JPH0756183Y2 - 射出成形金型 - Google Patents

射出成形金型

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JPH0756183Y2
JPH0756183Y2 JP1986119264U JP11926486U JPH0756183Y2 JP H0756183 Y2 JPH0756183 Y2 JP H0756183Y2 JP 1986119264 U JP1986119264 U JP 1986119264U JP 11926486 U JP11926486 U JP 11926486U JP H0756183 Y2 JPH0756183 Y2 JP H0756183Y2
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JP
Japan
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pin
runner
gate
ejector
ejector pin
Prior art date
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Application number
JP1986119264U
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English (en)
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JPS6325522U (ja
Inventor
勝裕 黒田
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案はサイドゲートを自動的に製品より分離する機構
を有する射出成形金型に関する。
(ロ)従来の技術 サイドゲート方式の金型においては、成形後、製品とラ
ンナを自動的に、きれいに分離することが強く望まれ
る。このような目標を達成するために考案された金型の
例を、特開昭53−11954号公報に見ることができる。こ
の金型では、ゲート部にシールピンを設け、このシール
ピンを射出完了直後に前進させてゲートを締め切る。こ
れによりキャビティと湯道はきれいに分離されるが、型
締め状態のうちにシールピンを前進させるため、通常の
エジェクタとは別に、随意動作の可能な油圧エジェクタ
を設ける必要があり、構造が複雑になり、また製作コス
トも上昇するものであった。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 本考案は、サイドゲート方式の金型において、製品とラ
ンナを簡単な機構できれいに分離できるようにしたもの
である。
(ニ)問題点を解決するための手段 本考案では、エジェクタプレートに3種のピンを配す
る。その一である第1エジェクタピンは製品突き出し用
で、これはエジェクタプレートに固定する。その二であ
る第2エジェクタピンはランナ突き出し用で、これは軸
方向に一定距離相対移動でき、第1エジェクタピンより
遅れて突き出し動作を開始する。その三はゲートピン
で、これはランナと製品の境界に、移動型から固定型へ
と抜けるゲートを形成し、またランナに対してはアンダ
ーカットを形成し、軸方向に一定距離相対移動できる如
くエジェクタプレートに保持されると共に、このゲート
ピンを第2エジェクタピンがランナの突き出しを終える
まで型締め時の位置に留まるよう、ばねによって付勢さ
れている。
(ホ)作用 成形固化後、型開きを行なうと、エジェクタプレートが
ノックピンで押されて動き始める。第1エジェクタピン
はエジェクタプレートに固定されているため直ちに製品
を突き出して行くが、第2エジクタピン及びゲートピン
はまだその場に留まり、特にゲートピンは、ばねの力に
よりランナを引き留めているため、製品とランナはゲー
トのところで断ち切られる。その後第2エジェクタピン
がランナを突き出すと共に、ゲートピンのアンダカット
よりランナが外れ、ランナを移動型から突き出す。
(ヘ)実施例 図において、(1)は固定型、(2)は移動型、(3)
はスプルー、(4)はランナ、(5)は製品、(6)は
移動型(2)からランナ(4)の中へ算盤玉状の頭部を
突出させたランナ引き留めピン、(7)はエジェクタプ
レート、(8)はリターンピン、(9)は製品突き出し
用の第1エジェクタピン、(10)はランナ突き出し用の
第2エジェクタピン、(11)はランナ(4)と製品
(5)の境界に配置されたゲートピンである。第1エジ
ェクタピン(9)はエジェクタプレート(7)に固定さ
れているが、第2エジェクタピン(10)及びゲートピン
(11)は、各々基端の大径部(12)(13)をエジェクタ
プレート(7)の空洞部(14)(15)に入り込ませて、
エジェクタプレート(7)に対し軸方向に摺動同能とな
っている。(16)(17)は反対側から空洞部(14)(1
5)に入り込む押し出しピンで、各々大径部(18)(1
9)を第2エジェクタピン(10)及びゲートピン(11)
の大径部(12)(13)に突き合わせている。押し出しピ
ン(16)(17)は、型締め時に移動型(2)の被取付ベ
ース部(20)に当たり、第2エジェクタピン(10)とゲ
ートピン(11)を型締め位置(第1図)に保持する。第
2エジェクタピン(10)及びゲートピン(11)は、第1
図の位置から、大径部(18)(19)が空洞部(14)(1
5)の端に達するまで、エジェクタプレート(7)に対
し相対移動可能である。その相対移動距離は、ゲートピ
ン(11)の方がより大きい。ゲートピン(11)について
は、空洞部(15)の他端と大径部(13)との間に圧縮コ
イルばね(21)が挿入してある。このゲートピン(11)
は、ランナ(4)と製品(5)の境界に、移動型(2)
から固定型(1)へと抜ける、幅の狭くなったゲート
(22)を形成する。更にゲートピン(11)は、ランナ
(4)に向けアンダカット(23)を形成している。アン
ダカット(23)が常にランナ(4)の方向を向くよう、
ゲートピン(11)には適当な回り止めを施す。例えば、
大径部(13)の側面からピンを突出させ、これを空洞部
(15)の内面の溝に係合させる、といった具合である。
上記金型にて成形を行なった後、型開きすると、第2図
のように移動型(2)の移動方向で待ち受けるノックピ
ン(24)がエジェクタプレート(7)に突き当たり、第
1エジェクタピン(9)が製品(5)の突き出しを開始
する。第2エジェクタピン(10)及びゲートピン(11)
は型締め位置に保持されており、特にゲートピン(11)
はばね(21)の圧力及びピン先端部のアンダカット(2
3)により、ランナ(4)の端部を積極的に引き留めて
いるため、製品(5)とランナ(4)とはゲート(22)
のところで断ち切られている。その後第2エジェクタピ
ン(10)が、エジェクタプレート(7)に対する相対移
動工程を終え、エジェクタプレート(7)と共に動き出
し、ランナ(4)を突き出す。また一方、ゲートピン
(11)はエジェクタプレート(7)に対する相対移動中
で、型締め位置に留まっているため、ランナ(4)の端
がゲートピン(11)のアンダット(23)からはずれる。
その後ゲートピン(11)もエジェクタプレート(7)に
対する相対移動工程を終え、第3図のように若干突き出
される。そのため第2エジェクタピン(10)とゲートピ
ン(11)のエジェクタプレート(7)に対する相対移動
距離には、ランナ(4)を完全にアンダカット(23)か
ら外すに足るストローク差を、ランナ(4)の曲がりも
考慮に入れて、与えておく。
(ト)考案の効果 本考案によれば、移動型から固定型へと抜けるゲート部
を、ランナの先端をアンダカットに引っ掛けた状態で断
ち切るから、裏側に破断痕は残るものの、表面には傷の
ない製品を得ることができる。しかもこれは、通常のエ
ジェクタプレートに保持された第1図エジェクタピン、
第2エジェクタピン、及びゲートピンによって実現され
るものであり、金型構造を大きく変革するものでなく、
製作容易である。ゲート形状もゲートピンの交換によっ
て変更でき、最適のゲート形状を見出すのが容易であ
る。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示し、第1図から第3図まで、
異なる動作状態の断面図である。 (1)……固定型、(2)……移動型、(4)……ラン
ナ、(5)……製品、(7)……エジェクタプレート、
(9)……第1エジェクタピン、(10)……第2エジェ
クタピン、(11)……ゲートピン、(22)……ゲート、
(23)……アンダカット、(21)……ばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】サイドゲートを有する射出成形金型におい
    て、 固定型と、前記固定型とのパーティング面にランナ及び
    製品が形成される移動型と、エジェクタプレートに固定
    された製品突き出し用の第1エジェクタピンと、前記エ
    ジェクタプレートに、軸方向に一定距離相対移動できる
    ように保持され、前記1エジェクタピンより遅れて突き
    出し動作を開始するランナ突き出し用の第2エジェクタ
    ピンと、ランナと製品の境界に、移動型から固定型へと
    抜けるゲートを形成い、またランナに対してはアンダー
    カットを形成し、前記エジェクタプレートに軸方向に一
    定距離相対移動できるよう保持されたゲートピンと、前
    記ゲートピンを前記第2エジェクタピンがランナの突き
    出しを終えるまで型締め時の位置に保持するバネとを備
    えたことを特徴とする射出成形金型。
JP1986119264U 1986-08-01 1986-08-01 射出成形金型 Expired - Lifetime JPH0756183Y2 (ja)

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JP1986119264U JPH0756183Y2 (ja) 1986-08-01 1986-08-01 射出成形金型

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JPS6325522U JPS6325522U (ja) 1988-02-19
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JPS5314698U (ja) * 1976-07-19 1978-02-07
JPS5850822U (ja) * 1981-09-28 1983-04-06 河西工業株式会社 射出成形金型
JPS59164716U (ja) * 1983-04-20 1984-11-05 矢崎化工株式会社 離型装置

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