JP2746662B2 - 金型駆動装置 - Google Patents

金型駆動装置

Info

Publication number
JP2746662B2
JP2746662B2 JP14740589A JP14740589A JP2746662B2 JP 2746662 B2 JP2746662 B2 JP 2746662B2 JP 14740589 A JP14740589 A JP 14740589A JP 14740589 A JP14740589 A JP 14740589A JP 2746662 B2 JP2746662 B2 JP 2746662B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
shell core
lever
inserts
cavity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP14740589A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0313250A (ja
Inventor
眞行 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Tec Corp
Original Assignee
Asahi Tec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Tec Corp filed Critical Asahi Tec Corp
Priority to JP14740589A priority Critical patent/JP2746662B2/ja
Publication of JPH0313250A publication Critical patent/JPH0313250A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2746662B2 publication Critical patent/JP2746662B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
  • Casting Devices For Molds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この発明は、鋳造の際に用いられる金型の駆動装置に
関する。
《従来の技術》 従来、金型によって製造される鋳物成形品あるいは中
子等のワークにアンダーカット面を有するときは、一方
の型及び他方の型からなる一対の割型だけで鋳造するこ
ができないため、そのアンダーカット面に当接する金型
を、アンダーカット面に対し垂直に移動させたのち、平
行に移動させる金型駆動装置が設けられている。
従って、このような金型を用いてワークを製造するた
めには、金型をセットし、キャビティに溶湯または鋳物
砂を注入したのち、アンダーカット面に当接する金型機
構を作動させて、金型からワークから抜き取るようにし
ている(例えば、実公平1−10131号公報)。
《発明が解決しようとする課題》 しかしながら、上記従来の金型駆動装置は、ワークの
アンダーカット面を形成する金型の保持手段が直接的に
接続されているため、摺動部分(面)に溶湯片あるいは
砂などの不用物が入りやすい金型の接合面に間隙が生じ
やすい欠点があった。この間隙が生じると、この間隙に
溶湯あるいは鋳物砂が侵入し、ワーク表面にバリが発生
してワーク品質を低下させる原因となっていた。
この発明は、上記問題点を解決するためになされたも
のであって、その目的とするところは、金型をこてを用
いて間接的にセットし、接合面に間隙の生じるおそれの
ない金型駆動装置の提供にある。
《課題を解決するための手段》 この発明は、上記目的達成のために、 ワークを成形するためのキャビティを有する金型と、
この金型の移動方向を規制する案内手段と、一端が前記
金型に連接されたレバーと、一方向に移動したとき前記
レバーの他端を押して前記金型を閉じ方向に移動させる
とともに、他方向に移動したとき前記レバーの他端を引
いて前記金型を開く方向に移動させる駆動手段と、この
駆動手段の一方向移動により前記金型が閉じられたと
き、該金型をその移動方向へ付勢する付勢手段とからな
ることを特徴としている。
《作用》 上記構成において、金型は駆動手段によって作動する
レバーを介して、移動方向が案内手段に規制されて移動
する。そして、金型が閉じ方向に移動して、その移動が
停止されても、付勢手段によってその移動方向に押圧力
が保持されるように作用する。
《実施例》 この発明装置を図面に基いて説明する前に、本発明の
理解を容易にするため、第1図に示す本発明装置を備え
た金型によって製造されるシェル中子aについて説明す
る。このシェル中子aは、自動車用エンジン部品をアル
ミニウム合金等の軽合金で鋳造する際に用いられるもの
であって、その先端部a1の第1図における左側面中央に
は、鋳造時の巾木を兼ねるシャフトa2が突出し、かつア
ンダーカット面Aとなる窪みa3が形成されている。
すなわち、このアンダーカット面Aは、シェル中子a
を矢印ト方向へ上下に開閉する一対の割型で成形しよう
とすると、このアンダーカット面Aが存在するため金型
が開閉できず、また矢印チ方向へ左右に開閉する一対の
割型で成形しようとすると、今度はシェル中子aの基部
a4の中央部分がアンダーカット面となって金型を開閉す
ることができない。このように、アンダーカット面は金
型の開閉を阻止する性質を有している。
第2〜4図は、上記シェル中子aを成形する際に使用
される金型1を示すものであって、第2図は金型1がセ
ットされた状態を示す平面図で、その内部にシェル中子
aの外形形状を呈するキャビティbが形成されている。
第3図は、シェル中子aが成形されたのちの平面図、及
び第4図は第2図のIV−IV線断面図である。
金型1は、第1金型部2と、その内側に設けられた第
2金型部3とから構成されている。このうち第1金型部
2は、シェル中子aの基部a4を成形するために用いら
れ、一方、第2金型部3はアンダーカット面Aを有する
シェル中子aの先端部a1を成形するために用いられる。
第1金型部2は、一方の型としての固定型10及び他方
の型としての可動型11からなる一対の割型によって構成
され、これら両型の接合面には、シェル中子aの基部a4
の外形形状をしたキャビティb1が形成されているととも
に、このキャビティに連通した鋳物砂の供給口13(ワー
クが鋳物成形品のときは湯口)が開口されている。
第2金型部3は、左右に分割される一対の金型20,21
が設けれらている。なお、上記金型1と区別するために
以下、これらを右側入子20及び左側入子21として説明す
る。
両入子20,21の接合面には、シェル中子aの先端部a1
を成形するためのキャビティb2が形成されている。
この両入子20,21には、第4図に示されるようにその
上,下側面の水平方向にキー22,23を有し、これらキー2
2,23は、固定型10の下側面(開口13と反対側の側面)10
aと、固定型10の基板4aに設けられた案内片5の上側面5
aとに設けられたキー溝10b,5bとで案内手段24が構成さ
れている。したがって、両入子20,21は左右に移動方向
が規制された状態で、かつ摺動自在に設けられている。
これらキー溝10b,5bの設けられている下側面10aと上
側面5aのほぼ中央位置には、ストッパ25,26が設けられ
ていて、両入子20,21の接合位置を所定位置に位置決め
するように構成されている。
両入子20,21には、ほぼ扇状を呈するレバー30,31が設
けれられている。このレバーの要に当る部分は、固定型
10の基板4aに固定された取付台6a,6bにピン32,33で軸支
されているとともに、その一端は入子20,21に連接さ
れ、また、その他端は後述の駆動手段内に位置してい
る。
レバー30,31の一端には、長穴34,35が設けられてお
り、この長穴は、入子20,21のキャビティb2側と反対側
に設けられた断面コ字状の凹部20a,21a内に位置し、か
つその凹部20a,21aに貫通して設けられたピン36,37で軸
支されている。また、レバー30,31の他端にはローラ38,
39が設けられており、このローラを介して後述の駆動手
段と連係されている。
駆動手段40,41は、中央にガイド棒42を備えた作動台4
3の両端の接合部44,44を介してエアシリンダからなる駆
動源45により、第2,3図において示されるように上下方
向へ移動可能に構成されている。ガイド棒42は、基台4b
上に設けられた案内台7の案内孔8に挿入され、これに
より作動台43の上下の移動方向が規制される。
駆動手段40,41の先端には断面コ字状の凹部40a,41aが
形成され、ここにローラ38,39を備えたレバー30,31の他
端が挿入されている。
凹部40a,41a内には、スプリング46,47と、このスプリ
ングで作動台43の上昇方向と同方向に押圧する押圧片4
8,49とで構成される付勢手段50,51が設けられており、
この付勢手段50,51を介してローラ38,39が押圧されるよ
うに構成されている。さらに凹部40a,41a内には、ロー
ラ38,39を引込むための係止ピン52,53が回動自在に設け
られている。
押圧片48,49は、その一端を支軸48a,49aで凹部40a,41
aに軸支されているとともに、その他端に長穴48b,49bが
開口されており、この長穴にピン48c,49cが設けられて
いる。したがって、押圧片48,49は、支軸48a,49aを支点
として長穴48b,49bの長さの範囲内で移動可能に構成さ
れている。
以上の構成からなる金型1を用いてシェル中子aを製
造するには、先ず、固定型10と可動型11とを合せて第1
金型部2がセッされる。
第2の金型部3のセットは、駆動源45を作動させて駆
動手段40,41上昇させることによって行なわれる。すな
わち、第2図矢印イ方向へ作動台43が移動させられる
と、ローラ38,39は押圧片48,49を介して押圧され、した
がってレバー30,31は、ピン32,33を中心に矢印ロ,ハ方
向に回転移動する。このため、レバーの一端に連接され
た左右両側の入子20,21は、キー溝5b,10bに案内されて
互いに接近する方向に閉じられ、ついにストッパ25,26
の位置で接合して、駆動源44,45の駆動が停止される。
このとき押圧片48,49は、スプリング46,47により、支軸
48a,49aを中心にローラ38,39側へ押されている。従っ
て、両入子20,21の接合面は常時押圧状態を保つことが
でき、接合面に間隙の生じるおそれが効果的に防止され
る。
以上のようにして、第1金型部2及び第2金型部3が
セットされると、これら両金型部に形成されたキャビテ
ィb1,b2によりシェル中子aを形成するためのキャビテ
ィbが形成される(第2図参照)。
その後、開口13から熱硬化性樹脂をコーティングした
鋳物砂を供給する。なお、図示しないが鋳物砂がキャビ
ティb内に速やかに供給されるようにするために、第2
金型部3のキャビティb2に外部へ通じる小さな排出口が
設けられている。
キャビティbに充填された鋳物砂は、金型1が予め図
示しない加温手段で300℃程度に加温されているので、
鋳物砂の熱硬化性樹脂を溶融固化し、シェル中子aが成
形される。
シェル中子aが成形されたのち、駆動源45,45を上述
とは逆に作動させる(第3図矢印ニ参照)。これによ
り、駆動手段40,41は矢印ニ方向へ下降し、係止ピン50,
51がローラ38,39に係止されるとレバー30,31が外方へ移
動される。従って、このレバーの移動により、両入子2
0,21は外方へ移動して開かれる(第3図矢印ホ,ヘ参
照)。
両入子20,21が開かれることによって、シェル中子a
の先端a1は、入子20,21から離れ、基部a4が第1金型部
2で保持された第3図に示される状態となる。なお、こ
の入子20,21の開動作の際、周知のようにノックアウト
ピンにより入子から円滑に外れるようにすることが好ま
しい。
次いで、固定型10と可動型11とを開放してシェル中子
aの基部a4を第1金型部2から外すが、この際、固定型
10に設けられたノックアウトピン(図示せず)により可
動型11へ保持させる。そして、所定位置まで可動型11が
移動したときに、この可動型11に設けられているノック
アウトピン(図示せず)により可動型11から離脱させ
る。
上述のように、本実施例では、入子20,21が接合した
際、その接合面はスプリング46,47の力によりレバー30,
31がてことして働き常時押圧されているので、その接合
面に間隙が生じるおそれがなく、その間隙に砂が侵入し
て寸法過大が生じることがないので、精度のよいシェル
中子aを得ることができる。
また、シェル中子aを成形する金型1を、固定型10と
可動型11とで形成される割型からなる第1金型部2と、
この第1金型部2の割型の開閉方向と交差する方向に開
閉する一対の入子20,21から構成される第2金型部3と
で構成したので、シェル中子aがアンダーカット面Aを
有していても極めて容易に成形することができる。
なお、上述の実施例では、ワークとしてシェル中子の
例を示したが、ワークは軽合金または鋳鉄等の鋳物成形
品であってもよいことは勿論である。
《発明の効果》 この発明に係る金型駆動装置は、ワークを成形するた
めのキャビティを備えた金型を、付勢手段により常時閉
じ方向へ付勢できるように構成したので、金型の接合面
は常時押圧力が保持される。したがって、接合面に間隙
が生じるおそれがなく、吹き割れない高品質のワークを
製造することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明装置によって得られたシェル中子の一
例を示す斜視図、第2,3図は本発明装置の一実施例を示
す平面図であって、第2図は入子を閉じた状態及び第3
図は入子を開いた状態を示す平面図、第4図は第2図の
IV−IV線断面図である。 1……金型、 2……第1金型部、 3……第2金型部、 10……一方の上型(固定型)、 11……他方の型(可動型)、 20,21……入子(金型)、 24……案内手段、 30,31……レバー、 40,41……駆動手段、 50……付勢手段、 a……シェル中子(ワーク)、 b……キャビティ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークを成形するためのキャビティを有す
    る金型と、 前記金型の移動方向を規制する案内手段と、 一端が前記金型に連接されたレバーと、 一方向に移動したとき前記レバーの他端を押して前記金
    型を閉じ方向に移動させるとともに、他方向に移動した
    とき前記レバーの他端を引いて前記金型を開く方向に移
    動させる駆動手段と、 前記駆動手段の一方向移動により前記金型が閉じられた
    とき、該金型をその移動方向へ付勢する付勢手段と、 からなることを特徴とする金型駆動装置。
JP14740589A 1989-06-09 1989-06-09 金型駆動装置 Expired - Fee Related JP2746662B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14740589A JP2746662B2 (ja) 1989-06-09 1989-06-09 金型駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14740589A JP2746662B2 (ja) 1989-06-09 1989-06-09 金型駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0313250A JPH0313250A (ja) 1991-01-22
JP2746662B2 true JP2746662B2 (ja) 1998-05-06

Family

ID=15429553

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14740589A Expired - Fee Related JP2746662B2 (ja) 1989-06-09 1989-06-09 金型駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2746662B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0610247B2 (ja) * 1987-09-07 1994-02-09 住友ベークライト株式会社 液状エポキシ樹脂組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0313250A (ja) 1991-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2746662B2 (ja) 金型駆動装置
JP2756305B2 (ja) 鋳造装置
JP3618700B2 (ja) 射出成形金型
JP3596140B2 (ja) 成形用金型
JP2000301578A (ja) インサート成形装置およびその使用方法
JP2712673B2 (ja) 射出成形用金型
JP2002127204A (ja) 射出成形用金型
JPH03292116A (ja) 樹脂成形品の成形方法及び成形用金型
JP2000024769A (ja) アンダーカット形状を有するダイカスト成形方法
JP3870100B2 (ja) ダイカスト成形用金型装置及びアンダーカットを有するダイカスト成形品の成形方法
JPS5814298B2 (ja) 成形用金型
JPH0132762B2 (ja)
JP4671487B2 (ja) 中空成形機の型締装置
JPH032364Y2 (ja)
JPS5935328Y2 (ja) 鋳造金型
JPS6157107B2 (ja)
JP3125468B2 (ja) 射出成形金型
JPS597075Y2 (ja) 成形用金型
JPH0939039A (ja) プラスチック成形用金型
JPH0627243Y2 (ja) ワックス成形装置
JPS6337218Y2 (ja)
JPH07323362A (ja) 金型鋳造方法
JPH0231235Y2 (ja)
JPH034500Y2 (ja)
JP3988737B2 (ja) 成形品の射出・加飾成形方法及び金型装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees