JPS6337218Y2 - - Google Patents

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JPS6337218Y2
JPS6337218Y2 JP1982051336U JP5133682U JPS6337218Y2 JP S6337218 Y2 JPS6337218 Y2 JP S6337218Y2 JP 1982051336 U JP1982051336 U JP 1982051336U JP 5133682 U JP5133682 U JP 5133682U JP S6337218 Y2 JPS6337218 Y2 JP S6337218Y2
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film
mold
lower mold
molding
molded product
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JP1982051336U
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JPS58153021U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は射出成形用金型装置の改良に関する。
従来、プラスチツク等の射出成形品には、その
表面に各種摸様が施されていた。そして通常、射
出成形後にそれら各種摸様を施していた。そこ
で、射出成形と同時にその成形品の表面に摸様を
施すべく、対の金型間に印刷されたフイルムを供
給し、射出成形時の熱により、そのフイルムを成
形品の表面に熱接着する方法が行なわれていた。
しかしながら、射出成形時の成形材料の流れによ
つて、フイルムにしわが生じ、成形品の摸様の美
感を損なうおそれが大であつた。
そこで、本考案は上記問題点に鑑み、フイルム
のしわ発生防止を図つたものであり、その特徴と
するところは、上下に対をなす上金型と下金型を
備え、印刷された帯状フイルムを下金型上面に載
せた状態で下金型を上昇させて型閉じを行ない、
上下金型間の成形部に材料を射出して成形する射
出成形時に、成形品の表面にフイルムを熱接着す
るようにした射出成形用金型装置において、 フイルムが長手方向に摺動自在となるようにこ
のフイルムの幅方向両端部を下金型の上面に弾発
的に押圧保持するフイルム押え体が、成形部の両
側外方に位置して下金型に設けられた点にある。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
ると、第1図乃至第3図において、1は射出成形
用金型装置であり、固定側の上金型2と、可動側
の下金型3とを備え、各金型2,3は互いに対に
構成されている。
前記上金型2は固定側取付け板4、ランナスト
リツパプレート5、受け板6及び固定側型板7と
を順次備えてなり、前記下金型3は可動側型板
8、スペーサブロツク9及び可動側取付け板10
とを順次備えてなる。11は上部成形型で、前記
受け板6に適宜数のボルト等の固定部材12を介
して着脱自在に装着され、かつ前記固定側型板7
の嵌合孔13に相対摺動自在に嵌合されている。
14は下部成形型で、前記可動側型板8に適宜数
のボルト等の固定部材15を介して着脱自在に装
着されている。そして上部成形型11及び下部成
形型14の対向面間が成形部16として構成され
ている。またスプルブツシユ17、受け板6及び
上部成形型11を介して成形部16に連通する注
入通路18が形成されている。19は離型ピン、
20はストツパピン、21,22はストツパボル
ト、23,24はガイドピンである。
25はフイルム押え体で、円錐台形状に形成さ
れており、第3図に示される如く、下部成形型1
4の成形部16の両側外方に位置して4個所に設
けられている。これら各フイルム押え体25は
夫々、可動側型板8を上下方向に挿通して設けら
れた軸体26の上端部にネジ締結等により着脱自
在に固定され、可動側型板8より下方に突出した
軸体26の各下端部はプレート部材27挿通を介
して、ナツト28止めされている。29は付勢部
材としてのコイルバネで、各軸体26に外挿され
ると共に、可動側型板8とプレート部材27間に
圧縮状に介在され、プレート部材27の下方向弾
発付勢を介して、前記各フイルム押え体25を下
部成形型8の表面に弾発付勢している。そしてこ
のフイルム押え体25の弾発付勢を介して、各種
摸様が印刷された帯状フイルムが長手方向に摺動
自在となるようにこのフイルム30の幅方向両端
部を押圧保持するよう構成されている。また固定
側型板7には、型閉じ時にフイルム押え体25と
僅かの間隙を有する凹部31が夫々形成されてい
る。尚、第4図及び第5図に示される如く、フイ
ルム押え体25と対応する可動側型板8側表面に
は、フイルム30を適宜押圧下で滑りを生じさせ
るゴムやテフロン等の滑り補助部材32が設けら
れている。
次に金型装置1の作動を説明すると、型閉じ時
には第1図及び第4図に示される状態となり、こ
の状態において、注入通路18を介してプラスチ
ツク等の成形材料が射出され、第5図に示される
如く、成形材料によつてフイルム30が下部成形
型14に押圧される。この際、成形材料の熱によ
りフイルム30がその成形部16で形成された成
形品33に熱接着されると共に、成形部16外周
部で切断される。次に下金型3が下方に移動し、
固定側型板7と可動側型板8とが離間して行く。
そして下動側型板8と離型ピン19とが係合し、
離型ピン19が下方に移動され、離型ピン19が
固定側型板7に係合し、固定側型板7が下降さ
れ、固定側型板7と上部成形型11との相対摺動
移動を介して、成形品33が離型される。この相
対摺動による移動量はストツパボルト22により
規制されている。そして受け板6がストツパピン
20に係合し、受け板6とランナストリツププレ
ート5とが離間して行き、ストツパピン20が固
定側取付け板4に係合して、型開き作動が停止さ
れ、第2図に示される状態となる。この際、固定
側取付け板4とランナストリツパプレート5とが
適宜離間し、ストツパボルト21により係止され
ている。そして第3図に示される如く、矢印P方
向にフイルム30が適宜供給され、フイルム30
の印刷部と成形部16とが対応する位置で停止さ
れ、型閉めが施される。
本考案の実施例は以上のように構成されてお
り、射出成形時に成形品33の表面に印刷が施さ
れたフイルム30を熱接着する構成であるため、
製造工程が短縮でき、生産性がよい。そしてフイ
ルム30の両端部をフイルム押え体25で弾発的
に押圧保持しているため、射出成形時における成
形材料の流れによるしわ発生が防止でき、成形品
33の美感を損なうおそれがない。また、可動側
型板8とフイルム押え体25間でフイルム30に
適宜量の滑りが生じるため、フイルム30の破れ
発生が防止できる。さらにこのフイルム30の滑
りは、滑り補助部材32により、より円滑とな
る。またコイルバネ29のバネ常数を適宜選択す
ることにより、適宜フイルム30の押圧力が得ら
れ、メンテナンス性がよい。
第6図は他の実施例を示しており、フイルム押
え体25がフイルム30の供給方向Pに細長状と
されたものである。
尚、フイルム押え体25は上記各形状に限定さ
れない。また、フイルム押え体25を金属製と
し、滑り補助部材32を対向面側に設けたものを
示しているが、フイルム押え体25側に滑り補助
部材32を設ける構成としてもよく、さらには、
フイルム押え体25自体をゴム等で形成し、滑り
補助部材32の役目を兼用する構成としてもよ
い。またフイルム押え体25をコイルバネ29に
より弾発付勢する構成のものを示しているが、エ
アシリンダーやマグネツト等を利用して弾発付勢
する構成としてもよい。
尚、離型ピン19、ストツパピン20、ストツ
パボルト21,22、ガイドピン23,24等は
適宜数量、適宜位置に設ければつく、実施例の構
成に限定されない。
以上のように、本考案は、フイルム押え体でフ
イルムの幅方向両端部を下金型の上面に押圧保持
するようにしているため、成形部に材料を射出し
て成形する時にも、フイルムにしわが発生せず、
フイルムを成形品の表面に均一に熱接着でき、成
形品が美麗になる。
また、フイルムを下金型上に載せた状態で下金
型を上昇させることにより型閉じを行うが、フイ
ルム押え体を下金型に設けているから、下金型を
上昇させる際にフイルムが移動することもない。
従つて、フイルムの印刷部を成形部に一旦位置
決めすれば、その後の動作中にフイルムの印刷部
が位置ずれするようなことはなくなり、全く予備
成形されていないフイルムを使用する場合、薄手
のフイルムを使用する場合、或いは下金型の動作
速度を速くして能率を上げた場合にも、何等問題
は生じない。
また、フイルム押え体は成形部の両側外方に位
置し、かつ、フイルムが長手方向に摺動できるよ
うに幅方向両端部を下金型上面に弾発的に押圧保
持するようになつているので、フイルムを下金型
上面に押圧保持したままの状態で摺動させるだけ
で各印刷部を成形部に合わせて順次セツトするこ
とができ、従つて、一成形工程が終了する都度、
フイルム押え体を外してフイルムをセツトする煩
わしさがなく、成形時のサイクルタイムを大幅に
短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は型閉じ
状態を示す金型装置の側断面構成図、第2図は型
開き状態を示す金型装置の側断面構成図、第3図
は第2図−線矢視図、第4図は射出前を示す
要部拡大断面図、第5図は射出後を示す要部拡大
断面図、第6図は他の実施例を示す要部平面図で
ある。 1……金型装置、2……上型(第1金型)、3
……下型(第2金型)、7……固定側型板、8…
…可動側型板、11……上部成形型、14……下
部成形型、16……成形部、25……フイルム押
え体、29……コイルバネ、30……フイルム、
33……成形品。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 上下に対をなす上金型と下金型を備え、印刷さ
    れた帯状フイルムを下金型上面に載せた状態で下
    金型を上昇させて型閉じを行ない、上下金型間の
    成形部に材料を射出して成形する射出成形時に、
    成形品の表面にフイルムを熱接着するようにした
    射出成形用金型装置において、 フイルムが長手方向に摺動自在となるようにこ
    のフイルムの幅方向両端部を下金型の上面に弾発
    的に押圧保持するフイルム押え体が、成形部の両
    側外方に位置して下金型に設けられたことを特徴
    とする射出成形用金型装置。
JP5133682U 1982-04-07 1982-04-07 射出成形用金型装置 Granted JPS58153021U (ja)

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JP5133682U JPS58153021U (ja) 1982-04-07 1982-04-07 射出成形用金型装置

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JP5133682U JPS58153021U (ja) 1982-04-07 1982-04-07 射出成形用金型装置

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JPS58153021U JPS58153021U (ja) 1983-10-13
JPS6337218Y2 true JPS6337218Y2 (ja) 1988-10-03

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JP5133682U Granted JPS58153021U (ja) 1982-04-07 1982-04-07 射出成形用金型装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0618695B2 (ja) * 1988-08-24 1994-03-16 日本写真印刷株式会社 インモールド成形用金型

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49110747A (ja) * 1973-02-22 1974-10-22
JPS57102328A (en) * 1980-12-17 1982-06-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd Composite mold

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS49110747A (ja) * 1973-02-22 1974-10-22
JPS57102328A (en) * 1980-12-17 1982-06-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd Composite mold

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