JPS5924684B2 - 紙葉類搬送用無端ベルト - Google Patents

紙葉類搬送用無端ベルト

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JPS5924684B2
JPS5924684B2 JP15863280A JP15863280A JPS5924684B2 JP S5924684 B2 JPS5924684 B2 JP S5924684B2 JP 15863280 A JP15863280 A JP 15863280A JP 15863280 A JP15863280 A JP 15863280A JP S5924684 B2 JPS5924684 B2 JP S5924684B2
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JP
Japan
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rubber
paper sheets
belt
endless belt
sheets according
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JP15863280A
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JPS5781041A (en
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仁史 広沢
和男 内岡
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Nitta Corp
Original Assignee
Nitta Belt KK
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、自動改札機、現金預金支払機等において、
紙幣、切符等の紙葉類をベルト間の挾み力により多方向
に搬送する無端ベルトに関するものである。
従来、この種の無端ベルトを使用した自動改札機等の搬
送装置は、第1図に示す様に紙葉類1をヘルド間に挾み
込んで搬送する方法をとつておわ、そのためほとんどと
云つてよい程紙葉類1の方向を変換する個所2が存在す
る。
この方向を変換させる個所2には、ガイドプーリ3を設
けることにより行なうのが常であわ、このプーリ3上に
おいて、プーリ3に接した側のベルト4と、プーリ3に
接していない側のベルト5は、各々巻き付け長さが異な
わ、そこには周長差が生じる。
今、同一厚さ2をの無端ヘルド4及び5は、別個の、駆
動系により等速度で駆動される同一プーリ径Rの、駆動
プーリ6、Tとガイドプーリ3、8、9、10、11に
懸架されている。
そこで、、駆動プーリ6、Tが各々矢印の方向に等速度
で回転すれば、ガイドプーリ3上で、無端ベルト4及び
5の巻き付け長さは、巻き付け角をθとすると、それぞ
れ(R+を)θ、(R+3を)θとなわ、無端ヘルド4
及び5の巻き付け長さに2をθの差が生じていることに
なる。
この差は、駆動プーリ6、7とガイドプーリ3のプーリ
間隔が長ければ、その間で吸収することが可能であるが
、コンパクト化、高速化を目ざす自動改札機、現金預金
支払機等では、長くとることができないのが現状である
従つて、無端ベルト4及び5の搬送面間でスペリが与え
られず、完全に密着した状態でガイドプ一り3を通過す
ると、無端ベルト5は2tθの長さ分だけ伸ばされたま
まとなり、たるみ部分12が生じることになる。
この状態て搬送が繰返し行なわれると、ベルト間の隙間
13が徐々に大きくなり、たるみ部分12が,駆動プー
リ6,7間にかみ込んだり、それが原因でベルトの走行
が不安定となり1ひいてはプーリから逸脱することにな
る。
さらに、ベルト間の極度の摩擦により発熱し、ベルトの
早期摩耗や異常音が発生したりして、紙葉類の搬送に支
障をきたすようになる。そこで、この発明の目的とする
ところは、1駆動プーリ6,7までにガイドプ一り3上
で発生した周長差を吸収するために、搬送面どうしの摩
擦係数を極力小さくし、強制的にスベリを与えてやるこ
とにより、上記従来例の欠点を解消し紙葉類を正確にし
かも円滑に搬送することのできる無端ベルトを提供する
ことにある。
以下、この発明の構成を一実施例として示した図面に従
つて説明する。
ポリエステル糸、ナイロン糸等の合成繊維から成るシー
ムレス織布心体14に、接着処理を施したのち、カーボ
ンブラツク、シリカ系補強剤等で補強したアクリロニト
リルゴムまたはポリブタジエンゴムまたはハイパロンゴ
ムまたは熱硬化性ポリウレタンゴムを含浸し、強固に圧
搾加硫してゴム層15を形成し、繊維間の空隙を完全に
埋め込み繊維間の結合を強固にしている。
さらに、ゴム層15の搬送面となる側16は、摩擦係数
を少なくし、且つ紙葉類に対しては適度な把持力を保つ
ため、圧搾加硫時にゴムが多量に流れ込まぬようゴムの
粘度、加硫圧力を規制し織布心体14の緯糸17及び経
糸18の織目により形成された凹凸を維持している。
又、ゴム層15のプーリ面となる側19は、プーリとの
均一な摩擦係数及び一定したピツチラインを得るために
ゴム層15を研磨加工している。
以上の様に構成されたこの発明の無端ベルトは、第2図
に示した様に自動改札機等の搬送装置にレイアウトされ
ており、紙葉類の搬送面となる側16に0.03Tfr
1n以下の薄いゴム層が形成さわぅ無端ベルト4と5と
の搬送面間の動摩擦係数を0.1〜0.3とし、紙葉類
1と両無端ベルト4,5との動摩擦係数を0.3〜0.
5として保持されるため、ガイドプーリ3上で発生した
周長差は、無端ベルト4及び5の搬送面間でスベリが生
じ、5駆動プーリ6,7へ搬送されるまでに吸収され、
しかも紙葉類1に対しては適度な把持力を保つため紙葉
類1を円滑に搬送することができる。さらに、プーリ面
となる側19には、0.3〜0.5wrmのゴム層が形
成され、研磨加工を施したことにより、プーリと均一な
摩擦係数が得られることや、一定したピツチラインが得
られるため、安定した周速が保持できる。
ここで使用した織布心体14の緯糸17及び経糸18は
、ポリエステル糸、ナイロン糸等の合成繊維から成つて
卦り、シームレス状に織つたものであり、短繊維、長繊
維のいずれを用いてもよい。
尚、自動改札機、現金預金支払機等の近年の装置に見受
けられるコンパクト化を実現するためには、ベルトの性
質として、低モジユラス、大きな張り率が必要であり、
特にポリエステル糸を用いた場合には、短繊維の方が長
繊維に比べ、低モジユラスが得られ、そのためプーリに
取り付ける時に1〜3%の張り率を与えても張力が小さ
く、ベアリング等の軸受に対する負荷が小さくてすみ軸
受寿命が延びることや、全体の負荷が小さくなりモータ
容量を小さくできる等の利点がある。又、プーリ上での
繰返し曲げに対し、疲労を低下させ、耐久性を向上させ
ることと、シームレス織布と合成ゴム間の接着を強固に
するため、織布心体の経糸に、無撚の単糸もしくは、撚
数3〜5回/10CTfL以下の紡績糸を用いた。さら
にベルトの横剛性を保持し、ベルト間に卦いて、紙葉類
全体が均一に挟み込まれるように、織布心体の緯糸にモ
ノフイラメント糸を用いた。
ゴム層15としては、ベルト間でスベリが生じても摩耗
が促進されない特性が必要であるため、カーボンブラツ
ク、シリカ系補強剤などで補強したニトリルゴムまたは
ポリブタジエンゴム、もしくは・・イパロンゴへ熱硬化
性ポリウレタンゴムを選択した。これらのゴムの使い分
けは、特に導電性を必要とする場合には、ニトリルゴム
、ポリブタジエンゴムを、特に汚れの付着を嫌う場合に
熱硬化性ポリウレタンゴムを、特に耐オゾン性を要求さ
れるところにはハイパロンゴムを用いるとその効力が発
揮できる。ゴム硬度としては、実験の結果、JIS硬度
で70〜90のものが耐摩耗性、横剛性の面で優れてい
ることが判つた。
以上説明した様に、この発明の無端ベルトは、搬送面ど
うしの摩擦係数を極力小さくし、搬送面間にスベリを与
え、ガイドプ一り3上で発生した周長差を吸収し、紙葉
類1に対しては適度な把持力を保ち紙葉類1を傷めるこ
となく、正確にしかも円滑に搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来例の無端ベルトを自動改札機等の搬送装
置にレイアウトした状態を示す説明図。 第2図は、この発明の無端ベルトを自動改札機等の搬送
装置にレイアウトした状態を示す説明図。第3図は、こ
の発明の無端ベルトの長手方向切断面図。第4図は、こ
の発明の無端ベルトの幅方向切断面図。第5図は、この
発明の無端ベルトの心体として用いたシームレス織布の
斜視図。1・・・・・・紙葉類、14・・・・・・シー
ムレス織布、15・・・・・・ゴム層、16・・・・・
・搬送面となる側、17・・・・・・緯糸、18・・・
・・・経糸、19・・・・・・プーリ面となる側。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 紙葉類をベルト間の挾み力により多方向に搬送する
    ベルトにおいて、上記ベルトを合成繊維を心体にしたシ
    ームレス織布に、カーボンブラック、シリカ系補強剤を
    含有する合成ゴムを含浸させて、ゴム層を形成し、強固
    に圧搾加硫することにより、前記ゴム層の搬送面となる
    側に前記シームレス織布の緯糸及び経糸より形成された
    凹凸を維持し、さらにゴム層のプーリ面となる側に研磨
    加工を施したことを特徴とする紙葉類搬送用無端ベルト
    。 2 合成ゴムがニトリルゴムもしくはポリブタジエンゴ
    ムもしくはハイパロンゴムの1種以上のゴムである特許
    請求の範囲第1項記載の紙葉類搬送用無端ベルト。 3 合成ゴムが熱硬化性ポリウレタンゴムである特許請
    求の範囲第1項記載の紙葉類搬送用無端ベルト。 4 ベルトの経糸が無撚の単糸である特許請求の範囲第
    1項記載の紙葉類搬送用無端ベルト。 5 ベルトの経糸が撚数5回/10cmの紡績糸である
    特許請求の範囲第1項記載の紙葉類搬送用無端ベルト。 6 ベルトの緯糸がモノフィラメント糸である特許請求
    の範囲第1項記載の紙葉類搬送用無端ベルト。
JP15863280A 1980-11-10 1980-11-10 紙葉類搬送用無端ベルト Expired JPS5924684B2 (ja)

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JP15863280A JPS5924684B2 (ja) 1980-11-10 1980-11-10 紙葉類搬送用無端ベルト

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JP15863280A JPS5924684B2 (ja) 1980-11-10 1980-11-10 紙葉類搬送用無端ベルト

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Publication Number Publication Date
JPS5781041A JPS5781041A (en) 1982-05-20
JPS5924684B2 true JPS5924684B2 (ja) 1984-06-11

Family

ID=15675946

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JP15863280A Expired JPS5924684B2 (ja) 1980-11-10 1980-11-10 紙葉類搬送用無端ベルト

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Families Citing this family (7)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS5781041A (en) 1982-05-20

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