JPH0231235Y2 - - Google Patents

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JPH0231235Y2
JPH0231235Y2 JP11702384U JP11702384U JPH0231235Y2 JP H0231235 Y2 JPH0231235 Y2 JP H0231235Y2 JP 11702384 U JP11702384 U JP 11702384U JP 11702384 U JP11702384 U JP 11702384U JP H0231235 Y2 JPH0231235 Y2 JP H0231235Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はダイカスト鋳造金型に関する。
〔従来の技術〕
従来、スライド中子を備えたダイカスト鋳造金
型は型開き時にスライド中子を型開き方向にスラ
イドさせるため、固定金型に傾斜ピンを固定する
とともに、スラライド中子に該傾斜ピンと係合す
る傾斜ピン挿入孔を形成していた。このため、次
に列挙する欠点があつた。
(1) 型開き時にスライド中子を傾斜ピンに沿つて
スライドさせるため、傾斜ピンが損傷しやすく
かつ可動金型を大きな力で作動させなければな
らない。
(2) 傾斜ピンでスライド中子を型開き方向にスラ
イドさせるので、製品を型より外すのに大きな
力が必要である。
(3) 可動金型の型開き時の移動と同時にスライド
中子も型開き方向にスライドするので、製品を
型より外すための設計に苦労する。
〔本考案が解決しようとする問題点〕
本考案は以上のような従来の欠点に鑑み、スラ
イド中子をスライドさせるスライド中子作動ピン
の耐久性を向上させるとともに、型開きを小さな
力で作動させることができ、かつ製品を型より確
実に外せるように容易に設計することのできるダ
イカスト鋳造金型を得るにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案はスライド中子を可動金型の型開き方向
と同方向に摺動する先端に傾斜面を有するスライ
ド中子作動ピンの作動により、型開き方向にスラ
イドできるようにしたものである。
〔本考案の実施例〕
以下、図面に示す実施例により、本考案を詳細
に説明する。
第1図ないし第7図の実施例において、1は固
定金型で、この固定金型1は固定金型本体2と、
この固定金型本体2の略中央部に形成された凹部
3内に複数個のセツトボルト(図示せず)によつ
て取替え可能に固定された固定金型部材4とから
構成され、前記固定金型部材4には内壁面にアン
ダーカツトを有する製品の外周部を形成すること
のできる凹部5が形成されるとともに、溶湯供給
装置(図示せず)のノズル6が挿入されるノズル
挿入孔7が形成されている。
8,9は前記固定金型1に型締め型開き可能に
備えられた第1・第2の可動金型で、この第1の
可動金型8は該第1の可動金型8を型締め型開き
方向に移動させる移動装置(図示せず)によつて
移動する第1の可動金型本体10と、この第1の
可動金型本体10に固定された前記固定金型部材
4の凹部5内の先端部が入り込む、先端部が小径
のテーパーピン11とから構成されている。
前記第2の可動金型9は前記第1の可動金型8
に複数個のピン12によつて、該第1の可動金型
8が所定量型開き方向に移動した後に移動するよ
うに取付けられた第2の可動金型本体13と、こ
の第2の可動金型本体13に前記第2の可動金型
9の型開き方向に対し直角方向にスライド可能に
取付けられた第1・第2のスライド中子14,1
5と、前記第1の可動金型本体10に形成された
複数個の貫通孔16にそれぞれ貫通され前記第1
の可動金型8が所定量型開き方向に移動した後、
前記第2の可動金型本体13と一体となつて移動
できるように該第2の可動金型本体13に取付け
られた複数個のピン17とから構成されている。
前記第2のスライド中子14は前記第2の可動
金型本体13に形成されたT字状溝18と係合す
る係合部19が形成された第1のスライド中子本
体20と、この第1のスライド中子本体20に一
体形成された上面に傾斜面21が形成され、前記
第2の可動金型本体13に形成した挿入孔22に
挿入される四角柱状の作動ピン23と、前記第1
のスライド中子本体20に形成された前記固定金
型1の凹部5内へ入り込み内壁面にアンダーカツ
トを形成するアンダーカツト形成部材24と、製
品を型から外す場合に製品と当接するように前記
第1のスライド中子本体20に形成したストツパ
ー片25とから構成されている。
前記第2のスライド中子15は前記第2の可動
金型本体13に形成されたT字状溝18と係合す
る係合部26が形成された第2のスライド中子本
体27と、この第2のスライド中子本体27に一
体成形され上面に傾斜面28が形成され、前記第
2の可動金型本体13に形成した挿入孔29に挿
入される四角柱状の作動ピン30と、前記第2の
スライド中子本体27に形成され前記固定金型1
の凹部5内へ入り込み内壁面にアンダーカツトを
形成するアンダーカツト形成部材31とから構成
されている。
32は前記第1・第2の可動金型8,9に形成
した前記第1・第2のスライド中子14,15を
作動させる作動機構で、この作動機構32は前記
第1・第2のスライド中子14,15に形成した
前記挿入孔22,29にそれぞれ連通する作動ピ
ン挿入孔33,34と、この作動ピン挿入孔3
3,34に挿入された、先端部に傾斜面35,3
6が形成された第1・第2のスライド中子作動ピ
ン37,38と、この第1・第2のスライド中子
作動ピン37,38を押し圧する押し圧板39
と、この押し圧板39を押し圧作動させる油圧シ
リンダー等の押し圧装置40と、前記押し圧板3
9に形成した前記第2のスライド中子作動ピン3
8を前記第1のスライド中子作動ピン37が所定
量移動した後に移動させる移動孔41と、この移
動孔41に備えられた前記第2のスライド中子作
動ピン38を常時押し圧するスプリング42とか
ら構成されている。
43は前記第1・第2のスライド中子14,1
5を常時型締め方向へ付勢する付勢装置で、この
付勢装置43は第2図に示すように、第2の可動
金型9に形成した長孔状の貫通孔44,44と、
この貫通孔44,44に貫通された前記第1・第
2のスライド中子14,15にそれぞれ固定され
た軸45,45と、この軸45,45の両端部間
に介装された圧縮スプリング46,46とから構
成されている。
上記構成のダイカスト鋳造金型にあつては、固
定金型1に第1・第2の可動金型8,9を移動装
置(図示せず)によつて所定圧力で当接させ、第
1図に示すような型締め状態とする。次にノズル
6より固定金型1、第1・第2のスライド中子1
4,15、テーパーピン11とによつて形成され
たキヤビテイ47内へ溶湯を圧入して凝固させ
る。しかる後、移動装置(図示せず)を作動させ
て第1の可動金型8を第3図に示すように型開き
方向へ移動させ、テーパーピン11を第1・第2
のスライド中子1415間より抜き取る。さらに
移動装置(図示せず)を作動させて第1の可動金
型8を型開き方向へ移動させると、第2の可動金
型9も同方向へ移動し、第4図に示すような状態
となる。すなわち、固定金型1より鋳造成形され
た製品48が第1・第2のスライド中子14,1
5に付着した状態で凹部5より外れた状態とな
る。
次に押し圧装置40を作動させて押し圧板39
を第1の可動金型8方向へ移動させる。この押し
圧板39の移動によつて、まず第1のスライド中
子作動ピン37が押込まれる。このため、第1の
スライド中子14が第4図に示すように内側方向
へスライドし、該第1のスライド中子14のアン
ダーカツト形成部材24と鋳造製品48とが外れ
る。さらにに押し圧板39が同方向に移動する
と、第1・第2のスライド中子作動ピン37,3
8が押込まれ、第1・第2のスライド中子14,
15が内側方向へ移動する。この第1・第2のス
ライド中子14,15の内側方向の移動によつて
鋳造製品48はストツパー25に当接してその移
動が停止されるとともに、第2のスライド中子1
5のアンダーカツト形成部分31が該ストツパー
25方向に第5図に示すように移動するので、鋳
造製品48は型より完全に外れ、自動的に取出す
ことができる。
なお、第1・第2のスライド中子14,15を
型開き方向へも移動できるように構成することに
より(T字状溝18の型開き方向への溝幅を大き
くする)型開き時に第1・第2のスライド中子1
4,15を第2の可動金型9より固定金型1方向
へ突出させた後、第1・第2のスライド中子1
4,15をスライド方向へ移動させることもでき
る。
次に第8図ないし第10図に示す本考案の異な
る実施例につき説明する。なお、これらの実施例
の説明に当つて、前記本考案の実施例と同一構成
部分には同一符号を付して重複する説明を省略す
る。
第8図の実施例において、前記本考案の実施例
と主に異なる点は、第1・第2のスライド中子1
4,15に第1・第2のスライド中子作動ピン3
7,38が挿入される挿入孔49,50を形成し
た点で、このように構成しても第1・第2のスラ
イド中子作動ピン37,38の先端の傾斜面3
5,36によつて、第1・第2のスライド中子1
4,15を移動させることができる。
第9図および第10図の実施例において、前記
本考案の実施例と主に異なる点は、第1・第2の
スライド中子作動ピン37,38を円柱形状に形
成したするとともに、第1・第2のスライド中子
14,15に円形状の挿入孔49,50を形成し
た点で、このように構成しても良い。
なお、前記実施例ではスライド中子を2個用い
たダイカスト鋳造金型について説明したが、本考
案はこれに限らず、1個のスライド中子を用いた
ものであつても良い。また可動金型を1個にした
ダイカスト鋳造金型にも同様に実施できる。さら
に第1・第2のスライド中子作動ピンを可動金型
の型開きと同時に作動させても良い。
〔本考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案にあつ
ては、次に列挙する効果がある。
(1) 先端に傾斜面を有するスライド中子作動ピン
によつてスライド中子を型開き方向に移動でき
るようにしているので、従来の固定金型に傾斜
ピンを備えたものに比べ、耐久性に優れてい
る。
(2) スライド中子作動ピンを上・下方向に移動さ
せるだけでスライド中子をスライドさせること
ができるので、小さな力でスライド中子を移動
させることができる。
(3) 構造が簡単であるので、安価に作ることがで
きる。
(4) 固定金型より可動金型を型開きした後、スラ
イド中子を移動させることができるので、型開
きが容易にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す概略断面図、
第2図はスライド中子を示す説明図、第3図ない
し第5図は本考案の一実施例の作動状態を示す説
明図、第6図および第7図は第1・第2のスライ
ド中子の取付け状態を示す説明図、第8図、第9
図および第10図は本考案の異なる実施例を示す
説明図である。 1:固定金型、2:固定金型本体、3:凹部、
4:固定金型部材、5:凹部、6:ノズル、7:
ノズル挿入孔、8:第1の可動金型、9:第2の
可動金型、10:第1の可動金型本体、11:テ
ーパーピン、12:ピン、13:第2の可動金型
本体、14:第1のスライド中子、15:第2の
スライド中子、16:貫通孔、17:ピン、1
8:T字状溝、19:係合部、20:第1のスラ
イド中子本体、21:傾斜面、22:挿入孔、2
3:作動片、24:アンダーカツト形成部材、2
5:ストツパー、26:係合部、27:第2のス
ライド中子本体、28:傾斜面、29:挿入孔、
30:作動ピン、31:アンダーカツト形成部
材、32:作動機構、33:作動ピン挿入孔、3
4:作動ピン挿入孔、35:傾斜面、36:傾斜
面、37:第1のスライド中子作動ピン、38:
第2のスライド中子作動ピン、39:押し圧板、
40:押し圧装置、41:移動孔、42:スプリ
ング、43:付勢装置、44:貫通孔、45:
軸、46:圧縮スプリング、47:キヤビテイ、
48:鋳造製品。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 固定金型と、この固定金型に型締め型開き可
    能に備えられた可動金型と、この可動金型に該
    可動金型の型開き方向と略直角方向にスライド
    可能に備えられたスライド中子と、前記可動金
    型に該可動金型の型開き方向と同方向に摺動可
    能に備えられた前記スライド中子を押し圧する
    ことによつて前記スライド中子を型開き方向に
    スライドさせる先端に傾斜面を有するスライド
    中子作動ピンと、前記スライド中子に形成され
    た前記スライド中子作動ピンと係合することに
    よつて該スライド中子を型開き方向にスライド
    させる係合孔あるいは先端に傾斜面を有する作
    動ピン等の係合部と、前記スライド中子を常時
    型締め方向に付勢する付勢装置とからなること
    を特徴とするダイカスト鋳造金型。 2 スライド中子作動ピンは丸あるいは多角柱状
    に形成され可動金型には該スライド中子作動ピ
    ンをスライド可能に挿入される丸あるいは多角
    柱状のスライド中子作動ピン挿入孔が形成され
    ていることを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項記載のダイカスト鋳造金型。
JP11702384U 1984-07-30 1984-07-30 ダイカスト鋳造金型 Granted JPS6131555U (ja)

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JPS6131555U JPS6131555U (ja) 1986-02-25
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