JP3782145B2 - 輪軸運搬台車 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、車軸に車輪を圧入してなる輪軸を、工場内にて運搬する台車の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の台車は、図8に示すように、台車2の走行する軌道1内に置かれた輪軸3を前後からフォーク19,19で挟持し、地上より持ち上げて他の場所へ運搬し、軌道1内に降ろす構造になっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このため、輪軸3を台車に積んだり、台車から降ろしたりする際には、数名の作業員によって輪軸3を台車2の軌道1内に運び込み、また運び出す必要があった。
【0004】
本発明は、このような作業から作業員を解放するためになされたものであり、輪軸を軌道外部の地面上から台車上へ、あるいは台車上から軌道外部の地面上へと自動的に積卸し可能な構造の輪軸運搬台車の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の輪軸運搬台車は、輪軸3を進行方向と平行に積載する台車2の輪軸積載位置の片側上方に、輪軸と平行に配置した回転シャフト9と、該回転シャフトの両端より垂下し、先端に輪軸端部の挟支腕141 ,142 を備えた一対のアーム13,13とよりなる輪軸積卸装置8を設け、かつ前記挟支腕の一方141 を上下動可能に構成して、一対のアーム13,13の回転シャフト9を軸とする往復振子運動と挟支腕の一方141 の上下動により、輪軸3を台車片側の地面上に降ろし、あるいは同片側の地面上より台車上に積み込めるようにしたことを特徴とする。
【0006】
上記の輪軸積卸装置8は、台車2の輪軸積載位置の両側上方に対峙させて設けてもよい。この場合、各輪軸積卸装置81 ,81 のアーム13,3先端の挟支腕141 ,142 は、両方とも上下動可能に構成する。これにより、輪軸を積み込んだ側と反対側に降ろすことが可能となる。
【0007】
また、輪軸積卸装置8は、台車2の輪軸積載位置の直上に設けるようにしてもよい。この場合、輪軸積卸装置のアーム13,13先端の挟支腕141 ,142 は、両方とも上下動可能に構成するとともに、一対のアーム13,13自体を伸縮可能に構成する。これにより、上記と同様、輪軸を積み込み側と反対側に降ろすことが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1〜図3において、1は軌道、2は軌道上を電気機関により走行する本発明の台車を示している。
【0009】
台車2の中央部2′には、輪軸3を台車の走行方向に平行に積載するためのガイドレール4が敷設してある。この台車の中央部2′は、その四隅に繋いだローラチェーン5を2台の油圧シリンダ61 ,62 で同時に吊り上げ、吊り下げることにより、水平に昇降させることができる。
【0010】
また、台車の中央部2′上方には、枠状の屋根フレーム7が組んであり、これに輪軸積卸装置8の構成部材である回転シャフト9が台車上に積載された輪軸3と平行にかつ該輪軸の片側上方に位置するように取り付けてある。シャフト9にはレバー10が設けてあり、このレバーの背面側に油圧シリンダ11のロッド11′先端が連結してある。油圧シリンダ11は屋根フレーム7にブラケット12で上下に回転可能に取り付けられている。すなわち、この油圧シリンダ11のロッド11′の伸長・縮退動作がレバー10を介してシャフト9に正・逆回転を与えるのである。
【0011】
上記シャフト9の両端部には、やはり輪軸積卸装置8の構成部材である一対のアーム13,13が 、その上部を固定して垂設されている。これらのアーム13,13は、その先端部をガイドレール4の脇に延長して、輪軸3の軸端部を挟支する2本の平行な挟支腕141 ,142 に形成したものである。
【0012】
挟支腕141 ,142 は、その一方(輪軸の積卸側に位置する挟支腕)141 が、アーム13に設けた油圧シリンダ15の駆動により、アームに沿って上下動可能に設けられている。
【0013】
なお、図示例の台車2には、その屋根フレーム7に、ガイドレール4の間隔L中心と、軌道1側方の地面に敷設されたステーションレール16の間隔中心の一致を検出して、走行停止を指令するセンサー17が取付けてあり、台車中央部2′には、輪軸3を台車の幅W方向ほぼ中央部に停止させるためのストッパー18が設けられている。
【0014】
上記構成よりなる台車2に輪軸を積み込む場合は、ステーションレール16上に置かれた輪軸3の直横に台車2を停止させ、台車の中央部2′を地面に接地させる。次いで、油圧シリンダ11のロッド11′を伸長させ、シャフト9を正回転させると、これにともなって一対のアーム13,13が輪軸3の置かれた側部外方へ向かってシャフト9を軸とする振子運動を開始する。このとき、挟支腕141 ,142 の一方141 を予め上昇させておくことにより、他方の挟支腕142 が輪軸3の軸端部に当接する。そこでロッド11′の伸長を停止し、油圧シリンダ15を操作して上昇させておいた一方の挟支腕141 を降下させる。これにより輪軸3は、軸両端がそれぞれ挟支腕141 ,142 により挟支された状態となる。
【0015】
次いで、油圧シリンダ11のロッド11′を縮退させ、シャフト9を逆回転させると、一対のアーム13,13は台車2上へ向かって振子運動を開始し、この運動にともなって輪軸3がステーションレール16およびガイドレール4上を転動して台車2上に積み込まれる。輪軸3がストッパー18に当接したところでロッド11′の縮退を停止させると、輪軸の積み込み作業が完了する。後は、輪軸を積載した台車中央部2′を地上より上昇させて、台車を他の場所へ走行させればよい。
【0016】
台車2上に積み込んだ輪軸3を地上に降ろす場合は、前記と同様に、まず輪軸を積載する台車中央部2′を着地させた後、油圧シリンダ11のロッド11′を伸長して、一対のアーム13,13を側部外方へ振子運動させる。これにより台車上の輪軸3を積み込んだと同じ側の地上に降ろすことができる。ただし、輪軸を降ろした後、一対のアーム13,13を台車2上に戻す際には、輪軸3の軸端を挟支している挟支腕の一方141 を上昇させておく操作が必要である。
【0017】
なお、以上に説明した輪軸の積み込み動作および降ろし動作は、いずれも要所に必要なセンサを設け、シーケンス制御を行うことにより、ほぼ完全に自動化することが可能である。
【0018】
図4および図5は、請求項2に係る輪軸運搬台車の実施例であり、台車2中央部2′の輪軸積載位置の両側上方に、前述の輪軸積卸装置81 ,82 を対峙させて設けることともに、これらの輪軸積卸装置が備える一対のアーム13,13先端の挟支腕141 ,142 を両方とも油圧シリンダ151 ,152 により上下動可能に構成したものである。
【0019】
すなわち、この構造によれば台車2の片側の地面上に置かれた輪軸3を、片側の輪軸積卸装置81 の振子運動によって台車上に積み込み、ここで輪軸3端部の挟支を片側の輪軸積卸装置81 の挟支腕141 ,142 から反対側の輪軸積卸装置82 の挟支腕141 ,142 に変更する。しかる後、反対側の輪軸積卸装置82 を振子運動させることにより、上記輪軸3を台車2の反対側の地面上に降ろすことができる。
【0020】
図6および図7は、請求項3に係る輪軸運搬台車の実施例であり、台車2中央部2′の輪軸積載位置の直上に輪軸積卸装置8を設け、その一対のアーム13,13先端の挟支腕141 ,142 を両方とも油圧シリンダ151 ,152 により上下動可能に構成するとともに、アーム13,13自体を油圧シリンダに構成して伸縮可能としたものである。
【0021】
すなわち、この構造によれば輪軸積卸装置8の一対のアーム13,13が行う振子運動の往時に合わせてアームを徐々に伸長させ、振子運動の復時に合わせてアームを徐々に縮退させることができる。したがって、それだけ振り巾が大きくなり上記往時の振子運動によりアーム13,13先端の挟支腕141 ,142 を台車上の輪軸積載位置から台車両側のいずれの外方にも延ばすことができる。これにより、前記図4、図5の場合と同様に、輪軸3を台車2の片側から積み込み、反対側へ降ろすことが可能となる。
【0022】
【発明の効果】
以上に説明したとおり、本発明の輪軸運搬台車は、輪軸を地面上から台車上へ積み込む作業および台車上から地面上へ降ろす作業を自動的に行うことができる。したがって、作業員をこの種の作業から解放することができ、また運搬に要する時間を著しく短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る台車の側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】本発明に係る台車の他の実施例を示す側面図である。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】本発明に係る台車の他の実施例を示す側面図である。
【図7】図6のA−A線断面図である。
【図8】従来の輪軸運搬台車を説明する側面図である。
【符号の説明】
2 台車
2′ 台車中央部
3 輪軸
8 輪軸積卸装置
9 回転シャフト
13 アーム
141 ,142 挟支腕
Claims (4)
- 輪軸3を進行方向と平行に積載する台車2の輪軸積載位置の片側上方に、輪軸と平行に配置した回転シャフト9と、該回転シャフトの両端より垂下し、先端に輪軸端部の挟支腕141 ,142 を備えた一対のアーム13,13とよりなる輪軸積卸装置8を設け、かつ前記挟支腕の一方141 を上下動可能に構成して、一対のアーム13,13の回転シャフト9を軸とする往復振子運動と挟支腕の一方141 の上下動により、輪軸3を台車片側の地面上に降ろし、あるいは同片側の地面上より台車上に積み込めるようにしたことを特徴とする輪軸運搬台車。
- 輪軸3を進行方向と平行に積載する台車2の輪軸積載位置の両側上方に、輪軸と平行に配置した回転シャフト9と、該回転シャフトの両端より垂下し、先端に輪軸端部の挟支腕141 ,142 を備えた一対のアーム13,13とよりなる輪軸積卸装置81 ,82 を設け、かつ前記挟支腕の両方141 ,142 を上下動可能に構成して、各輪軸積卸装置81 ,82 における一対のアーム13,13の回転シャフト9を軸とする往復振子運動と挟支腕の両方141 ,142 の上下動により、輪軸3を台車片側の地面上より台車上に積み込み、反対側の地面上に降ろせるようにしたことを特徴とする輪軸運搬台車。
- 輪軸3を進行方向と平行に積載する台車2の輪軸積載位置の直上に、輪軸と平行に配置した回転シャフト9と、該回転シャフトの両端より垂下し、先端に輪軸端部の挟支腕141 ,142 を備えた一対のアーム13,13とよりなる輪軸積卸装置8を設け、かつ前記挟支腕の両方141 ,142 を上下動可能に構成するとともに、一対のアーム13,13自体を伸縮可能に構成して、該一対アーム13,13の伸縮動作をともなうシャフト9を軸とする往復振子運動と挟支腕の両方141 ,142 の上下動により、輪軸3を台車片側の地面上より台車上に積み込み、反対側の地面上に降ろせるようにしたことを特徴とする輪軸運搬台車。
- 台車の輪軸積載位置が昇降し、接地可能に構成されていることを特徴とする請求項1又は2又は3に記載の輪軸運搬台車。
Priority Applications (1)
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JP31965295A JP3782145B2 (ja) | 1995-11-13 | 1995-11-13 | 輪軸運搬台車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP31965295A JP3782145B2 (ja) | 1995-11-13 | 1995-11-13 | 輪軸運搬台車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09136644A JPH09136644A (ja) | 1997-05-27 |
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Family
ID=18112698
Family Applications (1)
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JP31965295A Expired - Lifetime JP3782145B2 (ja) | 1995-11-13 | 1995-11-13 | 輪軸運搬台車 |
Country Status (1)
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Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN108859598A (zh) * | 2018-06-25 | 2018-11-23 | 安徽江淮汽车集团股份有限公司 | 车胎装配机构 |
-
1995
- 1995-11-13 JP JP31965295A patent/JP3782145B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09136644A (ja) | 1997-05-27 |
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