JPH04210346A - 組立加工システム - Google Patents
組立加工システムInfo
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- JPH04210346A JPH04210346A JP2400675A JP40067590A JPH04210346A JP H04210346 A JPH04210346 A JP H04210346A JP 2400675 A JP2400675 A JP 2400675A JP 40067590 A JP40067590 A JP 40067590A JP H04210346 A JPH04210346 A JP H04210346A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65G—TRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
- B65G47/00—Article or material-handling devices associated with conveyors; Methods employing such devices
- B65G47/52—Devices for transferring articles or materials between conveyors i.e. discharging or feeding devices
- B65G47/60—Devices for transferring articles or materials between conveyors i.e. discharging or feeding devices to or from conveyors of the suspended, e.g. trolley, type
- B65G47/61—Devices for transferring articles or materials between conveyors i.e. discharging or feeding devices to or from conveyors of the suspended, e.g. trolley, type for articles
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Automatic Assembly (AREA)
- Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
- Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[00011
【産業上の利用分野]本発明は組立加工システム、特に
複数の組立加工ゾーンに沿って自走キャリアを誘導走行
させ、この自走キャリアに保持されたワークに所定の組
立加工を行う組立加工システムの改良に関する。 [0002] 【従来の技術】自動車の組立加工ラインなどにおいては
、従来コンベアシステムが用いられ、複数の組立加工ゾ
ーンを通過するラインコンベアにワークを載置させ、例
えば自動車の車体あるいはドアなどに所望の組立加工が
施される。 [0003]Lかしながら、この種のコンベアシステム
においては、−旦設置されたラインコンベアの変更が行
い難いという問題があった。特に、生産工程数の変更あ
るいは生産量を調整する場合には、従来のラインコンベ
アでは、ラインの組替えに多大な時間及び労力を必要と
する欠点があった。 [0004]従来においても、コンベアシステムに代っ
て、ワークを個別に各組立加工ゾーンへ移送して、それ
ぞれの組立加工ゾーンで個別の作業を行う方式が提案さ
れ、例えばワークを個別のワゴンに乗せて各組立加工ゾ
ーンへ運び、各ゾーンにワゴンを停止させて所望の組立
加工を行い、各ゾーンの作業が終了した後にワゴン毎ワ
ークを次の組立加工ゾーンへ運ぶことが行われている。 [0005]Lかしながら、この従来装置では、全体の
加工効率が低下してしまい、多数の組立加工工程を必要
とする場合には必ずしも望ましい結果が得られなかった
。 [0006]
複数の組立加工ゾーンに沿って自走キャリアを誘導走行
させ、この自走キャリアに保持されたワークに所定の組
立加工を行う組立加工システムの改良に関する。 [0002] 【従来の技術】自動車の組立加工ラインなどにおいては
、従来コンベアシステムが用いられ、複数の組立加工ゾ
ーンを通過するラインコンベアにワークを載置させ、例
えば自動車の車体あるいはドアなどに所望の組立加工が
施される。 [0003]Lかしながら、この種のコンベアシステム
においては、−旦設置されたラインコンベアの変更が行
い難いという問題があった。特に、生産工程数の変更あ
るいは生産量を調整する場合には、従来のラインコンベ
アでは、ラインの組替えに多大な時間及び労力を必要と
する欠点があった。 [0004]従来においても、コンベアシステムに代っ
て、ワークを個別に各組立加工ゾーンへ移送して、それ
ぞれの組立加工ゾーンで個別の作業を行う方式が提案さ
れ、例えばワークを個別のワゴンに乗せて各組立加工ゾ
ーンへ運び、各ゾーンにワゴンを停止させて所望の組立
加工を行い、各ゾーンの作業が終了した後にワゴン毎ワ
ークを次の組立加工ゾーンへ運ぶことが行われている。 [0005]Lかしながら、この従来装置では、全体の
加工効率が低下してしまい、多数の組立加工工程を必要
とする場合には必ずしも望ましい結果が得られなかった
。 [0006]
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
コベアシステムあるいはワゴンシステムでは多数の部品
を組付は加工しなければならないラインには適合し難い
諸点が存在していた。 [0007]これらの問題は特にライン長を変更して生
産数量あるいは組立加工工程数を調整するときに融通性
が少ないということを含む。 [0008]また、多数の組立加工ゾーンを連続的に効
率良く運営するためには、実際上各工程ゾーンでのワー
ク高さを調整する必要があり、例えば自動車のドア組立
ラインにおいて、ドア上部の作業と下部の作業とでは最
適なワーク保持高さが著しく異なり、従来においては、
各作業ゾーンの高さ自体を作業者のプラットホーム高さ
変更にて調整しなければならなかった。このような高さ
調整自体も全体のラインに柔軟性を欠くこととなる主要
因であり、各組立加工ゾーンにおいてワーク自体の高さ
を任意に調整できることが強く望まれていた。 [0009]さらに、組立加工システムでは、ライン全
体の効率を改善すること及びラインスペースをできるだ
け抑制したいという要望があり、例えば従来のワゴンシ
ステムでは、各作業が組立加工ゾーン毎に独立してしま
い、全体の効率が低下すると共に、ラインスペースを増
大させ勝ちになる欠点があった。特に、従来のワゴンシ
ステムでは、ワゴンの移送はほぼ完全に無駄時間となり
、自動車の組立などでは大きな問題となっていた。 [00101本発明は上記従来の課題に鑑みなされたも
のであり、その目的は、従来のコンベアシステムとワゴ
ンシステムの長所を組み合せ、組立加工効率を改善しな
がら極めてフレキシビリティ−に富んだ、更に作業者の
作業姿勢あるいは作業のやり易さを著しく改善可能な改
良された組立加ニジシステムを提供することにある。 [00111
コベアシステムあるいはワゴンシステムでは多数の部品
を組付は加工しなければならないラインには適合し難い
諸点が存在していた。 [0007]これらの問題は特にライン長を変更して生
産数量あるいは組立加工工程数を調整するときに融通性
が少ないということを含む。 [0008]また、多数の組立加工ゾーンを連続的に効
率良く運営するためには、実際上各工程ゾーンでのワー
ク高さを調整する必要があり、例えば自動車のドア組立
ラインにおいて、ドア上部の作業と下部の作業とでは最
適なワーク保持高さが著しく異なり、従来においては、
各作業ゾーンの高さ自体を作業者のプラットホーム高さ
変更にて調整しなければならなかった。このような高さ
調整自体も全体のラインに柔軟性を欠くこととなる主要
因であり、各組立加工ゾーンにおいてワーク自体の高さ
を任意に調整できることが強く望まれていた。 [0009]さらに、組立加工システムでは、ライン全
体の効率を改善すること及びラインスペースをできるだ
け抑制したいという要望があり、例えば従来のワゴンシ
ステムでは、各作業が組立加工ゾーン毎に独立してしま
い、全体の効率が低下すると共に、ラインスペースを増
大させ勝ちになる欠点があった。特に、従来のワゴンシ
ステムでは、ワゴンの移送はほぼ完全に無駄時間となり
、自動車の組立などでは大きな問題となっていた。 [00101本発明は上記従来の課題に鑑みなされたも
のであり、その目的は、従来のコンベアシステムとワゴ
ンシステムの長所を組み合せ、組立加工効率を改善しな
がら極めてフレキシビリティ−に富んだ、更に作業者の
作業姿勢あるいは作業のやり易さを著しく改善可能な改
良された組立加ニジシステムを提供することにある。 [00111
【課題を解決するための手段]上記目的を達成するため
に、本発明は複数の組立加工ゾーンに沿って設定された
誘導路と、この誘導路に従って所定速度で自走する台車
と、この台車に載置されワークを保持するワークテーブ
ルの高さ調整を行うテーブルリフタとを有する自走キャ
」アと、を含み、前記自走キャリアは、各組立加工ゾー
ンにて作業者が指定した高さにワークテーブルの高さを
自動的に変更可能なリフタ駆動部を有することを特徴と
する。 [0012]また、本発明は複数の組立加工ゾーンに沿
って設定された誘導路と、この誘導路に従って所定速度
で自走する台車と、この台車に載置されワークを保持す
るワークテーブルの高さ調整を行うテーブルリフタとを
有する自走キャリアと、を含み、前記自走キャリアは、
各組立加工ゾーン毎に設定されるテーブル高さデータを
記憶したテーブル高さメモリと、各組立加工ゾーンの入
口を検出して前記テーブル高さメモリの読出アドレスを
切り替えるメモリ読出回路と、テーブル高さメモリから
読み出された高さデータに従ってテーブルリフタを駆動
するリフタ駆動部と、を有することを特徴とする。 [0013] 【作用】従って、本発明によれば、ワークをテーブルリ
フタを内蔵した自走キャリアに保持させ、この自走キャ
リアを連続的にほぼ等間隔で従来のコンベアシステムに
近似した移送類で各組立加工ゾーンに送り、実際の組立
加工ゾーンでは定速微速走行を行いながら所定の組立加
工が行われる。そして、各組立加工ゾーンでは作業内容
あるいは作業者に適合した個別のワーク高さが得られ、
最適の作業環境を与えることができる。 [0014]また、本発明によれば、自走キャリアに各
組立加工ゾーン毎に設定されるテーブル高さデータを記
憶することができ、これによって各組立加工ゾーンの入
口で所望のテーブル高さを自動的に与えることが可能と
なる。 [0015]
に、本発明は複数の組立加工ゾーンに沿って設定された
誘導路と、この誘導路に従って所定速度で自走する台車
と、この台車に載置されワークを保持するワークテーブ
ルの高さ調整を行うテーブルリフタとを有する自走キャ
」アと、を含み、前記自走キャリアは、各組立加工ゾー
ンにて作業者が指定した高さにワークテーブルの高さを
自動的に変更可能なリフタ駆動部を有することを特徴と
する。 [0012]また、本発明は複数の組立加工ゾーンに沿
って設定された誘導路と、この誘導路に従って所定速度
で自走する台車と、この台車に載置されワークを保持す
るワークテーブルの高さ調整を行うテーブルリフタとを
有する自走キャリアと、を含み、前記自走キャリアは、
各組立加工ゾーン毎に設定されるテーブル高さデータを
記憶したテーブル高さメモリと、各組立加工ゾーンの入
口を検出して前記テーブル高さメモリの読出アドレスを
切り替えるメモリ読出回路と、テーブル高さメモリから
読み出された高さデータに従ってテーブルリフタを駆動
するリフタ駆動部と、を有することを特徴とする。 [0013] 【作用】従って、本発明によれば、ワークをテーブルリ
フタを内蔵した自走キャリアに保持させ、この自走キャ
リアを連続的にほぼ等間隔で従来のコンベアシステムに
近似した移送類で各組立加工ゾーンに送り、実際の組立
加工ゾーンでは定速微速走行を行いながら所定の組立加
工が行われる。そして、各組立加工ゾーンでは作業内容
あるいは作業者に適合した個別のワーク高さが得られ、
最適の作業環境を与えることができる。 [0014]また、本発明によれば、自走キャリアに各
組立加工ゾーン毎に設定されるテーブル高さデータを記
憶することができ、これによって各組立加工ゾーンの入
口で所望のテーブル高さを自動的に与えることが可能と
なる。 [0015]
【実施例】以下図面に基づいて本発明の好適な実施例を
説明する。 [00161図1は本発明に係る組立加工システムを自
動車のドア組立に適用した全体的な構成を示す。 [00171図において、組立加工ゾーンは符号11゜
12.13で示され、図においては3個のゾーンを含む
が、勿論本発明においてこれらの組立加工ゾーン数は任
意に設定可能である。 [0018]これらの複数の組立加工ゾーン11,12
.13に沿って誘導路14が設定されており、この誘導
路に複数の自走キャリア15が連続的にほぼ等間隔で自
走誘導されている。 [0019]誘導路14は床下あるいは床面に付設され
た無線用ループ及び走行誘導線を含み、各自走キャリア
15はこれらのループあるいは誘導線に送られる誘導信
号を電磁的に検出して所定の誘導路に従った自走作用を
行うことができる。 [00203作業者16は定められた組立加工ゾーンで
微速走行する自走キャリア15に保持されたワークに対
して所望の組立加工を行い、後述するように、この時の
ワーク高さは各組立加工ゾーンに適合した任意の高さに
調整可能である。 [00211図において、ワーク17は実施例において
自動車のドアからなり、オーバヘッドコンベア18によ
ってワーク積み部19に送られ、具体的にはワーク17
を保持したハンガ20をオーバヘッドコンベア18から
ワーク積み部19にてワーク17がハンガ20ごと自走
キャリア15に積み込まれる。 [0022]そして、このようにしてワークを保持した
自走キャリア15は順次前記各組立加工ゾーン11,1
2.13を移動する。 [0023]全ての組立加工が完了した後、ワークはワ
ーク吊上げ部21にて再びオーバヘッドコンベア18に
戻され、次の後犠装工程へ送られる。 [0024]そして、ワークが下された自走キャリアは
誘導路14に従って部品配膳ゾーン22へ送られる。 [0025]この部品配膳ゾーン22では、各ワーク1
7毎に指定された部品がパッケージとして部品トレイ2
3に予め積み込まれており、部品荷積み部24において
空の部品トレイ23が下され、これに代って新たに次の
ワークに対して必要な部品をパッケージとして配膳した
部品トレイ23が新たに自走キャリア15に荷積みされ
る。 [0026]そして、再び自走キャリア15は誘導路1
4に従って次のワーク17を受は入れるためにワーク積
み部19へ自走する。 [0027]従って、図1から明らかなように、本発明
によれば、複数の自走キャリア15が連続的に各組立加
工ゾーンに送り込まれ、従来のコンベアシステムと同様
に極めて効率の良い組立加工作業を支援することができ
る。 [0028]そして、本発明によれば、個別の自走キャ
リア15はそれぞれ別個に自走しているので、必要に応
じてその速度調整を他の自走キャリアと独立して行うこ
とができ、また組立部品ゾーン数あるいはライン長も自
走キャリア15の投入数あるいは送り速度を変更するこ
とによって簡単に調整することができ、極めてフレキシ
ビリティ−に富んだ組立加工システムを提供可能である
。 [0029]また、後述するように、各自走キャリア1
5はワークを保持するワークテーブルの高さを任意に調
整可能であり、各組立加工ゾーン11,12.13の作
業内容あるいは作業者に適合したワーク高さを設定する
ことが可能となり、作業環境を著しく改善することがで
きる。 [00301図2には本発明に好適な自走キャリア15
の−例が斜視図で示されている。 [00311この自走キャリア15は台車30を含み、
台車30の下部に設けられた左右一対の駆動輪31をそ
れぞれサーボモータで駆動することにより、所望の曲線
あるいは回転動作を行うことができる。台車30の前後
にはバンパ32.33が設けられ、進行方向前方にはそ
れぞれウィンカ34.35が設けられている。 [0032]実施例の自走キャリア15は左右にそれぞ
れ1個ずつの自動車ドアからなるワーク17a、17b
が保持され、このために台車30にはワークテーブル3
6が載置されている。実施例においてワークテーブル3
6は前述したハンガ20を保持するための枠形状からな
り、またこのワークテーブル36は支軸37を中心とし
て揺動可能であり、この結果、後述するようにワーク1
7の両面から作業が可能である。 [00331更に、前記ワークテーブル36と台車30
との間には、図2において詳細には示されてはいないが
、台車30内にテーブルリフタ38が内蔵されており、
この結果、ワークテーブル36すなわちワーク17を任
意高さに調整可能である。 [o o 34]自走キヤリア15には、さらに前記部
品トレイ23が着脱自在に荷積みされており、図示して
いない中央制御装置にて認識されたワーク17に必要な
部品がこの部品トレイ23に配膳されており、各組立加
工ゾーンにて部品トレイ23に配膳された部品がワーク
17に組み付けられる。 [0035]勿論、自走キャリア15にはこれらの部品
とは別個にネジその他の小物部品を収納するための部品
受け39.40が設けられている。 [0036]従って、本発明によれば、各組立加工ゾー
ンでは、従来必要であったフローラツクを必要とするこ
となく、全ての作業を自走キャリア15上において行う
ことが可能となり、作業環境の改善が著しい。 [00371図3は本発明に係る自走キャリア15の主
としてテーブルリフタを示す概略構成を表している。 [00381図から明らかなように、台車30とワーク
テーブル36との間にはパンタグラフ構造のシザーリフ
タからなるテーブルリフタ38が設けられ、このテーブ
ルリフタ38を後述する制御回路によって油圧駆動する
ことによりワークテーブル36すなわちワーク17を任
意位置に高さ調整可能である。 [0039]従って、各組立作業ゾーンにおいて、作業
の内容すなわちドアの上部作業あるいは下部作業に合せ
て所望のワーク高さを任意に得ることができ、さらに作
業者の身長その他によって変動する最適高さが自由に設
定可能である。 [00401図4には本発明におけるワーク17の高さ
調整が示されており、ワーク17はハンガ20と共に前
記テーブルリフタ38によって各作業に最適な任意位置
に上下動可能であることが理解される。 [00411図5、図6、図7には本発明に係る自走キ
ャリア15のさらに詳細な構造が示されている。 [00421台車30には前述した如くその下部に駆動
輪31が設けられており、またその前後には台車30を
安定した状態で移送するための空輸41.42が設けら
れており、4個の駆動輪及び空輸によって台車30は常
に水平位置を保ちながら誘導路14に沿って動くことが
できる。 [00431図において、ワークテーブル36はワーク
テーブル板43とワークテーブル枠44とからなり、前
述した如く、ワークテーブル枠44が支軸37によって
回動可能である。 [0044]前記図2の自走キャリア15と図5、図6
、図7の自走キャリアは僅かに細部が異なるが、基本的
に本発明の自走キャリアとして共通している。 [0045]前記ワークテーブル枠44には、ハンガ2
0が詳細には図示していないその下部をワークテーブル
枠44に設けられた2箇所のV溝に適合するように載置
され、またハンガ20の前後端がホルダ45.46によ
って位置決めされ、後ホルダ46は前後進可能であり、
これによってハンガ20をテーブル36にしっかりと位
置決めすることができる。 [0046]図から明らかなように、ワークテーブル枠
44はその上部44a、44bが僅かに上方に開いた形
状のコ字状枠からなり、ハンガ20をワークテーブル3
6に下した時にこれを容易に受は入れることができる。 [0047]図6に示されるように、支軸37にはボー
ルベアリングが内蔵されており、ワークテーブル36は
支軸37を中心にして図示の如く回動可能であり、この
結果、鎖線で示されるようにワーク17は自走キャリア
15から外に張り出し、これによって作業者はワーク1
7の裏面からも作業を行うことができ作業能率を著しく
改善することが可能である。 [0048]このような回動ワークテーブル36を設け
た場合、このワークテーブル36は片持ち支持となるが
、図5に示されるように、ワークテーブル板43の後端
にはガイドローラ46が設けられており、ワークテーブ
ル36を戻した時にワークテーブル枠44の後端をガイ
ドローラ46によってしっかりと支えることができる。 また、ワークテーブル枠44の後端には詳細には図
示していないがラッチが設けられ、この戻し位置をしっ
かりと保持して移送中にワークテーブル36が支軸37
を中心として不測の揺動運動を起すことを防止している
。このラッチは磁石ラッチあるいはバネを用いたラッチ
などから形成される。 [0049]また、ワークテーブル36を戻した時の衝
撃を吸収するため、ワークテーブル板43の後端にはス
トッパ47が設けられ、このストッパ47がワークテー
ブル板43にストッパホルダ48を介して固定されてい
る。 [00501前記ワークテーブル36のワークテーブル
板43と台車30との間には前述したようにパンタグラ
フと油圧シリンダからなるテーブルリフタ38が設けら
れており、このテーブルリフタ38は蛇腹49によって
覆われ、外部からの異物が侵入することがないように保
護されている。 [00511台車30には、さらにテーブルリフタ38
の上昇ボタン50及び下降ボタン51が設けられており
、これらの各ボタン50.51を作業者が押下制御する
ことによって、各組立作業ゾーンにおいてワークテーブ
ル36すなわちワーク17を任意位置に上下動すること
ができる。実施例においてこの手動上下動は所定ピッチ
ずつ制御され、例えば全体の移動量を500mmとした
場合、これを10個の等ピッチで移動させ、各ボタン5
0または51を1回操作する度に1ピツチすなわち50
mmずつワークテーブル36を上下動することができる
。 [0052]従って、各作業中にワーク17を上下方向
に移動させて、ワーク17の上から下まで連続して作業
する時の作業性を改善している。 [0053]図3に戻って、床内には無線用ループ52
と走行誘導線53が敷設されており、詳細には図示して
いないが、自走キャリア15内にはこれらの両ループ5
2、誘導線53の信号を電磁的に読み取るアンテナが設
けられている。 [0054]従って、走行誘導線53に自走許可信号が
供給されている時には、これによって自走キャリア15
は予め定められた速度で誘導路14に沿った自走作用を
行う。通常の場合、自走キャリア15が組立加工ゾーン
11.12.13を通過する時には微速定速走行を行い
、例えば毎分1m程度のゆっくりした速度で自走キャリ
ア15が移動し、この微速移動中に作業者16がワーク
17に対して所望の組立加工作業を与えることができる
。また、この組立加工ゾーン11,12.13以外の部
分では必要に応じて自走キャリア15は高速走行しある
いは待機することができる。 [0055]これらの各組立加工ゾーン11. 12.
13の識別あるいは高速ゾーン、待機ゾーンの識別を
行うため、誘導路14には所定箇所の床面にマークプレ
ート54が埋設され、例えば鉄板をマークプレート54
として用いることにより、自走キャリア15は台車30
の下部に設けられた発振器及び検知回路によってこのマ
ークプレー1へ54の位置を読み取り、前記自走速度を
予め与えられたプロクラムに従って変更することができ
る。 [0056]前記無線用ループ52は自走キャリア15
に内蔵されたプログラムメモリの内容を常時監視してこ
れを更新書替えする信号を送り、これによって各自走キ
ャリア15はマークプレート54を読み取る都度その順
番に従った移送速度を自から定めることができる。 [0057]さらに、この無線用ループ53からは各組
立作業ゾーンにて必要なテーブル高さをデータとして各
自走キャリア15に供給することができ、この信号も所
定の間隔で常時自走キャリア15に送られ、自走キャリ
ア15はこのテーブル高さデータを内蔵したテーブル高
さメモリに更新しながら記憶することができる。 [0058]従って、自走キャリア15はマークプレー
ト54を読み取って各組立加工ゾーンに移動するときに
自動的に予め定められたテーブル高さを与えることがで
きる。 前述した自走キャリア15内でのテーブル高さ
を設定するため、自走キャリア15内には各組立加工ゾ
ーン毎に設定されるテーブル高さデータすなわち前記無
線用ループ52から間欠的に更新して供給される高さデ
ータを記憶するテーブル高さメモリを有する。 [0059]そして、自走キャリア15内には各組立加
工ゾーンの入口を前記マークプレート54などによって
検出して前記テーブル高さメモリの読出しアドレスを切
り替えるメモリ読出し回路が設けられ、更に前記テーブ
ル高さメモリから読み出された高さデータに従って、テ
ーブルリフタ38を実施例においては油圧で駆動するリ
フタ駆動部を有する。 [00601以上のようなテーブル高さ調整を行うため
の好適な制御ブロック図が図8に示されている。 [0061]@述したパンタグラフ型シザーリフタから
なるテーブルリフタ38を上下駆動するために、リフタ
駆動部60は油圧シリンダ61を有する。そして、この
リフタ駆動部60は更に定吐出量型の油圧ポンプ62を
含み、モータ63によって油圧ポンプ62を駆動するこ
とにより、油圧シリンダ61の上室から実線矢印で示さ
れるように下室に向かって圧力油を送り込み、これによ
って油圧シリンダ61のプランジャを上方へ駆動してワ
ークテーブル36を上昇させることができる。このとき
、シャットオフ弁64は閉状態に保たれている。 [0062]一方、ワークテーブル36を下降させると
きには、前記シャットオフ弁64を所定開度で開き、こ
れによって、油圧シリンダ61の下室からシャットオフ
弁64を通って破線矢印で示されるように、油圧シリン
ダ下室から上室へ圧力油がワークテーブル36及びワー
ク17の自重により移され、これによって、ワークテー
ブル36はワーク17を保持したまま所定量下降するこ
とができる。 [0063]前述した同圧力油経路には、それぞれ流量
切替弁65.66が設けられ、この各切替弁65.66
を所定量開くことによって、油圧シリンダ61の動作速
度を任意に変更することができる。 [0064]そして、これらの上昇、加工及び停止動作
を行うために、リフタ駆動部60には前記モータ63及
びシャフトオフ弁64への制御電流を供給するための上
昇用制御部67、下降用制御部68そして停止用制御部
69が設けられている。更に、リフタ駆動部60には前
記上昇及び加工速度を制御するための低速制御部70及
び高速制御部71が設けられ、必要に応じて前記各切替
弁65.66の開度を制御する。 [0065]前記リフタ駆動部60の上下駆動を制御す
るため、前述したように、本実施例においては、自走キ
ャリアが各組立加工ゾーンヘ移動するために予め定めら
れたテーブル高さを選択する自動操作回路72と、作業
者が各組立加工ゾーン内において任意にテーブル高さを
調整する手動操作回路73が設けられている。 [0066]なお、第8図において、鎖線74の上側は
地上側を示し、また下側は自走キャリア側を示す。 [0067]自走キヤリア15内には、テーブル高さデ
ータを記憶するテーブル高さメモリ75が設けられてお
り、このメモリ75に記憶されたテーブル高さデータに
従って前記リフタ駆動部60が制御されている。 [0068]このテーブル高さメモリ75は、実施例に
おいて、15段階に設定された高さデータが収納可能で
あり、必要に応じてこれらのデータを適当数、例えば1
0個用いることにより所定の1ステップ高さ調整量を定
めることができる。 [0069]そして、このメモリ75の読出アドレスを
各組立加工ゾーンの入口を検出して切り替えるために、
メモリ読出回路76が設けられており、実施例において
、このメモリ読出回路76は地上側に設けられているマ
ークプレート54を読み取るマークプレートセンサから
なり、マークプレート54を電磁的に読み取るために、
メモリ読出回路76は高さテーブルメモリ75の読出ア
ドレスをインクリメントして順次所定の順番でテーブル
高さデータを演算回路78を介して前記リフタ駆動部6
0へ供給する。 [00701従って、自走キャリア15は各組立加工ゾ
ーンに送られると、その都度、高さテーブルメモリ75
から読み出されたテーブル高さデータに従ったテーブル
高さを自動的に得ることができる。 [00711前記演算回路78は目標高さレジスタ79
と現在高さレジスタ80とを含み、通常の場合、前記目
標高さレジスタ79にはテーブル高さメモリ75からそ
の都度読み出されたテーブル高さデータが供給され、こ
の目標高さと現在高さレジスタ80から供給される現在
高さとが差演算器81によって差演算され、前記上昇用
制御部67、下降用制御部68あるいは停止用制御部6
9にそれぞれ必要な制御信号を供給する。 [0072]前記現在高さレジスタ80へはリフタ高検
出エンコーダ82から現在のワークテーブル36の高さ
データが常時入力されており、これによって、遅れなく
迅速に所望のテーブル高さを得ることができる。 [0073]以上のようにして、自走キャリア15のテ
ーブル高が各組立加工ゾーンに合わせて自動的に設定さ
れ、このために、中央制御装置に設けられた誘導無線発
振器83からは所定の間欠時間毎に前述した如く無線用
ループ52を用いて高さデータの更新が行われている。 [0074]すなわち、自走キャリアには誘導無線受信
器84が設けられており、前記中央制御装置内の誘導無
線発振器83から送られたデータを読み取り、その都度
テーブル高さメモリ75の内容を更新している。 [0075]通常の場合、各組立加工ゾーンでの標準的
なテーブル高さは同一のワーク17に対して一定である
が、本発明においては、組立加工台のフレキシビリティ
を高めるために、迅速に各種の組立加工条件を変更可能
とするように、他の例えば自走キャリア15の送り速度
制御信号等と共にテーブル高さデータも短時間間隔で更
新している。 [00761本実施例においては、前記各組立加工ゾー
ン毎の高さデータを修正することができ、この修正は、
各組立加工ゾーンにおける作業者からの指示により行わ
れる。 図8において、この修正制御部は符号85で示
されており、各組立加工ゾーンに設けられたロータリス
イッチとセットスイッチの組合せからなり、標準的なテ
ープ高さが個別の作業者に対して適当でない場合、作業
者は自ら修正制御部85のロータリスイッチを操作して
、中央制御板に所望のテーブル高さを指示する。 中央
制御板はこの作業者からの要求に応じて、誘導無線発振
器83からこの個別に設定されたテーブル高さデータを
変更要求に合った組立加工ゾーンのアドレスに対して送
り込む。 [0077]従って、本実施例において、各作業者は自
己の組立加工ゾーンにおいて最適なテーブル高さを任意
に設定することができる。 [0078]従って、各組立加工ゾーンにおいて、作業
者が交替した場合等にも、直ちに最適なテーブル高さに
変更可能である。 [0079]そして、この高さ修正指示は、中央制御板
から全自走キャリア15に一括して供給され、この−括
供給は地上側の誘導無線発振器83と自走キャリア15
側の誘導無線受信器84によって構成された高さ修正指
示器により行われることとなる。 [00801従って、本実施例によれば、作業者は一旦
高さ修正を1度だけ指示すれば以降自己の組立加工ゾー
ンに移動してくる自走キャリア15のテーブル高さを全
て所望の高さにすることが可能となる。 [00811本実施例においては、更に、各組立加工ゾ
ーンにおいて作業者は一時的に標準的なテーブル高さあ
るいは自己の要求によって修正したテーブル高さを任意
に変更することができる。この変更はあくまで一時的で
あり、例えば作業の必要上、テーブル高を一般的な高さ
より上下動させて作業をやり易くするために実施される
。前述した上昇ボタン50、下降ボタン51がこの一時
的高さ修正を行うために用いられ、図8においては、手
動操作回路73が一時高さ修正回路として設けられてい
る。 [0082]実施例において、このような−時的な高さ
修正は前述したように、いずれかのボタン50又は51
を押下操作する度に所定ステップだけテーブルが移動し
、ステップデータメモ186には予め一定の例えば50
mmに相当するデータが記憶されている。 [0083]そして、上昇ボタン50が1度押されると
、ステップ加算器87によって前記ステップデータメモ
リ86から一定のパルスが前記目標高さレジスタ79に
加算出力され、この結果、目標高さレジスタ79からは
標準値より高いテーブル高さが指示されることとなる。 [0084]上昇ボタン50を複数回押せば、この押し
た回数分のステップ加算が行われる。 下降のときにも
同様であり、下降ボタンS1の圧下操作がステップ減算
器88により読み込まれ、ステップデータメモリ86か
らの所定高さ修正データが目標高さレジスタ79ヘステ
ップ減算器号として送られることとなる。 [0085]このような手動操作は、作業者が認識しな
がら行うので、このときには、テーブル36の上下動が
高速度で移動してよく、両ボタン50.51の出力は前
述したリフタ駆動部60の高速制御部71に送られ、テ
ーブル36は早い速度で移動することができる。 [0086]一方、前述した自動操作回路72によるワ
ークプレート読取り時のテーブル移動は予め定められた
プログラムに従って自動的に行われるので、作業者にと
っては予測し難いテーブル移動であるために、メモリ読
出回路76の信号は低速制御部70へ送られ、自動高さ
調整はゆっくりとした速度で行われることとなる。 [00871以上のようにして、本発明によれば、自走
キャリアのテーブル高さを自動あるいは手動で任意に調
整することができ、各組立加工に最適なワーク高さを得
ることが可能となる。 [0088]
説明する。 [00161図1は本発明に係る組立加工システムを自
動車のドア組立に適用した全体的な構成を示す。 [00171図において、組立加工ゾーンは符号11゜
12.13で示され、図においては3個のゾーンを含む
が、勿論本発明においてこれらの組立加工ゾーン数は任
意に設定可能である。 [0018]これらの複数の組立加工ゾーン11,12
.13に沿って誘導路14が設定されており、この誘導
路に複数の自走キャリア15が連続的にほぼ等間隔で自
走誘導されている。 [0019]誘導路14は床下あるいは床面に付設され
た無線用ループ及び走行誘導線を含み、各自走キャリア
15はこれらのループあるいは誘導線に送られる誘導信
号を電磁的に検出して所定の誘導路に従った自走作用を
行うことができる。 [00203作業者16は定められた組立加工ゾーンで
微速走行する自走キャリア15に保持されたワークに対
して所望の組立加工を行い、後述するように、この時の
ワーク高さは各組立加工ゾーンに適合した任意の高さに
調整可能である。 [00211図において、ワーク17は実施例において
自動車のドアからなり、オーバヘッドコンベア18によ
ってワーク積み部19に送られ、具体的にはワーク17
を保持したハンガ20をオーバヘッドコンベア18から
ワーク積み部19にてワーク17がハンガ20ごと自走
キャリア15に積み込まれる。 [0022]そして、このようにしてワークを保持した
自走キャリア15は順次前記各組立加工ゾーン11,1
2.13を移動する。 [0023]全ての組立加工が完了した後、ワークはワ
ーク吊上げ部21にて再びオーバヘッドコンベア18に
戻され、次の後犠装工程へ送られる。 [0024]そして、ワークが下された自走キャリアは
誘導路14に従って部品配膳ゾーン22へ送られる。 [0025]この部品配膳ゾーン22では、各ワーク1
7毎に指定された部品がパッケージとして部品トレイ2
3に予め積み込まれており、部品荷積み部24において
空の部品トレイ23が下され、これに代って新たに次の
ワークに対して必要な部品をパッケージとして配膳した
部品トレイ23が新たに自走キャリア15に荷積みされ
る。 [0026]そして、再び自走キャリア15は誘導路1
4に従って次のワーク17を受は入れるためにワーク積
み部19へ自走する。 [0027]従って、図1から明らかなように、本発明
によれば、複数の自走キャリア15が連続的に各組立加
工ゾーンに送り込まれ、従来のコンベアシステムと同様
に極めて効率の良い組立加工作業を支援することができ
る。 [0028]そして、本発明によれば、個別の自走キャ
リア15はそれぞれ別個に自走しているので、必要に応
じてその速度調整を他の自走キャリアと独立して行うこ
とができ、また組立部品ゾーン数あるいはライン長も自
走キャリア15の投入数あるいは送り速度を変更するこ
とによって簡単に調整することができ、極めてフレキシ
ビリティ−に富んだ組立加工システムを提供可能である
。 [0029]また、後述するように、各自走キャリア1
5はワークを保持するワークテーブルの高さを任意に調
整可能であり、各組立加工ゾーン11,12.13の作
業内容あるいは作業者に適合したワーク高さを設定する
ことが可能となり、作業環境を著しく改善することがで
きる。 [00301図2には本発明に好適な自走キャリア15
の−例が斜視図で示されている。 [00311この自走キャリア15は台車30を含み、
台車30の下部に設けられた左右一対の駆動輪31をそ
れぞれサーボモータで駆動することにより、所望の曲線
あるいは回転動作を行うことができる。台車30の前後
にはバンパ32.33が設けられ、進行方向前方にはそ
れぞれウィンカ34.35が設けられている。 [0032]実施例の自走キャリア15は左右にそれぞ
れ1個ずつの自動車ドアからなるワーク17a、17b
が保持され、このために台車30にはワークテーブル3
6が載置されている。実施例においてワークテーブル3
6は前述したハンガ20を保持するための枠形状からな
り、またこのワークテーブル36は支軸37を中心とし
て揺動可能であり、この結果、後述するようにワーク1
7の両面から作業が可能である。 [00331更に、前記ワークテーブル36と台車30
との間には、図2において詳細には示されてはいないが
、台車30内にテーブルリフタ38が内蔵されており、
この結果、ワークテーブル36すなわちワーク17を任
意高さに調整可能である。 [o o 34]自走キヤリア15には、さらに前記部
品トレイ23が着脱自在に荷積みされており、図示して
いない中央制御装置にて認識されたワーク17に必要な
部品がこの部品トレイ23に配膳されており、各組立加
工ゾーンにて部品トレイ23に配膳された部品がワーク
17に組み付けられる。 [0035]勿論、自走キャリア15にはこれらの部品
とは別個にネジその他の小物部品を収納するための部品
受け39.40が設けられている。 [0036]従って、本発明によれば、各組立加工ゾー
ンでは、従来必要であったフローラツクを必要とするこ
となく、全ての作業を自走キャリア15上において行う
ことが可能となり、作業環境の改善が著しい。 [00371図3は本発明に係る自走キャリア15の主
としてテーブルリフタを示す概略構成を表している。 [00381図から明らかなように、台車30とワーク
テーブル36との間にはパンタグラフ構造のシザーリフ
タからなるテーブルリフタ38が設けられ、このテーブ
ルリフタ38を後述する制御回路によって油圧駆動する
ことによりワークテーブル36すなわちワーク17を任
意位置に高さ調整可能である。 [0039]従って、各組立作業ゾーンにおいて、作業
の内容すなわちドアの上部作業あるいは下部作業に合せ
て所望のワーク高さを任意に得ることができ、さらに作
業者の身長その他によって変動する最適高さが自由に設
定可能である。 [00401図4には本発明におけるワーク17の高さ
調整が示されており、ワーク17はハンガ20と共に前
記テーブルリフタ38によって各作業に最適な任意位置
に上下動可能であることが理解される。 [00411図5、図6、図7には本発明に係る自走キ
ャリア15のさらに詳細な構造が示されている。 [00421台車30には前述した如くその下部に駆動
輪31が設けられており、またその前後には台車30を
安定した状態で移送するための空輸41.42が設けら
れており、4個の駆動輪及び空輸によって台車30は常
に水平位置を保ちながら誘導路14に沿って動くことが
できる。 [00431図において、ワークテーブル36はワーク
テーブル板43とワークテーブル枠44とからなり、前
述した如く、ワークテーブル枠44が支軸37によって
回動可能である。 [0044]前記図2の自走キャリア15と図5、図6
、図7の自走キャリアは僅かに細部が異なるが、基本的
に本発明の自走キャリアとして共通している。 [0045]前記ワークテーブル枠44には、ハンガ2
0が詳細には図示していないその下部をワークテーブル
枠44に設けられた2箇所のV溝に適合するように載置
され、またハンガ20の前後端がホルダ45.46によ
って位置決めされ、後ホルダ46は前後進可能であり、
これによってハンガ20をテーブル36にしっかりと位
置決めすることができる。 [0046]図から明らかなように、ワークテーブル枠
44はその上部44a、44bが僅かに上方に開いた形
状のコ字状枠からなり、ハンガ20をワークテーブル3
6に下した時にこれを容易に受は入れることができる。 [0047]図6に示されるように、支軸37にはボー
ルベアリングが内蔵されており、ワークテーブル36は
支軸37を中心にして図示の如く回動可能であり、この
結果、鎖線で示されるようにワーク17は自走キャリア
15から外に張り出し、これによって作業者はワーク1
7の裏面からも作業を行うことができ作業能率を著しく
改善することが可能である。 [0048]このような回動ワークテーブル36を設け
た場合、このワークテーブル36は片持ち支持となるが
、図5に示されるように、ワークテーブル板43の後端
にはガイドローラ46が設けられており、ワークテーブ
ル36を戻した時にワークテーブル枠44の後端をガイ
ドローラ46によってしっかりと支えることができる。 また、ワークテーブル枠44の後端には詳細には図
示していないがラッチが設けられ、この戻し位置をしっ
かりと保持して移送中にワークテーブル36が支軸37
を中心として不測の揺動運動を起すことを防止している
。このラッチは磁石ラッチあるいはバネを用いたラッチ
などから形成される。 [0049]また、ワークテーブル36を戻した時の衝
撃を吸収するため、ワークテーブル板43の後端にはス
トッパ47が設けられ、このストッパ47がワークテー
ブル板43にストッパホルダ48を介して固定されてい
る。 [00501前記ワークテーブル36のワークテーブル
板43と台車30との間には前述したようにパンタグラ
フと油圧シリンダからなるテーブルリフタ38が設けら
れており、このテーブルリフタ38は蛇腹49によって
覆われ、外部からの異物が侵入することがないように保
護されている。 [00511台車30には、さらにテーブルリフタ38
の上昇ボタン50及び下降ボタン51が設けられており
、これらの各ボタン50.51を作業者が押下制御する
ことによって、各組立作業ゾーンにおいてワークテーブ
ル36すなわちワーク17を任意位置に上下動すること
ができる。実施例においてこの手動上下動は所定ピッチ
ずつ制御され、例えば全体の移動量を500mmとした
場合、これを10個の等ピッチで移動させ、各ボタン5
0または51を1回操作する度に1ピツチすなわち50
mmずつワークテーブル36を上下動することができる
。 [0052]従って、各作業中にワーク17を上下方向
に移動させて、ワーク17の上から下まで連続して作業
する時の作業性を改善している。 [0053]図3に戻って、床内には無線用ループ52
と走行誘導線53が敷設されており、詳細には図示して
いないが、自走キャリア15内にはこれらの両ループ5
2、誘導線53の信号を電磁的に読み取るアンテナが設
けられている。 [0054]従って、走行誘導線53に自走許可信号が
供給されている時には、これによって自走キャリア15
は予め定められた速度で誘導路14に沿った自走作用を
行う。通常の場合、自走キャリア15が組立加工ゾーン
11.12.13を通過する時には微速定速走行を行い
、例えば毎分1m程度のゆっくりした速度で自走キャリ
ア15が移動し、この微速移動中に作業者16がワーク
17に対して所望の組立加工作業を与えることができる
。また、この組立加工ゾーン11,12.13以外の部
分では必要に応じて自走キャリア15は高速走行しある
いは待機することができる。 [0055]これらの各組立加工ゾーン11. 12.
13の識別あるいは高速ゾーン、待機ゾーンの識別を
行うため、誘導路14には所定箇所の床面にマークプレ
ート54が埋設され、例えば鉄板をマークプレート54
として用いることにより、自走キャリア15は台車30
の下部に設けられた発振器及び検知回路によってこのマ
ークプレー1へ54の位置を読み取り、前記自走速度を
予め与えられたプロクラムに従って変更することができ
る。 [0056]前記無線用ループ52は自走キャリア15
に内蔵されたプログラムメモリの内容を常時監視してこ
れを更新書替えする信号を送り、これによって各自走キ
ャリア15はマークプレート54を読み取る都度その順
番に従った移送速度を自から定めることができる。 [0057]さらに、この無線用ループ53からは各組
立作業ゾーンにて必要なテーブル高さをデータとして各
自走キャリア15に供給することができ、この信号も所
定の間隔で常時自走キャリア15に送られ、自走キャリ
ア15はこのテーブル高さデータを内蔵したテーブル高
さメモリに更新しながら記憶することができる。 [0058]従って、自走キャリア15はマークプレー
ト54を読み取って各組立加工ゾーンに移動するときに
自動的に予め定められたテーブル高さを与えることがで
きる。 前述した自走キャリア15内でのテーブル高さ
を設定するため、自走キャリア15内には各組立加工ゾ
ーン毎に設定されるテーブル高さデータすなわち前記無
線用ループ52から間欠的に更新して供給される高さデ
ータを記憶するテーブル高さメモリを有する。 [0059]そして、自走キャリア15内には各組立加
工ゾーンの入口を前記マークプレート54などによって
検出して前記テーブル高さメモリの読出しアドレスを切
り替えるメモリ読出し回路が設けられ、更に前記テーブ
ル高さメモリから読み出された高さデータに従って、テ
ーブルリフタ38を実施例においては油圧で駆動するリ
フタ駆動部を有する。 [00601以上のようなテーブル高さ調整を行うため
の好適な制御ブロック図が図8に示されている。 [0061]@述したパンタグラフ型シザーリフタから
なるテーブルリフタ38を上下駆動するために、リフタ
駆動部60は油圧シリンダ61を有する。そして、この
リフタ駆動部60は更に定吐出量型の油圧ポンプ62を
含み、モータ63によって油圧ポンプ62を駆動するこ
とにより、油圧シリンダ61の上室から実線矢印で示さ
れるように下室に向かって圧力油を送り込み、これによ
って油圧シリンダ61のプランジャを上方へ駆動してワ
ークテーブル36を上昇させることができる。このとき
、シャットオフ弁64は閉状態に保たれている。 [0062]一方、ワークテーブル36を下降させると
きには、前記シャットオフ弁64を所定開度で開き、こ
れによって、油圧シリンダ61の下室からシャットオフ
弁64を通って破線矢印で示されるように、油圧シリン
ダ下室から上室へ圧力油がワークテーブル36及びワー
ク17の自重により移され、これによって、ワークテー
ブル36はワーク17を保持したまま所定量下降するこ
とができる。 [0063]前述した同圧力油経路には、それぞれ流量
切替弁65.66が設けられ、この各切替弁65.66
を所定量開くことによって、油圧シリンダ61の動作速
度を任意に変更することができる。 [0064]そして、これらの上昇、加工及び停止動作
を行うために、リフタ駆動部60には前記モータ63及
びシャフトオフ弁64への制御電流を供給するための上
昇用制御部67、下降用制御部68そして停止用制御部
69が設けられている。更に、リフタ駆動部60には前
記上昇及び加工速度を制御するための低速制御部70及
び高速制御部71が設けられ、必要に応じて前記各切替
弁65.66の開度を制御する。 [0065]前記リフタ駆動部60の上下駆動を制御す
るため、前述したように、本実施例においては、自走キ
ャリアが各組立加工ゾーンヘ移動するために予め定めら
れたテーブル高さを選択する自動操作回路72と、作業
者が各組立加工ゾーン内において任意にテーブル高さを
調整する手動操作回路73が設けられている。 [0066]なお、第8図において、鎖線74の上側は
地上側を示し、また下側は自走キャリア側を示す。 [0067]自走キヤリア15内には、テーブル高さデ
ータを記憶するテーブル高さメモリ75が設けられてお
り、このメモリ75に記憶されたテーブル高さデータに
従って前記リフタ駆動部60が制御されている。 [0068]このテーブル高さメモリ75は、実施例に
おいて、15段階に設定された高さデータが収納可能で
あり、必要に応じてこれらのデータを適当数、例えば1
0個用いることにより所定の1ステップ高さ調整量を定
めることができる。 [0069]そして、このメモリ75の読出アドレスを
各組立加工ゾーンの入口を検出して切り替えるために、
メモリ読出回路76が設けられており、実施例において
、このメモリ読出回路76は地上側に設けられているマ
ークプレート54を読み取るマークプレートセンサから
なり、マークプレート54を電磁的に読み取るために、
メモリ読出回路76は高さテーブルメモリ75の読出ア
ドレスをインクリメントして順次所定の順番でテーブル
高さデータを演算回路78を介して前記リフタ駆動部6
0へ供給する。 [00701従って、自走キャリア15は各組立加工ゾ
ーンに送られると、その都度、高さテーブルメモリ75
から読み出されたテーブル高さデータに従ったテーブル
高さを自動的に得ることができる。 [00711前記演算回路78は目標高さレジスタ79
と現在高さレジスタ80とを含み、通常の場合、前記目
標高さレジスタ79にはテーブル高さメモリ75からそ
の都度読み出されたテーブル高さデータが供給され、こ
の目標高さと現在高さレジスタ80から供給される現在
高さとが差演算器81によって差演算され、前記上昇用
制御部67、下降用制御部68あるいは停止用制御部6
9にそれぞれ必要な制御信号を供給する。 [0072]前記現在高さレジスタ80へはリフタ高検
出エンコーダ82から現在のワークテーブル36の高さ
データが常時入力されており、これによって、遅れなく
迅速に所望のテーブル高さを得ることができる。 [0073]以上のようにして、自走キャリア15のテ
ーブル高が各組立加工ゾーンに合わせて自動的に設定さ
れ、このために、中央制御装置に設けられた誘導無線発
振器83からは所定の間欠時間毎に前述した如く無線用
ループ52を用いて高さデータの更新が行われている。 [0074]すなわち、自走キャリアには誘導無線受信
器84が設けられており、前記中央制御装置内の誘導無
線発振器83から送られたデータを読み取り、その都度
テーブル高さメモリ75の内容を更新している。 [0075]通常の場合、各組立加工ゾーンでの標準的
なテーブル高さは同一のワーク17に対して一定である
が、本発明においては、組立加工台のフレキシビリティ
を高めるために、迅速に各種の組立加工条件を変更可能
とするように、他の例えば自走キャリア15の送り速度
制御信号等と共にテーブル高さデータも短時間間隔で更
新している。 [00761本実施例においては、前記各組立加工ゾー
ン毎の高さデータを修正することができ、この修正は、
各組立加工ゾーンにおける作業者からの指示により行わ
れる。 図8において、この修正制御部は符号85で示
されており、各組立加工ゾーンに設けられたロータリス
イッチとセットスイッチの組合せからなり、標準的なテ
ープ高さが個別の作業者に対して適当でない場合、作業
者は自ら修正制御部85のロータリスイッチを操作して
、中央制御板に所望のテーブル高さを指示する。 中央
制御板はこの作業者からの要求に応じて、誘導無線発振
器83からこの個別に設定されたテーブル高さデータを
変更要求に合った組立加工ゾーンのアドレスに対して送
り込む。 [0077]従って、本実施例において、各作業者は自
己の組立加工ゾーンにおいて最適なテーブル高さを任意
に設定することができる。 [0078]従って、各組立加工ゾーンにおいて、作業
者が交替した場合等にも、直ちに最適なテーブル高さに
変更可能である。 [0079]そして、この高さ修正指示は、中央制御板
から全自走キャリア15に一括して供給され、この−括
供給は地上側の誘導無線発振器83と自走キャリア15
側の誘導無線受信器84によって構成された高さ修正指
示器により行われることとなる。 [00801従って、本実施例によれば、作業者は一旦
高さ修正を1度だけ指示すれば以降自己の組立加工ゾー
ンに移動してくる自走キャリア15のテーブル高さを全
て所望の高さにすることが可能となる。 [00811本実施例においては、更に、各組立加工ゾ
ーンにおいて作業者は一時的に標準的なテーブル高さあ
るいは自己の要求によって修正したテーブル高さを任意
に変更することができる。この変更はあくまで一時的で
あり、例えば作業の必要上、テーブル高を一般的な高さ
より上下動させて作業をやり易くするために実施される
。前述した上昇ボタン50、下降ボタン51がこの一時
的高さ修正を行うために用いられ、図8においては、手
動操作回路73が一時高さ修正回路として設けられてい
る。 [0082]実施例において、このような−時的な高さ
修正は前述したように、いずれかのボタン50又は51
を押下操作する度に所定ステップだけテーブルが移動し
、ステップデータメモ186には予め一定の例えば50
mmに相当するデータが記憶されている。 [0083]そして、上昇ボタン50が1度押されると
、ステップ加算器87によって前記ステップデータメモ
リ86から一定のパルスが前記目標高さレジスタ79に
加算出力され、この結果、目標高さレジスタ79からは
標準値より高いテーブル高さが指示されることとなる。 [0084]上昇ボタン50を複数回押せば、この押し
た回数分のステップ加算が行われる。 下降のときにも
同様であり、下降ボタンS1の圧下操作がステップ減算
器88により読み込まれ、ステップデータメモリ86か
らの所定高さ修正データが目標高さレジスタ79ヘステ
ップ減算器号として送られることとなる。 [0085]このような手動操作は、作業者が認識しな
がら行うので、このときには、テーブル36の上下動が
高速度で移動してよく、両ボタン50.51の出力は前
述したリフタ駆動部60の高速制御部71に送られ、テ
ーブル36は早い速度で移動することができる。 [0086]一方、前述した自動操作回路72によるワ
ークプレート読取り時のテーブル移動は予め定められた
プログラムに従って自動的に行われるので、作業者にと
っては予測し難いテーブル移動であるために、メモリ読
出回路76の信号は低速制御部70へ送られ、自動高さ
調整はゆっくりとした速度で行われることとなる。 [00871以上のようにして、本発明によれば、自走
キャリアのテーブル高さを自動あるいは手動で任意に調
整することができ、各組立加工に最適なワーク高さを得
ることが可能となる。 [0088]
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
自走キャリアを連続的に各組立加工ゾーンへ送り込み、
標準的な組立加工においては、全ての自走キャリアが等
間隔、等速度で移動しながら、従来のコンベアシステム
と同様の効率の高い組立加工作業を支援することができ
る。 [o o s 9]そして、何らかの理由で、ライン中
の一部を停止したり、送り速度を変えたり、その他の特
殊の動作を行わせる時に、対象となる自走キャリアのみ
を制御することができ全体のラインに影響を与えること
なくこのような修正を可能とする。 [00901また、本発明によれば、自走キャリアは任
意にその台数あるいは送り速度を変更することができ、
生産数量あるいは組立加工数の変更に応じてライン長を
極めて簡単に調整可能である。 [00911更に、本発明に係る組立加工システムでは
、自走キャリアがそれぞれテーブル高さ調整機能を有す
るので、予め定められたあるいは作業者にとって個別に
最適なテーブル高さを選択することが可能となり、作業
効率を向上させ、また作業環境を著しく改善可能である
。
自走キャリアを連続的に各組立加工ゾーンへ送り込み、
標準的な組立加工においては、全ての自走キャリアが等
間隔、等速度で移動しながら、従来のコンベアシステム
と同様の効率の高い組立加工作業を支援することができ
る。 [o o s 9]そして、何らかの理由で、ライン中
の一部を停止したり、送り速度を変えたり、その他の特
殊の動作を行わせる時に、対象となる自走キャリアのみ
を制御することができ全体のラインに影響を与えること
なくこのような修正を可能とする。 [00901また、本発明によれば、自走キャリアは任
意にその台数あるいは送り速度を変更することができ、
生産数量あるいは組立加工数の変更に応じてライン長を
極めて簡単に調整可能である。 [00911更に、本発明に係る組立加工システムでは
、自走キャリアがそれぞれテーブル高さ調整機能を有す
るので、予め定められたあるいは作業者にとって個別に
最適なテーブル高さを選択することが可能となり、作業
効率を向上させ、また作業環境を著しく改善可能である
。
【図1】本発明に係る組立加工システムの全体的な概略
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図2】本発明に用いられる自走キャリアの一例を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図3】本発明に用いられる自走キャリアのテーブルリ
フタを主として示す要部説明図である。
フタを主として示す要部説明図である。
【図4】本発明における自走キャリアの高さ調整作用を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図5】本発明に係る自走キャリアの更に詳細な一例を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図6】図5に示した自走キャリアのワークテーブル回
動状態を示す平面図である。
動状態を示す平面図である。
【図7】図5に示した自走キャリアの進行方向前方から
見た側面図である。
見た側面図である。
【図8】本発明に好適な自走キャリアのテーブル高さ調
整回路を示す説明図である。
整回路を示す説明図である。
11、、 12. 13 組立加工ゾーン14 誘導
路 15 自走キャリア 16 作業者 17 ワーク 22 部品配膳ゾーン 23 部品1へレイ 30 台車 36 ワークテーブル 38 テーブルリフタ 50 上昇ボタン 51 下降ボタン 60 リフタ駆動部 73−時高さ修正回路 75 テーブル高さメモリ 76 メモリ読出回路 85 修正制御部 83、 84 高さ修正指示器
路 15 自走キャリア 16 作業者 17 ワーク 22 部品配膳ゾーン 23 部品1へレイ 30 台車 36 ワークテーブル 38 テーブルリフタ 50 上昇ボタン 51 下降ボタン 60 リフタ駆動部 73−時高さ修正回路 75 テーブル高さメモリ 76 メモリ読出回路 85 修正制御部 83、 84 高さ修正指示器
【図1】
【図5】
【図7】
発明者
Claims (5)
- 【請求項1】複数の組立加工ゾーンに沿って設定された
誘導路と、この誘導路に従って所定速度で自走する台車
と、この台車に載置されワークを保持するワークテーブ
ルの高さ調整を行うテーブルリフタとを有する自走キャ
リアと、を含み、前記自走キャリアは、各組立加工ゾー
ンにて作業者が指定した高さにワークテーブルの高さを
自動的に変更可能なリフタ駆動部を有することを特徴と
する組立加工システム。 - 【請求項2】複数の組立加工ゾーンに沿って設定された
誘導路と、この誘導路に従って所定速度で自走する台車
と、この台車に載置されワークを保持するワークテーブ
ルの高さ調整を行うテーブルリフタとを有する自走キャ
リアと、を含み、前記自走キャリアは、各組立加工ゾー
ン毎に設定されるテーブル高さデータを記憶したテーブ
ル高さメモリと、各組立加工ゾーンの入口を検出して前
記テーブル高さメモリの読出アドレスを切り替えるメモ
リ読出回路と、テーブル高さメモリから読み出された高
さデータに従ってテーブルリフタを駆動するリフタ駆動
部と、を有することを特徴とする組立加工システム。 - 【請求項3】請求項1記載の組立加工システムにおいて
、前記自走キャリアには、各組立加工ゾーンの作業者か
らの指示により各ゾーン毎の高さデータを修正する修正
制御部が設けられ、各組立加工ゾーンには、高さ修正指
示を前記全自走キャリアに一括して供給する高さ修正指
示器が設けられていることを特徴とする組立加工システ
ム。 - 【請求項4】請求項1、2及び3のいずれかに記載の組
立加工システムにおいて、前記自走キャリアには前記テ
ーブルリフタの高さを一時的に修正する一時高さ修正回
路が設けられていることを特徴とする組立加工システム
。 - 【請求項5】請求項1、2、3及び4のいずれかに記載
の組立加工システムにおいて、前記誘導路に沿って部品
配膳ゾーンが設けられ、各ワーク毎に指定された部品を
配膳した部品トレイが自走キャリアに荷積みされること
を特徴とする組立加工システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2400675A JPH04210346A (ja) | 1990-12-06 | 1990-12-06 | 組立加工システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2400675A JPH04210346A (ja) | 1990-12-06 | 1990-12-06 | 組立加工システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04210346A true JPH04210346A (ja) | 1992-07-31 |
Family
ID=18510560
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2400675A Pending JPH04210346A (ja) | 1990-12-06 | 1990-12-06 | 組立加工システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04210346A (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05116044A (ja) * | 1991-10-25 | 1993-05-14 | Honda Motor Co Ltd | 部品の組付け方法及びこの方法に使用する自走組付け台車 |
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US8122578B2 (en) | 2005-10-18 | 2012-02-28 | Honda Motor Co., Ltd. | Method and apparatus of integrating work |
FR3084175A1 (fr) * | 2018-07-23 | 2020-01-24 | Reydel Automotive B.V. | Systeme et procede automatises de transfert de pieces |
JP2023511676A (ja) * | 2020-01-23 | 2023-03-22 | 奥動新能源汽車科技有限公司 | 車両挟み込みレーン制御方法及びシステム、電子機器及び記憶媒体 |
DE102012004059B4 (de) | 2012-03-02 | 2023-05-04 | Sew-Eurodrive Gmbh & Co Kg | Anlage zur Herstellung eines Produktes und Verfahren |
-
1990
- 1990-12-06 JP JP2400675A patent/JPH04210346A/ja active Pending
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US11708004B2 (en) | 2020-01-23 | 2023-07-25 | Aulton New Energy Automotive Technology Group | Clamping vehicle lane control method and system, electronic device and storage medium |
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