JP2762688B2 - ミシンの糸巻装置 - Google Patents

ミシンの糸巻装置

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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はボビンに糸を巻回するミシンの糸巻装置に関
する。
[従来の技術] 従来より、モータからミシンに動力を伝達するベルト
に糸巻車を当接して、ボビンに糸を巻回するミシンの糸
巻装置が知られている。ところがこの様な糸巻装置で
は、ミシンへの装着位置がベルトの付近に限定されてし
まい作業しにくいという問題があった。
そこで例えば特開昭53−97546に記載のように、ミシ
ンの上軸に回転板を設け、これに糸巻車を当接してボビ
ンを回転駆動する糸巻装置が考えられており、回転板の
上軸への取り付け位置を変化させることによって、装置
をミシンアームのどの位置にでも取り付けられるように
している。
[発明が解決しようとする課題] この様な装置では、ボビンへの糸巻量が所定量に達し
たとき、糸巻車を回転板より隔離してボビンの回転を中
断するために所謂カム機構が採用されていた。
即ち、糸巻車を回転自在に支承する支持部材と、該支
持部材の端面を係止して糸巻車を回転板に当接させつ
つ、糸巻量の増加に伴って徐々に回動するレバー手段
と、を備え、レバー手段が所定量回動すると、レバー手
段と上記支持部材との係合が外れて、糸巻車が回転板か
ら隔離するという機構が採用されていた。
ところがレバー手段は支持部材の端面を係止しながら
回動するので、このとき生じる摩擦のために、レバー手
段の回動が円滑に行われず糸巻量が不安定となり、また
レバー手段や支持部材が摩耗し、装置の耐久性が低下す
るという問題点があった そこで本発明は作業のし易い場所に装着可能であるの
みならず、安定した糸巻量で巻回することができ、耐久
性に優れたミシンの糸巻装置を提供することを目的とし
てなされた。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達するためになされた本発明のミシンの糸
巻装置は、ミシンの上軸に取り付けられた回転板と、該
回転板に当接され、該回転板の回転により回転駆動され
る糸巻車と、該糸巻車を、上記回転板に当接する回転位
置と回転板に当接しない退避位置との間を移動可能に支
持する糸巻車支持体と、上記糸巻車の回転軸に接続さ
れ、糸巻車と共に回転する、ボビンを装着可能な糸巻軸
と、該糸巻軸に装着されたボビンの糸巻部分に当接さ
れ、ボビンへの糸巻量に応じて変位するボビン押えと、
該ボビン押えを、ボビンの糸巻部分に当接する糸押え位
置とボビンの糸巻部分に当接しない退避位置との間を移
動可能に支持する押え支持体と、上記各支持体を複数の
棒体を介して連結し、上記ボビン押えが退避位置にある
とき上記糸巻車を退避位置に配設し、上記ボビン押えが
糸押え位置にあるとき上記糸巻車を回転位置に配設し、
しかもボビン押えが糸押え位置にあるとき、該ボビン押
えの変位量が所定量となると、糸巻車及びボビン押えを
夫々退避位置に移動させるリンク機構と、を備えたこと
を特徴としている。
[作用] 以上のように構成された本発明の糸巻装置では、ボビ
ンを糸巻軸に装着した後、ボビン押えを退避位置より糸
押え位置に移動させると、リンク機構が、糸巻車支持体
によって移動可能に支持されている糸巻車を回転位置に
配設する。するとミシンの上軸に取り付けられた回転板
の回転により糸巻車が回転し、糸巻軸を介してボビンを
回転して糸を巻回する。
ボビンが糸を巻回し始めると、ボビン押えは糸巻量に
応じて変位し、ボビン押えの変位量が所定量となったと
き、リンク機構は糸巻車及びボビン押えを夫々退避位置
に配設する。
すると糸巻車及びボビンに回転板の回転が伝達されな
くなり、糸の巻回が中断される。
[実施例] 次に本発明の一実施例を図面と共に説明する。第1図
は実施例の糸巻装置が適用されたミシン1の一部破断図
である。
図に示すようにミシン1の上部には糸巻調子ざら3に
よって所定の張力に調節された糸5をボビン7に巻回す
る糸巻装置9が設けられており、一方、図示しないモー
タによって回転駆動されて針棒11を上下に摺動させる上
軸13には、プーリ15が設けられている。
糸巻装置9では、先端がアーム枠17から突出して、ボ
ビン7を装着可能な糸巻軸19が糸巻車21と一体に形成さ
れている。糸巻軸19は、図中左右方向に変位可能な糸巻
軸受23に支承されており、糸巻車21がプーリ15に当接す
る回転位置と糸巻車21がプーリ15に当接しない退避位置
との間を移動可能である。尚糸巻車21はプーリ15に当接
してプーリ15の回転を糸巻軸19に伝達するものであり、
その周縁はゴム輪21aで被覆されている。
また糸巻軸19のアーム枠より突出した部分の近傍に
は、アーム枠17に回動自在に挿通したボビン押え軸25に
調節ねじ25aによって固定され、ボビン7に巻回された
糸5に当接して、糸巻量に応じてボビン押え軸25を中心
に回動するボビン押え27が設けられている。ここで調節
ねじ25aはボビン押え27のボビン押え軸25への取り付け
位置を調節するものである。またボビン押え27にはボビ
ン7の鍔部7aを遊嵌する穴部27aを設けることによっ
て、ボビン押え27の操作部を幅広くし、これによってボ
ビン押え27の操作性、及び強度を向上させている。
次に糸巻軸受23はリンク機構29を介してボビン押え軸
25と接続され、回転位置若しくは退避位置へ移動する。
以下リンク機構29の詳細な構成について、第2図に基づ
いて説明する。
第2図(イ),(ロ)は夫々糸巻軸受23が回転位置及
び退避位置にあるときの糸巻装置9を表す下面図であ
る。
図に示すように、ボビン押え軸25にはリンク板31の一
端が固定され、リンク板31の他端にはリンク板31の側面
と係合する係止片33aが形成されたリンク板33の一端が
回動自在に接続され、更にリンク板33の他端には糸巻レ
バー35の一端が回動自在に接続されている。
糸巻レバー35は糸巻軸受23と共に、リンク軸37によっ
てアーム枠17に回動自在に支承されており、リンク板33
と接続された側の端部には圧接用ばね39の一端を係止す
る係止片35aが設けられている。圧接用ばね39は係止片3
5aと糸巻軸受23の側面に形成したばね穴23aとの間に弾
発状に嵌装され、糸巻軸受23を糸巻レバー35に対して
(口)に矢印aで示す方向に付勢するものである。一方
糸巻レバー35の係止片35aを設けた反対側の端部には、
戻しばね41と係合するばね穴35bが設けられている。戻
しばね41はアーム枠17とバネ穴35bとの間に引張状に接
続され、糸巻レバー35を(口)に矢印bで示す方向に付
勢するものである。
更にアーム枠17には、糸巻車21が退避位置に移動した
とき糸巻車21が当接されてその回転を停止するストッパ
43が設けられている。
この様にして構成された糸巻装置9では以下に述べる
ようにしてボビン7に糸が巻回される。
第3図はミシン1の上面より見た糸巻装置9を表す説
明図である。糸巻軸19にボビン7を装着した後、ボビン
押え27を実線で示す位置に回動してボビン7に当接させ
ると、これに連動してリンク板31が糸巻軸19を中心にし
て回動し、第2図(イ)に示すようにリンク板31と33と
が一直線に配設され、これと共に糸巻レバー35がリンク
軸37を中心にして図中右方向に回動する。このため圧接
用ばね39を介して糸巻軸受23が回転位置に移動され、糸
巻車21がプーリ15に当接し、更に圧接用ばね39が圧縮さ
れる。このとき糸巻車21は圧接用ばね39の弾発力によっ
てプーリ15に圧接され、プーリ15の回転を糸巻軸19に伝
達し、これによって糸巻軸19に装着されたボビン7(図
示せず)を回転させて糸5を巻回する。ここで糸巻レバ
ー35が図中右方向に回動することにより戻しばね41が引
張され、その付勢力によってリンク板33がリンク板31に
対して反時計方向に回動しようとするが、係止片33aと
リンク板31の側面との係合によってリンク板31と37とが
一直線に保持される。
第3図に戻って、この様にして糸巻軸19が回転しボビ
ン7に糸5を巻回し始めると、ボビン押え27はボビン7
に巻回した糸5に常時当接するため糸巻装置9がボビン
7に糸5を巻回するに伴って徐々に矢印方向に回動す
る。このため第2図(イ)に於てリンク板31は糸5の巻
回に伴って徐々に矢印cで示す方向に回動する。ボビン
7に糸5が所定量巻回され、戻しばね41によって加えら
れる付勢力が、リンク板33をリンク板31に対して時計方
向に回動させる方向に働き始める所定の位置(デッドポ
イント)までリンク板31が回動すると、リンク板33はこ
の方向に自由に回動できるため、瞬間的にリンク板33は
上記方向に回動し、それに伴って糸巻レバー35が図中左
方向に回動する。このため第2図(口)に示す様に糸巻
車21がストッパ43に当接され、糸巻車21及び糸巻軸19の
回転が停止して、ボビン7への糸5の巻回が中断され
る。尚、このときリンク板31が矢印c方向に大きく回動
するため、ボビン押え27は第3図に於て破線で示した位
置まで回動し、ボビン7が糸巻軸19から取り外し可能と
なる。
この様に本実施例の糸巻装置9では、糸巻軸19にボビ
ンを装着した後、ボビン押え27を実線で示した位置まで
回動させて、ボビン7に当接すれば、糸5をボビン7に
巻回することができ、ボビン7に所定量の糸5が巻回さ
れてリンク機構29がデッドポイントに達すると、瞬時に
糸5の巻回が中断される。更に、調節ねじ25aによって
ボビン押え27の固定位置を調節すれば、デッドポイント
に於けるボビン押え27の位置を変更することができ、ボ
ビンへの糸巻量を調節することができる。
上記した様に本実施例では、プーリ15は上軸13のどの
位置に設けてもよいため、糸巻装置9を作業のし易い場
所に取り付けることができる。
またリンク機構29には動作中に構成部材間の摩擦を生
じる部分が殆どないため、ボビンの糸巻量は常に安定
し、また装置の耐久性も優れている。
更に糸巻車21の周縁をゴム輪21aで被覆しているの
で、プーリ15の回転がより良好に糸巻軸19に伝達され
る。
[発明の効果] 以上詳述したように、本発明では回転板は上軸のどの
位置にも取り付けられるため、装置を作業のし易い場所
に取り付けることができる。
また糸巻車及びボビン押えを退避位置、又は回転位置
に配設するリンク機構には動作中に構成部材間の摩擦を
生じる部分が殆どないため、ボビンの糸巻量は常に安定
し、また装置の耐久性も優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例のミシンを表す一部破断図、第2図
(イ),(ロ)は夫々糸巻車が回転位置及び退避位置に
あるときの糸巻装置を表す下面図、第3図はミシン1の
上面より見た糸巻装置9を表す説明図である。 1…ミシン、9…糸巻装置、13…上軸 15…プーリ、19…糸巻軸、21…糸巻車 23…糸巻軸受、27…ボビン押え 29…リンク機構、31,33…リンク板 35…糸巻レバー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ミシンの上軸に取り付けられた回転板と、 該回転板に当接され、該回転板の回転により回転駆動さ
    れる糸巻車と、 該糸巻車を、上記回転板に当接する回転位置と回転板に
    当接しない退避位置との間を移動可能に支持する糸巻車
    支持体と、 上記糸巻車の回転軸に接続され、糸巻車と共に回転す
    る、ボビンを装着可能な糸巻軸と、 該糸巻軸に装着されたボビンの糸巻部分に当接され、ボ
    ビンへの糸巻量に応じて変位するボビン押えと、 該ボビン押えを、ボビンの糸巻部分に当接する糸押え位
    置とボビンの糸巻部分に当接しない退避位置との間を移
    動可能に支持する押え支持体と、 上記各支持体を複数の棒体を介して連結し、上記ボビン
    押えが退避位置にあるとき上記糸巻車を退避位置に配設
    し、上記ボビン押えが糸押え位置にあるとき上記糸巻車
    を回転位置に配設し、しかもボビン押えが糸押え位置に
    あるとき、該ボビン押えの変位量が所定量となると、糸
    巻車及びボビン押えを夫々退避位置に移動させるリンク
    機構と、 を備えたことを特徴とするミシンの糸巻装置。
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JP5036978B2 (ja) * 2005-05-11 2012-09-26 Juki株式会社 ミシンの糸巻き装置
DE102008007998A1 (de) * 2008-02-07 2009-08-20 Dürkopp Adler AG Nähmaschine sowie Spuleinrichtung für eine derartige Nähmaschine

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