JPS61214282A

JPS61214282A - 磁気記憶装置

Info

Publication number: JPS61214282A
Application number: JP5447085A
Authority: JP
Inventors: Jun Isozaki; 磯崎　純; Fukuo Yoneda; 米田　福男; Isao Shimizu; 清水　伊三男; Katsuyuki Tanaka; 勝之田中
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1985-03-20
Filing date: 1985-03-20
Publication date: 1986-09-24

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の利用分野〕本発明は、磁気記憶装置に係り、電磁変換素子により磁
気記録媒体上にデータ情報の記録、再生を行うもので、
特に、記録、再生時のデータ情報の信頼性確保に好適な
磁気記憶装置に関するものである。

〔発明の背景〕

従来、磁気記録媒体上に、同心状あるいは螺旋状にデー
タ情報を電磁変換素子により記録、再生を行う磁気記憶
装置においては、記録、再生時のデータ情報の信頼性を
高めるために、データ情報に発生したビットエラーを、
誤り訂正符号あるいは誤り検出符号により訂正あるいは
検出していた。

ビットエラーが訂正不可能な場合は、ビットエラーが発
生したアドレスに、再度、記録、再生を行い、ビットエ
ラーが検出されなくなるまで走査を繰り返して行ってい
た。

一方、マスプロツビディスク装置やフロッピディスク装
置のように、磁気記録媒体に軟質媒体を使用する磁気記
憶装置では、磁気記録媒体と電磁変換素子間の摺動によ
り発生する塵埃が、磁気記録媒体上へ付着することがあ
る。このため、磁気記録媒体上へのデータ情報の記録、
再生が正常に行われなくなるときがあり、データ処理上
問題となっている。

まず、前述の従来技術について、第２図ないし第５図を
参照して説明する。

ここに第２図は、一般的な磁気ディスク上に記録の行な
われるトラックの位置関係を説明する図、第３図は、そ
の記録パターンの拡大説明図、第４図は、データ格納部
の拡大説明図、第５図は、従来の磁気ディスク装置のエ
ラー制御系のブロック図である。

第２図に示すように、磁気記録媒体に係る磁気ディスク
１上には、情報の記録、再生を行うための電磁変換素子
に係る磁気ヘッド（図示せず）により、同心円状にデー
タ情報をトラックＴ、、Ｔ。

・・・に記録、再生が行われる。

各トラックＴ、、Ｔ２・−・は、細分化されていて、そ
の細分化された区間５ｚｔＳｚｔＳａｔ・・・・・・。

Ｓ、　　（ｋは整数）をセクタという。

これらの各セクタは、さらに四つの部分に区分されてい
る。第３図にＧＡＰ　（Ａ）、ＧＡＰ　（Ｂ）で示した
ギャップ２，５は、磁気ディスク１の回転変動により隣
接するセクタのデータを破壊しないようにする緩衝地帯
に相当する部分であり、あわせてＩＤ部３およびＤＡＴ
Ａ　（データ）４までのタイミングをとるためのもので
ある。ＩＤ部３は、トラックＮｏ、セクタＮＯといった
アドレス情報を記録する部分であり、　ＤＡＴＡ４は、
記録、再生すべきデータ情報を格納する部分である。

前記ＤＡＴＡ　４は、第４図に示すように、データ部４
ａとパリティビット部４ｂにさらに分けられている。デ
ータ部４ａは１本来記録すべきデータ情報が格納され、
パリティビット部４ｂは１本来格納すべきデータ情報に
誤り訂正符号化あるいは誤り検出符号化の処理を行い、
その際に生じた冗長ビット、いわゆるパリティ−ビット
を格納する部分である。

次に、従来の磁気ディスク装置において、再生時にデー
タ情報にビットエラーが生じたものとして、その作用を
第５図を参照して説明する。

第５図において、磁気ディクス１はモータ１６により矢
印方向へ回転する。磁気ディスク１に記録されたデータ
情報は、磁気ヘッド５により電気信号に変換され、リー
ドアンプ６により増幅され変調される。その増幅、変調
された電気信号を復調器７によりディジタル信号に変換
し、分離回路８によりアドレス情報とパリティ−ビット
を含んだデータ信号とに分離し、アドレス情報は比較器
９へ入る。ここでは、コントローラ１０に予めセットさ
れている所望のアドレスと比較を行い、一致した場合、
コントローラの指令によりゲート１１を開け、パリティ
−ビットを含んだデータ信号を復号機１２へ入れ誤り訂
正あるいは誤り検出を行う。もし訂正不能なビットエラ
ーがあったり。

ビットエラーが検出された場合、その状態を知らせるス
テータス信号を発生し、この信号によりゲート１３を閉
じて、データ信号が送出されないようにするとともに、
カウンタ１４の内容を１つ進め、再び同じアドレスのデ
ータ情報を再生する。

カウンタ１４の出力は比較器１５に入り、コントローラ
１０で予め設定されているリトライ回数、すなわち、正
常に情報を記録、再生できるまで同一アドレスを繰返し
走査する回数の最大許容回数と比較し、エラー検出が続
く限り、コントローラ１０で設定されている最大許容回
数まで同じアドレスを再生し続けることになる。

前記の最大許容回数は、通常数回程度であるが、それを
越えてエラーが発生する場合は、コントローラ１０から
外部端子ｂヘエラー信号を出して、エラーが発生してい
ることを知らせることになる。

記録を行う場合も同様に、パリティ−ビットを含んだデ
ータ信号を磁気ディスク１へ記録し、その信号を再び再
生し、エラーが検出されなくなるまで、記録を繰り返す
、もし、最大許容回数を越えてもエラーが発生するとき
は、コントローラ１０の指令により他のアドレスへ記録
することが行なわれている。

前述”の従来技術によれば、再生時に回復不能なデータ
エラーが発生した場合、そのデータは消滅してしまうこ
とになり、これを避けるために、他のアドレスに重複し
て同じデータを格納するか、あるいは別個の記憶装置に
同じデータを格納する方法がとられており、記憶装置の
効率の悪化およびコストが増加するという欠点があった
。

なお、上記以外に、本発明に関する先行技術情報として
特記すべきものはない。

〔発明の目的〕

本発明は、前述の従来技術の問題点を解決するためにな
されたもので、再生時におけるデータ情報の消滅を防ぎ
、記録、再生データの信頼性を高めることを可能にした
磁気記憶装置の提供を、その目的としている。

〔発明の概要〕

本発明に係る磁気記憶装置の構成は、磁気記録媒体上に
、電磁変換素子により情報の記録、再生を行う磁気記憶
装置において、情報の記録、再生時にエラーを生じ、正
常に情報を記録、再生できるまで同一アドレスを繰返し
走査するリトライ回数であって予め同一アドレスで前回
までに行われた最大リトライ回数を記憶する記憶手段と
、現在のリトライ回数を前記記憶手段に記憶された最大
リトライ回数と比較する比較手段とを備え、その比較の
結果、現在のリトライ回数が前回までの最大リトライ回
数より多くなれば、当該アドレスの情報を、予備のアド
レスに転送するように構成した制御手段を設けたもので
ある。

なお、本発明を開発した考え方を付記すると、次のとお
りである。

磁気ディスク装置で発生するデータエラーの要因の一つ
に、磁気ディスク面と磁気ヘッドとが摺動する際に発生
する塵埃が、磁気ヘッドあるいは磁気ディスクへ付着し
、このため、磁気ヘッドのスペーシング損失が大きくな
り、正常に記録再生ができなくなるという問題がある。

特に、磁気ディスクに軟質媒体を使用しているプロツビ
ディスク装置などでは、この傾向が強い。

塵埃が徐々に磁気ディスク表面上に付着してくると、正
常に記録、再生するまで磁気ヘッドが同じアドレスを走
査するに要する繰り返し数、すなわちリトライ回数が漸
増することが、磁気ヘッドからの再生信号波形により観
察することが可能である。

前記事象に鑑み、記録、再生時におけるリトライ回数が
、前回までに同じアドレスを記録、再生したときのリト
ライ回数よりも増加した場合には。

そのアドレスのデータ部に記録、再生ができなくなると
予想される。

そこで、本発明では、常時、リトライ回数を記憶し、前
回までのリトライ回数と比較し、もしもリトライ回数が
増加した場合には、予備のアドレスへデータ情報を転送
せしめるようにデータの再生、記録時の制御回路を構成
することを考えたものである。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図を参照して説明する。

第１図は、本発明の一実施例に係る磁気ディスク装置の
エラー制御系のブロック図であり１図中、第５図と同一
符号のものは、従来技術と同等部分であるから、その説
明を省略する。

第１図において、１７は、入力端子Ｃから入つてくるデ
ータ情報をパリティ−ビットを含んだ情報符号とするた
めの符号器、１８はゲート回路、１９は切替スイッチ、
２０は、その切替スイッチ１９を制御する切替スイッチ
制御回路、２１は、磁気ヘッドからのデータ情報の電気
信号を増幅変調するリードアンプ、２２は、先の符号器
１７からと比較器９からのディジタル信号を変調する変
調器、２３は、その信号を増幅するライトアンプ、２４
はゲート回路、２５は、パリティ−ビットを含んだデー
タ情報信号がビットエラーを発生したかどうか検査する
復号器、２６はカウンタ、２８は、予め同一アドレスで
前回までに行われた最大リトライ回数を記憶する記憶手
段に係るメモリ、２７は、現在のリトライ回数と、前記
メモリ２８に記憶された最大リトライ回数とを比較する
比較手段に係る比較器である。

３０はトラック位置設定回路、３１は、その位置信号を
増幅するサーボアンプ、３２は、サーボアンプ３１によ
り作動して、磁気ヘッド５を磁気ディスク１の予備トラ
ックの予備のアドレスへ位置決めするためのアクチュエ
ータで、これらで、アドレス情報を予備のアドレスへ転
送するための制御手段に係る制御回路を構成している。

３３゜３４はゲート回路、Ａ、Ｂは出力端子を示す。

このように構成された磁気ディスク装置のエラー制御系
の作用を説明する。

まず最初に、記録時について説明する。

入力端子Ｃから入ってきたデータ情報は、符号器１７に
よりパリティ−ビットを含んだデータ情報符号となりゲ
ート回路１８に入る。

切替スイッチ１９は、切替スイッチ制御回路２ｏの制御
により、まず図のＲ側に接続され、磁気ディスク１に予
め記憶されているアドレス情報は、磁気ヘッド５からリ
ードアンプ２１で増幅されたのち、復調器７でディジタ
ル信号に復調され、分離回路８でアドレス情報のみ取り
出され、比較器９へ入る。ここでは、コントローラ２９
ヘセツトされている所望アドレスと比較し、一致した場
合にはゲート回路１８を開け、パリティ−ビットを含ん
だディジタル信号を変調器２２で変調し、ライトアンプ
２３で増幅し、切替スイッチ１９を図のＷ側に接続して
、第３図に示したように磁気ディスク１のＤＡＴＡ　４
ヘデータ情報を記録する。

その記録が終了したのち、切替スイッチ制御回路２０に
より再び切替スイッチ１９を図のＲ側へ接続し、磁気ヘ
ッド５からの再生信号は、リードアンプ２１で増幅され
たのち１分離回路８でデータ情報とアドレス情報に分離
され、記録したアドレスと同一になった場合、比較器９
からの指令信号によりゲート回路２４が開き、パリティ
−ビットを含むデータ情報信号が復号器２５へ入り、デ
ータ部分にビットエラーが発生したかどうかを検査する
。

ビットエラーが発生した場合、カウンタ２６へその状態
を示すエラースティタス信号を送達し、カウンタの内容
を一つ進める。この値は比較器２７へ入り、メモリ２８
で記憶されている前回までの最大リトライ回数と比較し
て、それに達していない場合は再び同一アドレスへ記録
の動作を繰り返す。

最大リトライ数は最初にそのアドレスに記録。

再生したときのリトライ回数がメモリ２８に記憶されて
いる。

もし、メモリ２８に記憶されているリトライ回数だけ記
録を繰り返しても、ビットエラーが検出されるときは、
コントローラ２９の指令により、トラック位置設定回路
３０の位置信号がサーボアンプ３１で増幅され、アクチ
ュエータ３２を矢印に示した方向へ動かし、磁気ヘッド
５を磁気ディスク１の予備トラックへ位置決めし、その
予備トラック上の予備のアドレスへデータ情報を転送し
て記録する６先に、再生の場合も同様に、切替スイッチ制御回路２０
の指令により切替スイッチ１９をＲ側に接続し、所望の
アドレスのパリティ−ビットを含んだデータ信号は復号
器２５へ入る。ここでビットエラーが検出されると、記
録時と同様にカウンタ２６へエラースティタス信号を送
達し、カウンタ２６の内容を一つ進める。この値は比較
器２７へ入り、メモリ２８で記憶されている前回までの
最大リトライ回数と比較して、それに達していない場合
は再び同一アドレスの再生の動作を繰り返す。もし、前
回までの最大リトライ回数以内でデータ信号のビットエ
ラーが検出されなかった場合は、コントローラ２９の指
令信号によりゲート回路３３を開け、データ情報をその
まま出力端子Ａへ出力する。

もし、前回までの最大リトライ回数以上、再生をリトラ
イしないと、データ情報のビットエラー検出されなくな
るときは、コントローラ２９の指令でゲート回路３３を
開け、ビットエラーのないデータ情報を出力端子Ａに出
すとともに、ゲート回路３４を開け、コントローラ２９
の指令信号によりトラック設定回路３０の位置信号がサ
ーボアンプ３１で増幅されアクチュエータ３２を動かし
、磁気ヘッド５を磁気ディスク１の予備トラックへ位置
決めし、その予備トラック上の予備のアドレスへ再生デ
ータ情報を記録させる。

また、再生時におけるリトライ回数はカウンタ２６へ記
録されているが、上記回数を常時コントローラ２９は監
視し、ある設定された回数（通常数回）を越えてリトラ
イしてもデータ情報にビットエラーが発生する場合には
、再生不能なデータと判断して、コントローラ２９から
出力端子Ｂヘエラー信号を出して、そのアドレスのデー
タにエラーが発生したことを知らせる。

このように、本実施例の磁気ディスク装置によれば、記
録、再生時に発生したデータ情報のビットエラーを回復
するために行うリトライの回数を、前回までに行ったリ
トライ回数と常時比較しているため、そのアドレスへの
記録、再生データ情報の信頼性の悪化が予測可能となり
、もし、データ情報の信頼性の悪化が予測される場合に
は、上記データを予備のアドレスへ転送させることによ
り、データ情報の信頼性を高めることができる。

なお、前述の実施例では、同心円状のトラックを備えた
一般的な磁気ディスクを磁気ヘッドで走査する磁気記憶
装置を説明したが１本発明はこれに限るものでなく、螺
旋状のトラックを備えた磁気記録媒体でもよく、同等の
エラー制御効果の期待できる磁気記録媒体と電磁変換素
子を備えた磁気記憶装置に広く適用できるものである。

〔発明の効果〕

以上述べたように１本発明によれば、磁気記憶装置のデ
ータ情報のエラーに関し、再生時におけるデータ情報の
消滅を防ぎ、記録、再生データの信頼性を高めることを
可能にした磁気記憶装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は１本発明の一実施例に係る磁気ディスク装置の
エラー制御系のブロック図、第２図は。一般的な磁気ディスク上に記録の行われるトラックの位
置関係を説明する図、第３図は、その記録パターンの拡
大説明図、第４図は、データ格納部の拡大説明図、第５
図は、従来の磁気ディスク装置のエラー制御系のブロッ
ク図である。１・・・磁気ディスク、４ａ・・・データ部、４ｂ・・
・パリティピット部、５・・・磁気ヘッド、１７・・・
符号器、１９・・・切替スイッチ、２１・・・リードア
ンプ、２５・・・復号器、２６・・・カウンタ、９，２
７・・・比較器、２８・・・メモリ、２９・・・コント
ローラ、３０・・・トラック位置設定回路、３１・・・
サーボアンプ、３２・・・アクチュエータ、１８，２４
，３３，３４・・・ゲート回路。

Claims

【特許請求の範囲】

１、磁気記録媒体上に、電磁変換素子により情報の記録
、再生を行う磁気記憶装置において、情報の記録、再生
時にエラーを生じ、正常に情報を記録、再生できるまで
同一アドレスを繰返し走査するリトライ回数であつて予
め同一アドレスで前回までに行われた最大リトライ回数
を記憶する記憶手段と、現在のリトライ回数を前記記憶
手段に記憶された最大リトライ回数と比較する比較手段
とを備え、その比較の結果、現在のリトライ回数が前回
までの最大リトライ回数より多くなれば、当該アドレス
の情報を、予備のアドレスに転送するように構成した制
御手段を設けたことを特徴とする磁気記憶装置。