JPH0618695B2 - インモールド成形用金型 - Google Patents

インモールド成形用金型

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JPH0618695B2
JPH0618695B2 JP63209870A JP20987088A JPH0618695B2 JP H0618695 B2 JPH0618695 B2 JP H0618695B2 JP 63209870 A JP63209870 A JP 63209870A JP 20987088 A JP20987088 A JP 20987088A JP H0618695 B2 JPH0618695 B2 JP H0618695B2
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JP
Japan
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mold
transfer film
convex portion
product
groove
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JP63209870A
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JPH0259307A (ja
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成一 山崎
尚登 豊岡
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Nissha Printing Co Ltd
Original Assignee
Nissha Printing Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/14Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
    • B29C45/1418Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles the inserts being deformed or preformed, e.g. by the injection pressure

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、インモールド成形加工において外観不良現
象であるシワの発生原因を容易に調整・除去し、美麗な
成形品を得るためのインモールド成形用金型に関するも
のである。
【従来の技術】
従来、射出成形用の金型内の所定の位置に、図柄や機能
性薄膜が形成された長尺の転写フィルムに送り込み、金
型を閉じ、金型内に溶融樹脂を射出して成形品の形成と
同時に成形品の表面に上記転写フィルムの図柄や機能性
薄膜を密着させるいわゆるインモールド成形法がある
(第3〜4図参照)。 このインモールド成形法においては、平面状態のフィル
ムを起伏のある三次元形状に引き延ばすため、転写フィ
ルムにシワが発生しやすく、この転写フィルムのシワが
成形品表面に転写されることにより発生する成形不良が
非常に多い。このようなシワの発生については、以下に
説明するように3つの要因がある。 第1の要因としては、金型内に溶融樹脂が射出され、キ
ャビティを充填する過程において、プラスチックフィル
ムを基材とする転写フィルムは溶融樹脂の熱により軟化
し、一方溶融樹脂は転写フィルムを雌型の内壁面に押さ
えつけながらキャビティ内を充填するので、ゲート部分
を中心として転写フィルムに伸びが発生することにな
る。この際、転写フィルム自身がその伸び量を吸収でき
ないと転写フィルムにシワが生じる。したがって、シワ
を有する転写シートに密着して形成されたインモールド
成形品は、その表面にシワが転写されることになる。 また、第2の要因としては、金型に内側へスライドする
スライドコアを使用した場合、転写フィルムはスライド
コアの動きにあわせてキャビティ内へ押し込まれる。こ
の場合は転写フィルムは型閉じ後のキャビティー部内で
波打ち状態となっており、樹脂の射出後は当然シワが発
生する。 第3の要因としては、三次元的に起伏のあるパーティン
グラインで設計された形状の場合、型内に送り込まれた
転写フィルムは型閉じ過程において雄型の凸部形状によ
り不均一に雌型に押し込まれるため、不均一な張力を発
生している。この場合も当然のことながら射出後にシワ
が発生する。 以上、このような要因で発生するシワは、成形品にキズ
あるいはクラックが生じたように見えるため、重大な欠
陥不良項目である。 そこで、このようなシワの発生を防止するインモールド
成形法として、転写フィルムをあらかじめ加熱し、次い
でパーティング面のキャビティ部外周を枠体でクランプ
したのち金型に真空吸引して転写フィルムをキャビティ
に密着させたのち溶融樹脂を射出する方法がある。ま
た、金型のパーティング面に部分的にわずかな隙間を設
けて転写フィルムが部分的に微少量移動できるように金
型調整を行う方法がある。
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前者の方法を実施するためには、転写フィルム
を加熱し、製品部外周を気密状態にクランプし、真空吸
引する機構を有する複雑な金型構造となるため、製品形
状にも多くの制約があり、また関連する装置を用意する
必要があるのでコストがかかり、生産性も劣るものであ
った。 また、後者の方法は、雄型と雌型との間にわずかな隙間
を有するように構成されているので、成形品の外周やヌ
キ穴部分に樹脂バリを発生しやすく、また金型の調整に
手間のかかる方法であり、この場合も適用できる製品形
状が限定されており、しかも確実性に乏しいものであっ
た。 この発明は以上のような従来方法の問題点を解決し、製
品設計上の自由度を増大し、シワ発生の要因をきわめて
容易に除去することを技術的に可能としたインモールド
成形用金型を提供することを目的とする。
【問題点を解決するための手段】
この発明は、以上の目的を達成するために、次のように
構成した。すなわち、この発明のインモールド成形用金
型を、雄型と雌型のパーティング面の製品部外周の任意
の箇所で相対応する位置に溝が設けられ、金型とは別部
材が一方の溝に挿入されることによって形成された凸部
と他方の溝はそのまま前記凸部と嵌まり合う凹部とさ
れ、型閉じ時に転写フィルムを挟み込んで固定するよう
に構成した。 図面を参照しながらこの発明をさらに詳しく説明する。 第1図はこの発明のインモールド成形用金型を示す平面
図、第2〜3図はその断面図である。1は可動型、2は
固定型、3は凸部、4は凹部、5は製品部、6はパーテ
ィング面、7は転写フィルム、8は溝底部、9は溝外側
をそれぞれ示す。 インモールド成形用金型は、可動型1と固定型2とから
なり、パーティング面6の間に転写フィルム7を挟み込
み両金型を閉じることによって製品部5を形成する。 金型の製品部5の外周のパーティング面6には、転写フ
ィルム7を天地・左右方向に引っ張りつつ挟み込んで固
定するための凸部3あるいは凹部4が形成される。たと
えば、可動型1に凸部3が形成され、固定型2に凹部4
が形成されていても(第2図参照)、あるいはその逆で
あってもよい(第4図参照)。可動型1と固定型2が閉
じたときに凸部3と凹部4とは転写フィルム7を挟み込
んでぴったり一致するように形成する(第3図参照)。
転写フィルム7には、凸部3と凹部4とにより引張力が
発生する。したがって、凸部3のパーティング面6から
の高さは、必要とする張力の程度により変えればよく、
通常は0.5〜3.0mm程度である。また、凸部3と凹
部4との間には転写フィルム7が挟み込まれるため、金
型が閉じたときに0.05〜0.3mm程度の間隙を両者
の間に設けるのが好ましい。 凸部3および凹部4を設ける箇所は、成形品の形状やゲ
ートの位置などにより製品部5の全周に配置する場合
(第1図参照)もあれば部分的に配置することもあり
(第5図参照)、種々の組み合せがある。 凸部3は形成したい金型のパーティング面6に溝を掘
り、そこに別パーツで作製した凸部材をはめ込んで形成
するようにすればよい。凸部3の平面形状は直線状でも
製品形状に沿った湾曲形状でもよく、凹部4の形状は前
記凸部3がはまりこむ溝状とし、またフィルムの滑り防
止のため溝底部8あるいは溝外側9にゴム性の丸ベルト
をはめ込んでもよい。また、凸部3の先端は、金型を閉
じたときに転写フィルム7を破断しないようにするた
め、エッジとならないように面取り加工などを施してお
くことが望ましい。 凸部3の材質としては、ABS・HIPS(ハイインパ
クトスチロール)・ウレタン・ナイロンなどの樹脂、ま
たはSBR(スチレンブタジエンラバー)・NR(ネオ
プレンラバー)・ウレタンエラストマー・フッ素ゴムな
どの各種ゴム、あるいは鉄・アルミニウムなどの金属で
もよい。
【作用】 インモールド成形用金型において、金型のパーティング
面6の製品部5の外面に、凸部3が設けられるように構
成されており、金型を閉じると、凸部3と凹部4とによ
って転写フィルム7が凸部3の高さの分だけ転写フィル
ムに張力がかかって固定される。 次いで、溶融樹脂が射出されると、転写フィルム7は金
型の製品部5に沿って美しく伸ばされ、成形品と密着す
る。転写フィルム7にはあらかじめ張力がかかって伸ば
された状態にあるので、成形されても転写フィルム7に
余分な伸びやたるみが生じてシワが発生するようなこと
にはならない。 またスライドコアを用いた場合においてもその作動過程
で発生する転写フィルム7の引き込みを防止することが
できる。 最後に、金型を開いて成形品を取り出してインモールド
成形の一サイクルが終了する。
【実施例】
縦130mm・横70mm・高さ5mm・肉厚2mmの成形品を
得ることができるように、射出成形用金型を構成した。
可動型の製品部外周の4つの辺には、製品部の各辺より
5mm隔てて高さ1.5mmの凸部を設けた。固定型には、
この凸部に対応する凹部を設けた。 型を閉じたとき、凸部と凹部との間に0.07mmの隙間
が開くようにした。 まず、上記金型内に、厚さ50μmの転写フィルムを装
着した。 次いで、型閉じ後、下記の条件でABS樹脂を射出し
た。 このようにしてシワのない美麗な成形品を得た。 射出条件(日本製鋼所社製JC150SA使用) ・金型温度 50℃ ・シリンダー温度 260℃ ・射出圧力 1190kg/cm2 ・保圧力 850kg/cm2 ・スクリュー回転数 55rpm なお、射出速度は本成形機の最高速度であった。
【発明の効果】
この発明の金型は、金型に設けた凸部と相対応する凹部
とにより型閉じ過程で転写フィルムにあらかじめ張力を
かけておくことができるので、溶融樹脂の充填過程で発
生する転写フィルムの伸びを吸収することができ、さら
に型閉じ過程で発生する不均一な張力状態を容易に調整
可能なため、インモールド成形においてシワの発生を防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第5図はこの発明のインモールド成形用金
型を示す平面図、第2〜4図はその断面図である。 1……可動型、2……固定型、3……凸部、4……凹
部、5……製品部、6……パーティング面、7……フィ
ルム、8……溝底部、9……溝外側。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】雄型と雌型のパーティング面の製品部外周
    の任意の箇所で相対応する位置に溝が設けられ、金型と
    は別部材が一方の溝に挿入されることによって形成され
    た凸部と他方の溝はそのまま前記凸部と嵌まり合う凹部
    とされ、型閉じ時に転写フィルムを挟み込んで固定する
    ようにしたことを特徴とするインモールド成形用金型。
JP63209870A 1988-08-24 1988-08-24 インモールド成形用金型 Expired - Lifetime JPH0618695B2 (ja)

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JP63209870A JPH0618695B2 (ja) 1988-08-24 1988-08-24 インモールド成形用金型

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JPH0259307A JPH0259307A (ja) 1990-02-28
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