JP2537248B2 - デ―タ記録再生装置 - Google Patents

デ―タ記録再生装置

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JP2537248B2 JP62252038A JP25203887A JP2537248B2 JP 2537248 B2 JP2537248 B2 JP 2537248B2 JP 62252038 A JP62252038 A JP 62252038A JP 25203887 A JP25203887 A JP 25203887A JP 2537248 B2 JP2537248 B2 JP 2537248B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明はデータ記録再生装置、特に回転ヘツドでテー
プ状記録媒体にデータを記録し、再生する装置に関す
る。
<従来の技術> 従来デイジタルのデータを記録するデータレコーダと
しては、フロツピイデイスク等のデイスク状記録媒体を
用いるものと、テープ状記録媒体を用いるものとが従来
より提案されている。
ところで、この種のデータレコーダに於いては、記録
したデータが欠落してしまうことは致命的な欠陥とな
る。そのため、データを記録するに際して、記録された
データの信頼性を保障するために記録されたデータを確
認すること、所謂ベリフアイ(Verify)が必須である。
このベリフアイについては、従来のデータレコーダに於
いて、その記録方式、記録媒体等の条件に適した手法で
行われている。
第6図はデイスク状記録媒体を用いる一般的なデータ
レコーダによる記録媒体上の記録軌跡を示す図、第7図
は第6図の記録軌跡上のデータ配置を説明するための図
である。1はデイスク状の記録媒体、2a,2b,2c,2dは夫
々1つのセクタが記録されている記録軌跡を示す。この
種のデータレコーダに於いては第7図(a)に示す如き
インデツクスパルスに応じて第7図(b)に示す如く複
数のセクタが記録される。第7図(a)に於いてGAPで
示す部分はデータの記録されない部分を示す。1つのセ
クタは第7図(c)に示す如くデータが配置されてい
る。図中DATAは記録しようとする主たるデータ、DATASy
ncは主たるデータの同期用データ、IDはコントロールデ
ータ等のサブデータ、IDSyncはサブデータの同期用デー
タ、CRCCは周知の巡回符号(以下CRCCと称す)である。
この種のデータレコーダに於いてベリフアイは、記録
直後に再生を行い、再生されたCRCCを用いてデータエラ
ーの発生状況を観視し、データエラーが数多く発生する
と判断した場合には、記録媒体1上の同一位相部分に同
一データを再生記録するものであつた。
他方、テープ状記録媒体を用いるデータレコーダに於
いては、第8図に示す如く、テープ3の搬送方向(矢印
4に示す)に対して上流に位置する記録ヘツド5と下流
に位置するベリフアイ用ヘツド6を設け、記録ヘツド5
で記録したデータの誤り発生状況をベリフアイ用ヘツド
6で再生されたCRCCまたはパリテイチエツクコードを用
いて観視する。そして、データエラーが数多く発生する
場合には、テープ3の搬送を停止し、データの記録を中
断していた。
<発明が解決しようとする問題点> しかし、上述のデイスク状記録媒体を用いるデータレ
コーダに於いては記録できるデータ量が限られており、
膨大な量のデータを記憶するには適していない。一方テ
ープ状記録媒体を用いるデータレコーダには比較的大量
のデータが記録されるが、記録時のデータエラーの発生
に伴い、記録が停止されてしまうため、データの伝送ビ
ツトレートの平均を小さくせざるを得ず、記録時間が非
常に長くなつてしまう。
本発明は上述の如き問題に鑑み、記録に要する時間が
短く、かつ信頼性の高いデータを極めて大量に記録する
ことのできるデータ記録再生装置を提供することを目的
としている。
<問題点を解決するための手段> かかる目的下において、本発明によるデータ記録再生
装置は、互いにアジマス角が異なり、記録媒体を交互に
トレースする第1,第2の回転ヘッドと、夫々第1,第2の
回転ヘッドのトレース軌跡を追跡するように配置され、
前記第1,第2の回転ヘッドとを、該第1,第2,第3及び第
4のヘッドによる記録もしくは再生期間が互いに重複し
ないように配し、記録モードにおいては、前記第1,第2
の回転ヘッドにより順次互いに並列するトラックを形成
しつつデータの記録を行うと共に、前記第3,第4の回転
ヘッドによりデータの再生を行い、該第3,第4の回転ヘ
ッドで再生されたデータに訂正不能の誤りが発生した場
合には、前記第1,第2のヘッドでデータの再記録を行
い、再生モードにおいては、前記第1,第2の回転ヘッド
でデータの再生を行うと共に、該第1,第2の回転ヘッド
で再生されたデータに訂正不能の誤りが発生した場合に
は、前記第3,第4の回転ヘッドでデータを再生する構成
としている。
<作用> 上述の如く構成することにより、記録データにエラー
が発生した場合、テープ状記録媒体を走行させ、所謂ア
ジマス記録を継続した状態で、データの記録をやり直す
ことができる。従つて、回転ヘツドによるアジマス記録
を行いつつ信頼性の高いデータを記録できる。そのため
高密度で大量のデータが短時間で記録できる。また、再
生に関しては記録に用いた回転ヘッド及び記録の確認に
用いた回転ヘッドを全て用いるので、誤りのないデータ
を再生できる確率を更に高めることができる。
<実施例> 以下、本発明の実施例について説明する。
第1図は本発明の一実施例の概略構成を示す図であ
り、図中11は不図示のカメラ等より得られるアナログビ
デオ信号が入力される端子であり、本実施例のデータレ
コーダではこのアナログビデオ信号をデイジタルデータ
化して記録再生するものとする。12は端子11に入力され
たアナログビデオ信号をデイジタル化するアナログ−デ
イジタル(A/D)変換器、13はデイジタル化されたビデ
オ信号の1フイールド分を記憶可能なフイールドメモ
リ、14はフイールドメモリ13の書込及び読出アドレスを
制御するアドレス制御回路、15は制御データや文字デー
タ等ビデオデータ以外のデータ(以下IDと称す)を形成
し、出力するID処理回路、16はビデオデータ及びIDに対
しインターリーブ処理、誤り検出コード及び誤り訂正コ
ード等の冗長コードの付加等を行つた後PCMデータとし
て出力するPCMプロセツサ、17はPCMプロセツサ16の出力
するPCMデータをデイジタル変調する変調器、18は記録
アンプである。
また、SW1,SW2,SW3,SW4,SW5は夫々スイツチであ
り、21は再生アンプ、22は変調器17に対応する復調器、
23は復調器22を経て得たPCMデータ中の誤り検出コード
及び誤り訂正コードを用いてデータ誤りの発生数及び発
生パターン等を検出する誤り検出回路、24は装置全体を
制御するシステム制御回路、25はPCMプロセツサ16と逆
の処理、即ちデインターリーブ処理及び誤り訂正処理を
行うPCMプロセツサ、26はPCMプロセツサ25から得たIDに
基いて各種の制御データ及びビデオデータ以外のデータ
を出力するID処理回路、27はPCMプロセツサ25より出力
されるビデオデータを受けるフイールドメモリ、28はフ
イールドメモリ27の書込及び読出アドレスを制御するア
ドレス制御回路、29はフイールドメモリ27から読出され
るデイジタルビデオデータをアナログ化して出力するデ
イジタル−アナログ(D/A)変換器、30はアナログビデ
オ信号の出力端子である。
HA,HA′,HB,HB′は夫々回転ヘツドであり、その配置
を第2図(A)、第2図(B)を用いて説明する。第2
図(A)に示す如くヘツドHA,HA′とヘツドHB,HB′は互
いに180°の位相差をもつて回転シリンダ50上に取付け
られており、磁気テープTはシリンダ50に対して90°未
満の角度(θ°)以上の角範囲に亘つて巻装されてお
り、各ヘツドはθ°回転する間にデータを記録する。ヘ
ツドHA,HBはデータ記録用、ヘツドHA′,HB′はデータ再
生用に用いられ、第2図(B)に示す如くヘツドHAとヘ
ツドHA′及びヘツドHBとヘツドHB′は同一のアジマスを
有し、ヘツドHAとヘツドHBとは異なるアジマス角を有す
る。また、ヘツドHA,HBに対するヘツドHA′,HB′は回転
軸線方向について所定の距離xだけ異なる回転面上を回
転する。この距離xはトラツクの長さが記録トラツクピ
ツチに対して充分小さいとすれば記録トラツクピツチの
1/2とする。これによつてヘツドHA,HA′が第3図T1で示
す如きトレース軌跡の中心線をとる時ヘツドHB,HB′が
第3図T2で示す如きトレース軌跡の中心線をとる。即ち
ヘツドHA,HBのトレース軌跡をヘツドHA′,HB′が追跡す
る様にトレースすることになる。
以下、上述の如き構成のデータレコーダに於ける、デ
ータ記録及び再生動作について説明する。
第4図はデータ記録時に於けるシステム制御回路24の
動作を示すフローチヤートであり、以下第4図のフロー
チヤートを参照してデータ記録時の動作について説明す
る。尚、記録時はスイツチSW1,SW2は夫々R側に接続さ
れ、スイツチSW4,SW5は夫々ドラム50が180°回転する
毎に切換えられる。
フイールドメモリ13には不図示の操作部材の操作に応
じて、A/D変換器12の出力するデイジタルビデオデータ
の1フイールド分が書込まれる。ビデオ信号をリアルタ
イムにデイジタル化したデイジタルデータのビツトレー
トは極めて高いため、フイールドメモリ13は1フイール
ド分のビデオデータ、即ち静止画データをビツトレート
を落として出力する。これに伴い、この1フイールド分
のビデオデータは多数のトラツクに亘つて記録されるこ
とになる。
第4図のステツプ101ではID処理回路15によつてIDが
設定されるのであるが、このIDには1フイールド分のビ
デオデータ中何トラツク目に記録されるデータであるか
を示すトラツク番号データ等が含まれている。記録ヘツ
ドHAまたはHBが所定の回転位相に到達すると、ヘツドHA
またはHBにより1トラツク分のデータの記録が行われる
(ステツプ102)。この記録はドラム50がθ°回転する
と終了し、更にドラム50が(90−θ)°回転すると、再
生ヘツドHA′またはHB′が、今記録したトラツクの始端
に到達しており、このトラツクを再生ヘツドHA′または
HB′にて再生する(ステツプ103)。
この再生ヘツドHA′またはHB′の再生信号は記録アン
プ21を介して、復調器22に入力され、誤り検出回路23は
復調器22の出力する誤り訂正コード等を用いて、データ
誤りの個数、発生パターン等が検出される。この時ステ
ツプ104でデータエラーが発生していないと判断された
時には、トラツク番号データ等のIDの一部を更新し(ス
テツプ105)、次に記録するデータをフイールドメモリ1
3からPCMプロセツサ16にロードする(ステツプ106)。
ここで記録せんとするデータが終了した場合には、この
フローチヤートに基く処理を終了し、終了していない場
合にはステツプ102に戻り(ステツプ107)、次にトラツ
クへの新たなデータの記録を行う。
一方、ステツプ104で、データエラーが発生したと判
断された時には、ステツプ108でデータエラーの発生個
数をチエツクし、更に、ステツプ109でデータエラーの
発生パターンをチエツクする。これらのチエツクに基
き、ステツプ110でエラー訂正が可能と判断された場合
にはステツプ105,106を介してステツプ102に戻り、同様
に次トラツクへアジマス角の異なるヘツドにより新たな
データの記録を行う。ステツプ110でエラー訂正が不可
能と判断された場合にはIDの更新、データの更新を行う
ことなくステツプ102に戻り、次トラツクに再度同一の
データを記録することになる。
尚、第4図のフローチヤートに従う処理に於いて、ス
テツプ103の再生の終了から、ステツプ102の記録の開始
に至る処理時間はシリンダ50が(90−θ)°回転する期
間以内となる様設定されているのは云うまでもない。
上述の如く、記録直後のベリフアイによつて、記録デ
ータが誤り訂正不可能であると判断された場合には、同
一のデータを繰り返し記録することになり、ドラム50の
回転及びテープTの走行を停止させることなく信頼性の
高いデータをアジマス重ね書きにより記録できる。従つ
て、データ記録は次々に行われることになり、短時間で
信頼性の高いデータを高密度記録することができる。
次に第5図のフローチヤートを用いてデータ再生を行
う時の動作について説明する。
尚、再生時にはスイツチSW1,SW3は夫々P側に接続さ
れており、スイツチSW2は不図示の制御回路によつて、
ヘツドドラム50が90°回転する毎にA,B両端子へ交互に
接続される。またスイツチSW4,SW5は記録時と同様ドラ
ム50が180°回転する毎に切換られる。
ヘツドHAまたはHBにより再生されたIDが読出され(ス
テツプ201)た後、データが記録されているという判定
がステツプ202でなされると、誤り検出回路23の出力に
より、データエラー発生の有無が判定される(ステツプ
203)。データエラーが発生していない時には、ステツ
プ219へ進む。
一方、データエラーが発生している場合には、誤り検
出回路23の検出結果に基いて、エラー発生個数のチエツ
ク(ステツプ205)及びエラー発生パターンのチエツク
(ステツプ206)を行い、ステツプ207にてエラー訂正可
能か否かの判断が行われる。エラー訂正可能であればス
テツプ208で誤り訂正処理を行つた後ステツプ219へ行
く。エラー訂正が不能と判定された場合にはスイツチSW
2がB側に接続されるのを待ち、ヘツドHA′またはHB′
から出力されたIDが読出され(ステツプ209)、ステツ
プ203〜208と同様の動作がヘツドHA′またはHB′からの
再生データについて行われる(ステツプ213〜218)。
その後、スイツチSW2が再びA側に接続され、スイツ
チSW4,SW5が切換られるとヘツドHBまたはHAにより再生
されたIDが読出され(ステツプ209)、今回読出されたI
D中前述のトラツク番号データと、前回読出されたID中
のトラツク番号データが比較される。これに伴つて、今
回再生しようとするトラツクと直前に再生されたトラツ
クとが同一の情報に係るデータであるか否か、即ちデー
タが更新されたか否かが判断される(ステツプ221)。
データが更新されていない場合は、記録時のベリフアイ
に因つて複数トラツクに亘つて同一データを記録してい
た部分の2トラツク目以降のトラツクであると判断で
き、この場合はステツプ202に戻る。データが更新され
ている場合には、ステツプ203でPCMプロセツサ25からフ
イールドメモリ27にデータが出力されて後ステツプ202
に戻る。尚、ステツプ202から次のステツプ202に戻るま
での期間はドラム50が180°回転する期間となり、その
期間毎に使用するヘツドがHA,HA′とHB,HB′との間で切
換えられるのは云うまでもない。
上述の如きデータレコードに於いては再生用のヘツド
として記録時のベリフアイ用ヘツドHA′,HB′及び記録
ヘツドHA,HBを用いており、誤りのないデータを再生で
きる可能性が高くなる。
尚、第4図に示すフローチヤートに於いては同一のデ
ータを再度記録するか否かの判断は、データエラーが訂
正可能であるか否かの判断に基いて行われているが、デ
ータの信頼性を更に高く設定したい場合にはデータエラ
ーが発生しているか否かの判断に基いて行うことも可能
である。
また、一般に記録するデータの種類によつて必要とす
る信頼性が異なるので、データに応じてデータを再度記
録するか否かの判断基準を変化させることも可能であ
る。
更に、再生時に次トラツクに同一データが記録されて
いるか否か、即ち、再生データを出力するか否かの判断
は、第5図のフローチヤートに於いてはデータエラーの
訂正が可能であるか否かの判断に基くが、データの出力
タイミングを少し遅らせ、次トラツク再生直後に検出さ
れるIDのトラツク番号データが変化したか否かを判断基
準とすることも可能である。
<発明の効果> 以上、説明した様に本発明のデータ記録再生装置によ
れば、信頼性の高いデータを短時間に大量にかつ高密度
に記録し、かつ、誤りのないデータを再生できる確率を
更に高めることが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例としてのデータレコーダの概
略構成を示す図、 第2図(A),(B)は第1図のレコーダのヘツド配置
を示す図、 第3図は第1図のレコーダの各ヘツドによるトレース軌
跡を示す図、 第4図は第1図のレコーダの記録時に於けるシステム制
御回路の動作を説明するためのフローチヤート、 第5図は第1図のレコーダの再生時に於けるシステム制
御回路の動作を説明するためのフローチヤート、 第6図はデイスク状記録媒体を用いる一般的なデータレ
コーダによる記録媒体上の記録軌跡を示す図、 第7図は第6図の記録軌跡上のデータ配置を説明するた
めの図、 第8図はテープ状記録媒体を用いる従来のデータレコー
ダの一例を示す図である。 図中HAは第1の回転ヘツド、HBは第2の回転ヘツド、H
A′は第3の回転ヘツド、HB′は第4の回転ヘツド、T
はテープ、16,25はPCMプロセツサ、23は誤り検出回路、
24はシステム制御回路、SW1,SW2,SW3,SW4,SW5は夫
々スイツチである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いにアジマス角が異なり、記録媒体を交
    互にトレースする第1,第2の回転ヘッドと、夫々第1,第
    2の回転ヘッドのトレース軌跡を追跡するように配置さ
    れ、前記第1,第2の回転ヘッドとを、該第1,第2,第3及
    び第4のヘッドによる記録もしくは再生期間が互いに重
    複しないように配し、 記録モードにおいては、 前記第1,第2の回転ヘッドにより順次互いに並列するト
    ラックを形成しつつデータの記録を行うと共に、前記第
    3,第4の回転ヘッドによりデータの再生を行い、 該第3,第4の回転ヘッドで再生されたデータに訂正不能
    の誤りが発生した場合には、前記第1,第2のヘッドでデ
    ータの再記録を行い、 再生モードにおいては、 前記第1,第2の回転ヘッドでデータの再生を行うと共
    に、該第1,第2の回転ヘッドで再生されたデータに訂正
    不能の誤りが発生した場合には、前記第3,第4の回転ヘ
    ッドでデータを再生することを特徴とするデータ記録再
    生装置。
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