JPH09120503A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JPH09120503A
JPH09120503A JP27552295A JP27552295A JPH09120503A JP H09120503 A JPH09120503 A JP H09120503A JP 27552295 A JP27552295 A JP 27552295A JP 27552295 A JP27552295 A JP 27552295A JP H09120503 A JPH09120503 A JP H09120503A
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dummy
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heads
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JP27552295A
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English (en)
Inventor
Teruyuki Narita
晃之 成田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、ヘッドの異常な現象によるサーボ情
報の読み出しエラーを回復させることを課題とする。 【解決手段】記憶媒体16に情報のリード/ライトを行
うための複数のヘッド#0、#1、#2・・・と、該複
数のヘッド#0、#1、#2・・・を前記記憶媒体16
の目的の位置に位置付けるための位置付け手段7aと、
前記記憶媒体16に情報のリード/ライトの制御を行う
ための制御手段2aとを備えたディスク装置において、
前記制御手段2aは、前記ヘッドからの情報の読み出し
にエラーが発生した時、別の正常な前記ヘッドに切り換
えて、前記位置付け手段7aによりダミーシリンダにシ
ークして、そのダミーシリンダ上で同時に複数の前記ヘ
ッド#0、#1、#2・・・でダミーライトを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチライト機能
を使用した磁気ディスク装置等のディスク装置に関し、
特に、ヘッドの異常な現象によるサーボ情報の読み出し
エラーを回復させるようにしたデータ面サーボ方式のデ
ィスク装置に関する。
【0002】近年の情報化社会において情報量の増大に
伴い、磁気ディスク装置の記憶容量の増加及び記憶デー
タのアクセスの高速化が要求されている。記憶容量を増
加させるには、トラック密度(以下、TPI:Trac
k Per Inch)とトラック内ビット密度、すな
わち線記録密度(以下、BPI:Bit Per In
ch)の向上による記録密度の増加がある。BPIを増
加させるには、磁気ヘッドや磁気ディスクである媒体の
周波数特性をよくし、高い周波数でも出力が低下せず、
高周波ノイズが増加しない磁気ヘッドや媒体の改良が必
要になっている。
【0003】また、TPIを増加させるには、サーボ情
報がサーボ専用面にあるサーボ面サーボ方式よりオフト
ラックの影響を少なくできる、サーボ情報が各データ面
にあるデータ面サーボ方式やID無しのフォーマット方
式(サーボ情報等を利用してデータ領域の前に設けられ
るシリンダ、ヘッド、セクタ番号等のID部の情報を省
略する方式)が必要になっている。
【0004】ところが、磁界強度で電気抵抗値が変化す
る磁気抵抗効果型(MR)素子を、再生ヘッドに使用す
る、いわゆるMRヘッドの登場により、TPIやBPI
の向上の実現性が出始めている。
【0005】MRヘッドを有する複合ヘッドや薄膜ヘッ
ド(インダクティブヘッド)の場合、ライトした時に発
生する磁区構造に依存して、リード波形に不安定なパル
スが乗るウィグル現象(wiggle)や一部の磁区構
造の変化によって発生するバルクハウゼンノイズ(Ba
rkhausen noise)の現象があることが知
られている。
【0006】これらの現象は、ヘッド雑音や信号検出エ
ラーの原因になり、データ面サーボ方式の場合、サーボ
情報の読み出しエラーとしてヘッド位置決めが正確に行
われないことがあり、また、ヘッド位置決めがされても
データ読み出し処理で正確にデータを読み出すことがで
きなくなる。このような異常な現象を回避できるディス
ク装置が望まれている。
【0007】
【従来の技術】従来の、磁気ディスク装置においては、
ウィグル現象やバルクハウゼンノイズ現象により、デー
タ読み出し処理で正確にデータを読み出すことができな
いヘッドを回復させることを目的として、ダミーライト
制御を磁気ディスク装置の制御部に設けることで対処し
ていた(平成6年特許願第77023号参照)。
【0008】図8は従来例の説明図である。図8におい
て、スピンドル31に結合され、スピンドルモータによ
って駆動される複数の磁気ディスク(記憶媒体)16が
設けてある。
【0009】これら複数の磁気ディスク16の内、いず
れか1つの磁気ディスクの一面にサーボ面21が設けて
あり、他の磁気ディスク16の面は、全てデータ面22
となっている。
【0010】そして、ボイスコイルモータ(以下、VC
Mという)8によって駆動される複数の磁気ヘッドが設
けてある。これらのヘッドの内、サーボ面21側のヘッ
ドをサーボヘッド29とし、データ面22側のヘッドを
データヘッド30としている。前記サーボヘッド29
は、サーボ面21のサーボ情報を読み取るものであり、
読み取ったサーボ情報により、ヘッドの位置決め制御に
使用するものである。
【0011】従来のダミーライト処理では、データヘッ
ド30から正確にデータを読み出すことができなかった
場合、ダミーライトシリンダにシーク(ヘッドを位置付
けること)して、予め決めたデータを書き込むダミーラ
イトを行い、ヘッドが回復できれば、再度元のシリンダ
にシークして、データを読み直す処理を行っていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来のも
のにおいては、次のような課題があった。従来のダミー
ライト処理では、サーボ情報がサーボ専用面にあるサー
ボ面サーボ方式に対して有効であったが、サーボ情報が
データ面にあるデータ面サーボ方式(セクタサーボ方式
ともいう)の場合、データライトを実行後に、ウィグル
現象およびバルクハウゼンノイズ現象により、サーボ情
報の読み出しができなくて、ヘッド位置決めが正確にで
きずにダミーシリンダにシークすることができない場合
は、ヘッドを回復することができなかった。
【0013】本発明は、このような従来の課題を解決
し、データ面サーボ方式に関してヘッドの異常な現象に
よるサーボ情報の読み出しエラーを回復させることを目
的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図であり、図1中、#0、#1、#2・・・はヘッド、
2aは制御手段、7aは位置付け手段、16は記憶媒体
である。
【0015】本発明は前記従来の課題を解決するため次
のように構成した。 (1):記憶媒体16に情報のリード/ライトを行うた
めの複数のヘッド#0、#1、#2・・・と、該複数の
ヘッド#0、#1、#2・・・を前記記憶媒体16の目
的の位置に位置付けるための位置付け手段7aと、前記
記憶媒体16に情報のリード/ライトの制御を行うため
の制御手段2aとを備えたディスク装置において、前記
制御手段2aは、前記ヘッドからの情報の読み出しにエ
ラーが発生した時、別の正常な前記ヘッドに切り換え
て、前記位置付け手段7aによりダミーシリンダにシー
クして、そのダミーシリンダ上でエラーが発生したヘッ
ドのダミーライトを行う。
【0016】(2):前記(1)のディスク装置におい
て、前記制御手段2aは、前記シークしたダミーシリン
ダ上で同時に複数の前記ヘッド#0、#1、#2・・・
でダミーライトを行う。
【0017】(3):前記(1)又は(2)のディスク
装置において、前記制御手段2aが、前記ダミーシリン
ダにダミーライトする際に、読み出しエラーが発生した
前記ヘッド毎のダミーライト回数の情報を書き込むよう
に制御する。
【0018】(4):前記(2)又は(3)のディスク
装置において、前記制御手段2aは、前記同時に複数の
前記ヘッド#0、#1、#2・・・でダミーライトを行
った情報を使用して、前記各ヘッド間のオフトラック値
を測定する。
【0019】(作用)以下、前記構成に基づく作用を説
明する。記憶媒体16に情報のリード/ライトの制御を
行うための制御手段2aは、ヘッドからの情報の読み出
しエラーが発生したとき、別の正常な前記ヘッドに切り
換えて、位置付け手段7aによりダミーシリンダにシー
クして、そのダミーシリンダ上でエラーが発生したヘッ
ドのダミーライトを行う。このため、サーボ情報がデー
タ面にあるデータ面サーボ方式でも正確にダミーシリン
ダにヘッドの位置決めができ、ダミーライトを行うこと
ができる。
【0020】また、前記制御手段2aは、前記シークし
たダミーシリンダ上で同時に複数の前記ヘッド#0、#
1、#2・・・でダミーライトを行う。このため、これ
をダミーライトの状況の把握やデータ面サーボ方式のオ
フトラックの測定にも利用することができる。
【0021】さらに、前記制御手段2aが、前記ダミー
シリンダにダミーライトする際に、読み出しエラーが発
生した前記ヘッド毎のダミーライト回数の情報を書き込
むように制御する。このため、今までに何回、どのヘッ
ドがダミーライトされたかが判り、ヘッド特性の情報を
容易に把握することができる。
【0022】また、前記制御手段2aは、前記同時に複
数の前記ヘッド#0、#1、#2・・・でダミーライト
を行った情報を使用して、前記各ヘッド間のオフトラッ
ク値を測定する。このため、オフトラック値の測定が容
易に行え、オフトラック値の補正等を容易に行うことが
できる。
【0023】
【発明の実施の形態】図2〜図7は本発明の実施例を示
した図であり、以下、図面に基づいて本発明の実施例を
説明する。 1):磁気ディスク装置の説明 図2は実施例における磁気ディスク装置の説明図であ
る。図2において、磁気ディスク装置には、ヘッドIC
(集積回路)1、MCU(Micro Control
ler Unit)2、リードチャネル部(Read
Channel)3、磁気ディスク制御部(Hard
Disk Controller)4、プログラムメモ
リ(Program Memory)5、データバッフ
ァメモリ(Data Buffer Memory)
6、モータ制御・駆動部(MotorControll
er and Driver)7、ボイスコイルモータ
(VCM:Voice Coil Motor)8、ス
ピンドルモータ(Spindle Motor)9が設
けてある。
【0024】ヘッドIC1は、ヘッド#0〜ヘッド#3
とリードチャネル部3の間に設けられ、MCU2の制御
で磁気ディスクにリード/ライトするデータ(リードデ
ータRD、ライトデータWD)を入出力とし、ヘッドか
らの微小信号を増幅しリードデータ出力とし、また、ラ
イトデータ入力に従ってライト電流方向をスイッチング
するものである。
【0025】MCU2は、磁気ディスク装置全体の制御
を行うものである。リードチャネル部3は、リード/ラ
イト回路部であり、リード/ライトデータの復・変調及
びサーボ信号の復調を行うものである。磁気ディスク制
御部4は上位装置とインタフェースで接続され、上位装
置からのコマンドによりデータのリード/ライトの制御
を行うものである。
【0026】プログラムメモリ5は、MCU2が磁気デ
ィスク装置を制御するためのプログラム等を記憶するも
のであり、ROM(リードオンリメモリ)及びRAM
(ランダムアクセスメモリ)で構成されている。データ
バッファメモリ6は、データのリード/ライトのための
バッファメモリとして使用するものである。モータ制御
・駆動部7は、MCU2からのサーボ制御信号により磁
気ディスクを回転するスピンドルモータ9を駆動し、ボ
イスコイルモータ8を駆動してヘッド#0〜#3の位置
付けを行うものである。
【0027】2):磁気ディスク(記憶媒体)の説明 図3は磁気ディスクの説明図である。図3において、ス
ピンドルモータにより回転される複数の磁気ディスク1
6と、該積層された各ディスク面で情報を読み書きする
ヘッド群を半径方向にシーク(移動)させるボイスコイ
ルモータ8が設けてある。そして、この磁気ディスク1
6に、ユーザが使用するユーザシリンダとダミーライト
専用のダミーシリンダを用意する。この実施例では、ユ
ーザシリンダの内側にあるシリンダをダミーシリンダと
して使用する。
【0028】3):ヘッドICの説明 図4はヘッドICの説明図である。図4において、ヘッ
ドIC1には、集積回路部10、リードバッファアンプ
回路(READ BUFFER)14、ライトバッファ
回路(WRITE BUFFER)15が設けてある。
集積回路部10には、リードプリアンプ11、ライト電
流ドライバ12、切り換え回路13が設けてある。
【0029】リードプリアンプ11は、切り換え回路1
3で選択されたヘッドからのリードデータを増幅してリ
ードバッファアンプ回路14に出力するものである。ラ
イト電流ドライバ12は、ライトバッファ回路15から
のライトデータに従って切り換え回路13で選択された
ヘッドにライト電流を流すものである。
【0030】切り換え回路13は、MCU1からのモー
ドセレクト信号R/W*、チップセレクト信号CS*、
ヘッドセレクト信号HS0、HS1、ライトモード選択
信号WSE*により、リード又はライトのモード及びヘ
ッドの選択を行うものである。なお、*印は一般的にそ
の信号がローの時アクティブであることを示し、例えば
モードセレクト信号R/W*がローの時ライトモードを
示している。
【0031】リードバッファアンプ回路14は、リード
プリアンプ11からのリードデータをリードチャネル部
3に出力するためのバッファアンプである。ライトバッ
ファ回路15は、リードチャネル部3からのライトデー
タをライト電流ドライバ12に出力するためのバッファ
である。
【0032】4):選択信号の説明 図5は選択信号の説明図であり、図5(a)はモード選
択の説明、図5(b)はヘッド選択の説明である。
【0033】図5(a)において、切り換え回路13
は、チップセレクト信号CS*がローレベル(「L」)
の時、このヘッドIC1が動作するように選択し、ハイ
レベル(「H」)の時、ヘッドIC1は動作をしないア
イドル(IDLE)状態とする。
【0034】従って、チップセレクト信号CS*がロー
レベル(「L」)の時で、且つ、モードセレクト信号R
/W*がローレベル(「L」)の時ヘッドIC1のモー
ドは、ライト(WRITE)モードになり、モードセレ
クト信号R/W*がハイレベル(「H」)の時ヘッドI
C1のモードは、ヘッドセレクト信号HS0、HS1に
より選択されたヘッドより読み出すリード(READ)
モードになる。
【0035】また、チップセレクト信号CS*がローレ
ベル(「L」)で、モードセレクト信号R/W*がロー
レベル(「L」)の時で、且つ、ライトモード選択信号
WSE*がハイレベル(「H」)の時ヘッドIC1のモ
ードは、通常のライトモードであるヘッドセレクト信号
HS0、HS1により選択されたヘッドに書き込むシン
グルライト(WRITE Single)モードとな
り、ライトモード選択信号WSE*がローレベル
(「L」)の時ヘッドIC1のモードは、全ヘッドがラ
イトモードとなるマルチライト(WRITE Mult
iple)モードとなる。
【0036】なお、図5(a)におけるX印は、その信
号の状態に無関係であることを示している。このよう
に、全ヘッドをライトモードにする機能(マルチライト
機能)を使えば、全ヘッドで同時にライトすることがで
きるので、サーボ情報を同時に書き込むことができる。
これにより、ヘッド毎にサーボライトしていた従来のも
のと比較して、サーボライトの時間がサーボライトする
ヘッド数分の1に短縮できる利点がある。
【0037】図5(b)において、切り換え回路13
は、ヘッドセレクト信号HS0がローレベル(「L」)
でヘッドセレクト信号HS1がローレベル(「L」)の
時ヘッド#0を選択し、ヘッドセレクト信号HS1がロ
ーレベル(「L」)でヘッドセレクト信号HS0がハイ
レベル(「H」)の時ヘッド#1を選択し、ヘッドセレ
クト信号HS1がハイレベル(「H」)でヘッドセレク
ト信号HS0がローレベル(「L」)の時ヘッド#2を
選択し、ヘッドセレクト信号HS0がハイレベル
(「H」)でヘッドセレクト信号HS1がハイレベル
(「H」)の時ヘッド#3を選択する。
【0038】このように、ライトモード選択信号WSE
*は、通常ハイレベル「H」に設定して、ヘッドセレク
ト信号HS0、HS1により選択されたヘッドをモード
セレクト信号R/W*によりライトモードまたはリード
モードにして、記憶媒体に書き込みまたは読み出しを行
うものである。
【0039】なお、ヘッド数が増えた場合は、ヘッドセ
レクト信号を増やすことにより対応することができる。 5):読み出しエラー再試行の説明 磁気ディスク装置のMCU2は、磁気ディスク(記憶媒
体)16から情報の読み出し処理(リード処理)におい
て、誤り訂正コード(ECC)等により読み出しエラー
を検出すると、読み出し再試行処理を実行する。この場
合、MCU2は、或る規定回数の範囲内で、正しく読み
出し処理が終了するまで、当該データのリード処理を行
うようにする。
【0040】このような読み出し再試行処理の任意の試
行回数(例えば10回)処理後に、更にリード処理を失
敗した場合、磁気ディスク16に予め用意されているダ
ミーライト専用のシリンダ(ダミーシリンダ)に位置づ
け(シーク動作)を行い、ヘッドの状態を正常状態に変
化させるためのダミーライト処理を実行させる。
【0041】このダミーライト処理後は、元のシリンダ
に位置づけ(シーク動作)を行い、本来の情報の読み出
しのため再試行へ処理を戻す。図6は読み出しエラー再
試行処理フローチャートである。この処理は、MCU2
の制御によって行う処理である。MCU2は、プログラ
ムメモリ5に格納してある再試行回数カウンタRC、再
試行回数閾値Nr、ダミーライト開始回数Ndを使用し
て制御を行う。この場合、Nr>Ndの関係がある。ま
た、再試行回数カウンタRCは、MCU2が、読み出し
エラー再試行処理開始時にクリアしておく。以下、図6
の処理S1〜処理S7に従って説明する。
【0042】S1:MCU2は、読み出しエラー再試行
処理を開始すると、再試行カウンタRCの値と再試行回
数閾値Nrとの比較を行う。その結果、再試行カウンタ
RCの値が再試行回数閾値Nr以上になると、処理S7
に移り、もし、再試行カウンタRCの値が再試行回数閾
値Nrに達していなければ、処理S2に移る。
【0043】S2:MCU2は、再試行カウンタRCの
値とダミーライト開始回数Ndとの比較を行う。その結
果、再試行カウンタRCの値がダミーライト開始回数N
d以上であれば、処理S3に移り、もし、再試行カウン
タRCの値がダミーライト開始回数Ndに達していなけ
れば、処理S4に移る。
【0044】S3:MCU2は、ダミーシリンダにおけ
るダミーライト処理を実施し、処理S4に移る。 S4:MCU2は、読み出しエラー再試行処理に戻し
て、読み出し処理の再試行を行う。
【0045】S5:MCU2は、前記読み出し処理の再
試行で、読み出しが成功したかどうかを判断する。この
判断で、読み出しが成功した場合はこの処理を終了し、
もし、読み出しが成功しなかった場合は、処理S6に移
る。
【0046】S6:MCU2は、再試行カウンタRCの
値をインクリメントし、処理S1に戻る。 S7:前記処理S1で、再試行カウンタRCの値が再試
行回数閾値Nr以上になると、MCU2は、エラー(パ
ーマネント)として、上位装置に報告する。
【0047】6):ダミーライト処理の説明 前記処理S4のダミーライト処理を行う場合、磁気ディ
スク16にダミーライト専用のシリンダを設け、この専
用のシリンダにヘッドを位置づけしてダミーライトを行
う。すなわち、ユーザシリンダでライトを行うと、ユー
ザデータを消去する恐れがあるため、前記図3のよう
に、例えば、ユーザシリンダより内側にあるダミーシリ
ンダを使用する。
【0048】図7はダミーライト処理フローチャートで
ある。この処理は、MCU2の制御で行うものであり、
プログラムメモリ5には、ダミーライト回数カウンタD
C、ダミーライト実施回数閾値Ne(ダミーライトの繰
り返し回数閾値)を設定しておく。以下、例えば、ヘッ
ド#1がヘッドの異常な現象でサーボ情報の読み出しエ
ラーが発生してダミーライト処理を行う場合を、図7の
処理S11〜処理S17に従って説明する。
【0049】S11:ダミーライト処理が開始すると、
MCU2は、ヘッド#1以外のヘッドでサーボ情報の読
み出しを行い、ダミーシリンダにシークをして、処理S
12に移る。
【0050】S12:MCU2は、ライトモード選択信
号WSE*を「L」に設定し、モードセレクト信号R/
W*を「L」のライトモードにすることにより、全ヘッ
ドをライト状態とし、処理S13に移る。
【0051】S13:MCU2は、ダミーシリンダ上で
全ヘッドにライトを行うことにより、ヘッド#1にダミ
ーライトを行い、処理S14に移る。 S14:MCU2は、ヘッド#1に切り換えてダミーシ
リンダの情報を読み出し処理を行い、正常に読み出せた
かどうか判断する。この判断で、正常に読み出せた場合
は、処理S15に移り、もし、正常に読み出せなかった
場合は、処理S16に移る。
【0052】S15:MCU2は、再度元のシリンダに
シークする。これにより、ヘッド#1よりデータを読み
直すことが可能となり、この処理が終了する。 S16:前記処理S14で、正常に読み出せなかった場
合は、MCU2は、ダミーライト回数カウンタDCをイ
ンクリメント(+1)し、処理S17に移る。
【0053】S17:MCU2は、ダミーライト回数カ
ウンタDCの値とダミーライト実施回数閾値Neの比較
を行う。その結果、ダミーライト回数カウンタDCの値
がダミーライト実施回数閾値Ne以上の場合は、異常終
了とし、上位装置へ異常報告を行い、しかし、ダミーラ
イト回数カウンタDCの値がダミーライト実施回数閾値
Neに達していなければ、処理S12からの処理を繰り
返して行う。
【0054】このように、異常なヘッドがダミーライト
されて、ヘッドが回復できれば、そのヘッドに切り換え
て再度元のシリンダにシークしてデータを読み直すこと
が可能となる。
【0055】また、MCU2は、ダミーシリンダにライ
トする際に、読み出しエラーが発生したヘッド番号毎の
ダミーライト回数の情報を書き込むことにより、今まで
何回ダミーライトされたかを記録させることができる。
【0056】例えば、ダミーシリンダの全トラックに、
読み出しエラーが発生したヘッド番号毎のダミーライト
回数を初期値「0」として記録しておく。そして、読み
出しエラーが発生しダミーシリンダにシークした場合、
正常なヘッドでダミーシリンダに記録されている読み出
しエラーが発生したヘッド番号毎のダミーライト回数の
情報を読み出し、MCU2内部で異常なヘッドのダミー
ライト回数の情報を更新する。この更新したデータを、
ダミーシリンダにダミーライトするライトデータとして
前記のマルチライト機能で全ヘッド(全トラック)に記
録させる。
【0057】これにより、ダミーシリンダのデータを読
み出すことにより今までに何回、どのヘッドがダミーラ
イトされたかが判り、ヘッド特性の状況を把握すること
ができる。
【0058】さらに、前記マルチライト機能は、同時に
全ヘッドでライトできるので、各ヘッド間のオフトラッ
ク(オフセット)値を測定することができる。例えば、
ヘッド#0にオントラックして高温環境下でマルチライ
ト機能で全ヘッド同時にライトする。そして、低温環境
下でヘッド#0にオントラックして前記同時にライトし
たデータを各ヘッドから読み出してその出力レベルを測
定する。これにより、ヘッド#0との出力レベル比から
各ヘッドのズレ量であるオフトラック値を、ヘッド#0
からの相対値として測定することができる。
【0059】または、別の例として、例えば、ヘッド#
0にオントラックして高温環境下でマルチライト機能で
全ヘッド同時にライトする。そして、低温環境下で、前
記同時にライトしたデータの読み出しを、各ヘッド毎に
ヘッド位置を移動(オフセット)させて行い、出力レベ
ルが最大となるオフセット値を測定する。これにより、
各ヘッドの読み出し出力レベルが最大となるまでの移動
量であるオフセット値(オントラックしたヘッド#0か
らの距離)を、ヘッド#0からの相対値として測定する
ことができる。
【0060】なお、前記実施例のマルチライト機能は、
全ヘッドでマルチライトをする説明をしたが、必要な複
数のヘッドだけにマルチライトをするようにしてもよ
い。この場合、ヘッドセレクト信号HS0、HS1を使
用してマルチライトするヘッドを選択できるようにする
ことができる。例えば、マルチライトモードの時(チッ
プセレクト信号CS*とモードセレクト信号R/W*と
ライトモード選択信号WSE*が共に「L」)、ヘッド
セレクト信号HS0とHS1を共に「L」とすることで
ヘッド#0とヘッド#1に、HS0が「L」でHS1が
「H」とすることでヘッド#2とヘッド#3に、また、
HS0とHS1を共に「H」とすることで全ヘッドにそ
れぞれマルチライトすることができる。
【0061】以上のように、マルチライト機能によって
データ面サーボ方式でも正確にヘッドの位置決めをし、
ダミーライトをすることができる。また、マルチライト
機能によってダミーライトの状況の把握やデータ面サー
ボ方式のオフトラックの測定にも使用することができ
る。
【0062】また、ダミーライトは、ダミーデータをラ
イトする他、所定の電流を(ライト電流でないパワー
で)ライトヘッドに流すことでも同様の効果がある。さ
らに、ROM等に予め格納されたダミーデータをライト
することも可能である。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。 (1):記憶媒体に情報のリード/ライトの制御を行う
ための制御手段は、ヘッドからの情報の読み出しにエラ
ーが発生した時、別の正常な前記ヘッドに切り換えて、
位置付け手段によりダミーシリンダにシークして、その
ダミーシリンダ上でエラーが発生したヘッドのダミーラ
イトを行うため、サーボ情報がデータ面にあるデータ面
サーボ方式でも正確にダミーシリンダにヘッドの位置決
めができ、ダミーライトを行うことができる。
【0064】(2)制御手段は、前記シークしたダミー
シリンダ上で同時に複数の前記ヘッドでダミーライトを
行うため、これをダミーライトの状況の把握やデータ面
サーボ方式のオフトラックの測定にも利用することがで
きる。
【0065】(3):制御手段が、ダミーシリンダにダ
ミーライトする際に、読み出しエラーが発生したヘッド
毎のダミーライト回数の情報を書き込むように制御する
ため、今までに何回、どのヘッドがダミーライトされた
かが判り、ヘッド特性の情報を容易に把握することがで
きる。
【0066】(4):制御手段は、前記同時に複数の前
記ヘッドでダミーライトを行った情報を使用して、前記
各ヘッド間のオフトラック値を測定するため、オフトラ
ック値の測定が容易に行え、オフトラック値の補正等を
容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】実施例における磁気ディスク装置の説明図であ
る。
【図3】実施例における磁気ディスクの説明図である。
【図4】実施例におけるヘッドICの説明図である。
【図5】実施例における選択信号の説明図である。
【図6】実施例における読み出しエラー再試行処理フロ
ーチャートである。
【図7】実施例におけるダミーライト処理フローチャー
トである。
【図8】従来例の説明図である。
【符号の説明】
#0、#1、#2 ヘッド 2a 制御手段 7a 位置付け手段 16 記憶媒体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記憶媒体に情報のリード/ライトを行うた
    めの複数のヘッドと、 該複数のヘッドを前記記憶媒体の目的の位置に位置付け
    るための位置付け手段と、 前記記憶媒体に情報のリード/ライトの制御を行うため
    の制御手段とを備えたディスク装置において、 前記制御手段は、前記ヘッドからの情報の読み出しにエ
    ラーが発生した時、別の正常な前記ヘッドに切り換え
    て、前記位置付け手段によりダミーシリンダにシークし
    て、そのダミーシリンダ上でエラーが発生したヘッドの
    ダミーライトを行うことを特徴としたディスク装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、前記シークしたダミーシ
    リンダ上で同時に複数の前記ヘッドでダミーライトを行
    うことを特徴とした請求項1記載のディスク装置。
  3. 【請求項3】前記制御手段が、前記ダミーシリンダにダ
    ミーライトする際に、読み出しエラーが発生した前記ヘ
    ッド毎のダミーライト回数の情報を書き込むように制御
    することを特徴とした請求項1又は2記載のディスク装
    置。
  4. 【請求項4】前記制御手段は、前記同時に複数の前記ヘ
    ッドでダミーライトを行った情報を使用して、前記各ヘ
    ッド間のオフトラック値を測定することを特徴とした請
    求項2又は3記載のディスク装置。
JP27552295A 1995-10-24 1995-10-24 ディスク装置 Pending JPH09120503A (ja)

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