JP2735170B2 - 冷凍冷蔵庫の製氷装置 - Google Patents

冷凍冷蔵庫の製氷装置

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JP2735170B2
JP2735170B2 JP5221753A JP22175393A JP2735170B2 JP 2735170 B2 JP2735170 B2 JP 2735170B2 JP 5221753 A JP5221753 A JP 5221753A JP 22175393 A JP22175393 A JP 22175393A JP 2735170 B2 JP2735170 B2 JP 2735170B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷蔵庫等に組み込まれ
る製氷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年冷蔵庫に製氷機が組み込まれて使用
されることが多い。この種の製氷装置としては、例えば
実公昭51−3082号に開示された構成が知られてい
る。以下実公昭51−3082号に開示された従来技術
の製氷装置について説明する。図16は、従来技術の製
氷装置の概略図である。
【0003】従来技術の製氷装置200は、大きく分け
て製氷皿201、反転装置202、ポンプ203、計量
タンク205、給水タンク206および配管207によ
って構成される。この内製氷皿201、反転装置202
は、冷蔵庫の冷凍室内にあり、その他の部材は冷蔵室内
に配置される。
【0004】製氷皿201は、内部の水を凍らせる皿で
ある。反転装置202はギア列が内蔵されており、製氷
皿201を反転すると共に、製氷皿201に捩じりを加
え、離氷させる働きをする。
【0005】計量タンク205は、計量室212と水溜
め室213とに仕切られた水槽である。そして両者を仕
切る仕切り壁には、小さい孔が設けられており、計量室
212の水位が下がると水溜め室213から水がゆっく
りと流れ込むようになっている。尚計量タンクの上面
は、開放されている。
【0006】ポンプ203は、モータ部210とポンプ
部211により構成される。従来技術の製氷装置200
では、ポンプ203が採用されていた。すなわち従来技
術で採用するポンプ203は渦巻きポンプであったため
自吸性を持たない。そのため従来技術の製氷装置200
では、ポンプ203のポンプ部211は、直接計量室2
12内に挿入されていた。
【0007】給水タンク206は、密閉状のタンク本体
に蓋217が設けられたものである。そして蓋217に
は開閉弁が設けられている。給水タンク206は、内部
に水が入れられ、蓋217を下にして計量タンク205
の上に配置され、前記した開閉弁の一部が給水タンク2
06の水溜め室213の底と当接する。
【0008】従来技術の製氷装置200では、給水タン
ク206内の水が計量タンク205内に落ち、水溜め室
213を経て計量室212に水が満たされる。そして水
は、計量室212内に挿入されたポンプ203によって
汲み上げられ、配管207を通って製氷皿201に給水
される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の製氷装置2
00は、冷蔵庫に内蔵される装置として広く利用されて
いる。しかしながら従来技術の製氷装置200は、計量
タンク205内の水が腐敗したり、氷に異臭が移る問題
がある。
【0010】即ち従来技術の製氷装置200は、計量タ
ンク205を必須とし、当該計量タンク205の部分で
水が空気中に露出する。より詳細には、従来技術の製氷
装置200では、ポンプ203に渦巻きポンプを採用す
るため、計量タンク205の上からポンプ203のポン
プ部211だけを計量タンク205中に挿入しなければ
ならない。また従来技術では、計量タンク205への水
の補給は、給水タンク206から水を落込むことによっ
て行う構成が採用されている。従って従来技術で必須と
する計量タンク205は、どうしても上面が開放された
ものとならざるを得ない。
【0011】加えて、製氷皿201への給水は、常時行
われる性質のものではなく、氷の消費量によっては、相
当期間の間製氷皿への給水がなされない場合も珍しくな
い。
【0012】従って製氷皿への給水がなされない間は、
計量タンク内の水は、全く置換されない。そしてこの間
に、冷蔵室内に浮遊する塵等が計量タンクの水面に落
ち、更に長期間の間に水内の塵等が腐敗する。あるいは
長期の間に冷蔵庫内の異臭成分を持つガスが計量タンク
の表面から水中に溶け込み、できた氷が異臭を放つ場合
がある。
【0013】本発明は、従来技術の上記した欠点に着目
し、給水経路中で水が空気中に露出する機会を減らし、
水の腐敗や異臭の発生を防止することができる製氷装置
を提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】そして上記した目的を達
成するための本発明の特徴は、冷蔵室内に設けられ着脱
が自在な給水タンクと、前記冷蔵室よりの下方に位置す
る冷凍室内に配設した製氷皿と、給水タンクの水を製氷
皿に導く自吸性のポンプとを有し、前記給水タンクと前
記ポンプとは前記給水タンクを冷蔵室内に装着した際に
前記給水タンク内の水面より上方に位置する部分を有す
る吐出管の先端に設けた管継手部材(A)と前記ポンプ
の吸い込み側に連通する管継手部材(B)とを結合し、
前記ポンプの正回転により前記給水タンク内の水は前記
ポンプを通じて前記製氷皿に給水され、前記給水の後に
は一定時間自動的に前記ポンプを逆回転して給水タンク
内の水面より上方に位置する部分から製氷皿の上部に至
る給水経路内の残留水を前記給水タンク内に強制回収さ
せるようにした冷凍冷蔵庫の製氷装置。
【0015】ここで前記吐出管は給水タンクの上面から
突出させることが望ましい。 また吐出管に設けられた管
継手部材(A)はノズル状をしており、ポンプの吸い込
み側に設けられた管継手部材(B)は管状であって内部
にシール部材が配されており、前記管継手部材(A)は
前記管継手部材(B)内に挿入され、前記シール部材に
よって両者の間が水密されて前記管継手部材(A)と前
記管継手部材(B)が結合されることが望ましい。
【0016】さらに前記した発明の好ましい実施態様の
発明は、給水タンクは、内部にフィルターケースを有
し、前記フィルターケースの容積は、製氷皿への必要給
水量相当であり、且つ前記フィルターケースにはフィル
ターが内蔵されていると共に前記吐出管の後端が配設さ
れている。
【0017】また、前記と異なる観点から前記発明に改
良を加えた発明は、給水タンク装着 部とポンプ配置部を
具備するフレームを有し、前記給水タンク装着部には給
水タンクが着脱自在に取り付けられ、ポンプ配置部は底
部と側面が壁によって囲まれており、ポンプは前記壁に
よって囲まれた中に配置されている。
【0018】ここでポンプ配置部の底部には水抜き孔が
設けられていることが望ましい。また前記と同様の目的
を達成するための、もう一つの発明は、着脱自在な給水
タンクと、フレームと、ポンプと、製氷皿と、これらを
結ぶ配管が冷蔵庫内に内蔵され、前記給水タンクには内
部と連通する吐出管が突出しており、前記吐出管の先端
にはノズル状の管継手部材(A)が設けられていると共
に前記管継手部材(A)の近辺に当接部が設けられ、前
記ポンプは冷蔵庫内に設けられたフレームに固定され、
前記ポンプの吸い込み側には管状の管継手部材(B)が
設けられており、また前記フレームあるいは管継手部材
(B)のいずれかには係止部材が設けられており、前記
給水タンクが冷蔵庫に装着された際に、吐出管に設けら
れた前記管継手部材(A)とポンプの吸い込み側に設け
られた前記管継手部材(B)が結合可能であり、且つ前
記吐出管に設けられた当接部に前記係合部材が係合し、
前記管継手部材(A)の前記管継手部材(B)からの離
脱を防止する。
【0019】また上記した発明に改良を加えた発明は、
前記フレームには、給水タンクを離脱方向に押圧する押
圧部材が設けられている。
【0020】ここで給水タンクはタンク本体と蓋体によ
って構成され、前記蓋体はタンク本体から取り外し可能
であることが望ましい。
【0021】
【作用】本発明の冷凍冷蔵庫の製氷装置は、ポンプに自
吸性を備えるものを採用する。そしてポンプの吸い込み
側は、配管によって給水タンクの内部と接続されてい
る。そのため本発明では、ポンプの回転によって、給水
タンクから直接的に水が吸い出され、配管を通じて製氷
皿に給水される。したがって、給水タンクから製氷皿に
至る間に、水が空気と接する機会は少ない。
【0022】また本発明の冷凍冷蔵庫の製氷装置では、
製氷皿への給水後一定時間の間、ポンプが逆回転される
ので、給水配管内に残留した水は、ポンプを通じて給水
タンク内に回収される。
【0023】さらに本発明の冷凍冷蔵庫の製氷装置で採
用する給水タンクは着脱自在であり、給水タンクには、
内部と連通する吐出管が突出し、さらに吐出管の先端に
は管継手部材(A)が設けられている。また一方ポンプ
は冷蔵室内に固定されていて、ポンプの吸い込み側には
管継手部材(B)が設けられている。そのため本発明で
は、給水タンクを冷蔵庫に装着する際に管継手部材
(A)と管継手部材(B)とを結合することにより、ポ
ンプの吸い込み側と、給水タンクの内部とが連通され
る。
【0024】本発明の冷凍冷蔵庫の製氷装置では、給水
タンクとポンプとは前記給水タンクを冷蔵室内に装着し
た際に前記給水タンク内の水面より上方に位置する部分
を有する吐出管に設けた管継手部材(A)と前記ポンプ
の吸い込み側に連通する管継手部材(B)とを結合して
いるものである。即ち吐出管の一部は給水タンク内の水
面より上方に位置しているからポンプが逆回転して給水
タンクと製氷皿間の給水経路内に残留する水を給水タン
ク内に回収させた以後において前記給水経路内に自然に
給水タンクから水が流れ込む事はない。従って冬季など
前記給水経路内に水が残留して長時間製氷しない場合に
起る異臭の発生、不衛生などは起きない。ポンプの逆回
転により給水タンクと製氷皿間の経路内の水を給水タン
クに戻す機能を果す為には給水タンク内の水面より吐出
管の一部を位置させる事が必要である。若し、上記の機
能を取らない場合には給水タンクからの水が給水経路内
に侵入することを防止する特殊な構成が必要になる。
【0025】さらに管継手部材(A)にノズル状のもの
を採用し、管継手部材(B)に管状のものを採用する場
合には、単に管継手部材(A)を管継手部材(B)に差
し込むことにより、ポンプの吸い込み側と、給水タンク
の内部とが接続される。また両者の間は、シール部材に
よって水密が担保される。
【0026】また給水タンクの内部にフィルターケース
を有する構成では、フィルターケースの容積は、製氷皿
への必要給水量相当であるから、ポンプがフィルター内
の水を汲みだして製氷皿内に水がほぼ満たされた状態に
なると、ポンプは空気を吸って送水量が急激に減少す
る。そのため製氷皿への給水量はより正確なものとな
る。
【0027】加えて本発明は、ポンプがフレームに設け
られた壁によって囲まれた中に配置されているので、ポ
ンプの運転音が外部に洩れない。
【0028】さらにポンプ配置部の底部には水抜き孔が
設けられているので、万一ポンプのシールから水漏れし
ても、ポンプ配置部に水が溜まることはない。
【0029】本発明では、内部と連通する吐出管が給水
タンクから突出し、吐出管の先端にはノズル状の管継手
部材(A)が設けられており、一方ポンプの吸い込み側
には管状の管継手部材(B)が設けられている。そのた
め単に管継手部材(A)を管継手部材(B)に差し込む
ことにより、ポンプの吸い込み側と、給水タンクの内部
とが接続される。そして本発明で採用する管継手部材
(A)の近辺に当接部が設けられており、さらにフレー
ムあるいは管継手部材(B)のいずれかには係止部材が
設けられているので、係止部材が当接部に係合し、管継
手部材(A)と管継手部材(B)はより強固に接合され
る。
【0030】また本発明では、フレームに、給水タンク
を離脱方向に押圧する押圧部材が設けられているので、
給水タンクをフレームに装着する場合には、押圧部材に
抗して給水タンクをフレームに押しつける事となる。そ
して前記した係止部材が当接部に係合すると、押圧部材
の押圧力が係止部材に負荷されるので、手にかかる押圧
力が急激に減ずる。そのため給水タンクが装着が節度感
をもって確認できる。
【0031】
【実施例】以下更に本発明の具体的実施例について説明
する。図1は、本発明の具体的実施例の製氷装置の概略
図である。図2は本発明の具体的実施例の製氷装置の断
面図である。図3は、図2の製氷装置で採用する給水タ
ンクの断面図である。図4は、図3の給水タンクの蓋体
の分解斜視図である。図5は、図3の給水タンクの蓋体
の構成を示す断面図である。図6は、図3の給水タンク
の内部の構成を示す解斜視図である。図7は、吐出管の
後端部分の変形実施例を示す分解斜視図である。図8
は、吐出管の後端部分の変形実施例を示す断面図であ
る。図9は、図2の製氷装置の要部の斜視図である。図
10は、図2の製氷装置のポンプ周辺の分解斜視図であ
る。図11は、図2の製氷装置のポンプの斜視図であ
る。図12は、ポンプの吸い込み側に設けたフィルター
の断面図である。図13は、図2の製氷装置において給
水タンクとフレームの結合時の挙動を示す断面図であ
る。図14は、吐出管の管継手(A)とポンプの吸い込
み側に設けられた管継手部材(B)との嵌合状態を示す
断面図である。図15は、本発明の具体的実施例の製氷
装置の動作を示すフローチャートである。
【0032】先ず本実施例の製氷装置1の基本構成を図
1を参照しつつ説明する。尚図1は、本実施例の製氷装
置1の概略構成を説明するものであり、後記するフレー
ム8は図示されていない。本実施例の製氷装置1は、製
氷皿2、反転装置3、貯氷容器5、ポンプ6、給水タン
ク7、および配管4,9によって構成される。即ち本実
施例の製氷装置1には、従来技術で必須であった計量タ
ンクに相当する部材はない。
【0033】本実施例の製氷装置1は、冷蔵庫内に配置
される。より具体的には、上記した構成物の内製氷皿
2、反転装置3および貯氷容器5は下段の冷凍室10内
にあり、ポンプ6と給水タンク7は上段の冷蔵室11内
に配置される。また配管4は、給水タンク7とポンプ6
を結合するものである。一方配管9はポンプ6と製氷皿
2とを結合する。ここで配管4は、隙間無く連続的に接
続されており、一方配管9は、製氷皿2の上面にノズル
13が開口し、ノズル13から製氷皿2に注水する構成
が採用されている。
【0034】上記した製氷装置1の構成物の内、製氷皿
2、反転装置3および貯氷容器5は公知のそれと何ら異
なるところはない。簡単に説明すると、製氷皿2は、内
部の水を凍らせる皿である。反転装置3はギア列が内蔵
されており、製氷皿1を反転して離氷させる働きをす
る。貯氷容器5は、製氷皿2の下にあり、製氷皿2から
落下した氷を貯めておく容器である。
【0035】本実施例の製氷装置1の特徴的な構成は、
主としてポンプ6と給水タンク7、配管4,9およびこ
れらを支持するフレーム8にある。
【0036】給水タンク7から説明すると、給水タンク
7は、アクリルニトロスチレン等の樹脂を素材としたタ
ンク本体15と、同じくアクリルニトロスチレン等によ
って成形された蓋体16、およびフィルター等の付属品
によって作られたものである。
【0037】ここでタンク本体15は、上面が開放され
た容器である。そしてタンク本体15の開口部18の周
囲には、小さなフランジ20が形成されている。
【0038】一方タンク本体15の底面は、凸状をして
いると共に、底面の約3分の一の長さに渡っては、開口
部18に向かう勾配21が形成されている。
【0039】蓋体16はタンク本体15の開口部18と
合致する形状をした板状の部材であり、周囲にはタンク
本体15の開口端と嵌合する袋状部23が設けられてい
る。袋状部23の内部には、図示しないパッキングが配
されている。
【0040】また蓋体16の側面には、4つの突起25
が設けられている。当該突起25は、二個づつが一組と
なって対向する位置に配されている。突起25の対向す
る面には、図示しない孔が設けられている。突起25に
は、図4に示す様なロック部材26が回転可能に取り付
けられている。ロック部材26は、板状のものであり、
側面には前記した図示しない孔と嵌合する突起27が設
けられている。またロック部材26にはそれぞれ2つの
係合爪28が設けられている。
【0041】本実施例で採用する給水タンク15は、図
5の様に、タンク本体15の開口部に蓋体16が被せら
れる。この時蓋体16の周囲に設けられた袋状部23が
タンク本体15の開口端と嵌合する。そしてロック部材
26の係合爪28がタンク本体15のフランジ20の底
面と係合する。そのため蓋体16は、外れないようにタ
ンク本体15に取り付けられる。
【0042】蓋体16には前記した構成の他、注水用の
孔34が設けられており、この孔34には図3,図6の
様にキャップ33が装着されている。また蓋体16に
は、給水タンク15を引き出す際の把手として作用する
凹部31が形成されている。さらに蓋体16には中央部
に孔が設けられており、この孔に吐出管30が取り付け
られている。吐出管30は、吸い出し管部36と空気抜
き管部37が一体的に設けられたものである。即ち吸い
出し管部36は長い管状をしており、端部は図3の様
に、タンク本体15の底部まで至っている。
【0043】また吸い出し管部36の先端は、蓋体16
から上側に突出し、突出部分には管継手部材(A)35
が設けられている。管継手部材(A)35は、ノズル状
であり、水平方向に延びる。また管継手部材(A)35
の外周面には、環状の突起39が形成されている。吐出
管30の頂面42は、管継手部材(A)35の軸方向に
向かって低くなる勾配が形成されている。
【0044】一方空気抜き管部37は、極めて短い管状
をしており、タンク本体15の上面と、外部を連通する
ものである。
【0045】次に給水タンク7の内部に目を移すと、給
水タンク7の内部には、図3および図6の様にフィルタ
ーケース38およびフィルター40が配されている。
【0046】フィルターケース38は、漏斗状部材41
と収納部43によって構成されている。漏斗状部材41
は、細く作られた側の端部に係合溝45が形成されてお
り、漏斗状部材41は当該係合溝45で前記した吐出管
30の座部に取り付けられている。また漏斗状部材41
の大きく開放された側の端部の周面には、4つの係合突
起47が設けられている。
【0047】フィルターケース38の収納部43は、底
48と周壁50がある円筒状の部材である。
【0048】そして周壁50には、水を導入するための
開口51が4か所設けられている。また周壁50には、
「L」字状の嵌合溝53が設けられている。収納部43
は、「L」字状の嵌合溝53が漏斗状部材41の嵌合突
起47に嵌合されており、漏斗状部材41と収納部43
が一体となって一つのケースが形成されている。
【0049】また収納部43を僅かに回転することによ
り嵌合溝53と嵌合突起47の嵌合は解け、両者は容易
に分解することができる。
【0050】フィルターケース38の中には、フィルタ
ー40が収められている。本実施例で採用するフィルタ
ー40は、脱臭作用を有する活性炭を素材とするもので
あり、環状をしている。またフィルター40は、相当に
通過面積が小さく、水は比較的ゆっくりと通過する。
【0051】フィルター40は前記した様にフィルター
ケース38の中に配され、吐出管30の吸い出し管部3
6の開口は、フィルター40の中心部分に位置する。
【0052】ここで本実施例のフィルターケース38の
内容積について、好ましい設計条件を付言すると、フィ
ルターケース38の内容積は、フィルター40が専有す
る体積を除いた状態で、概ね製氷皿2への必要給水量に
等しい量が良い。より具体的には、フィルターケース3
8内の水面から、吸い出し管部36の後端面までのフィ
ルターケース38内の水量が、製氷皿2の満水時の水量
に等しいものとなることが望ましい。
【0053】尚フィルターケース38および、フィルタ
ー40は本発明を実施するにあたって必ずしも必要なも
のではなく、より簡易な構成のフィルターを採用するこ
ともできる。図7,図8は、簡易なフィルターを利用し
た構成である。変形実施例の構成では、吸い出し管部3
6の開口に、直接網状のフィルター55を当接させ、さ
らに吸い出し管部36の端部に押さえ部材56を取り付
け、押さえ部材56をもってフィルター55の脱落を防
止している。
【0054】次にフレーム8について説明する。前記し
た構成のフレーム8は冷蔵室11内に固定されている。
フレーム8は、樹脂によって作られたものであり、給水
タンク装着部60と、ポンプ配置部61とに区切られて
いる。
【0055】給水タンク装着部60は底板63と、高さ
の低い周壁65によって構成されている。そして底板6
3の長手方向の端部は、隆起していて吐出管収納部67
が形成されている。吐出管収納部67は上から見ると、
台形状をしており、給水タンク装着部60の端部側は幅
が広く、中央へ向かうに従ってテーパ状を形成して狭く
作られている。また吐出管収納部67の先端側、言い換
えると給水タンク装着部60の中央側には、開口68が
設けられている。
【0056】さらに給水タンク装着部60の開口68周
辺には、支持台70を介して管継手部材(B)71と係
合爪72が設けられている。管継手部材(B)71は、
図14の様に、フランジ状の基部73に、筒状部材75
が一体的に装着されたものであり、全体として管状をし
ている。
【0057】そして管継手部材(B)71の内部には、
シール部材76が挿入されている。シール部材76は、
ゴムまたは樹脂等の弾性を有する素材によって作られた
ものであり、筒状部材75の内壁と当接する円筒面と、
基部73に当接する平面とを有する。そして円筒面およ
び平面のそれぞれからリップ77,78が突出してい
る。すなわちシール部材76は、2つのリップ77,7
8よってシール作用を行うものであり、所謂ダブルシー
ル機能を備えるものである。
【0058】係合爪72は、棒状部材80の先端に爪8
1が設けられたものである。係合爪72は、軸83によ
って揺動可能に支持されている。そして係合爪72の棒
状部材80には図2、図13の様にバネ85が当接し、
係合爪72は、常時爪81が下向きに移動する様に付勢
されている。
【0059】また給水タンク装着部60のポンプ配置部
61に近い位置には、押圧レバー87が設けられてい
る、押圧レバー87は、軸88によってフレーム8に取
り付けられており、軸88を中心として揺動可能であ
る、また押圧レバー87の先端は、フレーム8の底板6
3に設けられた開口から下側に突出している。そして押
圧レバー87はバネ90によってポンプ配置部61から
離れる方向に向かって押圧されている。
【0060】ポンプ配置部61は、図10の様に底面9
1と側面92,93,94,95が設けられ、上面だけ
が開放されている。ポンプ配置部61は、前記した給水
タンク装着部60よりも深く作られている。ポンプ配置
部61の底面91には、水抜き孔99が設けられてい
る。またポンプ配置部61の側面92と95には、配管
を通すための切り欠き96とマウントを固定するための
孔97が設けられている。
【0061】本実施例の製氷装置1で採用するポンプ6
は、ギアポンプであり、自吸性を備えるものである。ポ
ンプ6は、ポンプ本体98にモータ100が一体化され
たものである。
【0062】ポンプ6は、ゴム製の防振マウント101
を介してポンプ配置部61に取り付けられている。ここ
で防振マウント101の形状について簡単に述べると、
防振マウント101はブロック状をしており、ポンプ6
のポンプ本体98側面および脚が挿入されるスリット1
03が幅方向に設けられている。
【0063】また防振マウント101の側面には、係合
突起105が設けられている。ポンプ6の取り付けに当
たっては、まずポンプ6が防振マウント101のスリッ
ト103内に装着され、しかる後防振マウント101が
フレーム8に配置され、防振マウント101の係合突起
105が孔97に係合される。
【0064】この様に本実施例の製氷装置1では、ポン
プ6は防振マウント101によってすっぽりと覆われて
おり、さらに防振マウント101の外側にはポンプ配置
部6の底面91と側面92,93,94,95によって
囲まれているので、後記する様にポンプ6が駆動したと
き、ポンプの騒音が、外部にもれることが少ない。
【0065】ポンプ6の吸い込み側と管継手部材(B)
71の間は、配管4によって結ばれている。尚本実施例
の製氷装置1では、ポンプ6の吸い込み側にある配管4
内には、図11および図12の様にフィルター108が
設けられている。フィルター108の取り付け部分に
は、水漏れを防止するために図12の様にOリング11
0が装着されている。
【0066】フィルター108は、100メッシュ程度
のものが推奨される。またポンプの吐出側には配管9が
取り付けられている。配管9は下に延びて、ノズル13
に接続され、さらにノズル13は製氷皿2の上部に開口
している。
【0067】以下本実施例の製氷装置1の作用を、製氷
装置の作動手順を追って説明する。本実施例の製氷装置
1の使用にあたっては、まず給水タンク7に水を入れ
る。給水タンク7に水を入れる場合は、キャップ33を
取り外し、孔34から給水タンク1内に注水することに
より行う。
【0068】尚給水タンク7内が汚れている場合は、ロ
ック部材26の係合爪28をタンク本体15のフランジ
20から外し、蓋体16全体をタンク本体15から取り
外して、タンク本体15を洗浄することができる。加え
て本実施例で採用する給水タンク7では、フィルターケ
ース38の収納部43の取り付けは、「L」字状の嵌合
溝53に漏斗状部材41の嵌合突起47を係合すること
により行われているので、収納部43を僅かに回転する
ことにより、フィルターケース38も分解可能であり、
容易に内部の清掃をすることができる。
【0069】給水タンク7内に水を入れた後、給水タン
ク7をフレーム8に取り付ける。本実施例の製氷装置1
では、給水タンク7の装着は、給水タンク7を水平に保
持し、図9,図13の様にフレーム8の給水タンク装着
部60の底板63と、冷蔵庫の底板112の間に給水タ
ンク7を押し込んで挿入することにより行う。
【0070】ここで給水タンク7の装着の際には、吐出
管30が、吐出管収納部67の広い開口から、テーパに
沿って内部に進み、吐出管30は吐出管収納部67の側
面によって保持されるので給水タンク7の横方向の移動
が規制される。そして吐出管30は吐出管収納部67の
先端にある開口68にいたる。
【0071】そしてなおも給水タンク7を押し込むと、
吐出管30の頂面42が図13に二点鎖線で示すように
係合爪72を上に押し上げる。そして吐出管30の先端
部に設けられたノズル状の管継手部材(A)35が管継
手部材(B)71の中に挿入される。
【0072】管継手部材(A)35が管継手部材(B)
71内に完全に挿入されると、係合爪72はバネ85の
力によって下に下がり、吐出管30の側面部と係合す
る。その結果管継手部材(A)35は管継手部材(B)
71から抜けない様に保持される。
【0073】一方管継手部材(A)35が管継手部材
(B)71の中に完全に挿入された時の内部の状態は、
図14の様であり、管継手部材(A)35の先端部分
が、シール部材76の二つのリップ77,78と当接
し、完全な水密が確保される。
【0074】また管継手部材(A)35の環状の突起3
9は、管継手部材(B)71の内壁と当接し、水密性の
向上が図られている。
【0075】上記した給水タンク7の装着作業は、本実
施例の製氷装置1のフレーム8に押圧レバー87が設け
られており、当該押圧レバー87が給水タンク7を押し
出す方向に作用するため、ある程度の抵抗を感じる作業
である。しかし給水タンク7が完全に装着されると、前
記したように吐出管30の垂直面に係合爪72が係合
し、係合爪72によって押圧レバー87の力が支持され
るため使用者の手に感じる抵抗は著しく減少す。
【0076】従って使用者は、手に感じる抵抗感の有無
によって給水タンク7が完全に装着されたかどうか知る
ことができる。
【0077】給水タンク7の装着が終ると、図示しない
制御回路の機能により、図15のフローチャートに従っ
て給水が行われる。即ち給水タンク7の装着が完了する
と、ステップ1で給水タイマー1が始動し、続いてステ
ップ2でポンプ6のモータ100が正回転する。
【0078】ここで本実施例の冷凍冷蔵庫の製氷装置1
で採用するポンプは、ギアポンプであり、自吸性を有す
るため、モータ100の回転によって水が給水タンク7
から直接吸上げられる。即ち水は給水タンク7内に挿入
された吸い出し管部36から管継手部材(A)35,
(B)71を経てポンプ6に入る。そしてポンプ6から
配管9を経てノズル13から水が吐出される。
【0079】給水タイマー1が満了するとポンプ6が逆
回転に切り換えられ、ノズル13からの水の吐出は停止
する。この時製氷皿2には、水が満たされた状態になっ
ている。
【0080】このように本実施例の製氷装置1では、製
氷皿2へ吐出する水量の制御は、タイマー1でモータの
回転数を制御することによって行なわれている。本実施
例で採用するポンプ6はギアポンプであるから、モータ
の総回転数にほぼ比例した吐出水量が得られる。そのた
めモータの回転時間を一定に定めることにより、希望す
る水量が得られるのである。
【0081】尚フィルターケース38の内容積を製氷皿
2への必要給水量に等しい量とすると、ポンプ6が必要
量を送水した後は、フィルターケース38内の水位が一
時的に低下し、ポンプ6が空気を吸い込んで、それ以上
の吸水が行われない。そのため当該構成を採用する場合
は、より正確な給水量の制御を行うことができる。
【0082】フローチャートの説明に戻ると、給水タイ
マー1の満了がステップ3で確認されると、ステップ4
でタイマー2が始動を開始する。タイマー2の設定時間
は、先のタイマー1のそれに比べて短い。そしてタイマ
ー2が始動を開始すると、ステップ5でモータ100が
切り換えられてモータ100が逆回転をする。
【0083】このようにモータ100を一定時間だけ逆
回転する理由は、給水タンク7内の水面より上に位置す
る吐出管30と製氷皿2の間の給水経路内に残留する水
をポンプ6を介して給水タンク内に回収するためであ
る。
【0084】してポンプ6の逆回転により給水タンク
7と製氷皿2間の給水経路内の残留水を給水タンク7内
に戻した後は給水タンク7内の水面より吐出管30の一
部が上方に位置する為水が給水タンク7と製氷皿2間の
いずれかの経路内に自然に侵入することはない。
【0085】タイマー2の満了がステップ6で確認され
ると、ステップ7でモータ100の回転が停止し、一連
の給水工程を終了する。後は公知の製氷装置と同様に、
製氷皿2内の水を凍結させ、反転装置3で製氷皿2を反
転して離氷し、貯氷容器5に氷を落下させる。
【0086】そして再度給水工程を繰り返す。ここで従
来技術の説明で述べた通り、一回の給水から次の給水ま
では、相当の時間間隔があるが、本実施例の製氷装置1
では、この給水間隔の間に水が空気と接する場合はな
い。
【0087】すなわち本実施例の製氷装置1では、計量
タンクの様な上部が開放された部材に水を張っておく必
要が全くなく、水は必要な時に給水タンク7からくみ出
される。加えて本実施例の製氷装置1では、製氷皿2へ
の所定量の給水が完了すると、配管内に残った水さえも
給水タンク7に回収されてしまう。また給水タンクは空
気抜き管部37を除いて密閉されているので、内部に塵
等が進入する懸念はない。
【0088】本実施例では、ポンプ6の形式としてギア
ポンプを採用した。ギアポンプは、構造が簡単であり、
故障が少ないので、本発明に採用するポンプとして最も
好ましい。しかしながら本発明は、ポンプの形式として
ギアポンプにこだわるものではなく、他の自吸性のある
あらゆるポンプが採用可能である。具体的に例示すれ
ば、ベーンポンプや、アキシャルピストンポンプ、ダイ
アフラムポンプ等の採用が考えられる。
【0089】
【発明の効果】本発明の冷凍冷蔵庫の製氷装置は、ポン
プに自吸性を備えるものを採用し、ポンプの回転によっ
て給水タンクから直接的に水が吸い出され、配管を通じ
て製氷皿に給水される。したがって本発明の製氷装置で
は、給水タンクから製氷皿に至る間に、水が空気と接す
る機会は少ない。そのため本発明の冷凍冷蔵庫の製氷装
置では、水中に塵等が落下したり、異臭ガス成分が混入
して水を汚染することがなく、水を常に清浄な状態に保
ことができる効果がある。その結果本発明の冷凍冷蔵庫
の製氷装置で作られた氷は、すこぶる旨い効果がある。
【0090】また製氷皿への給水後一定時間の間、ポン
プが逆回転される構成においては、給水タンクと製氷皿
間の給水経路内に残留した水が、ポンプを通じて給水タ
ンク内に回収され、吐出管の一部が給水タンクの水面よ
り上に位置しているので水の強制回収後に給水タンク内
の水が給水タンクと製氷皿間の給水経路のいずれかに侵
入することがなく、より完璧な水の清浄性が確保される
効果がある。
【0091】さらに本発明の製氷装置は、管継手部材
(A)と管継手部材(B)の結合によって極めて容易に
給水タンクの装着を行うことができる効果がある。
【0092】また給水タンクの内部にフィルターケース
を有する構成では、フィルターケースは製氷皿への必要
給水量以上の容積を持つため、より正確な給水量の制御
を行うことができる効果がある。
【0093】加えて本発明の冷凍冷蔵庫の製氷装置は、
ポンプがフレームに設けられた壁によって囲まれた中に
配置されているので、ポンプの運転音が外部に洩れず、
運転が静寂である効果がある。
【0094】さらに本発明の冷凍冷蔵庫の製氷装置で
は、ポンプ配置部の底部には水抜き孔が設けられている
ので、万一ポンプのシールから水漏れしても、水が溜ま
ることはなく、故障が少なく、安全性も高い効果があ
る。
【0095】また本発明の冷凍冷蔵庫の製氷装置では、
フレームに、給水タンクを離脱方向に押圧する押圧部材
が設けられているので、給水タンクの装着が節度感をも
って確認でき、給水タンクの誤装着を防止することがで
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体的実施例の製氷装置の概略図
【図2】本発明の具体的実施例の製氷装置の断面図
【図3】図2の製氷装置で採用する給水タンクの断面図
【図4】図3の給水タンクの蓋部分の分解斜視図
【図5】図3の給水タンクの蓋部分の構成を示す断面図
【図6】図3の給水タンクの内部の構成を示す分解斜視
【図7】吐出管の後端部分の変形実施例を示す分解斜視
【図8】吐出管の後端部分の変形実施例を示す断面図
【図9】図2の製氷装置の要部の斜視図
【図10】図2の製氷装置のポンプ周辺の分解斜視図
【図11】図2の製氷装置のポンプの斜視図
【図12】ポンプの吸い込み側に設けたフィルターの断
面図
【図13】図2の製氷装置において給水タンクとフレー
ムの結合時の挙動を示す断面図
【図14】吐出管の管継手(A)とポンプの吸い込み側
に設けられた管継手部材(B)との嵌合状態を示す断面
【図15】本発明の具体的実施例の製氷装置の動作を示
すフローチャート
【図16】従来技術の製氷装置の概略図
【符号の説明】
1 製氷装置 2 製氷皿 3 反転装置 6 ポンプ 7 給水タンク 8 フレーム 9 配管 10 冷凍室 11 冷蔵室 15 タンク本体 16 蓋体 26 ロック部材 30 吐出管 35 管継手部材(A) 36 吸い出し管部 37 空気抜き管部 38 フィルターケース 40 フィルター 60 給水タンク装着部 61 ポンプ配置部 71 管継手部材(B) 72 係合爪 76 シール部材 87 押圧レバー 98 ポンプ本体 99 水抜き孔 100 モータ 101 防振マウント 108 フィルター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 孝 大阪府東大阪市高井田本通3丁目22番地 松下冷機株式会社内 (72)発明者 森本 克彦 大阪府東大阪市高井田本通3丁目22番地 松下冷機株式会社内 (72)発明者 竹内 和吉 大阪府東大阪市高井田本通3丁目22番地 松下冷機株式会社内 (72)発明者 甲田 篤志 大阪府東大阪市高井田本通3丁目22番地 松下冷機株式会社内 (56)参考文献 実開 昭51−120163(JP,U) 実開 昭50−134769(JP,U) 実開 昭51−121353(JP,U)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷蔵室内に設けられ着脱が自在な給水タ
    ンクと、前記冷蔵室より下方に位置する冷凍室内に配設
    した製氷皿と、給水タンクの水を製氷皿に導く自吸性の
    ポンプとを有し、前記給水タンクと前記ポンプとは前記
    給水タンクを冷蔵室内に装着した際に前記給水タンク内
    の水面より上方に位置する部分を有する吐出管の先端に
    設けた管継手部材(A)と前記ポンプの吸い込み側に連
    通する管継手部材(B)とを結合し、前記ポンプの正回
    転により前記給水タンク内の水は前記ポンプを通じて前
    記製氷皿に給水され、前記給水の後には一定時間自動的
    に前記ポンプを逆回転して給水タンク内の水面より上方
    に位置する部分から製氷皿の上部に至る給水経路内の残
    留水を前記給水タンク内に回収させるようにした冷凍冷
    蔵庫の製氷装置。
  2. 【請求項2】 吐出管は給水タンクのタンク本体に覆着
    した蓋体の上面から突出することを特徴とする請求項1
    記載の冷凍冷蔵庫の製氷装置。
  3. 【請求項3】 吐出管に設けられた管継手部材(A)は
    ノズル状をしており、ポンプの吸い込み側に設けられた
    管継手部材(B)は管状であって内部にシール部材が配
    設されており、前記管継手部材(A)は前記管継手部材
    (B)内に挿入され、前記シール部材によって両者の間
    が水密されて前記管継手部材(A)と前記管継手部材
    (B)が結合されることを特徴とする請求項1または2
    に記載の冷凍冷蔵庫の製氷装置。
  4. 【請求項4】 給水タンクは、内部にフィルターケース
    を有し、前記フィルターケースの容積は、製氷皿への必
    要給水量相当であり、且つ前記フィルターケースにはフ
    ィルターが内蔵されていると共に前記吐出管の後端が配
    設されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
    かに記載の冷凍冷蔵庫の製氷装置。
  5. 【請求項5】 給水タンク装着部とポンプ配置部を具備
    するフレームを有し、前記給水タンク装着部には給水タ
    ンクが着脱自在に取り付けられ、ポンプ配置部は底部と
    側面が壁によって囲まれており、ポンプは前記壁によっ
    て囲まれた中に配置されていることを特徴とする請求項
    1乃至4のいずれかに記載の冷凍冷蔵庫 製氷装置。
  6. 【請求項6】 ポンプ配置部の底部には水抜き孔が設け
    られていることを特徴とする請求項5記載の冷凍冷蔵庫
    の製氷装置。
  7. 【請求項7】 着脱自在な給水タンクと、フレームと、
    ポンプと、製氷皿と、これらを結ぶ配管が冷蔵庫内に内
    蔵され、前記給水タンクには内部と連通する吐出管が突
    出しており、前記吐出管の先端にはノズル状の管継手部
    材(A)が設けられていると共に前記管継手部材(A)
    の近辺に当接部が設けられ、前記ポンプは冷蔵室内に設
    けられたフレームに固定され、前記ポンプの吸い込み側
    には管状の管継手部材(B)が設けられており、また前
    記フレームあるいは管継手部材(B)のいずれかには係
    止部材が設けられており、前記給水タンクが冷蔵室に装
    着された際に、吐出管に設けられた前記管継手部材
    (A)とポンプの吸い込み側に設けられた前記管継手部
    材(B)が結合可能であり、且つ前記吐出管に設けられ
    た当接部に前記係合部材が係合し、前記管継手部材
    (A)の前記管継手部材(B)からの離脱を防止するこ
    とを特徴とする冷凍冷蔵庫の製氷装置。
  8. 【請求項8】 フレームには、給水タンクを離脱方向に
    押圧する押圧部材が設けられていることを特徴とする請
    求項7記載の冷凍冷蔵庫の製氷装置。
  9. 【請求項9】 給水タンクはタンク本体と蓋体によって
    構成され、前記蓋体はタンク本体を水密に覆着しかつタ
    ンク本体から取り外し可能であることを特徴とする請求
    項7または8記載の冷凍冷蔵庫の製氷装置。
  10. 【請求項10】 給水タンクと、ポンプと、冷凍室内に
    配設される製氷皿と、これらを結ぶ配管を有し、前記給
    水タンクは上面を開口したタンク本体と、この開口を気
    密的に閉塞する蓋体と、前記蓋体に設けられた吐出管と
    を有する請求項1ないし9のいずれかに記載の冷凍冷蔵
    の製氷装置。
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