JP2753435B2 - 燃焼装置 - Google Patents
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、上方に濃混合気用炎孔
が形成された偏平な濃混合部と、上方に淡混合気用炎孔
が形成された偏平な淡混合部とが、その幅方向を並設方
向として交互に並設され、且つ、その並設方向の両端部
に前記濃混合部が位置された燃焼装置に関する。
が形成された偏平な濃混合部と、上方に淡混合気用炎孔
が形成された偏平な淡混合部とが、その幅方向を並設方
向として交互に並設され、且つ、その並設方向の両端部
に前記濃混合部が位置された燃焼装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】このような構成の燃焼装置は、いわゆる
濃淡燃焼装置と称されるもので、従来、濃混合部と淡混
合部との並設方向の両端部に濃混合部を位置させ、その
両端部に位置する濃混合部の外側に近接して、燃焼用の
二次空気を上方に向けて通流させる通過域を設け、且
つ、その通過域とそれに近接する濃混合部との間に板体
を位置させて、その板体の上端を濃混合用炎孔よりも上
方に突出させたものが知られている（例えば、特開平４
−１５１４０８号公報参照）。
濃淡燃焼装置と称されるもので、従来、濃混合部と淡混
合部との並設方向の両端部に濃混合部を位置させ、その
両端部に位置する濃混合部の外側に近接して、燃焼用の
二次空気を上方に向けて通流させる通過域を設け、且
つ、その通過域とそれに近接する濃混合部との間に板体
を位置させて、その板体の上端を濃混合用炎孔よりも上
方に突出させたものが知られている（例えば、特開平４
−１５１４０８号公報参照）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この従来技術によれ
ば、燃焼用二次空気の通過域とそれに近接する濃混合部
との間に位置させた板体によって、濃火炎に対する燃焼
用二次空気の影響を回避しながら濃火炎への二次空気の
供給を可能にしているが、前記通過域を上方に向けて通
流する燃焼用の二次空気は、隣接する濃混合部に生成さ
れる濃火炎に対する二次空気の供給に供するだけであ
り、この燃焼用の二次空気によって燃焼装置のケーシン
グなどを冷却する効果までは期待できなかった。
ば、燃焼用二次空気の通過域とそれに近接する濃混合部
との間に位置させた板体によって、濃火炎に対する燃焼
用二次空気の影響を回避しながら濃火炎への二次空気の
供給を可能にしているが、前記通過域を上方に向けて通
流する燃焼用の二次空気は、隣接する濃混合部に生成さ
れる濃火炎に対する二次空気の供給に供するだけであ
り、この燃焼用の二次空気によって燃焼装置のケーシン
グなどを冷却する効果までは期待できなかった。
【０００４】なぜなら、上記従来技術では、燃焼に伴う
対流で発生する燃焼用二次空気を上方に向けて通流させ
る構成であるため、ケーシングなどを確実に冷却するま
での効果は期待できず、仮に、ファンによって燃焼用二
次空気を上方に向けて通風したとすると、火炎に対する
二次空気の急激な流入によって、空気過剰に伴う未燃成
分の多量な発生や、火炎のリフトなどが生じることにな
る。
対流で発生する燃焼用二次空気を上方に向けて通流させ
る構成であるため、ケーシングなどを確実に冷却するま
での効果は期待できず、仮に、ファンによって燃焼用二
次空気を上方に向けて通風したとすると、火炎に対する
二次空気の急激な流入によって、空気過剰に伴う未燃成
分の多量な発生や、火炎のリフトなどが生じることにな
る。
【０００５】本発明の目的は、濃淡燃焼によって排気ガ
スにおけるＮＯX の発生を極力抑制すると共に、燃焼用
の二次空気によって燃焼装置のケーシング全体の冷却効
果をも可能にしながら、しかも、濃混合部に生成される
濃火炎のみならず、淡混合部に生成される淡火炎への二
次空気の影響を回避し、且つ、確実に燃焼用二次空気を
供給して良好な濃淡燃焼が可能な燃焼装置の提供にあ
る。
スにおけるＮＯX の発生を極力抑制すると共に、燃焼用
の二次空気によって燃焼装置のケーシング全体の冷却効
果をも可能にしながら、しかも、濃混合部に生成される
濃火炎のみならず、淡混合部に生成される淡火炎への二
次空気の影響を回避し、且つ、確実に燃焼用二次空気を
供給して良好な濃淡燃焼が可能な燃焼装置の提供にあ
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明による燃焼装置は、上方に濃混合気用炎孔が
形成された偏平な濃混合部と、上方に淡混合気用炎孔が
形成された偏平な淡混合部とが、角筒状のケーシング内
にその幅方向を並設方向として交互に並設され、且つ、
その並設方向の両端部に前記濃混合部が位置されるとと
もに、前記ケーシングの外側周部にファンによる燃焼用
の二次空気が上方に向けて通風される通過域が設けら
れ、前記並設方向の両端部において、その両端部に位置
する濃混合部に対し、それぞれ火炎に対する前記二次空
気の影響を抑制する間隔を隔てて前記ケーシングが位置
され、且つ、前記並設方向と直交する方向の両端部にお
いて、前記濃混合部並びに淡混合部に対し、それぞれ火
炎に対する前記二次空気の影響を抑制する間隔を隔てて
前記ケーシングが位置されていることを特徴とする。
め、本発明による燃焼装置は、上方に濃混合気用炎孔が
形成された偏平な濃混合部と、上方に淡混合気用炎孔が
形成された偏平な淡混合部とが、角筒状のケーシング内
にその幅方向を並設方向として交互に並設され、且つ、
その並設方向の両端部に前記濃混合部が位置されるとと
もに、前記ケーシングの外側周部にファンによる燃焼用
の二次空気が上方に向けて通風される通過域が設けら
れ、前記並設方向の両端部において、その両端部に位置
する濃混合部に対し、それぞれ火炎に対する前記二次空
気の影響を抑制する間隔を隔てて前記ケーシングが位置
され、且つ、前記並設方向と直交する方向の両端部にお
いて、前記濃混合部並びに淡混合部に対し、それぞれ火
炎に対する前記二次空気の影響を抑制する間隔を隔てて
前記ケーシングが位置されていることを特徴とする。
【０００７】
【作用】本発明の燃焼装置によれば、上方に濃混合気用
炎孔が形成された偏平な濃混合部と、上方に淡混合気用
炎孔が形成された偏平な淡混合部とが、角筒状のケーシ
ング内にその幅方向を並設方向として交互に並設され、
且つ、その並設方向の両端部に前記濃混合部が位置され
ているので、前記並設方向において、淡混合部の両側に
は濃混合部が位置することになり、濃混合気用炎孔に生
成される濃火炎によって淡混合気用炎孔に生成される淡
火炎に対する保炎効果を維持しながら、淡火炎によって
燃焼温度を低くした状態で所望の燃焼を行うことがで
き、排気ガスにおけるＮＯX （窒素酸化物）の発生を極
力低減させることができる。
炎孔が形成された偏平な濃混合部と、上方に淡混合気用
炎孔が形成された偏平な淡混合部とが、角筒状のケーシ
ング内にその幅方向を並設方向として交互に並設され、
且つ、その並設方向の両端部に前記濃混合部が位置され
ているので、前記並設方向において、淡混合部の両側に
は濃混合部が位置することになり、濃混合気用炎孔に生
成される濃火炎によって淡混合気用炎孔に生成される淡
火炎に対する保炎効果を維持しながら、淡火炎によって
燃焼温度を低くした状態で所望の燃焼を行うことがで
き、排気ガスにおけるＮＯX （窒素酸化物）の発生を極
力低減させることができる。
【０００８】そして、前記角筒状のケーシングの外側周
部にファンによる燃焼用の二次空気が上方に向けて通風
される通過域が設けられているので、前記ファンによる
強制通風によって角筒状ケーシングの外側周部を冷却し
てケーシングの劣化を防止することができる。それでい
て、前記並設方向の両端部においては、その両端部に位
置する濃混合部に対し、それぞれ火炎に対する二次空気
の影響を抑制する間隔を隔てて前記ケーシングが位置さ
れ、且つ、前記並設方向と直交する方向の両端部におい
ては、前記濃混合部並びに淡混合部に対し、それぞれ火
炎に対する二次空気の影響を抑制する間隔を隔てて前記
ケーシングが位置されているので、濃火炎や淡火炎に対
する二次空気の急激な流入を回避しながら、濃火炎や淡
火炎に対して角筒状ケーシングの四方から燃焼用二次空
気を供給することができる。
部にファンによる燃焼用の二次空気が上方に向けて通風
される通過域が設けられているので、前記ファンによる
強制通風によって角筒状ケーシングの外側周部を冷却し
てケーシングの劣化を防止することができる。それでい
て、前記並設方向の両端部においては、その両端部に位
置する濃混合部に対し、それぞれ火炎に対する二次空気
の影響を抑制する間隔を隔てて前記ケーシングが位置さ
れ、且つ、前記並設方向と直交する方向の両端部におい
ては、前記濃混合部並びに淡混合部に対し、それぞれ火
炎に対する二次空気の影響を抑制する間隔を隔てて前記
ケーシングが位置されているので、濃火炎や淡火炎に対
する二次空気の急激な流入を回避しながら、濃火炎や淡
火炎に対して角筒状ケーシングの四方から燃焼用二次空
気を供給することができる。
【０００９】
【発明の効果】本発明の特徴構成によれば、濃淡燃焼に
より排気ガスにおけるＮＯX の発生が抑制され、燃焼用
の二次空気により角筒状ケーシングの外側周部を冷却し
てケーシングの劣化が防止でき、しかも、濃火炎や淡火
炎に対する二次空気の急激な流入を回避し、局部的な空
気過剰による未燃成分（例えば、ＣＯ，ＨＣ）の多量な
発生や、局部的なリフト（吹き飛び現象）による不都合
を確実に防止しながら、濃火炎や淡火炎に二次空気を確
実に供給して良好な濃淡燃焼が可能となる。
より排気ガスにおけるＮＯX の発生が抑制され、燃焼用
の二次空気により角筒状ケーシングの外側周部を冷却し
てケーシングの劣化が防止でき、しかも、濃火炎や淡火
炎に対する二次空気の急激な流入を回避し、局部的な空
気過剰による未燃成分（例えば、ＣＯ，ＨＣ）の多量な
発生や、局部的なリフト（吹き飛び現象）による不都合
を確実に防止しながら、濃火炎や淡火炎に二次空気を確
実に供給して良好な濃淡燃焼が可能となる。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図１には、炎孔１，２が形成されたバーナとして
の濃混合部Ａ及び淡混合部Ｂの側周部に、燃焼用の二次
空気が上方に向けて通風するように構成された濃淡燃焼
装置が示されている。
する。図１には、炎孔１，２が形成されたバーナとして
の濃混合部Ａ及び淡混合部Ｂの側周部に、燃焼用の二次
空気が上方に向けて通風するように構成された濃淡燃焼
装置が示されている。
【００１１】濃淡燃焼装置は、一次空気の吸引比が小さ
い濃混合気を生成する偏平状の濃混合部Ａと、一次空気
の吸引比が大きい淡混合部Ｂとが交互に配置され、濃混
合部Ａの上面に濃混合気用炎孔１が形成され、且つ、淡
混合部Ｂの上面に淡混合気用炎孔２が形成され、濃混合
気による濃火炎によって着火性や保炎効果を維持しつつ
も、淡混合気による淡火炎によって燃焼温度を低くした
状態で所望の燃焼量の燃焼を行うことにより、排気ガス
におけるＮＯX （窒素酸化物）の発生が極力低減された
燃焼を行うことができる燃焼装置である。
い濃混合気を生成する偏平状の濃混合部Ａと、一次空気
の吸引比が大きい淡混合部Ｂとが交互に配置され、濃混
合部Ａの上面に濃混合気用炎孔１が形成され、且つ、淡
混合部Ｂの上面に淡混合気用炎孔２が形成され、濃混合
気による濃火炎によって着火性や保炎効果を維持しつつ
も、淡混合気による淡火炎によって燃焼温度を低くした
状態で所望の燃焼量の燃焼を行うことにより、排気ガス
におけるＮＯX （窒素酸化物）の発生が極力低減された
燃焼を行うことができる燃焼装置である。
【００１２】本実施例における濃淡燃焼装置は、いわゆ
るブンゼン・バーナで構成されている。濃混合部Ａ及び
淡混合部Ｂは、有底角筒状のケーシングＫの内部にその
幅方向を並設方向として交互に並設され、且つ、その並
設方向の両端部には、濃混合部Ａが位置されて収納され
ている。濃火炎は、濃混合部Ａに備えられている濃混合
気用炎孔１の上方に、淡火炎は、淡混合部Ｂに備えられ
ている淡混合気用炎孔２の上方に、それぞれ生成され
る。
るブンゼン・バーナで構成されている。濃混合部Ａ及び
淡混合部Ｂは、有底角筒状のケーシングＫの内部にその
幅方向を並設方向として交互に並設され、且つ、その並
設方向の両端部には、濃混合部Ａが位置されて収納され
ている。濃火炎は、濃混合部Ａに備えられている濃混合
気用炎孔１の上方に、淡火炎は、淡混合部Ｂに備えられ
ている淡混合気用炎孔２の上方に、それぞれ生成され
る。
【００１３】ケーシングＫは、底板５と、濃混合部Ａ及
び淡混合部Ｂの外側周部における燃焼用二次空気の通過
域を濃混合部Ａ及び淡混合部Ｂから間隔を隔てた領域に
規制する遮風体としてのバーナ固定板６と側板７とで構
成されている。
び淡混合部Ｂの外側周部における燃焼用二次空気の通過
域を濃混合部Ａ及び淡混合部Ｂから間隔を隔てた領域に
規制する遮風体としてのバーナ固定板６と側板７とで構
成されている。
【００１４】ケーシングＫの底板５には、濃混合部Ａ及
び淡混合部Ｂの夫々に対応する濃混合用の供給口５ａと
淡混合用の供給口５ｂとが、淡混合用の供給口５ｂの開
口面積を濃混合用の供給口５ａの開口面積よりも大きく
する状態で形成されている。底板５の下方には、濃混合
用の供給口５ａに向けて燃料ガスを噴出する噴出部とし
ての噴出ノズル３ａを備えた濃混合用の濃燃料ガス供給
管３と、淡混合用の供給口５ｂに向けて燃料ガスを噴出
する噴出部としての噴出ノズル４ｂを備えた２本の淡混
合用の淡燃料ガス供給管４とが設けられている。従っ
て、濃混合部Ａ及び淡混合部Ｂの夫々に対して、供給口
５ａ及び供給口５ｂを通して燃料ガスが吹き込まれ、且
つ、それに伴って燃焼用一次空気が吸引されるように構
成されている。
び淡混合部Ｂの夫々に対応する濃混合用の供給口５ａと
淡混合用の供給口５ｂとが、淡混合用の供給口５ｂの開
口面積を濃混合用の供給口５ａの開口面積よりも大きく
する状態で形成されている。底板５の下方には、濃混合
用の供給口５ａに向けて燃料ガスを噴出する噴出部とし
ての噴出ノズル３ａを備えた濃混合用の濃燃料ガス供給
管３と、淡混合用の供給口５ｂに向けて燃料ガスを噴出
する噴出部としての噴出ノズル４ｂを備えた２本の淡混
合用の淡燃料ガス供給管４とが設けられている。従っ
て、濃混合部Ａ及び淡混合部Ｂの夫々に対して、供給口
５ａ及び供給口５ｂを通して燃料ガスが吹き込まれ、且
つ、それに伴って燃焼用一次空気が吸引されるように構
成されている。
【００１５】濃混合部Ａ及び淡混合部Ｂを収納するケー
シングＫ、並びに、濃燃料ガス供給管３及び淡燃料ガス
供給管４は、濃淡燃焼装置の燃焼室を形成する有底角筒
状の筒胴Ｒの内部に備えられている。ケーシングＫの外
周囲箇所には、筒胴ＲとケーシングＫとによって、濃混
合部Ａ及び淡混合部Ｂの外側周部における燃焼用二次空
気の通過域としての隙間８が形成されている。隙間８
は、燃焼用の二次空気が上方に向けて強制的に通風する
ように構成され、燃焼用二次空気を濃混合気用炎孔１及
び淡混合気用炎孔２に対して供給すると同時に、燃焼用
二次空気の通風によってケーシングＫを冷却し、且つ、
筒胴Ｒに対してケーシングＫからの熱を遮断する効果を
奏するように構成されている。
シングＫ、並びに、濃燃料ガス供給管３及び淡燃料ガス
供給管４は、濃淡燃焼装置の燃焼室を形成する有底角筒
状の筒胴Ｒの内部に備えられている。ケーシングＫの外
周囲箇所には、筒胴ＲとケーシングＫとによって、濃混
合部Ａ及び淡混合部Ｂの外側周部における燃焼用二次空
気の通過域としての隙間８が形成されている。隙間８
は、燃焼用の二次空気が上方に向けて強制的に通風する
ように構成され、燃焼用二次空気を濃混合気用炎孔１及
び淡混合気用炎孔２に対して供給すると同時に、燃焼用
二次空気の通風によってケーシングＫを冷却し、且つ、
筒胴Ｒに対してケーシングＫからの熱を遮断する効果を
奏するように構成されている。
【００１６】そのため、筒胴Ｒの底部には、底板５及び
隙間８に向けて燃焼用一次空気及び燃焼用二次空気を強
制的に送風する送風ファン９のファン吐出口９ａが設け
られている。ファン吐出口９ａには、吐出空気の流速分
布をより均一にして、筒胴Ｒ内の各部に均等な空気量を
送風するための整風板１０が設けられている。整風板１
０は、パンチング・メタルなどで構成されている。又、
整風板１０は、整風効果を奏しつつも極力送風ファン９
の送風効果の妨げとならぬよう、一般的には、通風空気
に対する開口面積ができるだけ大きくなるように構成さ
れているが、開口面積を絞ったり、複数枚の整風板１０
を設けたりすることにより、整風効果及び送風ファン９
の送風効果を調節することも可能なように構成されてい
る。
隙間８に向けて燃焼用一次空気及び燃焼用二次空気を強
制的に送風する送風ファン９のファン吐出口９ａが設け
られている。ファン吐出口９ａには、吐出空気の流速分
布をより均一にして、筒胴Ｒ内の各部に均等な空気量を
送風するための整風板１０が設けられている。整風板１
０は、パンチング・メタルなどで構成されている。又、
整風板１０は、整風効果を奏しつつも極力送風ファン９
の送風効果の妨げとならぬよう、一般的には、通風空気
に対する開口面積ができるだけ大きくなるように構成さ
れているが、開口面積を絞ったり、複数枚の整風板１０
を設けたりすることにより、整風効果及び送風ファン９
の送風効果を調節することも可能なように構成されてい
る。
【００１７】図２には、２枚の濃混合部Ａと、それら２
枚の濃混合部Ａの間に形成される淡混合部Ｂとが示され
ている。濃混合部Ａは、偏平な角筒状体ａで構成されて
いる。角筒状体ａの下部には、燃料ガス及び燃焼用一次
空気が給気される、縦長な角筒状のインレット部１１が
形成されている。インレット部１１は、角筒状体ａがケ
ーシングＫに収納された状態において、ケーシングＫの
底板５に形成された給気口５ａの上方に位置するように
構成されている。インレット部１１の上部には、偏平な
角筒状のミキシング部１２が形成されている。ミキシン
グ部１２において、燃料ガス及び燃焼用一次空気の混合
が行われるように構成されている。ミキシング部１２の
中央部には、ミキシング部１２内における混合気の分布
をより均一にするための絞り部１３が設けられている。
枚の濃混合部Ａの間に形成される淡混合部Ｂとが示され
ている。濃混合部Ａは、偏平な角筒状体ａで構成されて
いる。角筒状体ａの下部には、燃料ガス及び燃焼用一次
空気が給気される、縦長な角筒状のインレット部１１が
形成されている。インレット部１１は、角筒状体ａがケ
ーシングＫに収納された状態において、ケーシングＫの
底板５に形成された給気口５ａの上方に位置するように
構成されている。インレット部１１の上部には、偏平な
角筒状のミキシング部１２が形成されている。ミキシン
グ部１２において、燃料ガス及び燃焼用一次空気の混合
が行われるように構成されている。ミキシング部１２の
中央部には、ミキシング部１２内における混合気の分布
をより均一にするための絞り部１３が設けられている。
【００１８】角筒状体ａの上面には、濃混合気用の炎孔
１が形成されている。本実施例において、濃混合気用炎
孔１は、長円形の炎孔１ａが３本一組で構成され、一個
の角筒状体ａについて１１個の濃混合気用炎孔１が、適
当なピッチで設けられている。従って、給気口５ａを通
りインレット部１１に給気された燃料ガス及び燃焼用一
次空気は、インレット部１１内を上昇し、ミキシング部
１２内で混合及び拡散され、濃混合気用炎孔１から吐出
されて濃火炎を生成する。
１が形成されている。本実施例において、濃混合気用炎
孔１は、長円形の炎孔１ａが３本一組で構成され、一個
の角筒状体ａについて１１個の濃混合気用炎孔１が、適
当なピッチで設けられている。従って、給気口５ａを通
りインレット部１１に給気された燃料ガス及び燃焼用一
次空気は、インレット部１１内を上昇し、ミキシング部
１２内で混合及び拡散され、濃混合気用炎孔１から吐出
されて濃火炎を生成する。
【００１９】角筒状体ａの上部の両側面には、後述する
淡混合部Ｂのための整流板１４が備えられている。又、
角筒状体ａの上面部の両端には、両端部に位置する濃混
合気用炎孔１に生成される濃火炎への、燃焼用二次空気
の直接的な吹き込みを阻止する阻止片１５が設けられて
いる。阻止片１５により、端部に位置する濃火炎におけ
る不必要な空気過剰が防止され、燃焼状態が安定し、且
つ、排気ガスにおけるＣＯが低減される。本実施例にお
いて、整流板１４と阻止片１５とは一体に構成され、角
筒状体ａの側端部において角筒状体ａに固定されてい
る。
淡混合部Ｂのための整流板１４が備えられている。又、
角筒状体ａの上面部の両端には、両端部に位置する濃混
合気用炎孔１に生成される濃火炎への、燃焼用二次空気
の直接的な吹き込みを阻止する阻止片１５が設けられて
いる。阻止片１５により、端部に位置する濃火炎におけ
る不必要な空気過剰が防止され、燃焼状態が安定し、且
つ、排気ガスにおけるＣＯが低減される。本実施例にお
いて、整流板１４と阻止片１５とは一体に構成され、角
筒状体ａの側端部において角筒状体ａに固定されてい
る。
【００２０】淡混合部Ｂは、図３に示すように、複数の
角筒状体ａが一定間隔を隔てた状態でケーシングＫに収
納されることにより、濃混合部Ａと濃混合部Ａとの間に
形成される。ケーシングＫの底板５に形成される給気口
５ｂは、角筒状体ａと角筒状体ａとの間に位置するよう
に設けられている。従って、給気口５ｂから給気された
燃料ガス及び燃焼用一次空気は、淡混合部Ｂ内で混合及
び拡散されながら淡混合部Ｂ内を上昇し、淡混合部Ｂの
上部に設けられている整流板１４によって整流された
後、２枚の角筒状体ａの上面部の間に形成されている淡
混合気用の炎孔２から吐出され、淡火炎を生成する。
角筒状体ａが一定間隔を隔てた状態でケーシングＫに収
納されることにより、濃混合部Ａと濃混合部Ａとの間に
形成される。ケーシングＫの底板５に形成される給気口
５ｂは、角筒状体ａと角筒状体ａとの間に位置するよう
に設けられている。従って、給気口５ｂから給気された
燃料ガス及び燃焼用一次空気は、淡混合部Ｂ内で混合及
び拡散されながら淡混合部Ｂ内を上昇し、淡混合部Ｂの
上部に設けられている整流板１４によって整流された
後、２枚の角筒状体ａの上面部の間に形成されている淡
混合気用の炎孔２から吐出され、淡火炎を生成する。
【００２１】整流板１４は、両側に位置する角筒状体ａ
の両方ともに取り付けられているので、一つの淡混合部
Ｂについて２枚の整流板１４が備えられる。淡混合部Ｂ
において整流板１４は、燃料ガス及び燃焼用一次空気の
混合の促進、低インプット時などにおける逆火の防止、
及び、淡火炎の保炎効果などを奏するように構成されて
いる。整流板１４の上端は、角筒状体ａの上面、又は、
淡混合部Ｂの炎孔２と同じ高さに形成されている。整流
板１４の上下方向の幅は、混合気の通流抵抗が不必要に
増加しない状態で、燃料ガス及び燃焼用一次空気の混合
が促進され、且つ、淡火炎の燃焼時の騒音が低くなるよ
うに調節されて形成されている。
の両方ともに取り付けられているので、一つの淡混合部
Ｂについて２枚の整流板１４が備えられる。淡混合部Ｂ
において整流板１４は、燃料ガス及び燃焼用一次空気の
混合の促進、低インプット時などにおける逆火の防止、
及び、淡火炎の保炎効果などを奏するように構成されて
いる。整流板１４の上端は、角筒状体ａの上面、又は、
淡混合部Ｂの炎孔２と同じ高さに形成されている。整流
板１４の上下方向の幅は、混合気の通流抵抗が不必要に
増加しない状態で、燃料ガス及び燃焼用一次空気の混合
が促進され、且つ、淡火炎の燃焼時の騒音が低くなるよ
うに調節されて形成されている。
【００２２】又、整流板１４には複数の凸部１４ａが形
成されており、角筒状体ａ及びもう一方の整流板１４と
当たり合って、角筒状体ａと整流板１４との間の間隔、
及び、整流板１４同士の間の間隔を保持するように構成
されている。角筒状体ａと整流板１４との間の間隔、及
び、整流板１４同士の間の間隔は、整流板１４が淡火炎
においてクエンチング効果（冷却効果）を奏するに有効
な寸法に調節されている。
成されており、角筒状体ａ及びもう一方の整流板１４と
当たり合って、角筒状体ａと整流板１４との間の間隔、
及び、整流板１４同士の間の間隔を保持するように構成
されている。角筒状体ａと整流板１４との間の間隔、及
び、整流板１４同士の間の間隔は、整流板１４が淡火炎
においてクエンチング効果（冷却効果）を奏するに有効
な寸法に調節されている。
【００２３】図４には、ケーシングＫの平面図が示され
ている。ケーシングＫは、底板５と、２枚のバーナ固定
板６と、２枚の側板７とから構成されている。前記濃混
合部Ａと淡混合部Ｂとの並設方向と直交する方向の両端
部においては、バーナ固定板６によって、淡混合気用炎
孔２と隙間８との間に、間隔ｄ１が形成されている。前
記濃混合部Ａと淡混合部Ｂとの並設方向の両端部におい
ては、側板７によって、濃混合気用炎孔１と隙間８との
間に、間隔ｄ２が形成されている。
ている。ケーシングＫは、底板５と、２枚のバーナ固定
板６と、２枚の側板７とから構成されている。前記濃混
合部Ａと淡混合部Ｂとの並設方向と直交する方向の両端
部においては、バーナ固定板６によって、淡混合気用炎
孔２と隙間８との間に、間隔ｄ１が形成されている。前
記濃混合部Ａと淡混合部Ｂとの並設方向の両端部におい
ては、側板７によって、濃混合気用炎孔１と隙間８との
間に、間隔ｄ２が形成されている。
【００２４】バーナ固定板６は、複数の角筒状体ａを等
間隔に並設する状態で固定し、且つ、同時に淡混合部Ｂ
の側端板を構成する。図５には、バーナ固定板６の正面
図、図６には、バーナ固定板６の側面図、図７には、バ
ーナ固定板６の平面図、図８には、バーナ固定板６の底
面図が示されている。バーナ固定板６の上部には、角筒
状体ａの両横端部を係止保持する保持部としての折曲部
６ａが形成されている。折曲部６ａには、角筒状体ａの
側端部が嵌合する複数の切り込み部６ｂが形成されてい
る。又、折曲部６ａは、淡混合部Ｂの淡混合気用炎孔２
の端部分を塞ぐように構成され、淡混合部Ｂの端部分に
淡火炎が形成されないようにすることによって、淡混合
気用炎孔２と隙間８との間に火炎に対する燃焼用二次空
気の影響を抑制する間隔ｄ１が形成されるように構成さ
れている。バーナ固定板６のケーシングＫの内方側に位
置する面には、角筒状体ａの側端部に形成された切り欠
き部１６と係合する抜け止め支持片６ｃが設けられてい
る。バーナ固定板６のケーシングＫの外方側に位置する
面には、筒胴Ｒとの間の隙間８を保持するためのスペー
サー６ｄが設けられている。尚、バーナ固定板６は、底
板５に固定される。
間隔に並設する状態で固定し、且つ、同時に淡混合部Ｂ
の側端板を構成する。図５には、バーナ固定板６の正面
図、図６には、バーナ固定板６の側面図、図７には、バ
ーナ固定板６の平面図、図８には、バーナ固定板６の底
面図が示されている。バーナ固定板６の上部には、角筒
状体ａの両横端部を係止保持する保持部としての折曲部
６ａが形成されている。折曲部６ａには、角筒状体ａの
側端部が嵌合する複数の切り込み部６ｂが形成されてい
る。又、折曲部６ａは、淡混合部Ｂの淡混合気用炎孔２
の端部分を塞ぐように構成され、淡混合部Ｂの端部分に
淡火炎が形成されないようにすることによって、淡混合
気用炎孔２と隙間８との間に火炎に対する燃焼用二次空
気の影響を抑制する間隔ｄ１が形成されるように構成さ
れている。バーナ固定板６のケーシングＫの内方側に位
置する面には、角筒状体ａの側端部に形成された切り欠
き部１６と係合する抜け止め支持片６ｃが設けられてい
る。バーナ固定板６のケーシングＫの外方側に位置する
面には、筒胴Ｒとの間の隙間８を保持するためのスペー
サー６ｄが設けられている。尚、バーナ固定板６は、底
板５に固定される。
【００２５】側板７は、淡混合部Ｂに供給される燃料ガ
ス及び燃焼用一次空気のケーシングＫ外への漏出を防止
し、且つ、筒胴Ｒとの間に隙間８を形成すべく、濃混合
気用炎孔１から火炎に対する燃焼用二次空気の影響を抑
制する間隔ｄ２を隔てて設けられている。図９には、側
板７の正面図、図１０には、側板７の側面図、図１１に
は、側板７の平面図が示されている。側板７の上部に
は、折曲部７ａが形成されている。折曲部７ａの形状及
び大きさは、側板７の保形力を補強し、且つ、隙間８か
らの燃焼用二次空気を適切に濃火炎及び淡火炎に導くよ
うに構成されている。尚、側板７は、バーナ固定板６に
固定される。
ス及び燃焼用一次空気のケーシングＫ外への漏出を防止
し、且つ、筒胴Ｒとの間に隙間８を形成すべく、濃混合
気用炎孔１から火炎に対する燃焼用二次空気の影響を抑
制する間隔ｄ２を隔てて設けられている。図９には、側
板７の正面図、図１０には、側板７の側面図、図１１に
は、側板７の平面図が示されている。側板７の上部に
は、折曲部７ａが形成されている。折曲部７ａの形状及
び大きさは、側板７の保形力を補強し、且つ、隙間８か
らの燃焼用二次空気を適切に濃火炎及び淡火炎に導くよ
うに構成されている。尚、側板７は、バーナ固定板６に
固定される。
【００２６】底板５は、角筒状体ａを担持するように構
成され、濃混合用の供給口５ａ及び淡混合用の供給口５
ｂが設けられている。図１２には、底板５の平面図、図
１３には、底板５の側面図、図１４には、底板５の正面
図が示されている。供給口５ａ及び供給口５ｂの形状及
び大きさは、燃焼用一次空気の吸引比が、濃混合部Ａ及
び淡混合部Ｂにおいてそれぞれ適切になるように調節さ
れている。従って、供給口５ｂの開口面積を濃混合用の
供給口５ａの開口面積よりも大きくする状態で形成され
ている。又、本実施例において複数の供給口５ａ又は複
数の供給口５ｂは、全て同じ形状及び大きさに形成され
ているが、例えば、送風ファン９による送風状態が筒胴
Ｒ内において均一でない場合などには、複数の濃混合部
Ａ又は複数の淡混合部Ｂにおける燃焼用一次空気の吸引
比を一定にするために、供給口５ａ又は供給口５ｂの形
状及び大きさを異ならせたり、又、後付けの遮蔽テープ
などで塞ぐことも可能である。
成され、濃混合用の供給口５ａ及び淡混合用の供給口５
ｂが設けられている。図１２には、底板５の平面図、図
１３には、底板５の側面図、図１４には、底板５の正面
図が示されている。供給口５ａ及び供給口５ｂの形状及
び大きさは、燃焼用一次空気の吸引比が、濃混合部Ａ及
び淡混合部Ｂにおいてそれぞれ適切になるように調節さ
れている。従って、供給口５ｂの開口面積を濃混合用の
供給口５ａの開口面積よりも大きくする状態で形成され
ている。又、本実施例において複数の供給口５ａ又は複
数の供給口５ｂは、全て同じ形状及び大きさに形成され
ているが、例えば、送風ファン９による送風状態が筒胴
Ｒ内において均一でない場合などには、複数の濃混合部
Ａ又は複数の淡混合部Ｂにおける燃焼用一次空気の吸引
比を一定にするために、供給口５ａ又は供給口５ｂの形
状及び大きさを異ならせたり、又、後付けの遮蔽テープ
などで塞ぐことも可能である。
【００２７】底板５の周端縁部には、燃焼用二次空気を
隙間８に供給する複数の穴５ｃが設けられている。穴５
ｃの大きさ及び数は、適当な燃焼用二次空気を供給し、
且つ、ケーシングＫを適切に冷却及び遮熱し、又、筒胴
Ｒの上部に熱交換器が設けられる場合には、熱交換器に
結露を生じさせないために充分な空気量を確保すべく調
整されている。穴５ｃの形状は、適宜変更できる。
隙間８に供給する複数の穴５ｃが設けられている。穴５
ｃの大きさ及び数は、適当な燃焼用二次空気を供給し、
且つ、ケーシングＫを適切に冷却及び遮熱し、又、筒胴
Ｒの上部に熱交換器が設けられる場合には、熱交換器に
結露を生じさせないために充分な空気量を確保すべく調
整されている。穴５ｃの形状は、適宜変更できる。
【００２８】これに対し、底板５における、前記間隔ｄ
１及びｄ２の下方に位置する部分には、燃焼用二次空気
を通風する穴等は設けられておらず、前記間隔ｄ１及び
ｄ２においては、燃焼用二次空気が上方に向けて通風し
ないように構成されている。
１及びｄ２の下方に位置する部分には、燃焼用二次空気
を通風する穴等は設けられておらず、前記間隔ｄ１及び
ｄ２においては、燃焼用二次空気が上方に向けて通風し
ないように構成されている。
【００２９】底板５の供給口５ａに沿う部分には、角筒
状体ａの底部を係止保持する保持部としての固定金具１
７が溶接されて設けられている。固定金具１７は、バー
ナ固定板６の折曲部６ａと共に、ケーシングＫ内におけ
る角筒状体ａの位置決めを行うように構成されている。
固定金具１７には、折曲部６ａに設けられた切り込み部
６ｂと同様に、角筒状体ａの下端部が嵌合する複数の切
り込み部１７ａが設けられている。
状体ａの底部を係止保持する保持部としての固定金具１
７が溶接されて設けられている。固定金具１７は、バー
ナ固定板６の折曲部６ａと共に、ケーシングＫ内におけ
る角筒状体ａの位置決めを行うように構成されている。
固定金具１７には、折曲部６ａに設けられた切り込み部
６ｂと同様に、角筒状体ａの下端部が嵌合する複数の切
り込み部１７ａが設けられている。
【００３０】底板５の両側部には、図１３に示すよう
に、足部５ｄが形成され、足部５ｄには、濃燃料ガス供
給管３及び淡燃料ガス供給管４を貫設し且つ固定する孔
５ｅ及び孔５ｆが設けられている。なお、底板５は、筒
胴Ｒに固定される。
に、足部５ｄが形成され、足部５ｄには、濃燃料ガス供
給管３及び淡燃料ガス供給管４を貫設し且つ固定する孔
５ｅ及び孔５ｆが設けられている。なお、底板５は、筒
胴Ｒに固定される。
【００３１】〔別実施例〕ケーシングＫを構成するバー
ナ固定板６又は側板７の上端は、炎孔１，２よりも高く
設けられても良いし、低く設けられても良い。
ナ固定板６又は側板７の上端は、炎孔１，２よりも高く
設けられても良いし、低く設けられても良い。
【００３２】間隔ｄ１及びｄ２の間隔も、適宜調節でき
る。
る。
【００３３】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図１】燃焼装置の全体構成を示す斜視図
【図２】濃混合部及び淡混合部を示す斜視図
【図３】濃混合部及び淡混合部を示す断面図
【図４】遮風板を示す平面図
【図５】バーナ固定板を示す正面図
【図６】バーナ固定板を示す側面図
【図７】バーナ固定板を示す上面図
【図８】バーナ固定板を示す底面図
【図９】側板を示す正面図
【図１０】側板を示す側面図
【図１１】側板を示す平面図
【図１２】底板を示す平面図
【図１３】底板を示す側面図
【図１４】底板を示す正面図
Ａ 濃混合部 Ｂ 淡混合部 Ｋ ケーシング ｄ１ 間隔 ｄ２ 間隔 １ 濃混合気用炎孔 ２ 淡混合気用炎孔 ８ 二次空気の通過域 ９ ファン
フロントページの続き (72)発明者 横山 敬仁 大阪府大阪市港区南市岡１丁目１番52号 株式会社ハーマン内 (56)参考文献 特開 平４−151408（ＪＰ，Ａ) 実開 昭62−156217（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭63−134218（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭54−99140（ＪＰ，Ｕ) 実開 平１−169922号 (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) F23D 14/00 - 14/18 F23D 14/26 - 14/84 F23C 11/00 329
Claims (1)
- 【請求項１】 上方に濃混合気用炎孔（１）が形成され
た偏平な濃混合部（Ａ）と、上方に淡混合気用炎孔
（２）が形成された偏平な淡混合部（Ｂ）とが、角筒状
のケーシング（Ｋ）内にその幅方向を並設方向として交
互に並設され、且つ、その並設方向の両端部に前記濃混
合部（Ａ）が位置されるとともに、前記ケーシング
（Ｋ）の外側周部にファン（９）による燃焼用の二次空
気が上方に向けて通風される通過域（８）が設けられ、
前記並設方向の両端部において、その両端部に位置する
濃混合部（Ａ）に対し、それぞれ火炎に対する前記二次
空気の影響を抑制する間隔（ｄ２）を隔てて前記ケーシ
ング（Ｋ）が位置され、且つ、前記並設方向と直交する
方向の両端部において、前記濃混合部（Ａ）並びに淡混
合部（Ｂ）に対し、それぞれ火炎に対する前記二次空気
の影響を抑制する間隔（ｄ１）を隔てて前記ケーシング
（Ｋ）が位置されている燃焼装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5087711A JP2753435B2 (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | 燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5087711A JP2753435B2 (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | 燃焼装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06300228A JPH06300228A (ja) | 1994-10-28 |
| JP2753435B2 true JP2753435B2 (ja) | 1998-05-20 |
Family
ID=13922497
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5087711A Expired - Lifetime JP2753435B2 (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | 燃焼装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2753435B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3531656B2 (ja) * | 1995-01-27 | 2004-05-31 | 株式会社ガスター | バーナユニット |
| JP7027236B2 (ja) * | 2018-04-17 | 2022-03-01 | リンナイ株式会社 | 燃焼装置 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5499140U (ja) * | 1977-12-24 | 1979-07-12 | ||
| JPH0129384Y2 (ja) * | 1986-03-24 | 1989-09-07 | ||
| JPH0249458Y2 (ja) * | 1987-02-26 | 1990-12-26 | ||
| JPH0616254Y2 (ja) * | 1988-04-30 | 1994-04-27 | 株式会社ハーマン | バーナの構造 |
| JPH04151408A (ja) * | 1990-10-12 | 1992-05-25 | Tokyo Gas Co Ltd | 窒素酸化物低発生バーナ |
-
1993
- 1993-04-15 JP JP5087711A patent/JP2753435B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
| Title |
|---|
| 実開 平１−１６９９２２号 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06300228A (ja) | 1994-10-28 |
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