JPH0627243Y2 - ワックス成形装置 - Google Patents

ワックス成形装置

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JPH0627243Y2
JPH0627243Y2 JP5433288U JP5433288U JPH0627243Y2 JP H0627243 Y2 JPH0627243 Y2 JP H0627243Y2 JP 5433288 U JP5433288 U JP 5433288U JP 5433288 U JP5433288 U JP 5433288U JP H0627243 Y2 JPH0627243 Y2 JP H0627243Y2
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JP
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weir
model
molding
wax
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JPH01159943U (ja
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陽一郎 南
巖 手塚
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Suzuki Motor Co Ltd
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Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本考案は、ロストワックス鋳造法におけるワックス成形
装置に関する。
b.従来の技術 ロストワックス鋳造法(インベストメント鋳造法)にお
いては、ワックス(ロウ)などから成形された消耗性模
型が使用されている。この模型は、例えば第6図に示す
ワックス成形装置51によって一体成形される。すなわ
ち、溶融したワックスをインジェクタ(図示せず)によ
って上下一対の金型52,53内の空所に注入し、凝固させ
る。ワックスの固化後、金型52,53の型開きを行うとと
もに、模型押出し用のピン54を図外の駆動装置によって
押上げて模型55を下型53から取出す。模型55は、第7図
に示す如く製品部56と堰部57とによって構成され、ラン
ナ部58は不要であるため、ニッパ等の切断工具を用いて
手作業によりランナ部58を堰部57から切断して分離して
いる。
c.考案が解決しようとする課題 しかしながら、上述した従来のワックス成形装置51にあ
っては、模型55にとって不要なランナ部58を手作業にて
切断しなければならないので、模型55の成形作業が煩雑
になり、成形時間が多く掛かるとともに、成形された模
型55に変形等を生じることがある。この結果、模型55の
品質低下を招くことから、製品の信頼性に欠けていた。
また、ワックス成形装置51を自動化する場合には、専用
の切断装置が必要となるから設備費が嵩み、経済的に不
利であった。
本考案はこのような実状に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は、上述の如き欠点を解消し得るワックス
成形装置を提供することにある。
d.課題を解決するための手段 上記従来技術の有する課題を解決するために、本考案に
おいては、分割可能な一対の金型の合せ面にそれぞれ凹
部を設け、これら凹部にて模型用の成形部を形成し、該
成形部にワックスを注入することにより、前記金型の外
側に位置するランナ部を介して製品部と堰部を有する模
型を一体成形するワックス成形装置において、前記一方
の金型内であって、前記成形される堰部と対応する位置
に堰部押え部材を摺動自在に配設するとともに、前記金
型の型開き状態で前記堰部を押圧すべく前記堰部押え部
材を相手側金型の合せ面に向かって常時付勢する付勢手
段を設け、前記他方の金型内であって、前記成形される
ランナ部と対応する位置にランナ部切断部材を摺動自在
に配設するとともに、前記金型の型開き状態で前記ラン
ナ部を押圧すべく前記ランナ部切断部材を相手側金型の
合せ面に向かって常時付勢する付勢手段を設けている。
e.実施例 以下、本考案を図示の実施例に基づいて詳細に説明す
る。
第1図〜第5図は本考案の一実施例を示すもので、図に
おいて1はロストワックス鋳造に使用されるワックス製
の模型2を成形するワックス成形装置であり、この成形
装置1は分割可能な一対の上型3および下型4からなる
金型本体5と、上型3側に設けられた押え機構6と、下
型4側に設けられた加圧機構7および模型押出機構8と
をそれぞれ備えている。上型3および下型4の合せ面に
はそれぞれ凹部9,10が設けられており、上型3と下型
4とを合せて凹部9,10を閉じることにより模型2用の
成形空隙部11が形成されるようになっている。
しかして、当該模型2は、溶融したワックスをインジェ
クタにて成形空隙部11内に注入して凝固させることによ
り成形され、製品部12および堰部13を有し、堰部13には
ランナ部14が一体的に連成されている。このため、ラン
ナ部14が一体的に連成されている。このため、ランナ部
14は、堰部13に対して上型3および下型4の外側に位置
している。
上記押え機構6は、上型3を固定保持する固定板15内の
上部収納部16に配設されており、成形された模型2の堰
部13を型開き時に下方へ押圧する堰部押え部材の押えピ
ン17と、この押えピン17のランナ部14寄りの両側に配設
された一対の上部ガイドピン18,19と、これらピン17,
18,19の基端部をほぼ一直線上に固定保持する上下動可
能な上下保持プレート20,21と、該保持プレート20,21
を相手側下型4の合せ面に向かって(堰部13側へ)常時
付勢する付勢ばね22とをそれぞれ備えている。しかし
て、押えピン17および上部ガイドピン18,19は上型3内
の垂直方向に摺動自在に挿入配置されており、押えピン
17の先端はランナ部14側の堰部13の上面に圧接するよう
になっている。また、押えピン17および上部ガイドピン
18,19の基端部はネジにて締結された上下保持プレート
20,21間に挟み込まれ一体的に構成されている。なお、
上部収納部16内にはストッパ23設けられており、このス
トッパ23と下部保持プレート21とが当接することによっ
て押えピン17が設定ストロークS以上下方へ移動しない
ように構成されている。
一方、上記加圧機構7は下型4内の中空部24に配設され
ており、成形されたランナ部14を型開き時に上方へ押出
するランナ部切断部材の加圧ピン25と、この加圧ピン25
の両側に配設された一対の下部ガイドピン26,27と、こ
れらピン25,26,27の基端部をほぼ一直線上に固定支持
する上下動可能な上下支持プレート28,29と、該支持プ
レート28,29を相手側上型3の合せ面に向かって(ラン
ナ部14側へ)常時付勢する付勢ばね30とをそれぞれを備
えている。加圧ピン25および下部ガイドピン26,27は下
型4内の垂直方向に摺動自在に挿入配置されており、加
圧ピン25の先端は堰部13側のランナ部14の端部下面に圧
接するようになっている。
しかして、上記押えピン17と加圧ピン25とは偏心した位
置を平行かつ互いに向き合う方向に摺動し、堰部13ラン
ナ部14との間にせん断力が生ずるように構成されてい
る。また、上部ガイドピン18,19と下部ガイドピン26,
27とは位置がずれていて、その先端は型閉状態(第1図
に示す状態)からストロークS分の型開きする間は共に
付勢ばね22,30の付勢力により相手側型の合せ面に接
し、上下型3,4がストロークS分開く間はその状態が
続き、それ以上開いた時に離れるようになっている。こ
の結果、型開き時には押えピン17と加圧ピン25の先端が
相対的に位置変化してランナ部14の切断作用が行われる
ことになる。
なお、加圧ピン25のストロークは、中空部24の上面壁と
上部支持プレート28との間隔であって、押えピン17のス
トロークSと同一に形成されている。また加圧ピン25お
よび下部ガイドピン26,27の基端部は、ネジにて締結さ
れた上下支持プレート28,29間に挟み込まれ一体的に構
成されている。
上記模型押出機構8は、下型4を固定支持する基板31内
の下部収納部32に配設されたエジェクタピン33と、該エ
ジェクタピン33の基端部を固定支持する上下動可能なエ
ジェクタプレート34とをそれぞれ備えている。このエジ
ェクタプレート34は図外の駆動装置にて駆動される。
したがって、成形された模型2の製品部12は、型開き時
に、図外の駆動装置にてエジェクタピン33をエジェクタ
プレート34を介して上方へ移動させることにより同方向
へ押圧されるようになっている。
上記構成のワックス成形装置1において、成形後の模型
2を離型するには、まず第1図および第2図に示す如き
下型4と合致した状態の上型3を上方へ移動せしめて下
型4から引離し、金型本体5の型開きを行う。上型3が
開き始めると、押えピン17が付勢ばね22の付勢力によっ
て上下保持プレート20,21を介して下方に移動し、堰部
13の上面に圧接してこれを同方向へ押圧して製品部12お
よび堰部13をその成形位置に押えて浮き上がりを防止す
る(第3図参照)。これと同時に、加圧ピン25が付勢ば
ね30の付勢力によって上下支持プレート28,29を介して
上方へ移動し、ランナ部14の下面に圧接してこれを同方
向へ押し上げる(第4図参照)。そして上型3がストロ
ークS分上昇すると、これに伴い加圧ピン25もランナ部
14を押圧しつつストロークS分上方へ移動して堰部13と
ランナ部14との間にせん断力が生じ、ランナ部14を堰部
13から切断して分離せしめる(第5図参照)。さらに上
型3が上昇すると、押えピン17がストッパ23および上下
保持プレート20,21を介して上方へ引上げられる。
そののち、図外の駆動装置にてエジェクタピン33をエジ
ェクタプレート34を介して移動させて製品部12を同方向
へ押圧し、製品部12および堰部13のみからなる模型2を
下型4から押し出して離型すれば、模型2の成形作業は
完了する。
このように構成したワックス成形装置によれば、堰部13
を押圧する押えピン17とランナ部14を押圧する加圧ピン
25とが、上型3の型開きに伴って偏心した位置を平行か
つ互いに向き合う方向に移動するため、成形された模型
2を下型4から取出すときには不要なランナ部14が堰部
13から自動的に切断され、成形時間の短縮等が可能とな
る。
以上、本考案の一実施例につき述べたが、本考案は既述
の実施例に限定されるものではなく、本考案の技術的思
想に基づいて各種の変形および変更が可能である。
例えば、既述の実施例における型開き方向は上方である
が、左右方向であってもよい。また、模型2の形状は本
実施例に示すものに限られず、模型2を用いて成形され
る製品の形状に対応させて適宜選択することができるこ
とは言う迄もない。この際、高い精度が必要な部分であ
れば、押えピン17および加圧ピン25の断面形状を円形で
なく四角形状に形成した軸状部材を使用することが好ま
しい。これによると、より一層正確な切断を行うことが
可能になる。
f.考案の効果 上述の如く、本考案に係るワックス成形装置は、分割可
能な一対の金型のうち、一方の金型内であって、成形さ
れる堰部と対応する位置に堰部押え部材を摺動自在に配
設するとともに、前記金型の型開き状態で前記堰部を押
圧すべく前記堰部押え部材を相手側金型の合せ面に向か
って常時付勢する付勢手段を設け、前記他方の金型内で
あって、前記成形されるランナ部と対応する位置にラン
ナ部切断部材を摺動自在に配設するとともに、前記金型
の型開き状態で前記ランナ部を押圧すべく前記ランナ部
切断部材を相手金型の合せ面に向かって常時付勢する付
勢手段を設けているので、次のような効果が得られる。
すなわち、成形された模型を金型から取出すときには、
模型にとって不要なランナ部が自動的に堰部から切断さ
れるので、成形後にランナ部を手作業にて切断する必要
がなくなり、ニッパ等の切断工具および作業工程数を削
減できるとともに、成形時間を大幅に短縮でき、部品コ
ストの低減化が図れる。それに加えて、成形された模型
に変形等が生じることはなくなり、優れた品質の製品を
製造することができる。また、本考案のワックス成形装
置は金型内でランナ部の切断を行うので、成形装置を自
動化する場合にも専用の切断装置を設ける必要がなく、
経済的に有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案の一実施例を示すものであっ
て、第1図はワックス成形装置全体の縦断面図、第2図
は右側方から見たワックス成形装置の一部拡大断面図、
第3図は型開き前の模型の状態を示す拡大断面図、第4
図は型開き途中の模型の状態を示す拡大断面図、第5図
は型開き終了時の模型の状態を示す拡大断面図、第6図
および第7図は従来例を示すものであって、第6図はワ
ックス成形装置全体の縦断面図、第7図は上記成形装置
にて成形された模型の斜視図である。 1…ワックス成形装置、2…模型、 3…上型、4…下型、 6…押え機構、7…加圧機構、 9,10…凹部、11…成形空隙部、 12…製品部、13…堰部、 14…ランナ部、15…固定板、 16…上部収納部、17…押えピン、 20,21…保持プレート、22…付勢ばね、 24…中空部、25…加圧ピン、 28,29…支持プレート、30…付勢ばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】分割可能な一対の金型の合せ面にそれぞれ
    凹部を設け、これら凹部にて模型用の成形部を形成し、
    該成形部にワックスを注入することにより、前記金型の
    外側に位置するライナ部を介して製品部と堰部を有する
    模型を一体成形するワックス成形装置において、前記一
    方の金型内であって、前記成形される堰部と対応する位
    置に堰部押え部材を摺動自在に配設するとともに、前記
    金型の型開き状態で前記堰部を押圧すべく前記堰部押え
    部材を相手側金型の合せ面に向かって常時付勢する付勢
    手段を設け、前記他方の金型内であって、前記成形され
    るランナ部と対応する位置にランナ部切断部材を摺動自
    在に配設するとともに、前記金型の型開き状態で前記ラ
    ンナ部を押圧すべく前記ランナ部切断部材を相手側金型
    の合せ面に向かって常時付勢する付勢手段を設けたこと
    を特徴とするワックス成形装置。
JP5433288U 1988-04-22 1988-04-22 ワックス成形装置 Expired - Lifetime JPH0627243Y2 (ja)

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JP5433288U JPH0627243Y2 (ja) 1988-04-22 1988-04-22 ワックス成形装置

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Publication Number Publication Date
JPH01159943U JPH01159943U (ja) 1989-11-07
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