JP2742428B2 - 板材の留付け工法 - Google Patents

板材の留付け工法

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JP2742428B2 JP63222935A JP22293588A JP2742428B2 JP 2742428 B2 JP2742428 B2 JP 2742428B2 JP 63222935 A JP63222935 A JP 63222935A JP 22293588 A JP22293588 A JP 22293588A JP 2742428 B2 JP2742428 B2 JP 2742428B2
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洋 中田
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昭和電工建材株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は工場生産される、長手方向の縁に本実構造の
接合部を有する中空長方形の板材を用いて外壁を形成す
るに際し、主として上記板体の接合部分の端部を、取付
け金具を用いて下地材に留付ける板材の留付け工法に関
する。
「従来の技術」 第7図に示すような、長手方向の縁に雄実部1および
雌実部2よりなる本実接合部を有し、内部に多数の平行
な貫通孔3が設けられている板体4は、セメントなどの
押出し成形によって容易に製造され、長さが自由に選択
出来、さらに軽量で断熱性等に優れていることから、外
壁用として広く用いられている。
従来上記板材4を下地材に留付けるには、第8、9、
10、11図に示すように、板材4の貫通孔3内部にねじ孔
を有する金具5を入れ、板材4裏面に当接した係止板6
を挿通したボルト7を上記金具5に螺合して上記係止板
6を固定し、この係止板6を用い下地材8に留付けてい
る。しかし、上記金具5は自由に移動するので貫通孔3
端部より離れるに従って、その位置が決めにくく、ボル
ト7を螺合することが困難となる。そのため第14図に示
すように金具5に板バネ9を取付け、貫通孔3内の任意
の位置に停止せしめることによって容易に螺合出来るよ
うにしている。
「発明が解決しようとする課題」 しかし板バネ9を取付けた金具は、価格が高く、また
貫通孔3内の任意の位置に停止させることは出来るが、
その位置が作業員からは見えないためこれにボルトを螺
合するのは能率の悪い相当やっかいな作業となってい
る。
本発明者は、容易かつ能率的な板材の留付け工法を得
べく鋭意検討を行なった結果、上記板材の雄実、雌実よ
りなる接合部を用いれば、作業員の目視によって板材を
留付けることが可能と考えた。
本発明は上記の考えに基づいてなされたもので、能率
よく、かつ強固に板材を留付けることが出来る板材の留
付け工法を提供することを目的とする。
「課題を解決するための手段」 上記の目的を達成するため、本発明の方法は、長さ方
向に平行で、これに直角な面に1列に開口する貫通孔を
有し、この貫通孔と平行な縁に本実構造の接合部が設け
られている中空長方形の外壁用板材を下地材に留付ける
板材の留付け工法であって、上記板材の雄実裏面基部
に、裏面に沿って形成された雄実溝を有する板材を用
い、上記雄実溝に嵌合する先端部を有し、後部が上記板
材裏面側に出るとともに上記裏面に平行な平面部となっ
ている縦断面クランク状の取付け金具を用い、上記取付
け金具の平面部を直接或いは他の部材を介して下地材に
取付ける。
また、互いに接合した際に、上記板材の雄実先端部裏
面および雌実内側面で形成される雌実溝を有する板材を
用い、上記雌実溝に嵌合する先端部を有し、後部が上記
板材裏面側に出るとともに上記裏面に平行な平面部とな
っている縦断面がJ字形状の取付け金具を用い、上記取
付け金具の平面部を直接或いは他の部材を介して下地材
に取付ける。
「作用」 本発明は上記の構成となっているので、板材を取付け
る際、取付け金具の先端を目視可能な下段又は隣接既存
板材接合部に係止し、平面部を下地材に固定し、次いで
上段又は新設板材接合部を下段又は隣接既存板材の接合
部に係合すればよいので、取付け作業が容易、かつ能率
的である。
「実施例」 以下は主として横張りの実施例を示すが、縦張りであ
っても同様である。
第1図は本発明の工法の第1実施例を示す側面図で、
図中符号11は下段板材、12は上段板材である。
下段板材11の雄実11aの裏面11b基部には裏面11bに沿
って雄実溝13が設けられている。
この下段板材11を下地材8に取付けるには、第2図に
示すような縦断面がクランク状の取付け金具14が用いら
れる。
先ず、取付け金具14の先端14aを雄実溝13に嵌合し、
平面部14bを下段板材11の裏面11c側に出して、平面部14
bのボルト孔14cにボルト15を挿通して下地材8に留つけ
る。この場合、下段板材11は取付け金具14によって、係
止され、平面部14bは、上部に露出するので、取付け金
具14を下地材8に留付ける作業は容易である。次いで上
段板材12の雌実12aを下段板材の雄実11aに接合する。こ
れを繰返えすことによって外壁が形成される。
なお、図中20はバクアップ材、17はシーリング材、18
は断熱材である。また、上記説明では取付け金具14を下
地材8に留付けるのにボルト15を用いたが、ねじ切りね
じを用いる等、その留付け方法に制限はない。
第3図は、本発明の第2実施例を示すもので、第1図
と同一機能部分には同一符号が付してある。下段板材11
の雄実接合部には雄実溝が設けられておらず、上段板材
12の雌実12aの下段板材11の雄実11aに接合した場合、下
段板材11の雄実裏面11bと雌実内面12bとによって、雌実
溝16が形成されるようにしたものである。
これを下地材8に留付けるには、縦断面J形の取付け
金具14を用いる。先ず、下段板材11の雄実裏面11bを取
付け金具14の先端14aに当接させて平面部14bを下地材に
取付け、次いで下段板材11を上段板材12とを接合する。
これによって上段板材12の雌実12aに、下段板材11の雄
実11aおよび取付け金具14の先端14aが嵌合され、上下段
板材は、接合されるとともに下地材に留付けられる。こ
の工法では、取付け金具を下地に留付ける際に、下段板
材は係止されていないので、先ず、下地材の所定の位置
に取付け金具を留け付け、次いで、下段板材の雄実を金
具先端に押圧するとともに上段板材を取付けるのが便利
である。
また、第4図及び第5図は、それぞれ他の実施例を示
すもので、雄実溝13または雌実溝16の底面に取付け金具
14の先端部分が嵌合する係合孔19を穿設し、取付け金具
14の先端の全部またはその一部がさらに深く上記係合孔
19に嵌合されることによって、板材の横方向のズレを防
止するとともに係止力が高まるようにしたものである。
この係合孔19は、第5図に示したように、貫通孔3に達
していない方が防火上は望ましいが、防火上の問題がな
ければ、第4図に示したように、貫通孔3に達してもよ
い。
また、第6図は、下地材8に他の部材21を介して取付
けた例を示す図である。
「発明の効果」 以上述べたように本発明の工法は、板材を接合して外
壁を形成する際に、その接合部を接合する過程で、取付
け金具を用いて目視しながら取付け作業が行なわれるの
で、熟練を必要とせず、容易かつ能率よく正確な作業が
出来るなど多くの長所を有する。
また、板材の雄実溝に嵌合する先端部を有する縦断面
クランク状に形成された取付け金具、あるいは板材の雌
実溝に嵌合する先端部を有する縦断面がJ字形状に形成
された取付け金具を用いる構造であるので、取付け金具
の形状の簡略化を図ることができるとともに、取付け作
業の容易化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本発明に係る板材の留付け工法の
一実施例を示すもので、第1図は雄実溝に縦断面クラン
ク状の取付け金具の先端を嵌合して留付けた図、第2図
はクランク状取付け金具の斜視図、第3図は雌実溝を形
成する板材を縦断面がJ形の取付け金具を用いて留付け
た図、第4図は、雄実溝の取付金具を取付ける部分に貫
通孔まで達した係合孔を設けて留付けた図、第5図は、
雌実溝の取付金具を取付ける部分に貫通孔まで達しない
係合孔を設けて留付けた図、第6図は取付け金具を、他
の部材を介して下地材に取付けた図、第7図は板材の斜
視図、第8図ないし第12図は従来の留付け工法の説明図
で、第8図は貫通孔に金具を入れ、これと係止板とをボ
ルトによって固定して留付けた図、第9図は係止板の平
面図、第10図は第11図のXII−XII線矢視図、第11図は第
10図のXIII−XIII線矢視断面図、第12図は板ばねを取付
けた金具を用いた第8図相当図である。 1……雄実部、2……雌実部、3……貫通孔、4……板
材、5……金具、6……係止板、7……ボルト、8……
下地材、9……板バネ、11……下段板材、11a……雄
実、11b……雌実裏面、 11c……下段板材裏面、12……上段板材、 12a……雌実、12b……雌実内面、13……雄実溝、14……
取付け金具、14a……金具先端、14b……平面部、14c…
…ボルト孔、15……ボルト、16……雌実溝、19……係合
孔、21……他の部材。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長さ方向に平行で、これに直角な面に1列
    に開口する貫通孔を有し、この貫通孔と平行な縁に本実
    構造の接合部が設けられている中空長方形の外壁用板材
    を下地材に留付ける板材の留付け工法であって、上記板
    材の雄実裏面基部に、裏面に沿って形成された雄実溝を
    有する板材を用い、上記雄実溝に嵌合する先端部を有
    し、後部が上記板材裏面側に出るとともに上記裏面に平
    行な平面部となっている縦断面クランク状の取付け金具
    を用い、上記取付け金具の平面部を直接或いは他の部材
    を介して下地材に取付けることを特徴とする板材の留付
    け工法。
  2. 【請求項2】長さ方向に平行で、これに直角な面に1列
    に開口する貫通孔を有し、この貫通孔と平行な縁に本実
    構造の接合部が設けられている中空長方形の外壁用板材
    を下地材に留付ける板材の留付け工法であって、互いに
    接合した際に、上記板材の雄実先端部裏面および雌実内
    側面で形成される雌実溝を有する板材を用い、上記雌実
    溝に嵌合する先端部を有し、後部が上記板材裏面側に出
    るとともに上記裏面に平行な平面部となっている縦断面
    がJ字形状の取付け金具を用い、上記取付け金具の平面
    部を直接或いは他の部材を介して下地材に取付けること
    を特徴とする板材の留付け工法。
  3. 【請求項3】雄実溝または雌実溝の取付け金具の先端が
    係止する部分の溝底部に金具先端が嵌合する係合孔を穿
    設し、先端が溝を通過して上記係合孔に嵌合する取付け
    金具を用いる請求項(1)または(2)記載の板材の留
    付け工法。
  4. 【請求項4】係合孔が板体の貫通孔まで達している請求
    項(3)記載の板材の留付け工法。
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