JP2753791B2 - 自動二輪車の組立方法 - Google Patents

自動二輪車の組立方法

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JP2753791B2
JP2753791B2 JP5119594A JP11959493A JP2753791B2 JP 2753791 B2 JP2753791 B2 JP 2753791B2 JP 5119594 A JP5119594 A JP 5119594A JP 11959493 A JP11959493 A JP 11959493A JP 2753791 B2 JP2753791 B2 JP 2753791B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、床面に敷設した走行誘
導手段に誘導されて走行する複数の自走組付台車を用い
た自動二輪車の組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動二輪車の組み立てには、オー
バーヘッドコンベアやスラットコンベアよりなる組立ラ
インに沿って自動機や作業員を配置し、この組立ライン
を流動するシャーシに種々の部品を順次組み付けてゆく
方法が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、多機種少量
生産を行う場合等には、機種の変更や生産台数の変更に
応じてコンベアのレイアウトや長さを変更する必要があ
る。この場合、従来のコンベアを用いた自動二輪車の組
立方法では、組立ラインの変更作業に多くの時間と費用
が必要であり、これが工場の稼働率低下や製品コスト上
昇の要因となる問題があった。
【0004】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、本出願人が特願平3−306911号において既に
提案した自走組付台車を利用して自動二輪車の組立を行
うことにより、従来のコンベアを用いた自動二輪車の組
立方法の上記不具合を解消することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、床面に敷設した走行誘導手段に誘導され
て走行する複数の自走組付台車を用いた自動二輪車の組
立方法において、第1の第1自走組付台車上でエンジン
ユニットを小組みし、次いでそのエンジンユニ ットにフ
レームユニットを組み付けて第1の組立体を得る工程
と、第2の第1自走組付台車上でリヤフォークユニット
を小組みする工程と、第3の第1自走組付台車上でシー
トレールユニットを小組みする工程と、第4の第1自走
組付台車上でフロントフォークユニットを小組みする工
程と、第1及び第2の第1自走組付台車を縦列結合し、
その両台車上で第1の組立体にリヤフォークユニットを
組付けて第2の組立体を得る工程と、第1及び第2の第
1自走組付台車を縦列結合したまま自走させ、その両台
車上で第2の組立体にシートレールユニットを組付けて
第3の組立体を得る工程と、第1及び第2の第1自走組
付台車を縦列結合したまま更に自走させ、その両台車上
で第3の組立体にフロントフォークユニットを組付けて
自動二輪車の主要部を得、次いで該主要部がエンジンユ
ニットを介して第1の第1自走組付台車にだけ支持され
るように該第1の第1自走組付台車より第2の第1自走
組付台車を分離する工程と、その分離後の第1の第1自
走組付台車を自走させ、自動二輪車の前記主要部を、
の前輪及び後輪を支持する第2自走組付台車上に移載す
る工程と、この第2自走組付台車上の自動二輪車の前記
主要部に部品を取り付ける工程とを備えることを特徴と
する。
【0006】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0007】図1〜図15は本発明の一実施例を示すも
ので、図1は第1自走組付台車の斜視図、図2は図1の
2方向矢視図、図3は図2の3方向矢視図、図4は第2
自走組付台車の斜視図、図5は図4の5方向矢視図、図
6は図5の要部拡大図、図7は図5の7方向矢視図、図
8は図7の8−8線断面図、図9は組立ラインのレイア
ウトを示す図、図10〜図15は作業ステーションにお
ける作業状態を示す図である。
【0008】先ず、図1〜図3に基づいて第1自走組付
台車C1 の構造を説明する。
【0009】第1自走組付台車C1 は、四隅に設けたキ
ャスタ1…により床面上に支持される台車本体2を備え
る。作業者が搭載物に可及的に近づいて作業が行なえる
ように、台車本体2の左右両側縁は内側に括れた形状を
している。台車本体2の上面には支柱3を介して昇降テ
ーブル4が支持されており、この昇降テーブル4の高さ
は足踏みレバー5を踏むことにより調節可能である。更
に、台車本体2の上面には操作ボックス6とバッテリ
7,7とが設けられており、また台車本体2の前面には
障害物検知用の超音波センサ8,8が設けられる。2台
の第1自走組付台車C1 ,C1 を前後方向に連結すべ
く、台車本体2の前端には一対の突起21 ,21 とフッ
ク9とが設けられるとともに、後端には前記突起21
1 が嵌合する一対の凹部22 ,22 と前記フック9が
係合するフック係合孔10とが設けられる。
【0010】台車本体2の下面には、前記バッテリ7,
7から給電されて第1自走組付台車C1 を走行させる駆
動ユニットUが設けられる。駆動ユニットUは台車本体
2の下面に固着した基枠11を備えており、この基枠1
1の内側にピン12を介して昇降枠13の一端が上下揺
動自在に枢支される。昇降枠13に立設したロッド14
が台車本体2の内部に延出しており、このロッド14の
先端と台車本体2との間に縮設したスプリング15によ
り昇降枠13が上方に付勢される。基枠11に設けた昇
降用モータ16の出力軸には偏心カム17が設けられて
おり、この偏心カム17は昇降枠13に設けたカムフォ
ロワ18の上面に当接する。従って、通常は前記スプリ
ング15の弾発力で図2に実線で示す上昇位置にある昇
降枠13は、昇降用モータ16で駆動される偏心カム1
7にカムフォロワ18を押し下げられ、鎖線で示す下降
位置に揺動する。
【0011】昇降枠13の下面には旋回枠19が上下方
向に延びる旋回軸20を介して左右旋回自在に枢支され
る。旋回軸20は一対のスプリング21,21によって
昇降枠13に連結されており、これにより旋回枠19は
車体前後方向に沿う図示した中立位置に向けて付勢され
る。旋回枠19内側には前後一対のピン22,22を介
して揺動枠23が左右揺動自在に枢支される。揺動枠2
3に左右方向に支持した車軸24に左駆動輪25及び右
駆動輪26が回転自在に支持されており、左駆動輪25
は走行用モータ27にチェン28を介して接続され、右
駆動輪26は走行用モータ29にチェン30を介して接
続される。床面が部分的に傾斜している場合、揺動枠2
3が左右に揺動することにより、両駆動輪25,26を
床面に均一に接触させることができる。
【0012】旋回枠19の前端には、床面に貼設した走
行誘導テープ31(図1参照)を検出するテープ検出セ
ンサ32が設けられる。テープ検出センサ32は走行誘
導テープ31が中央位置にあるか左右に偏倚しているか
を検出するもので、その出力に基づいて前記一対の走行
用モータ27,29の回転数が制御される。
【0013】而して、昇降枠13を上昇させて左右の駆
動輪25,26を床面から離間させると、作業員が押し
引きすることによりキャスタ1…を介して第1自走組付
台車C1 を自由に移動させることができる。また、昇降
枠13を昇降用モータ16で下降させて左右の駆動輪2
5,26を床面に接地させれば、一対の走行用モータ2
7,29を駆動して駆動輪25,26を回転させること
により、第1自走組付台車C1 を自走させることができ
る。
【0014】即ち、テープ検出センサ32が走行誘導テ
ープ31を中央位置に検出していれば、一対の走行用モ
ータ27,29が同期して駆動され、第1自走組付台車
1は直進走行する。またテープ検出センサ32が走行
誘導テープ31の左右方向への偏倚を検出すると、一対
の走行用モータ27,29の回転数に差が与えられて第
1自走組付台車C1 は旋回する。これにより、第1自走
組付台車C1 は走行誘導テープ31に沿って自動的に走
行する。
【0015】次に、図4〜図8に基づいて第2自走組付
台車C2 の構造を説明する。尚、第1自走組付台車C1
と共通の構成要素に同一の符号を付すことにより、その
重複する説明は省略する。
【0016】第2自走組付台車C2 は第1自走組付台車
1 よりも大型の台車本体2を備えており、4個のキャ
スタ1…によって手押し走行が可能であるとともに、第
1自走組付台車C1 と同一構造を備えた駆動ユニットU
によって走行誘導テープ31に沿う自走が可能である。
台車本体2の前端には、自動二輪車Vの積み込み及び積
み卸しを案内する前下がりに傾斜した傾斜案内板41が
設けられる。また、台車本体2の前部右側面及び下面に
は、操作ボックス6及びバッテリ7,7が設けられる。
【0017】台車本体2の上面には、自動二輪車の前輪
Wfを支持する前部昇降テーブル42と、後輪Wrを支
持する後部昇降テーブル43とが設けられる。
【0018】図6から明らかなように、前部昇降テーブ
ル42と台車本体2とは、下端が台車本体2に枢支さ
れ、且つ上端が前部昇降テーブル42の長孔421 に摺
動自在に係合する第1リンク44と、上端が前部昇降テ
ーブル42に枢支され、且つ下端が台車本体2の長孔2
3 に摺動自在に係合する第2リンク45とを、それらの
中間部においてピン46で枢支したXリンク機構47を
介して接続される。第2リンク45の下端は台車本体2
に設けた電動シリンダ48に接続されており、電動シリ
ンダ48を収縮駆動すると前部昇降テーブル42は実線
位置に下降し、その上面が台車本体2の上面と面一にな
る。また、電動シリンダ48を伸長駆動すると前部昇降
テーブル42は鎖線位置に上昇する。前部昇降テーブル
42と台車本体2とは、伸縮自在なブーツ49によって
接続される。
【0019】後部昇降テーブル43は、前述した前部昇
降テーブル42と同一の構成に加えて、その上面に自動
二輪車Vの後輪Wrを挟持して固定するクランプ機構5
0を備える。図7及び図8から明らかなように、クラン
プ機構50は固定クランプ板51と、ブラケット52
と、ブラケット52に設けた一対のスライドガイド5
3,53にスライドロッド54,54を摺動自在に案内
された可動クランプ板55と、ブラケット52に設けら
れて可動クランプ板55に接続された電動シリンダ56
とを備える。従って、電動シリンダ56で可動クランプ
板55を固定クランプ板51に向けて駆動し、両クラン
プ板55,51間に自動二輪車Vの後輪Wrを挟持して
固定することができる。
【0020】次に、前述の構成を備えた本発明の実施例
の作用について説明する。
【0021】図9に示すように、自動二輪車Vの組立ラ
インは第1組立ラインL1〜第6組立ラインL6から構
成される。第1組立ラインL1及び第3〜第5組立ライ
ンL3〜L5は各々第1自走組付台車C1 が循環する閉
ループを構成し、また第6組立ラインL6は第2自走組
付台車C2 が循環する閉ループを構成する。第2組立ラ
インL2はコンベアによる直線状の組立ラインである。
【0022】第1組立ラインL1にはエンジンユニット
組立ステーションS1が設けられており、そこで第1の
第1自走組付台車C1 の昇降テーブル4上においてエン
ジンユニットEが組み立てられる(図10参照)。この
第1の第1自走組付台車C1はフレームユニット組付ス
テーションS2まで自走し、そこで第2組立ラインL2
から搬送されてくるフレームユニットFが、該第1の
1自走組付台車C1 上のエンジンユニットEに組み付け
られ、これにより、第1の組立体E,Fが得られる。
【0023】第1の第1自走組付台車C1 はリヤフォー
クユニット組付ステーションS3まで自走し、そこで
第1の第1自走組付台車C1 上の第1の組立体(エンジ
ンユニットE及びフレームユニットFに、第3組立ラ
インL3を循環走行する第2の第1自走組付台車C1
で組み立てられたリヤフォークユニットRFが組み付け
られ、これにより、第2の組立体E,F,RFが得られ
る。このとき、第3組立ラインL3の第2の第1自走組
付台車C1 は該第3組立ラインL3から分離され、第1
組立ラインL1上の第1の第1自走組付台車C1 縦列
状態で結合される。即ち、第3組立ラインL3の第2の
第1自走組付台車C1 の台車本体2に設けた一対の突起
1 ,21 及びフック9を、第1組立ラインL1の第1
第1自走組付台車C1 の台車本体2に設けた一対の凹
部22 ,22 及びフック係合孔10に係合させることに
より、2台の第1自走組付台車C1 ,C1 が一体化さ
れ、両第1自走組付台車C1 ,C1 上で第2の組立体
エンジンユニットE、フレームユニットF及びリヤフ
ォークユニットRFが一体化される(図11参照)。
【0024】続いて、一体に連結された2台の第1自走
組付台車C1 ,C1 はシートレールユニット組付ステー
ションS4まで自走し、そこで第4組立ラインL4の
3の第1自走組付台車C1 上で組み立てられたシートレ
ールユニットSが、第1組立ラインL1の第1及び第2
第1自走組付台車C1 ,C1 上の第2の組立体(エン
ジンユニットE、フレームユニットF及びリヤフォーク
ユニットRFに組み付けられ、これにより、第3の組
立体E,F,RF,Sが得られる(図12参照)。
【0025】更に、一体に連結された2台の(即ち第1
及び第2の)第1自走組付台車C1,C1 はフロントフ
ォークユニット組付ステーションS5まで自走し、そこ
で第5組立ラインL5の第4の第1自走組付台車C1
で組み立てられたフロントフォークユニットFFが、第
1組立ラインL1の2台の第1自走組付台車C1 ,C1
上の第3の組立体(エンジンユニットE、フレームユニ
ットF、リヤフォークユニットRF及びシートレールユ
ニットSに組み付けられ、これにより自動二輪車V
主要部の組立が完了する。上述のように、フロントフォ
ークユニットFF及びリヤフォークユニットRFが組み
付けられることにより自動二輪車Vの前後方向のバラン
スが良好になるため、2台の(即ち第1及び第2の)
1自走組付台車C1 ,C1 のうちの後側の(第2の)
1自走組付台車C1 が分離され、前側の(第1の)第1
自走組付台車C1 上にだけエンジンユニットEを介して
自動二輪車Vの前記主要部が支持される(図13参
照)。
【0026】上述のように、第1組立ラインL1でエン
ジンユニットEを、第2組立ラインL2でフレームユニ
ットFを、第3組立ラインL3でリヤフォークユニット
RFを、第4組立ラインL4でシートレールユニットS
を、第5組立ラインL5でフロントフォークユニットF
Fを小組みしているので、各ユニットの組立ラインを分
離して効率的な組立を行うことができる。
【0027】次に、ヘッドライト・メータユニット組付
ステーションS6においてヘッドライト及びメータユニ
ットが組み付けられた後、第1の第1自走組付台車C1
は移載ステーションS7まで自走し、そこで該第1の
1自走組付台車C1 からホイストクレーンで吊り上げら
れた自動二輪車Vの前記主要部が第6組立ラインL6上
の第2自走組付台車C2 上に移載される。第2自走組付
台車C2 上の自動二輪車Vの前記主要部は、前輪Wf及
び後輪Wrをそれぞれ前部昇降テーブル42及び後部昇
降テーブル43に支持され、後輪Wrをクランプ機構5
0にクランプされて自立する。
【0028】上述のように、自動二輪車Vの車体を直接
クランプすることなく前輪Wf及び後輪Wrで第2自走
組付台車C2 上に支持しているので、車体を傷付けるこ
とがないばかりか、部品を取り付ける際にクランプ機構
が邪魔になることがない。
【0029】第2自走組付台車C2 は第6組立ラインL
6の下回り部品組付ステーションS8まで自走し、そこ
で自動二輪車Vにエキゾーストパイプ、マフラー、メイ
ンスタンド、サイドスタンド等の下回り部品が組み付け
られる(図14参照)。続いて、カウルユニット組付ス
テーションS9においてカウルユニットが組み付けらる
(図15参照)。下回り部品組付ステーションS7及び
カウルユニット組付ステーションS8における作業を容
易に行うために、前部昇降テーブル42及び後部昇降テ
ーブル43が駆動されて自動二輪車Vの高さが適切に調
節される。
【0030】最後に完成検査ステーションS10におい
て完成検査が行われた自動二輪車Vは、クランプ機構5
0によるクランプを解除されて台車本体2の前部に設け
た傾斜案内板41から積み卸され、出荷待機場に搬送さ
れる。尚、第2自走組付台車C2 から完成した自動二輪
車Vを積み卸す際に、後部昇降テーブル43を台車本体
2の上面よりも僅かに高い位置に停止させると作業が容
易である。また、ホイストクレーンを用いずに自動二輪
車Vを第2自走組付台車C2 に積み込む場合にも、前記
傾斜案内板41を利用して作業を容易化することができ
る。
【0031】而して、自走組付台車C1 ,C2 を用いた
ことにより、走行誘導テープ31を貼り替えるだけの作
業で組立ラインの長さやレイアウトを短時間かつ低コス
トで変更することができ、多機種少量生産や空きスペー
スを利用した生産に容易に対応することが可能となる。
【0032】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は前記実施例に限定されるものでなく、種々の設計変
更を行うことが可能である。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、エンジン
ユニット、リヤフォークユニット、シートレールユニッ
及びフロントフォークユニットを各々別個の第1自走
組付台車上で小組みしているので、それらの組立ライン
を分離して効率的な作業を行うことができ、また組立ラ
インの変更にも容易に対処できる。しかも各ユニットを
一体化した自動二輪車の主要部を第2自走組付台車上に
前輪及び後輪で支持したので、車体をクランプして傷付
けることがないだけでなく、部品の取付を容易に行うこ
とができる。
【0034】また特にフレームユニット付きエンジンユ
ニットにリヤフォークユニットを組付けて第2の組立体
を得るようにしてからは、その後、更にシートレールユ
ニット及びフロントフォークユニットを順次組み付けて
全体の前後重量バランスが良くなるまでの間、第1及び
第2の第1自走組付台車を縦列結合したまま自走させる
ようにしているため、組立体を縦列状態の二台の第1自
走組付台車により安定よく的確に搬送することができ
る。またフロントフォークユニットの組付けにより前後
重量バランスが良くなってからは、自動二輪車の主要部
がエンジンユニットを介して第1の第1自走組付台車に
だけ支持されるように該第1の第1自走組付台車より第
2の第1自走組付台車が切り離されるため、その後は
第1の第1自走組付台車のみによっても自動二輪車主要
部を効率よく安定搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1自走組付台車の斜視図
【図2】図1の1方向矢視図
【図3】図2の3方向矢視図
【図4】第2自走組付台車の斜視図
【図5】図4の5方向矢視図
【図6】図5の要部拡大図
【図7】図5の7方向矢視図
【図8】図7の8−8線断面図
【図9】組立ラインのレイアウトを示す図
【図10】エンジンユニット組立ステーションにおける
作業状態を示す図
【図11】リヤフォークユニット組付ステーションにお
ける作業状態を示す図
【図12】シートレールユニット組付ステーションにお
ける作業状態を示す図
【図13】フロントフォークユニット組付ステーション
における作業状態を示す図
【図14】下回り部品組付ステーションにおける作業状
態を示す図
【図15】カウルユニット組付ステーションにおける作
業状態を示す図
【符号の説明】
1 第1自走組付台車 C2 第2自走組付台車 E エンジンユニット フレームユニット FF フロントフォークユニット RF リヤフォークユニット シートレールユニット V 自動二輪車 Wf 前輪 Wr 後輪 31 走行誘導テープ(走行誘導手段)
フロントページの続き (72)発明者 山野 優 静岡県浜松市葵東1丁目13番1号 本田 技研工業株式会社浜松製作所内 (56)参考文献 特開 平5−116044(JP,A) 特開 平2−286478(JP,A) 特開 平4−210346(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面に敷設した走行誘導手段(31)に
    誘導されて走行する複数の自走組付台車(C1 ,C2
    を用いた自動二輪車の組立方法において、 第1の 第1自走組付台車(C1 )上でエンジンユニット
    (E)を小組みし、次いでそのエンジンユニット(E)
    にフレームユニット(F)を組み付けて第1の組立体
    (E,F)を得る工程と、第2の 第1自走組付台車(C1 )上でリヤフォークユニ
    ット(RF)を小組みする工程と、第3の第1自走組付台車(C 1 )上でシートレールユニ
    ット(S)を小組みする工程と、 第4の 第1自走組付台車(C1 )上でフロントフォーク
    ユニット(FF)を小組みする工程と、第1及び第2の第1自走組付台車(C 1 ,C 1 )を縦列
    結合し、その両台車(C 1 ,C 1 )上で第1の組立体
    (E,F)にリヤフォークユニット(RF)を組付けて
    第2の組立体(E,F,RF)を得る工程と、 第1及び第2の第1自走組付台車(C 1 ,C 1 )を縦列
    結合したまま自走させ、その両台車(C 1 ,C 1 )上で
    第2の組立体(E,F,RF)にシートレールユニット
    (S)を組付けて第3の組立体(E,F,RF,S)を
    得る工程と、 第1及び第2の第1自走組付台車(C 1 ,C 1 )を縦列
    結合したまま更に自走させ、その両台車(C 1 ,C 1
    上で第3の組立体(E,F,RF,S)にフロントフォ
    ークユニット(FF)を組付けて自動二輪車(V)の主
    要部を得、次いで該主要部がエンジンユニット(E)を
    介して第1の第1自走組付台車(C 1 )にだけ支持され
    るように該第1の第1自走組付台車(C 1 )より第2の
    第1自走組付台車(C 1 )を分離する工程と、 その分離後の第1の第1自走組付台車(C 1 )を自走さ
    せ、 自動二輪車(V)の前記主要部を、その前輪(W
    f)及び後輪(Wr)を支持する第2自走組付台車(C
    2 )上に移載する工程と、 この第2自走組付台車(C2 )上の自動二輪車(V)
    前記主要部に部品を取り付ける工程とを備えることを特
    徴とする、自動二輪車の組立方法。
JP5119594A 1993-05-21 1993-05-21 自動二輪車の組立方法 Expired - Lifetime JP2753791B2 (ja)

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