JP2737875B2 - エンドレスな糸トラバースベルト及びその製法 - Google Patents
エンドレスな糸トラバースベルト及びその製法Info
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- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H54/00—Winding, coiling, or depositing filamentary material
- B65H54/02—Winding and traversing material on to reels, bobbins, tubes, or like package cores or formers
- B65H54/28—Traversing devices; Package-shaping arrangements
- B65H54/2821—Traversing devices driven by belts or chains
- B65H54/2824—Traversing devices driven by belts or chains with at least two traversing guides travelling in opposite directions
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2701/00—Handled material; Storage means
- B65H2701/30—Handled filamentary material
- B65H2701/31—Textiles threads or artificial strands of filaments
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- Tyre Moulding (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、間隔を置いて糸連行部材を備えており、該
糸連行部材が、糸トラバースベルトの狭幅側に配置され
ておりかつのこ歯形状を有している形式の、あや巻きボ
ビンを製造する機械における糸トラバース装置のための
エンドレスな糸トラバースベルト及びその製法に関す
る。 発明の課題 本発明の課題は、良好な糸トラバースに適しており、
簡単に製造され、摩耗がわずかであり、さらに簡単かつ
安価な駆動装置によつて運転されるように、前述の形式
の糸トラバースベルトを改良し、かつそのような糸トラ
バースベルトを製造する方法を提供することである。 課題を解決するための手段 前述の課題を解決するために講じた構成の手段は、糸
トラバースベルトが、紡績糸及び金属糸又はその何れか
一方から製造された、ゴム弾性的な材料に埋め込まれた
織物から成っており、さらに糸連行部材の前方フランク
が、耐摩耗性の材料から成るスリーブ状の補強部材によ
って覆われていることである。 本発明の構成の有利な実施態様において、糸連行部材
の前フランクが、最大ほぼ10度、ベルト走行方向とは反
対に垂直線から、比較的急勾配で傾斜されていることに
よつて、トラバース時に糸を確実に連行することがで
き、かつ同時に、トラバースの変向個所で糸がまだ引渡
されないと言うことがないようにする。 さらに、糸連行部材の後方フランクが凸状に、あるい
は凸状に屈曲されて延びていることによつて、必要な安
定性が得られ、かつ糸が糸連行部材の背面で引つかから
ないようになつている。 糸トラバースベルトと糸連行部材との移行部が丸くさ
れていることによつて、長い保持性が保証され、かつ切
込み作用の発生が著しく阻止されるので、疲労破壊が避
けられる。 さらに、前述の課題を解決するために講じた手段は、
紡績糸及び金属糸又はその何れか一方から織物を製造
し、該織物を、場合によっては多層で、ゴム弾性的な材
料内に埋め込み、かつこのようにして得られた構造物の
ベルト状条片を打ち抜き成形して、糸連行部材を残し、
続いて糸連行部材の前方フランクを、スリーブ状の補強
部材で覆うことである。 さらに、特許請求の範囲第12項に記載の形式の、エン
ドレスな糸トラバースベルトを製造するための選択的な
方法では、紡績糸及び金属糸又はその何れか一方から織
物を製造し、該織物を、互いに上下に複数積み重ね、こ
れらの織物の間に曲がり易い糸連行部材を挿入し、次い
で全体をゴム弾性的な材料内に埋め込み、続いて糸連行
部材の前方フランクを、スリーブ状の補強部材で覆う。 さらに、糸トラバースベルトの両端部を突き合わせ、
次いで両端部をオーバラツプして互いに接着、溶着ある
いは加硫すると有利である。 また、多層の織物カーカスを、1つの心部に織物を巻
き付けることによつて形成することができる。 さらに、補強部材が、縦スリツトを有していてばね弾
性的なスリーブから成つており、該スリーブがそのばね
力によつて前方フランクを側方からつかんで、糸連行部
材と摩擦接続的に結合されていることによつて、糸トラ
バースベルトの弾性度を損うことはない。さらに、補強
部材は連行部材と線接触しかしない。このようなスリー
ブは、従来ではすでに締付けスリーブ又は締付けピンと
して使用されており、従つてこのような標準部材を本発
明において有利に使用することができる。 糸トラバースベルトを製造する場合には、プレート状
の、又はベルト状のカーカスから出発することができ
る。加硫された完成プレートは、たとえばまず複数のベ
ルトに切断され、次いで糸連行体が打ち抜き成形され
る。ベルト状のカーカスは、たとえば巻き付けによつて
製造され、従つて後からの突き合せかつ接着、溶着又は
加硫が省略される。しかし、このためゴム弾性的な材料
内へのカーカスの埋込みは特別な装置によつてしか可能
でない。このことによつて製法の実施態様には、一長一
短がある。 発明の効果 糸連行部材の前方フランクがスリーブ状の補強部材を
有していることによつて、特に簡単かつ経済的であり、
しかも安定性が良い。また本発明の製法によれば、安価
で、摩耗の少ない、簡単な糸トラバースベルトが製造で
きる。 実施例 第1図及び第2図には、あや巻きボビンを製造する機
械の糸トラバース装置が全体を符号1で示されている。
糸2は糸トラバース装置1によつて、矢印3の方向で、
回転するあや巻きボビン4に供給され、そこでクロス状
態で巻付けられる。このために、糸トラバース装置1が
糸2を常に矢印5の方向でトラバースする。トラバース
のためにエンドレスな糸トラバースベルト6が使用され
る。糸トラバースベルト6がローラ7〜12を有してお
り、しかも該ローラのうち1つのローラ8が駆動モータ
13を有している。6つのローラ全てが支持体15に支承さ
れている。支持体15が糸ガイドプレート14を支持する。
糸ガイドプレート14が糸ガイド輪郭部16を有していて、
この糸ガイド輪郭部は、第2図に示すようにトラバース
範囲の両端部に向かつて上昇して延びている。 糸トラバースベルト6が間隔を置いて3つの糸連行部
材17,18,19を備えている。全て3つの糸連行部材は糸ト
ラバースベルトの狭幅側に配置されており、かつのこ歯
形状を有している。 糸連行部材17〜19の前方フランクが糸トラバースベル
ト6の走行方向20に向いていて、かつ耐摩耗性の材料か
ら成る各1つのスリーブ状の補強部材21を備えている。 第2図により、糸連行部材17は丁度左へ移動する。こ
の場合、糸連行部材17は糸2を連行し、しかも糸は、糸
連行部材17が、上昇する糸ガイド輪郭部16の後方に沈ん
でかつ糸2を解放するまで糸ガイドプレート14の糸ガイ
ド輪郭部に沿つて滑走し、次いで、左から右へ移動する
糸連行部材18によつてつかまれ、次に、続いて糸が第3
の連行部材19によつてつかまれるまで左から右へトラバ
ースされ、この連行部材は次に再び右から左へトラバー
スし、かつ以下同じである。 第1図において糸連行部材17〜19は、点によつて簡単
にのみ示されている。糸トラバースベルト6はゴム弾性
的な材料内に埋込まれた、紡績糸から作られた織物から
成つている。別の実施例において、この紡績織物内に金
属糸を、有利にはベルト走行方向で織込むこともでき
る。 第2図に示すように、糸連行部材17,18の急なフラン
クは糸トラバースベルト6に対して垂直位置に配置され
ている。このことは、糸連行部材19にも当てはまる。 第3図及び第4図による糸トラバースベルト6′の変
化実施例においては、糸連行部材18′の後方フランク22
が凸面状に折り曲げられて延びている。後方フランク22
は前方フランク23の端部23′から、ほぼ10度の角度βで
糸トラバースベルト6′に向かつて傾斜する。次いで、
後方フランク22は方向を変えて比較的強く傾斜して延び
る。 特に第3図から判るように、糸トラバースベルト6′
と糸連行部材18′との移行部が丸くされている。 このような実施例において、補強部材24は縦スリツト
を有しているばね弾性的なスリーブから成つており、該
スリーブはそのばね力によつて前方フランク23を側方か
らつかんで、糸連行部材18′と摩擦接続的に結合してい
る。スリーブはさび止めされたスチームから成つてい
る。 第3図及び第4図による実施例において糸連行部材1
8′の前方フランク23が糸トラバースベルト6′に対し
て垂直に起立して配置されているのに対して、第5図に
よる実施例においては、糸トラバース6″の糸連行部材
18″の、スリーブ24′によつて補強された前方フランク
23″は、ほぼ10度の角度αでベルト走行方向とは逆に垂
直線から傾斜して位置している。糸連行部材18″におい
て、後方フランク22′は凸状に延びている。 糸トラバースべト6,6″は以下のように製造される: 初めに、紡績糸から織物が製造され、この織物が多層
に、まず一時的に巻き付けられる。互いに上下に重ねら
れた織物は、次いで再び巻き体から引出され、ゴムコー
テイング浴を通つて案内され、続いて自動的に加硫さ
れ、従つて引張りに強く、引張り方向でねじれない弾性
的なベルトが形成される。このようなベルトは、次いで
複数のベルトに切断され、これらの各ベルトから、打ち
抜き成形によつて糸連行部材を形成することによつて、
まずトラバースベルト素材が製造される。トラバースベ
ルト素材は両端部で突き合わされ、次いで両端部はオー
バラツプされて一緒に加硫される。続いて、3つの糸連
行部材が補強される。 これとは異なり、糸トラバースベルト6′は以下のよ
うに製造される。 まず、紡績糸から織物ベルトが製造されて、一時的に
巻き付けられる。次いで、ベルトがドラムに巻き付けら
れるが、このドラムは、後の糸トラバースベルトの一周
の長さを有している。このようなドラムに、織物ベルト
の4つの積み重ねが巻き付けられ、次いで積み重ねの間
に、糸連行部材18′の第3図に示された足25と、残りの
糸連行部材が差込まれる。この実施例では、糸連行部材
は曲り易い材料から成つている。次いで全体的に、ドラ
ム上でゴムコーテイングされ、加硫され、次に加硫後に
ドラムから引出される。続いて補強部材24′が差嵌めら
れる。
糸連行部材が、糸トラバースベルトの狭幅側に配置され
ておりかつのこ歯形状を有している形式の、あや巻きボ
ビンを製造する機械における糸トラバース装置のための
エンドレスな糸トラバースベルト及びその製法に関す
る。 発明の課題 本発明の課題は、良好な糸トラバースに適しており、
簡単に製造され、摩耗がわずかであり、さらに簡単かつ
安価な駆動装置によつて運転されるように、前述の形式
の糸トラバースベルトを改良し、かつそのような糸トラ
バースベルトを製造する方法を提供することである。 課題を解決するための手段 前述の課題を解決するために講じた構成の手段は、糸
トラバースベルトが、紡績糸及び金属糸又はその何れか
一方から製造された、ゴム弾性的な材料に埋め込まれた
織物から成っており、さらに糸連行部材の前方フランク
が、耐摩耗性の材料から成るスリーブ状の補強部材によ
って覆われていることである。 本発明の構成の有利な実施態様において、糸連行部材
の前フランクが、最大ほぼ10度、ベルト走行方向とは反
対に垂直線から、比較的急勾配で傾斜されていることに
よつて、トラバース時に糸を確実に連行することがで
き、かつ同時に、トラバースの変向個所で糸がまだ引渡
されないと言うことがないようにする。 さらに、糸連行部材の後方フランクが凸状に、あるい
は凸状に屈曲されて延びていることによつて、必要な安
定性が得られ、かつ糸が糸連行部材の背面で引つかから
ないようになつている。 糸トラバースベルトと糸連行部材との移行部が丸くさ
れていることによつて、長い保持性が保証され、かつ切
込み作用の発生が著しく阻止されるので、疲労破壊が避
けられる。 さらに、前述の課題を解決するために講じた手段は、
紡績糸及び金属糸又はその何れか一方から織物を製造
し、該織物を、場合によっては多層で、ゴム弾性的な材
料内に埋め込み、かつこのようにして得られた構造物の
ベルト状条片を打ち抜き成形して、糸連行部材を残し、
続いて糸連行部材の前方フランクを、スリーブ状の補強
部材で覆うことである。 さらに、特許請求の範囲第12項に記載の形式の、エン
ドレスな糸トラバースベルトを製造するための選択的な
方法では、紡績糸及び金属糸又はその何れか一方から織
物を製造し、該織物を、互いに上下に複数積み重ね、こ
れらの織物の間に曲がり易い糸連行部材を挿入し、次い
で全体をゴム弾性的な材料内に埋め込み、続いて糸連行
部材の前方フランクを、スリーブ状の補強部材で覆う。 さらに、糸トラバースベルトの両端部を突き合わせ、
次いで両端部をオーバラツプして互いに接着、溶着ある
いは加硫すると有利である。 また、多層の織物カーカスを、1つの心部に織物を巻
き付けることによつて形成することができる。 さらに、補強部材が、縦スリツトを有していてばね弾
性的なスリーブから成つており、該スリーブがそのばね
力によつて前方フランクを側方からつかんで、糸連行部
材と摩擦接続的に結合されていることによつて、糸トラ
バースベルトの弾性度を損うことはない。さらに、補強
部材は連行部材と線接触しかしない。このようなスリー
ブは、従来ではすでに締付けスリーブ又は締付けピンと
して使用されており、従つてこのような標準部材を本発
明において有利に使用することができる。 糸トラバースベルトを製造する場合には、プレート状
の、又はベルト状のカーカスから出発することができ
る。加硫された完成プレートは、たとえばまず複数のベ
ルトに切断され、次いで糸連行体が打ち抜き成形され
る。ベルト状のカーカスは、たとえば巻き付けによつて
製造され、従つて後からの突き合せかつ接着、溶着又は
加硫が省略される。しかし、このためゴム弾性的な材料
内へのカーカスの埋込みは特別な装置によつてしか可能
でない。このことによつて製法の実施態様には、一長一
短がある。 発明の効果 糸連行部材の前方フランクがスリーブ状の補強部材を
有していることによつて、特に簡単かつ経済的であり、
しかも安定性が良い。また本発明の製法によれば、安価
で、摩耗の少ない、簡単な糸トラバースベルトが製造で
きる。 実施例 第1図及び第2図には、あや巻きボビンを製造する機
械の糸トラバース装置が全体を符号1で示されている。
糸2は糸トラバース装置1によつて、矢印3の方向で、
回転するあや巻きボビン4に供給され、そこでクロス状
態で巻付けられる。このために、糸トラバース装置1が
糸2を常に矢印5の方向でトラバースする。トラバース
のためにエンドレスな糸トラバースベルト6が使用され
る。糸トラバースベルト6がローラ7〜12を有してお
り、しかも該ローラのうち1つのローラ8が駆動モータ
13を有している。6つのローラ全てが支持体15に支承さ
れている。支持体15が糸ガイドプレート14を支持する。
糸ガイドプレート14が糸ガイド輪郭部16を有していて、
この糸ガイド輪郭部は、第2図に示すようにトラバース
範囲の両端部に向かつて上昇して延びている。 糸トラバースベルト6が間隔を置いて3つの糸連行部
材17,18,19を備えている。全て3つの糸連行部材は糸ト
ラバースベルトの狭幅側に配置されており、かつのこ歯
形状を有している。 糸連行部材17〜19の前方フランクが糸トラバースベル
ト6の走行方向20に向いていて、かつ耐摩耗性の材料か
ら成る各1つのスリーブ状の補強部材21を備えている。 第2図により、糸連行部材17は丁度左へ移動する。こ
の場合、糸連行部材17は糸2を連行し、しかも糸は、糸
連行部材17が、上昇する糸ガイド輪郭部16の後方に沈ん
でかつ糸2を解放するまで糸ガイドプレート14の糸ガイ
ド輪郭部に沿つて滑走し、次いで、左から右へ移動する
糸連行部材18によつてつかまれ、次に、続いて糸が第3
の連行部材19によつてつかまれるまで左から右へトラバ
ースされ、この連行部材は次に再び右から左へトラバー
スし、かつ以下同じである。 第1図において糸連行部材17〜19は、点によつて簡単
にのみ示されている。糸トラバースベルト6はゴム弾性
的な材料内に埋込まれた、紡績糸から作られた織物から
成つている。別の実施例において、この紡績織物内に金
属糸を、有利にはベルト走行方向で織込むこともでき
る。 第2図に示すように、糸連行部材17,18の急なフラン
クは糸トラバースベルト6に対して垂直位置に配置され
ている。このことは、糸連行部材19にも当てはまる。 第3図及び第4図による糸トラバースベルト6′の変
化実施例においては、糸連行部材18′の後方フランク22
が凸面状に折り曲げられて延びている。後方フランク22
は前方フランク23の端部23′から、ほぼ10度の角度βで
糸トラバースベルト6′に向かつて傾斜する。次いで、
後方フランク22は方向を変えて比較的強く傾斜して延び
る。 特に第3図から判るように、糸トラバースベルト6′
と糸連行部材18′との移行部が丸くされている。 このような実施例において、補強部材24は縦スリツト
を有しているばね弾性的なスリーブから成つており、該
スリーブはそのばね力によつて前方フランク23を側方か
らつかんで、糸連行部材18′と摩擦接続的に結合してい
る。スリーブはさび止めされたスチームから成つてい
る。 第3図及び第4図による実施例において糸連行部材1
8′の前方フランク23が糸トラバースベルト6′に対し
て垂直に起立して配置されているのに対して、第5図に
よる実施例においては、糸トラバース6″の糸連行部材
18″の、スリーブ24′によつて補強された前方フランク
23″は、ほぼ10度の角度αでベルト走行方向とは逆に垂
直線から傾斜して位置している。糸連行部材18″におい
て、後方フランク22′は凸状に延びている。 糸トラバースべト6,6″は以下のように製造される: 初めに、紡績糸から織物が製造され、この織物が多層
に、まず一時的に巻き付けられる。互いに上下に重ねら
れた織物は、次いで再び巻き体から引出され、ゴムコー
テイング浴を通つて案内され、続いて自動的に加硫さ
れ、従つて引張りに強く、引張り方向でねじれない弾性
的なベルトが形成される。このようなベルトは、次いで
複数のベルトに切断され、これらの各ベルトから、打ち
抜き成形によつて糸連行部材を形成することによつて、
まずトラバースベルト素材が製造される。トラバースベ
ルト素材は両端部で突き合わされ、次いで両端部はオー
バラツプされて一緒に加硫される。続いて、3つの糸連
行部材が補強される。 これとは異なり、糸トラバースベルト6′は以下のよ
うに製造される。 まず、紡績糸から織物ベルトが製造されて、一時的に
巻き付けられる。次いで、ベルトがドラムに巻き付けら
れるが、このドラムは、後の糸トラバースベルトの一周
の長さを有している。このようなドラムに、織物ベルト
の4つの積み重ねが巻き付けられ、次いで積み重ねの間
に、糸連行部材18′の第3図に示された足25と、残りの
糸連行部材が差込まれる。この実施例では、糸連行部材
は曲り易い材料から成つている。次いで全体的に、ドラ
ム上でゴムコーテイングされ、加硫され、次に加硫後に
ドラムから引出される。続いて補強部材24′が差嵌めら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による糸トラバースベルトの平面図、第
2図は糸トラバースベルトの正面図、第3図は糸連行部
材の側面図、第4図は同じく連行部材の平面図、第5図
は別の連行部材の側面図である。 1……糸トラバース装置、2……糸、3……矢印、4…
…あや巻きボビン、5……矢印、6・6′・6″……糸
トラバースベルト、7〜12……ローラ、13……駆動モー
タ、14……糸ガイドプレート、15……支持体、16……糸
ガイド輪郭部、17・18・18′・18″・19……糸連行部
材、20……走行方向、21……補強部材、22・22′……後
方フランク、23……前方フランク、23′……端部、23″
……前方フランク、24……補強部材、24′……スリー
ブ、25……足
2図は糸トラバースベルトの正面図、第3図は糸連行部
材の側面図、第4図は同じく連行部材の平面図、第5図
は別の連行部材の側面図である。 1……糸トラバース装置、2……糸、3……矢印、4…
…あや巻きボビン、5……矢印、6・6′・6″……糸
トラバースベルト、7〜12……ローラ、13……駆動モー
タ、14……糸ガイドプレート、15……支持体、16……糸
ガイド輪郭部、17・18・18′・18″・19……糸連行部
材、20……走行方向、21……補強部材、22・22′……後
方フランク、23……前方フランク、23′……端部、23″
……前方フランク、24……補強部材、24′……スリー
ブ、25……足
フロントページの続き
(72)発明者 ロルフ・ベツカー
ドイツ連邦共和国メンヒエングラートバ
ツハ1・メムリングシユトラーセ 6
(56)参考文献 特開 昭57−81041(JP,A)
特公 昭51−3816(JP,B2)
特公 昭40−23962(JP,B1)
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.あや巻きボビンを製造する機械における糸トラバー
ス装置のためのエンドレスな糸トラバースベルトであっ
て、間隔をおいて糸連行部材を備えており、該糸連行部
材が、糸トラバースベルトの狭幅側に配置されておりか
つのこ歯形状を有している形式のものにおいて、糸トラ
バースベルト(6,6′,6″)が、紡績糸及び金属糸又は
その何れか一方から製造された、ゴム弾性的な材料内に
埋め込まれた織物から成っており、さらに糸連行部材
(17,18,19;18′,18″)の前方フランクが、耐摩耗性の
材料から成るスリーブ状の補強部材(21,24,24′)によ
って覆われていることを特徴とする、エンドレスな糸ト
ラバースベルト。 2.前方フランク(23)が、糸トラバースベルト
(6′)に対して垂直に配置されている、特許請求の範
囲第1項記載のエンドレスな糸トラバースベルト。 3.前方フランク(23″)が最大ほぼ10度、ベルト走行
方向とは反対に垂直線から傾斜されている、特許請求の
範囲第1項記載のエンドレスな糸トラバースベルト。 4.糸連行部材(18″)の後方フランク(22′)が凸状
に延びている、特許請求の範囲第1項から第3項までの
いずれか1項記載のエンドレスな糸トラバースベルト。 5.糸連行部材(18′)の後方フランク(22)が凸状に
屈曲されて延びている、特許請求の範囲第1項から第3
項までのいずれか1項記載のエンドレスな糸トラバース
ベルト。 6.後方フランク(22)が、前方フランク(23)の端部
(23′)から、ほぼ10度で、糸トラバースベルト
(6′)に向かって傾斜して延びており、次いで方向を
変えて、強く傾斜されている、特許請求の範囲第5項記
載のエンドレスな糸トラバースベルト。 7.糸トラバースベルト(6′)と糸連行部材(18′)
との移行部が丸くされている、特許請求の範囲第1項か
ら第6項までのいずれか1項記載のエンドレスな糸トラ
バースベルト。 8.補強部材(24,24′)が、縦スリットを有していて
ばね弾性的なスリーブから成っており、該スリーブがそ
のばね力によって前方フランク(23,23′)を側方から
つかんで、糸連行部材(18,18″)と摩擦接続的に結合
されている、特許請求の範囲第1項から第7項までのい
ずれか1項記載のエンドレスな糸トラバースベルト。 9.スリーブ(24,24′)が、さび防止されたスチール
から成っている、特許請求の範囲第8項記載のエンドレ
スな糸トラバースベルト。 10.間隔をおいて糸連行部材を備えており、該糸連行
部材が、糸トラバースベルトの狭幅側に配置されており
かつのこ歯形状を有している形式の、あや巻きボビンを
製造する機械における糸トラバース装置のためのエンド
レスな糸トラバースベルトを製造する方法において、紡
績糸及び金属糸又はその何れか一方から織物を製造し、
該織物を、ゴム弾性的な材料内に埋め込み、かつこのよ
うにして得られた構造物のベルト状条片を打ち抜き成形
して、糸連行部材を残し、続いて糸連行部材の前方フラ
ンクを、スリーブ状の補強部材で覆うことを特徴とす
る、エンドレスな糸トラバースベルトの製法。 11.糸トラバースベルトの両端部を突き合わせ、次い
で両端部をオーバーラップして互いに接着、溶着あるい
は加硫する、特許請求の範囲第10項記載の製法。 12.間隔をおいて糸連行部材を備えており、該糸連行
部材が、糸トラバースベルトの狭幅側に配置されており
かつのこ歯形状を有している形式の、あや巻きボビンを
製造する機械における糸トラバース装置のためのエンド
レスな糸トラバースベルトを製造する方法において、紡
績糸及び金属糸又はその何れか一方から織物を製造し、
該織物を、互いに上下に複数積み重ね、これらの織物の
間に曲がり易い糸連行部材を挿入し、次いで全体をゴム
弾性的な材料内に埋め込み、続いて糸連行部材の前方フ
ランクを、スリーブ状の補強部材で覆うことを特徴とす
る、エンドレスな糸トラバースベルトの製法。 13.糸トラバースベルトの両端部を突き合わせ、次い
で両端部をオーバーラップして互いに接着、溶着あるい
は加硫する、特許請求の範囲第12項記載の製法。
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