JPH0627865Y2 - 平ベルト - Google Patents

平ベルト

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JPH0627865Y2
JPH0627865Y2 JP1986095083U JP9508386U JPH0627865Y2 JP H0627865 Y2 JPH0627865 Y2 JP H0627865Y2 JP 1986095083 U JP1986095083 U JP 1986095083U JP 9508386 U JP9508386 U JP 9508386U JP H0627865 Y2 JPH0627865 Y2 JP H0627865Y2
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JP
Japan
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flat belt
belt
width direction
main body
longitudinal direction
Prior art date
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JP1986095083U
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English (en)
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JPS631948U (ja
Inventor
重光 杼森
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Nitta Corp
Original Assignee
Nitta Corp
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  • Belt Conveyors (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は,例えば紙管を製造する際に用いられる平ベル
ト,あるいは変速機構を有する動力伝達装置に用いられ
る平ベルトのように,ねじれや幅方向に力が加えられて
使用される平ベルトに関する。
(従来の技術) 例えば,紙管は,第4図に示すように,紙テープ41をマ
ンドレル42に螺旋状に巻き付けられて製造される。マン
ドレル42に巻き付けられた紙テープ41は,平ベルト43に
より軸方向に搬送される。平ベルト43はマンドレル42に
巻き付けられた紙テープ41に巻きかけられており,平ベ
ルト43の移動に伴って紙テープ41が螺旋送りされる。こ
のように,紙管の製造に用いられる平ベルト43は,紙テ
ープ41に巻きかけられているため,ねじれの力等によ
り,長手方向に亀裂が発生するおそれがある。また,平
ベルト43は帯状物の両端が無端状に接合されているため
この接合部が離れるおそれもある。
変速機構を有する動力伝達装置は,例えば第5図に示す
ように,原動側の段プーリ50と従動側の段プーリ60とに
平ベルト70が巻き掛けられている。各段プーリ50および
60は大径部51および61と小径部52および62とをそれぞれ
有し,一方の段プーリ50(または60)の大径部51(また
は61)は他方の段プーリ60(または50)の小径部62(ま
たは52)に対向しており,平ベルト70は,各段プーリの
対向した部分に巻き掛けられる。段プーリ50と60との間
には,平ベルト70を幅方向に移動させるための一対のシ
フティングローラ80が配設されている。そして,従動側
のプーリの回転数を変更する場合には,例えば原動側の
段プーリ50の大径部51および従動側段プーリ60の小径部
62に巻き掛けられた平ベルト70が,シフティングローラ
80にて幅方向に移動され,第5図二点鎖線で示すように
平ベルト70は原動側の段プーリ50の小径部52および従動
側段プーリ60の大径部61に巻き掛けられる。これによ
り,平ベルト70によって従動側のプーリの回転数が変更
される。この変速に際して,平ベルト70は,各段プーリ
50および60の段差53および63を乗り越えなければなら
ず,この乗り越え時に平ベルト70に長手方向の亀裂が発
生するおそれがある。
従来,平ベルトは,抗張体として,コードまたは帆布を
有していた。しかし,抗張体として,コードのみが配設
された平ベルトは,長手方向に対しては高強度である
が,幅方向に対しては充分な剛性が得られず,長手方向
に亀裂が形成されるおそれがある。幅方向の剛性が充分
でないために,ベルトが2つに折れたり,幅方向の側端
面からは,コードがはみ出しやすくなる。抗張体として
帆布を用いた平ベルトは,長手方向および幅方向のそれ
ぞれに,ある程度の剛性を有するものの,長手方向に対
しては,コードを抗張体としたときほどの充分なベルト
張力が得られない。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は,上記従来の問題点を解決するものであり,そ
の目的は,長手方向および該長手方向に直交する幅方向
のいづれの方向にも剛性に優れた平ベルトを提供するこ
とにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案の平ベルトは,無端帯状のベルト本体内の上下方
向中間部に,長手方向を該ベルト本体の長手方向に一致
させて,該長手方向に直交する幅方向の略全域にわたっ
て並べられた複数のコードと,該ベルト本体の上層及び
/又は下層に,ベルト幅方向の略全域にわたって埋設さ
れた織布とを 抗張体として有し, 該織布のベルト幅方向に配設された緯糸がポリアミド系
繊維のモノフィラメントである平ベルトであり,そのこ
とにより上記目的が達成される。
(実施例) 以下に本考案の実施例について説明する。
本考案の平ベルトは,第1図に示すように,無端帯状の
本体部1と,該本体部1内に配設された抗張体としての
複数のコード2,2,…および織布3とを有する。
各コード2は、幅方向の略全域にわたって並べられてお
り、また、帆布3も幅方向の略全域にわたっている。
本体部1は,ニトリルゴム,クロロプレンゴム,スチレ
ンゴム,ウレタンゴム等の合成ゴム製である。その硬度
は60〜90 JIS(A)が好ましい。
各コード2,2,…は,本体部1の長手方向に略平行で
あって,例えば本体部1の厚さ方向の略中程に,本体部
1の幅方向に並設されている。コード2は,ポリエステ
ル繊維,ポリアミド繊維,ガラス繊維,炭素繊維,アラ
ミド繊維等の撚り線が用いられる。コード2の太さは,
平ベルトの必要張力により適宜選定されるが,1000〜50
00デニールが好ましい。
平ベルトとして,第4図に示す糸管製造に際して,ある
いは第5図に示す変速機構付き伝動装置等に用いられ
て,幅方向の剛性が特に必要とされる場合には,その幅
方向に延びる緯糸として,直径が0.2〜0.5mmのモノフィ
ラメントを用いた織布を用いる。
この実施例では,2枚の織布3,3を本体部1の厚さ方
向の中程に並設された各コード2,2,…の上方および
下方に配設する構成としたが,本考案の平ベルトはこの
ような構成に限らず,例えば,第2図および第3図に示
すように3枚用いる構成であってもよい。第2図では,
各コード2を,本体部1内の厚み方向の中程より上方に
て幅方向に並設し,各コード2の下方に,3枚の織布
3,3,3を積層して配置したものである。また,第3
図では,本体部1の上部に1枚の織布3を配設し,該織
布3の下方に各コード2を幅方向に並設し,さらに各コ
ード2の下方に2枚の織布を積層して配設したものであ
る。
(考案の効果) 本考案の平ベルトは,このように,抗張体として,コー
ドと,緯糸がポリアミド繊維のモノフィラメントである
織布とを有しているため,長手方向のみならず幅方向の
剛性にも優れている。従って,管状物に巻回されて使用
されて捩の力を受ける場合,あるいは,変速機構を有す
る伝動装置のように,幅方向に力が加わる場合にも,長
手方向に亀裂等が発生するおそれがない。本体部はコー
ドおよび織布により一体的に構成されるため,本体部の
側端面からコードが露出するおそれもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の平ベルトの一例を示す断面斜視図,第
2図は本考案の平ベルトの別の例の横断面図,第3図は
本考案の平ベルトのさらに別の例の横断面図,第4図は
紙管製造を説明する模式図,第5図は変速機構付き動力
伝達装置の説明図である。 1……本体部,2……コード,3……織布。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】無端帯状のベルト本体内の上下方向中間部
    に,長手方向を該ベルト本体の長手方向に一致させて,
    該長手方向に直交する幅方向の略全域にわたって並べら
    れた複数のコードと,該ベルト本体の上層及び/又は下
    層に,ベルト幅方向の略全域にわたって埋設された織布
    とを抗張体として有し, 該織布のベルト幅方向に配設された緯糸がポリアミド繊
    維のモノフィラメントである平ベルト。
JP1986095083U 1986-06-20 1986-06-20 平ベルト Expired - Lifetime JPH0627865Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10570990B2 (en) 2014-05-16 2020-02-25 Nitta Corporation Endless flat belt and method for manufacturing the same

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JP2017100848A (ja) * 2015-12-02 2017-06-08 ニッタ株式会社 無端状平ベルトおよびその製造方法

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JPS631948U (ja) 1988-01-08

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