JP2000301578A - インサート成形装置およびその使用方法 - Google Patents

インサート成形装置およびその使用方法

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JP2000301578A
JP2000301578A JP11112599A JP11259999A JP2000301578A JP 2000301578 A JP2000301578 A JP 2000301578A JP 11112599 A JP11112599 A JP 11112599A JP 11259999 A JP11259999 A JP 11259999A JP 2000301578 A JP2000301578 A JP 2000301578A
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Masato Sekine
根 正 人 関
Yasuhiro Numao
尾 康 弘 沼
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Nissan Motor Co Ltd
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MICRO SEIKO KK
Nissan Motor Co Ltd
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    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/33Moulds having transversely, e.g. radially, movable mould parts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/14Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 側面の2か所にインサート部品を突出させた
インサート成形品の成形装置において、従来では、イン
サート部品の一端部をスライド型に係合させた状態で型
閉めを行っていたため、インサート部品の他端部とスラ
イド型の係合不良やインサート部品の脱落が生じること
があった。 【解決手段】 可動型2にインサート部品Cが係合する
スライド型3を備え、固定型1にスライド型3を移動さ
せる傾斜ピン4を備え、スライド型3に、傾斜ピン4が
接触する傾斜ガイド部15とその型外側に連続する受入
れ空間16を備えたインサート成形装置とし、スライド
型3を移動させてインサート部品Cの2か所を保持した
後に型閉めを行うことで、受入れ空間16により傾斜ピ
ン4の移動を可能にすると共に、インサート部品Cの係
合不良や脱落を防止した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば樹脂を用い
た射出成形において、金属等の異種材料のインサート部
品を一体的に備えたインサート成形品を成形するのに用
いられるインサート成形装置およびその使用方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図10(a)に示すインサート成形品A
は、円筒状の本体部Bに、その直径方向に貫通する丸棒
状のインサート部品Cを一体的に備えている。インサー
ト部品Cは、両端部が本体部Bの側面から突出してい
る。また、本体部Bは例えば樹脂製であり、インサート
部品Cは例えば金属製である。
【0003】従来において、上記インサート成形品Aを
成形するには、図10(b)に示すようなインサート成
形装置を用いていた。図示のインサート成形装置は、上
側に固定型101を備えると共に、下側に可動型102
を上下動可能に備えている。固定型101は、固定板1
03の中央に、内部にランナ104を形成した固定側コ
ア105を備えると共に、その周囲に、ガイド型106
を備えており、ガイド型106には、先端を型外側に向
けて傾斜させた一対の傾斜ピン107,107が設けて
ある。また、固定側コア105の上部には、ランナ10
4に溶融樹脂を加圧供給する供給装置(図示せず)が設
けてある。
【0004】他方、可動型102は、可動板108の中
央に、可動側コア109を備えると共に、その周囲に、
少なくとも2つのスライド型110,110を備えてい
る。各スライド型110は、上側分割型111と下側分
割型112の2つに分割してあって、各分割型111,
112が略水平な型内外方向に個別に移動自在になって
いる。また、各上側分割型111には、インサート部品
Cの端部が係合する孔状の保持部113が形成してある
と共に、全ての分割型111,112には、固定型10
1の傾斜ピン107が係脱する上下方向の傾斜ガイド孔
114,115が形成してある。
【0005】上記の構成を備えたインサート成形装置
は、図10(b)に示す型開きの状態において、インサ
ート部品Cの一端部を一方のスライド型110の保持部
113に係合させて、同インサート部品Cを可動側コア
109の上面にセットし、その後、可動型102を上昇
させる。この上昇過程では、各上側分割型111の傾斜
ガイド孔114に傾斜ピン107が係合し、可動型10
2の上昇に伴って各上側分割型111が型内方向に移動
し、次いで、同様に傾斜ガイド孔115と傾斜ピン10
7との係合により各下側分割型112が型内方向に移動
し、両スライド型110の接近に伴って、インサート部
品Cの他端部が他方のスライド型110の保持部113
に係合する。そして、最終的には、図11に示すよう
に、固定型101および可動型102の間で円筒状の成
形用空間Sを形成すると共に、固定側および可動側のコ
ア105,109の間、および両側のスライド型110
の間でインサート部品Cを保持する。
【0006】こののち、ランナ104から成形用空間S
に溶融樹脂を加圧供給し、樹脂の冷却固化後、可動型1
02を下降させて各スライド型110を型外側に移動さ
せることにより、図10(a)に示すインサート成形品
Aが取り出される。これにより、インサート成形品A
は、本体部Bにインサート部品Cが一体化され、各スラ
イド型110の保持部113に係合していたインサート
部品Cの両端部が本体部Bから突出した状態となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記したよ
うな従来のインサート成形装置にあっては、側面の少な
くとも2か所にインサート部品Cを突出させたインサー
ト成形品Aを成形するに際し、一方のスライド型110
の保持部113にインサート部品Cの一端部を係合させ
た状態で全体の型閉めを行っていたため、インサート部
品Cのセッティングの狂い、各型間の遊び、型閉めの際
の振動などにより、図12に示すようにインサート部品
Cの他端部と他方の保持部113とが一致せず(矢印で
示す)、インサート部品Cあるいはスライド型110を
破損したり、型閉めが困難になったりする恐れがあり、
とくに、インサート部品Cと保持部113との係合深さ
が小さい場合には、型閉めの際の振動によってインサー
ト部品Cが外れてしまう恐れがあるという問題があり、
これらの問題を解決することが課題となっていた。
【0008】
【発明の目的】本発明は、上記従来の課題に着目して成
されたもので、側面の少なくとも2か所にインサート部
品を突出させたインサート成形品を成形するに際し、全
体の型閉めを行う前にインサート部品を確実に保持する
ことができ、インサート部品あるいは型の損傷やインサ
ート部品の脱落を阻止することができるインサート成形
装置およびその使用方法を提供することを目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるインサー
ト成形装置は、請求項1として、側面の少なくとも2か
所にインサート部品を突出させたインサート成形品の成
形装置であって、上下に配置した固定型および可動型の
一方の型に、インサート部品が係合する少なくとも2つ
のスライド型を略水平な型内外方向に移動自在に備える
と共に、他方の型に、可動型の型閉め動作に伴ってスラ
イド型を型内方向に移動させる傾斜ピンを備え、スライ
ド型に、可動型の型閉め動作に伴って傾斜ピンが接触す
る傾斜ガイド部と、所定の長さで傾斜ガイド部の型外側
に連続する傾斜ピンの受入れ空間を備えた構成とし、請
求項2として、スライド型が、上下に分割され且つ互い
に型内外方向に移動自在な複数の分割型から成ると共
に、インサート部品が係合する分割型に、傾斜ガイド部
および受入れ空間を設け、それ以外の分割型に、可動型
の上下動に伴って傾斜ピンが係脱する傾斜ガイド孔を設
けた構成とし、請求項3として、スライド型が、傾斜ガ
イド部と受入れ空間の間を開閉する開閉機構を備えてい
る構成とし、請求項4として、開閉機構が、互いに接近
する方向に弾性保持された一対の開閉用部材を備えてお
り、両開閉用部材が、受入れ空間側および傾斜ピンを備
えた他方の型側に、傾斜ピンの押圧により両開閉用部材
を離間させるための傾斜部を備えている構成としてお
り、上記の構成をもって課題を解決するための手段とし
ている。
【0010】なお、請求項1において、傾斜ガイド部の
型外側に連続する受入れ空間の長さは、インサート部品
とスライド型の係合深さや、スライド型の型内外方向の
移動範囲などに応じて設定される。
【0011】本発明に係わるインサート成形装置の使用
方法は、請求項5として、請求項1〜4のいずれかに記
載のインサート成形装置を用い、側面の少なくとも2か
所にインサート部品を突出させたインサート成形品を成
形するに際し、各スライド型の少なくとも1つあるいは
各スライド型においてインサート部品が係合する分割型
の少なくとも1つを型内方向に移動させて、インサート
部品を各スライド型あるいは各分割型に係合させたの
ち、可動型を移動させて全体の型閉めを行う構成として
おり、上記の構成をもって課題を解決するための手段と
している。
【0012】
【発明の作用】本発明の請求項1に係わるインサート成
形装置では、型開きの状態において、手作業あるいは適
宜の手段によって少なくとも1つのスライド型を型内方
向に移動させ、各スライド型にインサート部品の少なく
とも2か所を係合させた状態にする。この係合は、イン
サート部品の形態等によっても異なるが、ほぼ完全な係
合状態としても良いし、一時的な係合状態としても良
い。その後、可動型を固定型に向けて移動させると、傾
斜ピンとスライド型の傾斜ガイド部との接触によって全
てのスライド型が型内方向に移動すると共に、インサー
ト部品をスライド型に完全に係合させ、全体の型閉めが
完了する。この型閉めの際には、予めインサート部品の
少なくとも2か所が各スライド型に係合しているので、
型閉め動作が円滑に行われると共に、インサート部品の
脱落が防止される。また、スライド型には、所定の長さ
で傾斜ガイド部の型外側に連続する傾斜ピンの受入れ空
間が設けてあるので、予めスライド型を型内方向に移動
させていても、可動型の移動に伴って傾斜ピンが受入れ
空間に入り込むことで、可動型の移動を妨げることがな
く、こののち、傾斜ピンは傾斜ガイド部に接触すること
となる。さらに、型開きの際には、可動型を移動させて
も傾斜ピンが受入れ空間に入り込むので、受入れ空間の
長さ分だけスライド型は移動しないことになるが、この
スライド型は、手作業や適宜の手段、あるいは傾斜ピン
を利用する手段によって型外方向に移動させる。
【0013】本発明の請求項2に係わるインサート成形
装置では、スライド型が、上下に分割され且つ互いに型
内外方向に移動自在な複数の分割型で構成してあるの
で、インサート部品をスライド型に係合させるには、イ
ンサート部品が係合する分割型だけを移動させる。そし
て、インサート部品が係合する分割型に、傾斜ガイド部
および受入れ空間を設けているので、同分割型を先に移
動させておいても、可動型の型閉め動作が妨げられるこ
とはなく、型閉めが円滑に行われる。また、それ以外の
分割型は、傾斜ピンが係脱する傾斜ガイド孔が設けてあ
るので、可動型の上下動に伴って傾斜ピンにより型内外
方向に移動する。
【0014】本発明の請求項3に係わるインサート成形
装置では、スライド型が、傾斜ガイド部と受入れ空間の
間を開閉する開閉機構を備えているので、インサート部
品の係合のためにスライド型を型内方向へ移動させるま
での間に、開閉機構を開いた状態にする。これにより、
型閉めの際に、受入れ空間に入り込んだ傾斜ピンが傾斜
ガイド部側に移動可能となる。また、型閉めの後、開閉
機構を閉じた状態にすると、型開きの際に、開閉機構が
傾斜ピンに対する傾斜ガイド部の役目を果し、可動型の
移動とともに傾斜ピンによりスライド型を型外方向に移
動させる。
【0015】本発明の請求項4に係わるインサート成形
装置では、開閉機構が、互いに接近する方向に弾性保持
された一対の開閉用部材を備えており、両開閉用部材
が、受入れ空間側に傾斜部を備えているので、インサー
ト部品の係合のためにスライド型を型内方向へ移動させ
た後、全体の型閉めを行うと、傾斜ピンが受入れ空間に
入り込んで傾斜ガイド部側に移動する途中で、傾斜ピン
が傾斜部を押圧して両開閉用部材を押し開き、傾斜ガイ
ド部側に移動する。また、両開閉用部材が、傾斜ピンを
備えた他方の型側にも傾斜部を備えているので、スライ
ド型の移動後に両開閉用部材と傾斜ピンの先端との位置
が上下で一致したとしても、可動型の移動に伴って傾斜
ピンによる両開閉用部材の押し開きが行われ、傾斜ピン
が傾斜ガイド部側に移動する。さらに、両開閉用部材
は、弾性保持されているので、傾斜ピンが通過すると互
いに接近し、傾斜ピンの受入れ空間側への移動を阻止す
る。したがって、型開きの際には、両開閉用部材が傾斜
ピンに対する傾斜ガイド部の役目を果し、可動型の移動
とともに傾斜ピンによりスライド型を型外方向に移動さ
せる。
【0016】本発明に請求項5に係わるインサート成形
装置の使用方法では、請求項1〜4のいずれかに記載の
インサート成形装置を用い、各スライド型の少なくとも
1つあるいは各スライド型においてインサート部品が係
合する分割型の少なくとも1つを型内方向に移動させ
て、インサート部品を各スライド型あるいは各分割型に
係合させたのち、可動型を移動させて全体の型閉めを行
うので、型閉め動作が円滑に行われると共に、インサー
ト部品の脱落が防止される。
【0017】
【発明の効果】本発明の請求項1に係わるインサート成
形装置によれば、側面の少なくとも2か所にインサート
部品を突出させたインサート成形品を成形する装置にお
いて、固定型および可動型と、傾斜ピンと、傾斜ガイド
部および受入れ空間を備えたスライド型を採用したこと
により、スライド型を移動させて同スライド型とインサ
ート部品の少なくとも2か所を予め係合させた状態にす
ることで、全体の型閉めを行う前にインサート部品を確
実に保持することができると共に、2か所以上に突出す
るインサート部品であっても確実に保持することがで
き、係合不良によりインサート部品やスライド型に損傷
を与えたり、型閉めが困難になったりするような事態を
確実に防止することができ、ひいては生産性の向上等に
も貢献することができる。また、インサート部品とスラ
イド型の係合深さが小さい場合でも、事前の係合によ
り、型閉めの際の振動等によってインサート部品が脱落
するような事態を確実に防止することができる。さら
に、とくにスライド型の受入れ空間により、予めスライ
ド型を型内方向に移動させておいても、型閉めの際に傾
斜ピンとスライド型とが干渉することなく、型閉めを円
滑に行うことができる。
【0018】本発明の請求項2に係わるインサート成形
装置によれば、請求項1と同様の効果を得ることができ
るうえに、スライド型を複数の分割型で構成すると共
に、インサート部品が係合する分割型に傾斜ガイド部お
よび受入れ空間を設けたことにより、予めインサート部
品をスライド型に係合させる場合に、インサート部品が
係合する分割型だけを移動させれば良く、手作業あるい
は他の手段であってもスライド型の移動に要する力を軽
減することができ、係合作業を容易に且つ速やかに行う
ことができる。また、手作業によって分割型を移動させ
ることが容易となるので、各部を細かく位置調整しなが
らインサート部品の係合作業を行うことができ、精密な
インサート成形品の成形に好適なものとなる。さらに、
その他の分割型にあっては、傾斜ピンが係脱する傾斜ガ
イド孔を設けたことにより、可動型の上下動に伴って型
内外方向に移動させることができる。
【0019】本発明の請求項3に係わるインサート成形
装置によれば、請求項1および2と同様の効果を得るこ
とができるうえに、スライド型に設けた開閉機構によ
り、予めスライド型を移動させてから円滑に型閉めを行
うことができ、しかも、型開きの際には、可動体の移動
に伴って傾斜ピンでスライド型を型外方向に移動させる
ことができ、スライド型の型開きの労力軽減に貢献する
ことができる。
【0020】本発明の請求項4に係わるインサート成形
装置によれば、請求項3と同様の効果を得ることができ
るうえに、傾斜部を有し且つ弾性保持された開閉用部材
を備えた開閉機構を採用したことにより、傾斜ピンの移
動だけで開閉機構の開閉が行われるので、開閉機構に特
別な駆動手段を用いる必要が無く、これにより構造の簡
略化、小型軽量化あるいは設備費の低減などを実現する
ことができる。
【0021】本発明の請求項5に係わるインサート成形
装置の使用方法によれば、請求項1〜4のいずれかに記
載のインサート成形装置を用い、側面の少なくとも2か
所にインサート部品を突出させたインサート成形品を成
形するに際し、予めスライド型を移動させて同スライド
型とインサート部品の少なくとも2か所を係合状態にす
ることで、全体の型閉めを行う前にインサート部品を確
実に保持することができると共に、2か所以上に突出す
るインサート部品であっても確実に保持することがで
き、係合不良によりインサート部品やスライド型に損傷
を与えたり、型閉めが困難になったりするような事態を
確実に防止することができると共に、型閉めを円滑に行
うことができる。また、インサート部品とスライド型の
係合深さが小さい場合でも、事前の係合により、型閉め
の際の振動等によってインサート部品が脱落するような
事態を確実に防止することができ、型閉めを円滑に行う
ことができる。
【0022】
【実施例】図1〜図3は、本発明に係わるインサート成
形装置の一実施例およびインサート成形装置の使用方法
を説明する図である。
【0023】図1(a)に示すインサート成形品A1
は、従来技術の図10(a)を用いて説明したものと同
様に、円筒状の本体部Bに、その直径方向に貫通する丸
棒状のインサート部品Cを一体的に備えている。インサ
ート部品Cは、両端部が本体部Bの側面から突出してお
り、一端部の突出量が小さく、他端部の突出量が大きい
ものとなっている。また、本体部Bは例えば樹脂製であ
り、インサート部品Cは例えば金属製である。
【0024】上記のように側面の2か所にインサート部
品Cを突出させたインサート成形品A1に対して、イン
サート成形装置は、図1(b)に示すように、上下に配
置した固定型1および可動型2を備えており、この実施
例において一方の型である可動型2に、インサート部品
Cが係合する少なくとも2つのスライド型3を略水平な
型内外方向に移動自在に備えると共に、他方の型である
固定型1に、可動型2の型閉め動作に伴ってスライド型
3を型内方向に移動させる傾斜ピン4を備えている。
【0025】固定型1は、固定板5の中央に、内部にラ
ンナ6を形成した固定側コア7を備えると共に、その周
囲に、型閉めの際にスライド型3の上端部と組み合わさ
れるガイド型8を備えており、ガイド型8には、先端を
型外側に向けて傾斜させた一対の傾斜ピン4,4が貫通
状態に設けてある。また、固定側コア7の上部には、ラ
ンナ6に溶融樹脂を加圧供給する供給装置(図示せず)
が設けられる。他方、可動型2は、図示しない駆動機構
により上下動可能になっていて、可動板9の中央に、可
動側コア10を備えると共に、その周囲に、少なくとも
2つのスライド型3,3を備えている。
【0026】なお、固定型1の固定板5やガイド型8、
および可動型2の可動板9は、各々一体物でも良いし、
複数に分割した構成とすることもできる。また、スライ
ド型3の個数を例えば2個や4個あるいはそれ以上とす
ることが可能であるが、この実施例では、インサート成
形品A1の両側にインサート部品Cが突出していること
から、これに対応してスライド型3を2個とし、傾斜ピ
ン4も2本とする。
【0027】両スライド型3は、上下に分割され且つ互
いに型内外方向に水平移動自在な第1〜第3の3つの分
割型11〜13で構成してある。
【0028】最上段の第1分割型11は、固定型1のガ
イド型8の形態に対応して、型内側の立上り部11aと
型外側の平坦部11bを有しており、立上り部11aの
型内側(コア側)の面に、インサート部品Cの端部を係
合させる孔状の保持部14を備えている。なお、各第1
分割型11の保持部14は、インサート部品Cの突出量
が左右で異なるため、これに対応して異なる深さを有し
ている。
【0029】また、第1分割型11は、平坦部11b
に、可動型1の型閉め動作に伴って傾斜ピン4が接触す
る傾斜ガイド部15と、所定の長さで傾斜ガイド部15
の型外側に連続する傾斜ピンの受入れ空間16を備えて
いる。この受入れ空間16は、例えば第1分割型11の
移動範囲に対応した型内外方向の長さを有すると共に、
上下に開放してある。さらに、第1分割型11は、傾斜
ガイド部15と受入れ空間16の間を開閉する開閉機構
17を備えている。
【0030】中段および最下段の第2および第3の分割
型12,13は、ブロック状を成すと共に、可動型2の
上下動に伴って傾斜ピン4が係脱する傾斜ガイド孔1
8,19を備えている。なお、図示の場合、最下段の第
3分割型13は、後期する成形空間を形成するものでは
ないが、型内外方向に移動自在とすることにより、可動
側コア10との隙間に生じるばりの除去等を容易にす
る。また、図示を省略したが、固定側コア7の下面と、
これに相対向する可動側コア10の上面には、丸棒状の
インサート部品Cに対応して半円形の保持用溝が形成さ
れる。
【0031】上記の構成を備えたインサート成形装置
は、図1(b)に示す型開きの状態において、手作業あ
るいは適宜の手段によって両スライド型3の各第1分割
型11を型内方向に移動させ、これに伴ってインサート
部品Cの両端部を各第1分割型11の保持部14に係合
させる。
【0032】この係合は、ほぼ完全な係合状態としても
良いし、一時的な係合状態としても良く、図示の場合
は、突出量が小さい一端部を一方の保持部14に完全に
係合させ、突出量が大きい他端部を他方の保持部14に
浅く係合させており、これにより、第1分割型11の移
動量を最小限にしている。また、上記の係合作業が完了
するまでの間に、開閉機構17を開いた状態にする。
【0033】こののち、可動型2を上昇させていくと、
予め第1分割型11を型内方向に移動させてあるが、こ
の第1分割型11には受入れ空間16が設けてあるの
で、受入れ空間16に傾斜ピン4が入り込む状態とな
り、可動型2の上昇に伴って傾斜ピン4が傾斜ガイド部
15に接触し、移動途中にある第1分割型11を型内方
向に移動させる。これにより、各第1分割型11の保持
部14に対してインサート部品Cの両端部が完全に係合
する。
【0034】そして、可動型2がさらに上昇すると、第
2分割型12の傾斜ガイド孔18に入り込み、第2分割
型12を型内方向に移動させ、続いて、第3分割型13
も同様にして傾斜ガイド孔19および傾斜ピン4により
型内方向に移動し、最終的には、図2に示すように、固
定型1および可動型2の間で円筒状の成形用空間Sを形
成すると共に、固定側および可動側のコア7,10の
間、および両側のスライド型3の間でインサート部品C
を保持する。
【0035】このように、当該インサート成形装置で
は、予めスライド型3の第1分割型11を移動させてイ
ンサート部品Cの両端部を保持するので、係合不良によ
ってインサート部品Cやスライド型3に損傷を与えた
り、インサート部品Cが脱落したりすることがなく、型
閉めが円滑に行われる。また、インサート部品Cの係合
には、スライド型3の全体を移動させるのではなく、第
1分割型11だけを移動させればよいので、手作業にし
ても何らかの手段を用いるにしても、労力は比較的少な
いものとなる。
【0036】上記の如く型閉めを行った後には、ランナ
6から成形用空間Sに溶融樹脂を加圧供給し、樹脂の冷
却固化後、可動型2を下降させて傾斜ピン4により各ス
ライド型3を型外側に移動させる。このとき、当該イン
サート成形装置では、型閉めから型開きが行われるまで
の間に、開閉機構17を閉じた状態にする。これによ
り、可動型2を下降させると傾斜ピン4が開閉機構17
に接触し、この開閉機構17が傾斜ガイド部15の役目
を果すこととなり、傾斜ピン4によって第1分割型11
が型外方向に移動する。また、第2および第3の分割型
12,13は、各傾斜ガイド孔18,19と傾斜ピン4
とによって型外方向に移動する。
【0037】このようにして型開きを行うことにより、
図3に示すようにインサート成形品A1が取り出され
る。インサート成形品A1は、本体部Bにインサート部
品Cが一体化され、各スライド型3の保持部14に係合
していたインサート部品Cの両端部が本体部Bから突出
した状態となる。
【0038】図4は、本発明に係わるインサート成形装
置の他の実施例およびインサート成形装置の使用方法を
説明する図である。なお、先の実施例と同一の構成部位
は、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0039】図4(a)に示すインサート成形品A2
は、円筒状の本体部Bに、その直径方向に貫通する丸棒
状のインサート部品Cを備えており、図1(a)に示す
先の実施例のものに比べて、インサート部品Cの両端の
突出量が小さいものとなっている。したがって、図4
(b)に示すインサート成形装置は、各第1分割型11
の孔状の保持部14がインサート部品Cの突出量に対応
して浅くなっている。
【0040】上記インサート成形装置は、先の実施例と
同様に、図4(b)に示すように第1分割型11の移動
とともにインサート部品Cを保持したのち、全体の型閉
めを行うので、インサート部品Cと保持部14との係合
深さが小さくても、型閉めの際の振動等によってインサ
ート部品Cが脱落するような事態が確実に防止され、円
滑な型閉めが行われることとなる。
【0041】図5は、本発明に係わるインサート成形装
置の他の実施例およびインサート成形装置の使用方法を
説明する図である。なお、この実施例においても、先の
実施例と同一の構成部位は、同一符号を付して詳細な説
明を省略する。
【0042】図5(a)に示すインサート成形品A3
は、円筒状の本体部Bの両側に、2つの円筒状インサー
ト部品D,Dを備えると共に、両インサート部品D,D
に丸棒状インサート部品Cを貫通させてあり、本体部B
の両側において、円筒状インサート部品Dおよび丸棒状
インサート部品Cが2段に突出した構成になっている。
したがって、図5(b)に示すインサート成形装置は、
各第1分割型11の孔状の保持部14がインサート部品
Cの突出形態に対応して、内部で2段になっている。
【0043】上記インサート成形装置は、先の実施例と
同様に、図5(b)に示すように、第1分割型11の移
動とともにインサート部品C,Dを保持したのち、全体
の型閉めを行うので、先の各実施例と同様の効果を得る
ことができるほか、型閉めの際にインサート部品C,D
同士が干渉することも防止して、インサート部品C,D
の破損をより確実に防ぐものとなっている。
【0044】図6および図7は、本発明に係わるインサ
ート成形装置におけるスライド型の他の実施例を説明す
る図である。なお、図1に示すような円筒状のインサー
ト成形品を成形に用いる場合には、少なくとも型内側の
面が湾曲面となる。
【0045】図6に示すスライド型23は、傾斜ガイド
部15の型外側に所定の長さの受入れ空間16を連続し
て備えており、傾斜ガイド部15および受入れ空間16
によって上下方向に開放された孔を形成している。この
場合、スライド型23の型内外方向の移動には、手作業
あるいは他の手段が必要となるが、例えば、受入れ空間
16の型内外方向の長さ、可動型のストロークおよび傾
斜ピンの長さなどの条件により、傾斜ガイド部15に相
対向する受入れ空間16の内壁面16aを型開き時の傾
斜ガイド部として利用することも可能となる。
【0046】また、図7に示すスライド型33は、傾斜
ガイド部15の型外側に所定の長さの受入れ空間16を
連続して備えており、受入れ空間16が当該スライド型
33の型外側に開放された構成となっている。この場合
には、スライド型33の型内外方向の移動には、手作業
あるいは他の手段が用いられる。
【0047】図8は、本発明に係わるインサート成形装
置におけるスライド型のさらに他の実施例を説明する図
である。
【0048】図示のスライド型43は、傾斜ガイド部1
5の型外側に、当該スライド型43の型外側に開放され
た受入れ空間16を連続して備えると共に、傾斜ガイド
部15と受入れ空間16の間を開閉する開閉機構47を
備えている。
【0049】この開閉機構47は、相対向する一対の開
閉用部材48,48と、両開閉用部材48,48を互い
に近接離間させる駆動部49,49を備えている。そし
て、先の実施例で説明した型閉めの際には、各駆動部4
9で開閉用部材48を没入状態にして両開閉用部材4
8,48を離間させることにより、受入れ空間16側か
ら傾斜ガイド部15側への傾斜ピン4の移動(図中の矢
印Pで示す移動)を可能にする。また、型開きの際に
は、各駆動部49で開閉用部材48を突出状態にして両
開閉用部材48,48を接近させることにより、傾斜ガ
イド部15側から受入れ空間16側への傾斜ピン4の移
動(図中の矢印Qで示す移動)を阻止し、型開き時の傾
斜ガイド部としてスライド型43を型外方向に移動させ
る。
【0050】図9は、本発明に係わるインサート成形装
置におけるスライド型のさらに他の実施例を説明する図
である。
【0051】図示のスライド型53は、傾斜ガイド部1
5の型外側に、当該スライド型53の型外側に開放され
た受入れ空間16を連続して備えると共に、傾斜ガイド
部15と受入れ空間16の間を開閉する開閉機構57を
備えている。
【0052】この開閉機構57は、各々のばね59,5
9により互いに接近する方向に弾性保持された一対の開
閉用部材58,58を備えており、各開閉用部材58
が、受入れ空間16側および傾斜ピンを備えた他方の型
側(上側)に、傾斜ピン4の押圧により両開閉用部材5
8,58を離間させるための傾斜部60,60を備えて
いる。
【0053】そして、先の実施例で説明した型閉めの際
には、受入れ空間16側から傾斜ガイド部15側に傾斜
ピン4が移動(図中の矢印Pで示す移動)すると、傾斜
ピン4が受入れ空間16側の傾斜部60に当接すること
により、両開閉用部材58,58が夫々のばね59,5
9を圧縮しつつ押し開かれる。また、インサート部品の
保持のためにスライド型53を移動させた時点で、両開
閉用部材58,58と傾斜ピン4の先端との位置が上下
で一致している場合には、可動型の下降に伴って傾斜ピ
ン4が移動(図中の矢印Rで示す移動)すると、傾斜ピ
ン4が上側の傾斜部60に当接することにより、両開閉
用部材58,58が夫々のばね59,59を圧縮しつつ
押し開かれる。
【0054】そしてさらに、傾斜ピン4が傾斜ガイド部
15側に移動すると、両開閉用部材58,58がばね5
9,59の作用により互いに接近した状態に復帰する。
これにより、当該開閉機構57は、傾斜ガイド部15側
から受入れ空間16側への傾斜ピン4の移動(図中の矢
印Qで示す移動)を阻止し、型開き時には、両開閉用部
材58,58が傾斜ピン4に対する傾斜ガイド部となっ
てスライド型53を型外方向に移動させる。
【0055】なお、本発明に係わるインサート成形装置
は、成形するインサート成形品の構成ならびに装置の構
成が上記各実施例のみに限定されるものではなく、イン
サート成形品としては、インサート部品が2か所以上に
突出しているものであっても良い。また、装置の構成と
しては、例えば、固定型側にスライド型を設けると共
に、可動型側に傾斜ピンを設けた構成とすることも可能
であり、開閉機構においては、型閉めおよび型開きの動
作に連動して両開閉用部材が開閉動作をする構造にする
ことも可能である。
【0056】さらに、当該インサート成形装置は、各種
インサート部品の成形に適用することが可能であるが、
例えば内燃機関用の部品のうち、とくに空気流量制御装
置に用いられる部品のように、多数のインサート部品の
突出部分を有すると共に、精密性が要求される部品のイ
ンサート成形には非常に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるインサート成形装置の一実施例
におけるインサート成形品を示す斜視図(a)、および
インサート成形装置の型開き状態を示す断面図(b)で
ある。
【図2】図1に示すインサート成形装置の型閉め状態を
示す断面図である。
【図3】図2に続いてインサート成形品の取り出しを行
う状態を示す断面図である。
【図4】本発明に係わるインサート成形装置の他の実施
例におけるインサート成形品を示す斜視図(a)、およ
びインサート成形装置の型開き状態を示す断面図(b)
である。
【図5】本発明に係わるインサート成形装置のさらに他
の実施例におけるインサート成形品を示す斜視図
(a)、およびインサート成形装置の型開き状態を示す
断面図(b)である。
【図6】本発明に係わるインサート成形装置のさらに他
の実施例におけるスライド型を示す斜視図である。
【図7】本発明に係わるインサート成形装置のさらに他
の実施例におけるスライド型を示す斜視図である。
【図8】本発明に係わるインサート成形装置のさらに他
の実施例におけるスライド型および開閉機構を示す斜視
図(a)および平面図(b)である。
【図9】本発明に係わるインサート成形装置のさらに他
の実施例におけるスライド型および開閉機構を示す平面
図(a)および開閉用部材の斜視図(b)である。
【図10】インサート成形品の一例を示す斜視図
(a)、および従来のインサート成形装置の型開き状態
を示す断面図(b)である。
【図11】図10に示すインサート成形装置の型閉め状
態を示す断面図である。
【図12】図10に示すインサート成形装置の型閉めに
おいてインサート部品とスライド型との係合不良が発生
した状態を示す断面図である。
【符号の説明】 A1 A2 A3 インサート成形品 C D インサート部品 1 固定型(他方の型) 2 可動型(一方の型) 3 23 33 43 53 スライド型 4 傾斜ピン 11 第1分割型 12 第2分割型 13 第3分割型 15 傾斜ガイド部 16 受入れ空間 17 47 57 開閉機構 18 19 傾斜ガイド孔 48 58 開閉用部材 60 傾斜部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 沼 尾 康 弘 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 4F202 AD03 AD15 AG21 CA11 CB01 CB12 CK54 CQ05 4F205 AD03 AD15 AG21 GB01 GB12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側面の少なくとも2か所にインサート部
    品を突出させたインサート成形品の成形装置であって、
    上下に配置した固定型および可動型の一方の型に、イン
    サート部品が係合する少なくとも2つのスライド型を略
    水平な型内外方向に移動自在に備えると共に、他方の型
    に、可動型の型閉め動作に伴ってスライド型を型内方向
    に移動させる傾斜ピンを備え、スライド型に、可動型の
    型閉め動作に伴って傾斜ピンが接触する傾斜ガイド部
    と、所定の長さで傾斜ガイド部の型外側に連続する傾斜
    ピンの受入れ空間を備えたことを特徴とするインサート
    成形装置。
  2. 【請求項2】 スライド型が、上下に分割され且つ互い
    に型内外方向に移動自在な複数の分割型から成ると共
    に、インサート部品が係合する分割型に、傾斜ガイド部
    および受入れ空間を設け、それ以外の分割型に、可動型
    の上下動に伴って傾斜ピンが係脱する傾斜ガイド孔を設
    けたことを特徴とする請求項1に記載のインサート成形
    装置。
  3. 【請求項3】 スライド型が、傾斜ガイド部と受入れ空
    間の間を開閉する開閉機構を備えていることを特徴とす
    る請求項1または2に記載のインサート成形装置。
  4. 【請求項4】 開閉機構が、互いに接近する方向に弾性
    保持された一対の開閉用部材を備えており、両開閉用部
    材が、受入れ空間側および傾斜ピンを備えた他方の型側
    に、傾斜ピンの押圧により両開閉用部材を離間させるた
    めの傾斜部を備えていることを特徴とする請求項3に記
    載のインサート成形装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のインサ
    ート成形装置を用い、側面の少なくとも2か所にインサ
    ート部品を突出させたインサート成形品を成形するに際
    し、各スライド型の少なくとも1つあるいは各スライド
    型でインサート部品が係合する分割型の少なくとも1つ
    を型内方向に移動させて、インサート部品を各スライド
    型あるいは各分割型に係合させたのち、可動型を移動さ
    せて全体の型閉めを行うことを特徴とするインサート成
    形装置の使用方法。
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