再生
処理を行う。
回路8で再生処理を行う。 (707)アクセス回数を1増加させる。 (708)目的セクタに対して、検証再生回路9で再生
処理を行う。
【0042】(709)通常再生回路8と検証再生回路
9での再生処理が成功したか確認する。両方の回路で再
生に成功した場合は処理を終了し、いずれか片方の回路
が失敗した場合は(710)へ、両方の回路ともに失敗
した場合はリトライを行うために(705)へ戻る。
9での再生処理が成功したか確認する。両方の回路で再
生に成功した場合は処理を終了し、いずれか片方の回路
が失敗した場合は(710)へ、両方の回路ともに失敗
した場合はリトライを行うために(705)へ戻る。
【0043】(710)通常再生回路8と検証再生回路
9の中でどちらが失敗したか確認する。検証再生回路9
の方が失敗した場合は(712)へ、通常再生回路8の
方が失敗した場合は(711)へ、それぞれ分岐する。
9の中でどちらが失敗したか確認する。検証再生回路9
の方が失敗した場合は(712)へ、通常再生回路8の
方が失敗した場合は(711)へ、それぞれ分岐する。
【0044】(711)検証再生回路9が再生できたデ
ータをホストコンピュータ1へ転送するために、I/F
回路6の入力を検証再生回路9の出力に切替える。 (712)ホストコンピュータ1に、情報記録媒体のデ
ータが再生しにくい状態になっているためにリトライが
行われたこと、もしくはリトライしても再生できなかっ
たことを報告する。
ータをホストコンピュータ1へ転送するために、I/F
回路6の入力を検証再生回路9の出力に切替える。 (712)ホストコンピュータ1に、情報記録媒体のデ
ータが再生しにくい状態になっているためにリトライが
行われたこと、もしくはリトライしても再生できなかっ
たことを報告する。
【0045】ここで、再生条件としては設定されるもの
は、訂正回路101と111の訂正バイト数の上限や、
復調回路102と112のセクタ検出条件や、二値化回
路103と113のスライスレベルや、波形補正回路1
04と114の波形補正量や、増幅回路105と115
の増幅率である。通常再生回路8と検証再生回路9にお
いて、上記の再生条件のうち1つが異なって設定されて
もよいし、上記の再生条件のうち2つ以上が異なって設
定されてもよい。
は、訂正回路101と111の訂正バイト数の上限や、
復調回路102と112のセクタ検出条件や、二値化回
路103と113のスライスレベルや、波形補正回路1
04と114の波形補正量や、増幅回路105と115
の増幅率である。通常再生回路8と検証再生回路9にお
いて、上記の再生条件のうち1つが異なって設定されて
もよいし、上記の再生条件のうち2つ以上が異なって設
定されてもよい。
【0046】訂正回路101と111の訂正バイト数の
上限を、それぞれC1とC2とすれば、C1>C2の条件が
満たされればよい。訂正回路101と111にそれぞれ
インタリーブ当たり8バイトと3バイトを設定したの
は、このC1>C2の条件を満たした一例である。
上限を、それぞれC1とC2とすれば、C1>C2の条件が
満たされればよい。訂正回路101と111にそれぞれ
インタリーブ当たり8バイトと3バイトを設定したの
は、このC1>C2の条件を満たした一例である。
【0047】復調回路102と112のセクタ検出条件
として、セクタ検出に必要なID数を、それぞれI1と
I2とすれば、I1<I2の条件が満たされればよい。復
調回路102と112にそれぞれ1IDと2IDを設定
したのは、このI1<I2の条件を満たした一例である。
として、セクタ検出に必要なID数を、それぞれI1と
I2とすれば、I1<I2の条件が満たされればよい。復
調回路102と112にそれぞれ1IDと2IDを設定
したのは、このI1<I2の条件を満たした一例である。
【0048】二値化回路103と113のスライスレベ
ルを、それぞれS1とS2とすれば、S1≠S2 の条件が
満たされればよい。二値化回路103と113にそれぞ
れ振幅の50%と60%を設定したのは、このS1≠S2
の条件を満たす一例である。
ルを、それぞれS1とS2とすれば、S1≠S2 の条件が
満たされればよい。二値化回路103と113にそれぞ
れ振幅の50%と60%を設定したのは、このS1≠S2
の条件を満たす一例である。
【0049】波形補正回路104と114の波形補正量
を、それぞれE1とE2とすれば、E1≠E2の条件が満た
されればよい。増幅回路105と115の増幅率を、そ
れぞれA1とA2とすれば、A1≠A2の条件が満たされれ
ばよい。
を、それぞれE1とE2とすれば、E1≠E2の条件が満た
されればよい。増幅回路105と115の増幅率を、そ
れぞれA1とA2とすれば、A1≠A2の条件が満たされれ
ばよい。
【0050】ホストコンピュータに、リトライによって
正常に再生できたことを報告するには、ホストインタフ
ェースでSCSIを例に挙げると、"RECOVERED ERROR"
というエラーコードが用意されている。
正常に再生できたことを報告するには、ホストインタフ
ェースでSCSIを例に挙げると、"RECOVERED ERROR"
というエラーコードが用意されている。
【0051】以上から、本発明の第1の実施例における
光学的情報記録再生装置および方法は、通常再生回路8
に比べて再生条件が厳しい検証再生回路9を持ち、通常
再生回路8もしくは検証再生回路9のいずれか一方しか
正しく再生できない場合、そのセクタの正しいデータを
ホストに転送するとともに、そのセクタのデータが近い
将来再生できなくなる可能性が高いことを報告すること
ができる。
光学的情報記録再生装置および方法は、通常再生回路8
に比べて再生条件が厳しい検証再生回路9を持ち、通常
再生回路8もしくは検証再生回路9のいずれか一方しか
正しく再生できない場合、そのセクタの正しいデータを
ホストに転送するとともに、そのセクタのデータが近い
将来再生できなくなる可能性が高いことを報告すること
ができる。
【0052】本発明の光学的情報記録再生装置の第2の
実施例について、図面を参照しながら以下に説明する。
図8は、本発明の第2の実施例の一構成例を示すブロッ
ク図である。図8において前述した第1の実施例と同一
構成要素は同一符号を付して詳細な説明は省略する。図
8において第1の実施例と異なる部分は、オフトラック
量を調整可能な可変トラッキングサーボ回路120と、
デフォーカス量を調整可能な可変フォーカスサーボ回路
121を組み込んだ再生回路10を備えることと、コン
トローラ35が、検証を目的とする再生において、再生
条件を厳しくする手段の1つとしてオフトラック量もし
くはデフォーカス量を制御し、ホストコンピュータから
検証の再生コマンドを受けた場合に、そのように厳しく
した再生条件を設定して再生動作を行わせることと、通
常の再生コマンドを受けた場合に、各セクタに1回目は
検証を目的としたものと同じく厳しい再生条件を設定し
て再生動作を行わせ、再生動作に失敗した場合に同一セ
クタの2回目以降は通常の再生条件で再生動作を行わ
せ、通常の再生条件によって正常にデータが再生できた
場合に、ホストコンピュータにリカバリが行われたこと
を報告することである。
実施例について、図面を参照しながら以下に説明する。
図8は、本発明の第2の実施例の一構成例を示すブロッ
ク図である。図8において前述した第1の実施例と同一
構成要素は同一符号を付して詳細な説明は省略する。図
8において第1の実施例と異なる部分は、オフトラック
量を調整可能な可変トラッキングサーボ回路120と、
デフォーカス量を調整可能な可変フォーカスサーボ回路
121を組み込んだ再生回路10を備えることと、コン
トローラ35が、検証を目的とする再生において、再生
条件を厳しくする手段の1つとしてオフトラック量もし
くはデフォーカス量を制御し、ホストコンピュータから
検証の再生コマンドを受けた場合に、そのように厳しく
した再生条件を設定して再生動作を行わせることと、通
常の再生コマンドを受けた場合に、各セクタに1回目は
検証を目的としたものと同じく厳しい再生条件を設定し
て再生動作を行わせ、再生動作に失敗した場合に同一セ
クタの2回目以降は通常の再生条件で再生動作を行わ
せ、通常の再生条件によって正常にデータが再生できた
場合に、ホストコンピュータにリカバリが行われたこと
を報告することである。
【0053】可変トラッキングサーボ回路120で、オ
フトラック量を制御することによって、情報記録媒体か
ら再生される信号がどの様に変化するかを、以下図面を
参照しながら説明する。
フトラック量を制御することによって、情報記録媒体か
ら再生される信号がどの様に変化するかを、以下図面を
参照しながら説明する。
【0054】図9は、本発明の第2の実施例における光
学的情報記録再生装置の可変トラッキングサーボ回路1
20のオフトラック量とトラッキングエラー信号の関係
を示した図である。図9(a)は情報記録媒体の断面
図、図9(b)はトラッキングエラー信号である。図9
(a)において、情報記録媒体にはトラックとして案内
溝が形成されており、陸地(LAND)に記録ピットが
記録されている。データを再生するためには記録ピット
の中心に光スポットを合わせるように制御すればよい。
図9(b)で記されているトラッキングエラー信号の生
成方法としては、プッシュプル法(Push-pull method)
が一般的に知られている。プッシュプル法はファー・フ
ィールド法とも呼ばれ、情報記録媒体上の案内溝で反射
回折された光をトラック中心に対称に配置された2つの
受光部での出力差として、トラッキングエラー信号を取
り出すものである。これについては、他の文献、たとえ
ばラジオ技術社から出版されている「光ディスク技術」
などに詳しく説明されている。図9(b)において、ト
ラッキングエラー信号(実線)が電位0(一点鎖線)と
交差する点がトラックの中心である。従って、電位0と
の交差点をサーボの目標位置とすれば、光スポットはト
ラック中心に追随することになる。一方、電位0以外
(二点鎖線)と交差する点はトラック中心から幾分ずれ
た位置を指す。したがって、電位0以外との交差点をサ
ーボの目標位置とすれば、トラックの中心からずれた位
置、すなわちオフトラックした位置に追随することにな
る。
学的情報記録再生装置の可変トラッキングサーボ回路1
20のオフトラック量とトラッキングエラー信号の関係
を示した図である。図9(a)は情報記録媒体の断面
図、図9(b)はトラッキングエラー信号である。図9
(a)において、情報記録媒体にはトラックとして案内
溝が形成されており、陸地(LAND)に記録ピットが
記録されている。データを再生するためには記録ピット
の中心に光スポットを合わせるように制御すればよい。
図9(b)で記されているトラッキングエラー信号の生
成方法としては、プッシュプル法(Push-pull method)
が一般的に知られている。プッシュプル法はファー・フ
ィールド法とも呼ばれ、情報記録媒体上の案内溝で反射
回折された光をトラック中心に対称に配置された2つの
受光部での出力差として、トラッキングエラー信号を取
り出すものである。これについては、他の文献、たとえ
ばラジオ技術社から出版されている「光ディスク技術」
などに詳しく説明されている。図9(b)において、ト
ラッキングエラー信号(実線)が電位0(一点鎖線)と
交差する点がトラックの中心である。従って、電位0と
の交差点をサーボの目標位置とすれば、光スポットはト
ラック中心に追随することになる。一方、電位0以外
(二点鎖線)と交差する点はトラック中心から幾分ずれ
た位置を指す。したがって、電位0以外との交差点をサ
ーボの目標位置とすれば、トラックの中心からずれた位
置、すなわちオフトラックした位置に追随することにな
る。
【0055】図10は、可変トラッキングサーボ回路1
20に異なるオフトラック量を設定することによって、
情報記録媒体から再生される信号の変化を説明するため
に用意した信号の波形図である。図10において、左側
の図はオフトラック量0が設定された場合の波形を示
し、右側の図はオフトラック量0以外が設定された場合
の波形を示している。図10(a)は、追随すべきトラ
ックとその隣接トラックに記録されている信号および再
生スポットと位置関係を示した図、図10(b)は光学
ヘッド7からの出力信号である。オフトラック量0以外
が設定された場合、隣接するトラックの記録ピットによ
る影響が大きくなる。隣接する記録ピットの影響は、光
学ヘッド7の出力波形(図10(b))においては、ノ
イズとなって現われる。したがって、トラックを中心と
して多少揺らぎながら記録ピットを記録したときのゆら
ぎ量および隣接トラック上の傷などに対して、オフトラ
ック量を0以外に設定した方が、敏感に再生状態の劣化
を検出できる。
20に異なるオフトラック量を設定することによって、
情報記録媒体から再生される信号の変化を説明するため
に用意した信号の波形図である。図10において、左側
の図はオフトラック量0が設定された場合の波形を示
し、右側の図はオフトラック量0以外が設定された場合
の波形を示している。図10(a)は、追随すべきトラ
ックとその隣接トラックに記録されている信号および再
生スポットと位置関係を示した図、図10(b)は光学
ヘッド7からの出力信号である。オフトラック量0以外
が設定された場合、隣接するトラックの記録ピットによ
る影響が大きくなる。隣接する記録ピットの影響は、光
学ヘッド7の出力波形(図10(b))においては、ノ
イズとなって現われる。したがって、トラックを中心と
して多少揺らぎながら記録ピットを記録したときのゆら
ぎ量および隣接トラック上の傷などに対して、オフトラ
ック量を0以外に設定した方が、敏感に再生状態の劣化
を検出できる。
【0056】可変フォーカスサーボ回路121で、デフ
ォーカス量を制御することによって、情報記録媒体から
再生される信号がどの様に変化するかを、以下図面を参
照しながら説明する。
ォーカス量を制御することによって、情報記録媒体から
再生される信号がどの様に変化するかを、以下図面を参
照しながら説明する。
【0057】デフォーカス量を調整するには、オフトラ
ック量を調整したのと同様に、フォーカスエラー信号と
交差させる電位を設定することによって可能となる。フ
ォーカスエラー信号を生成するには、ナイフ・エッジ法
が一般的に知られている。これについては、他の文献、
たとえばラジオ技術社から出版されている「光ディスク
技術」などに詳しく説明されている。
ック量を調整したのと同様に、フォーカスエラー信号と
交差させる電位を設定することによって可能となる。フ
ォーカスエラー信号を生成するには、ナイフ・エッジ法
が一般的に知られている。これについては、他の文献、
たとえばラジオ技術社から出版されている「光ディスク
技術」などに詳しく説明されている。
【0058】図11は、可変フォーカスサーボ回路12
1に異なるデフォーカス量を設定することによって、情
報記録媒体から再生される信号の変化を説明するために
用意した信号の波形図である。図11において、左側の
図はデフォーカス量0が設定された場合の波形を示し、
右側の図はデフォーカス量0以外が設定された場合の波
形を示している。図11(a)は、追随すべきトラック
とその隣接トラックに記録されている信号および再生ス
ポットと位置関係を示した図、図11(b)は光学ヘッ
ド7からの出力信号である。デフォーカス量0以外が設
定された場合、集光された光スポットが広がるために、
隣接するトラックの記録ピットによる影響と同一トラッ
クの隣接記録ピットによる影響が大きくなる。隣接する
記録ピットの影響は、光学ヘッド7の出力波形(図11
(b))においては、ノイズとなって現われる。したが
って、トラックを中心として多少揺らぎながら記録ピッ
トを記録したときのゆらぎ量および情報記録媒体の回転
誤差によって記録ピットの周期が揺らいだ量または隣接
トラック上の傷などに対して、デフォーカス量を0以外
に設定した方が、敏感に再生状態の劣化を検出できる。
1に異なるデフォーカス量を設定することによって、情
報記録媒体から再生される信号の変化を説明するために
用意した信号の波形図である。図11において、左側の
図はデフォーカス量0が設定された場合の波形を示し、
右側の図はデフォーカス量0以外が設定された場合の波
形を示している。図11(a)は、追随すべきトラック
とその隣接トラックに記録されている信号および再生ス
ポットと位置関係を示した図、図11(b)は光学ヘッ
ド7からの出力信号である。デフォーカス量0以外が設
定された場合、集光された光スポットが広がるために、
隣接するトラックの記録ピットによる影響と同一トラッ
クの隣接記録ピットによる影響が大きくなる。隣接する
記録ピットの影響は、光学ヘッド7の出力波形(図11
(b))においては、ノイズとなって現われる。したが
って、トラックを中心として多少揺らぎながら記録ピッ
トを記録したときのゆらぎ量および情報記録媒体の回転
誤差によって記録ピットの周期が揺らいだ量または隣接
トラック上の傷などに対して、デフォーカス量を0以外
に設定した方が、敏感に再生状態の劣化を検出できる。
【0059】図12は、本発明の第2の実施例における
光学的情報記録再生装置において、コントローラ35が
ホストコンピュータ1から通常の再生命令(SCSIの
READコマンド)を受けた場合のリトライ動作を含め
た再生制御を示すフローチャートである。また、図12
は、本発明の第2の実施例における光学的情報記録再生
方法を示すフローチャートでもある。
光学的情報記録再生装置において、コントローラ35が
ホストコンピュータ1から通常の再生命令(SCSIの
READコマンド)を受けた場合のリトライ動作を含め
た再生制御を示すフローチャートである。また、図12
は、本発明の第2の実施例における光学的情報記録再生
方法を示すフローチャートでもある。
【0060】(1201)目的セクタに対するアクセス
回数を初期化して1回目と設定する。 (1202)アクセス回数が1回目かリトライ回数の上
限を越えていないか確認する。1回目の場合は(120
3)へ、リトライ回数の上限を越えていない場合は(1
204)へ、リトライ回数の上限を越えている場合は
(1208)へ、それぞれ分岐する。
回数を初期化して1回目と設定する。 (1202)アクセス回数が1回目かリトライ回数の上
限を越えていないか確認する。1回目の場合は(120
3)へ、リトライ回数の上限を越えていない場合は(1
204)へ、リトライ回数の上限を越えている場合は
(1208)へ、それぞれ分岐する。
【0061】(1203)近い将来に再生できなくなる
セクタを検出しやすい再生条件を各回路に設定する。 (1204)正常に再生する可能性が最も高い再生条件
を各回路に設定する。
セクタを検出しやすい再生条件を各回路に設定する。 (1204)正常に再生する可能性が最も高い再生条件
を各回路に設定する。
【0062】(1205)アクセス回数を1増加させ
る。 (1206)目的セクタに再生処理を行う。 (1207)再生処理が成功したか確認する。成功した
場合は(1208)へ、失敗した場合はリトライを行う
ために(1202)へ戻る。
る。 (1206)目的セクタに再生処理を行う。 (1207)再生処理が成功したか確認する。成功した
場合は(1208)へ、失敗した場合はリトライを行う
ために(1202)へ戻る。
【0063】(1208)目的セクタの再生処理に、正
常に再生する可能性が最も高い再生条件を設定したか確
認する。設定した場合は(1209)へ、設定していな
かった場合は処理を終了する。
常に再生する可能性が最も高い再生条件を設定したか確
認する。設定した場合は(1209)へ、設定していな
かった場合は処理を終了する。
【0064】(1209)ホストコンピュータ1に、情
報記録媒体のデータが再生しにくい状態になっているた
めにリトライが行われたこと、もしくはリトライしても
再生できなかったことを報告する。
報記録媒体のデータが再生しにくい状態になっているた
めにリトライが行われたこと、もしくはリトライしても
再生できなかったことを報告する。
【0065】ここで、再生条件として設定されるもの
は、本発明の第1の実施例と同様に、訂正回路101の
訂正バイト数の上限や、復調回路102のセクタ検出条
件や、二値化回路103のスライスレベルや、波形補正
回路104の波形補正量や、増幅回路105の増幅率で
あってよい。また、本発明の第2の実施例で新たに追加
された可変トラッキングサーボ回路120のオフトラッ
ク量や可変フォーカスサーボ回路121のデフォーカス
量であってもよい。また、上記の再生条件のうち1つが
異なって設定されてもよいし、上記の再生条件のうち2
つ以上が異なって設定されてもよい。
は、本発明の第1の実施例と同様に、訂正回路101の
訂正バイト数の上限や、復調回路102のセクタ検出条
件や、二値化回路103のスライスレベルや、波形補正
回路104の波形補正量や、増幅回路105の増幅率で
あってよい。また、本発明の第2の実施例で新たに追加
された可変トラッキングサーボ回路120のオフトラッ
ク量や可変フォーカスサーボ回路121のデフォーカス
量であってもよい。また、上記の再生条件のうち1つが
異なって設定されてもよいし、上記の再生条件のうち2
つ以上が異なって設定されてもよい。
【0066】通常再生条件と検証再生条件として設定さ
れる訂正回路101の訂正バイト数の上限を、それぞれ
C1とC2とすれば、C1>C2の条件が満たされればよ
い。それぞれインタリーブ当たり8バイトと3バイトを
設定したのは、このC1>C2の条件を満たした一例であ
る。
れる訂正回路101の訂正バイト数の上限を、それぞれ
C1とC2とすれば、C1>C2の条件が満たされればよ
い。それぞれインタリーブ当たり8バイトと3バイトを
設定したのは、このC1>C2の条件を満たした一例であ
る。
【0067】通常再生条件と検証再生条件として設定さ
れる復調回路102と112のセクタ検出条件として、
セクタ検出に必要なID数を、それぞれI1とI2とすれ
ば、I1<I2の条件が満たされればよい。それぞれ1I
Dと2IDを設定したのは、このI1<I2の条件を満た
した一例である。
れる復調回路102と112のセクタ検出条件として、
セクタ検出に必要なID数を、それぞれI1とI2とすれ
ば、I1<I2の条件が満たされればよい。それぞれ1I
Dと2IDを設定したのは、このI1<I2の条件を満た
した一例である。
【0068】通常再生条件と検証再生条件として設定さ
れる二値化回路103と113のスライスレベルを、そ
れぞれS1とS2とすれば、S1≠S2の条件が満たされれ
ばよい。それぞれ振幅の50%と60%を設定したの
は、このS1≠S2の条件を満たす一例である。
れる二値化回路103と113のスライスレベルを、そ
れぞれS1とS2とすれば、S1≠S2の条件が満たされれ
ばよい。それぞれ振幅の50%と60%を設定したの
は、このS1≠S2の条件を満たす一例である。
【0069】通常再生条件と検証再生条件として設定さ
れる波形補正回路104と114の波形補正量を、それ
ぞれE1とE2とすれば、E1≠E2の条件が満たされれば
よい。
れる波形補正回路104と114の波形補正量を、それ
ぞれE1とE2とすれば、E1≠E2の条件が満たされれば
よい。
【0070】通常再生条件と検証再生条件として増幅回
路105と115の増幅率を、それぞれA1 とA2とす
れば、A1≠A2の条件が満たされればよい。通常再生条
件と検証再生条件として設定される可変トラッキングサ
ーボ回路120のオフトラック量を、それぞれO1とO2
とすれば、|O1|<|O2|の条件が満たされればよい
(||は絶対値を示す。)。O1をゼロに設定したの
は、この|O1|<|O2|の条件を満たす一例である。
路105と115の増幅率を、それぞれA1 とA2とす
れば、A1≠A2の条件が満たされればよい。通常再生条
件と検証再生条件として設定される可変トラッキングサ
ーボ回路120のオフトラック量を、それぞれO1とO2
とすれば、|O1|<|O2|の条件が満たされればよい
(||は絶対値を示す。)。O1をゼロに設定したの
は、この|O1|<|O2|の条件を満たす一例である。
【0071】通常再生条件と検証再生条件として設定さ
れる可変フォーカスサーボ回路121のデフォーカス量
を、それぞれD1とD2とすれば、|D1|<|D2|の条
件が満たされればよい(||は絶対値を示す。)。D1
をゼロに設定したのは、この|D1|<|D2|の条件を
満たす一例である。
れる可変フォーカスサーボ回路121のデフォーカス量
を、それぞれD1とD2とすれば、|D1|<|D2|の条
件が満たされればよい(||は絶対値を示す。)。D1
をゼロに設定したのは、この|D1|<|D2|の条件を
満たす一例である。
【0072】ホストコンピュータに、リトライによって
正常に再生できたことを報告するには、ホストインタフ
ェースでSCSIを例に挙げると、"RECOVERED ERROR"
というエラーコードが用意されている。
正常に再生できたことを報告するには、ホストインタフ
ェースでSCSIを例に挙げると、"RECOVERED ERROR"
というエラーコードが用意されている。
【0073】以上から、本発明の第2の実施例における
光学的情報記録再生装置および方法は、設定できる再生
条件として、さらにオフトラック量とデフォーカス量を
変更することができる。そして、ホストコンピュータか
ら検証の再生命令(SCSIのVERIFYコマンド)
を受けた場合、オフトラック量もしくはデフォーカス量
もしくはその両方を0以外に設定することによって、近
い将来に再生できなくなる可能性の高いセクタをより効
率的に検出することができる。
光学的情報記録再生装置および方法は、設定できる再生
条件として、さらにオフトラック量とデフォーカス量を
変更することができる。そして、ホストコンピュータか
ら検証の再生命令(SCSIのVERIFYコマンド)
を受けた場合、オフトラック量もしくはデフォーカス量
もしくはその両方を0以外に設定することによって、近
い将来に再生できなくなる可能性の高いセクタをより効
率的に検出することができる。
【0074】
【発明の効果】以上で説明したように、本発明の第1の
実施例における光学的情報記録再生装置および方法は、
同時に2通り以上の再生条件で再生動作を行い、このと
き、いずれか一方でしか正常に再生することができなか
った場合に、正しく再生できたデータをホストコンピュ
ータに転送するとともに、ホストコンピュータにリカバ
リが行われたことを報告する。これによって、近い将来
に再生できなくなる可能性の高いセクタの存在を、容易
にホストコンピュータに知らしめることができる。
実施例における光学的情報記録再生装置および方法は、
同時に2通り以上の再生条件で再生動作を行い、このと
き、いずれか一方でしか正常に再生することができなか
った場合に、正しく再生できたデータをホストコンピュ
ータに転送するとともに、ホストコンピュータにリカバ
リが行われたことを報告する。これによって、近い将来
に再生できなくなる可能性の高いセクタの存在を、容易
にホストコンピュータに知らしめることができる。
【0075】また、本発明の第2の実施例における光学
的情報記録再生装置および方法は、各セクタに1回目は
通常よりも厳しい再生条件を設定して再生動作を行い、
1回目の再生動作に失敗した場合に同一セクタの2回目
以降は通常の再生条件で再生動作を行う。2回目以降の
通常の再生条件によって正常にデータが再生できた場合
に、ホストコンピュータにリカバリが行われたことを報
告する。これによって、近い将来に再生できなくなる可
能性の高いセクタの存在を、容易にホストコンピュータ
に知らしめることがことができる。
的情報記録再生装置および方法は、各セクタに1回目は
通常よりも厳しい再生条件を設定して再生動作を行い、
1回目の再生動作に失敗した場合に同一セクタの2回目
以降は通常の再生条件で再生動作を行う。2回目以降の
通常の再生条件によって正常にデータが再生できた場合
に、ホストコンピュータにリカバリが行われたことを報
告する。これによって、近い将来に再生できなくなる可
能性の高いセクタの存在を、容易にホストコンピュータ
に知らしめることがことができる。
【0076】さらに、本発明の第2の実施例における光
学的情報記録再生装置および方法は、オフトラック量と
デフォーカス量が調整でき、したがって、再生条件とし
て、故意的にトラッキングとフォーカスをずらすことが
可能で、近い将来に再生できなくなる可能性の高いセク
タを効率的に検出することができる。
学的情報記録再生装置および方法は、オフトラック量と
デフォーカス量が調整でき、したがって、再生条件とし
て、故意的にトラッキングとフォーカスをずらすことが
可能で、近い将来に再生できなくなる可能性の高いセク
タを効率的に検出することができる。
【0077】本発明の光学的情報記録再生装置および方
法は、上記のような処理を実行することによって、近い
将来に再生できなくなる可能性の高いセクタを効率的に
検出し、容易にホストコンピュータに報告することがで
きるため、情報記録再生装置の信頼性を高めることが可
能となり、その実用的効果は大きい。
法は、上記のような処理を実行することによって、近い
将来に再生できなくなる可能性の高いセクタを効率的に
検出し、容易にホストコンピュータに報告することがで
きるため、情報記録再生装置の信頼性を高めることが可
能となり、その実用的効果は大きい。
【図1】本発明の第1の実施例における光学的情報記録
再生装置の構成ブロック図
再生装置の構成ブロック図
【図2】ISO 10090のセクタフォーマット図
【図3】本発明の第1の実施例における光学的情報記録
再生装置の二値化回路図
再生装置の二値化回路図
【図4】本発明の第1の実施例における光学的情報記録
再生装置の二値化回路のスライスレベルを変えた場合の
各種信号波形図
再生装置の二値化回路のスライスレベルを変えた場合の
各種信号波形図
【図5】本発明の第1の実施例における光学的情報記録
再生装置の波形補正回路図
再生装置の波形補正回路図
【図6】本発明の第1の実施例における光学的情報記録
再生装置の波形補正回路の波形補正量を変えた場合の各
種信号波形図
再生装置の波形補正回路の波形補正量を変えた場合の各
種信号波形図
【図7】本発明の第1の実施例における光学的情報記録
再生装置のコントローラの制御を示すフローチャート
再生装置のコントローラの制御を示すフローチャート
【図8】本発明の第2の実施例における光学的情報記録
再生装置の構成ブロック図
再生装置の構成ブロック図
【図9】本発明の第2の実施例における光学的情報記録
再生装置の可変トラッキングサーボ回路のオフトラック
量とトラッキングエラー信号の関係図
再生装置の可変トラッキングサーボ回路のオフトラック
量とトラッキングエラー信号の関係図
【図10】本発明の第2の実施例における光学的情報記
録再生装置の可変トラッキングサーボ回路のオフトラッ
ク量を変えた場合の光学ヘッドの出力信号図
録再生装置の可変トラッキングサーボ回路のオフトラッ
ク量を変えた場合の光学ヘッドの出力信号図
【図11】本発明の第2の実施例における光学的情報記
録再生装置の可変フォーカスサーボ回路のデフォーカス
量を変えた場合の光学ヘッドの出力信号図
録再生装置の可変フォーカスサーボ回路のデフォーカス
量を変えた場合の光学ヘッドの出力信号図
【図12】本発明の第2の実施例における光学的情報記
録再生装置のコントローラの制御を示すフローチャート
録再生装置のコントローラの制御を示すフローチャート
1 ホストコンピュータ 2 光学的情報記録再生装置 3 ホストI/Fバス 4 内部バス 5 コントローラ 6 I/F回路 7 光学ヘッド 8 通常再生回路 9 検証再生回路 10 再生回路 20 トラッキングサーボ回路 21 フォーカスサーボ回路 22 トラッキングアクチュエータ駆動信号 23 フォーカスアクチュエータ駆動信号 35 コントローラ 101 訂正回路 102 復調回路 103 二値化回路 104 波形補正回路 105 増幅回路 111 訂正回路 112 復調回路 113 二値化回路 114 波形補正回路 115 増幅回路 120 可変トラッキングサーボ回路 121 可変フォーカスサーボ回路 301 微分回路 302 スイッチ 303 比較器 304 比較器 305 AND回路 501 遅延回路 502 抵抗 503 スイッチ 504 抵抗 505 差動増幅器
Claims (20)
- 【請求項1】 ホストコンピュータに接続されて、情報
記録媒体を用いてセクタ単位に光学的にデータを記録再
生する光学的情報記録再生装置であって、 情報記録媒体に記録されているデータを再生する通常再
生手段と、 前記通常再生手段よりも厳しい再生条件で再生する検証
再生手段と、 前記通常再生手段と前記検証再生手段に同時に同一セク
タの再生動作を行わせる再生制御手段と、 前記通常再生手段と前記検証再生手段のうちいずれか一
方しか正常にデータを再生できなかった場合に、ホスト
コンピュータにリカバリが行われたことを報告するリカ
バリ報告手段とを備えたことを特徴とする光学的情報記
録再生装置。 - 【請求項2】 ホストコンピュータに接続されて、情報
記録媒体を用いてセクタ単位に光学的にデータを記録再
生する光学的情報記録再生装置であって、 情報記録媒体に記録されているデータを再生する通常再
生手段と、 前記通常再生手段よりも厳しい再生条件で再生する検証
再生手段と、 各セクタに1回目は前記検証再生手段に再生動作を行わ
せ、再生動作に失敗した場合に同一セクタの2回目以降
は前記通常再生手段に再生動作を行わせる再生制御手段
と、 前記通常再生制御手段によって正常にデータが再生でき
た場合に、ホストコンピュータにリカバリが行われたこ
とを報告するリカバリ報告手段とを備えたことを特徴と
する光学的情報記録再生装置。 - 【請求項3】 検証再生手段は、通常再生手段に比べて
エラー訂正バイト数の上限を小さくすることによって、
再生条件を厳しくすることを特徴とする請求項1または
2記載の光学的情報記録再生装置。 - 【請求項4】 検証再生手段は、通常再生手段に比べて
セクタの検出に必要なセクタ位置情報数を大きくするこ
とによって、再生条件を厳しくすることを特徴とする請
求項1または2記載の光学的情報記録再生装置。 - 【請求項5】 検証再生手段は、通常再生手段と異なる
波形補正量を持つことによって、再生条件を厳しくする
ことを特徴とする請求項1または2記載の光学的情報記
録再生装置。 - 【請求項6】 検証再生手段は、通常再生手段と異なる
二値化のスライスレベルを持つことによって、再生条件
を厳しくすることを特徴とする請求項1または2記載の
光学的情報記録再生装置。 - 【請求項7】 情報記録媒体を用いてセクタ単位に光学
的にデータを記録再生する光学的情報記録再生装置であ
って、 トラックの中心からのずれ量であるオフトラック量を調
整可能なトラッキングサーボ手段と、 記録されているデータを検証するために、オフトラック
量を制御してオフトラックして再生する検証再生手段を
備えたことを特徴とする光学的情報記録再生装置。 - 【請求項8】 情報記録媒体を用いてセクタ単位に光学
的にデータを記録再生する光学的情報記録再生装置であ
って、 情報記録媒体の記録面との焦点のずれ量であるデフォー
カス量を調整可能なフォーカスサーボ手段と、 記録されているデータを検証するために、デフォーカス
量を制御してデフォーカスして再生する検証再生手段を
備えたことを特徴とする光学的情報記録再生装置。 - 【請求項9】 ホストコンピュータに接続されて、情報
記録媒体を用いてセクタ単位に光学的にデータを記録再
生する光学的情報記録再生装置であって、 トラックの中心からのずれ量であるオフトラック量を調
整可能なトラッキングサーボ手段と、 オフトラック量を制御してオフトラックしないでデータ
を再生する通常再生手段と、 オフトラック量を制御してオフトラックしてデータを再
生する検証再生手段と、 各セクタに1回目は前記検証再生手段に再生動作を行わ
せ、再生動作に失敗した場合に同一セクタの2回目以降
は前記通常再生手段に再生動作を行わせる再生制御手段
と、 前記通常再生制御手段によって正常にデータが再生でき
た場合に、ホストコンピュータにリカバリが行われたこ
とを報告するリカバリ報告手段とを備えたことを特徴と
する光学的情報記録再生装置。 - 【請求項10】 ホストコンピュータに接続されて、情
報記録媒体を用いてセクタ単位に光学的にデータを記録
再生する光学的情報記録再生装置であって、 情報記録媒体の記録面との焦点のずれ量であるデフォー
カス量を調整可能なフォーカスサーボ手段と、 デフォーカス量を制御してデフォーカスしないでデータ
を再生する通常再生手段と、 デフォーカス量を制御してデフォーカスしてデータを再
生する検証再生手段と、 各セクタに1回目は前記検証再生手段に再生動作を行わ
せ、再生動作に失敗した場合に同一セクタに2回目以降
は前記通常再生手段に再生動作を行わせる再生制御手段
と、 前記通常再生制御手段によって正常にデータが再生でき
た場合に、ホストコンピュータにリカバリが行われたこ
とを報告するリカバリ報告手段とを備えたことを特徴と
する光学的情報記録再生装置。 - 【請求項11】 ホストコンピュータの命令によって、
情報記録媒体を用いてセクタ単位に光学的にデータを記
録再生する光学的情報記録再生方法であり、再生条件を
設定変更可能な再生回路1と2の2つを備えているもの
において、 (a)前記再生回路1に通常再生条件を設定するステッ
プ、 (b)前記再生回路2に前記通常再生条件よりも厳しい
検証再生条件を設定するステップ、 (c)前記再生回路1と前記再生回路2に、同時に同一
セクタの再生動作を行わせるステップ、 (d)前記再生回路1と前記再生回路2のうちいずれか
一方しか正常にデータを再生できなかった場合に、ホス
トコンピュータにリカバリが行われたことを報告するス
テップ、 からなる光学的情報記録再生方法。 - 【請求項12】 ホストコンピュータの命令によって、
情報記録媒体を用いてセクタ単位に光学的にデータを記
録再生する光学的情報記録再生方法であり、再生条件を
設定変更可能な再生回路を備えているものにおいて、 (a)各セクタに1回目は、前記再生回路に通常再生条
件よりも厳しい検証再生条件を設定するステップ、 (a)各セクタに2回目以降は、前記再生回路に前記通
常再生条件を設定するステップ、 (c)前記再生回路に再生動作を行わせるステップ、 (d)前記通常再生条件を設定された前記再生回路が、
再生動作に成功した場合に、ホストコンピュータにリカ
バリが行われたことを報告するステップ、からなる光学
的情報記録再生方法。 - 【請求項13】 検証再生条件の場合に通常再生条件に
比べて、エラー訂正バイト数の上限を小さく設定するこ
とを特徴とする請求項11または12記載の光学的情報
記録再生方法。 - 【請求項14】 検証再生条件の場合に通常再生条件に
比べて、セクタ検出に必要なセクタ位置情報数を大きく
設定することを特徴とする請求項11または12記載の
光学的情報記録再生方法。 - 【請求項15】 検証再生条件の場合に通常再生条件と
は異なる波形補正量を設定することを特徴とする請求項
11または12記載の光学的情報記録再生方法。 - 【請求項16】 検証再生条件の場合に通常再生条件と
は異なる二値化のスライスレベルを設定することを特徴
とする請求項11または12記載の光学的情報記録再生
方法。 - 【請求項17】 情報記録媒体を用いてセクタ単位に光
学的にデータを記録再生する光学的情報記録再生方法で
あり、トラックの中心からのずれ量であるオフトラック
量を調整可能なトラッキングサーボ回路を内包する再生
回路を備えるものにおいて、 (a)前記再生回路にオフトラックするオフトラック量
を検証再生条件として設定するステップ、 (b)前記再生回路に再生動作を行わせるステップ、か
らなる光学的情報記録再生方法。 - 【請求項18】 情報記録媒体を用いてセクタ単位に光
学的にデータを記録再生する光学的情報記録再生方法で
あり、情報記録媒体の記録面との焦点のずれ量であるデ
フォーカス量を調整可能なフォーカスサーボ機能を内包
する再生回路を備えるものにおいて、 (a)前記再生回路にデフォーカスするデフォーカス量
を検証再生条件として設定するステップ、 (b)前記再生回路に再生動作を行わせるステップ、か
らなる光学的情報記録再生方法。 - 【請求項19】 ホストコンピュータの命令によって、
情報記録媒体を用いてセクタ単位に光学的にデータを記
録再生する光学的情報記録再生方法であり、トラックの
中心からのずれ量であるオフトラック量を調整可能なト
ラッキングサーボ機能を内包する再生回路を備えるもの
において、 (a)各セクタに1回目は、前記再生回路にオフトラッ
クするオフトラック量を検証再生条件として設定するス
テップ、 (b)各セクタに2回目以降は、前記再生回路にオフト
ラックしないオフトラック量を通常再生条件として設定
するステップ、 (c)前記再生回路に再生動作を行わせるステップ、 (d)前記通常再生条件を設定された前記再生回路が、
再生動作に成功した場合に、ホストコンピュータにリカ
バリが行われたことを報告するステップ、からなる光学
的情報記録再生方法。 - 【請求項20】 ホストコンピュータの命令によって、
情報記録媒体を用いてセクタ単位に光学的にデータを記
録再生する光学的情報記録再生方法であり、 情報記録媒体の記録面との焦点のずれ量であるデフォー
カス量を調整可能なフォーカスサーボ機能を内包する再
生回路を備えるものにおいて、 (a)各セクタに1回目は、前記再生回路にデフォーカ
スするデフォーカス量を検証再生条件として設定するス
テップ、 (b)各セクタに2回目以降は、前記再生回路にデフォ
ーカスしないデフォーカス量を通常再生条件として設定
するステップ、 (c)前記再生回路に再生動作を行わせるステップ、 (d)前記通常再生条件を設定された前記再生回路が、
再生動作に成功した場合に、ホストコンピュータにリカ
バリが行われたことを報告するステップ、からなる光学
的情報記録再生方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14816993A JPH0676492A (ja) | 1992-06-22 | 1993-06-21 | 光学的情報記録再生装置および方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16154792 | 1992-06-22 | ||
JP4-161547 | 1992-06-22 | ||
JP14816993A JPH0676492A (ja) | 1992-06-22 | 1993-06-21 | 光学的情報記録再生装置および方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0676492A true JPH0676492A (ja) | 1994-03-18 |
Family
ID=26478474
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14816993A Pending JPH0676492A (ja) | 1992-06-22 | 1993-06-21 | 光学的情報記録再生装置および方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0676492A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999008273A1 (fr) * | 1997-08-12 | 1999-02-18 | Sony Corporation | Dispositif d'enregistrement et de reproduction de signaux et procede de gestion d'une defaillance se produisant dans la zone d'enregistrement de signaux |
JP2013542439A (ja) * | 2010-11-04 | 2013-11-21 | エーティーラブ・インコーポレーテッド | キャパシタンス測定回路及びキャパシタンス測定方法 |
-
1993
- 1993-06-21 JP JP14816993A patent/JPH0676492A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999008273A1 (fr) * | 1997-08-12 | 1999-02-18 | Sony Corporation | Dispositif d'enregistrement et de reproduction de signaux et procede de gestion d'une defaillance se produisant dans la zone d'enregistrement de signaux |
US6198709B1 (en) | 1997-08-12 | 2001-03-06 | Sony Corporation | Signal recording/reproducing device and fault control method for signal recording area |
JP2013542439A (ja) * | 2010-11-04 | 2013-11-21 | エーティーラブ・インコーポレーテッド | キャパシタンス測定回路及びキャパシタンス測定方法 |
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